JP5586144B2 - ポリアルキレングリコール系共重合体およびその製造方法およびそれからなる洗剤組成物 - Google Patents
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Description
また、上記の各種洗剤ビルダーに加えて、近年では、重合体が洗剤ビルダーとして洗剤組成物に配合されている。
したがって、本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、洗剤用途に用いられた場合に界面活性剤が析出することを効果的に抑制できる重合体(あるいは重合体組成物)を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、このような重合体(あるいは重合体組成物)を効率よく製造できる方法を提供することである。
すなわち、本発明は、1質量%以上90質量%未満の下記式(1)で表されるポリアルキレングリコール系単量体(A)由来の構造単位(a)、
上記一般式(1)中、R0は、水素原子またはCH3基を表し、Rは、CH2基、CH2CH2基または単結合を表わし、Zは炭素数2〜30のオキシアルキレン構造を表し、nは、5を超えて300以下の数を表し、R1は炭素数8〜20の有機基を表し、
10質量%以上99質量%未満のカルボキシル基含有単量体(B)由来の構造単位(b)、
を必須構成単位として有するポリアルキレングリコール系共重合体。
<単量体(A)としてのポリアルキレングリコール系単量体>
本発明のポリアルキレングリコール系単量体は、下記一般式(1)で表されるポリアルキレングリコール系単量体(A)由来の構造単位(a)を特定の割合で有することを必須としている。
上記一般式(1)中、R0は、水素原子またはCH3基を表し、Rは、CH2基、CH2CH2基または単結合を表わし、Zは炭素数2〜30のオキシアルキレン構造を表し、nは、5を超えて300以下の数を表し、R1は炭素数8〜20の有機基を表わす。
上記一般式(1)中、nは、得られるポリアルキレングリコール系共重合体の界面活性剤との相溶性が向上することから、nが5を超えることが好ましい。界面活性剤との相溶性が向上すれば、液体洗剤などの液体薬剤へ配合できることから好ましい。又、界面活性剤の析出抑制能が更に向上することからnは110以下が好ましく、55以下がより好ましい。
なお、本明細書において、Rが単結合をあらわす場合とは、例えばC−R−Oと表される場合にC−Cとなることを意味する。
(i)R1が炭素数8〜20のアルキル基である単量体は、好ましくは(i‐1)メタリルクロライドまたはアリルクロライドまたはイソプレニルクロライドと対応するモノアルコキシポリアルキレングリコールとを反応させる方法、(i‐2)メタリルアルコールまたはアリルアルコールまたはイソプレノール、のアルキレンオキサイド付加物と対応するハロゲン化アルキルを反応させる方法により製造することが好ましい。
(ii)R1が下記一般式(4)で表される有機基で表される単量体は、メタリルアルコールまたはアリルアルコールまたはイソプレノール、のアルキレンオキサイド付加物にエピクロロヒドリン等のハロゲン化グリシジル化合物を付加した化合物と、アミノ基、水酸基、チオール基を有する化合物またはこれらにアルキレンオキサイドを付加した化合物を反応させることにより製造することが好ましい。
(iii)R1が下記一般式(5)で表される単量体で表される単量体は、メタリルアルコールまたはアリルアルコールまたはイソプレノール、のアルキレンオキサイド付加物に対応するエステル化合物または酸を反応させる方法により製造することが好ましい。
(iV)R1が下記一般式(6)で表される単量体で表される単量体は、メタリルアルコールまたはアリルアルコールまたはイソプレノール、のアルキレンオキサイド付加物に対応するイソシアネート化合物を反応させる方法により製造することが好ましい。
一般式(4)におけるX、Yは、水酸基または下記一般式(4−2)で表される有機基を表し、X、Yのいずれか一方は水酸基であり、残りの一方が一般式(4−2)〜(4−4)で表される有機基であり、一般式(5)、(6)におけるR4は、炭素数8〜19のアルキル基を表わす。ここで、上記一般式(4)〜(6)は式中の左末端の炭素原子を介して上記一般式(1)の残りの部分と結合する。
一般式(4−2)〜(4−4)においてZは、炭素数2〜9のアルキレングリコール基を表し、nは0〜4であり、一般式(4−2)〜(4−3)においてR4は、炭素数8〜17のアルキル基を表わし、一般式(4−4)において、R5、R6は、水素原子または炭素数1〜17のアルキル基を表す。ここで、一般式(4−2)は式中の左末端の酸素原子を介して上記一般式(4)の残りの部分と結合し、一般式(4−3)〜(4−4)は式中の左末端のZ中の酸素原子で上記一般式(4)の残りの部分と結合する。
