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JP5586043B2 - Mimo−ofdmシステムにおける電力割り当て方法,及び電力割り当て装置 - Google Patents

Mimo−ofdmシステムにおける電力割り当て方法,及び電力割り当て装置 Download PDF

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JP5586043B2 JP2010003625A JP2010003625A JP5586043B2 JP 5586043 B2 JP5586043 B2 JP 5586043B2 JP 2010003625 A JP2010003625 A JP 2010003625A JP 2010003625 A JP2010003625 A JP 2010003625A JP 5586043 B2 JP5586043 B2 JP 5586043B2
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Description

本発明は,MIMO−OFDMシステムにおける電力割り当て方法,及び電力割り当て装置などに関し,特に,MIMO−OFDMシステムにおいて,複数のチャネルに対して電力を割り当てるための電力割り当て方法及び電力割り当て装置などに関する。
MIMO(Multi Input Multi Output)では,無線を介してデータの送受信を行うために,複数のアンテナが用いられる。MIMOでは,単位時間あたりの通信量を多くすることができる。
また,無線通信方式としては,OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing access:直交周波数分割多元接続方式)やTDMA(Time Division Multiple Access:時分割多重接続方式)が知られている。OFDMAやTDMAは,スペクトラム(周波数帯域)の利用効率を高めるための通信方式である。OFDMAでは,サブチャネルを複数のユーザー端末に共有させることで,スペクトラムの利用効率の向上を図っている。
上述したMIMOとOFDMA/TDMAとを組み合わせたMIMO−OFDMA/TDMAシステムが知られている(例えば,特許文献1参照。)。このMIMO−OFDMA/TDMAシステムでは,基地局(BS:base station)が,アップリンクチャネル及びダウンリンクチャネルの双方のチャネルのために,ユーザー端末に対して無線リソースを割り当てる必要がある。ここで,無線リソースとしては,電力やサブキャリアーがある。サブキャリアーとは,サブチャネルを構成する構成要素の1つである。言い換えると,複数のサブキャリアーの集まりがサブチャネルである。
そして,MIMO−OFDMA/TDMAシステムにおいて,無線リソースの割り当てが確実に行われない場合,チャネルのスペクトラム効率が低下することとなる。そこで,電力割り当てのために,注水アルゴリズム(waterfilling algorithm)を用いることが行われている。注水アルゴリズムは,総電力一定のもとで,複数のチャネルに対して電力割り当てを行うものである。この注水アルゴリズムを用いることにより,無線通信システムのキャパシティ(通信路容量)を最大化することができる。
しかしながら,注水アルゴリズムで用いられる用語「キャパシティ」は,理論的なパラメーターに過ぎず,実用中の無線通信システムにおいてはキャパシティを計測したり,評価したりすることができない。そのため,従来の無線通信システムでは,キャパシティの評価結果に応じて,他のパラメーターを変更したり,ユーザー端末の移動に伴ってパラメーターを変更したりすることができず,実用的ではなかった。具体的には,従来の注水アルゴリズムを用いた場合,必要とする以上の電力が割り当てられる場合があり,その過剰に割り当てられた電力は,無線通信システムのスループットを低下させる原因となる。
特表2008−501284号公報
そこで,本発明は,上述した問題に対して実用的な解決方法を提供することを主な目的とする。
