JP5596099B2 - 医用画像処理装置、及び医用画像処理プログラム - Google Patents
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また、請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の医用画像処理装置であって、前記解析手段は、前記冠動脈において隣り合った領域における血流速度の差分を求めて、前記各領域における血流速度の勾配を求め、前記色割当手段は、前記血流速度の大きさの代わりに、前記血流速度の勾配の大きさに応じた色を前記冠動脈の各領域に割り当てることで、前記色が割り当てられた冠動脈の形態を表す色ボリュームデータを生成することを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、コンピュータに、造影剤が注入された被検体の心臓をX線CT装置で撮影することで得られた、前記撮影された時間がそれぞれ異なる複数のボリュームデータを受け付け、前記造影剤を注入してから所定時間が経過した後の複数のボリュームデータのそれぞれから、前記心臓の形態を表す第1データを抽出する心臓領域抽出機能と、前記複数の第1データのそれぞれから、前記造影剤が流入した冠動脈の形態を表す第2データを抽出し、前記第2データが表す冠動脈の形態に基づいて、前記所定時間に達するまでの異なる時間に撮影された複数のボリュームデータのそれぞれから、各時間における前記冠動脈の形態を表す第3データを抽出する冠動脈領域抽出機能と、前記撮影された時間がそれぞれ異なる複数の第3データのそれぞれにおける前記冠動脈の画素値に基づいて、前記冠動脈の各領域における血流速度を求め、前記冠動脈において隣り合った領域における血流速度の差分を求めて、前記各領域における血流速度の勾配を求める解析機能と、前記解析機能によって求められた前記各領域における血流速度の勾配の大きさに応じた色を、前記冠動脈の各領域に割り当てることで、前記色が割り当てられた冠動脈の形態を表す色ボリュームデータを生成する色割当機能と、を実行させることを特徴とする医用画像処理プログラムである。
この発明の第1実施形態に係る医用画像処理装置について図1を参照して説明する。図1は、この発明の第1実施形態に係る医用画像処理装置を示すブロック図である。
医用画像処理装置1は、画像入力部2、抽出部3、解析部4、カラーマッピング部5、合成部6、表示画像生成部7、表示制御部8、及びユーザインターフェース(UI)9を備えている。医用画像処理装置1は、撮影された時間がそれぞれ異なる複数のボリュームデータを画像記憶装置60から読み込み、造影剤の濃度を反映するCT値に基づいて冠動脈領域を抽出し、さらに、冠動脈を流れる血流の速度と血流速度の勾配とを求める。以下、医用画像処理装置1の各部について説明する。
画像入力部2は、画像記憶装置60に記憶されている複数のボリュームデータを読み込んで、抽出部3に複数のボリュームデータを出力する。
抽出部3は、心臓領域抽出部31と、造影冠動脈抽出部32と、中心線生成部33と、非造影冠動脈抽出部34と、冠動脈領域生成部35とを備えている。抽出部3は、撮影され時間がそれぞれ異なる複数のボリュームデータから心臓の形態を表すボリュームデータを抽出し、さらに、冠動脈の形態を表すボリュームデータを抽出する。抽出部3の各部の機能について、図2と図3とを参照して説明する。図2と図3とは、各時間における冠動脈の形態を表すデータを抽出する処理を説明するための図である。
解析部4は、先端特定部41と、血流速度算出部42と、速度勾配算出部43とを備えている。解析部4は、抽出部3によって抽出された冠動脈の形態を表す第3データに基づいて、冠動脈を流れる血流の速度を求め、さらに、時間に対する血流速度の勾配を求める。解析部4の各部の機能について、図4を参照して説明する。図4は、冠動脈の各部における血流の速度と血流速度の勾配とを求める処理を説明するための図である。