重合体の製造が容易である観点から、上記一般式(1)におけるオキシアルキレン構造のうち、50mol%以上はオキシエチレン構造であることが好ましい。より好ましくはオキシアルキレン構造のうち、80mol%以上はオキシエチレン構造であり、最も好ましくは100mol%がオキシエチレン構造である。オキシアルキレン構造のうち、100mol%がオキシエチレン構造であるとは、具体的には、例えば単量体(A)が上記一般式(1)で表される単量体である場合、単量体(A)が下記一般式(11)で表される構造を有することになる。
上記一般式(11)中、R0は、水素原子またはCH3基を表し、Rは、CH2基、CH2CH2基または単結合を表わし、Zは炭素数2〜30のオキシアルキレン構造を表し、nは、5を超えて300以下の数を表し、R1は炭素数8〜20の有機基を表わす。
すなわち、単量体(A)由来の構造単位(a)とは下記一般式で表される構造を示す。
上記一般式(P−1)中、R0は、水素原子またはCH3基を表し、Rは、CH2基、CH2CH2基または単結合を表わし、Zは炭素数2〜30のオキシアルキレン構造を表し、nは、5を超えて300以下の数を表し、R1は炭素数8〜20の有機基を表わす。
本発明のポリアルキレングリコール系共重合体は、カルボキシル基含有単量体(B)由来の構造単位(b)を特定の割合で有することを必須としている。
本発明のポリアルキレングリコール系共重合体は、その他の単量体(C)由来の構造単位(c)を有していても構わない。
本発明のポリアルキレングリコール系共重合体が他の単量体(C)を含む際の他の単量体(C)としては、上記単量体(A)および/または(B)と共重合可能なものであれば特に限定されるものではなく、所望の効果によって適宜選択される。具体的には、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタリルスルホン酸、アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−ヒドロキシ−3−アリルオキシプロパンスルホン酸ナトリウム、2−ヒドロキシ−3−メタアリルオキシプロパンスルホン酸ナトリウム、イソプレンスルホン酸、スルホエチルアクリレート、スルホエチルメタクリレート、スルホプロピルアクリレート、スルホプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシ−3ブテンスルホン酸等、及びこれらの塩等のスルホン酸基含有単量体;N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、N−ビニル−N−メチルホルムアミド、N−ビニル−N−メチルアセトアミド、N−ビニルオキサゾリドン等のN−ビニル単量体;(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド等のアミド系単量体;ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸アルキルエステル系単量体;3−(メタ)アリルオキシ−1,2−ジヒドロキシプロパン、3−アリルオキシ−1,2−ジヒドロキシプロパン、3−アリルオキシ−1,2−ジヒドロキシプロパン、(メタ)アリルアルコール、イソプレノール等の水酸基含有不飽和単量体にエチレンオキサイドを6〜200モル付加させた化合物(3−アリルオキシ−1,2−ジ(ポリ)オキシエチレンエーテルプロパン等)、(メタ)アクリル酸のポリアルキレングリコールエステル等;ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、α−ヒドロキシメチルエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシペンチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシネオペンチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキル系単量体、スチレン、インデン、ビニルアニリン等のビニルアリール単量体、イソブチレン、酢酸ビニル等が挙げられる。
また、上記他の単量体(C)は、1種を単独で使用してもあるいは2種以上の混合物の形態で使用されてもよい。
本発明のポリアルキレングリコール系共重合体は、上記構成単位(a)、(b)、ならびに必要であれば構成単位(c)が、上記したような特定の割合で導入されていればよく、各構成単位は、ブロック状あるいはランダム状のいずれで存在していてもよい。また、本発明のポリアルキレングリコール系共重合体の重量平均分子量は、適宜設定できるものであり、特に限定されない。具体的には、ポリアルキレングリコール系共重合体の重量平均分子量は、1,000〜200,000であることが好ましく、より好ましくは1,500〜60,000、最も好ましくは2,000〜30,000である。重量平均分子量が上記範囲内であれば、析出抑制能が向上する傾向にある。なお、本明細書において、重量平均分子量は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)による測定値であり、具体的な測定方法は実施例に記載される方法に従って算出される。