具体的には,本発明は,MIMO−OFDMシステムにおいて評価可能なパラメーターであるスループットに着目してなされたものであり,そのスループットを最大化することができる電力割り当て方法及び電力割り当て装置などを提供することを目的とする。また,本発明は,改良又は拡張された注水アルゴリズム(電力割り当てプログラム)を提供することも目的とする。
本発明の第1の側面は,MIMO−OFDMシステムにおいて,複数のチャネルの各々に電力を割り当てるための方法に関する。この方法では,複数のチャネルをSINR値の順にソートし,ソート後の複数のチャネルに対して,注水アルゴリズムにしたがって電力割り当てを行う。続いて,複数のチャネルの各々について,割り当てられる電力の第1電力値と,データレートを可能な限り最大化するのに必要な必要電力量とを比較し,第1電力値が必要電力量よりも大きい場合には,当該チャネルに対して,必要電力量を割り当てる。これにより,チャネルに対して過剰に電力が割り当てられることを回避することができる。一方,第1電力値が必要電力量よりも小さいチャネルに対しては,注水アルゴリズムにしたがって電力割り当てが行われる。このとき割り当てられる電力の第2電力値は,割り当て可能な電力の総電力量が多いため,第1電力値よりも高い。これにより,チャネルに対して割り当てられる電力が不足することや無駄になることを回避することができる。
これらの結果,この側面によれば,MIMO−OFDMシステムのパフォーマンスの最大化を図ることができる。また,この側面によれば,データレートを考慮するので,キャパシティを考慮することがない。その結果,この側面によれば,MIMO−OFDMシステムにおける従来の課題を解決して,MIMO−OFDMシステムを実用的なものとすることができる。
また,本発明の好ましい側面では,第2電力値が必要電力量よりも大きい場合には,当該チャネルに対して,第2電力値に代えて必要電力量を割り当てる。一方で,第2電力値が必要電力量よりも小さいチャネルに対しては,注水アルゴリズムと同様の注水アルゴリズムにしたがって電力割り当てが行われる。これにより,MIMO−OFDMシステムのパフォーマンスの最大化をより確実に図ることができる。
また,本発明の好ましい側面では,必要電力量が,変調方式と符号化率との組み合わせであるMCS(MCS:modulation and coding scheme)に基づいて算出される。ここで,MCSを考慮することにより,データレートが最大化されるように必要電力量を算出することが確実にできる。
また,本発明のより好ましい側面では,第1電力値を割り当てる前に,必要電力量が算出される。これにより,第1電力値と必要電力量の比較を速やかに行うことができる。
また,本発明の好ましい側面では,第1電力値を割り当てる前に,必要電力量が,変調方式と符号化率との組み合わせであるMCSに基づいて算出され,第1電力値を割り当てた後であって,第2電力値を割り当てる前までの間に,必要電力量が小さい値に更新される。すなわち,利用可能な(サポート可能な)MCSに応じて必要電力量が定まることとなる。これにより,可能な限り高いデータレートを確保することができる。
また,本発明のより好ましい側面では,最適なMCSから最も適していないMCSまでの複数のMCSの群から,最適なMCSから当該最適なMCSに次善のMCSという順序でMCSを用いることで,必要電力量が注水アルゴリズムでの水充填定数よりも低い値となるように算出され,その値に更新される。これにより,必要電力量を,水充填定数に近い値であって,当該水充填定数よりも小さい値に更新することができる。すなわち,利用可能な(サポート可能な)MCSに応じて必要電力量が定まることとなる。これにより,可能な限り高いデータレートを確保することができる。
また,本発明の第2の側面は,MIMO−OFDMシステムにおいて,複数のチャネルの各々に電力を割り当てるための電力割り当て装置に関する。この電力割り当て装置は,ソートする手段と,第1電力割り当て手段と,比較手段と,第2電力割り当て手段とを含む。
