JP5561749B1 - 廃プラスチックの減量装置 - Google Patents
廃プラスチックの減量装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5561749B1 JP5561749B1 JP2013271182A JP2013271182A JP5561749B1 JP 5561749 B1 JP5561749 B1 JP 5561749B1 JP 2013271182 A JP2013271182 A JP 2013271182A JP 2013271182 A JP2013271182 A JP 2013271182A JP 5561749 B1 JP5561749 B1 JP 5561749B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- container
- internal space
- waste plastic
- waste
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
Abstract
【解決手段】不燃物7を収容する内部空間Kを備えた容器2と、容器2の内部空間Kに設けられた気体導入口23と、気体導入口23を通して容器2の内部空間Kへ窒素ガスを導入する気体導入装置(窒素供給源18、気体導管19、電磁弁20)と、窒素ガスが容器2の内部空間Kへ入る前にその窒素ガスを加熱するヒータ25と、容器2の内部空間Kに存在する窒素ガスを外部へ排気する排気口27とを有する不燃物の減量装置1である。気体導入口23から容器2の内部空間Kへ導入した窒素ガスによって不燃物7を加熱して不燃物7から減量に通じる気体(アルコール、アルデヒド系気体、炭化水素、等)を取り出して不燃物7の重量を減らし、不燃物7から取り出したその気体を排気口27から外部へ排気する。
【選択図】図1
Description
図1は本発明に係る廃プラスチックの減量装置の一実施形態を示す縦断面図である。図2は図1のA−A線に従った平面断面図である。これらの図において、廃プラスチックの減量装置1は、容器2と、気体導入装置3とを有している。容器2の内部には内部空間Kが設けられている。内部空間Kは扉4を閉じることによって外部から気密に遮蔽される。扉4は図2の矢印B−Bに示すように開閉移動できる。
気体導入装置3は、窒素(N2 )供給源18と、気体導管19と、電磁弁20とを有している。気体導管19は適宜の径の中空管である。気体導管19は容器2の外部から内部空間Kにわたって、容器2の壁を貫通して設けられている。本実施形態では、気体導管19は内部空間Kの上面の近傍に設けられている。また、本実施形態では、気体導管19は図2に示すように、窒素供給源18から分岐して2本、設けられている。なお、気体導管19は1本であっても良いし、3本以上であっても良い。
気体導管19の途中に気体加熱手段としてのヒータ25が設けられている。ヒータ25は制御装置24からの信号による指令に従って気体導管19内を流れる窒素ガスを加熱する。加熱された窒素ガスが気体導入口23から内部空間K内へ導入されると、内部空間K内に高温の窒素ガスの気流が形成される。この高温の窒素ガスの気流により不燃物7が加熱される。このように、窒素ガスは内部空間K内の酸素を置換することに加えて、不燃物7を加熱する機能も持っている。
気体導入口23の形状は円形、四角形等といった単純な形状であっても良いし、内部空間K内に強制的に乱気流を発生させるような形状であっても良い。内部空間K内に乱気流を発生させるようにすれば、内部空間K内の気体を攪拌させることができ、内部空間K内の温度分布を均一にすることができる。このような乱気流を発生させる形状は、例えば図3(a)及び図3(b)に示すような「S」字形状や、図3(c)及び図3(d)に示すような「逆S」字形状がある。
図1において、内部空間Kの床面、すなわち多数の不燃物7を載せた台車8が載せられる面、の近傍の容器2の壁面に排気口27が設けられている。すなわち、内部空間K内の底部に排気口27が設けられている。そしてこの排気口27につながって排気管28が容器2の壁を貫通して設けられている。また、排気管28の途中に不純物除去装置29が設けられている。
本実施形態では、気体導管19の気体導入口23が内部空間Kの上面の近傍に設けられ、排気口27が内部空間Kの底面の近傍に設けられている。これに限られず、気体導入口23は内部空間Kの上面と同じ位置に設けることができ、一方、排気口27は内部空間Kの底面において開口する排気口とすることができる。さらには、気体導入口23は容器2の内部空間Kの高さ方向の中央位置よりも上方の位置に設けることができ、そのときに、排気口27は容器2の内部空間Kの高さ方向の中央位置よりも下方の位置に設けることができる。
不純物除去装置29は内部にヒータ30を有している。ヒータ30は、排気管28の内部を局所的に高温、例えば800℃に加熱する。排気管28内を流れるガスに含まれる有害気体はヒータ30によって局所的に形成される高温個所を短時間、例えば2秒間で通過する間に消去されて除去される。ヒータ30は制御装置24からの信号による指令に従った温度で発熱する。
FTIR(Fourier Transform infrared Spectroscopy:フーリエ変換赤外分光法)に基づいたガス検査装置35の測定端子35aが内部空間K内の任意の個所に固定されている。また、熱電対等といった温度測定器36の測定端子36aが内部空間K内の任意の個所に固定されている。ガス検査装置35による検査結果及び温度測定器36によって測定された温度は、それぞれ、電気信号の形で制御装置24へ伝送される。制御装置24は、入力された電気信号に基づいて窒素供給装置18、電磁弁20、不燃物加熱用のヒータ25、そして有害気体消滅用のヒータ30の各機器の動作を制御する。
オペレータは、まず、図2に鎖線4aで示すように扉4を開く。そして、多数の不燃物7が収容された台車8を内部空間K内に搬入する。個々の不燃物7は好ましくは熱圧縮処理を受けて容積が小さくされている。なお、熱圧縮処理を受けていない不燃物を内部空間K内に搬入しても良い。