カラーマッピング部5は、解析部4から出力された冠動脈の各領域の座標情報と、各領域における血流速度の勾配とを受けて、血流速度の勾配の大きさに応じた色を、冠動脈の各領域に割り当てることで、冠動脈の形態を表しつつ各領域に色が割り当てられた色ボリュームデータを生成する。血流速度の勾配の大きさと、その大きさに応じた色とを対応付けてカラーマッピング部5に設定しておく。カラーマッピング部5は、解析部4によって求められた血流速度の勾配の大きさに対応した色を、その勾配の大きさを有する領域に割り当てる。例えば、血流速度の勾配が大きくなるほど赤色の割合を多くし、勾配が小さくなるほど青色の割合を多くする。そして、カラーマッピング部5は、血流速度の勾配の大きさに対応した色が各領域に割り当てられた色ボリュームデータを生成して、その色ボリュームデータを合成部6に出力する。この色ボリュームデータは、冠動脈の各領域で構成されているため、冠動脈の形態を表し、さらに、冠動脈の各領域に色が割り当てられている。これにより、血流速度が急激に変化している部分を強調して表示することが可能となる。なお、カラーマッピング部5が、この発明の「色割当手段」の1例に相当する。
合成部6は、画像入力部2から出力されたボリュームデータと、カラーマッピング部5から出力された色ボリュームデータとを受けて、ボリュームデータと色ボリュームデータとを合成することで、合成ボリュームデータを生成する。そして、合成部6は、合成ボリュームデータを表示画像生成部7に出力する。色ボリュームデータと合成するボリュームデータは、任意の時間に取得されたボリュームデータであって良い。例えば、操作者が操作部92を用いて任意の時間を指定すると、画像入力部2は、操作者によって指定された時間に取得されたボリュームデータを合成部6に出力する。そして、合成部6は、操作者によって指定されたボリュームデータと、色ボリュームデータとを合成することで、合成ボリュームデータを生成する。なお、狭窄部位の診断のためには、拡張末期に取得されたボリュームデータと色ボリュームデータとを合成することが好ましい。なお、合成部6が、この発明の「合成手段」の1例に相当する。
表示画像生成部7は、合成部6から出力された合成ボリュームデータに所定の画像処理を施すことで、表示用の合成画像データを生成する。例えば、表示画像生成部7は、合成ボリュームデータにボリュームレンダリングを施すことで、心臓と冠動脈とが立体的に表される3次元画像データを生成する。また、表示画像生成部7は、合成ボリュームデータにMPR(Multi Planar Reconstruction)処理を施すことで、任意の断面における画像データ(MPR画像データ)を生成しても良い。また、表示画像生成部7は、MIP(Maximum Intensity Projection)処理を施すことで、最大投影画像データ(MIP画像データ)を生成しても良い。さらに、表示画像生成部7は、冠動脈に属する血管に沿ったCPR(Curved MPR)画像データを生成しても良い。また、表示画像生成部7は、冠動脈に属する血管の中心線に直交する断面を設定し、その断面の中心などの特定の位置に血管の中心線が対応させることで、Stretched CPR画像データ(伸展画像データ)を生成しても良い。この伸展画像においては、血管は直線で表される。そして、表示画像生成部7は、3次元画像データやMPR画像データなどの合成画像データを表示制御部8に出力する。表示制御部8は、合成画像データに基づく合成画像を表示部91に表示させる。例えば、表示制御部8は、3次元画像データに基づく3次元画像を表示部91に表示させる。
また、カラーマッピング部5は、解析部4から出力された冠動脈の各領域の座標情報と、各領域における血流速度の大きさとを受けて、血流速度の大きさに応じた色を、冠動脈の各領域に割り当てることで、冠動脈の形態を表しつつ各領域に色が割り当てられた色ボリュームデータを生成しても良い。血流速度の大きさと、その大きさに応じた色とを対応付けてカラーマッピング部5に設定しておく。カラーマッピング部5は、解析部4によって求められた血流速度の大きさに対応した色を、その血流速度の大きさを有する領域に割り当てる。そして、合成部6は、画像入力部2から出力された任意の時間におけるボリュームデータと、カラーマッピング部5から出力された色ボリュームデータとを合成することで、合成ボリュームデータを生成する。表示画像生成部7は、その合成ボリュームデータにボリュームレンダリングなどの処理を施すことで、3次元画像データなどを生成し、表示制御部8は、3次元画像データに基づく3次元画像などを表示部91に表示させる。
次に、この発明の第1実施形態に係る医用画像処理装置1の動作について、図7から図9を参照して説明する。図7から図9は、この発明の第1実施形態に係る医用画像処理装置による一連の動作を示すフローチャートである。
まず、画像入力部2は、画像記憶装置60に記憶されている複数のボリュームデータを読み込んで、抽出部3に複数のボリュームデータを出力する。
心臓領域抽出部31は、画像入力部2から出力された複数のボリュームデータから、心臓の形態を表す第1データを抽出する(ステップS02)。造影冠動脈抽出部32は、第1データから、造影剤が流入した冠動脈の形態を表す第2データを抽出する(ステップS03)。そして、非造影冠動脈抽出部34は、第2データを利用して、複数のボリュームデータから冠動脈の形態を表す第3データを抽出する(ステップS04)。
まず、心臓領域抽出部31は、画像入力部2から出力された複数のボリュームデータから、造影剤を被検体に注入してから所定時間経過後に取得された複数のボリュームデータ(造影ボリュームデータ)を特定する。
そして、心臓領域抽出部31は、公知の抽出方法によって、複数の造影ボリュームデータのそれぞれから、心臓の形態を表すボリュームデータ(第1データ)を抽出する。例えば、心臓領域抽出部31は、複数の造影ボリュームデータのうち、1心拍(ECG1周期)の間に取得された造影ボリュームデータのそれぞれから、心臓の形態を表す第1データを抽出する。
そして、造影冠動脈抽出部32は、心臓の形態を表す第1データから冠動脈の形態を表すボリュームデータ(第2データ)を抽出する。造影剤が流入した領域のCT値(画素値)は、周囲の領域のCT値よりも高くなっているため、造影冠動脈抽出部32は、CT値が閾値以上となる領域を表す第2データを第1データから抽出する。また、中心線生成部33は、造影冠動脈抽出部32によって抽出された第2データに2値化処理を施した後、細線化処理を施すことで、各時相における中心線の位置を求める。
非造影冠動脈抽出部34は、非造影ボリュームデータと同じ時相に取得された第2データを用いて、非造影ボリュームデータから冠動脈の形態を表す第3データを抽出する。
そして、冠動脈領域生成部35は、造影冠動脈抽出部32によって抽出された第2データと、非造影冠動脈抽出部34によって抽出された第3データとを、撮影された時間の順番に並べる。なお、造影ボリュームデータから抽出された第2データと、非造影ボリュームデータから抽出された第3データとを合わせて、第3データと称する。
以上のように各時間における冠動脈の形態を表す第3データが抽出されると、解析部4は、各時間における第3データに基づいて、冠動脈の各領域における血流速度の大きさを求め(ステップS05)、さらに、血流速度の勾配の大きさとを求める(ステップS06)。
まず、先端特定部41は、各時相における中心線データが示す冠動脈の枝構造を参照して、各時間における第3データのCT値に基づいて、各時間において冠動脈を流れる造影剤の先端部の位置を特定する。
そして、血流速度算出部42は、撮影された時間が隣り合う第3データ間における造影剤の先端部の位置に基づいて、各時間における各先端部の移動距離を求める。
そして、血流速度算出部42は、各先端部の移動距離を、撮影された時間が隣り合う第3データ間の時間間隔で除算することで、冠動脈の各領域における血流速度を求める。
速度勾配算出部43は、隣り合った領域における血流速度の大きさの差分を求め(ステップS24)、その差分を、撮影された時間が隣り合う第3データ間の時間間隔で除算することで、各領域における血流速度の勾配を求める(ステップS25)。
以上のように、冠動脈の各領域における血流速度の勾配が求められると、カラーマッピング部5は、血流速度の勾配の大きさに応じた色を、冠動脈の各領域に割り当てることで、冠動脈の形態を表しつつ各領域に色が割り当てられた色ボリュームデータを生成する。
そして、合成部6は、画像入力部2から出力された任意の時間におけるボリュームデータと、色ボリュームデータとを合成することで、合成ボリュームデータを生成する(ステップS08)。表示画像生成部7は、その合成ボリュームデータにボリュームレンダリングなどの画像処理を施すことで、3次元画像データなどの表示用の合成画像データを生成する(ステップS09)。そして、表示制御部8は、その合成画像データに基づく合成画像を表示部91に表示させる(ステップS10)。例えば、図5に示すように、心臓の形態を表す画像210と、冠動脈の形態を表す画像220とが含まれる3次元画像200が表示部91に表示される。
次に、この発明の第2実施形態に係る医用画像処理装置について、図10と図11とを参照して説明する。図10は、この発明の第2実施形態に係る医用画像処理装置を示すブロック図である。図11は、狭窄部位を特定する処理を説明するための模式図である。