ソートする手段は,複数のチャネルをSINR値の順にソートする手段である。第1電力割り当て手段は,ソートされた複数のチャネルに対して,注水アルゴリズムにしたがって電力割り当てを行う手段である。比較手段は,複数のチャネルの各々について,第1電力割り当て手段が割り当てる電力の第1電力値と,データレートを可能な限り最大化するのに必要な必要電力量とを比較する手段である。第2電力割り当て手段は,比較手段による比較の結果,第1電力値が必要電力量よりも大きい場合には,当該チャネルに対して,第1電力値に代えて必要電力量を割り当てるとともに,第1電力値が必要電力量よりも小さいチャネルに対して,注水アルゴリズムと同様の注水アルゴリズムにしたがって電力割り当てを行う手段である。
この第2の側面によっても,第1の側面と同等の効果を奏することができる。
また,本発明の他の側面は,上述した第1の側面をコンピュータや上記第2の側面に係る電力割り当て装置が実行するためのプログラムや,当該プログラムを格納した記録媒体に関する。これらの側面によっても,第1の側面や第2の側面と同等の効果を奏することができる。
本発明によれば,MIMO−OFDMシステムにおいてデータレートを考慮して,複数のチャネルに対する電力割り当てが行われる。これにより,MIMO−OFDMシステムのスループットを最大化させることができる。つまり,電力利用効率を高めることができる。
図1は,本発明の無線通信システムの構成を概略的に示す図である。 図2は,無線通信システムの基地局によって実行される電力割り当て処理の処理手順を示すフローチャートである。 図3は,図2のステップS10〜S12に対応するチャネルと電力値との関係の一例を示す図である。 図4は,図2のステップS20〜S22に対応するチャネルと電力値(必要電力量)との関係の一例を示す図である。 図5(a)は,図2のステップS30〜S38に対応するチャネルと電力値との関係の一例を示す図であり,図5(b)は,図5(a)において割り当てられていない電力値を示す図である。 図6は,第2回目の電力割り当て(注水アルゴリズム)を行った場合におけるチャネルと電力値(必要電力量)との関係の一例を示す図である。 図7は,第3回目の電力割り当て(注水アルゴリズム)を行った場合におけるチャネルと電力値(必要電力量)との関係の一例を示す図である。 図8は,第4回目の電力割り当て(注水アルゴリズム)を行った場合におけるチャネルと電力値(必要電力量)との関係の一例を示す図である。 図9は,第5回目の電力割り当て(注水アルゴリズム)を行った場合におけるチャネルと電力値(必要電力量)との関係の一例を示す図である。 図10(a)は,電力割り当てが完了した後のチャネルと電力値(必要電力量)との関係の一例を示す図であり,図10(b)は,図10(a)において割り当てられていない電力値を示す図である。
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態を説明する。しかしながら,以下説明する形態はある例であって,当業者にとって自明な範囲で適宜修正することができる。
図1は,本発明の無線通信システムの構成を概略的に示す図である。
図1に示す無線通信システム1は,1つの基地局(Base station)10と,複数のユーザー端末20とを含んでいる。無線通信システム1は,本態様では,MIMOとOFDMAとを組み合わせたMIMO−OFDMシステムである。
基地局10は,複数個のアンテナを含み,複数のユーザー端末20(単に「ユーザー」ともいう)の各々に対してチャネルを割り当てるチャネル割り当て装置又は無線リソース割り当て装置として機能する。具体的には,基地局10は,ユーザー端末20に対して無線リソースの割り当て(RRA)を行うことで,ユーザー端末20同士の無線通信を可能にする。無線リソースとしては,電力や,サブチャネル用のサブキャリアーがある。無線リソースの割り当ては,アップリンクチャネル及びダウンリンクチャネルの双方について行われる。本態様では,MIMOのデータ送信に固有モデル通信(EMT:Eigen Model Transmission)を適用し,それにより,対応する固有チャネルの全てに対してユーザー端末が割り当てられる。なお,無線リソース割り当て装置の一例として基地局10を挙げたが,ユーザー端末20に対して電力を割り当てることが可能なデバイス又はコントローラーであればいかなるものであってもよい。