本発明のポリアルキレングリコール系共重合体は、析出抑制能に優れる為、界面活性剤の析出を抑制するので、例えば洗剤組成物に使用される。
本発明のポリアルキレングリコール系共重合体組成物は、本発明のポリアルキレングリコール系共重合体を必須として含有し、ポリアルキレングリコール系共重合体以外の成分は任意であるが、通常はその他に、重合開始剤残渣、残存モノマー、重合時の副生成物、水分から選ばれる1以上を含有する。好ましいポリアルキレングリコール系共重合体組成物の形態は、ポリアルキレングリコール系共重合体を30〜80質量%含有し、水を20〜70質量%含有する形態である。
本発明のポリアルキレングリコール系共重合体の製造方法は、特に断りの無い限りは、公知の重合方法を同様にしてあるいは修飾した方法が使用できる。本発明のポリアルキレングリコール系共重合体を製造する方法としては、ポリアルキレングリコール系単量体(A)、カルボキシル基含有単量体(B)を必須成分として含む単量体成分を共重合することにより製造することができる。また、単量体成分を共重合する際には、必要に応じ、上記その他の単量体(C)を更に共重合させてもよい。
ールアミンや、トリエチルアミン等が好適である。更に、アンモニウムであってもよい。ゆえに、本発明で好ましく使用される亜硫酸塩としては、例えば、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸水素カリウム、亜硫酸水素アンモニウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸アンモニウム等が挙げられ、亜硫酸水素ナトリウムが特に好適である。上記亜硫酸(塩)は、単独で使用されてもあるいは2種以上の混合物の形態で使用されてもよい。
よく、単量体成分を構成する各単量体(A)〜(B)やその他の単量体(C)、溶媒等とあらかじめ混同しておいてもよい。
亜硫酸(塩)由来の不純物が多量に生成するおそれがある。逆に、95℃を越えると、有毒な亜硫酸ガスが放出されるおそれがある。
本発明のポリアルキレングリコール系共重合体(または重合体組成物)は、水処理剤に用いることができる。該水処理剤には、必要に応じて、他の配合剤として、重合リン酸塩、ホスホン酸塩、防食剤、スライムコントロール剤、キレート剤を用いても良い。
本発明のポリアルキレングリコール系共重合体(または重合体組成物)は、繊維処理剤に用いることができる。該繊維処理剤は、染色剤、過酸化物および界面活性剤からなる群より選ばれる少なくとも1つと、本発明のポリアルキレングリコール系共重合体(または重合体組成物)を含む。
<無機顔料分散剤>
本発明のポリアルキレングリコール系共重合体(または重合体組成物)は、無機顔料分散剤に用いることができる。該無機顔料分散剤には、必要に応じて、他の配合剤として、縮合リン酸およびその塩、ホスホン酸およびその塩、ポリビニルアルコールを用いても良い。
本発明のポリアルキレングリコール系共重合体(または重合体組成物)は、洗剤組成物にも添加しうる。
<カオリン濁度の測定方法>
厚さ10mmの50mm角セルに均一に攪拌した試料(液体洗剤)を仕込み、気泡を除いた後、日本電色株式会社製NDH2000(商品名、濁度計)を用いて25℃でのTubidity(カオリン濁度:mg/L)を測定する。
上記洗浄剤組成物に配合することができる酵素としては、プロテアーゼ、リパーゼ、セルラーゼ等が好適である。中でも、アルカリ洗浄液中で活性が高いプロテアーゼ、アルカリリパーゼ及びアルカリセルラーゼが好ましい。
上記酵素の添加量は、洗浄剤組成物100質量%に対して5質量%以下であることが好ましい。5質量%を超えると、洗浄力の向上が見られなくなり、経済性が低下するおそれがある。
上記アルカリビルダーとしては、珪酸塩、炭酸塩、硫酸塩等が好適である。上記キレートビルダーとしては、ジグリコール酸、オキシカルボン酸塩、EDTA(エチレンジアミン四酢酸)、DTPA(ジエチレントリアミン五酢酸)、STPP(トリポリリン酸ナトリウム)、クエン酸等が好適である。本発明における共重合体以外のその他の水溶性ポリカルボン酸系ポリマーを用いてもよい。
上記洗浄剤組成物は、析出抑制能に優れ、更に、長期間保存した場合の性能低下や低温で保持した場合の不純物析出等が生じにくい極めて高品質で安定性に優れた洗剤とすることができる。
また、本発明のポリアルキレングリコール系共重合体の重量平均分子量、抑制能等は、下記方法に従って測定した。
装置:日立社製 L−7000シリーズ
検出器:RI
カラム:昭和電工社製 SHODEX Asahipak GF−310−HQ, GF−710−HQ, GF−1G 7B
カラム温度:40℃
流速:0.5ml/min.
