[go: up one dir, main page]

JP5570437B2 - エントロピー符号化装置、エントロピー復号装置、エントロピー符号化方法及びエントロピー復号方法 - Google Patents

エントロピー符号化装置、エントロピー復号装置、エントロピー符号化方法及びエントロピー復号方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5570437B2
JP5570437B2 JP2011004029A JP2011004029A JP5570437B2 JP 5570437 B2 JP5570437 B2 JP 5570437B2 JP 2011004029 A JP2011004029 A JP 2011004029A JP 2011004029 A JP2011004029 A JP 2011004029A JP 5570437 B2 JP5570437 B2 JP 5570437B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
symbol
fixed
length
output
probability
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011004029A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012147248A (ja
Inventor
和夫 杉本
亮史 服部
俊一 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2011004029A priority Critical patent/JP5570437B2/ja
Publication of JP2012147248A publication Critical patent/JP2012147248A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5570437B2 publication Critical patent/JP5570437B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

この発明は、多値シンボル系列を2値化して、2値化シンボル系列をエントロピー符号化するエントロピー符号化装置及びエントロピー符号化方法と、符号化データから2値化シンボル系列を復号し、2値化シンボル系列を多値化して多値シンボル系列を出力するエントロピー復号装置及びエントロピー復号方法とに関するものである。
従来より、生起確率が異なる多値シンボル系列を効率よくエントロピー符号化する手法として、例えば、以下の非特許文献1に開示されているPIPE(Probability Interval Partitioning Entropy Codes)が知られている。
図7はPIPE手法によって多値シンボル系列を符号化するPIPE符号化装置を示す構成図である。
エントロピー符号化装置であるPIPE符号化装置の2値化部101は、多値シンボル系列を入力すると、多値シンボルの2値化テーブルを参照して、その多値シンボル系列内の多値シンボルを2値化し、長さが1以上の2値化シンボルの系列を符号化bin出力部103に出力する。
また、2値化部101は、多値シンボルの2値化テーブルを参照して、各2値化シンボルが上記多値シンボルに係る何番目の2値化シンボルであるかを示すbin番号を確率状態出力部102に出力する。
確率状態出力部102は、2値化部101から出力されたbin番号に対応する2値化シンボルにおいて生起する確率が高い優勢シンボル(“0”又は“1”のうち、生起する確率が高い方の値を示すシンボル)を示す優勢シンボル情報を符号化bin出力部103に出力する。
また、確率状態出力部102は、その優勢シンボルの生起確率を示す確率情報を切替スイッチ104に出力する。
符号化bin出力部103は、確率状態出力部102から出力された優勢シンボル情報を参照して、2値化部101から出力された2値化シンボル系列内の各2値化シンボルが優勢シンボルであるか否かを示すフラグを符号化2値化シンボルとして切替スイッチ104に出力する。
即ち、符号化bin出力部103は、2値化部101から出力された2値化シンボル系列内の2値化シンボル毎に、当該2値化シンボルが確率状態出力部102から出力された優勢シンボル情報が示す優勢シンボルと一致するか否かを判定し、その判定結果を符号化2値化シンボルとして切替スイッチ104に出力する。
切替スイッチ104は、符号化bin出力部103から符号化2値化シンボルの系列を受けると、N個のV2V(Variable Length Code to Variable Length Code)符号化器106〜106の中から、確率状態出力部102から出力された確率情報が示す優勢シンボルの生起確率に対応する符号化テーブルを実装しているV2V符号化器106を選択して、その符号化2値化シンボルの系列を当該V2V符号化器106の前段に配置されているbinバッファ105に格納する。
ここで、図8は優勢シンボルの生起確率に対応する符号化テーブル(V2Vテーブル)の一例を示す説明図である。
例えば、PIPE符号化装置が4個のV2V符号化器106〜106から構成されており、V2V符号化器106がV2Vテーブル1を実装し、V2V符号化器106がV2Vテーブル2を実装し、V2V符号化器106がV2Vテーブル3を実装し、V2V符号化器106がV2Vテーブル4を実装している場合、図8の例では、優勢シンボルの生起確率が0.9375以上であれば、V2Vテーブル1を実装しているV2V符号化器106を選択し、優勢シンボルの生起確率が0.9375未満で0.7794以上であれば、V2Vテーブル2を実装しているV2V符号化器106を選択する。
また、優勢シンボルの生起確率が0.7794未満で0.6369以上であれば、V2Vテーブル3を実装しているV2V符号化器106を選択し、優勢シンボルの生起確率が0.6369未満で0.5000以上であれば、V2Vテーブル4を実装しているV2V符号化器106を選択する。
V2V符号化器106〜106は、実装しているV2Vテーブルを参照して、binバッファ105〜105に格納されている符号化2値化シンボル系列を可変長符号化し、その符号化結果である可変長符号を符号化データ出力部107に出力する。
優勢シンボルの生起確率に基づいて、V2V符号化器106により入力される符号化2値化シンボル系列の平均符号長と、V2V符号化器106から出力される可変長符号の平均符号長とができる限り等しくなるように、各々のV2Vテーブルが設計されていれば、それぞれの優勢シンボルの生起確率に適するエントロピー符号化がなされるため、効率よくエントロピー符号化が行われる。
符号化データ出力部107は、V2V符号化器106〜106から出力された可変長符号を多重化し、その多重化結果を符号化データとして出力する。
図9は図8のPIPE符号化装置により生成された符号化データを復号して多値シンボル系列を生成するPIPE復号装置を示す構成図である。
PIPE復号装置の符号化データ入力部201は、図8のPIPE符号化装置により生成された符号化データを入力すると、その符号化データから多重化されている可変長符号を抽出して、その可変長符号をV2V復号器203に出力する。
即ち、符号化データ入力部201は、V2V符号化器106により生成された可変長符号についてはV2V復号器203に出力し、V2V符号化器106N−1により生成された可変長符号についてはV2V復号器203N−1に出力し、V2V符号化器106により生成された可変長符号についてはV2V復号器203に出力する。