ユーザー端末20は,複数のアンテナを含んでいる。ユーザー端末20は,無線通信可能なデバイスであればいかなるものであってもよく,例えば,携帯型のデバイス(移動端末)であってもよいし,据え置き型のデバイスであってもよい。ユーザー端末20は,基地局20によって割り当てられたチャネルを用いて,他のユーザー端末20との間で無線通信(データの送受信)を行う。
続いて,基地局10による電力割り当てについて説明する。なお,基地局10によるサブキャリアーの割り当てについては,その説明を省略する。
図2は,無線通信システム1の基地局10によって実行される電力割り当て処理の処理手順を示すフローチャートである。本態様では,図2の処理によって,無線通信システム1において,1つの基地局10が,複数のチャネルに対して電力を割り当てる。このような電力割り当て処理は,電力割り当てプログラム(アルゴリズム)に従って行われる。本発明では,電力割り当て処理が複数回にわたって実行される。
まず,ステップS5では,利用可能な複数のチャネルのSINRに関する情報を入手する。
続くステップS10では,複数のチャネルをSINRが降順となるように並び替える。
そして,ステップS12では,注水アルゴリズムにしたがって電力割り当て(第1回目の電力割り当て)を行う。注水アルゴリズムは,利用可能な電力の総量(総電力P1)を,電力の少ないチャネルから優先的に割り当てるプログラムである。これにより,チャネルの電力値(水充填定数,第1電力値)は等しくなる。このときの水充填定数をα1とする。なお,水充填定数α1よりも高い電力値のチャネルには,電力割り当てが行われない。
続いて,ステップS20では,電力割り当てが行われたチャネルについて,最適なMCSに関する情報を取得する。ここで,最適MCSとは,データレートを可能な限り最大化するMCSである。そして,ステップS22では,取得した最適なMCSに関する情報から,対応するチャネルに必要な電力値(以下,必要電力値ともいう)を決定する。すなわち,MCSに応じて,データレートを可能な限り最大化するのに必要な必要電力量を定めることができる。
続くステップS30では,電力割り当てが行われたチャネルについて,水充填定数α(例えばα1)と必要電力値との差分(水充填定数−必要電力値)を算出し,ステップS32において,その差分値が負の値をとるか(0よりも小さいか)どうかを判断する。すなわち,この差分値が負の値をとる場合には,割り当てられる電力の第1電力値(水充填定数α)が,必要電力量未満であるといえる。反対に,この差分値が0以上である場合には,割り当てられる電力の第1電力値(水充填定数α)が,必要電力量以上であるといえる。このため,本態様では,この差分値が負の値をとる場合(すなわち,割り当てられる電力の第1電力値が必要電力量未満場合)には,対応するチャネルは,電力不足となることが予測されることから,そのチャネルの電力割り当てを完了せずに,後述するステップS36に進む。一方,差分値が0以上である場合(すなわち,割り当てられる電力の第1電力値が必要電力量以上である場合)には,対応するチャネルの電力を調整する制御を行うために,S34に進む。
ステップS32の判断の結果,差分値が0以上の値である場合(ステップS30でNO),ステップS34において,対応するチャネルの電力値を必要電力値となるように電力の再割り当て(調整)を行って(つまり,電力値を低く設定し),そのチャネルについての電力割り当てを完了する。したがって,以降の処理では,電力割り当てが完了したチャネルについては,考慮対象から除外される。その後,ステップS36では,差分値が負の値であるチャネル(ステップS30でYES)について,割り当て可能な残りの総電力P’を算出する。割り当て可能な残りの総電力P’は,割り当て可能な全ての総電力P1から,既に電力割り当てが完了しているチャネルに割り当てた電力量を減算することで得られる。
そして,ステップS38では,電力割り当て対象のチャネルが残りの1つであるかどうかを判断する。例えば,電力割り当て対象のチャネルの数(全チャネル数)から,考慮対象から除外されたチャネルの数(除外チャネル数)を減算した結果が1であるかどうかを判断すればよい。