検量線:創和科学株式会社製 POLYACRYLIC ACID STANDARD
溶離液:0.1N酢酸ナトリウム/アセトニトリル=3/1(質量比)
<ポリオキシアルキレングリコール系単量体等の定量方法>
ポリオキシアルキレングリコール系単量体等の定量は、以下の条件の高速クロマトグラフィーで行った。
高速液体クロマトグラフィー
測定装置:東ソー株式会社製 8020シリーズ
カラム:株式会社資生堂製 CAPCELL PAK C1 UG120
温度:40.0℃
溶離液:10mmol/Lリン酸水素二ナトリウム・12水和物水溶液
(リン酸でpH7に調整)/アセトニトリル=45/55(体積比)
流速:1.0ml/min
検出器:RI、UV(検出波長215nm)
<カルボキシル基含有単量体等の定量方法>
カルボキシル基含有単量体等の定量は、下記表1の条件にて液体クロマトグラフィーを用いて行った。
測定装置:株式会社日立製作所製 L−7000シリーズ
検出器:株式会社日立製作所製 UV検出器 L−7400
カラム:株式会社昭和電工製 SHODEX RSpak DE−413
温度:40.0℃
溶離液:0.1%リン酸水溶液
流速:1.0ml/min
<析出抑制能(LAS−Ca塩析出抑制能)の測定方法>
(1)グリシン9.3793g、塩化ナトリウム9.6452g、水酸化ナトリウム5.1975gに純水を加えて1000.0gとし、グリシン緩衝液を作製した。
(2)15%(w/w)ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS)水溶液1.50g、硫酸ナトリウム0.80g、(1)で調製したグリシン緩衝液11.25gに純水を加えて、500.0gとした。
(3)0.1%(w/w)サンプル重合体水溶液を調製した。
(4)1M塩化カルシウム2水和物水溶液を調製した。
(5)100mLビーカーに(3)で調製した0.1%サンプル重合体水溶液1.80g、純水8.20g、(2)を80.00g加えて、試験液とした。
(6)試験液に、(4)で調製した1M塩化カルシウム2水和物水溶液を滴下、攪拌し、濁度変化を測定した。測定には、平沼産業製自動滴定装置(本体:COM−550、光度速度ユニット;M−500)を用いた。濁度変化は、波長650nmにおける透過率変化で測定した。
(7)1M塩化カルシウム2水和物水溶液の添加量が0.270mlの時点における透過率の値を析出抑制能とした。なお、値が高いほど、析出抑制能に優れることを意味する。
窒素雰囲気下、130℃に加熱したオーブンで重合体組成物(重合体組成物1.0g+水3.0g)を1時間放置して乾燥処理した。乾燥前後の重量変化から、固形分(%)と、揮発成分(%)を算出した。
攪拌機(パドル翼)を備えた容量500mLのガラス製セパラブルフラスコに、ニューコール2310(株式会社日本乳化剤製;C12−13アルコールのエチレンオキサイド10モル付加物)125.2gと、水酸化カリウム(以下、「KOH」とも称する。)16.8gを仕込み、窒素吹き込み、攪拌しながら、120℃まで昇温し、この状態を1時間維持することにより、反応系の脱水を行った。次に、還流冷却器を取り付け、60℃まで降温し、塩化メタリル(以下、「MLC」とも称する。)27.0gを30分かけて添加し、その後、5時間反応させた。ここに純水200.0gを加え、1時間反応させた後、硫酸で中性とした。室温まで冷却後、この水溶液を500mlの分液ロートへ移し、分層するまで静置し、下層を取り除いた。残った上層を300mlのナスフラスコへ移し、ロータリーエバポレーターで脱溶媒した。析出してきた塩を濾過により取り除き、単量体1を得た。