また、符号化データ入力部201は、多値シンボルの2値化テーブルを参照して、その可変長符号に対応する各2値化シンボルが多値シンボルに係る何番目の2値化シンボルであるかを示すbin番号を確率状態出力部202に出力する。
確率状態出力部202は、符号化データ入力部201から出力されたbin番号に対応する2値化シンボルにおいて生起する確率が高い優勢シンボル(“0”又は“1”のうち、生起する確率が高い方の値を示すシンボル)を示す優勢シンボル情報をbin出力部206に出力する。
また、確率状態出力部202は、その優勢シンボルの生起確率を示す確率情報を切替スイッチ205に出力する。
N個のV2V復号器203〜203は、V2V符号化器106〜106が実装している符号化テーブル(V2Vテーブル)と逆処理になる復号テーブル(V2Vテーブル)を実装しており、符号化データ入力部201から可変長符号を受けると、実装しているV2Vテーブルを参照して、その可変長符号を可変長復号し、その復号結果である復号2値化シンボルの系列をbinバッファ204〜204に格納する。
切替スイッチ205は、binバッファ204〜204の中から、確率状態出力部202から出力された確率情報が示す優勢シンボルの生起確率に対応する復号テーブルを実装しているV2V復号器203の復号結果を格納しているbinバッファ204を選択し、そのbinバッファ204に格納されている復号結果である復号2値化シンボル系列をbin出力部206に出力する。
bin出力部206は、切替スイッチ205から復号2値化シンボル系列を受けると、確率状態出力部202から出力された優勢シンボル情報を参照して、その復号2値化シンボル系列内の各復号2値化シンボルが優勢シンボルであるか否かを示すフラグを2値化シンボルとして多値化部207に出力する。
即ち、bin出力部206は、切替スイッチ205から出力された復号2値化シンボル系列内の2値化シンボル毎に、当該2値化シンボルが確率状態出力部202から出力された優勢シンボル情報が示す優勢シンボルと一致するか否かを判定し、その判定結果を2値化シンボルとして多値化部207に出力する。
多値化部207は、bin出力部206から2値化シンボルの系列を受けると、その2値化シンボルの系列を多値化して、多値シンボル系列を出力する。
Probability Interval Partitioning Entropy CodesDetlev Marpe, Senior Member, IEEE, Heiko Schwarz, and Thomas Wiegand, Senior Member, IEEE(http://iphome.hhi.de/wiegand/assets/pdfs/ieee_trit-ec_10.pdf)
従来のエントロピー符号化装置は以上のように構成されているので、可変長符号化手法と比べて、効率よくデータ圧縮することができる。しかし、V2V符号化器106〜106が符号化2値化シンボル系列を可変長符号化しているため、エントロピー復号装置側では、可変長符号を可変長復号しなければならず、処理負荷が大きくなるなどの課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、高いデータ圧縮率を維持しながら、エントロピー復号装置側での復号処理の処理負荷を軽減することができるエントロピー符号化装置及びエントロピー符号化方法を得ることを目的とする。
また、この発明は、処理負荷が少ない復号処理で、符号化データから2値化シンボル系列を復号することができるエントロピー復号装置及びエントロピー復号方法を得ることを目的とする。
この発明に係るエントロピー符号化装置は、多値シンボル系列内の多値シンボルを2値化して、長さが1以上の2値化シンボルの系列を出力するとともに、2値化シンボルが多値シンボルに係る何番目の2値化シンボルであるかを示すbin番号を出力するシンボル2値化手段と、シンボル2値化手段から出力されたbin番号に対応する2値化シンボルにおいて生起する確率が高い優勢シンボルを示す優勢シンボル情報を出力するとともに、優勢シンボルの生起確率を示す確率情報を出力する確率情報出力手段と、確率情報出力手段から出力された優勢シンボル情報を参照して、シンボル2値化手段から出力された2値化シンボル系列内の各2値化シンボルが優勢シンボルであるか否かを示すフラグを符号化2値化シンボルとして出力する符号化2値化シンボル出力手段と、確率情報出力手段から出力された確率情報が示す優勢シンボルの生起確率に対応する符号化テーブルを参照して、符号化2値化シンボル出力手段から出力された符号化2値化シンボルの系列を固定長符号化し、その符号化結果である固定長符号を出力する固定長符号化手段と、固定長符号化手段から出力された固定長符号を多重化し、その多重化結果を符号化データとして出力する多重化手段とを備え、固定長符号化手段は、相互に異なる符号化テーブルを実装している複数の固定長符号化器と、複数の固定長符号化器の中から、確率情報出力手段から出力された確率情報が示す優勢シンボルの生起確率に対応する符号化テーブルを実装している固定長符号化器を選択して、符号化2値化シンボル出力手段から出力された符号化2値化シンボルの系列を固定長符号化器に与える切替スイッチとを備え、固定長符号化器が符号化テーブルを参照して、符号化2値化シンボル出力手段から出力された符号化2値化シンボルの系列を固定長符号化し、その符号化結果である固定長符号を出力し、複数の固定長符号化器は、出力される全ての固定長符号が同一の符号長となるように構成されているものである。
この発明によれば、多値シンボル系列内の多値シンボルを2値化して、長さが1以上の2値化シンボルの系列を出力するとともに、その2値化シンボルが上記多値シンボルに係る何番目の2値化シンボルであるかを示すbin番号を出力するシンボル2値化手段と、シンボル2値化手段から出力されたbin番号に対応する2値化シンボルにおいて生起する確率が高い優勢シンボルを示す優勢シンボル情報を出力するとともに、その優勢シンボルの生起確率を示す確率情報を出力する確率情報出力手段と、確率情報出力手段から出力された優勢シンボル情報を参照して、シンボル2値化手段から出力された2値化シンボル系列内の各2値化シンボルが優勢シンボルであるか否かを示すフラグを符号化2値化シンボルとして出力する符号化2値化シンボル出力手段と、確率情報出力手段から出力された確率情報が示す優勢シンボルの生起確率に対応する符号化テーブルを参照して、符号化2値化シンボル出力手段から出力された符号化2値化シンボルの系列を固定長符号化し、その符号化結果である固定長符号を出力する固定長符号化手段と、固定長符号化手段から出力された固定長符号を多重化し、その多重化結果を符号化データとして出力する多重化手段とを備え、固定長符号化手段は、相互に異なる符号化テーブルを実装している複数の固定長符号化器と、複数の固定長符号化器の中から、確率情報出力手段から出力された確率情報が示す優勢シンボルの生起確率に対応する符号化テーブルを実装している固定長符号化器を選択して、符号化2値化シンボル出力手段から出力された符号化2値化シンボルの系列を固定長符号化器に与える切替スイッチとを備え、固定長符号化器が符号化テーブルを参照して、符号化2値化シンボル出力手段から出力された符号化2値化シンボルの系列を固定長符号化し、その符号化結果である固定長符号を出力し、複数の固定長符号化器は、出力される全ての固定長符号が同一の符号長となるように構成されるように構成したので、高いデータ圧縮率を維持しながら、エントロピー復号装置側での復号処理の処理負荷を軽減することができる効果がある。
この発明の実施の形態1によるエントロピー符号化装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1によるエントロピー符号化装置の処理内容を示すフローチャートである。 多値シンボルの2値化テーブルの一例を示す説明図である。 優勢シンボルの生起確率に対応するV2Fテーブルの一例を示す説明図である。 この発明の実施の形態2によるエントロピー復号装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態2によるエントロピー復号装置の処理内容を示すフローチャートである。 PIPE手法によって多値シンボル系列を符号化するPIPE符号化装置を示す構成図である。 優勢シンボルの生起確率に対応するV2Vテーブルの一例を示す説明図である。 図7のPIPE符号化装置により生成された符号化データを復号して多値シンボル系列を生成するPIPE復号装置を示す構成図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエントロピー符号化装置を示す構成図である。
図1において、2値化部1は多値シンボルの2値化テーブルを参照して、その多値シンボル系列内の多値シンボルを2値化し、長さが1以上の2値化シンボルの系列を符号化bin出力部3に出力する処理を実施する。
また、2値化部1は多値シンボルの2値化テーブルを参照して、各2値化シンボルが上記多値シンボルに係る何番目の2値化シンボルであるかを示すbin番号を確率状態出力部2に出力する処理を実施する。
なお、2値化部1はシンボル2値化手段を構成している。
確率状態出力部2は予めbin番号毎に、当該bin番号に対応する2値化シンボルにおいて生起する確率が高い優勢シンボル(“0”又は“1”のうち、生起する確率が高い方の値を示すシンボル)を示す優勢シンボル情報と、その優勢シンボルの生起確率を示す確率情報を記憶しており、2値化部1から出力されたbin番号に対応する優勢シンボルを示す優勢シンボル情報を符号化bin出力部3に出力するとともに、その優勢シンボルの生起確率を示す確率情報を固定長符号化部4の切替スイッチ5に出力する処理を実施する。
なお、確率状態出力部2は確率情報出力手段を構成している。
符号化bin出力部3は確率状態出力部2から出力された優勢シンボル情報を参照して、2値化部1から出力された2値化シンボル系列内の各2値化シンボルが優勢シンボルであるか否かを示すフラグを符号化2値化シンボルとして固定長符号化部4の切替スイッチ5に出力する処理を実施する。
即ち、符号化bin出力部3は、2値化部1から出力された2値化シンボル系列内の2値化シンボル毎に、当該2値化シンボルが確率状態出力部2から出力された優勢シンボル情報が示す優勢シンボルと一致するか否かを判定し、その判定結果を符号化2値化シンボルとして固定長符号化部4の切替スイッチ5に出力する処理を実施する。
なお、符号化bin出力部3は符号化2値化シンボル出力手段を構成している。
固定長符号化部4は確率状態出力部2から出力された確率情報が示す優勢シンボルの生起確率に対応する可変長bin固定長符号化テーブル(V2Fテーブル:Variable Length Code to Fixed length Code Table)を参照して、符号化bin出力部3から出力された符号化2値化シンボルの系列を固定長符号化し、その符号化結果である固定長符号を符号化データ出力部8に出力する処理を実施する。なお、固定長符号化部4は固定長符号化手段を構成している。
固定長符号化部4の切替スイッチ5はN個のV2F符号化器7〜7の中から、確率状態出力部2から出力された確率情報が示す優勢シンボルの生起確率に対応するV2Fテーブルを実装しているV2F符号化器7を選択して、符号化bin出力部3から出力された符号化2値化シンボル系列を当該V2F符号化器7の前段に配置されているbinバッファ6に格納する処理を実施する。
binバッファ6〜6は符号化bin出力部3から出力された符号化2値化シンボル系列を一時的に格納するメモリである。
固定長符号化器であるV2F符号化器7〜7は実装しているV2Fテーブルを参照して、binバッファ6〜6に格納されている符号化2値化シンボル系列を固定長符号化し、その符号化結果である固定長符号を符号化データ出力部8に出力する処理を実施する。
なお、V2F符号化器7〜7から出力される全ての固定長符号は同一の符号長である。
符号化データ出力部8は固定長符号化部4から出力された固定長符号を多重化し、その多重化結果を符号化データとして出力する処理を実施する。なお、符号化データ出力部8は多重化手段を構成している。
図1の例では、エントロピー符号化装置の構成要素である2値化部1、確率状態出力部2、符号化bin出力部3、固定長符号化部4及び符号化データ出力部8のそれぞれが専用のハードウェア(例えば、CPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなど)で構成されているものを想定しているが、エントロピー符号化装置の全部又は一部がコンピュータで構成されるようにしてもよく、その場合には、2値化部1、確率状態出力部2、符号化bin出力部3、固定長符号化部4及び符号化データ出力部8の処理内容を記述しているプログラムの全部又は一部をコンピュータのメモリに格納し、当該コンピュータのCPUが当該メモリに格納されているプログラムを実行するようにすればよい。
図2はこの発明の実施の形態1によるエントロピー符号化装置の処理内容を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
2値化部1は、多値シンボル系列を入力すると、予め多値シンボルの種類に応じて決められた規則にしたがって、その多値シンボル系列内の多値シンボルを2値化し、1以上の2値化シンボルの系列を符号化bin出力部3に出力する(ステップST1)。
ここで、図3は多値シンボルの2値化テーブルの一例を示す説明図である。
2値化部1に入力される多値シンボルの種類(例えば、画像符号化におけるマクロブロックタイプ、DCT係数など)はシンタックスで決められているため、2値化部1は入力される多値シンボルの種類を認識することができる。
図3の例では、入力された多値シンボルの種類が多値シンボルAであれば、(a)の2値化テーブルを参照して、多値シンボル系列内の多値シンボルを2値化し、多値シンボルの種類が多値シンボルBであれば、(b)の2値化テーブルを参照して、多値シンボル系列内の多値シンボルを2値化する。
また、多値シンボルの種類が多値シンボルCであれば、(c)の2値化テーブルを参照して、多値シンボル系列内の多値シンボルを2値化する。
例えば、多値シンボルの種類が多値シンボルAであり、その多値シンボルの値が“2”であれば、2値化部1から2値化シンボルとして、“1”、“0”、“1”の系列が出力される。
また、2値化部1は、多値シンボルの2値化テーブルを参照して、1以上の2値化シンボルが多値シンボルに係る何番目の2値化シンボルであるかを示すbin番号を確率状態出力部2に出力する。
例えば、“2”の多値シンボルに対応する2値化シンボルとして、“1”、“0”、“1”の系列を出力する場合、“1”、“0”、“1”の系列に対応するbin番号として、“0”、“1”、“2”、を出力する。
また、“7”の多値シンボルに対応する2値化シンボルとして、“1”、“1”、“1”、“0”、“0”の系列を出力する場合、“1”、“1”、“1” 、“0”、“0”の系列に対応するbin番号として、“0”、“1”、“2”、“3”、“4”を出力する。
確率状態出力部2は、予めbin番号毎に、当該bin番号に対応する2値化シンボルにおいて生起する確率が高い優勢シンボル(“0”又は“1”のうち、生起する確率が高い方の値を示すシンボル)を示す優勢シンボル情報と、その優勢シンボルの生起確率を示す確率情報を記憶している。
例えば、図3(a)の2値化テーブルの場合、“0”〜“9”の値をとる多値シンボルにおいて、“0”の多値シンボルが発生する確率が約70%であるような場合には、“0”のbin番号に対応する2値化シンボルにおいて、“0”のシンボルが生起される確率が約70%となるので、当該2値化シンボルにおける優勢シンボルは“0”のシンボルとなる。また、この優勢シンボルの生起確率は約70%となる。
確率状態出力部2は、2値化部1からbin番号を受けると、そのbin番号に対応する優勢シンボルを示す優勢シンボル情報を符号化bin出力部3に出力するとともに、その優勢シンボルの生起確率を示す確率情報を固定長符号化部4の切替スイッチ5に出力する(ステップST2)。
符号化bin出力部3は、2値化部1から2値化シンボル系列を受け、確率状態出力部2から優勢シンボル情報を受けると、その優勢シンボル情報を参照して、その2値化シンボル系列内の各2値化シンボルが優勢シンボルであるか否かを示すフラグを符号化2値化シンボルとして固定長符号化部4の切替スイッチ5に出力する(ステップST3)。
即ち、符号化bin出力部3は、2値化部1から出力された2値化シンボル系列内の2値化シンボル毎に、当該2値化シンボルが確率状態出力部2から出力された優勢シンボル情報が示す優勢シンボルと一致するか否かを判定し、その判定結果を符号化2値化シンボル(例えば、一致=1、不一致=0)として固定長符号化部4の切替スイッチ5に出力する。
固定長符号化部4は、符号化bin出力部3から符号化2値化シンボルの系列を受けると、確率状態出力部2から出力された確率情報が示す優勢シンボルの生起確率に対応するV2Fテーブルを参照して、その符号化2値化シンボルの系列を固定長符号化し、その符号化結果である固定長符号を符号化データ出力部8に出力する。
以下、固定長符号化部4の処理内容を具体的に説明する。
固定長符号化部4の切替スイッチ5は、符号化bin出力部3から符号化2値化シンボルの系列を受けると、N個のV2F符号化器7〜7の中から、確率状態出力部2から出力された確率情報が示す優勢シンボルの生起確率に対応するV2Fテーブルを実装しているV2F符号化器7を選択して(ステップST4)、その符号化2値化シンボルの系列を当該V2F符号化器7の前段に配置されているbinバッファ6に格納する(ステップST5)。
ここで、図4は優勢シンボルの生起確率に対応するV2Fテーブルの一例を示す説明図である。
例えば、エントロピー符号化装置が4個のV2F符号化器7〜7から構成されており、V2F符号化器7がV2Fテーブル1を実装し、V2F符号化器7がV2Fテーブル2を実装し、V2F符号化器7がV2Fテーブル3を実装し、V2F符号化器7がV2Fテーブル4を実装している場合、図4の例では、優勢シンボルの生起確率が0.9375以上であれば、V2Fテーブル1を実装しているV2F符号化器7を選択し、優勢シンボルの生起確率が0.9375未満で0.7794以上であれば、V2Fテーブル2を実装しているV2F符号化器7を選択する。
また、優勢シンボルの生起確率が0.7794未満で0.6369以上であれば、V2Fテーブル3を実装しているV2F符号化器7を選択し、優勢シンボルの生起確率が0.6369未満で0.5000以上であれば、V2Fテーブル4を実装しているV2F符号化器7を選択する。
V2F符号化器7〜7は、実装しているV2Fテーブルを参照して、binバッファ6〜6に格納されている符号化2値化シンボル系列を固定長符号化し、その符号化結果である固定長符号を符号化データ出力部8に出力する(ステップST6)。
このように、V2F符号化器7〜7が、優勢シンボルの生起確率に対応するV2Fテーブルを参照して、符号化2値化シンボルの系列を固定長符号化することにより、それぞれの優勢シンボルの生起確率に適するエントロピー符号化がなされるため、効率よくエントロピー符号化を行うことができる。
即ち、V2Fテーブルの入力側である符号化2値化シンボルの系列(可変長binコード)の平均符号長が、V2Fテーブルの固定長符号の符号長にできるだけ近い値となるように、優勢シンボルの生起確率に応じてV2Fテーブルを切り替えることにより、エントロピー限界に近い符号化効率での符号化が実現される。
また、V2F符号化器7〜7から出力される全ての固定長符号が同一の符号長であるため、後述する符号化データ出力部8における符号化データの多重化処理の簡易化を図ることができ、従来の手法と比べて、処理量を低減することが可能となる。
符号化データ出力部8は、固定長符号化部4から出力された固定長符号を多重化し、その多重化結果を符号化データとして出力する(ステップST7)。
例えば、多値化シンボル系列の全体を符号化し、V2F符号化器7の番号順にまとめて符号化データを多重化するようにしてもよいし、図5のエントロピー復号装置において、復号処理を実施する際に、binバッファ15〜15が空になる順序にしたがって符号化データを順次出力するようにしてもよい。
なお、V2F符号化器7の番号順にまとめて符号化データを多重化するように構成する場合には、V2F符号化器7の番号ごとの符号化データの終端を示す特殊コードを多重化することにより、エントロピー復号装置において固定長符号に対応するV2F符号化器7の番号を特定することができる。特殊コードとしては、例えば“0”が12個連続したコードとし、“0”が8個連続で続く場合には、必ず直後に“1”が4個連続したコードを多重化することにより、実現することができる。当然、その他のいかなる方法であっても特殊コードとして認識できる手法であれば適用することができる。
ステップST1〜ST7の処理は、全ての多値シンボル系列の処理が終了するまで繰り返し実施される(ステップST8)。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、多値シンボル系列内の多値シンボルを2値化して、1以上の2値化シンボルの系列を出力するとともに、その2値化シンボルが上記多値シンボルに係る何番目の2値化シンボルであるかを示すbin番号を出力する2値化部1と、2値化部1から出力されたbin番号に対応する2値化シンボルにおいて生起する確率が高い優勢シンボルを示す優勢シンボル情報を出力するとともに、その優勢シンボルの生起確率を示す確率情報を出力する確率状態出力部2と、確率状態出力部2から出力された優勢シンボル情報を参照して、2値化部1から出力された2値化シンボル系列内の各2値化シンボルが優勢シンボルであるか否かを示すフラグを符号化2値化シンボルとして出力する符号化bin出力部3と、確率状態出力部2から出力された確率情報が示す優勢シンボルの生起確率に対応するV2Fテーブルを参照して、符号化bin出力部3から出力された符号化2値化シンボルの系列を固定長符号化し、その符号化結果である固定長符号を出力する固定長符号化部4とを設け、符号化データ出力部8が、固定長符号化部4から出力された固定長符号を多重化し、その多重化結果を符号化データとして出力するように構成したので、高いデータ圧縮率を維持しながら、エントロピー復号装置側での復号処理の処理負荷を軽減することができる効果を奏する。
なお、この実施の形態1では、V2F符号化器7〜7から出力される全ての固定長符号が同一の符号長であるように構成したが、それぞれ異なる長さの固定長符号を出力するように構成しても、程度は少ないが、従来に比べてエントロピー復号装置側での復号処理の処理負荷を軽減する効果は得られる。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2によるエントロピー復号装置を示す構成図である。
図5において、符号化データ入力部11は図1のエントロピー符号化装置により生成された符号化データを入力すると、その符号化データから多重化されている固定長符号を抽出して、その固定長符号を固定長復号部13のF2V復号器14に出力する処理を実施する。
即ち、符号化データ入力部11はV2F符号化器7により生成された固定長符号についてはF2V復号器14に出力し、V2F符号化器7N−1により生成された固定長符号についてはF2V復号器14N−1に出力し、V2F符号化器7により生成された固定長符号についてはF2V復号器14に出力する処理を実施する。
また、符号化データ入力部11は多値シンボルの2値化テーブルを参照して、その固定長符号に対応する1以上の2値化シンボルが多値シンボルに係る何番目の2値化シンボルであるかを示すbin番号を確率状態出力部12及び多値化部18に出力する処理を実施する。
なお、符号化データ入力部11は固定長符号抽出手段を構成している。
確率状態出力部12は予めbin番号毎に、当該bin番号に対応する2値化シンボルにおいて生起する確率が高い優勢シンボル(“0”又は“1”のうち、生起する確率が高い方の値を示すシンボル)を示す優勢シンボル情報と、その優勢シンボルの生起確率を示す確率情報を記憶しており、符号化データ入力部11から出力されたbin番号に対応する優勢シンボルを示す優勢シンボル情報をbin出力部17に出力するとともに、その優勢シンボルの生起確率を示す確率情報を固定長復号部13の切替スイッチ16に出力する処理を実施する。なお、確率状態出力部12は確率情報出力手段を構成している。
固定長復号部13は優勢シンボルの生起確率に対応する固定長符号可変長bin復号テーブル(F2Vテーブル:Fixed Length Code to Variable Length Code table)を参照して、符号化データ入力部11から出力された固定長符号を固定長復号し、その復号結果である復号2値化シンボル系列をbin出力部17に出力する処理を実施する。なお、固定長復号部13は固定長復号手段を構成している。
固定長復号器であるF2V復号器14〜14はV2F符号化器7〜7が実装しているV2Fテーブルと逆処理になるF2Vテーブルを実装しており、符号化データ入力部11から固定長符号を受けると、実装しているF2Vテーブルを参照して、その固定長符号を固定長復号し、その復号結果である復号2値化シンボル系列をbinバッファ15〜15に格納する処理を実施する。
なお、F2V復号器14〜14により復号される全ての固定長符号は同一の符号長である。
binバッファ15〜15はF2V復号器14〜14により復号された復号2値化シンボル系列を一時的に格納するメモリである。
切替スイッチ16はbinバッファ15〜15の中から、確率状態出力部12から出力された確率情報が示す優勢シンボルの生起確率に対応するF2Vテーブルを実装しているF2V復号器14の復号結果を格納しているbinバッファ15を選択し、そのbinバッファ15に格納されている復号結果である復号2値化シンボル系列をbin出力部17に出力する処理を実施する。
bin出力部17は切替スイッチ16から復号2値化シンボル系列を受けると、確率状態出力部12から出力された優勢シンボル情報を参照して、その復号2値化シンボル系列内の各復号2値化シンボルが優勢シンボルであるか否かを示すフラグを2値化シンボルとして多値化部18に出力する処理を実施する。
即ち、bin出力部17は切替スイッチ16から出力された復号2値化シンボル系列内の2値化シンボル毎に、当該2値化シンボルが確率状態出力部12から出力された優勢シンボル情報が示す優勢シンボルと一致するか否かを判定し、その判定結果を2値化シンボルとして多値化部18に出力する処理を実施する。
なお、bin出力部17は2値化シンボル出力手段を構成している。
多値化部18は多値シンボルの2値化テーブルを参照して、bin出力部17から出力された2値化シンボルの系列を多値化して、多値シンボル系列を出力する処理を実施する。なお、多値化部18はシンボル多値化手段を構成している。
図5の例では、エントロピー復号装置の構成要素である符号化データ入力部11、確率状態出力部12、固定長復号部13、bin出力部17及び多値化部18のそれぞれが専用のハードウェア(例えば、CPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなど)で構成されているものを想定しているが、エントロピー復号装置の全部又は一部がコンピュータで構成されるようにしてもよく、その場合には、符号化データ入力部11、確率状態出力部12、固定長復号部13、bin出力部17及び多値化部18の処理内容を記述しているプログラムの全部又は一部をコンピュータのメモリに格納し、当該コンピュータのCPUが当該メモリに格納されているプログラムを実行するようにすればよい。
図6はこの発明の実施の形態2によるエントロピー復号装置の処理内容を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
符号化データ入力部11は、図1のエントロピー符号化装置により生成された符号化データを入力すると、その符号化データから多重化されている固定長符号を抽出して、その固定長符号を固定長復号部13のF2V復号器14に出力する(ステップST11)。
符号化データを与えるF2V復号器14の順番は、図1のエントロピー符号化装置との間で予め決められており、図1のエントロピー符号化装置の符号化データ出力部8において、多値化シンボル系列の全体を符号化し、V2F符号化器7の番号順にまとめて符号化データを多重化しているような場合には、F2V復号器14の番号順に符号化データを与えるようにする。
また、符号化データ出力部8において、binバッファ15〜15が空になる順序にしたがって符号化データを順次出力しているような場合には、空になっているbinバッファ15の前段のF2V復号器14に符号化データを与えるようにする。
即ち、符号化データ入力部11は、V2F符号化器7により生成された固定長符号についてはF2V復号器14に出力し、V2F符号化器7N−1により生成された固定長符号についてはF2V復号器14N−1に出力し、V2F符号化器7により生成された固定長符号についてはF2V復号器14に出力する。
また、符号化データ入力部11は、図3の多値シンボルの2値化テーブルを参照して、その固定長符号に対応する1以上の2値化シンボルが多値シンボルに係る何番目の2値化シンボルであるかを示すbin番号を確率状態出力部12及び多値化部18に出力する。
なお、符号化データ出力部8において、V2F符号化器7の番号順にまとめて符号化データを多重化するように構成する場合には、V2F符号化器7の番号ごとの符号化データの終端を示す特殊コードが多重化されているため、エントロピー復号装置において、固定長符号に対応するV2F符号化器7の番号を特定することができ、V2F符号化器7の番号に対応する2値化テーブルを参照する。
特殊コードとしては、例えば“0”が12個連続したコードとし、“0”が8個連続で続く場合には、必ず直後に“1”が4個連続したコードを多重化するように構成していれば、符号化データ入力部11では、“0”が8個連続で続くとき、その直後に4個の連続した“1”が続く場合には4個連続した“1”のコードを復号せずにスキップし、“0”が8個連続で続き、その直後に4個の連続した“0”が続く場合には特殊コードと認識することができる。当然、その他のいかなる方法であっても特殊コードとして認識できる手法であれば適用することができる。
また、符号化データ出力部8において、復号処理を実施する際にbinバッファ15〜15が空になる順序にしたがって符号化データを順次出力するように構成する場合には、多値化部18から出力される多値シンボルの種類(例えば、マクロブロックタイプ、DCT係数など)はシンタックスで決められているため、binバッファ15〜15が空になった場合に、次に復号すべき多値シンボルの種類およびbin番号を特定することができ、そのbin番号の優勢シンボルの生起確率に対応するF2V復号器に次の固定長符号を出力し、対応する2値化テーブルを参照する。