続いて,ステップS40では,注水アルゴリズムにしたがって,再度,電力割り当てを行う。このとき電力割り当ての対象となるチャネルは,ステップS34で電力割り当てが完了していないチャネルである。また,このとき割り当て可能な電力の総量は,ステップS36で算出された総電力P’である。
続いて,ステップS42では,電力割り当てが行われたチャネルについて,次善のMCSに関する情報を取得する。その後,ステップS22に戻り,以降の処理を実行する。すなわち,取得したMCSに関する情報に合わせて,注水アルゴリズムで割り当てた電力値の調整を行う。
一方,ステップS38の判断の結果,電力割り当て対象のチャネルが1つである場合には,ステップS80において,そのチャネルに対して,次善のMCS(場合によっては最も適していないMCS)に関する情報から定まる必要電力量に対応する電力を割り当てる。すなわち,MCSを変更することによって,必要電力量が小さい値に更新される。具体的には,必要電力量の更新は,最適なMCSから最も適していないMCSまでの複数のMCSの群から,最適なMCSから当該最適なMCSに次善のMCSという順序でMCSを用いることで,行われる。その結果,必要電力量が注水アルゴリズムでの水充填定数よりも低い値となるように算出され,その値に更新される。これにより,必要電力量を,水充填定数に近い値であって,当該水充填定数よりも小さい値に更新することができる。すなわち,利用可能な(サポート可能な)MCSに応じて必要電力量が定まることとなる。結果として,総電力Pの大部分を,全てのチャネルに対して割り当てることが可能となる。
なお,ステップS80の処理の結果,割り当てられずに残った電力については,最後に電力割り当てを行ったチャネルに対して割り当ててもよいし,他のチャネルに割り当ててもよいし,どのチャネルにも割り当てないようにしてもよい。また,処理手順の複雑化を回避するために,最後のチャネルに対しても,他のチャネルと同様に,注水アルゴリズムにしたがって電力割り当てを行った後,割り当てた電力を,MCSから定まる必要電力量に調整してもよい。
上述した図2の処理によれば,無線通信システム1(MIMO−OFDMシステム)において,複数のチャネルの各々に電力が割り当てられる。そして,複数のチャネルがSINR値の順にソートされ(ステップS10),ソート後の複数のチャネルに対して,注水アルゴリズムにしたがって第1回目の電力割り当てが行われる(ステップS12)。続いて,複数のチャネルの各々について,割り当てられる電力の第1電力値(水充填定数α1)と,データレートを可能な限り最大化するのに必要な必要電力量とを比較し(ステップS32),第1電力値が必要電力量よりも大きい場合には,当該チャネルに対して,必要電力量を割り当てる(ステップS34)。これにより,チャネルに対して過剰に電力が割り当てられることを回避することができる。一方,第1電力値が必要電力量よりも小さいチャネルに対しては,第2回目(又はそれ以降の)の注水アルゴリズムにしたがって電力割り当てが行われる(ステップS40)。このとき割り当てられる電力の第2電力値は,割り当て可能な電力の総電力量が多いため,第1電力値(水充填定数α1)よりも高い。これにより,チャネルに対して割り当てられる電力が不足することや無駄になることを回避することができる。
したがって,上述した図2の処理によれば,無線通信システム1のパフォーマンスの最大化を図ることができる。また,図2の処理によれば,データレート(つまり,MCS)を考慮するので,キャパシティを考慮することがない。その結果,この側面によれば,MIMO−OFDMシステムにおける従来の課題を解決して,無線通信システム1を実用的なものとすることができる。なお,データレートとキャパシティ(通信路容量)の大きな相違点は,前者が計測可能なパラメーターであるのに対して,後者が計測できない理論的なパラメーターである点である。