還流冷却器、攪拌機(パドル翼)を備えた容量1000mLのガラス製セパラブルフラスコに、純水89.0g、およびモール塩0.0125gを仕込み、攪拌しながら、90℃まで昇温して重合反応系とした。次に、攪拌下、90℃に保持された重合反応系中に、80%アクリル酸水溶液(以下、「80%AA」とも称する。)212.5g、48%水酸化ナトリウム水溶液(以下、「48%NaOH」とも称する。)9.8g、単量体1を30.0g、15%過硫酸ナトリウム水溶液(以下、「15%NaPS」とも称する。)48.1g、および35%亜硫酸水素ナトリウム水溶液(以下、「35%SBS」とも称する。)34.4gを、それぞれ別々のノズルより滴下した。各溶液の滴下時間は、80%AAおよび48%NaOHについては180分間、単量体1については90分間、15%NaPSについては185分間、35%SBSについては175分間とした。また、各溶液の滴下速度は一定とし、各溶液の滴下は連続的に行った。
80%AAの滴下終了後、更に30分間、上記反応溶液を90℃に保持(熟成)して重合を終了した。重合終了後、重合反応液を攪拌、放冷しながら、48%NaOH167.2gを徐々に滴下し、重合反応液を中和した。
このようにして、固形分濃度45.5%、重量平均分子量8500の重合体1(ポリアルキレングリコール系共重合体1)の水溶液(ポリアルキレングリコール系共重合体組成物1)を得た。
還流冷却器、攪拌機(パドル翼)を備えた容量1000mLのガラス製セパラブルフラスコに、純水113.0g、およびモール塩0.0121gを仕込み、攪拌しながら、90℃まで昇温して重合反応系とした。次に、攪拌下、90℃に保持された重合反応系中に、80%AAを175.0g、48%NaOHを8.1g、単量体1を60.0g、15%NaPSを40.7g、および35%SBSを40.7g、それぞれ別々のノズルより滴下した。各溶液の滴下時間は、80%AAおよび48%NaOHについては180分間、単量体1については90分間、15%NaPSについては185分間、35%SBSについては175分間とした。また、各溶液の滴下速度は一定とし、各溶液の滴下は連続的に行った。
80%AAの滴下終了後、更に30分間、上記反応溶液を90℃に保持(熟成)して重合を終了した。重合終了後、重合反応液を攪拌、放冷しながら、48%NaOH137.7gを徐々に滴下し、重合反応液を中和した。
このようにして、固形分濃度45.6%、重量平均分子量9400の重合体2(ポリアルキレングリコール系共重合体2)の水溶液(ポリアルキレングリコール系共重合体組成物2)を得た。
攪拌機(パドル翼)を備えた容量1000mLのガラス製セパラブルフラスコに、、ニューコール2320(株式会社日本乳化剤製;C12−13アルコールのエチレンオキサイド20モル付加物)425.6gと、KOH35.3gを仕込み、窒素吹き込み、攪拌しながら、120℃まで昇温し、この状態を1時間維持することにより、反応系の脱水を行った。次に、還流冷却器を取り付け、60℃まで降温し、MLC54.0gを30分かけて添加し、その後、5時間反応させた。さらに、純水50.0gを加え、1時間反応させた後、硫酸で中性とした。室温まで冷却後、この水溶液を1000mlのナスフラスコへ移し、ロータリーエバポレーターで脱溶媒した。ここにエタノールを加え、析出してきた塩を濾過により取り除いた。この一連の脱塩操作を3回繰り返し、完全に脱溶媒して単量体2を得た。
還流冷却器、攪拌機(パドル翼)を備えた容量1000mLのガラス製セパラブルフラスコに、純水89.0g、およびモール塩0.0124gを仕込み、攪拌しながら、90℃まで昇温して重合反応系とした。次に、攪拌下、90℃に保持された重合反応系中に、80%AAを212.5g、48%NaOHを9.8g、単量体2を30.0g、15%NaPSを47.8g、および35%SBSを34.1g、それぞれ別々のノズルより滴下した。各溶液の滴下時間は、80%AAおよび48%NaOHについては180分間、単量体2については150分間、15%NaPSについては185分間、35%SBSについては175分間とした。また、各溶液の滴下速度は一定とし、各溶液の滴下は連続的に行った。
80%AAの滴下終了後、更に30分間、上記反応溶液を90℃に保持(熟成)して重合を終了した。重合終了後、重合反応液を攪拌、放冷しながら、48%NaOH167.2gを徐々に滴下し、重合反応液を中和した。
このようにして、固形分濃度45.8%、重量平均分子量8800の重合体3(ポリアルキレングリコール系共重合体3)の水溶液(ポリアルキレングリコール系共重合体組成物3)を得た。
還流冷却器、攪拌機(パドル翼)を備えた容量1000mLのガラス製セパラブルフラスコに、純水117.0g、およびモール塩0.0121gを仕込み、攪拌しながら、90℃まで昇温して重合反応系とした。次に、攪拌下、90℃に保持された重合反応系中に、80%AAを175.0g、48%NaOHを8.1g、単量体2を60.0g、15%NaPSを40.0g、および35%SBSを22.8g、それぞれ別々のノズルより滴下した。各溶液の滴下時間は、80%AAおよび48%NaOHについては180分間、単量体2については120分間、15%NaPSについては185分間、35%SBSについては175分間とした。また、各溶液の滴下速度は一定とし、各溶液の滴下は連続的に行った。
80%AAの滴下終了後、更に30分間、上記反応溶液を90℃に保持(熟成)して重合を終了した。重合終了後、重合反応液を攪拌、放冷しながら、48%NaOH137.7gを徐々に滴下し、重合反応液を中和した。
このようにして、固形分濃度46.0%、重量平均分子量9500の重合体4(ポリアルキレングリコール系共重合体4)の水溶液(ポリアルキレングリコール系共重合体組成物4)を得た。
攪拌機(パドル翼)を備えた容量1000mLのガラス製セパラブルフラスコに、、ニューコール2360(株式会社日本乳化剤製;C12−13アルコールのエチレンオキサイド60モル付加物)480.1gと、KOH15.0gを仕込み、窒素吹き込み、攪拌しながら、120℃まで昇温し、この状態を1時間維持することにより、反応系の脱水を行った。次に、還流冷却器を取り付け、60℃まで降温し、MLC23.0gを30分かけて添加し、その後、5時間反応させた。さらに、純水50.0gを加え、1時間反応させた後、硫酸で中性とした。室温まで冷却後、この水溶液を1000mlのナスフラスコへ移し、ロータリーエバポレーターで脱溶媒した。ここにエタノールを加え、析出してきた塩を濾過により取り除いた。この一連の脱塩操作を3回繰り返し、完全に脱溶媒して単量体3を得た。
還流冷却器、攪拌機(パドル翼)を備えた容量1000mLのガラス製セパラブルフラスコに、純水115.0g、およびモール塩0.0120gを仕込み、攪拌しながら、90℃まで昇温して重合反応系とした。次に、攪拌下、90℃に保持された重合反応系中に、80%AAを175.0g、48%NaOHを8.1g、単量体3を60.0g、15%NaPSを39.3g、および35%SBSを33.7g、それぞれ別々のノズルより滴下した。各溶液の滴下時間は、80%AAおよび48%NaOHについては180分間、単量体3については120分間、15%NaPSについては185分間、35%SBSについては175分間とした。また、各溶液の滴下速度は一定とし、各溶液の滴下は連続的に行った。
80%AAの滴下終了後、更に30分間、上記反応溶液を90℃に保持(熟成)して重合を終了した。重合終了後、重合反応液を攪拌、放冷しながら、48%NaOH137.7gを徐々に滴下し、重合反応液を中和した。
このようにして、固形分濃度45.9%、重量平均分子量9800の重合体5(ポリアルキレングリコール系共重合体5)の水溶液(ポリアルキレングリコール系共重合体組成物5)を得た。
還流冷却器、攪拌機(パドル翼)を備えた容量1000mLのガラス製セパラブルフラスコに、純水152.0g、およびモール塩0.0119gを仕込み、攪拌しながら、90℃まで昇温して重合反応系とした。次に、攪拌下、90℃に保持された重合反応系中に、80%AAを125.0g、48%NaOHを5.8g、単量体3を100.0g、15%NaPSを28.5g、および35%SBSを24.4gを、それぞれ別々のノズルより滴下した。各溶液の滴下時間は、80%AAおよび48%NaOHについては180分間、単量体3については90分間、15%NaPSについては185分間、35%SBSについては175分間とした。また、各溶液の滴下速度は一定とし、各溶液の滴下は連続的に行った。
