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JP5585055B2 - 異風味が改善された飲用組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、電解質成分含有飲用組成物、特に異風味が改善された電解質成分含有飲用組成物に関する。さらに本発明は、電解質成分含有飲用組成物の異風味の改善方法に関する。
臨床現場では、脱水状態の予防・治療として輸液、経口補水液(ORS:oral rehydration solutionとも称される)が活用されている。
中でも高齢者は体内水分量が60%程度と少なく、腎機能低下による体内水分量の減少、喉の乾き感の低下による水分補給能力低下、尿意の間隔が近いことによる水分補給の拒絶、下痢による水分保持能の低下等により脱水症状に陥りやすく、その結果血液が濃縮され、脳梗塞のリスクが高まる。このリスク低減のためには、寝る前の水分補給やNaを中心とした電解質(ミネラル)を含む飲料(いわゆるミネラル飲料)を日常的に摂取することが重要と考えられている。
また、代謝や発汗および尿排泄が活発で発熱しやすく脱水症状を生じやすい小児に対しても補水の重要性が認識されている。
そのため、臨床現場のみならず、医療従事者でない者でも活用することが出来る経口補水液(以下、ORSとも略する)は、脱水に陥りやすい小児や高齢者、激しいスポーツや労働後の健常者、日射病、熱射病、急性胃腸炎、気管支喘息等による脱水状態を改善するのに有効な手段として普及し始めている。
このような補水液のミネラル組成は幾つか報告が為されているが(特許文献1、2及び非特許文献1参照)、例えば、Na:35〜90mEq/L、K:20〜30mEq/L、Mg2+:0〜3mEq/L、Cl:33〜80mEq/L、Ca2+:0〜5mEq/L、リン:0〜5mmol/Lといった成分を含有し、ナトリウムとブドウ糖のモル比が1:1.5〜2.5であることを特徴とする飲料が有効であることが知られている。
しかしながら、従来の組成では、ミネラル特有の異味、異風味が出現し、酸味料やナトリウムとのモル比を考慮したブドウ糖または分解してブドウ糖に変換される二糖類(例えばショ糖)を添加してもこれらの異味、異風味をマスキングできず、また過剰なブドウ糖または分解してブドウ糖に変換される二糖類(例えばショ糖)の添加は経口補水液として不適切であり、マスキングに十分な量を添加することが出来ないため、飲料として良好な品質を有することが出来なかった。
一方、ミネラルの異味、異風味のマスキングに関する特許は複数存在するが(特許文献3〜9)、特定の組成、特に特定の割合で電解質成分を含有する飲料に対して検討されたものではない。又、かかる組成のミネラル飲料に対して特定の糖アルコールを添加して異風味が改善された報告は無い。
特開2002−125639号公報 特開2006−304775号公報 特開2006−342061号公報 特開2006−279143号公報 特開平10−262600号公報 特表2009−517030号公報 特開2009−517033号公報 WO98/15196号パンフレット 特表2004−511242号公報 特開2002−125639号公報
経口補液の進歩,小児内科,35:1211−17,2003
本発明の目的は、電解質成分(ミネラル)を含有する組成物において生じるミネラル特有の異味、異風味を改善することであり、該異味、異風味が改善されたミネラル含有飲用組成物の提供にある。さらに、本発明の目的はミネラル特有の異味、異風味を改善するとともに、適度な甘味を付与することであり、そのようなミネラル含有飲用組成物の提供にある。
本発明者は、上記課題に鑑み、鋭意検討した結果、電解質成分(ミネラル)を含有し、酸味料として有機酸、有機酸塩を1種類以上配合する飲用組成物に、糖アルコールの一種であるキシリトールを配合することによりミネラルの異風味をマスキングし、さらに後味をすっきりとさせることに成功し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、以下を提供する。
[1]電解質成分およびキシリトールを含有することを特徴とする飲用組成物。
[2]電解質成分としてナトリウムイオン、カリウムイオン及び塩化物イオンを含有する、上記[1]記載の組成物。
[3]ナトリウムイオンの濃度が28〜108mEq/L、カリウムイオンの濃度が16〜45mEq及び塩化物イオンの濃度が26〜120mEq/Lである、上記[2]記載の組成物。
[4]ナトリウムイオンの濃度が35〜90mEq/L、カリウムイオンの濃度が20〜30mEq及び塩化物イオンの濃度が33〜80mEq/Lである、上記[3]記載の組成物。
[5]ナトリウムイオンの濃度が28〜42mEq/L、カリウムイオンの濃度が16〜30mEq及び塩化物イオンの濃度が26〜50mEq/Lである、上記[3]記載の組成物。
[6]ナトリウムイオンの濃度が72〜108mEq/L、カリウムイオンの濃度が24〜45mEq及び塩化物イオンの濃度が64〜120mEq/Lである、上記[3]記載の組成物。
[7]さらに、マグネシウムイオン、カルシウムイオン及びリンからなる群から選択される1種以上を電解質成分として含有する、上記[2]〜[6]のいずれかに記載の組成物。
[8]さらに0〜5mEq/Lのマグネシウムイオン、0〜8mEq/Lのカルシウムイオン及び0〜8mmol/Lのリンからなる群より選択される1種以上を電解質成分として含有する、上記[2]〜[7]のいずれかに記載の組成物。
[9]さらに0〜3mEq/Lのマグネシウムイオン、0〜5mEq/Lのカルシウムイオン及び0〜5mmol/Lのリンからなる群より選択される1種以上を電解質成分として含有する、上記[2]〜[7]のいずれかに記載の組成物。
[10]ナトリウムイオンの濃度が28〜108mEq/L、カリウムイオンの濃度が16〜45mEq、塩化物イオンの濃度が26〜120mEq/L、マグネシウムイオンの濃度が0〜5mEq/L、カルシウムイオンの濃度が0〜8mEq/L及びリンの濃度が0〜8mmol/Lである、上記[1]記載の組成物。
[11]ナトリウムイオンの濃度が35〜90mEq/L、カリウムイオンの濃度が20〜30mEq、塩化物イオンの濃度が33〜80mEq/L、マグネシウムイオンの濃度が0〜3mEq/L、カルシウムイオンの濃度が0〜5mEq/L及びリンの濃度が0〜5mmol/Lである、上記[1]記載の組成物。
[12]キシリトールの濃度が0.05〜20%である、上記[1]〜[9]のいずれかに記載の組成物。
[13]さらに、酸味料を含む、上記[1]〜[12]のいずれかに記載の組成物。
[14]酸味料がグルコン酸及び/又はグルコン酸ナトリウムである、上記[13]記載の組成物。
[15]さらに、高甘味度甘味料を含む、上記[1]〜[14]のいずれかに記載の組成物。
[16]高甘味度甘味料が、アスパルテーム、アセスルファムカリウム及びスクラロースからなる群より選択される少なくとも1種である、上記[15]記載の組成物。
[17]キシリトールを添加することを特徴とする、電解質成分を含有する飲用組成物の異風味を改善する方法。
[18]0.05〜20%の濃度となるようにキシリトールが添加される、上記[17]記載の方法。
本発明によれば、電解質成分(ミネラル)を含有する飲用組成物で生じていた異味や異風味を、ブドウ糖や分解してブドウ糖に変換される二糖類(例えばショ糖)以外の素材によって改善することができる。添加量に制限のあるブドウ糖や分解してブドウ糖に変換される二糖類(例えばショ糖)以外の素材で異味や異風味を改善でき、さらに甘味をも付与することもできる。
以下、本発明を説明する。本明細書において使用される用語は、特に言及しない限り、当該分野で通常用いられる意味で用いられることが理解されるべきである。
本発明は電解質成分およびキシリトールを含有することを特徴とする飲用組成物を提供する。
本明細書中、「異味」及び「異風味」とは、経口摂取する際に不快感を生じるような塩味、金属味、苦味、渋み等の好ましくない味や風味を意図し、例えばミネラル成分に由来する塩味、金属味、苦味や渋みが挙げられる。
本明細書中、「飲用組成物」とは、飲用に適した組成及び性状を有する組成物であって、液状のものの他に、例えば氷状、ゼリー状、ムース状、プリン状、グミ状などの性状の組成物も含まれる。さらに、使用前に水等に溶解して用いる態様の組成物(例、粉末品、凍結乾燥品)として提供されてもよいが、その場合、本明細書中では、溶解した状態の組成物(すなわち液状組成物)として説明される。好ましくは、用時調製の必要のない、レディ・トゥ・ユースな液状組成物(以下、本発明の飲料とも称する)及びゼリー状組成物(以下、本発明のゼリーとも称する)である。
本発明の飲用組成物は、電解質成分(ミネラル)を含有するミネラル含有組成物であって、飲用、水分補給用に適したものであればその種類に限定はなく、例えば、清涼飲料、スポーツ飲料、炭酸飲料、果汁飲料、乳性飲料、はっ酵乳飲料、コーヒー飲料、ココア飲料、紅茶飲料、各種茶飲料、野菜飲料、豆乳、牛乳、アルコール飲料、ビール、健康ドリンク、栄養ドリンク、ゼリードリンク、経口補水液、ゼリー、ムース、プリン、グミ、内服液剤等の医薬部外品または医薬品が挙げられる。
該組成物の適用目的や形状によって異なるが、例えば本発明の飲用組成物は、ORSとしても有用であり、ORSとして用いる場合には、電解質濃度、糖質含有量、滴定酸度、浸透圧及びpHについても、水分・電解質成分の補給に適したものとなっているか、あるいは飲用として適したものとなっている。
本発明の飲用組成物は、脱水、発汗により失われた電解質成分を経口摂取により腸管から効率よく吸収させるために電解質成分を含有する。
本発明において、各電解質成分の供給源としては、自体公知のものを用いることができる。具体的には、塩化物、硫酸化物、炭酸化物、リン酸化物等の無機電解質成分由来であってもよいし、クエン酸塩、乳酸塩、アミノ酸(例、グルタミン、アスパラギン酸、グルタミン酸)塩、アルギン酸塩、リンゴ酸塩、グルコン酸塩、アジピン酸塩、酢酸塩、フマル酸塩等の有機電解質成分由来であってもよい。これらは単独で用いても良いし2種以上を混合して用いてもよい。
また、リンの供給源としては、例えばリン酸、またはリン酸とアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属との塩等が挙げられ、中でもリン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸2水素ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸水素カリウム、リン酸2水素カリウム、リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウムまたはリン酸マグネシウムが好ましい。
リン酸は水溶液中で一部解離して、HPO 、HPO 2−又はPO 3−を生じる。従って、本発明においては、これらのリンの総和をmmol/Lとして表す。
本発明の飲用組成物においては、電解質成分として、ナトリウムイオン(以下、Naとも記載する)、カリウムイオン(以下、Kとも記載する)及び塩化物イオン(以下、Clとも記載する)を含有させることが好ましい。具体的には、好適な一実施態様においては、20mEq/L以上、好ましくは28〜108mEq/L、さらに好ましくは35〜90mEq/LのNa;10mEq/L以上、好ましくは16〜45mEq/L、さらに好ましくは20〜30mEq/LのK;20mEq/L以上、好ましくは26〜120mEq/L、さらに好ましくは33〜80mEq/LのCl;を含有させる。
世界保健機構(WHO)によれば、Na濃度については、コレラ又はコレラ様毒素産生大腸菌による急性下痢症のようにNaの大量喪失を伴う脱水症状の場合にはORSとしては高濃度のNaを含有することが好ましいとされているが、日本においては上記のような疾患は少なく、むしろNa排泄がコレラ疾患の場合よりは少ない、ウイルス性下痢症や急性下痢症が主流であること、さらには、Naの過剰摂取による高ナトリウム血症の発生が懸念されるため、より少ないNa濃度のORSも使用されている。
本発明の飲用組成物においては、上記電解質成分(Na、K、Cl)に加えて、マグネシウムイオン(以下、Mg2+とも記載する)、カルシウムイオン(以下、Ca2+とも記載する)及びリンからなる群から選択される1種以上を電解質として含有させることができ、またそうすることが好ましい。
具体的には、0〜5mEq/L、好ましくは0〜3mEq/L、より好ましくは3mEq/LのMg2+;0〜8mEq/L、好ましくは0〜5mEq/L、より好ましくは5mEq/LのCa2+;0〜8mmol/L、好ましくは0〜5mmol/L、より好ましくは5mmol/Lのリン;を含有させることが好ましい。
上記した各電解質成分の濃度は、本発明の飲用組成物をORSとして好適に使用できるように設定された場合のものであり、ORSとして使用可能な範囲で適宜増減することができることは当業者には明らかであろう。さらに本発明の飲用組成物の適用目的によっても適宜増減することができる。
本発明の飲用組成物は、電解質成分に加え、キシリトールを含有することを特徴とし、かかるキシリトールの存在が異風味改善効果に寄与する。ここで、異風味を改善するとは、キシリトールを添加する前に比べて、有意に異風味を減弱させることであり、本発明の飲用組成物においては、キシリトールを添加したほうがその他の糖アルコールを添加するよりもより異風味を減弱させることができる。通常、官能試験(官能評価)によって異風味改善効果を評価・確認することができる。
キシリトールとは天然に存在する五炭糖の糖アルコールであり、本発明においてキシリトールの供給源としては、自体公知のものを用いることができる。具体的には、果物や野菜等から抽出されたもの、工業的に製造されたもの等が挙げられるが、簡便には商業的に入手可能なものを用いることができる。
キシリトールの本発明の飲用組成物中の含有量は、異風味改善効果が得られる限り、特に限定されず、キシリトール以外の、味や風味に影響を及ぼす添加物の種類や量等に応じて適宜設定されるが、通常、0.05〜20%、好ましくは0.2〜9%の濃度で含有させることが好ましい。また、甘味を付与したくない飲料に適用する場合には、甘味を感じにくい濃度である0.05〜3%、更には甘味を殆ど感じない0.2〜0.5%の濃度で含有させることができ、上記濃度においても十分に異風味改善効果が得られる。
本発明の飲用組成物のpHは、飲用として適したものであれば特に限定されず、適用される形態の種類、味、風味、添加物の種類や量に応じて適宜設定されるが、通常pH2〜10付近である。
本発明の飲用組成物をORSとして用いる場合には、電解質成分の吸収部位である腸管のpH環境は弱酸性から中性域であるために、摂取された組成物のpHも弱酸性から中性であることが生理的であり、かつ、速やかな水分・電解質成分の吸収のために好ましいものといえるため、そのpHの範囲としては4.2〜6.0であることが好ましい。
本発明の飲用組成物がゼリー状、ムース状、プリン状、グミ状といった保形性のある食品の場合には、胃内にある程度滞留することが想定され、その際にpH環境が変化してしまうため、上記したORSとして好ましいpH範囲に限定されず、水分活性が高い場合は殺菌による熱負荷を少なく設計するため、酸性の果汁を多量に使用する場合は呈味を良好に設計するため、pH4.0未満であることが好ましい。
また、本発明の飲用組成物をORSとして用いる場合には、滴定酸度や浸透圧も条件設定を要する因子となり得るが、いずれも当分野で通常用いられている基準に従って調節することができる。
本発明の飲用組成物においては、エネルギー源となる糖質を含めることができる。糖質としては、エネルギー源となるとともに、腸管からのナトリウムイオンの吸収に重要な働きを有するブドウ糖(グルコース)や、ブドウ糖を構成単位とする多糖でもよい。ブドウ糖を構成単位とする多糖としては、分解してブドウ糖に変換される二糖類(例えばショ糖、マルトース、ラクトース、セロビオース、トレハロース)や、シクロデキストリン、グリコーゲン、アミロペクチン、アミロース、デンプン、セルロース等が用いられる。好ましくはショ糖である。これらは単独でも用いてもよいし、2種類以上を混合して用いてもよい。
小腸に存在するナトリウム−グルコース共輸送体によりグルコースの吸収と同時にナトリウムイオンが吸収される為、本発明の飲用組成物をORSとして用いる場合には、グルコース又は分解してグルコースへと変換される糖質をナトリウムとグルコースのモル比が1:1.5〜1:2.5となる様に含めることが有用である。例えばショ糖であれば9w/v%以下であり、好ましくは1〜8%である。
また、本発明の飲用組成物には、適度な甘味を持たせ、浸透圧への影響や摂取カロリーの増加を引き起こすことが懸念される。かかる懸念や飲み易さを一層向上させるため、例えばアスパルテームやアセスルファムカリウム、スクラロース、ステビア等の高甘味度甘味料を適宜配合することもできる。当該高甘味度甘味料の飲用組成物中の含有量は、所望の効果が得られる限り特に限定されず、用いる高甘味度甘味料の種類に応じて適宜設定されるが、通常0.1%以下、好ましくは0.05%以下の濃度で組成物中に含ませる。
さらに、本発明の飲用組成物には、適度な酸味を持たせ、またpH調節にも寄与し得る酸味料を適宜配合することもできる。具体的には、酸味料として有機酸及び/又は有機酸塩が挙げられる。有機酸としては、例えばクエン酸、乳酸、アミノ酸(例えばグルタミン酸、アスパラギン酸等)、アルギン酸、リンゴ酸、グルコン酸、アジピン酸、酢酸、又はフマル酸等が挙げられる。有機酸塩としては、上記した各有機酸とアルカリ金属またはアルカリ土類金属との塩類が挙げられる。これらを2種以上混合してもよい。中でも、クエン酸及び/又はクエン酸ナトリウム、乳酸及び/又は乳酸ナトリウム、グルコン酸及び/又はグルコン酸ナトリウムが好ましく、特にグルコン酸及びグルコン酸塩(グルコン酸ナトリウム)の混合物が好ましい。
さらに、免疫力の低い小児、高齢者において特に必要である免疫力を高める成分として、シスチン、テアニン、アルギニン等のアミノ酸もしくはアミノ酸類縁体を含有させることもでき、また、睡眠の質を高める成分としてグリシンなどのアミノ酸もしくはアミノ酸類縁体を含有させることもでき、また、脳血管障害の予防に有用な成分として、抗酸化作用を有する成分や、血栓の生成を抑える働きを有する成分等を含有させることができ、上述したような本発明の飲用組成物において、これらの成分を含有させることも、本発明の技術的範囲に含まれるものである。
さらに、本発明の飲用組成物は、ビタミン類を含んでもよい。ビタミン類としては、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビオチン、葉酸、パントテン酸及びニコチン酸類があり、これらは糖代謝、脂質代謝、アミノ酸代謝等種々の代謝に関与する。特に、ビタミンB1及びその誘導体は解糖系の補酵素として糖代謝に関係するものであり、飲用組成物に含まれている糖質を効率よくエネルギーに変換する働きが期待できる。
本発明の飲用組成物がゼリー状組成物である場合、上記の飲用組成物中にゲル化剤を含めることができる。ゲル化剤としては、具体的には、寒天、ゼラチン、カラギナン、ジェランガム、キサンタンガム、ローカストビーンガム、ペクチン、アルギン酸ナトリウム、グアガム、タラガム、ガラクトマンナン等が挙げられる。飲用組成物中のゲル化剤の含有量は、所望されるゲル化の程度が達成される限り特に限定されないが、通常、飲用組成物100重量部に対して30重量部以下の割合でゲル化剤を使用することが好ましい。
本発明の飲用組成物は、その組成や性状にあわせて、例えば、プラスチック容器、ペットボトル、紙製容器(カートカン、テトラパック等も含む)、スパウトつきパウチ等の容器、またはアルミパウチ、透明パウチ、もしくは金属缶等に充填して製品とする。
本発明は上記した、キシリトールを含有することを特徴とする飲用組成物、特に電解質成分を含有する飲用組成物を提供することに加え、電解質成分を含有する飲用組成物にキシリトールを添加することによって、該飲用組成物の異風味を改善する方法をも提供する(以下、本発明の方法とも称する)。ここで、電解質成分を含有する飲用組成物とは、上記した飲用組成物と同様の、特定の組成で各電解質成分を含有する飲用組成物を意味する。本発明の該組成物に、0.05〜20%、好ましくは0.2〜9%の濃度となるよう、キシリトールを添加することによって本発明の方法を実施することができる。電解質成分を含有する飲用組成物における各電解質の含有量やその他の含め得る添加物の種類や量、及び当該組成物を調製するにあたっての種々の条件は上記した飲用組成物と同様である。
本発明の飲用組成物、及び本発明の方法においてキシリトールを添加する対象となる電解質成分を含有する飲用組成物は、上記各電解質成分(及び必要に応じて添加物)をバランスよく組み合わせることにより、電解質成分補給に必要な電解質濃度を維持し、そのうえで、必要に応じ、速やかで、かつ、十分な水分補給が可能な範囲内で種々の条件(例、溶液pHなど)を設定することができる。
以下に実施例を用いて本発明を詳述するが、本発明は以下の実施例に何ら限定されるものではない。
本実施例中、単に%と記載される場合には、w/v%を意味する。
試験例1
<飲用組成物の調製>
グラニュー糖(食品)、塩化ナトリウム(食品添加物)、塩化カリウム(食品添加物)、塩化カルシウム(2水塩、食品添加物)、塩化マグネシウム(6水塩、食品添加物)、リン酸2水素カリウム(無水、食品添加物)及び酸味料(グルコン酸、グルコン酸ナトリウム;いずれも食品添加物)を下記ミネラルレシピ(表1:低濃度ミネラルレシピ1、表2:高濃度ミネラルレシピ1)にしたがって秤量し、水に溶解し、得られた各溶液に種々の糖アルコール(食品添加物)を10%、5%、2.5%、2.2%のショ糖溶液と同等の甘味となるように添加してpH3.8の各飲用組成物を調製した。
各飲用組成物の甘味は、PSE(Point of Subjective Equality)で示した。
異質な2つ(ここではショ糖と、各糖アルコール)の刺激量SaとSbが、ある共通な感覚特性に関して主観的に等しいと判断された場合、SaとSbをPSEで主観的等価値又は等価刺激(=PSE)といい、本試験例では全体の甘味として、10%ショ糖溶液と同等の甘味を有する場合(PSE=10)、5%ショ糖溶液と同等の甘味を有する場合(PSE=5)、2.5%ショ糖溶液と同等の甘味を有する場合(PSE=2.5)、及び2.2%ショ糖溶液と同等の甘味を有する場合(PSE=2.2)の飲用組成物を調製した。
実施例1〜8:糖アルコールとしてキシリトールを用いた場合
比較例1〜8:糖アルコールとしてエリスリトールを用いた場合
比較例9〜16:糖アルコールとしてソルビトールを用いた場合
比較例17〜24:糖アルコールとしてマルチトールを用いた場合
各実施例及び比較例とそれらの組成との対応表を表3に示す。
<ミネラルレシピ>
Figure 0005585055
Figure 0005585055
Figure 0005585055
<官能評価>
実施例1〜8及び比較例1〜24について、糖アルコールを添加する前の溶液をコントロールとしてパネラー4名で官能評価を行い、糖アルコールの、飲用組成物の異風味改善効果を評価した。
項目は、甘味の好ましさ、異風味の強さ、異風味の好ましさ、後味のキレ(強さ)、後味の好ましさ、総合評価の6項目とした。評価は評点法でコントロールを0点として、−2点から2点の間を0.1点刻みで評価した。
好ましさ及び総合評価はマイナスを「コントロールより好ましくない」、プラスを「コントロールより好ましい」、強さはマイナスを「コントロールより弱い」、プラスを「コントロールより強い」とした。
パネラー4名の評点の平均値を表4、5(PSE=10)、表6、7(PSE=5)、表8、9(PSE=2.5)及び表10、11(PSE=2.2)に示す。
Figure 0005585055
表4より、キシリトールを含有する実施例1はその他の糖アルコールを含有する比較例1、9及び17より異風味が弱く、好ましく、後味のキレが強く、好ましいことが確認された。
Figure 0005585055
表5より、キシリトールを含有する実施例2はその他の糖アルコールを含有する比較例2、10及び18より異風味が弱く、好ましく、後味のキレが強く、好ましいことが確認された。
Figure 0005585055
表6より、キシリトールを含有する実施例3はその他の糖アルコールを含有する比較例3、11及び19より異風味が弱く、好ましく、後味のキレが強く、好ましいことが確認された。
Figure 0005585055
表7より、キシリトールを含有する実施例4はその他の糖アルコールを含有する比較例4、12及び20より異風味が弱く、好ましく、後味のキレが強く、好ましいことが確認された。
Figure 0005585055
表8より、キシリトールを含有する実施例5はその他の糖アルコールを含有する比較例5、13及び21より異風味が弱く、好ましく、後味のキレが強く、好ましいことが確認された。
Figure 0005585055
表9より、キシリトールを含有する実施例6はその他の糖アルコールを含有する比較例6、14及び22より異風味が弱く、好ましく、後味のキレが強く、好ましいことが確認された。
Figure 0005585055
表10より、キシリトールを含有する実施例7はその他の糖アルコールを含有する比較例7、15及び23より異風味が弱く、好ましく、後味のキレが強く、好ましいことが確認された。
Figure 0005585055
表11より、キシリトールを含有する実施例8はその他の糖アルコールを含有する比較例8、16及び24より異風味が弱く、好ましく、後味のキレが強く、好ましいことが確認された。
いずれの場合も、異風味の強さにおいて実施例と比較例の間に有意差があり、キシリトールが異風味を減弱させることがわかった。これらの結果より、電解質成分を含有する飲用組成物に生じる異風味を改善するのに、キシリトールを選択することが有効であることが示された。
試験例2
試験例1と同様にして、表1(低濃度ミネラルレシピ1)又は表2(高濃度ミネラルレシピ1)にしたがって各成分を秤量し、水に溶解し、得られた各溶液にキシリトール(食品添加物)のみを(実施例9、10)、又はキシリトールに加えて高甘味度甘味料(アスパルテーム、アセスルファムカリウム及びスクラロース)(実施例11、12)を、それぞれ10%のショ糖溶液と同等の甘味となるよう(PSE=10)に添加してpH3.8の各飲用組成物を調製した(各成分の配合比は表12を参照のこと)。
Figure 0005585055
各実施例について、キシリトール、又はキシリトール、アスパルテーム、アセスルファムカリウム及びスクラロースを添加する前の溶液をコントロールとしてパネラー4名で官能評価を行い、異風味改善効果を評価した。
項目は、甘味の好ましさ、異風味の強さ、異風味の好ましさ、後味のキレ(強さ)、後味の好ましさ、総合評価の6項目とした。評価は評点法でコントロールを0点として、−2点から2点の間を0.1点刻みで評価した。
好ましさ及び総合評価はマイナスを「コントロールより好ましくない」、プラスを「コントロールより好ましい」、強さはマイナスを「コントロールより弱い」、プラスを「コントロールより強い」とした。
パネラー4名の評点の平均値を表13に示す。
Figure 0005585055
表13より、キシリトールに高甘味度甘味料(アスパルテーム、アセスルファムカリウム及びスクラロース)を加えた飲用組成物でも、キシリトールのみを加えた飲用組成物と同様に、異風味が弱く、好ましく、後味のキレが強く、好ましいことが確認された。
試験例3
<飲用組成物の調製>
酸味料として用いる有機酸の種類を、グルコン酸ナトリウムとグルコン酸の組み合わせの代わりにクエン酸3ナトリウム及びクエン酸の組み合わせとすること以外は実施例1と同様にして表14記載の低濃度ミネラルレシピ2に従ってPSE=10、pH3.8の飲用組成物を調製した(実施例13)。有機酸の種類を、グルコン酸ナトリウムとグルコン酸の組み合わせの代わりに乳酸ナトリウム及び乳酸の組み合わせとすること以外は実施例1と同様にして表15記載の低濃度ミネラルレシピ3に従ってPSE=10、pH3.8の飲用組成物を調製した(実施例14)。
有機酸の種類を、グルコン酸ナトリウムとグルコン酸の組み合わせの代わりにクエン酸3ナトリウム及びクエン酸の組み合わせとすること以外は実施例2と同様にして表16記載の高濃度ミネラルレシピ2に従ってPSE=10、pH3.8の飲用組成物を調製した(実施例15)。有機酸の種類を、グルコン酸ナトリウムとグルコン酸の組み合わせの代わりに乳酸ナトリウム及び乳酸の組み合わせとすること以外は実施例2と同様にして表17記載の高濃度ミネラルレシピ3に従ってPSE=10、pH3.8の飲用組成物を調製した(実施例16)。
<ミネラルレシピ>
Figure 0005585055
Figure 0005585055
Figure 0005585055
Figure 0005585055
各実施例とそれらの組成との対応表を表18に示す。
Figure 0005585055
各実施例について、キシリトールを添加する前の溶液をコントロールとしてパネラー4名で官能評価を行い、キシリトールの、各飲用組成物における異風味改善効果を評価した。
項目は、甘味の好ましさ、異風味の強さ、異風味の好ましさ、後味のキレ(強さ)、後味の好ましさ、総合評価の6項目とした。評価は評点法でコントロールを0点として、−2点から2点の間を0.1点刻みで評価した。
好ましさ及び総合評価はマイナスを「コントロールより好ましくない」、プラスを「コントロールより好ましい」、強さはマイナスを「コントロールより弱い」、プラスを「コントロールより強い」とした。
パネラー4名の評点の平均値を表19に示す。
Figure 0005585055
表19より、飲用組成物中に含める有機酸の種類が異なっても、実施例1と同様にキシリトールを加えた飲用組成物は、異風味が弱く、好ましく、後味のキレが強く、好ましいことが確認された。
試験例4
<飲用組成物の調製>
粉末ゼラチンを溶解した溶液に、表1又は表2に示した配合でグラニュー糖、各種ミネラル、グルコン酸及びグルコン酸ナトリウムを加え、全体の甘味がショ糖10%濃度相当(PSE=10)になるようにキシリトールを9%配合して、pH3.8のゼリー状組成物を調製した(実施例17及び実施例18)。尚、粉末ゼラチンは2.5%濃度で、ゼラチンが溶解したゼリー液をスパウト付きパウチに充填した後、90℃で10分間熱をかけ、その後冷却した。
<官能評価>
このようにして作成したゼリー状組成物について、キシリトールを添加しないゼリー状組成物をコントロールとしてパネラー4名で官能評価を行い、キシリトールの、各飲用組成物(ゼリー状組成物)における異風味改善効果を評価した。
項目は、甘味の好ましさ、異風味の強さ、異風味の好ましさ、後味のキレ(強さ)、後味の好ましさ、総合評価の6項目とした。評価は評点法でコントロールを0点として、−2点から2点の間を0.1点刻みで評価した。
好ましさ及び総合評価はマイナスを「コントロールより好ましくない」、プラスを「コントロールより好ましい」、強さはマイナスを「コントロールより弱い」、プラスを「コントロールより強い」とした。
パネラー4名の評点の平均値を表20に示す。
Figure 0005585055
表20より、キシリトールを含有する溶液をゲル化しても実施例1の飲用組成物と同様に、キシリトールを含有するゼリー状組成物は異風味が弱く、好ましく、後味のキレが強く、好ましいことが確認された。
本発明によれば、電解質成分を含有する飲用組成物において、キシリトールを配合することによって、従来問題となっていた該飲用組成物の異風味を改善することが可能になる。異風味のマスキングに加え、後味をすっきりとさせることにより、飲用組成物として良好な品質が得られる。
また、高カロリーとなる虞のあるグルコースやショ糖等を過剰に用いることなく、かつキシリトールは微量でも異風味の改善が行えることから、低カロリー飲料にも好適に用いることができる。

Claims (13)

  1. 電解質成分としてナトリウムイオン、カリウムイオン及び塩化物イオンを含有し、並びにキシリトールを含有することを特徴とする飲用組成物であって、
    ナトリウムイオンの濃度が28〜108mEq/L、カリウムイオンの濃度が16〜45mEq及び塩化物イオンの濃度が26〜120mEq/Lであり、
    キシリトールの濃度が0.2〜0.5%である、飲用組成物
  2. ナトリウムイオンの濃度が35〜90mEq/L、カリウムイオンの濃度が20〜30mEq及び塩化物イオンの濃度が33〜80mEq/Lである、請求項記載の組成物。
  3. ナトリウムイオンの濃度が28〜42mEq/L、カリウムイオンの濃度が16〜30mEq及び塩化物イオンの濃度が26〜50mEq/Lである、請求項記載の組成物。
  4. ナトリウムイオンの濃度が72〜108mEq/L、カリウムイオンの濃度が24〜45mEq及び塩化物イオンの濃度が64〜120mEq/Lである、請求項記載の組成物。
  5. さらに、マグネシウムイオン、カルシウムイオン及びリンからなる群から選択される1種以上を電解質成分として含有する、請求項のいずれか1項に記載の組成物。
  6. さらに0〜5mEq/Lのマグネシウムイオン、0〜8mEq/Lのカルシウムイオン及び0〜8mmol/Lのリンからなる群より選択される1種以上を電解質成分として含有する、請求項のいずれか1項に記載の組成物。
  7. さらに0〜3mEq/Lのマグネシウムイオン、0〜5mEq/Lのカルシウムイオン及び0〜5mmol/Lのリンからなる群より選択される1種以上を電解質成分として含有する、請求項のいずれか1項に記載の組成物。
  8. ナトリウムイオンの濃度が28〜108mEq/L、カリウムイオンの濃度が16〜45mEq、塩化物イオンの濃度が26〜120mEq/L、マグネシウムイオンの濃度が0〜5mEq/L、カルシウムイオンの濃度が0〜8mEq/L及びリンの濃度が0〜8mmol/Lである、請求項1記載の組成物。
  9. ナトリウムイオンの濃度が35〜90mEq/L、カリウムイオンの濃度が20〜30mEq、塩化物イオンの濃度が33〜80mEq/L、マグネシウムイオンの濃度が0〜3mEq/L、カルシウムイオンの濃度が0〜5mEq/L及びリンの濃度が0〜5mmol/Lである、請求項1記載の組成物。
  10. さらに、酸味料を含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 酸味料がグルコン酸及び/又はグルコン酸ナトリウムである、請求項10記載の組成物。
  12. さらに、高甘味度甘味料を含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. 高甘味度甘味料が、アスパルテーム、アセスルファムカリウム及びスクラロースからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項12記載の組成物。
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