また,図2の処理によれば,第2電力値が必要電力量よりも大きい場合には,当該チャネルに対して,第2電力値に代えて,更新後の必要電力量を割り当てる(ステップS42,S22)。一方で,第2電力値が必要電力量よりも小さいチャネルに対しては,注水アルゴリズムと同様の注水アルゴリズムにしたがって電力割り当てが行われる。これにより,無線通信システム1のパフォーマンスの最大化をより確実に図ることができる。
また,図2の処理によれば,ステップS22において,必要電力量が,変調方式と符号化率との組み合わせであるMCSに基づいて算出される。ここで,MCSを考慮することにより,データレートが最大化されるように必要電力量を算出することが確実にできる。
また,図2の処理によれば,第1電力値を割り当てた後に,必要電力量が算出される(ステップS22)。これにより,第1電力値(水充填定数α1)と必要電力量の比較を速やかに行うことができる。
また,図2の処理によれば,第1電力値を割り当てた後に,必要電力量が,変調方式と符号化率との組み合わせであるMCSに基づいて算出され,第1電力値を割り当てた後であって,第2電力値を割り当てる前までの間に,必要電力量が小さい値に更新される。すなわち,利用可能な(サポート可能な)MCSに応じて必要電力量が定まることとなる。これにより,可能な限り高いデータレートを確保することができる。
また,図2の処理によれば,必要電力量の更新を,最適なMCSから最も適していないMCSまでの複数のMCSの群から,最適なMCSから当該最適なMCSに次善のMCSという順序でMCSを用いることで行う。このようにすることで,利用可能な(サポート可能な)MCSに応じて必要電力量が定まることとなる。そして,その結果,可能な限り高いデータレートを確保することができる。
また,図2の処理は,先に説明したとおり,基地局10によって実行される。すなわち,基地局10は,複数のチャネルの各々に電力を割り当てるための電力割り当て装置として機能することとなる。なお,無線通信システム1において,電力割り当て装置として機能する装置やデバイスは,基地局10に限られることはなく,ユーザー端末20であってもよい。また,図2の処理に対応するプログラムを実行可能な装置や当該プログラムを格納した記憶媒体を含む装置も同等の効果を奏することができる。
また,図2の処理は,既存の注水アルゴリズム又はリソース割り当てプログラムを利用したものであるが,この注水アルゴリズムは,複数回にわたって(多段階にわたる水充填定数で)実行される。すなわち,図2の処理は,既存の注水アルゴリズムを拡張又は改良したものであるともいえる。
なお,上述した態様では,複数のチャネルが水充填定数を下回る場合に,それらチャネルの電力割り当てを完了させることができる。これに代えて,SINR値が小さいチャネルから順に,水充填定数を下回るかどうかを判断して,1つずつ電力割り当てを完了させてもよい。これにより,図2の処理に対応するアルゴリズム(プログラム)を簡略化させることができる。
次に,本発明の実施例を説明する。
本実施例では,シナリオとして,以下のような場合を考慮した。
まず,複数の無線送信機及び無線受信機で構成されたMIMO−OFDMシステムにおいて,利用可能なデータサブチャネルが6個ある。すなわち,本発明による多段階注水アルゴリズムの対象となるチャネルの数が6である。
さらに,上記システムの前提条件として,以下の点(1)〜(3)を考慮した。
(1)各サブチャネルの信号対干渉雑音比(SINR)の信号は,無線送信機及び無線受信機の双方において既知である。
(2)本発明による多段階注水アルゴリズムは,無線送信機で利用される。
(3)無線送信機において下記表1に示すマッピングテーブルが利用可能である。このマッピングテーブルにおいて,MCS1は,最適なMCSであり,データレートを最大化するものであり,MCS2は,最適MCSの次善のMCS(つまり,2番目に適したMCS)である。そして,MCSのインデックスの値が大きくなるほどデータレートが低くなり,インデックスが最大のMCS(つまり,MCSn)は,最も適していないMCSであり,データレートが最も低く,かつ,ロバスト性が最も強い。
Figure 0005586043

そして,上述したようなシステムにおいて図1に示したような処理(シミュレーション)を行った。
ステップS10では,図3に示すように,6つのチャネルをSINRが降順となるようにソートした。この結果,チャネルCH3,CH4,CH1,CH6,CH5,CH2の順番でチャネルがソートされた。続くステップS12では,図3に示すように,ソート後のチャネルに対して,注水アルゴリズムにしたがって電力を注いだ(つまり,電力割り当てを行った)。図3に示す例では,水充填定数よりも電力値が高いチャネルCH5,CH2には,電力が割り当てられなかった。
ステップS20〜S22では,チャネルCH3,CH4,CH1について,最適なMCSに応じて定まる必要電力量を求めた。各チャネルCH3,CH4,CH1の必要電力量は,図4に示す通りであった。なお,図4に示すように,チャネルCH1で,必要電力量が水充填定数α1を超えている場合,後続のチャネルCH6,CH5,Ch2については,必要電力量を求める必要はない(ただし,求めてもよい)。
ステップS30〜S38では,チャネルCH3,CH4について,必要電力量よりも過剰に割り当てられた電力を取り除いた(言い換えると,過剰な電力の割り当てをやめた)。そして,電力の割り当てが完了したチャネル(図5(a)では,チャネルCH3,CH4)を,電力割り当ての対象から除外した。また,図5(b)には,残りの電力(割り当て可能な総電力P’)が示されている。
ステップS40〜S42では,電力の割り当てが完了していないチャネルに対して電力を割り当てた(第2回目の電力割り当て処理)。具体的には,残りの電力(総電力P’)から,水充填定数を再計算することで,電力の割り当て量を定めた。
図6には,チャネルCH1,CH6,CH5,CH2に対して,第2回目の電力割り当て(注水アルゴリズム)を行ったときの結果が示されている。第2回目の電力割り当てでは,水充填定数(α2)が第1回目のものよりも高かった。そのため,チャネルCH1については,最適なMCSに応じて定まる必要電力量を満足することができ,チャネルCH6,CH5,CH2については,必要電力量を満足することができなかった。
そこで,図7に示すように,チャネルCH1の電力を,最適なMCSに応じて定まる必要電力量に設定し,過剰な電力を除去するとともに(過剰な電力の割り当てをやめるとともに),チャネルCH1の電力割り当てを完了した(つまり,チャネルCH1を電力割り当て対象から除外した)。一方,チャネルCH6については,最適なMCSに応じて定まる必要電力量が水充填定数α2を超えていたため,次善のMCS(この場合,2番目に最適なMCS)に応じて定まる必要電力量を求めた(必要電力量の更新)。
続いて,図7に示されているように,チャネルCH6,CH5,CH2に対して,第3回目の電力割り当て(注水アルゴリズム)を行った。このときの水充填定数はα3とした。チャネルCH6の更新後の必要電力値(2番目に最適なMCSに応じて定まる必要電力量)は,図7に示すように,水充填定数α3よりも少なく,具体的には,水充填定数α1〜α3の間にあった。
そこで,図8に示すように,チャネルCH6の電力を,2番目に最適なMCSに応じて定まる必要電力量に設定し,過剰な電力を除去するとともに(割り当てをやめるとともに),チャネルCH6の電力割り当てを完了した。
続いて,図8に示されているように,チャネルCH5,CH2に対して,第4回目の電力割り当て(注水アルゴリズム)を行った。このときの水充填定数はα4とした。チャネルCH5に必要な電力値(2番目に最適なMCSに応じて定まる必要電力量)は,図8に示すように,水充填定数α4よりも少なく,具体的には,水充填定数α1〜α4の間にあった。
そこで,図9に示すように,チャネルCH5の電力を,2番目に最適なMCSに応じて定まる必要電力量に設定し,過剰な電力を除去するとともに(割り当てをやめるとともに),チャネルCH5の電力割り当てを完了した。一方,チャネルCH2については,次善のMCS(この場合,3番目に最適なMCS)に応じて定まる必要電力量を求めた。
続いて,図9に示されているように,チャネルCH2に対して,第5回目の電力割り当て(注水アルゴリズム)を行った。このときの水充填定数はα5とした。チャネルCH2に必要な電力値(2番目に最適なMCSに応じて定まる必要電力量)は,水充填定数はα5を超えており,サポートすることができなかった。最終的に,チャネルCH2について,水充填定数α5をサポート可能な電力値(α5よりも小さい電力値)は,最も適していないMCSに応じて定まる必要電力量であった。
そこで,図10(a)に示すように,チャネルCH2の電力を,最も適していないMCSに応じて定まる必要電力量に設定し,過剰な電力を除去するとともに(割り当てをやめるとともに),チャネルCH5の電力割り当てを完了した。全ての電力割り当てが完了した後に,割り当てられなかった電力は,図10(b)に示す通り,わずかであった。
本発明は,無線通信(例えば,IEEE 802.15に規定されるWPAN(Wireless Personal Area Network)),特に,MIMO/OFDMAなどの分野で好適に利用されうる。また,本発明は,次世代型のモバイル通信システム(例えば,IEEE 802.16に規定されるWPAN(Wireless Metropolitan Area Network))に好適に利用されうる。
1 無線通信システム
10 基地局(Base station)
20 ユーザー端末

Claims (3)

  1. MIMO−OFDMシステムにおいて,複数のチャネルの各々に電力を割り当てるための電力割り当て方法であって,
    前記複数のチャネルをSINR値の順にソートするステップと,
    前記ソートされた複数のチャネルに対して,注水アルゴリズムにしたがって電力割り当てを行う第1電力割り当てステップと,
    変調方式と符号化率との組み合わせであるMCSに基づいて,システム上設定できるデータレートを可能な限り最大化するのに必要な必要電力量を算出する必要電力量算出ステップと,
    前記複数のチャネルの各々について,前記第1電力割り当てステップで割り当てられる電力の第1電力値と,前記必要電力量とを比較する比較ステップと,
    前記比較ステップの結果,前記第1電力値が前記必要電力量よりも大きい場合には,当該チャネルに対して,前記第1電力値に代えて前記必要電力量を割り当てるとともに,前記第1電力値が前記必要電力量よりも小さいチャネルに対して,前記注水アルゴリズムと同じアルゴリズムにしたがって電力割り当てを行う第2電力割り当てステップと,
    を含み,
    これにより,前記MIMO−OFDMシステムのパフォーマンスを最大化する,
    電力割り当て方法。
  2. 前記第2電力割り当てステップで割り当てられる電力の第2電力値が前記必要電力量よりも大きい場合には,当該チャネルに対して,前記第2電力値に代えて前記必要電力量を割り当てるとともに,前記第2電力値が前記必要電力量よりも小さいチャネルに対して,前記注水アルゴリズムと同じ注水アルゴリズムにしたがって電力割り当てを行うステップ,
    をさらに含む,
    請求項1に記載の電力割り当て方法。
  3. MIMO−OFDMシステムにおいて,複数のチャネルの各々に電力を割り当てるための電力割り当て装置であって,
    前記複数のチャネルをSINR値の順にソートする手段と,
    前記ソートされた複数のチャネルに対して,注水アルゴリズムにしたがって電力割り当てを行う第1電力割り当て手段と,
    変調方式と符号化率との組み合わせであるMCSに基づいて,システム上設定できるデータレートを可能な限り最大化するのに必要な必要電力量を算出する必要電力量算出ステップと,
    前記複数のチャネルの各々について,前記第1電力割り当て手段が割り当てる電力の第1電力値と,前記必要電力量とを比較する比較手段と,
    前記比較手段による比較の結果,前記第1電力値が前記必要電力量よりも大きい場合には,当該チャネルに対して,前記第1電力値に代えて前記必要電力量を割り当てるとともに,前記第1電力値が前記必要電力量よりも小さいチャネルに対して,前記注水アルゴリズムと同じ注水アルゴリズムにしたがって電力割り当てを行う第2電力割り当て手段と,
    を含み,
    これにより,前記MIMO−OFDMシステムのパフォーマンスを最大化する,
    電力割り当て装置。
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