次に、オペレータは、扉4を閉じ、電磁弁20を開き、窒素供給源18から気体導管19への窒素ガスの供給を開始し、そしてヒータ25によって窒素ガスを加熱する。これにより、気体導管19の気体導入口23から窒素ガスが内部空間K内へ吐出される。こうして大気圧以上の熱気体が内部空間K内へ導入される。窒素ガスが内部空間Kへ吐出されると、内部空間K内に在った酸素が排気管28を通して外部へ排出され、これにより内部空間K内の酸素が窒素ガスによって置換されて、内部空間K内が無酸素状態に設定される。
その後、ヒータ25によって窒素ガスをさらに加熱して、内部空間Kを350℃〜480℃程度に昇温し、そして約3時間その温度を維持する。この温度維持により、不燃物7からホルムアルデヒド等といったアルデヒド系の気体が放出され、引き続いて炭化水素が放出される。こうして放出された、すなわち除去された気体に対応した重量だけ、不燃物7の重量が減じられる。
第2工程ではアルデヒド系の気体の他にアンモニアも不燃物7から放出される。オペレータはこのアンモニアの放出量をガス検査装置35によって観察し、このアンモニア類の初期消滅物の放出量が減ったことを確認したら、ヒータ25によって窒素ガスをさらに加熱して内部空間Kの温度をさらに20〜40%程度上昇させて、その上昇した温度を2時間程度維持する。
なお、第3工程を終了した直後の不燃物7は、未だ高温であるので、そのままではオペレータは不燃物7を取り出すことができない。このため、オペレータは、ヒータ25への通電を遮断して容器2の内部空間K内へ常温の気体を入れて当該内部空間Kを冷却するか、容器2の壁内に設けた通水管14に水を流すことによって内部空間Kを冷却する。場合によっては、その他の適宜の冷却装置を予め付設しておき、この冷却装置を作動させて内部空間Kを冷却する。人が不燃物7を取り出せる温度まで不燃物7の温度を降温させた後、オペレータは扉4を開いて不燃物7を外部へ取り出す。不燃物7の重量は大きく減じられているので、オペレータは不燃物7を容易に取り扱うことができる。
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。
Claims (7)
- 廃プラスチックの重量を減らす廃プラスチックの減量装置であって、
廃プラスチックを収容する内部空間を備えた容器と、
前記容器の内部空間に設けられた気体導入口と、
当該気体導入口を通して前記容器の内部空間へ第1の気体を導入する気体導入手段と、
前記第1の気体が前記容器の内部空間へ入る前に当該第1の気体を加熱する気体加熱手段と、
前記容器の内部空間に存在する気体を外部へ排気する排気口と、を有しており、
前記気体導入口から前記容器の内部空間へ導入した前記第1の気体によって前記廃プラスチックを加熱して当該廃プラスチックから第2の気体を取り出して当該廃プラスチックの重量を減らし、当該廃プラスチックから取り出した前記第2の気体を前記排気口から外部へ排気し、
前記気体導入口は、前記容器の内部空間の高さ方向の中央位置よりも上方の位置に設けられ、
前記排気口は、前記容器の内部空間の高さ方向の中央位置よりも下方の位置に設けられる
ことを特徴とする廃プラスチックの減量装置。 - 前記気体導入口は、前記容器の内部空間の上面又はその近傍に設けられ、
前記排気口は、前記容器の内部空間の底面又はその近傍に設けられる
ことを特徴とする請求項1記載の廃プラスチックの減量装置。 - 前記気体導入口は複数個所に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の廃プラスチックの減量装置。
- 前記気体導入口は、S字形状を含む形状又は逆S字形状を含む形状であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の廃プラスチックの減量装置。
- 前記気体導入手段は、
前記容器の外部から内部空間にわたって設けられた気体導管と、
当該気体導管へ前記第1の気体を送り込む第1気体供給源と、を有しており、
前記気体導管は前記容器の壁を貫通して当該容器の内部空間内へ入り相対する壁に向かって延びており、
当該気体導管のうちの前記容器の内部空間内に存在する部分に前記気体導入口が設けられている
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の廃プラスチックの減量装置。 - 前記容器は、当該容器の内部空間に近い側から順に、
断熱材によって形成された第1層と、
熱伝導率が前記断熱材よりも高い材料によって形成された第2層と、
当該第2層に接触している冷却層と、
を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の廃プラスチックの減量装置。 - 前記廃プラスチックは、加熱された状態で圧縮される処理である熱圧縮処理を受けた廃プラスチックであることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の廃プラスチックの減量装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013271182A JP5561749B1 (ja) | 2013-12-27 | 2013-12-27 | 廃プラスチックの減量装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013271182A JP5561749B1 (ja) | 2013-12-27 | 2013-12-27 | 廃プラスチックの減量装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5561749B1 true JP5561749B1 (ja) | 2014-07-30 |
JP2015124340A JP2015124340A (ja) | 2015-07-06 |
Family