例えば、図4(a)のV2Fテーブル1と逆処理になるF2Vテーブル1を実装しているV2F符号化器7に対して符号化データを出力する場合において、例えば、多値シンボルの種類が多値シンボルAであり、固定長符号が“1111”であれば、2値化シンボルの系列が“1111”となり(図4(a)のV2Fテーブル1を参照)、その2値化シンボルの系列に対応するbin番号が“0”、“1”、“2”、“3”となる(図3(a)の2値化テーブルを参照)。
確率状態出力部12は、図1の確率状態出力部2と同様に、予めbin番号毎に、当該bin番号に対応する2値化シンボルにおいて生起する確率が高い優勢シンボル(“0”又は“1”のうち、生起する確率が高い方の値を示すシンボル)を示す優勢シンボル情報と、その優勢シンボルの生起確率を示す確率情報を記憶している。
確率状態出力部12は、符号化データ入力部11からbin番号を受けると、そのbin番号に対応する優勢シンボルを示す優勢シンボル情報をbin出力部17に出力するとともに、その優勢シンボルの生起確率を示す確率情報を固定長復号部13の切替スイッチ16に出力する(ステップST12)。
固定長復号部13は、符号化データ入力部11から固定長符号を受けると、優勢シンボルの生起確率に対応するF2Vテーブルを参照して、その固定長符号を固定長復号し、その復号結果である復号2値化シンボル系列をbin出力部17に出力する。
以下、固定長復号部13の処理内容を具体的に説明する。
固定長復号部13のF2V復号器14〜14は、V2F符号化器7〜7が実装しているV2Fテーブルと逆処理になるF2Vテーブルを実装しており、符号化データ入力部11から固定長符号を受けると、実装しているF2Vテーブルを参照して、その固定長符号を固定長復号し(ステップST13)、その復号結果である復号2値化シンボル系列をbinバッファ15〜15に格納する(ステップST14)。
このように、F2V復号器14〜14が、優勢シンボルの生起確率に対応するF2Vテーブルを参照して、固定長符号を固定長復号することにより、好適に復号2値化シンボル系列を得ることができる。
また、F2V復号器14〜14により復号される全ての固定長符号が同一の符号長であるため、符号化データの復号処理を簡易に構成できるようになり、従来の手法と比べて処理量を低減することが可能となる。
切替スイッチ16は、binバッファ15〜15の中から、確率状態出力部12から出力された確率情報が示す優勢シンボルの生起確率に対応するF2Vテーブルを実装しているF2V復号器14の復号結果を格納しているbinバッファ15を選択し、そのbinバッファ15に格納されている復号結果である復号2値化シンボル系列をbin出力部17に出力する(ステップST15)。
例えば、エントロピー復号装置が4個のF2V復号器14〜14から構成されており、F2V復号器14がF2Vテーブル1を実装し、F2V復号器14がF2Vテーブル2を実装し、F2V復号器14がF2Vテーブル3を実装し、F2V復号器14がF2Vテーブル4を実装している場合、例えば、優勢シンボルの生起確率が0.9375以上であれば、F2Vテーブル1を実装しているF2V復号器14を選択し、優勢シンボルの生起確率が0.9375未満で0.7794以上であれば、F2Vテーブル2を実装しているF2V復号器14を選択する。
また、優勢シンボルの生起確率が0.7794未満で0.6369以上であれば、F2Vテーブル3を実装しているF2V復号器14を選択し、優勢シンボルの生起確率が0.6369未満で0.5000以上であれば、F2Vテーブル4を実装しているF2V復号器14を選択する。
bin出力部17は、切替スイッチ16から復号2値化シンボル系列を受けると、確率状態出力部12から出力された優勢シンボル情報を参照して、その復号2値化シンボル系列内の各復号2値化シンボルが優勢シンボルであるか否かを示すフラグを2値化シンボルとして多値化部18に出力する(ステップST16)。
即ち、bin出力部17は、切替スイッチ16から出力された復号2値化シンボル系列内の2値化シンボル毎に、当該2値化シンボルが確率状態出力部12から出力された優勢シンボル情報が示す優勢シンボルと一致するか否かを判定し、その判定結果を2値化シンボルとして多値化部18に出力する。
多値化部18は、bin出力部17から2値化シンボル系列を受け、符号化データ入力部11からbin番号を受けると、図3の多値シンボルの2値化テーブルを参照して、その2値化シンボル系列とbin番号に対応する多値シンボルを特定し、その多値シンボルを出力する(ステップST17)。
例えば、多値シンボルの種類が多値シンボルAであるとき、2値化シンボルの系列が“1111”であり、その2値化シンボルの系列に対応するbin番号が“0”、“1”、“2”、“3”であれば、多値シンボルの値が“9”になる(図3(a)の2値化テーブルを参照)。
ステップST11〜ST17の処理は全ての符号化データの処理が終了するまで繰り返し実施される(ステップST18)。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、符号化データから多重化されている固定長符号を抽出して、その固定長符号を出力するとともに、その固定長符号に対応する1以上の2値化シンボルが多値シンボルに係る何番目の2値化シンボルであるかを示すbin番号を出力する符号化データ入力部11と、符号化データ入力部11から出力されたbin番号に対応する2値化シンボルにおいて生起する確率が高い優勢シンボルを示す優勢シンボル情報を出力するとともに、その優勢シンボルの生起確率を示す確率情報を出力する確率状態出力部12と、その優勢シンボルの生起確率に対応するF2Vテーブルを参照して、符号化データ入力部11から出力された固定長符号を固定長復号し、その復号結果である復号2値化シンボル系列を出力する固定長復号部13と、確率状態出力部12から出力された優勢シンボル情報を参照して、固定長復号部13から出力された復号2値化シンボル系列内の各復号2値化シンボルが優勢シンボルであるか否かを示すフラグを2値化シンボルとして出力するbin出力部17とを設け、多値化部18が、bin出力部17から出力された2値化シンボルの系列を多値化して、多値シンボルの系列を出力するように構成したので、処理負荷が少ない復号処理で、符号化データから2値化シンボル系列を復号して多値シンボルが得られる効果を奏する。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 2値化部(シンボル2値化手段)、2 確率状態出力部(確率情報出力手段)、3 符号化bin出力部(符号化2値化シンボル出力手段)、4 固定長符号化部(固定長符号化手段)、5 切替スイッチ、6〜6 binバッファ、7〜7 V2F符号化器(固定長符号化器)、8 符号化データ出力部(多重化手段)、11 符号化データ入力部(固定長符号抽出手段)、12 確率状態出力部(確率情報出力手段)、13 固定長復号部(固定長復号手段)、14〜14 F2V復号器(固定長復号器)、15〜15 binバッファ、16 切替スイッチ、17 bin出力部(2値化シンボル出力手段)、18 多値化部(シンボル多値化手段)、101 2値化部、102 確率状態出力部、103 符号化bin出力部、104 切替スイッチ、105〜105 binバッファ、106〜106 V2V符号化器、107 符号化データ出力部、201 符号化データ入力部、202 確率状態出力部、203〜203 V2V復号器、204〜204 binバッファ、205 切替スイッチ、206 bin出力部、207 多値化部。

