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JP5617061B2 - 太陽光発電パネルユニット及び太陽光発電装置 - Google Patents

太陽光発電パネルユニット及び太陽光発電装置 Download PDF

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Description

本発明は、太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換するモジュールを搭載した発電パネルユニット及び発電装置において、風の影響を低減する太陽光発電パネルユニット及び太陽光発電装置に関するものである。
太陽光発電パネルユニットによる発電効率は、パネルの法線方向に太陽が向いている場合が最大である。そこで、パネルが固定の場合はパネルの向きを変えることはできないが、パネルの向きを可変できる場合でも、装置の安全のために退避動作を行う風速を超えない限り、太陽が照って発電できる状態であれば風が吹いていてもパネルの向きを変えることはない。
したがって、装置の安全性向上のために、パネルで受ける風荷重を小さくすることが必要である。
パネルの受ける力が最大になるのは、パネル面に垂直な方向から風が吹く場合である。この場合に、パネルが受ける風荷重をF、空気の密度をρ、風速をV、パネルの面積をS、抵抗係数をCとすると、式1の関係がある。
(数1)
F=1/2 ρVSC ......(式1)
太陽光から照射される単位面積当たりのエネルギーは決まっているので、発電パネルの発電効率が高くなると、同じ発電量を得るために必要なパネルの面積Sを小さくできる。一般の発電パネルの発電効率は、シリコン系材料を用いたもので理論発電効率が27%であるのに対して、集光型の発電パネルの発電効率は現在40%以上ある。そこで、集光型の発電パネルを用いた方がパネルを小さくできて、パネルが受ける風荷重を下げることができる。
パネルの面積が決まれば、一定の風速Vに対してパネルが受ける風荷重Fを小さくするためには、式1のうちの抵抗係数Cを下げる以外にない。この抵抗係数Cはパネル形状に依存する。
特許文献1には、短冊状の複数のパネルを隣と隙間を有して設ける構造が開示されている。この特許文献1では、パネルの向きを変えるために、個々の短冊状のパネルに個別に長手方向に回転軸がある。そして、個々のパネルが受ける風荷重を下げて、個々の旋回駆動部にかかる荷重を下げている。
特許文献2では、短冊型の複数のパネルを、厚さ方向に間隔を置いた2列とし、隣同士で互い違いの配置にすることが開示されている。特許文献2内の図では、パネルの幅と間隔とは一定であり、パネルの側面には冷却用のフィンが形成されている。また、個々のパネルは一体で、パネルの向きを変える回転軸は1つである。集光型太陽光発電において、発電モジュールには光が全体に当り、2列間でフレーム同士が重なることで光入射側からの面積を最小にしている。
特許文献3では、風荷重についての記載はないが、正方形のパネルを隣同士で厚さ方向に互い違いに3次元配置することが開示されている。特許文献3でも、特許文献2と同様に、集光型太陽光発電において、発電モジュールには光が全体に当り、隣の発電モジュールのフレーム同士が重なることで、パネルの面積を最小にしている。
特公平4−76233号公報 USP2010−0126554号出願公報 USP2011−0056540号出願公報
しかしながら、特許文献1では、太陽側からパネルを見ると隙間があるため、パネルの占める床面積が広くなる課題がある。また、個々のパネルに回転駆動部があるため、機構が複雑で装置が大きくなる課題がある。
特許文献2では、個々のパネルの幅が狭く、隣接するパネルが互い違いのため、パネル同士を繋ぐ部材が多く必要で、発電パネル部の周辺が重くなり、駆動装置又は支える支柱を大きなものにする必要が生じる。
特許文献3でも、パネル同士を繋ぐ部材が多く必要で、発電パネル部の周辺が重くなり、駆動部又は支える支柱を大きなものにする必要が生じる。
本発明は、発電パネルが受ける風荷重を低減できる太陽光発電パネルユニット及び太陽光発電装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の1つの態様にかかる太陽光発電パネルユニットは、第1パネルと、
前記第1パネルの幅方向の一方の側に配置された第2パネルと、
前記第1パネルの前記幅方向の前記一方の側とは反対側の他方の側に配置された第3パネルとを備え、
前記第1パネルと前記第2パネルと前記第3パネルとは、長さが同じで互いに平行であり、前記第1パネルと前記第2パネルとの間及び前記第1パネルと前記第3パネルとの間には、それぞれ、各パネルの表面に直交する方向に隙間を有して段を設け、
前記第1パネルの幅を、前記第2パネルの幅の3倍以上及び前記第3パネルの幅の3倍以上とし、
前記第1パネルの幅と前記第2パネルの幅と前記第3パネルの幅との合計であるパネルユニット全体の幅を1とすると、前記第1パネルの表面と前記第2パネルの表面との間の段差の比率を0.05から0.1の値とする。
本発明の前記態様の太陽光発電パネルユニット及び太陽光発電装置によれば、パネルユニットのどちら側から風が吹いてもパネルが受ける風荷重を、より低減することができる。
本発明のこれらと他の目的と特徴は、添付された図面についての好ましい実施形態に関連した次の記述から明らかになる。この図面においては、
図1は、本発明の第1実施形態の太陽光発電装置を示す斜視図であり、 図2は、本発明の第1実施形態の太陽光発電パネルユニットに用いる発電モジュール部を示す斜視図であり、 図3は、本発明の第1実施形態の太陽光発電装置を支柱より手前でパネルを長手方向に切断した側面図であり、 図4は、本発明の第1実施形態の太陽光発電パネルユニットを図1でパネルを鉛直方向に立てた後に上方から見た平面図であり、 図5は、本発明の第1実施形態の太陽光発電装置において太陽光発電パネルユニットを太陽の方向に向ける作業のブロック図であり、 図6は、本発明の第1実施形態を含む太陽光発電パネルユニットが受ける風荷重と中央のパネル1の幅との関係をパネルの表面に垂直に吹く風の向きで比較した関係図であり、 図7Aは、本発明の第1実施形態を含む太陽光発電パネルユニットが受ける最大風荷重と中央のパネル1の幅との関係をパネルの段差で比較した関係図であり、 図7Bは、図7Aと図9で使用する風荷重のデータの図であり、 図7Cは、太陽光発電パネルユニットが2軸対称形の場合の太陽光発電パネルユニットが受ける最大風荷重と中央のパネル1の幅との関係をパネルの段差で比較した関係図であり、 図8Aは、本発明の第1実施形態の太陽光発電パネルユニットの近傍で流れる空気の方向を示した模式図であり、 図8Bは、本発明の第1実施形態の太陽光発電パネルユニットの近傍で流れる空気の方向を示した模式図であり、 図8Cは、本発明の第1実施形態の太陽光発電パネルユニットの近傍で流れる空気の方向を示した模式図であり、 図8Dは、本発明の第1実施形態の太陽光発電パネルユニットの段差と隙間とを説明するための説明図であり、 図9は、本発明の第1実施形態を含む太陽光発電パネルユニットが受ける最大風荷重とパネルの段差との関係を中央のパネル1の幅で比較した関係図であり、 図10は、本発明の第1実施形態を含む太陽光発電パネルユニットが受ける最大風荷重とパネルの厚さとの関係を示した関係図であり、 図11は、本発明の第1実施形態の太陽光発電パネルユニットでの風荷重と風速との関係図であり、 図12Aは、風速60m/sでの中央パネルが隣のパネルより風上に位置する場合の流線分布図であり、 図12Bは、風速2m/sでの中央パネルが隣のパネルより風上に位置する場合の流線分布図であり、 図13Aは、風速60m/sでの中央パネルが隣のパネルより風下に位置する場合の流線分布図であり、 図13Bは、風速2m/sでの中央パネルが隣のパネルより風下に位置する場合の流線分布図であり、 図14Aは、本発明の第2実施形態の太陽光発電パネルユニットを短手方向に切断した模式断面図であり、 図14Bは、本発明の第2実施形態の太陽光発電パネルユニットを短手方向に切断した模式断面図であり、 図15Aは、本発明の第3実施形態の太陽光発電パネルユニットを短手方向に切断した模式断面図であり、 図15Bは、本発明の第3実施形態の太陽光発電パネルユニットを短手方向に切断した模式断面図であり、 図16は、従来の太陽光発電パネルユニットを短手方向に切断した模式断面図であり、 図17は、本発明の第1実施形態の太陽光発電パネルユニットの正面図であり、 図18は、本発明の第1実施形態にかかる太陽光発電パネルユニットにおいて、第1パネル(第2パネル又は第3パネル)の長手方向から見た発電パネルユニットを示す図である。
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
まず、本発明にかかる実施の形態を説明する前に、本発明の基礎となった知見について説明する。
従来よりも、各発電パネルが受ける風荷重を低減するためには、(1)太陽光を受ける方向に各パネルを向けるので、各パネルが受ける風荷重を小さくしたいという課題と、(2)風の吹く方向は不規則なので、各パネルが受ける風荷重が最大になる垂直入射の場合に、各パネルの表裏のどちら側から風がパネルに吹いても風荷重を小さくしたいという課題とを解決する必要がある。
ここで、パネルが受ける風荷重については、特許文献2の場合に、横に配置したパネル同士に厚さ方向の隙間を設けて風荷重を低減したことが記載されている。
そこで、特許文献2について、風荷重がどの程度であるかを実験で確認した。
具体的には、短い方の一辺が10cmで互い違いに配置したパネル91同士の隙間が4cmとしている。そこで、後に検討する発明の実施形態の実施例と比べるため、比較例としてパネルユニット全体の大きさを一辺1mの正方形とし、厚さ3cmで長さ1mの9枚の均等幅の短冊パネル91を隙間寸法が4cmで互い違いに配置し、風がパネル91の表面に垂直な方向から20m/sで一様に吹く場合の風荷重を数値解析した。構成図を図16に示す。図16中の矢印は風向きを表す。ここで、パネル91の厚さを3cmとしたのは、後に発明者が検討する実施例の場合のパネルの厚さと同様にするためである。風速20m/sは、発電動作を行う上限であり、この風速を超えると、安全のため退避姿勢を採ることを想定した値である。パネルユニットを風に対して対称形にしたのは、パネル91を支える支柱に回転モーメントがかからないように、発明者が考慮したものである。
解析ソフトは(株)ソフトクレイドルのSCRYU TETRAを用い、SSTk−ωモデルで定常解析を行った。
実験結果としては、パネルが受ける風荷重は277Nであった。
一方、パネルの一辺が1mで厚さが3cmの平板の場合に、同様に風がパネル面に垂直な方向から20m/sで一様に吹く場合は、パネルが受ける風荷重は307Nであった。
これから、風荷重は特許文献2の構成にしても、平板の場合の10%ほどしか風荷重が低減しないことがわかった。
そこで、本発明者が鋭意検討したところ、各パネルの幅と、パネルユニット全体の幅と、パネル間の段差との間で特定の配置構造とすれば、従来よりも風荷重を大きく低減させることができることを見出し、本発明に至った。
以下、図面を参照して本発明における実施形態を詳細に説明する前に、本発明の種々の態様について説明する。
本発明の第1態様によれば、第1パネルと、
前記第1パネルの幅方向の一方の側に配置された第2パネルと、
前記第1パネルの前記幅方向の前記一方の側とは反対側の他方の側に配置された第3パネルとを備え、
前記第1パネルと前記第2パネルと前記第3パネルとは、長さが同じで互いに平行であり、前記第1パネルと前記第2パネルとの間及び前記第1パネルと前記第3パネルとの間には、それぞれ、各パネルの表面に直交する方向に隙間を有して段を設け、
前記第1パネルの幅を、前記第2パネルの幅の3倍以上及び前記第3パネルの幅の3倍以上とし、
前記第1パネルの幅と前記第2パネルの幅と前記第3パネルの幅との合計であるパネルユニット全体の幅を1とすると、前記第1パネルの表面と前記第2パネルの表面との間の段差の比率を0.05から0.1の値とする、
太陽光発電パネルユニットを提供する。
前記態様によれば、パネルユニットのどちら側から風が吹いてもパネルが受ける風荷重を、より低減することができる。
本発明の第2態様によれば、前記パネルユニット全体の幅を1とすると、前記第1パネルの表面と前記第2パネルの表面との間の段差から前記第1パネルの厚さを引いた値である、前記隙間の寸法の比率を0.02から0.07の値とする、
第1の態様に記載の太陽光発電パネルユニットを提供する。
前記態様によれば、前記パネルユニット全体の幅に対する前記隙間の寸法との比率を0.02から0.07の値とすることにより、パネルが受ける風荷重を、より確実に、低減することができる。
本発明の第3態様によれば、前記パネルユニット全体の幅を1とすると、各パネルの厚さの比率を0.01から0.05の値とする、
第1又は2の態様に記載の太陽光発電パネルユニットを提供する。
前記態様によれば、前記パネルユニット全体の幅に対する各パネルの厚さの比率を0.01から0.05の値とすることにより、パネルが受ける風荷重を、より確実に、低減することができる。
本発明の第4態様によれば、前記第1パネルの前記表面に直交しかつ幅方向の中心軸を通る平面に対して、前記第2パネルと前記第3パネルとが対称に配置されている、第1〜3のいずれか1つの態様に記載の太陽光発電パネルユニットを提供する。
前記態様によれば、前記第1パネルの前記表面に直交しかつ幅方向の中心軸沿いに支柱などでパネルユニットを支持すれば、中心軸周りの回転モーメントを抑制することができて、パネルが受ける風荷重を、より確実に、低減することができる。
本発明の第5態様によれば、前記パネル同士の間の支持は、前記パネルの幅方向又は厚さ方向とする、第1〜4のいずれか1つの態様に記載の太陽光発電パネルユニットを提供する。
前記態様によれば、前記第1パネルと前記第2パネルとの間および前記第1パネルと前記第3パネルとの間でパネルの幅方向に流れる空気が妨げられないため風荷重を低減することができる。
本発明の第6態様によれば、前記各パネルは複数の集光型太陽光発電素子で構成されている、第1〜5のいずれか1つの態様に記載の太陽光発電パネルユニットを提供する。
前記態様によれば、集光型の発電パネルユニットとすることができて、集光型以外の発電パネルユニットよりも、パネルユニットを小さくすることができる。
本発明の第7態様によれば、前記集光型太陽光発電素子を覆う集光部材が各パネルの表面に直交する方向において隣接するパネルとは互いに重ならない、第6の態様に記載の太陽光発電パネルユニットを提供する。
前記態様によれば、太陽光発電の効率低下を避けつつ、パネルが受ける風荷重を、より低減することができる。
本発明の第8態様によれば、前記集光型太陽光発電素子と集光部材との間に空気層を設けない、第6又は第7の様態に記載の太陽光発電パネルユニットを提供する。
前記態様によれば、小型の太陽光発電パネルでもパネルを薄くできるのでパネル間で隙間を有する低い段差を形成できるため、パネルが受ける風荷重を低減することができる。
本発明の第9態様によれば、第1パネルと、
前記第1パネルの幅方向の一方の側に配置された第2パネルと、
前記第1パネルの前記幅方向の前記一方の側とは反対側の他方の側に配置された第3パネルとを備え、
前記第1パネルが、前記第2パネル及び前記第3パネルの風上側に配置され、
前記第1パネルと前記第2パネルと前記第3パネルとは、長さが同じで互いに平行であり、前記第1パネルと前記第2パネルとの間及び前記第1パネルと前記第3パネルとの間には、それぞれ、各パネルの表面に直交する方向に隙間を有して段を設け、
前記第1パネルの幅を、前記第2パネルの幅の3倍以上及び前記第3パネルの幅の3倍以上とし、
前記第1パネルの表面に入射した風が前記第1パネルの表面に沿って両側に向かう空気流を形成し、前記第2パネル及び前記第3パネルに向かってくる風が、前記第2パネル及び前記第3パネルに到達する前に、前記第1パネルの表面に沿って両側に向かう前記空気流とそれぞれ衝突して、前記第2パネル及び前記第3パネルにそれぞれ向かってくる風を前記第2パネル及び前記第3パネルよりも外側にそれぞれ吹き飛ばす、太陽光発電パネルユニットを提供する。
前記態様によれば、前記第1パネルの表面に沿って両側に向かう前記空気流が、前記第2パネル及び前記第3パネルにそれぞれ向かってくる風と衝突して、前記第2パネル及び前記第3パネルよりも外側にそれぞれ吹き飛ばすことができ、第2パネル及び第3パネルの表面(風上面)が受ける正圧が小さくなり、パネルユニット全体が受ける風荷重をさらに減少させることができる。
本発明の第10態様によれば、第1パネルと、
前記第1パネルの幅方向の一方の側に配置された第2パネルと、
前記第1パネルの前記幅方向の前記一方の側とは反対側の他方の側に配置された第3パネルとを備え、
前記第1パネルが前記第2パネル及び前記第3パネルの風下側に配置され、
前記第1パネルと前記第2パネルと前記第3パネルとは、長さが同じで互いに平行であり、前記第1パネルと前記第2パネルとの間及び前記第1パネルと前記第3パネルとの間には、それぞれ、各パネルの表面に直交する方向に隙間を有して段を設け、
前記第1パネルの幅を、前記第2パネルの幅の3倍以上及び前記第3パネルの幅の3倍以上とし、
前記第1パネルの表面に入射した風が前記第1パネルの表面に沿って両側に向かう空気流を形成し、前記空気流が、前記第1パネルと前記第2パネルとの前記隙間及び前記第1パネルと前記第3パネルとの前記隙間にそれぞれ入り込み、前記第2パネル及び前記第3パネルのそれぞれの裏面に沿った流れになる、太陽光発電パネルユニットを提供する。
前記態様によれば、前記第1パネルの表面に沿って両側に向かう空気流が、前記隙間に入り込み、前記第2パネル及び前記第3パネルのそれぞれの裏面に沿った流れになるため、第2パネル又は第3パネルの裏面(風下面)が受ける負圧の絶対値が小さくなり、パネルユニット全体が受ける風荷重を減少させることができる。
本発明の第11態様によれば、第1パネルと、
前記第1パネルの幅方向の一方の側に配置された第2パネルと、
前記第1パネルの前記幅方向の前記一方の側とは反対側の他方の側に配置された第3パネルとを備え、
前記第1パネルが、前記第2パネル及び前記第3パネルの風上側に配置され、
前記第1パネルと前記第2パネルと前記第3パネルとは、長さが同じで互いに平行であり、前記第1パネルと前記第2パネルとの間及び前記第1パネルと前記第3パネルとの間には、それぞれ、各パネルの表面に直交する方向に隙間を有して段を設け、
前記第1パネルの幅を、前記第2パネルの幅の3倍以上及び前記第3パネルの幅の3倍以上とし、
前記第1パネルの表面に入射した風が前記第1パネルの表面に沿って両側に向かう空気流を形成し、前記空気流が、前記第1パネルと前記第2パネルとの前記隙間及び前記第1パネルと前記第3パネルとの前記隙間にそれぞれ入り込み、前記第1パネルの裏面に沿った流れとなる、太陽光発電パネルユニットを提供する。
前記態様によれば、前記第1パネルの表面に沿って両側に向かう空気流が、前記隙間に入り込み、前記第1パネルの裏面に沿った流れとなるため、第1パネルの裏面(風下面)が受ける負圧の絶対値が小さくなり、パネルユニット全体が受ける風荷重を減少させることができる。
本発明の第12態様によれば、第1〜11のいずれか1つの態様に記載の太陽光発電パネルユニットと、
前記太陽光発電パネルユニットを仰角と方位角との方向にそれぞれ独立して動かす姿勢駆動部と、
前記全てのパネルを支える支柱と、
前記姿勢駆動部からの情報を基に、前記姿勢駆動部を制御して前記太陽光発電パネルユニットの向きを太陽の方向に追尾させるコントローラとを備える、太陽光発電装置を提供する。
前記態様によれば、パネルユニットのどちら側から風が吹いてもパネルが受ける風荷重を、より低減することができる。また、パネルの数が少なく、かつ、パネルが薄くパネル間の段差も小さいことからパネル同士を繋ぐ部材も少なくて良くなり、パネル周辺部も含めたパネルの重量が軽くできる。そこで、パネルを支える支柱への荷重及びモーメントが減って安全性が向上するだけでなく、パネルを動かすエネルギーが低減できる。
本発明の第13態様によれば、前記第1パネルと前記第2パネルと前記第3パネルとのそれぞれの長手方向を前記支柱の長手方向沿いに配する第12の態様に記載の太陽光発電装置を提供する。
前記態様によれば、第1パネルが第2パネル又は第3パネルより支柱側にある構造の場合だけでなく、第1パネルより第2パネル又は前記第3パネルの方が支柱側にある構造の場合においても、支柱に最接近するのは第1パネルである。なお、第2パネル及び第3パネルを有するにもかかわらず、第2パネル及び第3パネルは支柱と接触しづらいため、パネルユニットを支えるジョイントの回転中心とパネルユニットとの距離を第1パネルと支柱のみの場合と同様の長さにまで第1パネルと支柱との距離を短くできる。その結果、支柱にかかる回転モーメントが急増することを低減できる。
本発明の第14態様によれば、前記第1パネル、前記第2パネル、及び前記第3パネルの表面から見た面における、前記第1パネルと前記第2パネル又は前記第3パネルとの境界線が、前記支柱の長手方向と交差する場合に、前記第1パネルは、前記第2パネル及び前記第3パネルよりも前記支柱に近い位置に配される、請求項12に記載の太陽光発電装置を提供する。
前記態様によれば、支柱に最接近するのは前記第1パネルである。そこで、第2パネルパネル及び第3パネルと支柱とが接触する可能性を低減できる。また、第1パネルと支柱のみの場合と同様の長さにまで第1パネルと支柱との距離を短くできるため、支柱にかかる回転モーメントが急増することを低減できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態における太陽光発電パネルユニット101を搭載した太陽光発電装置810の斜視図である。
図1において、101は発電パネルユニットである。発電パネルユニット101は、中央に配置された四角形(一例として長方形)板状の第1パネル102と、第1パネル102の幅方向の両側部の外側に隣接して配置された四角形(一例として長方形)板状の第2パネル103と四角形(一例として長方形)板状の第3パネル104とで構成される。
第1パネル102と第2パネル103と第3パネル104とは長さPLが同じで(図17参照)互いに平行である。
第1パネル102と第2パネル103との間及び第1パネル102と第3パネル104との間には、それぞれ、各パネルの表面に直交する方向に隙間G1,G2を有して段を設けている。すなわち、第1パネル102に対して、第2パネル103と第3パネル104とが一段下方にずれた状態で配置されるように、第1パネル102と第2パネル103と第3パネル104とが支柱107で支持されている。このとき、太陽光発電の効率低下を避けるため、第1パネル102に対して、第2パネル103と第3パネル104とは重ならないように配置している。より具体的には、一例として、図1の上部と下部の2箇所で、第1パネル102の幅方向(短辺沿いの方向)沿いに延びた梁115で、第1パネル102と第2パネル103とを連結して支持するとともに、第1パネル102と第3パネル104とを連結して支持する。第1パネル102は、その裏面で、後述するように、支柱107に回転可能に支持されている。
また、詳しくは、後述するように、第1パネル102の幅W1を、第2パネル103の幅W2の3倍以上及び第3パネル104の幅W3の3倍以上としている。また、第1パネル102の幅W1と第2パネル103の幅W2と第3パネル104の幅W3との合計であるパネルユニット全体の幅Wtを1とすると、第1パネル12の表面と第2パネル103の表面との間の段差DLの比率を0.05から0.1の値としている(図17参照)。ここで、段差DLとは、図8Dに示すように、第1パネル102の表面と第2パネル103又は第3パネル104の表面との間の寸法を意味する。
また、3枚のパネル102,103,104は、第1パネル102の長手方向の中心軸及び幅方向の中心軸に対して、それぞれ、2段3枚の対称形として、風荷重が第1パネル102の中心軸に対して上下対称かつ左右対称に作用するようにしている。
また、各パネルの厚さTは同じとしている。
第1パネル102の一部であるA部の拡大図を図2に示す。図2において、105は発電モジュール、106は発電モジュール105を支持する基盤である。見やすくするため、発電モジュール105は1個のみ示した。発電パネルユニット101の第1パネル102と第2パネル103と第3パネル104とのそれぞれは、基盤106上に配置された多数の発電パネルユニット101で構成されている。
第1パネル102と、第2パネル103と、第3パネル104とは、それぞれ、発電モジュール105と、その発電モジュール105の土台である基盤106とで構成される。発電モジュール105は集光型であり、一例として、1個の大きさが一辺5cmの正方形で厚さ2cmである。発電モジュール105は、集光部材と、集光部材で集光された光のエネルギーを電気のエネルギーに変換する発電素子と、発電素子に接続される電気配線とで構成される。発電モジュール105に用いる集光部材は、凸レンズの集合体でも、フレネルレンズでも良い。よって、第1パネル102に対して、第2パネル103と第3パネル104とは重ならないように配置しているということは、一例として集光型太陽光発電素子である発電モジュール105を覆う集光部材が各パネルの表面に直交する方向において隣接するパネルとは互いに重ならないことを意味している。
発電モジュール105の厚さを2cmにするためには集光部材の厚さは更に薄くなる。この場合、焦点距離も発電モジュール105の厚さの中に収める必要があるので、一例として、集光部材と発電素子とは直付けとする。そのように構成する理由は、以下の通りである。すなわち、空気の屈折率は1であるので、空気層を挟むと、光学部材だけの場合と比較すると実際の光路長が長くなるだけでなく、界面の数が増える。このため、界面での反射により、発電素子に入射する光量が低下することになるからである。発電モジュールの組立精度又は剛性を向上させる観点からも、一例として、集光部材と発電素子とは直付けとする。
一例として、基盤106は、アルミニウム製で構成され、発電モジュール105からの放熱も行い、厚さは1cmである。そこで、一例として、発電モジュール105と基盤106との厚さから、パネル102,103,104の厚さは3cmである。
太陽からの光のエネルギーの全てを発光素子で電気エネルギーに変換できてはいないので、発電素子では熱が発生して、発電素子の温度が上がる。そこで、発電モジュール105は、集光部材で集光しない場合より、1個の大きさを小さくする必要が生じる。このような構造にすれば、パネル102,103,104の形の自由度が上がることになる。
発電パネルユニット101を横方向から見て支柱107より手前で縦に切断後に、支柱107より手前から見た側面図を図3に示す。ジョイント108は、三角形状板材の底面が第1パネル102の裏面に固定され、頂部が支柱107に回転可能に接続されている。ジョイント108の下には、仰角駆動装置109が設けられ、さらに下には方位角駆動装置110が設けられて、支柱107と連結されている。仰角駆動装置109と方位角駆動装置110とで姿勢駆動部の一例を構成している。
発電パネルユニット101と梁115との配置が分かりやすいように、図1で発電パネルユニット101を、パネル表面が鉛直方向沿いとなるように立てたのちに、上から見た、発電パネルユニット101と梁115とのみを記載した平面図を図4に示す。ここで、梁115は、中間部が屈曲して棒状の部材で構成し、発電パネルユニット101を形成する第1パネル102と第2パネル103と第3パネル104とを裏面(図4の下方向)から支える構造をしている。このように梁115で支持された構造では、第1パネル102の表面と第2パネル103の表面と第3パネル104の表面とが互いに平行になっている。
仰角駆動装置109は、モータ111と、モータ111に連結されかつ歯車を用いた減速機構113とで構成されている。モータ111はコントローラ800により正逆回転制御される。減速機構113は、ジョイント108とモータ111とを連結して、コントローラ800のモータ111の駆動制御により、減速機構113とジョイント108とを介して、発電パネルユニット101を水平方向に対して上方向に所望の角度だけ傾斜させることができる。
方位角駆動装置110は、モータ112と、モータ112に連結されかつ歯車を用いた減速機構114とで構成されている。モータ112はコントローラ800により正逆回転制御される。減速機構114は、仰角駆動装置109と支柱107との間に配置されている。コントローラ800のモータ112の駆動制御により、減速機構114を介して、支柱107に対して仰角駆動装置109を支柱107の軸周りに所望の角度だけ正逆回転させることができる。このように、仰角方向及び回転方向を含めてモータ111と112を制御することで、発電パネルユニット101の仰角と方位角とを変更し、発電パネルユニット101の表面に対する法線方向に太陽が来るように調整する。そこで、発電パネルユニット101を形成する、第1パネル102と、第2パネル103と、第3パネル104とは互いに平行である必要がある。
図5に、発電パネルユニット101を太陽の方向に向ける方法をフローチャートで示す。
太陽光発電装置を設置した当初は、狙いの方向とずれたことによる設置誤差又は自重で撓むなどの装置誤差がある。また、時間が経過すると、発電パネルユニット101の装置自体が経時変化による誤差を生じる。そこで、調整時は、以下の手順で行う。
太陽の位置は、日時と緯度経度の場所とから公式を用いて計算で求められるので、まず、公式により仰角と方位角とを求める(ステップS1参照)。
次に、ステップS1で求めた仰角と方位角とに誤差補正量を加える。ただし、誤差補正量の初期値は0とする。
次に、ステップS2で求めた仰角と方位角との結果を基に、コントローラ800で仰角駆動装置109と方位角駆動装置110とをそれぞれ独立して駆動制御して、発電パネルユニット101の表面の向きを太陽の方向に向ける(ステップS3参照)。
次に、コントローラ800により、仰角駆動装置109と方位角駆動装置110とを駆動制御して、この位置を中心にして発電パネルユニット101を仰角方向と方位角方向とに少しずつ動かすディサ動作を行いながら発電量を発電量モニタ装置(図示せず)でモニタする(ステップS4参照)。
そして、発電量が最大になる位置と計算による仰角と方位角との誤差量とを求め、誤差補正量として記憶する(ステップS5参照)。ここで、計算による仰角と方位角との値は、発電量が最大になった時刻での値を用いる。ディサ動作に時間を要した場合は、時間差による誤差が加わるためである。
以後の通常の稼働時には、太陽軌道の公式から求めた仰角と方位角とにそれぞれの誤差補正量を加えた値を補正後の仰角と方位角として、コントローラ800から仰角駆動装置109と方位角駆動装置110とをそれぞれ独立して駆動して、発電パネルユニット101の表面の向きを太陽の方向に向けるようにする(ステップS1〜ステップS3の繰り返しを参照)。
ここでは、ディサ動作をしてパネルによる発電量から太陽の向きを求め、仰角と方位角との誤差補正量を算出したが、別途、太陽光の向きを検出する装置を使って、仰角と方位角との誤差補正量を算出しても良い。
もちろん、太陽の向きを確認する場合には太陽が照っていて発電パネルユニット101は陰っていないことが必要である。
一例として、各発電パネル102,103,104の長さを1mとし、厚さ3cmの短冊型とし、第1パネル102の幅が0.6mとし、第2パネル103及び第3パネル104の幅がそれぞれ0.2mで、第1パネル102と第2パネル103又は第3パネル104との段差が7cmで、第1パネル102と第2パネル103又は第3パネル104との隙間寸法が4cmの場合について、風速20m/sの一様流が各パネルの表面に垂直に入射する場合の風荷重を数値解析した。風速20m/sは通常稼動時の最大風速を想定している。
発電パネルユニット101は、発電中には風の向きによって発電パネルユニット101の向きを変えるわけにはいかないため、発電パネルユニット101がどちらの方向を向いていても、風荷重が小さくなる必要がある。そこで、発電パネルユニット101に対して風の吹く方向を、発電パネルユニット101の表側からと裏側からとの両方の場合について求めた。
第1パネル102が第2パネル103又は第3パネル104より風上にある場合の風荷重は249Nで、風が反対向きの場合には風荷重は242Nであった。
その結果、共に比較例の場合の277Nより、風荷重が小さくなることがわかった。
良好な結果が得られたので、発電パネルユニット101の数を同様に、2段3枚の対称形とし、中央の第1パネル102の幅を0.2mから0.8mまで0.1mおきに変えた場合の風荷重を求めた結果を、図6に示す。図6中の菱形のマークは、中央の第1パネル102が第2パネル103及び第3パネル104より風上に位置する場合である。図6中の丸形のマークは、反対に、中央の第1パネル102が第2パネル103及び第3パネル104より風下に位置する場合を示している。第2パネル103と第3パネル104との幅は同じで、発電パネルユニット全体の幅は1mであり、風速は20m/sである。第1パネル102が他のパネル(第2パネル103又は第3パネル104)より風上側にある場合は、第1パネル102の幅が広くなるにつれて、風荷重が下がる傾向にある。一方、第1パネル102が他のパネルより風下側にある場合は、第1パネル102の幅が0.6mのところで最小になる傾向がある。なお、パネルの一辺が1mで厚さが3cmの平板の場合には、同様に風がパネル面に垂直な方向から20m/sで一様に吹く場合は、パネルが受ける風荷重は307Nであった。
この結果、中央の第1パネル102の幅をある範囲内とすることで、風が発電パネルユニット101のどちら側から吹いても、風荷重を小さくできることが明らかになった。
そこで、別の例として、各発電パネル102,103,104の長さを1mとし、厚さ3cmで2段3枚の対称形の短冊型とし、段差が5cm、7cm、9cmについて中央の第1パネル102の幅を0.2mから0.8mまで0.1mおきに変えた場合の風荷重を求めた。第2パネル103と第3パネル104との幅は同じで、発電パネルユニット全体の幅は1mとし、風速は20m/sとした。図7A中の菱形のマークは段差寸法が5cmであり、四角形のマークは段差寸法が7cmであり、丸形のマークは段差寸法が9cmである。また、中央の第1パネル102が第2パネル103及び第3パネル104より風上に位置する場合と、逆の場合との両方の風荷重を求めた。結果を図7A及び図7Bに示す。図7A及び図7Bでの風荷重は、パネルの表裏両面に垂直な方向から風がそれぞれ吹く2通りの場合のうち、大きい方の値を選択した。
図7A及び図7Bの結果から、風がパネルのどちらの方向から吹いてもパネルが受ける風荷重が小さくなるのは、中央のパネルの幅が0.6m以上の場合であることがわかる。
これらの検討は1軸方向に対称な形状で起こったが、同様のことが直交する2軸方向に対称な場合、すなわち、中央のパネルは正方形の板で、周囲のパネルが幅一定のロの字型の板の場合にも当てはまることが考えられる。
そこで、中央の正方形の周りを幅一定のロの字型のパネルが囲む厚さ3cmの2段形状について検討した。段差が5cm、7cm、9cmについて中央の第1パネルの幅を0.4mから0.8mまで0.1mおきに変えた場合の風荷重を求めた。発電パネルユニット101全体の幅は1mとし、風速は20m/sとした。中央の第1パネル周囲のパネルより風上に位置する場合と、逆の場合との両方の風荷重を求め、大きい値の方を選択した結果を図7Cに示す。図7Aのように急激に風荷重が下がるところがないことがわかる。特に中央のパネルが風下になる場合にパネルが受ける風荷重が減少する兆しは見られなかった。
次に、この現象の発生メカニズムを明らかにするために、流線分布とパネルユニットの風上面(パネル表面)及び風下面(パネル裏面)が受ける力とを調べた。
発電パネルユニット101近傍の風の流れの模式図を図8A,図8B,図8Cに示す。発電パネルユニット101は長手方向の中央部で切断した断面図である。図8A及び図8Bは、第1パネル102が第2パネル103及び第3パネル104より風上にある場合を示している。図8Cは、第1パネル102が第2パネル103及び第3パネル104より風下にある場合を示している。
第1パネル102が第2パネル103及び第3パネル104より風上にある場合、図8A及び図8Bに示すように、まず、第1パネル102に当った風W1は、第1パネル102の表面に沿って、矢印AR1のように、外側に流れる。
第1パネル102の幅を徐々に広くしていくと(具体的には、第1パネル102の幅が0.5m以上となると)、図8Aに示すように第1パネル102と第2パネル103との隙間G1及び第1パネル102と第3パネル104との隙間G2に流入した空気AR2が、矢印AR3のように、第1パネル102の裏面(風下面)に沿って流れるようになる。その結果、第1パネル102の裏面(風下面)が受ける負圧の絶対値が小さくなり、パネルユニット全体が受ける風荷重は減少する。ここで、図8Dに示すように、第1パネル102と第2パネル103との隙間G1とは、第1パネル102の裏面と第2パネル103の表面との間の間隔を意味する。よって、第1パネル102と第2パネル103との段差DLとは、第1パネル102の表面と第2パネル103の表面との間の寸法であり、言い換えれば、第1パネル102の厚さと隙間寸法との合計寸法でもある。
さらに、第1パネル102の幅を広くしていくと(具体的には、第1パネル102の幅0.7m以上に広くすると)、第1パネル102の表面に沿って外側に流れる空気AR1の量が増していく。そして、図8Bに示すように第1パネル102と第2パネル103との隙間G1及び第1パネル102と第3パネル104との隙間G2に空気が流入しなくなり、第1パネル102の表面に沿った空気流AR1が第2パネル103又は第3パネル104に向かってきた風W1と衝突して、矢印AR4のように、外に吹き飛ばすようになる。その結果、第2パネル103及び第3パネル104の表面(風上面)が受ける正圧が小さくなり、パネルユニット全体が受ける風荷重はさらに減少する。
第1パネル102が第2パネル103及び第3パネル104より風下にある場合(第1パネル102の幅は図8Aと同じでかつ第1パネル102の幅は0.4m以上である場合)も、図8Cに示すように、第1パネル102に当った風W1は第1パネル102の表面に沿って、矢印AR5のように、外側に流れる。そして、第1パネル102と第2パネル103との隙間G1又は第1パネル102と第3パネル104との隙間G2を通過して、矢印AR6のように、第2パネル103の裏面(風下面)又は第3パネル104の裏面(風下面)に沿ってさらに外向きに流れる。
このAR6の流れは、第1パネル102と第2パネル103との隙間G1及び第1パネル102と第3パネル104との隙間G2が狭いために、隙間に流入する空気量が多く流速が増して、発生する。
第1パネル102の幅を徐々に広くしていくと、第1パネル102の表面に沿って流れた空気AR5は第2パネル103又は第3パネル104の裏面(風下面)に沿って流れるようになる。その結果、第2パネル103又は第3パネル104の裏面(風下面)が受ける負圧の絶対値が小さくなり、パネルユニット全体が受ける風荷重は減少する。
以上の結果から、風荷重が小さくなるメカニズムは、中央の第1パネル102に当った風W1が第1パネル102の表面に沿って流れた後に、隣のパネル103,104に向かって流れてきた風W1と衝突することと、隣のパネル103,104の裏面(風下面)に沿った流れができることとに起因することがわかった。
この構成から、隣接するパネル102,103又は102,104間の隙間G1又はG2が同じでも、パネルの厚さが異なると、段差が異なることになる。図8Cのように、第1パネル102が第2パネル103又は第3パネル104より風下になる配置において、隙間寸法が同じで段差が大きくなる、すなわち、パネルが厚くなる場合を検討すると、図6及び図7A及び図7Bで得られたような風荷重の低減は見られなくなった。流線分布を調べると、パネルの外壁で流れの剥離が生じて抵抗が増大することと、中央の第1パネルの表面(風上面)上に空気がよどんで溜まるため、隣接するパネル間の隙間を流れる空気の量も減少し、かつ、パネルの裏面(風下面)に沿って空気が流れなくなることがわかった。
中央パネルが周囲のパネルより風下にある場合、2軸対称では1軸対称に比べて中央のパネルの面積が小さく、また、中央のパネルと周囲のパネルとの段を形成する中央パネルの端の長さが中央パネルの面積に比べて長い。したがって、中央パネルが周囲のパネルより風下にある場合、中央パネルの面に当った風が周囲のパネルの裏面に流れ込む空気の量が2軸対称では1軸対称の場合より少なくなるため負圧解消まで至らないことがわかった。
したがって、発明者らが今回創作したパネルユニットにおいて風がどちら側から吹いても風荷重を低減できる現象は、中央パネルと中央パネルの表面と直交する方向に隙間を空けて小さな段を設けて中央パネルの両側に隣接する2枚のパネルとを配する2段3枚が基本のパネル構造に特有の現象であることがわかった。
先に示したメカニズムから、第1パネル102から第2パネル103と第3パネル104とへ、又は、第2パネル103と第3パネル104とから第1パネル102へとパネルの幅方向に空気が流れることによって風荷重が減少する効果が生じる。したがって、パネルの支持は図4又は図17に示した梁115のように、パネルの幅方向が長手になるようにする必要があり、パネルの長さ方向を長手にして上記パネル間の空気の流れを阻害してはならない。
パネル同士の段差と風荷重との関係を図9及び図7Bに示す。図9及び図7Bでは、中央の第1パネル102の幅が0.4m、0.5m、0.6m、0.7mの場合を示している。各発電パネル102,103,104の長さを1mとし、厚さ3cmで2段3枚の対称形の短冊型とし、パネルユニット全体の幅は1m、風速は20m/sである。風荷重としては、パネルの表面及び裏面に垂直な方向から風がそれぞれ吹く2通りの場合のうち、風荷重が大きい方の値を選択した。図9及び図7Bから風荷重が小さくなるのは、パネル同士の段差DLが0.05mから0.1mの場合であることがわかる。
次に、パネル厚さと風荷重との関係を図10に示す。各パネル102,103,104の長さを1mとし、2段3枚の対称形の短冊型とし、隣接するパネルの隙間寸法は4cmとし、パネル102,103,104の幅は中央のパネルの幅が0.6mとし、両側のパネルの幅が0.2mとし、風速は20m/sとした。風荷重としては、パネルの表面と裏面とに垂直な方向から風がそれぞれ吹く2通りの場合のうち、風荷重が大きい方の値を選択した。図10から、風荷重が小さくなるのは、パネルの厚さが0.01mから0.05mの場合である。
これまでのパネル形状は、発電パネルユニット101の全体幅を1mとし、長さを1mとすることに対して記述してきた。流体力学では、相似は形状比とレイノルズ数とで決まる。レイノルズ数は、風速と長さとの積を流体の粘度で除した無次元数である。流体の粘度は、物質が決まれば固定される。今回の場合は、空気である。そこで、完全な相似が成立つには、風速と長さとの積を一定にすることになる。
今まで風速20m/sに対して検討してきたが、風速が2m/sから60m/sまで変えた場合の風荷重と流線分布とを検討する。各パネル102,103,104の形状は長さを1mとし、厚さ3cmの短冊型とし、第1パネル102の幅を0.6mとし、第2パネル103と第3パネル104との幅がそれぞれ0.2mとし、かつ、段差を7cmとした。
風速を変えた場合の風速と風荷重との関係を、図11に示す。ここで、図11中の菱形のマークは、中央の第1パネル102が第2パネル103及び第3パネル104より風上に位置する場合である。図11中の四角形のマークは、反対に、中央の第1パネル102が第2パネル103及び第3パネル104より風下に位置する場合を示している。これら2つの場合において、隣接する同じマーク同士を結ぶ線は、共にほぼ重なりあうことが分かる。また、図11中の破線は、傾き2の原点を通る直線である。それぞれのマークが、この直線と平行に分布することから、隣接する同じマーク同士を結ぶ線の傾きが2であり、風荷重が風速の2乗に比例することもわかる。
次に、流速分布について比較する。第1パネル102が第2パネル103及び第3パネル104より風上に位置する場合を、図12A及び図12Bに示す。図12A及び図12Bにおいて、風は上から下向きに吹くとする。ここでは、定常状態を求めているので、発電パネルユニット101の構造の対称性を考慮して、発電パネルユニット101の構造の半分の部分での流速分布だけを示している。左端の線が対称線である。図12Aは風速60m/sの場合で、図12Bは風速2m/sの場合である。図12Aでも図12Bでも、パネルの間の隙間を通った空気が第1パネル102の裏面(風下面)に沿って流れることが分かる。
第1パネル102が第2パネル103及び第3パネル104より風下に位置する場合を、図13に示す。ここでも、発電パネルユニット101の構造の対称性を考慮して、発電パネルユニット101の構造の半分の部分での流速分布だけを示している。左端の線が対称線である。図13Aは風速60m/sの場合で、図13Bは風速2m/sの場合である。図13Aでも図13Bでも、パネルの間の隙間を通った空気が第2パネル103及び第3パネル104の裏面(風下面)に沿って流れることが分かる。
以上から、風速が2m/sから60m/sまで変わっても、本発明の実施形態にかかる前記現象のメカニズムは維持されることが分かる。
先の検討は風速20m/sの場合について行ったので、風速は1/10倍から3倍の範囲で相似であると見做せることになる。そこで、パネルの長さは、少なくとも1/3倍から10倍までは相似であると見做せる。
先の検討は、パネルの一辺の長さとパネルユニット全体幅とが1mの場合について行ったので、長さは1/3mから10mまでは適用できる。相似形では、長さでなく比率が同じであれば成立つ。これは、今までは、長さの単位として「m」を付けて記述していた内容が、「m」を取った比率で成立つことを意味する。
したがって、各パネルに対して風がどちらの方向から吹いてきても風荷重が小さくなるのは、中央の第1パネル102の幅が両側の第2及び第3パネル103,104のそれぞれの幅の3倍以上あり、隣接するパネル同士の段差は、パネルユニット全体の幅を1として、0.05から0.1の場合である。
また、各パネルの厚さは、パネルユニット全体の幅を1として、0.01から0.05の場合が良い。
本発明の第1実施形態の構成の太陽光発電パネルユニット101及びこの発電パネルユニット101を搭載した太陽光発電装置810にすれば、発電パネルユニット101の表裏両面のどちらから発電パネルユニット101に風が吹いても、各パネルが受ける風荷重を、従来よりも小さくできる。
また、パネルの数が少なく、かつ、各パネルが薄くかつ隣接するパネル間の段差も小さいことから、パネル同士を繋ぐ部材も少なくて良くなり、パネルの周辺部も含めたパネルの重量が軽くできる。そこで、全てのパネルを支える支柱107への荷重及びモーメントが減って安全性が向上するだけでなく、第1〜第3パネル102,103,104を動かすエネルギーが低減できる。
パネルの長さが1mより小さいと、発電モジュール105も薄く、集光部材の厚さも薄くなる。この場合、焦点距離も発電モジュール105の厚さの中に収める必要があるので、一例として、集光部材と発電素子とは直付けとする。そのように構成する理由は、以下の通りである。すなわち、空気の屈折率は1であるので、空気層を挟むと光学部材だけの場合と比較すると実際の光路長が長くなるだけでなく、界面の数が増える。このため、界面での反射により発電素子に入射する光量が低下することになるからである。発電モジュールの組立精度又は剛性を向上させる観点からも、一例として、集光部材と発電素子とは直付けとする。
集光部材を透明樹脂で形成する場合は、一例として、特に集光部材は10mmより薄くする必要があり、集光部材と発電素子とを直付けにする。これは、樹脂が1000nm以上の材料固有の波長の光を吸収することに起因する。しかし、透明樹脂のみでは焦点距離が得られなくなる場合もあり、この場合には屈折率が透明樹脂と近いガラスを透明樹脂と一緒に用いることで、界面での反射による透過光量の低下を抑制できる。
集光部材を透明樹脂で形成すると、集光部材の重量が軽くなり、パネルが小さくて軽量になる効果を更に高めることができる。すなわち、パネルを駆動するモータでの消費電力を低減することができる。
他方、パネルの長さが5mとか大きくなると、発電モジュール105の集光部材も大きくなる。この場合は、パネルが重くなる。そこで、集光部材と発電素子との間には長さの余裕があるので、界面での反射による効率低下はあるが、空気層を設けて軽くする方が良くなる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態における太陽光発電パネルユニット101−2の長手方向の中央で切った断面図を図14に示す。
本発明の第1実施形態の発電パネルユニット101では短冊型の2段3枚であったが、本発明の第2実施形態の発電パネルユニット101−2では3段5枚である。すなわち、発電パネルユニット101−2では、発電パネルユニット101の第2パネル103よりも第1パネル102とは反対側に第4パネル125を配置し、発電パネルユニット101の第3パネル104よりも第1パネル102とは反対側に第5パネル126を配置している。第4パネル125と第5パネル126とも、第1パネル102と第2パネル103と第3パネル104とは長さPLが同じで互いに平行である。
また、第4パネル125と第5パネル126との幅は、第2パネル103と第3パネル104との幅以下である。逆に言えば、内側のパネル103,104の幅は外側のパネル125,126の幅以上である。
図14Aは、中央の1段目の第1パネル102が他のパネル103,104,125,126より風上側の場合を示している。図14Bは、中央の1段目の第1パネル102が他のパネル103,104,125,126より風下側の場合を示している。矢印は風向きを示している。
各発電パネル102〜126の長さを1mとし、パネルユニット全体幅を1mとし、各パネルの厚さ3cmの短冊型とし、段差が7cmとする場合について、風速20m/sの一様流がパネルの表面に垂直に入射する場合の風荷重を数値解析した。1段目の第1パネル102の幅、2段目の第2パネル103及び第3パネル104のそれぞれの幅、3段目の第4パネル125及び第5パネル126のそれぞれの幅が、それぞれ、0.6m、0.15m、0.05mとする。この場合、図14Aの配置では風荷重220Nであり、図14Bの配置では風荷重249Nであった。したがって、段数が2段の場合と同様に、段数が3段の場合も、風が発電パネルユニット101−2の表裏両面のどちらの方向から吹いても、従来より低い風荷重を示した。
この発電パネルユニット101−2においても、中央側の第1パネル102の幅の方が、外側の第2パネル103及び第3パネル104の幅よりも広い。1段目の第1パネル102の幅は、2段目の第2パネル103及び第3パネル104のそれぞれの幅の3倍である。また、発電パネルユニット101−2の全体幅を1とすると、隣接するパネル間の段差の比率は0.07であり、隣接するパネル間の隙間寸法の比率は0.04であり、各パネルの厚さの比率は0.03であった。
そこで、1段目の第1パネル102の幅は2段目の第2パネル103及び第3パネル104のそれぞれの幅の3倍以上であり、発電パネルユニット101−2の全体幅を1とすると、隣接するパネル間の段差の比率は0.05から0.1の値の関係を満たす。
第2実施形態にかかる太陽光発電パネルユニット101−2及び太陽光発電装置によれば、段数が2段の第1実施形態の場合と同様に、段数が3段の場合でも、発電パネルユニット101−2の表裏両面のどちら側から発電パネルユニット101−2に風が吹いても、各パネルが受ける風荷重を、従来より低減することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態における太陽光発電パネルユニット101−3の長手方向の中央で切った断面図を図15に示す。
本発明の第1実施形態の発電パネルユニット101では短冊型の2段3枚であったが、本発明の第3実施形態の発電パネルユニット101−3では4段7枚である。すなわち、発電パネルユニット101−3では、発電パネルユニット101−2の第4パネル125よりも第2パネル103とは反対側に第6パネル127を配置し、発電パネルユニット101−2の第5パネル126よりも第3パネル104とは反対側に第7パネル128を配置している。第6パネル127と第7パネル128とも、第1パネル102と第2パネル103〜第5パネル126とは長さPLが同じで互いに平行である。
また、第6パネル127と第7パネル128との幅は、第2パネル103と第3パネル104との幅以下でかつ第4パネル125と第5パネル126との幅以下である。
図15Aは、中央の1段目の第1パネル102が他のパネル103,104,125,126,127,128より風上側の場合を示している。図15Bは、中央の1段目の第1パネル102が他のパネル103,104,125,126,127,128より風下側の場合を示している。矢印は風向きを示している。
各発電パネル102〜128の長さを1mとし、パネルユニット全体幅を1mとし、各パネルの厚さ3cmの短冊型とし、段差が7cmとする場合について、風速20m/sの一様流がパネルの表面に垂直に入射する場合の風荷重を数値解析した。1段目の第1パネル102の幅、2段目の第2パネル103及び第3パネル104のそれぞれの幅、3段目の第4パネル125及び第5パネル126のそれぞれの幅、4段目の第6パネル127及び第7パネル128のそれぞれの幅が、それぞれ、0.5m、0.15m、0.05m、0.05mとする。この場合、図15Aの配置では風荷重202Nであり、図15Bの配置では風荷重248Nであった。したがって、段数が2段の場合得及び3段の場合と同様に、4段の場合も、風が発電パネルユニット101−3の表裏両面のどちらの方向から吹いても、従来より低い風荷重を示した。
この発電パネルユニット101−3においても、中央側の第1パネル102の幅の方が、外側の第2パネル103及び第3パネル104の幅よりも広い。1段目の第1パネル102の幅は、2段目の第2パネル103及び第3パネル104のそれぞれの幅の3倍以上である。また、発電パネルユニット101−3の全体幅を1とすると、隣接するパネル間の段差の比率は0.07であり、隣接するパネル間の隙間寸法の比率は0.04であり、各パネルの厚さの比率は0.03であった。
そこで、1段目の第1パネル102の幅は2段目の第2パネル103及び第3パネル104のそれぞれの幅の3倍以上であり、発電パネルユニット101−3の全体幅を1とすると、隣接するパネル間の段差の比率は0.05から0.1の値の関係を満たす。
前記の結果から、この第3実施形態にかかる発電パネルユニット101−3においても、段数が2段及び3段の第1及び第2実施形態の場合と同様に、段数が4段の場合でも、風が発電パネルユニット101−3の表裏両面のどちらの方向から吹いても、従来より低い風荷重が得られる。
従って、第1〜第3実施形態によれば、段数を2段以上の場合に、風が発電パネルユニット101−3の表裏両面のどちらの方向から吹いても、従来より低い風荷重が得られる。
(変形例)
第1〜第3実施形態では、太陽光発電パネルユニットの各パネルの形状は角が直角に尖った場合を示しているが、角は丸めたり、面取りしても構わない。角をなくした方が、パネル表面から空気の流れが剥離しにくくなり、風荷重の低減が見込まれる。一例として、第1実施形態の発電パネルユニット101の各パネルの各角を丸めた状態を図17に示す。
また、各パネルを支える支柱107に回転モーメントがかからない観点から、中央の第1パネル102の幅の中心線を通り、第1パネル102の広い面でのある表面に垂直方向の面に対して対称とする形状について記しているが、本発明にかかるパネルユニットは、記載条件内であれば、対称でなくとも良い。一例として、具体的には、パネルユニットとしては、対称位置にあるもの同士の寸法差が2倍を超えない範囲で、対称でなくとも良い。
第1〜第3実施形態では、太陽光発電パネルユニットの発電モジュールが集光型の場合について記載しているが、風がパネルの表裏両面のどちら側から吹いても風荷重が小さくなる効果は、パネルユニットの構造によるもので、各パネル自体が集光型か一般型かに依存するものではない。したがって、一般型の太陽光発電パネルユニットにおいても適用できる。
第1〜第3実施形態では、第1パネル102〜第7パネル108は、互いに長さが同じとしているが、これに限られるものではない。例えば、製造上の誤差又は経年変化などを考慮して、第1パネル102〜第7パネル108の長さが、±0.01倍の範囲内ならば、互いに長さが同じと解釈してもよい。
また、第1〜第3実施形態では、第1パネル102〜第7パネル108の厚さTは同じとしているが、例えば、製造上の誤差又は経年変化などを考慮して、第1パネル102〜第7パネル108の厚さTが、±0.005倍の範囲内ならば、互いに厚さが同じと解釈してもよい。
また、第1〜第3実施形態では、第1パネル101、第2パネル102、及び第3パネル103の長手方向が、支柱107の長手方向と同じ方向を有している。言い換えれば、発電パネルユニット101の表面から面において、第1パネル102と、第2パネル103又は第3パネル104との境界線と、支柱107の長手方向とが交差していない。
図2に示す発電パネルユニット101を横方向から見た場合に、第2パネル及び第3パネルは、第1パネル102よりも支柱に近い位置に配されているが、第2パネル及び第3パネルは、第1〜第3の実施形態で示すパネルの幅及び段差の関係を満たす限り、第1パネル102よりも遠い位置に配されても良い。
また、第1パネル101、第2パネル102、及び第3パネル103の長手方向が、支柱107の長手方向と交差する場合がある。図18に、第1パネル101(第2パネル102又は第3パネル103)の長手方向から見た発電パネルユニット101を示す。
このとき、第1パネル102は、第2パネル103及び第3パネル104より支柱107に近い位置に配する。言い換えれば、発電パネルユニット101の表面から面において、第1パネル102と、第2パネル103又は第3パネル104との境界線と、支柱107の長手方向とが交差する場合には、第1パネル102は、第2パネル103及び第3パネル104より支柱107に近い位置に配する。
もちろん、第1パネル102と、第2パネル103と、第3パネル104とを繋いで固定する梁115が、支柱107及び支柱に方位角駆動装置110を固定するフランジに接触しない距離を設ける必要がある。
第1パネル102と支柱107との距離を変更せずに、第2パネル103及び第3パネル104を第1パネル102より支柱107に近い位置に配した場合には、仰角駆動装置109により発電パネルユニット101を駆動した際に、第2パネル103及び第3パネル104が支柱107や支柱107に方位角駆動装置110を固定するフランジに接触する可能性がある。第1パネル102と支柱107と距離は、発電パネルユニット101を駆動する際の力に影響するため、できる限り短いほうが良い。よって、第1パネル102は、第2パネル103及び第3パネル104より支柱107に近い位置に配することにより、発電パネルユニット101をより小さい力で駆動し、かつ、第2パネル103及び第3パネル104が支柱107等に接触する可能性を低減できる。
なお、上記様々な実施形態又は変形例のうちの任意の実施形態又は変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明にかかる太陽光発電パネルユニット及び太陽光発電装置は、パネルユニットのどちら側から風が吹いても風の影響を低減することができて、自然エネルギーである太陽光を利用した発電設備として有用である。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形又は修正は明白である。そのような変形又は修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。

Claims (14)

  1. 第1パネルと、
    前記第1パネルの幅方向の一方の側に配置された第2パネルと、
    前記第1パネルの前記幅方向の前記一方の側とは反対側の他方の側に配置された第3パネルとを備え、
    前記第1パネルと前記第2パネルと前記第3パネルとは、長さが同じで互いに平行であり、前記第1パネルと前記第2パネルとの間及び前記第1パネルと前記第3パネルとの間には、それぞれ、各パネルの表面に直交する方向に隙間を有して段を設け、
    前記第1パネルの幅を、前記第2パネルの幅の3倍以上及び前記第3パネルの幅の3倍以上とし、
    前記第1パネルの幅と前記第2パネルの幅と前記第3パネルの幅との合計であるパネルユニット全体の幅を1とすると、前記第1パネルの表面と前記第2パネルの表面との間の段差の比率を0.05から0.1の値とする、
    太陽光発電パネルユニット。
  2. 前記パネルユニット全体の幅を1とすると、前記第1パネルの表面と前記第2パネルの表面との間の段差から前記第1パネルの厚さを引いた値である、前記隙間の寸法の比率を0.02から0.07の値とする、
    請求項1に記載の太陽光発電パネルユニット。
  3. 前記パネルユニット全体の幅を1とすると、各パネルの厚さの比率を0.01から0.05の値とする、
    請求項1又は2に記載の太陽光発電パネルユニット。
  4. 前記第1パネルの前記表面に直交しかつ幅方向の中心軸を通る平面に対して、前記第2パネルと前記第3パネルとが対称に配置されている、請求項1又は2に記載の太陽光発電パネルユニット。
  5. 前記パネル同士の間の支持は、前記パネルの幅方向又は厚さ方向とする、請求項1又は2に記載の太陽光発電パネルユニット。
  6. 前記各パネルは複数の集光型太陽光発電素子で構成されている、請求項1又は2に記載の太陽光発電パネルユニット。
  7. 前記集光型太陽光発電素子を覆う集光部材が各パネルの表面に直交する方向において隣接するパネルとは互いに重ならない、請求項6に記載の太陽光発電パネルユニット。
  8. 前記集光型太陽光発電素子と集光部材との間に空気層を設けない、請求項6に記載の太陽光発電パネルユニット。
  9. 第1パネルと、
    前記第1パネルの幅方向の一方の側に配置された第2パネルと、
    前記第1パネルの前記幅方向の前記一方の側とは反対側の他方の側に配置された第3パネルとを備え、
    前記第1パネルが、前記第2パネル及び前記第3パネルの風上側に配置され、
    前記第1パネルと前記第2パネルと前記第3パネルとは、長さが同じで互いに平行であり、前記第1パネルと前記第2パネルとの間及び前記第1パネルと前記第3パネルとの間には、それぞれ、各パネルの表面に直交する方向に隙間を有して段を設け、
    前記第1パネルの幅を、前記第2パネルの幅の3倍以上及び前記第3パネルの幅の3倍以上とし、
    前記第1パネルの表面に入射した風が前記第1パネルの表面に沿って両側に向かう空気流を形成し、前記第2パネル及び前記第3パネルに向かってくる風が、前記第2パネル及び前記第3パネルに到達する前に、前記第1パネルの表面に沿って両側に向かう前記空気流とそれぞれ衝突して、前記第2パネル及び前記第3パネルにそれぞれ向かってくる風を前記第2パネル及び前記第3パネルよりも外側にそれぞれ吹き飛ばす、太陽光発電パネルユニット。
  10. 第1パネルと、
    前記第1パネルの幅方向の一方の側に配置された第2パネルと、
    前記第1パネルの前記幅方向の前記一方の側とは反対側の他方の側に配置された第3パネルとを備え、
    前記第1パネルが前記第2パネル及び前記第3パネルの風下側に配置され、
    前記第1パネルと前記第2パネルと前記第3パネルとは、長さが同じで互いに平行であり、前記第1パネルと前記第2パネルとの間及び前記第1パネルと前記第3パネルとの間には、それぞれ、各パネルの表面に直交する方向に隙間を有して段を設け、
    前記第1パネルの幅を、前記第2パネルの幅の3倍以上及び前記第3パネルの幅の3倍以上とし、
    前記第1パネルの表面に入射した風が前記第1パネルの表面に沿って両側に向かう空気流を形成し、前記空気流が、前記第1パネルと前記第2パネルとの前記隙間及び前記第1パネルと前記第3パネルとの前記隙間にそれぞれ入り込み、前記第2パネル及び前記第3パネルのそれぞれの裏面に沿った流れになる、太陽光発電パネルユニット。
  11. 第1パネルと、
    前記第1パネルの幅方向の一方の側に配置された第2パネルと、
    前記第1パネルの前記幅方向の前記一方の側とは反対側の他方の側に配置された第3パネルとを備え、
    前記第1パネルが、前記第2パネル及び前記第3パネルの風上側に配置され、
    前記第1パネルと前記第2パネルと前記第3パネルとは、長さが同じで互いに平行であり、前記第1パネルと前記第2パネルとの間及び前記第1パネルと前記第3パネルとの間には、それぞれ、各パネルの表面に直交する方向に隙間を有して段を設け、
    前記第1パネルの幅を、前記第2パネルの幅の3倍以上及び前記第3パネルの幅の3倍以上とし、
    前記第1パネルの表面に入射した風が前記第1パネルの表面に沿って両側に向かう空気流を形成し、前記空気流が、前記第1パネルと前記第2パネルとの前記隙間及び前記第1パネルと前記第3パネルとの前記隙間にそれぞれ入り込み、前記第1パネルの裏面に沿った流れとなる、太陽光発電パネルユニット。
  12. 請求項1又は2に記載の太陽光発電パネルユニットと、
    前記太陽光発電パネルユニットを仰角と方位角との方向にそれぞれ独立して動かす姿勢駆動部と、
    前記全てのパネルを支える支柱と、
    前記姿勢駆動部からの情報を基に、前記姿勢駆動部を制御して前記太陽光発電パネルユニットの向きを太陽の方向に追尾させるコントローラとを備える、太陽光発電装置。
  13. 前記第1パネルと前記第2パネルと前記第3パネルとのそれぞれの長手方向を前記支柱の長手方向に沿って配する請求項12に記載の太陽光発電装置。
  14. 前記第1パネル、前記第2パネル、及び前記第3パネルの表面から見た面における、前記第1パネルと前記第2パネル又は前記第3パネルとの境界線が、前記支柱の長手方向と交差する場合に、前記第1パネルは、前記第2パネル及び前記第3パネルよりも前記支柱に近い位置に配される、請求項12に記載の太陽光発電装置。
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