また、処理部10は、解析部4から出力された冠動脈の各領域の座標情報と、各領域における血流速度の大きさとを受けて、血流速度の大きさに基づいて血流速度が高速となる領域を特定しても良い。例えば、血流速度の大きさの閾値を狭窄部位検出部11に設定し、狭窄部位検出部11は、冠動脈の各領域から、血流速度の大きさが閾値以上となる高速領域を抽出する。さらに、狭窄部位検出部11は、検出した高速領域が連続している部位を検出し、その連続している範囲の大きさが、予め設定された所定の範囲内となる部位を狭窄部位候補として検出する。そして、表示断面設定部12は、冠動脈の各先端部における血流ベクトルと、狭窄部位候補における冠動脈の上流側の交点とを求め、その交点を通り冠動脈の中心線と直交する平面を定義する。拡大表示画像生成部13は、画像入力部2から出力されたボリュームデータにMPR処理を施すことで、表示断面設定部12によって定義された各断面におけるMPR画像データを生成する。
まず、処理部10は、冠動脈の各領域の座標情報と、各領域における血流速度の勾配の大きさとを解析部4から受け付ける。さらに、処理部10は、冠動脈の各先端部における血流ベクトルを解析部4から受け付ける。
そして、狭窄部位検出部11は、冠動脈の各領域から、血流速度の勾配が閾値以上となる高速領域を抽出する。
さらに、狭窄部位検出部11は、高速領域が連続している部位を検出し、その連続している範囲の大きさが、所定の範囲内となる部位を狭窄部位候補として検出する。
そして、表示断面設定部12は、冠動脈を流れる造影剤の各先端部における血流ベクトルと、狭窄部位候補における冠動脈の上流側との交点を求める。
さらに、表示断面設定部12は、冠動脈の中心線データを表示断面設定部12から受け付けて、上記の交点を通り、冠動脈の中心線と直交する平面を定義する。
そして、拡大表示画像生成部13は、画像入力部2から出力されたボリュームデータにMPR処理を施すことで、表示断面設定部12によって定義された各平面におけるMPR画像データを生成する。
そして、表示制御部8は、第1実施形態と同様に生成された合成画像データに基づく合成画像を表示部91に表示させ、さらに、拡大表示画像生成部13によって生成されたMPR画像データに基づくMPR画像を表示部91に表示させる。例えば図12に示すように、心臓の形態を表す画像510と、冠動脈の形態を表す画像520と、狭窄が発生している箇所の断面を表すMPR画像530〜570とが、表示部91に表示される。
次に、この発明の第3実施形態に係る医用画像処理装置について、図14と図15とを参照して説明する。図14は、この発明の第3実施形態に係る医用画像処理装置を示すブロック図である。図15は、この発明の第3実施形態に係る医用画像処理装置によって生成された画像を示す図である。
次に、この発明の第4実施形態に係る医用画像処理装置について、図16と図17とを参照して説明する。図16は、この発明の第4実施形態に係る医用画像処理装置を示すブロック図である。図17は、この発明の第4実施形態に係る医用画像処理装置によって生成された画像を示す図である。
次に、この発明の第4実施形態に係る医用画像処理装置1Cの動作について、図18を参照して説明する。図18は、この発明の第4実施形態に係る医用画像処理装置による一連の動作を示すフローチャートである。
まず、第1実施形態に係るステップS01と同様に、画像入力部2は、画像記憶装置60に記憶されている複数のボリュームデータを読み込んで、抽出部3に複数のボリュームデータを出力する。
心臓領域抽出部31は、画像入力部2から出力された複数のボリュームデータから、心臓の形態を表す第1データを抽出する(ステップS41)。造影冠動脈抽出部32は、第1データから、造影剤が流入した冠動脈の形態を表す第2データを抽出する(ステップS42)。そして、非造影冠動脈抽出部34は、第2データを利用して、複数のボリュームデータから冠動脈の形態を表す第3データを抽出する(ステップS43)。
以上のように各時間における冠動脈の形態を表す第3データが抽出されると、血流解析部44は、各時間における第3データに基づいて、冠動脈の各領域における血流量、血液量、及び平均通過時間を求める。具体的には、血流解析部44は、冠動脈の各領域におけるCT値の時間変化に基づいて、血流量、血液量、及び平均通過時間を求める。
そして、カラーマッピング部5は、血流量、血液量、又は平均通過時間のいずれかの値の大きさに応じた色を、冠動脈の各領域に割り当てることで、冠動脈の形態を表しつつ各領域に色が割り当てられた色ボリュームデータを生成する。
そして、合成部6は、画像入力部2から出力された任意の時間におけるボリュームデータと、色ボリュームデータとを合成することで、合成ボリュームデータを生成する(ステップS46)。表示画像生成部7は、その合成ボリュームデータにボリュームレンダリングなどの画像処理を施すことで、3次元画像データなどの表示用の合成画像データを生成する(ステップS47)。そして、表示制御部8は、その合成画像データに基づく合成画像を表示部91に表示させる(ステップS48)。
2 画像入力部
3、3A 抽出部
4 解析部
5 カラーマッピング部
6 合成部
7 表示画像生成部
8 表示制御部
9 ユーザインターフェース(UI)
10 処理部
11 狭窄部位検出部
12 表示断面設定部
13 拡大表示画像生成部
31 心臓領域抽出部
32 造影冠動脈抽出部
33 中心線生成部
34 非造影冠動脈抽出部
35 冠動脈領域生成部
41 先端特定部
42 血流速度算出部
43 速度勾配算出部
44 血流解析部
50 X線CT装置
60 画像記憶装置
91 表示部
92 操作部
Claims (14)
- 造影剤が注入された被検体の心臓をX線CT装置で撮影することで得られた、前記撮影された時間がそれぞれ異なる複数のボリュームデータを受け付け、前記造影剤を注入してから所定時間が経過した後の複数のボリュームデータのそれぞれから、前記心臓の形態を表す第1データを抽出する心臓領域抽出手段と、
前記複数の第1データのそれぞれから、前記造影剤が流入した冠動脈の形態を表す第2データを抽出し、前記第2データが表す冠動脈の形態に基づいて、前記所定時間に達するまでの異なる時間に撮影された複数のボリュームデータのそれぞれから、各時間における前記冠動脈の形態を表す第3データを抽出する冠動脈領域抽出手段と、
前記撮影された時間がそれぞれ異なる複数の第3データのそれぞれにおける前記冠動脈の画素値に基づいて、前記冠動脈の各領域における血流速度を求める解析手段と、
前記解析手段によって求められた前記各領域における血流速度の大きさに応じた色を、前記冠動脈の各領域に割り当てることで、前記色が割り当てられた冠動脈の形態を表す色ボリュームデータを生成する色割当手段と、
を有することを特徴とする医用画像処理装置。 - 前記解析手段は、前記撮影された時間が隣り合う第3データの画素値に基づいて、前記冠動脈における血流の移動距離を求め、前記移動距離を前記撮影された時間が隣り合う第3データ間の時間間隔で除算することで、前記各領域における血流速度を求めることを特徴とする請求項1に記載の医用画像処理装置。
- 前記解析手段は、前記各時間における前記第3データの画素値に基づいて、前記各時間における前記冠動脈を流れる造影剤の先端部を特定し、前記冠動脈の形態に従って、前記撮影された時間が隣り合う第3データ間において前記造影剤の先端部の移動先の位置を求め、その移動の距離を前記撮影された時間が隣り合う第3データ間の時間間隔で除算することで、前記各領域における血流速度を求めることを特徴とする請求項2に記載の医用画像処理装置。
- 前記解析手段によって求められた前記各領域における血流速度に基づいて、狭窄部位候補を特定する狭窄部位検出手段と、
前記狭窄部位候補における前記冠動脈の上流側においてその血流の移動方向を示すベクトルと直交する断面を設定する断面設定手段と、
前記設定された断面における前記冠動脈の形態を表す断面画像データを生成する画像生成手段と、
を更に有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の医用画像処理装置。 - 前記狭窄部位検出手段は、予め設定された閾値以上の大きさの血流速度を持つ領域が連続して存在する部位であって、範囲の大きさが予め設定された範囲内となる部位を前記狭窄部位候補として特定することを特徴とする請求項4に記載の医用画像処理装置。
- 前記解析手段は、前記冠動脈において隣り合った領域における血流速度の差分を求めて、前記各領域における血流速度の勾配を求め、
前記色割当手段は、前記血流速度の大きさの代わりに、前記血流速度の勾配の大きさに応じた色を前記冠動脈の各領域に割り当てることで、前記色が割り当てられた冠動脈の形態を表す色ボリュームデータを生成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の医用画像処理装置。 - 前記解析手段によって求められた前記各領域における血流速度の勾配に基づいて、狭窄部位候補を特定する狭窄部位検出手段と、
前記狭窄部位候補における前記冠動脈の上流側においてその血流の移動方向を示すベクトルと直交する断面を設定する断面設定手段と、
前記設定された断面における前記冠動脈の形態を表す断面画像データを生成する画像生成手段と、
を更に有することを特徴とする請求項6に記載の医用画像処理装置。 - 前記狭窄部位検出手段は、予め設定された閾値以上の大きさの血流速度の勾配を持つ領域が連続して存在する部位であって、範囲の大きさが予め設定された範囲内となる部位を前記狭窄部位候補として特定することを特徴とする請求項7に記載の医用画像処理装置。
- 前記ボリュームデータと前記色ボリュームデータとを合成することで合成ボリュームデータを生成する合成手段と、
前記合成ボリュームデータに基づく合成画像を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
を更に有することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の医用画像処理装置。 - 前記ボリュームデータと前記色ボリュームデータとを合成することで合成ボリュームデータを生成する合成手段と、
前記合成ボリュームデータに基づく合成画像と、前記断面画像データに基づく断面画像とを前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
を更に有することを特徴とする請求項4、請求項5、請求項7、又は請求項8のいずれかに記載の医用画像処理装置。 - 前記断面設定手段は、前記交点を通って前記冠動脈の中心線に直交する断面を設定することを特徴とする請求項4、請求項5、請求項7、又は請求項8のいずれかに記載の医用画像処理装置。
- コンピュータに、
造影剤が注入された被検体の心臓をX線CT装置で撮影することで得られた、前記撮影された時間がそれぞれ異なる複数のボリュームデータを受け付け、前記造影剤を注入してから所定時間が経過した後の複数のボリュームデータのそれぞれから、前記心臓の形態を表す第1データを抽出する心臓領域抽出機能と、
前記複数の第1データのそれぞれから、前記造影剤が流入した冠動脈の形態を表す第2データを抽出し、前記第2データが表す冠動脈の形態に基づいて、前記所定時間に達するまでの異なる時間に撮影された複数のボリュームデータのそれぞれから、各時間における前記冠動脈の形態を表す第3データを抽出する冠動脈領域抽出機能と、
前記撮影された時間がそれぞれ異なる複数の第3データのそれぞれにおける前記冠動脈の画素値に基づいて、前記冠動脈の各領域における血流速度を求め、前記冠動脈において隣り合った領域における血流速度の差分を求めて、前記各領域における血流速度の勾配を求める解析機能と、
前記解析機能によって求められた前記各領域における血流速度の勾配の大きさに応じた色を、前記冠動脈の各領域に割り当てることで、前記色が割り当てられた冠動脈の形態を表す色ボリュームデータを生成する色割当機能と、
を実行させることを特徴とする医用画像処理プログラム。 - 前記解析機能によって求められた前記各領域における血流速度の勾配に基づいて、狭窄部位候補を特定する狭窄部位検出機能と、
前記狭窄部位候補における前記冠動脈の上流側においてその血流の移動方向を示すベクトルと直交する断面を設定する断面設定機能と、
前記設定された断面における前記冠動脈の形態を表す断面画像データを生成する画像生成機能と、
を前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求項12に記載の医用画像処理プログラム。 - 前記ボリュームデータと前記色ボリュームデータとを合成することで合成ボリュームデータを生成する合成機能と、
前記合成ボリュームデータに基づく合成画像と、前記断面画像データに基づく断面画像とを前記表示手段に表示させる表示制御機能と、
を前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求項13に記載の医用画像処理プログラム。
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