Claims (4)

  1. 多値シンボル系列内の多値シンボルを2値化して、長さが1以上の2値化シンボルの系列を出力するとともに、上記2値化シンボルが上記多値シンボルに係る何番目の2値化シンボルであるかを示すbin番号を出力するシンボル2値化手段と、
    上記シンボル2値化手段から出力されたbin番号に対応する2値化シンボルにおいて生起する確率が高い優勢シンボルを示す優勢シンボル情報を出力するとともに、上記優勢シンボルの生起確率を示す確率情報を出力する確率情報出力手段と、
    上記確率情報出力手段から出力された優勢シンボル情報を参照して、上記シンボル2値化手段から出力された2値化シンボル系列内の各2値化シンボルが優勢シンボルであるか否かを示すフラグを符号化2値化シンボルとして出力する符号化2値化シンボル出力手段と、
    上記確率情報出力手段から出力された確率情報が示す優勢シンボルの生起確率に対応する符号化テーブルを参照して、上記符号化2値化シンボル出力手段から出力された符号化2値化シンボルの系列を固定長符号化し、その符号化結果である固定長符号を出力する固定長符号化手段と、
    上記固定長符号化手段から出力された固定長符号を多重化し、その多重化結果を符号化データとして出力する多重化手段とを備え、
    上記固定長符号化手段は、相互に異なる符号化テーブルを実装している複数の固定長符号化器と、上記複数の固定長符号化器の中から、上記確率情報出力手段から出力された確率情報が示す優勢シンボルの生起確率に対応する符号化テーブルを実装している固定長符号化器を選択して、上記符号化2値化シンボル出力手段から出力された符号化2値化シンボルの系列を上記固定長符号化器に与える切替スイッチとを備え、
    上記固定長符号化器が上記符号化テーブルを参照して、上記符号化2値化シンボル出力手段から出力された符号化2値化シンボルの系列を固定長符号化し、その符号化結果である固定長符号を出力し、
    上記複数の固定長符号化器は、出力される全ての固定長符号が同一の符号長となるように構成されている
    ことを特徴とするエントロピー符号化装置。
  2. 符号化データから多重化されている固定長符号を抽出して、上記固定長符号を出力するとともに、上記固定長符号に対応する1以上の2値化シンボルが多値シンボルに係る何番目の2値化シンボルであるかを示すbin番号を出力する固定長符号抽出手段と、
    上記固定長符号抽出手段から出力されたbin番号に対応する2値化シンボルにおいて生起する確率が高い優勢シンボルを示す優勢シンボル情報を出力するとともに、上記優勢シンボルの生起確率を示す確率情報を出力する確率情報出力手段と、
    上記優勢シンボルの生起確率に対応する復号テーブルを参照して、上記固定長符号抽出手段から出力された固定長符号を固定長復号し、その復号結果である復号2値化シンボル系列を出力する固定長復号手段と、
    上記確率情報出力手段から出力された優勢シンボル情報を参照して、上記固定長復号手段から出力された復号2値化シンボル系列内の各復号2値化シンボルが優勢シンボルであるか否かを示すフラグを2値化シンボルとして出力する2値化シンボル出力手段と、
    上記2値化シンボル出力手段から出力された2値化シンボルの系列を多値化して、多値シンボルの系列を出力するシンボル多値化手段とを備え、
    上記固定長復号手段は、
    相互に異なる復号テーブルを実装している複数の固定長復号器と、上記複数の固定長復号器の中から、上記確率情報出力手段から出力された確率情報が示す優勢シンボルの生起確率に対応する復号テーブルを実装している固定長復号器を選択して、上記固定長復号器の復号結果である復号2値化シンボルの系列を出力する切替スイッチとから構成され、
    上記複数の固定長復号器により復号される全ての固定長符号が同一の符号長であることを特徴とするエントロピー復号装置。
  3. シンボル2値化手段が多値シンボル系列内の多値シンボルを2値化して、長さが1以上の2値化シンボルの系列を出力するとともに、上記2値化シンボルが上記多値シンボルに係る何番目の2値化シンボルであるかを示すbin番号を出力するシンボル2値化処理ステップと、
    確率情報出力手段が上記シンボル2値化処理ステップで出力されたbin番号に対応する2値化シンボルにおいて生起する確率が高い優勢シンボルを示す優勢シンボル情報を出力するとともに、上記優勢シンボルの生起確率を示す確率情報を出力する確率情報出力処理ステップと、
    符号化2値化シンボル出力手段が上記確率情報出力処理ステップで出力された優勢シンボル情報を参照して、上記シンボル2値化処理ステップで出力された2値化シンボル系列内の各2値化シンボルが優勢シンボルであるか否かを示すフラグを符号化2値化シンボルとして出力する符号化2値化シンボル出力処理ステップと、
    固定長符号化手段が上記確率情報出力処理ステップで出力された確率情報が示す優勢シンボルの生起確率に対応する符号化テーブルを参照して、上記符号化2値化シンボル出力処理ステップで出力された符号化2値化シンボルの系列を固定長符号化し、その符号化結果である固定長符号を出力する固定長符号化処理ステップと、
    多重化手段が上記固定長符号化処理ステップで出力された固定長符号を多重化し、その多重化結果を符号化データとして出力する多重化処理ステップとを備え、
    上記固定長符号化処理ステップでは、
    複数の固定長符号化器が、相互に異なる符号化テーブルを参照し、
    切替スイッチが、上記複数の固定長符号化器の中から、上記確率情報出力処理ステップで出力された確率情報が示す優勢シンボルの生起確率に対応する符号化テーブルを実装している固定長符号化器を選択して、上記符号化2値化シンボル出力処理ステップで出力された符号化2値化シンボルの系列を上記固定長符号化器に与え、
    上記固定長符号化器が上記符号化テーブルを参照して、上記符号化2値化シンボル出力処理ステップで出力された符号化2値化シンボルの系列を固定長符号化し、その符号化結果である固定長符号を出力し、
    上記複数の固定長符号化器が出力する全ての固定長符号は同一の符号長であることを特徴とするエントロピー符号化方法。
  4. 固定長符号抽出手段が符号化データから多重化されている固定長符号を抽出して、上記固定長符号を出力するとともに、上記固定長符号に対応する1以上の2値化シンボルが多値シンボルに係る何番目の2値化シンボルであるかを示すbin番号を出力する固定長符号抽出処理ステップと、
    確率情報出力手段が上記固定長符号抽出処理ステップで出力されたbin番号に対応する2値化シンボルにおいて生起する確率が高い優勢シンボルを示す優勢シンボル情報を出力するとともに、上記優勢シンボルの生起確率を示す確率情報を出力する確率情報出力処理ステップと、
    固定長復号手段が上記優勢シンボルの生起確率に対応する復号テーブルを参照して、上記固定長符号抽出処理ステップで出力された固定長符号を固定長復号し、その復号結果である復号2値化シンボル系列を出力する固定長復号処理ステップと、
    2値化シンボル出力手段が上記確率情報出力処理ステップで出力された優勢シンボル情報を参照して、上記固定長復号処理ステップで出力された復号2値化シンボル系列内の各復号2値化シンボルが優勢シンボルであるか否かを示すフラグを2値化シンボルとして出力する2値化シンボル出力処理ステップと、
    シンボル多値化手段が上記2値化シンボル出力処理ステップで出力された2値化シンボルの系列を多値化して、多値シンボルの系列を出力するシンボル多値化処理ステップとを備え、
    上記固定長復号処理ステップでは、
    複数の固定長復号器が、相互に異なる復号テーブルを実装し、
    切替スイッチが、上記複数の固定長復号器の中から、上記確率情報出力処理ステップで出力された確率情報が示す優勢シンボルの生起確率に対応する復号テーブルを実装している固定長復号器を選択して、上記固定長復号器の復号結果である復号2値化シンボルの系列を出力し、
    上記複数の固定長復号器により復号される全ての固定長符号が同一の符号長であることを特徴とするエントロピー復号方法。
JP2011004029A 2011-01-12 2011-01-12 エントロピー符号化装置、エントロピー復号装置、エントロピー符号化方法及びエントロピー復号方法 Expired - Fee Related JP5570437B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011004029A JP5570437B2 (ja) 2011-01-12 2011-01-12 エントロピー符号化装置、エントロピー復号装置、エントロピー符号化方法及びエントロピー復号方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011004029A JP5570437B2 (ja) 2011-01-12 2011-01-12 エントロピー符号化装置、エントロピー復号装置、エントロピー符号化方法及びエントロピー復号方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012147248A JP2012147248A (ja) 2012-08-02
JP5570437B2 true JP5570437B2 (ja) 2014-08-13