80%AAの滴下終了後、更に30分間、上記反応溶液を90℃に保持(熟成)して重合を終了した。重合終了後、重合反応液を攪拌、放冷しながら、48%NaOH98.3gを徐々に滴下し、重合反応液を中和した。
このようにして、固形分濃度46.4%、重量平均分子量10000の重合体6(ポリアルキレングリコール系共重合体6)の水溶液(ポリアルキレングリコール系共重合体組成物6)を得た。
還流冷却器、攪拌機(パドル翼)を備えた容量1000mLのガラス製セパラブルフラスコに、純水116.0g、およびモール塩0.0119gを仕込み、攪拌しながら、90℃まで昇温して重合反応系とした。次に、攪拌下、90℃に保持された重合反応系中に、80%AA175.0g、48%NaOH8.1g、イソプレノールのエチレンオキサイド25モル付加物(以下、「IPN25」とも称する。)60.0g、15%NaPS39.9g、および35%SBS28.5gを、それぞれ別々のノズルより滴下した。各溶液の滴下時間は、80%AAおよび48%NaOHについては180分間、IPN25については150分間、15%NaPSについては185分間、35%SBSについては175分間とした。また、各溶液の滴下速度は一定とし、各溶液の滴下は連続的に行った。
攪拌機(パドル翼)を備えた容量500mLのガラス製セパラブルフラスコに、メタノールのエチレンオキサイド25モル付加物(以下、「PGM25」とも称する。)226.4gと、KOH16.8gを仕込み、窒素吹き込み、攪拌しながら、120℃まで昇温し、この状態を1時間維持することにより、反応系の脱水を行った。次に、還流冷却器を取り付け、60℃まで降温し、MLC27.0gを30分かけて添加し、その後、5時間反応させた。ここに純水200.0gを加え、1時間反応させた後、硫酸で中性とした。室温まで冷却後、この水溶液を500mlの分液ロートへ移し、分層するまで静置し、下層を取り除いた。残った上層を300mlのナスフラスコへ移し、ロータリーエバポレーターで脱溶媒した。析出してきた塩を濾過により取り除き、単量体4を得た。
還流冷却器、攪拌機(パドル翼)を備えた容量1000mLのガラス製セパラブルフラスコに、純水116.0g、およびモール塩0.0119gを仕込み、攪拌しながら、90℃まで昇温して重合反応系とした。次に、攪拌下、90℃に保持された重合反応系中に、80%AAを175.0g、48%NaOHを8.1g、単量体4を60.0g、15%NaPSを39.9g、および35%SBSを28.5g、それぞれ別々のノズルより滴下した。各溶液の滴下時間は、80%AAおよび48%NaOHについては180分間、単量体4については150分間、15%NaPSについては185分間、35%SBSについては175分間とした。また、各溶液の滴下速度は一定とし、各溶液の滴下は連続的に行った。
80%AAの滴下終了後、更に30分間、上記反応溶液を90℃に保持(熟成)して重合を終了した。重合終了後、重合反応液を攪拌、放冷しながら、48%NaOH137.7gを徐々に滴下し、重合反応液を中和した。
このようにして、固形分濃度46.1%、重量平均分子量9800の比較重合体2の水溶液を得た。
次に、実施例1〜6および比較例1〜2の重合体の、析出抑制能を上記評価方法に従って評価した。結果を表1にまとめた。
表1から明らかなように、本発明における共重合体は、本発明の構造単位(a)を有していない比較重合体を含む比較共重合体に比して、有意に優れた析出抑制能を有している。よって、洗剤添加物として好ましく使用することができる。
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