JP5603829B2 - 地下水の取水構造 - Google Patents
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Description
また、海に近い領域の地下では、海水が楔上に地下水中に入りこんでおり、塩水楔と呼ばれている。
このような場所で、地下水(淡水)の摂取が過剰となると、塩水のアップコーニングが発生し、塩水混入による取水被害が生じる場合がある。
(1)満州井戸方式は平面的な揚水方法であり、ある程度塩水を引き込みにくくする効果が期待できるが、塩水域から取水口へと向かう直線的な流れが生じることに変わりはない。また、地盤の透水性が高く地下水位の高い場所では施工性が悪くなる恐れがある。
(2)二重取水方式は淡水側と同時に塩水側も取水することで塩淡境界部分の鉛直方向の流れを相殺させるため、アップコーニングの防止に寄与しうるものの、地盤が不均質であると、十分な効果が得られない場合がある。
また、本願の第2発明は、前記第1発明において、前記低透水域が、少なくとも一つの地盤改良部からなることを特徴とするものである。
また、本願の第3発明は、前記第2発明において、前記地盤改良部を、薬液注入工法によって形成したことを特徴とするものである。
(1)取水装置に特別な構造を施すことなく、取水時における塩水の混入を低減することができる。
(2)既存の取水装置に対して事後的に本願発明の構造を付加することができるため、施工性に優れ、施工コストの低廉化にも寄与する。
本願発明の地下水の取水構造の概略断面図を図1に示す。
本願発明に係る地下水の取水構造は、環礁島等の地下に存する淡水レンズA内へ取水装置1を設けると共に、前記取水装置1の取水口11と淡水レンズAの塩淡境界面A1との間に、更に低透水域2を設けるものである。
取水装置1は、淡水レンズA内から淡水を取水するための手段である。
一般的に、取水装置1は、淡水レンズAの層厚部分の直上の地表面から削孔したトンネルに揚水管を配するなどして構築する。
取水装置1の略先端に設けた取水口11は、地下の淡水レンズA内に位置するように設ける。
取水口の向きは特に限定するものではなく、上下左右何れの向きを向いていてもよい。
取水口の本数も特に限定するものではなく、単数或いは複数の何れでもよい。
低透水域2は、自己の低透水性を利用して、淡水レンズA内の淡水の流れを制御する為の手段である。
なお、前記した「低透水性」とは、淡水レンズAが存する地盤Cの透水性に対して、相対的に透水性が低い状態であることを示すものである。
低透水域2は、前記取水口11と、前記淡水レンズAの塩淡境界面A1との途上に配置する(図1)。
より詳しくは、低透水域2は、図1の鉛直方向において、取水口11と該取水口から下方に存する淡水レンズの塩淡境界面A1との間に配置する。
なお、淡水レンズAを平面視した時に、低透水域2上における取水口11の投影位置が、低透水域2の略中心部分に位置するように配置することが望ましい。
上記のように配置すれば、取水口11と、淡水レンズの塩淡境界面A1との間に最短経路での取水を遮る領域が存在することとなる。
したがって、取水口11からの取水時に、淡水レンズAの塩淡境界面A1から取水口11へと淡水が導かれるに際して、低透水域2が淡水の流れに干渉するため、淡水レンズ内の淡水が平面方向に迂回しながら導流されることとなる。
本願発明の低透水域の実施例に係る概略斜視図を図2に示す。
低透水域2の形状は特に限定されない。
例えば、低透水域2の平面形状は、矩形(図2(a))、円形(図2(b))等を採用することができ、その他の形状、又はそれらの組合せをも採用することができる。
また、低透水域2を鉛直方向に断面視した形状では、上下方向に湾曲した軌跡を描いた形状(U字形状、皿形状)等を採用してもよい。
本願発明の低透水域の実施例に係る概略平面図を図3に示す。
低透水域2は、単数或いは複数の地盤改良部21で構成することができる。
地盤改良部21とは、周知の地盤改良方法、例えば薬液注入工法によって、地表面から地盤C内に形成する低透水性を具備する箇所である。したがって、低透水域2は、地表面の一箇所から薬液注入して形成した地盤改良部21単体で構築してよいし、地表面の複数箇所からそれぞれ形成した複数の地盤改良部21の組合せでもって構築してもよい。
このとき、それぞれの地盤改良部21の隣接の有無は問わないため、地盤改良部21が互いに重複若しくは隣接するように配置したり(図3(a))、地盤改良部21を間欠的に配置して格子状を呈するようにする(図3(b))等、適宜設計することができる。
したがって、新たに取水システムの構築に際し事前に低透水域2を構築してから取水装置1を設けてもよいし、既存の取水システムに対して事後的に低透水域2を構築することで、取水性能の向上機能を付加することもできる。
次に、本願発明の地下水の取水構造の作用について説明する。
取水口11の下方に低透水域2を配した場合、低透水域2の外縁に沿うように平面方向に迂回する流れが生じ、取水位置より下方に存する塩水Bの領域から取水口11へ向かう直線的な流れは大きく低減されることになる。
したがって、塩水Bの領域から上方へ向かった流れの大きさは、従来の取水口11の下方における流れの大きさよりも小さくなる。
以上の作用によって、塩水Bのアップコーニングを遅らせる事が可能となる。
本願発明を検証すべく行った数値解析の結果を図4〜図7に示す。
解析プログラムには、多成分・多相系の地下流体解析コード(TOUGH2)を使用した。
計算モジュールは三成分(淡水、塩水、空気)二相流を扱うEOS7を使用した。解析モデルは鉛直二次元の軸対称モデルとした。
数値解析のモデル図を図4に示す。
全要素数は4940とし、標高0m〜−50mの要素厚(鉛直方向厚)は1m、−50m〜−70mの要素厚は2m、−70m〜−90mの要素厚は4mとし、水平方向の厚さは一律10mとした。
境界条件として、島外側(モデル右端)には標高−10mに海水面を与えた固定濃度および水頭境界、モデル上端は大気圧の固定境界とともに、年間降雨量3200mm/yearの半分量の定流量を与えた。
そして、島中心の標高−14.5mから810m3/dayで取水を行う計算をした。
物性値として、地盤の透水係数はk=2.0×10-1cm/sec、有効間隙率はn=0.1を与えた。
初期条件には、前述した境界条件で取水を行わないケースを事前に行い、淡水レンズが形成された定常状態を初期条件として与えた。
数値解析の結果を図5及び図6に表す。
図5は淡水レンズが形成された状態から、島中央において810m3/dayで単純取水を行った際の約0.1年後の海水混入率を表したコンター図であり、中央部で塩水のアップコーニングが発生することが分かる。
低透水域は半径30m、厚さ1mであり、低透水域を設けたことにより、図4と比較して、塩水のアップコーニングが鈍化していることが分かる。
グラフより、飲料水基準であるCl−200mg/L(NaCl−329mg/L)に到達するまでの積算取水量は、単純取水による方法で約1、800m3であるが、本願発明による取水では、約23、000m3と約13倍多くすることが可能となった。
11 取水口
2 低透水域
21 地盤改良部
A 淡水
A1 塩淡境界面
B 塩水
C 地盤
Claims (3)
- 淡水レンズを取水源とする地下水の取水構造であって、
淡水レンズ内に位置する取水口と前記淡水レンズの塩淡境界面との間であって、且つ前記取水口の下方の位置に、前記淡水レンズが存する地盤の透水性よりも低い透水性を呈する低透水域を配したことを特徴とする、地下水の取水構造。 - 前記低透水域が、少なくとも一つの地盤改良部からなることを特徴とする、請求項1に記載の地下水の取水構造。
- 前記地盤改良部を、薬液注入工法によって形成したことを特徴とする、請求項2に記載の地下水の取水構造。
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