Family

ID=46790362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011004029A Expired - Fee Related JP5570437B2 (ja) 2011-01-12 2011-01-12 エントロピー符号化装置、エントロピー復号装置、エントロピー符号化方法及びエントロピー復号方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5570437B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107613307B (zh) 2011-06-16 2021-04-06 Ge视频压缩有限责任公司 解码器、编码器、解码方法、编码方法及存储介质
UA114674C2 (uk) 2011-07-15 2017-07-10 ДЖ.І. ВІДІЕУ КЕМПРЕШН, ЛЛСі Ініціалізація контексту в ентропійному кодуванні

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3124887B2 (ja) * 1994-04-28 2001-01-15 京セラ株式会社 データ圧縮・復号方式
CA2156889C (en) * 1994-09-30 1999-11-02 Edward L. Schwartz Method and apparatus for encoding and decoding data
JP3282407B2 (ja) * 1994-10-18 2002-05-13 富士ゼロックス株式会社 データ圧縮装置
JPH09135358A (ja) * 1995-11-08 1997-05-20 Nec Corp 算術符号を用いた画像符号化装置
US6501397B1 (en) * 2000-05-25 2002-12-31 Koninklijke Philips Electronics N.V. Bit-plane dependent signal compression
JP4125565B2 (ja) * 2001-08-31 2008-07-30 松下電器産業株式会社 画像符号化方法、画像復号化方法及びその装置
EP1949367B1 (en) * 2005-10-05 2013-07-10 LG Electronics Inc. Method and apparatus for audio signal processing

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012147248A (ja) 2012-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2682009C2 (ru) Способ и устройство для кодирования и декодирования исходных данных с использованием сжатия символов
US8018996B2 (en) Arithmetic decoding apparatus and method
KR101171697B1 (ko) 정수-값 데이터의 스트림을 압축하는 시스템 및 방법
EP2572455B1 (en) Methods and devices for reducing sources in binary entropy coding
US8660261B2 (en) System and apparatus for integrated video/image encoding/decoding and encryption/decryption
EP2622744B1 (en) Methods and devices for parallel encoding and decoding using a bitstream structured for reduced delay
EP2561680B1 (en) Methods and devices for reordered parallel entropy coding
CN102438145A (zh) 一种基于Huffman编码的图片无损压缩方法
CN1953552A (zh) 编码装置及解码装置
WO2011100837A1 (en) Parallel entropy coding and decoding methods and devices
US10127913B1 (en) Method of encoding of data stream, method of decoding of data stream, and devices for implementation of said methods
CN101795407A (zh) 用于对比特序列进行编码的方法和设备
CN104380733A (zh) 视频量化参数编码方法、视频量化参数解码方法、设备、以及程序
CN103581676B (zh) 视频编码变换系数的解码方法及装置
JP5570437B2 (ja) エントロピー符号化装置、エントロピー復号装置、エントロピー符号化方法及びエントロピー復号方法
JP2012253413A (ja) エントロピー符号化装置、エントロピー復号装置、エントロピー符号化方法及びエントロピー復号方法
Ezhilarasan et al. A new entropy encoding technique for multimedia data compression
KR101578608B1 (ko) 일반 코드 생성을 위한 데이터 부호화 장치 및 데이터 복호화 장치
KR101268934B1 (ko) 데이터 압축/해제장치 및 방법
US8854233B2 (en) Method and system for de-binarization
JP6707045B2 (ja) 二値算術復号器および二値算術復号装置
KR102109768B1 (ko) Uhd 영상의 고속 처리를 위한 cabac 이진 산술 부호화기
KR101573983B1 (ko) 데이터 압축 및 데이터 복원 방법과 장치
JP6784150B2 (ja) 算術符号化回路、エンコーダ装置、及び算術符号化方法
KR101676420B1 (ko) 데이터의 압축 및 복원 방법과 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130918

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140304

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140430

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140527

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140624

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5570437

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees