JP5582316B2 - ポリマー型の光酸発生剤を含有するレジスト下層膜形成組成物及びそれを用いたレジストパターンの形成方法 - Google Patents
ポリマー型の光酸発生剤を含有するレジスト下層膜形成組成物及びそれを用いたレジストパターンの形成方法 Download PDFInfo
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Description
本発明は、ポリマー型の光酸発生剤を含有するレジスト下層膜形成組成物及び該組成物から形成されるレジスト下層膜を用いたレジストパターンの形成方法に関し、より詳細には、レジストパターン形状の改良が可能な該組成物及び該パターン形成方法に関する。
従来より、低分子の光酸発生剤を含むレジスト下層膜形成組成物、例えば、酸官能基を有する、溶媒系に可溶なポリマーおよび/またはオリゴマーを架橋剤および光酸発生剤と共に含む、湿式現像性反射防止膜組成物(特許文献1)や光吸収をなす発色団(クロモフォア)を有する少なくとも一種の繰り返し単位と、ヒドロキシル及び/またはカルボキシル基を有する少なくとも一種の繰り返し単位とを含んでなるポリマー、末端ビニルエーテル基を有する架橋剤、場合によっては光酸発生剤及び/または酸及び/または熱酸発生剤を含む、反射防止膜形成組成物(特許文献2)が提案されて用いられている。
しかし、これら反射防止膜組成物では、光酸発生剤として単独の低分子化合物が使用されているため、光酸発生剤成分がレジストへ溶出(リーチング)することや焼成時に光酸発生剤成分に由来する昇華物が発生することが問題となる。レジストへの溶出は、液体のレジスト組成物を汚染し、これにより、光酸発生剤成分のリソグラフィー装置内部への残留や部品への付着を引き起こし、露光不足や現像不良など露光・現像に悪影響を及ぼす原因となる。また、昇華物は、その後反射防止膜上に異物として付着し、欠陥等の悪影響を与えるおそれがある。
一方、ポリマー化された光酸発生剤をレジスト膜に取り入れる技術は既に知られており、例えば、光酸発生剤として重合性不飽和結合を有するスルホン酸のオニウム塩を重合した重合体を含むことを特徴とするレジスト材料が提案されている(特許文献3)。この文献には、前記重合体が、さらに、酸素脱離基を有する繰り返し単位と、密着性基を有する繰り返し単位とを有する構造をなすところのレジスト材料についても開示されている。しかし、当該レジスト材料は、液浸リソグラフィーに好適なレジスト材料を提供することを目的としており、またこの文献には、高精度なパターンを得るためのレジスト下層膜への適用について具体的な手段及び効果は示唆されていない。
また、光酸発生剤の重合体、上部反射防止膜の重合体、及び有機溶媒を含む上部反射防止膜組成物が提案されている(特許文献4)。当該上部反射防止膜組成物はフォトレジスト膜の上部に塗布し、上部反射防止膜を形成するものであり、この文献はイマージョンリソグラフィに適用可能な上部反射防止膜の組成物を提供することを目的としている。その上、この文献には、当該組成物のレジスト下層膜としてのドライリソグラフィへの適用の可能性については示唆されていない。
そこで、本発明は、上記の事情に基づきなされたものであり、その解決しようとする課題は、パターン底部においても容易にストレート形状のレジストパターンを形成できる等、レジストパターン形状のより一層の改良を達成することが可能なポリマー型の光酸発生剤を含有するレジスト下層膜形成組成物及び該組成物から形成されるレジスト下層膜を用いたレジストパターンの形成方法を提供することである。
本発明者らは、上記の課題を解決するべく鋭意研究を行った結果、光酸発生剤をポリマーの構造単位として導入することで、レジスト下層膜からレジスト底部へ酸を効果的に供給することができ且つ光酸発生剤のレジストへの溶出及び昇華を抑制することができる構成とすることにより、ストレート形状のレジストパターンを容易に形成できる等、レジストパターン形状のより改良を図ることができ、その上、レジストへの溶出による悪影響及び昇華物の発生による問題の発生を無くすことができることを見出し、本発明を完成するに至った。また、ポリマー中に光酸発生剤成分以外に、第二成分、第三成分を導入して機能性ポリマーに仕上げることにより、その機能性ポリマーを含むレジスト下層膜形成組成物の機能・役割を多様化し、それから形成されるレジスト下層膜の機能性を向上させることが可能になることも見出した。
すなわち、第1観点として、下記式(A−1)で表される構造単位又は下記式(A−2)で表される構造単位を有する重合体を含むレジスト下層膜形成組成物。
{式(A−1)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基又はフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基又は該フェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)。
一方、式(A−2)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基、フェニレン基又は炭素原子数7乃至10のアルキルフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基、該フェニレン基又は該アルキルフェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよく、エーテル基を1つ以上有していてもよい。)。
R3、R4及びR5は同一又は異種の炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又は置換基を有してもよいフェニル基を表し、R3とR4、R3とR5、R4とR5はそれぞれ結合して環を形成していてもよい。
R6は炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又はフェニル基を表す(ここで、該アルキル基、該シクロアルキル基又は該フェニル基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)。}
一方、式(A−2)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基、フェニレン基又は炭素原子数7乃至10のアルキルフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基、該フェニレン基又は該アルキルフェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよく、エーテル基を1つ以上有していてもよい。)。
R3、R4及びR5は同一又は異種の炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又は置換基を有してもよいフェニル基を表し、R3とR4、R3とR5、R4とR5はそれぞれ結合して環を形成していてもよい。
R6は炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又はフェニル基を表す(ここで、該アルキル基、該シクロアルキル基又は該フェニル基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)。}
第2観点として、下記式(A−1)で表される構造単位又は下記式(A−2)で表される構造単位、及び下記式(B)で表される構造単位を有する重合体を含むレジスト下層膜形成組成物。
{式(A−1)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基又はフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基又は該フェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)。
一方、式(A−2)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基、フェニレン基又は炭素原子数7乃至10のアルキルフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基、該フェニレン基又は該アルキルフェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよく、エーテル基を1つ以上有していてもよい。)。
R3、R4及びR5は同一又は異種の炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又は置換基を有してもよいフェニル基を表し、R3とR4、R3とR5、R4とR5はそれぞれ結合して環を形成していてもよい。
R6は炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又はフェニル基を表す(ここで、該アルキル基、該シクロアルキル基又は該フェニル基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)
式(B)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、A1は−C(=O)O−、−O−又は直接結合を表し、X1は炭素原子数1乃至8のアルキル基、アリール基又はアリールアルキル基を表し、該アルキル基、該アリール基又は該アリールアルキル基はヒドロキシ基、カルボキシル基又はエポキシ基を少なくとも1つ有する。
p及びqは前記重合体に含まれる構造単位を得るための原料モノマーの仕込み比(質量%)を表し、p及びqはそれぞれ0.05乃至0.95の範囲である。但し、p+q≦1を満たす。}
一方、式(A−2)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基、フェニレン基又は炭素原子数7乃至10のアルキルフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基、該フェニレン基又は該アルキルフェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよく、エーテル基を1つ以上有していてもよい。)。
R3、R4及びR5は同一又は異種の炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又は置換基を有してもよいフェニル基を表し、R3とR4、R3とR5、R4とR5はそれぞれ結合して環を形成していてもよい。
R6は炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又はフェニル基を表す(ここで、該アルキル基、該シクロアルキル基又は該フェニル基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)
式(B)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、A1は−C(=O)O−、−O−又は直接結合を表し、X1は炭素原子数1乃至8のアルキル基、アリール基又はアリールアルキル基を表し、該アルキル基、該アリール基又は該アリールアルキル基はヒドロキシ基、カルボキシル基又はエポキシ基を少なくとも1つ有する。
p及びqは前記重合体に含まれる構造単位を得るための原料モノマーの仕込み比(質量%)を表し、p及びqはそれぞれ0.05乃至0.95の範囲である。但し、p+q≦1を満たす。}
第3観点として、下記式(A−1)で表される構造単位又は下記式(A−2)で表される構造単位、下記式(B)で表される構造単位、及び下記式(C)で表される構造単位を有する重合体を含むレジスト下層膜形成組成物。
{式(A−1)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基又はフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基又は該フェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)。
一方、式(A−2)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基、フェニレン基又は炭素原子数7乃至10のアルキルフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基、該フェニレン基又は該アルキルフェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよく、エーテル基を1つ以上有していてもよい。)。
R3、R4及びR5は同一又は異種の炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又は置換基を有してもよいフェニル基を表し、R3とR4、R3とR5、R4とR5はそれぞれ結合して環を形成していてもよい。
R6は炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又はフェニル基を表す(ここで、該アルキル基、該シクロアルキル基又は該フェニル基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)
式(B)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、A1は−C(=O)O−、−O−又は直接結合を表し、X1は炭素原子数1乃至8のアルキル基、アリール基又はアリールアルキル基を表し、該アルキル基、該アリール基又は該アリールアルキル基はヒドロキシ基、カルボキシル基又はエポキシ基を少なくとも1つ有する。
式(C)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、A2は−C(=O)O−、−O−又は直接結合を表し、X2は水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換された炭素原子数1乃至8のアルキル基を表す。
p、q及びrは前記重合体に含まれる構造単位を得るための原料モノマーの仕込み比(質量%)を表し、p、q及びrはそれぞれ0.05乃至0.95の範囲である。但し、p+q+r≦1を満たす。}
一方、式(A−2)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基、フェニレン基又は炭素原子数7乃至10のアルキルフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基、該フェニレン基又は該アルキルフェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよく、エーテル基を1つ以上有していてもよい。)。
R3、R4及びR5は同一又は異種の炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又は置換基を有してもよいフェニル基を表し、R3とR4、R3とR5、R4とR5はそれぞれ結合して環を形成していてもよい。
R6は炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又はフェニル基を表す(ここで、該アルキル基、該シクロアルキル基又は該フェニル基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)
式(B)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、A1は−C(=O)O−、−O−又は直接結合を表し、X1は炭素原子数1乃至8のアルキル基、アリール基又はアリールアルキル基を表し、該アルキル基、該アリール基又は該アリールアルキル基はヒドロキシ基、カルボキシル基又はエポキシ基を少なくとも1つ有する。
式(C)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、A2は−C(=O)O−、−O−又は直接結合を表し、X2は水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換された炭素原子数1乃至8のアルキル基を表す。
p、q及びrは前記重合体に含まれる構造単位を得るための原料モノマーの仕込み比(質量%)を表し、p、q及びrはそれぞれ0.05乃至0.95の範囲である。但し、p+q+r≦1を満たす。}
さらに、前記式(A−1)、式(A−2)で表されるような光酸発生剤を構造単位に有しない重合体を、第1観点乃至第3観点のいずれかに記載のレジスト下層膜形成組成物に含むことができる。このような重合体として、例えばアクリル系ポリマー、ポリエステル、ノボラックが挙げられる。
第4観点として、さらに架橋剤、架橋触媒、及び有機溶剤を含む第1観点乃至第3観点のいずれかに記載のレジスト下層膜形成組成物。
第5観点として、
第1観点乃至第4観点のいずれかに記載のレジスト下層膜形成組成物を、パターンを形成する加工対象膜を有する基板上に、塗布しベークしてレジスト下層膜を形成する工程、
形成された前記レジスト下層膜上にレジスト膜を形成する工程、
前記レジスト膜が形成された基板に、KrFエキシマレーザー、ArFエキシマレーザー、極端紫外線(EUV)及び電子線(EB)からなる群から選択される放射線を照射する工程、
照射後に前記レジスト膜を現像してレジストパターンを形成する工程、及び
形成された前記レジストパターンをマスクとしてドライエッチングにより前記基板上にパターンを転写する工程を含む、半導体素子を作製する方法。
第5観点として、
第1観点乃至第4観点のいずれかに記載のレジスト下層膜形成組成物を、パターンを形成する加工対象膜を有する基板上に、塗布しベークしてレジスト下層膜を形成する工程、
形成された前記レジスト下層膜上にレジスト膜を形成する工程、
前記レジスト膜が形成された基板に、KrFエキシマレーザー、ArFエキシマレーザー、極端紫外線(EUV)及び電子線(EB)からなる群から選択される放射線を照射する工程、
照射後に前記レジスト膜を現像してレジストパターンを形成する工程、及び
形成された前記レジストパターンをマスクとしてドライエッチングにより前記基板上にパターンを転写する工程を含む、半導体素子を作製する方法。
本発明のレジスト下層膜形成組成物は、光酸発生剤をポリマーの構造単位として導入したものを組成物中に配合していることから、当該組成物から形成されたレジスト下層膜において、露光時、光酸発生剤から効率的に酸が発生し、当該レジスト下層膜とレジスト膜の界面近傍に供給することで、とりわけレジストパターン底部におけるより正確なエッチングが可能となり、容易にストレート形状のレジストパターンを形成できる等、レジストパターン形状の著しい改良を図ることが可能である。また、従来の低分子光酸発生剤の適用の際に問題となる光酸発生剤成分の溶出(リーチング)を防止すること、及び焼成工程による光酸発生剤成分の昇華を抑制することが可能である。
また、本発明のレジスト下層膜形成組成物は、光酸発生剤成分以外に第二、第三成分として機能性モノマーを導入したポリマーを含有することにより、レジスト下層膜形成組成物から形成されるレジスト下層膜の機能性を向上させることが可能となる。
さらに、本発明のレジスト下層膜形成組成物から形成されたレジスト下層膜は、放射線、特にKrFエキシマレーザー、ArFエキシマレーザー、EUV、EB等に対して高感度、高解像度でラインエッジラフネスが小さく、レジスト材料とのインターミキシングの発生を低減できる。
また、本発明のレジスト下層膜形成組成物は、光酸発生剤成分以外に第二、第三成分として機能性モノマーを導入したポリマーを含有することにより、レジスト下層膜形成組成物から形成されるレジスト下層膜の機能性を向上させることが可能となる。
さらに、本発明のレジスト下層膜形成組成物から形成されたレジスト下層膜は、放射線、特にKrFエキシマレーザー、ArFエキシマレーザー、EUV、EB等に対して高感度、高解像度でラインエッジラフネスが小さく、レジスト材料とのインターミキシングの発生を低減できる。
以下、各成分の詳細を説明する。
本発明のレジスト下層膜形成組成物から有機溶剤を除いた固形分は、例えば0.5乃至10質量%である。
本発明のレジスト下層膜形成組成物から有機溶剤を除いた固形分は、例えば0.5乃至10質量%である。
本発明のレジスト下層膜形成組成物に含まれる光酸発生剤の重合体としては、下記式(A−1)で表される構造単位又は下記式(A−2)で表される構造単位を有する。
{式(A−1)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基又はフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基又は該フェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)。
一方、式(A−2)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基、フェニレン基又は炭素原子数7乃至10のアルキルフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基、該フェニレン基又は該アルキルフェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよく、エーテル基を1つ以上有していてもよい。)。
R3、R4及びR5は同一又は異種の炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又は置換基を有してもよいフェニル基を表し、R3とR4、R3とR5、R4とR5はそれぞれ結合して環を形成していてもよい。
R6は炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又はフェニル基を表す(ここで、該アルキル基、該シクロアルキル基又は該フェニル基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)。}
一方、式(A−2)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基、フェニレン基又は炭素原子数7乃至10のアルキルフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基、該フェニレン基又は該アルキルフェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよく、エーテル基を1つ以上有していてもよい。)。
R3、R4及びR5は同一又は異種の炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又は置換基を有してもよいフェニル基を表し、R3とR4、R3とR5、R4とR5はそれぞれ結合して環を形成していてもよい。
R6は炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又はフェニル基を表す(ここで、該アルキル基、該シクロアルキル基又は該フェニル基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)。}
上記式(A−1)は、重合性不飽和結合を有するスルホン酸のスルホニウム塩(カチオン遊離型)である光酸発生剤の重合体である。また、上記式(A−2)は、重合性不飽和結合を有するスルホニウムのスルホン酸塩(アニオン遊離型)である光酸発生剤の重合体である。
上述のような本発明のレジスト下層膜形成組成物に含まれる重合体を得るために必要な重合性不飽和結合を有するスルホン酸のスルホニウム塩及び重合性不飽和結合を有するスルホニウムのスルホン酸塩としては、下記一般式(I)及び(II)が例示される。
{式(I)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基又はフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基又は該フェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)。
一方、式(II)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基、フェニレン基又は炭素原子数7乃至10のアルキルフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基、該フェニレン基又は該アルキルフェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよく、エーテル基を1つ以上有していてもよい。)。
R3、R4及びR5は同一又は異種の炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又は置換基を有してもよいフェニル基を表し、R3とR4、R3とR5、R4とR5はそれぞれ結合して環を形成していてもよい。
R6は炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又はフェニル基を表す(ここで、該アルキル基、該シクロアルキル基又は該フェニル基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)。}
一方、式(II)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基、フェニレン基又は炭素原子数7乃至10のアルキルフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基、該フェニレン基又は該アルキルフェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよく、エーテル基を1つ以上有していてもよい。)。
R3、R4及びR5は同一又は異種の炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又は置換基を有してもよいフェニル基を表し、R3とR4、R3とR5、R4とR5はそれぞれ結合して環を形成していてもよい。
R6は炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又はフェニル基を表す(ここで、該アルキル基、該シクロアルキル基又は該フェニル基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)。}
上記一般式(I)で表されるスルホン酸のスルホニウム塩の合成は既知であり、例えば、特開2009−091350号公報及び特開2009−091351号公報に開示されている。
また、上記一般式(II)で表されるスルホニウムのスルホン酸塩の合成も既知であり、例えば、Hengpeng Wu等 Adv.Funct.Mater.2001,11,No.4,August等に開示されている。
上記式(A−1)又は上記式(A−2)で表される構造単位を有する重合体の粘度は、通常、1乃至100cPである。
なお、粘度は、東機産業(株)製、VISCOMETER TV−20で測定した値である。
なお、粘度は、東機産業(株)製、VISCOMETER TV−20で測定した値である。
本発明のレジスト下層膜形成組成物における上記式(A−1)又は上記式(A−2)で表される構造単位を有する重合体の含有量は、当該レジスト下層膜形成組成物の固形分の含有量に基づいて、例えば、0.1乃至10質量%である。この重合体は、添加剤としてだけでなく前記固形分の主成分として本発明のレジスト下層膜形成組成物に含ませても良い。
また、本発明のレジスト下層膜形成組成物に含まれる重合体は、下記式(A−1)で表される構造単位又は下記式(A−2)で表される構造単位以外に、下記式(B)で表される構造単位を有することができる。
{式(A−1)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基又はフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基又は該フェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)。
一方、式(A−2)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基、フェニレン基又は炭素原子数7乃至10のアルキルフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基、該フェニレン基又は該アルキルフェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよく、エーテル基を1つ以上有していてもよい。)。
R3、R4及びR5は同一又は異種の炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又は置換基を有してもよいフェニル基を表し、R3とR4、R3とR5、R4とR5はそれぞれ結合して環を形成していてもよい。
R6は炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又はフェニル基を表す(ここで、該アルキル基、該シクロアルキル基又は該フェニル基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)
式(B)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、A1は−C(=O)O−、−O−又は直接結合を表し、X1は炭素原子数1乃至8のアルキル基、アリール基又はアリールアルキル基を表し、該アルキル基、該アリール基又は該アリールアルキル基はヒドロキシ基、カルボキシル基又はエポキシ基を少なくとも1つ有する。
p及びqは前記重合体に含まれる構造単位を得るための原料モノマーの仕込み比(質量%)を表し、p及びqはそれぞれ0.05乃至0.95の範囲である。但し、p+q≦1を満たす。}
一方、式(A−2)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基、フェニレン基又は炭素原子数7乃至10のアルキルフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基、該フェニレン基又は該アルキルフェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよく、エーテル基を1つ以上有していてもよい。)。
R3、R4及びR5は同一又は異種の炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又は置換基を有してもよいフェニル基を表し、R3とR4、R3とR5、R4とR5はそれぞれ結合して環を形成していてもよい。
R6は炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又はフェニル基を表す(ここで、該アルキル基、該シクロアルキル基又は該フェニル基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)
式(B)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、A1は−C(=O)O−、−O−又は直接結合を表し、X1は炭素原子数1乃至8のアルキル基、アリール基又はアリールアルキル基を表し、該アルキル基、該アリール基又は該アリールアルキル基はヒドロキシ基、カルボキシル基又はエポキシ基を少なくとも1つ有する。
p及びqは前記重合体に含まれる構造単位を得るための原料モノマーの仕込み比(質量%)を表し、p及びqはそれぞれ0.05乃至0.95の範囲である。但し、p+q≦1を満たす。}
本発明のレジスト下層膜形成組成物は、ポリマー中に上記式(A−1)又は上記式(A−2)で表される光酸発生剤成分以外に、第二成分として上記式(B)で表される構造単位を導入したポリマーを含ませることにより、レジスト下層膜形成組成物から形成されるレジスト下層膜の機能性を向上させることが可能となる。
上記式(B)で表される第二成分としては、例えば、下記式(III)で表される架橋部位(−OH)を有する構造単位を導入することにより、本発明のレジスト下層膜形成組成物から形成されるレジスト下層膜に熱架橋膜としての性質を付与することが可能であり、かつ本発明のレジスト下層膜形成組成物に含まれる、光酸発生剤成分を構造単位に有するポリマーを添加剤として適用した場合にベースポリマーに固定化することが可能となるため、レジスト下層膜上にレジストを塗布する際に光酸発生成分のリーチング(溶出)を抑制したり、光酸発生剤成分の昇華を抑制することが可能となる。
上記式(B)で表される第二成分の原料モノマーとして、例えばアクリル酸、メタクリル酸、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、2,3−ジヒドロキシプロピルアクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレート、2,3−ジヒドロキシプロピルメタクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシメタクリレート、4−ヒドロキシスチレン、4−ヒドロキシフェニルアクリレート、4−ヒドロキシフェニルメタクリレート、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレートが挙げられる。
レジストパターン形状をストレート形状に改良し、第二成分を導入することでレジスト下層膜の機能性を向上させるためには、pは通常、0.05乃至0.95である。一方、qは通常、0.05乃至0.95である。
また、上記式(A−1)又は上記式(A−2)で表される構造単位、及び上記式(B)で表される構造単位を有する重合体の粘度は、1乃至100cPである。
なお、粘度は、東機産業(株)製、VISCOMETER TV−20で測定した値である。
なお、粘度は、東機産業(株)製、VISCOMETER TV−20で測定した値である。
さらに、本発明のレジスト下層膜形成組成物に含まれる重合体は、下記式(A−1)で表される構造単位又は下記式(A−2)で表される構造単位、及び下記式(B)で表される構造単位以外に、下記式(C)で表される構造単位を有することができる。
{式(A−1)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基又はフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基又は該フェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)。
一方、式(A−2)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基、フェニレン基又は炭素原子数7乃至10のアルキルフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基、該フェニレン基又は該アルキルフェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよく、エーテル基を1つ以上有していてもよい。)。
R3、R4及びR5は同一又は異種の炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又は置換基を有してもよいフェニル基を表し、R3とR4、R3とR5、R4とR5はそれぞれ結合して環を形成していてもよい。
R6は炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又はフェニル基を表す(ここで、該アルキル基、該シクロアルキル基又は該フェニル基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)
式(B)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、A1は−C(=O)O−、−O−又は直接結合を表し、X1は炭素原子数1乃至8のアルキル基、アリール基又はアリールアルキル基を表し、該アルキル基、該アリール基又は該アリールアルキル基はヒドロキシ基、カルボキシル基又はエポキシ基を少なくとも1つ有する。
式(C)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、A2は−C(=O)O−、−O−又は直接結合を表し、X2は水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換された炭素原子数1乃至8のアルキル基を表す。
p、q及びrは前記重合体に含まれる構造単位を得るための原料モノマーの仕込み比(質量%)を表し、p、q及びrはそれぞれ0.05乃至0.95の範囲である。但し、p+q+r≦1を満たす。}
一方、式(A−2)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基、フェニレン基又は炭素原子数7乃至10のアルキルフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基、該フェニレン基又は該アルキルフェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよく、エーテル基を1つ以上有していてもよい。)。
R3、R4及びR5は同一又は異種の炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又は置換基を有してもよいフェニル基を表し、R3とR4、R3とR5、R4とR5はそれぞれ結合して環を形成していてもよい。
R6は炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又はフェニル基を表す(ここで、該アルキル基、該シクロアルキル基又は該フェニル基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)
式(B)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、A1は−C(=O)O−、−O−又は直接結合を表し、X1は炭素原子数1乃至8のアルキル基、アリール基又はアリールアルキル基を表し、該アルキル基、該アリール基又は該アリールアルキル基はヒドロキシ基、カルボキシル基又はエポキシ基を少なくとも1つ有する。
式(C)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、A2は−C(=O)O−、−O−又は直接結合を表し、X2は水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換された炭素原子数1乃至8のアルキル基を表す。
p、q及びrは前記重合体に含まれる構造単位を得るための原料モノマーの仕込み比(質量%)を表し、p、q及びrはそれぞれ0.05乃至0.95の範囲である。但し、p+q+r≦1を満たす。}
本発明のレジスト下層膜形成組成物は、ポリマー中に上記式(A−1)又は上記式(A−2)で表される光酸発生剤成分以外に、上述の第二成分同様、第三成分として上記式(C)で表される構造単位を導入したポリマーを含ませることにより、レジスト下層膜形成組成物から形成されるレジスト下層膜の機能性を向上させることが可能となる。
上記式(C)で表される第三成分としては、例えば、下記式(IV)で表されるフッ素系の構造単位を導入することにより、表面エネルギーを低下させ、本発明のレジスト下層膜形成組成物に含まれる、光酸発生剤成分を構造単位に有するポリマーを添加剤として適用した場合に光酸発生剤成分を効果的にレジスト下層膜表面部位へ偏析可能となる。また、少量の添加量でも効果的に酸としての効能を示すことが可能となる。
上記式(C)で表される第三成分の原料モノマーとして、例えば2,2,2−トリフルオロエチルアクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピルアクリレート、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルアクリレート、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルアクリレート、2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロブチルアクリレート、ビス(2,2,2−トリフルオロメチル)イソプロピルアクリレート、4−フルオロフェニルアクリレート、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニルアクリレート、2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピルメタクリレート、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルメタクリレート、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルメタクリレート、2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロブチルメタクリレート、ビス(2,2,2−トリフルオロメチル)イソプロピルメタクリレート、4−フルオロフェニルメタクリレート、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニルメタクリレート等が挙げられる。
レジストパターン形状をストレート形状に改良し、第二成分及び第三成分を導入することでレジスト下層膜の機能性を向上させるためには、pは通常、0.05乃至0.95である。また、qは通常、0.05乃至0.95である。さらに、rは通常、0.05乃至0.95である。
また、上記式(A−1)又は上記式(A−2)で表される構造単位、上記式(B)及び上記式(C)で表される構造単位を有する重合体の粘度は、1乃至100cPである。
なお、粘度は、東機産業(株)製、VISCOMETER TV−20で測定した値である。
なお、粘度は、東機産業(株)製、VISCOMETER TV−20で測定した値である。
本発明のレジスト下層膜形成組成物に含まれる重合体の合成方法としては、特に限定されないが、例えば、有機溶媒中で、上記式(I)で表されるスルホン酸のスルホニウム塩又は上記式(II)で表されるスルホニウムのスルホン酸塩、上記式(B)で表される第二成分の原料モノマー、及び上記式(C)で表される第三成分の原料モノマーに重合開始剤を加えて加熱重合を行い合成することができる。
当該重合開始剤としては、例えば、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)、ベンゾイルパーオキシド、ラウロイルパーオキシド等を挙げることができ、通常50乃至80℃に加熱して重合できる。反応時間としては通常2乃至100時間、または5乃至30時間である。
本発明のレジスト下層膜形成組成物はさらに架橋剤を含むことができる。
そのような架橋剤としては、特に制限はないが、少なくとも二つの架橋形成置換基を有する架橋性化合物が好ましく用いられる。当該架橋剤としては、例えば、メチロール基、メトキシメチル基といった架橋形成置換基を有するメラミン系化合物や置換尿素系化合物が挙げられる。具体的には、メトキシメチル化グリコールウリル又はメトキシメチル化メラミンなどの化合物であり、例えば、テトラメトキシメチルグリコールウリル、テトラブトキシメチルグリコールウリル、及びヘキサメトキシメチルメラミンである。また、テトラメトキシメチル尿素、テトラブトキシメチル尿素などの化合物も挙げられる。
そのような架橋剤としては、特に制限はないが、少なくとも二つの架橋形成置換基を有する架橋性化合物が好ましく用いられる。当該架橋剤としては、例えば、メチロール基、メトキシメチル基といった架橋形成置換基を有するメラミン系化合物や置換尿素系化合物が挙げられる。具体的には、メトキシメチル化グリコールウリル又はメトキシメチル化メラミンなどの化合物であり、例えば、テトラメトキシメチルグリコールウリル、テトラブトキシメチルグリコールウリル、及びヘキサメトキシメチルメラミンである。また、テトラメトキシメチル尿素、テトラブトキシメチル尿素などの化合物も挙げられる。
本発明のレジスト下層膜形成組成物における上記架橋剤の含有量は、当該レジスト下層膜形成組成物の固形分の含有量に基づいて、1乃至50質量%である。
また架橋反応を促進させるために、本発明のレジスト下層膜形成組成物は架橋触媒を含むことができる。
そのような架橋触媒としては、例えば、p−トルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、及びピリジニウム−p−トルエンスルホネート等のスルホン酸化合物、サリチル酸、スルホサリチル酸、クエン酸、安息香酸、及びヒドロキシ安息香酸等のカルボン酸化合物を挙げることができる。
そのような架橋触媒としては、例えば、p−トルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、及びピリジニウム−p−トルエンスルホネート等のスルホン酸化合物、サリチル酸、スルホサリチル酸、クエン酸、安息香酸、及びヒドロキシ安息香酸等のカルボン酸化合物を挙げることができる。
本発明のレジスト下層膜形成組成物における上記架橋触媒の含有量は、当該レジスト下層膜形成組成物の固形分の含有量に基づいて、0.02乃至10質量%である。
本発明のレジスト下層膜形成組成物は、上述より、上記の各成分を有機溶剤に溶解させ、重合開始剤を加えて加熱重合させることによって調製できる。
そのような有機溶剤としては、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールプロピルエーテルアセテート、メトキシブタノール類、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、エトキシ酢酸エチル、ヒドロキシ酢酸エチル、2−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、及びN−メチルピロリドン等を挙げることができる。
そのような有機溶剤としては、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールプロピルエーテルアセテート、メトキシブタノール類、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、エトキシ酢酸エチル、ヒドロキシ酢酸エチル、2−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、及びN−メチルピロリドン等を挙げることができる。
上記有機溶剤は単独又は2種以上の組み合わせで使用することができる。
また、本発明のレジスト下層膜形成組成物は、界面活性剤を含むこともできる。
当該界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル等のポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル類、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックコポリマー類、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタントリオレエート、ソルビタントリステアレート等のソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリオレエート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類等のノニオン系界面活性剤、エフトップ[登録商標]EF301、EF303、EF352(三菱マテリアル電子化成株式会社(旧(株)ジェムコ)製)、メガファック[登録商標]F171、F173、R30(DIC株式会社(旧大日本インキ化学工業(株))製)、フロラードFC430、FC431(住友スリーエム(株)製)、アサヒガード[登録商標]AG710、サーフロン[登録商標]S−382、SC101、SC102、SC103、SC104、SC105、SC106(旭硝子(株)製)等のフッ素系界面活性剤、オルガノシロキサンポリマーKP341(信越化学工業(株)製)等を挙げることができる。
当該界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル等のポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル類、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックコポリマー類、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタントリオレエート、ソルビタントリステアレート等のソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリオレエート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類等のノニオン系界面活性剤、エフトップ[登録商標]EF301、EF303、EF352(三菱マテリアル電子化成株式会社(旧(株)ジェムコ)製)、メガファック[登録商標]F171、F173、R30(DIC株式会社(旧大日本インキ化学工業(株))製)、フロラードFC430、FC431(住友スリーエム(株)製)、アサヒガード[登録商標]AG710、サーフロン[登録商標]S−382、SC101、SC102、SC103、SC104、SC105、SC106(旭硝子(株)製)等のフッ素系界面活性剤、オルガノシロキサンポリマーKP341(信越化学工業(株)製)等を挙げることができる。
上記界面活性剤は、単独又は2種以上の組み合わせで使用することができる。
また、上記界面活性剤が使用される場合、本発明のレジスト下層膜形成組成物における含有量は、当該レジスト下層膜形成組成物の固形分中の含有量に基づいて、3質量%以下であり、好ましくは1質量%以下であり、より好ましくは0.5質量%以下である。
また、本発明のレジスト下層膜形成組成物は、本発明の効果を損なわない限りにおいて、必要に応じて、レオロジー調整剤、接着補助剤等も含むことができる。
以下、本発明のレジスト下層膜形成組成物の使用について説明する。
基板{例えば、酸化珪素膜で被覆されたシリコン等の半導体基板、窒化珪素膜又は酸化窒化珪素膜で被覆されたシリコン等の半導体基板、窒化珪素基板、石英基板、ガラス基板(無アルカリガラス、低アルカリガラス、結晶化ガラスを含む)、ITO膜が形成されたガラス基板等}上に、スピナー、コーター等の適当な塗布方法により本発明のレジスト下層膜形成組成物が塗布され、その後、ホットプレート等の加熱手段を用いてベークすることにより、レジスト下層膜が形成される。
ベーク条件としては、ベーク温度80乃至250℃、ベーク時間0.3乃至60分間の中から適宜選択され、好ましくは、ベーク温度130乃至250℃、ベーク時間0.5乃至5分間である。
また、本発明のレジスト下層膜の膜厚としては、0.005乃至3.0μmであり、好ましは0.01乃至1.0μmであり、より好ましくは0.01乃至0.5μmである。
次にレジスト下層膜上にフォトレジスト膜が形成される。フォトレジスト膜の形成は一般的な方法、すなわち、フォトレジスト溶液のレジスト下層膜上への塗布及びベークによって行うことができる。
本発明のレジスト下層膜形成組成物により得られるレジスト下層膜上に形成されるフォトレジストとしては、露光光に感光するものであれば、特に限定はない。当該フォトレジストとしては、例えば、ノボラック樹脂と1,2−ナフトキノンジアジドスルホン酸エステルとからなるポジ型フォトレジスト、酸により分解してアルカリ溶解速度を上昇させる基を有するバインダーと光酸発生剤とからなる化学増幅型フォトレジスト、酸により分解してフォトレジストのアルカリ溶解速度を上昇させる低分子化合物とアルカリ可溶性バインダーと光酸発生剤とからなる化学増幅型フォトレジスト、酸により分解してアルカリ溶解速度を上昇させる基を有するバインダーと酸により分解してフォトレジストのアルカリ溶解速度を上昇させる低分子化合物と光酸発生剤とからなる化学増幅型フォトレジスト等がある。
具体的には、商品名:APEX−X(ローム・アンド・ハース・エレクトロニック・マテリアルズ社(旧シプレイ社)製)、商品名:PAR710(住友化学(株)製)、商品名:SEPR430(信越化学工業(株)製)等が挙げられる。
本発明では、半導体製造装置の製造に用いるフォトレジストパターンの形成方法において、露光は所定のパターンを形成するためのマスク(レチクル)を通して露光が行われる。露光には、KrFエキシマレーザー、ArFエキシマレーザー等を使用することができる。露光後、必要に応じて露光後加熱(Post Exposure Bake)が行われる。露光後加熱の条件としては、加熱温度80乃至150℃、加熱時間0.3乃至60分間の中から適宜選択される。レジスト下層膜とフォトレジスト膜で被覆された半導体基板を、フォトマスクを用いて露光を行い、その後に現像する工程により半導体装置を製造する。
現像に用いる現像液としては、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物の水溶液、水酸化テトラメチルアンモニウム、水酸化テトラエチルアンモニウム、コリン等の水酸化四級アンモニウムの水溶液、エタノールアミン、プロピルアミン、エチレンジアミン等のアミン水溶液等のアルカリ性水溶液等が挙げることができる。
現像の条件としては、現像温度5乃至50℃、現像時間10乃至300秒から適宜選択される。本発明のレジスト下層膜形成組成物から形成されるレジスト下層膜は、フォトレジストの現像に汎用されている2.38質量%の水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液を用いて、室温で容易に現像を行うことができる。
以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明を更に詳しく説明するが、本発明は、これら実施例に限定されるものでない。
<合成例1>
100mLのフラスコにトリフェニルスルホニウム2−メタクリロイルオキシ−1,1−ジフルオロエタンスルホネート(モノマー1)2.80g(特開2009−091350号公報及び特開2009−091351号公報参照)と2−ヒドロキシプロピルメタクリレート2.10g、2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート2.10gにプロピレングリコールモノメチルエーテル20.93gを添加した。次に、この反応容器を遮光した後、70℃に加熱し、窒素雰囲気下、プロピレングリコールモノメチルエーテル7.00gに2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.07gを溶解させた溶液を少しずつ反応容器内に滴下した。滴下終了後、70℃で24時間反応させ、高分子化合物の溶液を得た。得られた溶液の粘度は57.8cP(東機産業(株)製、VISCOMETER TV−20)であった。これをポリマー1とする。
100mLのフラスコにトリフェニルスルホニウム2−メタクリロイルオキシ−1,1−ジフルオロエタンスルホネート(モノマー1)2.80g(特開2009−091350号公報及び特開2009−091351号公報参照)と2−ヒドロキシプロピルメタクリレート2.10g、2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート2.10gにプロピレングリコールモノメチルエーテル20.93gを添加した。次に、この反応容器を遮光した後、70℃に加熱し、窒素雰囲気下、プロピレングリコールモノメチルエーテル7.00gに2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.07gを溶解させた溶液を少しずつ反応容器内に滴下した。滴下終了後、70℃で24時間反応させ、高分子化合物の溶液を得た。得られた溶液の粘度は57.8cP(東機産業(株)製、VISCOMETER TV−20)であった。これをポリマー1とする。
<合成例2>
100mLのフラスコにトリフルオロメタンスルホニル4−ジメチルスルホニルフェニルメタクリレート(モノマー2)2.80g(Hengpeng Wu等 Adv.Funct.Mater.2001,11,No.4,August参照)と2−ヒドロキシプロピルメタクリレート2.10g、2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート2.10gに乳酸エチル20.93gを添加した。次に、この反応容器を遮光した後、70℃に加熱し、窒素雰囲気下、乳酸エチル7.00gに2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.07gを溶解させた溶液を少しずつ反応容器内に滴下した。滴下終了後、70℃で24時間反応させ、高分子化合物の溶液を得た。得られた溶液の粘度は55.0cP(東機産業(株)製、VISCOMETER TV−20)であった。これをポリマー2とする。
100mLのフラスコにトリフルオロメタンスルホニル4−ジメチルスルホニルフェニルメタクリレート(モノマー2)2.80g(Hengpeng Wu等 Adv.Funct.Mater.2001,11,No.4,August参照)と2−ヒドロキシプロピルメタクリレート2.10g、2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート2.10gに乳酸エチル20.93gを添加した。次に、この反応容器を遮光した後、70℃に加熱し、窒素雰囲気下、乳酸エチル7.00gに2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.07gを溶解させた溶液を少しずつ反応容器内に滴下した。滴下終了後、70℃で24時間反応させ、高分子化合物の溶液を得た。得られた溶液の粘度は55.0cP(東機産業(株)製、VISCOMETER TV−20)であった。これをポリマー2とする。
<合成例3>
100mLのフラスコにノナフルオロブタンスルホニル4−ジメチルスルホニルフェニルメタクリレート(モノマー3)4.00g(Hengpeng Wu等 Adv.Funct.Mater.2001,11,No.4,August参照)と2−ヒドロキシプロピルメタクリレート3.00g、2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート3.00gに乳酸エチル29.90gを添加した。次に、この反応容器を遮光した後、70℃に加熱し、窒素雰囲気下、乳酸エチル10.00gに2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.10gを溶解させた溶液を少しずつ反応容器内に滴下した。滴下終了後、70℃で24時間反応させ、高分子化合物の溶液を得た。得られた溶液の粘度は42.4cP(東機産業(株)製、VISCOMETER TV−20)であった。これをポリマー3とする。
100mLのフラスコにノナフルオロブタンスルホニル4−ジメチルスルホニルフェニルメタクリレート(モノマー3)4.00g(Hengpeng Wu等 Adv.Funct.Mater.2001,11,No.4,August参照)と2−ヒドロキシプロピルメタクリレート3.00g、2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート3.00gに乳酸エチル29.90gを添加した。次に、この反応容器を遮光した後、70℃に加熱し、窒素雰囲気下、乳酸エチル10.00gに2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.10gを溶解させた溶液を少しずつ反応容器内に滴下した。滴下終了後、70℃で24時間反応させ、高分子化合物の溶液を得た。得られた溶液の粘度は42.4cP(東機産業(株)製、VISCOMETER TV−20)であった。これをポリマー3とする。
<合成例4>
100mLのフラスコにヘプタデカフルオロオクタンスルホニル4−ジメチルスルホニルフェニルメタクリレート(モノマー4)4.00g(Hengpeng Wu等 Adv.Funct.Mater.2001,11,No.4,August参照)と2−ヒドロキシプロピルメタクリレート3.00g、2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート3.00gに乳酸エチル29.90gを添加した。次に、この反応容器を遮光した後、70℃に加熱し、窒素雰囲気下、乳酸エチル10.00gに2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.10gを溶解させた溶液を少しずつ反応容器内に滴下した。滴下終了後、70℃で24時間反応させ、高分子化合物の溶液を得た。得られた溶液の粘度は18.1cP(東機産業(株)製、VISCOMETER TV−20)であった。これをポリマー4とする。
100mLのフラスコにヘプタデカフルオロオクタンスルホニル4−ジメチルスルホニルフェニルメタクリレート(モノマー4)4.00g(Hengpeng Wu等 Adv.Funct.Mater.2001,11,No.4,August参照)と2−ヒドロキシプロピルメタクリレート3.00g、2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート3.00gに乳酸エチル29.90gを添加した。次に、この反応容器を遮光した後、70℃に加熱し、窒素雰囲気下、乳酸エチル10.00gに2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.10gを溶解させた溶液を少しずつ反応容器内に滴下した。滴下終了後、70℃で24時間反応させ、高分子化合物の溶液を得た。得られた溶液の粘度は18.1cP(東機産業(株)製、VISCOMETER TV−20)であった。これをポリマー4とする。
<合成例5>
300mLのフラスコにベンジルメタクリレート10.20gと2−ヒドロキシプロピルメタクリレート9.90g、γ−ブチロラクトンメタクリレート9.90gに乳酸エチル89.70gを添加した。次に、この反応容器を70℃に加熱し、窒素雰囲気下、乳酸エチル30.00gに2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.30gを溶解させた溶液を少しずつ反応容器内に滴下した。滴下終了後、70℃で24時間反応させ、高分子化合物の溶液を得た。得られた溶液の重量平均分子量Mwは26000(ポリスチレン換算)であった。これをポリマー5とする。
300mLのフラスコにベンジルメタクリレート10.20gと2−ヒドロキシプロピルメタクリレート9.90g、γ−ブチロラクトンメタクリレート9.90gに乳酸エチル89.70gを添加した。次に、この反応容器を70℃に加熱し、窒素雰囲気下、乳酸エチル30.00gに2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.30gを溶解させた溶液を少しずつ反応容器内に滴下した。滴下終了後、70℃で24時間反応させ、高分子化合物の溶液を得た。得られた溶液の重量平均分子量Mwは26000(ポリスチレン換算)であった。これをポリマー5とする。
上記重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)による測定結果である。
測定には東ソー(株)製GPC装置を用いた。
装置名:GPC AS−8020
溶離液:N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)+LiBr・H2O(10mmol)
使用カラム:Asahipak[登録商標](GF−710HG、GF−510HQ、GF−310HQ)
流量:0.600ml/分
カラム温度:40℃
測定には東ソー(株)製GPC装置を用いた。
装置名:GPC AS−8020
溶離液:N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)+LiBr・H2O(10mmol)
使用カラム:Asahipak[登録商標](GF−710HG、GF−510HQ、GF−310HQ)
流量:0.600ml/分
カラム温度:40℃
<実施例1>
上記合成例5で得た高分子化合物(ポリマー5)0.57gを有する乳酸エチル溶液3.00gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.14g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01g、添加剤として上記合成例1で得た高分子化合物(ポリマー1)0.03gを有するプロピレングリコールモノメチルエーテル溶液0.15g(ポリマー5の固形分に対して5質量%)を混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル4.4g、乳酸エチル10.2gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物溶液を調製した。
上記合成例5で得た高分子化合物(ポリマー5)0.57gを有する乳酸エチル溶液3.00gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.14g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01g、添加剤として上記合成例1で得た高分子化合物(ポリマー1)0.03gを有するプロピレングリコールモノメチルエーテル溶液0.15g(ポリマー5の固形分に対して5質量%)を混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル4.4g、乳酸エチル10.2gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物溶液を調製した。
<実施例2>
上記合成例5で得た高分子化合物(ポリマー5)0.57gを有する乳酸エチル溶液3.00gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.14g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01g、添加剤として上記合成例1で得た高分子化合物(ポリマー1)0.09gを有するプロピレングリコールモノメチルエーテル溶液0.45g(ポリマー5の固形分に対して15質量%)を混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル4.6g、乳酸エチル11.1gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物溶液を調製した。
上記合成例5で得た高分子化合物(ポリマー5)0.57gを有する乳酸エチル溶液3.00gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.14g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01g、添加剤として上記合成例1で得た高分子化合物(ポリマー1)0.09gを有するプロピレングリコールモノメチルエーテル溶液0.45g(ポリマー5の固形分に対して15質量%)を混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル4.6g、乳酸エチル11.1gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物溶液を調製した。
<実施例3>
上記合成例5で得た高分子化合物(ポリマー5)0.57gを有する乳酸エチル溶液3.00gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.14g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01g、添加剤として上記合成例2で得た高分子化合物(ポリマー2)0.03gを有する乳酸エチル溶液0.14g(ポリマー5の固形分に対して5質量%)を混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル4.5g、乳酸エチル10.1gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物溶液を調製した。
上記合成例5で得た高分子化合物(ポリマー5)0.57gを有する乳酸エチル溶液3.00gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.14g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01g、添加剤として上記合成例2で得た高分子化合物(ポリマー2)0.03gを有する乳酸エチル溶液0.14g(ポリマー5の固形分に対して5質量%)を混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル4.5g、乳酸エチル10.1gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物溶液を調製した。
<実施例4>
上記合成例5で得た高分子化合物(ポリマー5)0.57gを有する乳酸エチル溶液3.00gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.14g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01g、添加剤として上記合成例3で得た高分子化合物(ポリマー3)0.03gを有する乳酸エチル溶液0.14g(ポリマー5の固形分に対して5質量%)を混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート5.2g、乳酸エチル8.7gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物溶液を調製した。
上記合成例5で得た高分子化合物(ポリマー5)0.57gを有する乳酸エチル溶液3.00gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.14g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01g、添加剤として上記合成例3で得た高分子化合物(ポリマー3)0.03gを有する乳酸エチル溶液0.14g(ポリマー5の固形分に対して5質量%)を混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート5.2g、乳酸エチル8.7gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物溶液を調製した。
<実施例5>
上記合成例5で得た高分子化合物(ポリマー5)0.57gを有する乳酸エチル溶液3.00gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.14g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01g、添加剤として上記合成例3で得た高分子化合物(ポリマー3)0.09gを有する乳酸エチル溶液0.43g(ポリマー5の固形分に対して15質量%)を混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート5.2g、乳酸エチル8.5gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物溶液を調製した。
上記合成例5で得た高分子化合物(ポリマー5)0.57gを有する乳酸エチル溶液3.00gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.14g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01g、添加剤として上記合成例3で得た高分子化合物(ポリマー3)0.09gを有する乳酸エチル溶液0.43g(ポリマー5の固形分に対して15質量%)を混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート5.2g、乳酸エチル8.5gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物溶液を調製した。
<実施例6>
上記合成例5で得た高分子化合物(ポリマー5)0.57gを有する乳酸エチル溶液3.00gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.14g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01g、添加剤として上記合成例4で得た高分子化合物(ポリマー4)0.03gを有する乳酸エチル溶液0.14g(ポリマー5の固形分に対して5質量%)を混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート5.2g、乳酸エチル8.7gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物溶液を調製した。
上記合成例5で得た高分子化合物(ポリマー5)0.57gを有する乳酸エチル溶液3.00gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.14g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01g、添加剤として上記合成例4で得た高分子化合物(ポリマー4)0.03gを有する乳酸エチル溶液0.14g(ポリマー5の固形分に対して5質量%)を混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート5.2g、乳酸エチル8.7gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物溶液を調製した。
<実施例7>
上記合成例5で得た高分子化合物0.57g(ポリマー5)を有する乳酸エチル溶液3.00gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.14g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01g、添加剤として上記合成例4で得た高分子化合物(ポリマー4)0.09gを有する乳酸エチル溶液0.43g(ポリマー5の固形分に対して15質量%)を混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート5.2g、乳酸エチル8.5gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物溶液を調製した。
上記合成例5で得た高分子化合物0.57g(ポリマー5)を有する乳酸エチル溶液3.00gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.14g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01g、添加剤として上記合成例4で得た高分子化合物(ポリマー4)0.09gを有する乳酸エチル溶液0.43g(ポリマー5の固形分に対して15質量%)を混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート5.2g、乳酸エチル8.5gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物溶液を調製した。
<比較例1>
上記合成例5で得た高分子化合物(ポリマー5)0.57gを有する乳酸エチル溶液3.00gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.14g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート5.2g、乳酸エチル8.8gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物溶液を調製した。
上記合成例5で得た高分子化合物(ポリマー5)0.57gを有する乳酸エチル溶液3.00gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.14g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート5.2g、乳酸エチル8.8gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物溶液を調製した。
<比較例2>
上記合成例5で得た高分子化合物(ポリマー5)0.54gを有する乳酸エチル溶液2.73gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.13g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01g、添加剤として上記合成例1で得た高分子化合物(ポリマー1)の前駆体化合物であるトリフェニルスルホニウム2−メタクリロイルオキシ−1,1−ジフルオロエタンスルホネート(モノマー1)0.01gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル5.7g、乳酸エチル11.0gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.1μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物を調製した。なお、モノマー1の添加量は、ポリマー5の固形分に対して2質量%とした。
上記合成例5で得た高分子化合物(ポリマー5)0.54gを有する乳酸エチル溶液2.73gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.13g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01g、添加剤として上記合成例1で得た高分子化合物(ポリマー1)の前駆体化合物であるトリフェニルスルホニウム2−メタクリロイルオキシ−1,1−ジフルオロエタンスルホネート(モノマー1)0.01gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル5.7g、乳酸エチル11.0gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.1μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物を調製した。なお、モノマー1の添加量は、ポリマー5の固形分に対して2質量%とした。
<比較例3>
上記合成例5で得た高分子化合物(ポリマー5)0.54gを有する乳酸エチル溶液2.73gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.13g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01g、添加剤として上記合成例1で得た高分子化合物(ポリマー1)の前駆体化合物であるトリフェニルスルホニウム2−メタクリロイルオキシ−1,1−ジフルオロエタンスルホネート(モノマー1)0.03gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル5.7g、乳酸エチル11.1gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物を調製した。なお、モノマー1の添加量は、実施例1と同様にポリマー5の固形分に対して5質量%とした。
上記合成例5で得た高分子化合物(ポリマー5)0.54gを有する乳酸エチル溶液2.73gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.13g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01g、添加剤として上記合成例1で得た高分子化合物(ポリマー1)の前駆体化合物であるトリフェニルスルホニウム2−メタクリロイルオキシ−1,1−ジフルオロエタンスルホネート(モノマー1)0.03gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル5.7g、乳酸エチル11.1gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物を調製した。なお、モノマー1の添加量は、実施例1と同様にポリマー5の固形分に対して5質量%とした。
<比較例4>
上記合成例5で得た高分子化合物0.54g(ポリマー5)を有する乳酸エチル溶液2.73gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.13g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01g、添加剤として上記合成例2で得た高分子化合物(ポリマー2)の前駆体化合物であるトリフルオロメタンスルホニル4−ジメチルスルホニルフェニルメタクリレート(モノマー2)0.01gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル5.7g、乳酸エチル11.0gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物を調製した。なお、モノマー2の添加量は、ポリマー5の固形分に対して2質量%とした。
上記合成例5で得た高分子化合物0.54g(ポリマー5)を有する乳酸エチル溶液2.73gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.13g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01g、添加剤として上記合成例2で得た高分子化合物(ポリマー2)の前駆体化合物であるトリフルオロメタンスルホニル4−ジメチルスルホニルフェニルメタクリレート(モノマー2)0.01gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル5.7g、乳酸エチル11.0gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物を調製した。なお、モノマー2の添加量は、ポリマー5の固形分に対して2質量%とした。
<比較例5>
上記合成例5で得た高分子化合物0.54g(ポリマー5)を有する乳酸エチル溶液2.73gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.13g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01g、添加剤として上記合成例2で得た高分子化合物(ポリマー2)の前駆体化合物であるトリフルオロメタンスルホニル4−ジメチルスルホニルフェニルメタクリレート(モノマー2)0.03gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル5.7g、乳酸エチル11.1gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物を調製した。なお、モノマー2の添加量は、実施例3と同様にポリマー5の固形分に対して5質量%とした。
上記合成例5で得た高分子化合物0.54g(ポリマー5)を有する乳酸エチル溶液2.73gにテトラメトキシメチルグリコールウリル0.13g、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート0.01g、添加剤として上記合成例2で得た高分子化合物(ポリマー2)の前駆体化合物であるトリフルオロメタンスルホニル4−ジメチルスルホニルフェニルメタクリレート(モノマー2)0.03gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル5.7g、乳酸エチル11.1gに溶解させて溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物を調製した。なお、モノマー2の添加量は、実施例3と同様にポリマー5の固形分に対して5質量%とした。
[昇華物定量試験]
このように調製したレジスト下層膜形成組成物溶液(実施例1乃至4及び比較例2乃至5)をスピンコーターによりシリコンウエハー上に塗布し、国際公開第2007/111147号に記載の昇華物定量装置を用いて、205℃のホットプレート上で60秒間加熱した際に発生するレジスト下層膜形成組成物由来の昇華物量を定量した。その結果を表1及び表2にまとめる。
このように調製したレジスト下層膜形成組成物溶液(実施例1乃至4及び比較例2乃至5)をスピンコーターによりシリコンウエハー上に塗布し、国際公開第2007/111147号に記載の昇華物定量装置を用いて、205℃のホットプレート上で60秒間加熱した際に発生するレジスト下層膜形成組成物由来の昇華物量を定量した。その結果を表1及び表2にまとめる。
表1及び表2の結果より、本発明のレジスト下層膜形成組成物は、ポリマー化した光酸発生剤を含むことにより、従来の低分子タイプの光酸発生剤を含むレジスト下層膜形成組成物と比較して、ベーク時に光酸発生剤成分の昇華を抑制することが可能であることを確認できた。
[レジストパターン形成試験]
上記のように調製したレジスト下層膜形成組成物溶液(実施例1乃至8及び比較例1乃至5)をコーターデベロッパー(東京エレクトロン(株)製、CleanTrack−ACT8)によりシリコンウエハー上に塗布し、ホットプレート上で205℃、60秒間加熱することで、リソグラフィー用レジスト下層膜(膜厚0.08μm)を形成した。このレジスト下層膜の上層に、ArFリソグラフィー用レジスト(東京応化工業(株)製、TArF−P6111ME)溶液を塗布し、ホットプレート上で130℃、60秒間加熱してレジスト膜を形成した。この膜に、ArFエキシマレーザー露光装置((株)ニコン製、S307E、NA=0.85)を用いてレジストのライン幅が0.08μm、スペース幅が0.10μmとなるようなラインアンドスペースが形成されるマスクを通して露光した後、130℃、60秒間加熱(PEB)し、テトラメチルアンモニウムヒドロキシドの2.38質量%水溶液で60秒間現像を行うことで、レジストパターン(実施例1乃至8及び比較例1乃至5)を得た。
得られたレジストパターンは、走査型電子顕微鏡((株)日立ハイテクノロジーズ製、S−4800)を用いてレジストのパターン形状を観察した。その結果を表3にまとめる。
上記のように調製したレジスト下層膜形成組成物溶液(実施例1乃至8及び比較例1乃至5)をコーターデベロッパー(東京エレクトロン(株)製、CleanTrack−ACT8)によりシリコンウエハー上に塗布し、ホットプレート上で205℃、60秒間加熱することで、リソグラフィー用レジスト下層膜(膜厚0.08μm)を形成した。このレジスト下層膜の上層に、ArFリソグラフィー用レジスト(東京応化工業(株)製、TArF−P6111ME)溶液を塗布し、ホットプレート上で130℃、60秒間加熱してレジスト膜を形成した。この膜に、ArFエキシマレーザー露光装置((株)ニコン製、S307E、NA=0.85)を用いてレジストのライン幅が0.08μm、スペース幅が0.10μmとなるようなラインアンドスペースが形成されるマスクを通して露光した後、130℃、60秒間加熱(PEB)し、テトラメチルアンモニウムヒドロキシドの2.38質量%水溶液で60秒間現像を行うことで、レジストパターン(実施例1乃至8及び比較例1乃至5)を得た。
得られたレジストパターンは、走査型電子顕微鏡((株)日立ハイテクノロジーズ製、S−4800)を用いてレジストのパターン形状を観察した。その結果を表3にまとめる。
表3の結果より、本発明のレジスト下層膜形成組成物は、光酸発生剤成分の昇華が抑制されるため、波長193nmのArFエキシマレーザーにおける露光条件において、当該組成物から形成されたレジスト下層膜中に含まれる光酸発生剤成分から効率的に酸が発生することで、従来のレジスト下層膜と比較して、レジストパターン形状をストレート形状に改善することが可能であることが確認できた。
以上、本発明のリソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載された範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
Claims (6)
- 下記式(A−1)で表される構造単位又は下記式(A−2)で表される構造単位を有する重合体を含むレジスト下層膜形成組成物。
一方、式(A−2)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基、フェニレン基又は炭素原子数7乃至10のアルキルフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基、該フェニレン基又は該アルキルフェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよく、エーテル基を1つ以上有していてもよい。)。
R3、R4及びR5は同一又は異種の炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又は置換基を有してもよいフェニル基を表し、R3とR4、R3とR5、R4とR5はそれぞれ結合して環を形成していてもよい。
R6は炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又はフェニル基を表す(ここで、該アルキル基、該シクロアルキル基又は該フェニル基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)。} - 下記式(A−1)で表される構造単位又は下記式(A−2)で表される構造単位、及び下記式(B)で表される構造単位を有する重合体を含むレジスト下層膜形成組成物。
一方、式(A−2)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基、フェニレン基又は炭素原子数7乃至10のアルキルフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基、該フェニレン基又は該アルキルフェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよく、エーテル基を1つ以上有していてもよい。)。
R3、R4及びR5は同一又は異種の炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又は置換基を有してもよいフェニル基を表し、R3とR4、R3とR5、R4とR5はそれぞれ結合して環を形成していてもよい。
R6は炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又はフェニル基を表す(ここで、該アルキル基、該シクロアルキル基又は該フェニル基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)
式(B)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、A1は−C(=O)O−、−O−又は直接結合を表し、X1は炭素原子数1乃至8のアルキル基、アリール基又はアリールアルキル基を表し、該アルキル基、該アリール基又は該アリールアルキル基はヒドロキシ基、カルボキシル基又はエポキシ基を少なくとも1つ有する。
p及びqは前記重合体に含まれる構造単位を得るための原料モノマーの仕込み比(質量%)を表し、p及びqはそれぞれ0.05乃至0.95の範囲である。但し、p+q≦1を満たす。} - 下記式(A−1)で表される構造単位又は下記式(A−2)で表される構造単位、下記式(B)で表される構造単位、及び下記式(C)で表される構造単位を有する重合体を含むレジスト下層膜形成組成物。
一方、式(A−2)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素原子数1乃至8のアルキレン基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキレン基、フェニレン基又は炭素原子数7乃至10のアルキルフェニレン基を表す(ここで、該アルキレン基、該シクロアルキレン基、該フェニレン基又は該アルキルフェニレン基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよく、エーテル基を1つ以上有していてもよい。)。
R3、R4及びR5は同一又は異種の炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又は置換基を有してもよいフェニル基を表し、R3とR4、R3とR5、R4とR5はそれぞれ結合して環を形成していてもよい。
R6は炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数4乃至8のシクロアルキル基又はフェニル基を表す(ここで、該アルキル基、該シクロアルキル基又は該フェニル基の水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換されていてもよい。)
式(B)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、A1は−C(=O)O−、−O−又は直接結合を表し、X1は炭素原子数1乃至8のアルキル基、アリール基又はアリールアルキル基を表し、該アルキル基、該アリール基又は該アリールアルキル基はヒドロキシ基、カルボキシル基又はエポキシ基を少なくとも1つ有する。
式(C)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、A2は−C(=O)O−、−O−又は直接結合を表し、X2は水素原子の一部又は全てがフッ素原子で置換された炭素原子数1乃至8のアルキル基を表す。
p、q及びrは前記重合体に含まれる構造単位を得るための原料モノマーの仕込み比(質量%)を表し、p、q及びrはそれぞれ0.05乃至0.95の範囲である。但し、p+q+r≦1を満たす。} - 前記重合体の含有量は、前記レジスト下層膜形成組成物の固形分の含有量に基づいて0.1乃至10質量%である、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のレジスト下層膜形成組成物。
- さらに架橋剤、架橋触媒、及び有機溶剤を含む請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のレジスト下層膜形成組成物。
- 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のレジスト下層膜形成組成物を、パターンを形成する加工対象膜を有する基板上に、塗布しベークしてレジスト下層膜を形成する工程、
形成された前記レジスト下層膜上にレジスト膜を形成する工程、
前記レジスト膜が形成された基板に、KrFエキシマレーザー、ArFエキシマレーザー、極端紫外線(EUV)及び電子線(EB)からなる群から選択される放射線を照射する工程、
照射後に前記レジスト膜を現像してレジストパターンを形成する工程、及び
形成された前記レジストパターンをマスクとしてドライエッチングにより前記基板上にパターンを転写する工程を含む、半導体素子を作製する方法。
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