ID=51417024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013271182A Expired - Fee Related JP5561749B1 (ja) | 2013-12-27 | 2013-12-27 | 廃プラスチックの減量装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5561749B1 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008500892A (ja) * | 2004-05-03 | 2008-01-17 | ラングストン,ジョディー | 再生利用可能な材料を圧縮、分別および保管する装置、システムおよび方法 |
JP2010274223A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Bridgestone Corp | 高分子系廃棄物の熱分解方法、炭化物の回収方法、並びに炭化物、ゴム組成物及びタイヤ |
JP2013027861A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-02-07 | Toshitaka Yasuda | 磁化空気を用いた分解装置による廃棄物処理方法 |
JP2013126642A (ja) * | 2011-12-19 | 2013-06-27 | Esujekku:Kk | 有機物の分解処理方法及び装置 |
-
2013
- 2013-12-27 JP JP2013271182A patent/JP5561749B1/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008500892A (ja) * | 2004-05-03 | 2008-01-17 | ラングストン,ジョディー | 再生利用可能な材料を圧縮、分別および保管する装置、システムおよび方法 |
JP2010274223A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Bridgestone Corp | 高分子系廃棄物の熱分解方法、炭化物の回収方法、並びに炭化物、ゴム組成物及びタイヤ |
JP2013126642A (ja) * | 2011-12-19 | 2013-06-27 | Esujekku:Kk | 有機物の分解処理方法及び装置 |
JP2013027861A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-02-07 | Toshitaka Yasuda | 磁化空気を用いた分解装置による廃棄物処理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015124340A (ja) | 2015-07-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101558432B1 (ko) | 재생 탄소 섬유의 제조 장치 및 재생 탄소 섬유의 제조 방법 | |
CN105752968A (zh) | 一种卷对卷连续石墨烯薄膜生长设备 | |
JP2016023350A (ja) | 浸炭装置 | |
CN115947976A (zh) | 一种基于同相位微波加热快速回收碳纤维复合材料的系统及方法 | |
CN104030282A (zh) | 利用有机金属化合物生长层数可控石墨烯的方法 | |
JP5561749B1 (ja) | 廃プラスチックの減量装置 | |
KR100572241B1 (ko) | 재자원화 방법 및 시스템, 컨테이너 | |
JP2007330868A (ja) | 使用済み活性炭の再生装置 | |
US20130026685A1 (en) | Furnace atmosphere generator | |
CN108603240B (zh) | 真空热处理装置 | |
US20140373436A1 (en) | Reformed coal production equipment | |
CN107694275B (zh) | 一种vocs废气的处理方法及装置 | |
JP5543130B2 (ja) | 加熱システム | |
TWI377266B (ja) | ||
JP2010144214A (ja) | 鉄粉の熱処理方法および装置 | |
US20150275705A1 (en) | Methods for power generation from h2o, co2, o2 and a carbon feed stock | |
KR101176874B1 (ko) | 석유화학 폐기물의 열분해 장치 및 방법 | |
JP6291620B1 (ja) | 炭化物製造方法及び炭化物製造設備 | |
JP2013028046A (ja) | 熱成形用の装置と成形方法 | |
CN110721645B (zh) | 一种乙苯反应器环保吹扫装置及方法 | |
JP5647776B2 (ja) | ガス浸炭処理装置 | |
JP6773411B2 (ja) | 浸炭システム及び表面硬化鋼材の製造方法 | |
JP5683416B2 (ja) | 真空加熱炉の絶縁抵抗改善方法 | |
JP4410064B2 (ja) | 金属多孔質焼結体の製造方法及び装置 | |
CN110835672A (zh) | 一种真空渗碳与压淬一体化处理装置及方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140418 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140514 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140515 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140604 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140604 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5561749 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |