JP5541520B2 - 地下構法 - Google Patents
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Description
勿論、本設として設置するPCa柱は、仮設の構真柱として使用するH形鋼等の鉄骨に比べて小断面であっても充分な座屈強度を有するものとできるので、水平方向の支保を必要とすることなくそれ自体を充分に安定に自立させることができ、したがって地下階の下層部よりも上層部を先行施工する際の安全性と信頼性を充分に確保することができる。
本実施形態が施工対象としている建物は地下3階建ての高層免震構造建物(地上階の階数は任意)であって、図1に示すように地下1階を免震階として地下1階の梁1を下部梁1aと上部梁1bとにより構成し、それらの間に免震装置(積層ゴム)1cを設置するものである。
なお、本実施形態では各単位PCa柱10aを高強度コンクリートにより形成しており、かつ図1に示しているように各単位PCa柱10aには柱主筋11を予め埋設しておき、その柱主筋11の上端部を若干上方に突出せしめておくとともに、各単位PCa柱10aの下端部には下段のPCa柱10aの柱主筋11の上端部が挿入される鉄筋継手12を予め埋設しておくと良い。
さらに、最上段の単位PCa柱10aには先行施工階である地下1階の下部梁1aが接合されるので、柱主筋11を上方に大きく突出せしめておくとともにその先端部に定着板を取り付けておいて下部梁1aに対して強固に定着するようにしておくと良い。
なお、基礎底盤4は普通コンクリートによることで通常は充分であるが、少なくともPCa柱10との接合部(たとえば図1にハッチングを付した範囲)には高強度コンクリートを打設してPCa柱10と同等の強度となるようにしておくことが好ましい。
下部梁1aとしては普通コンクリートによるRC梁とすることで充分であるが、PCa柱10との接合部(図1にハッチングで示す範囲)は免震装置1cの設置台としても機能するので、少なくともその部分は高強度コンクリートを用いてPCa柱10と同等の強度とすることが好ましい。
しかる後に、(b)に示すように下部梁1a上に免震装置1cを設置した後、上部梁1bを施工して地下1階の躯体を先行施工する。
勿論、本設として設置するPCa柱10は、仮設の構真柱として使用するH形鋼等の鉄骨に比べて小断面であっても充分な座屈強度を有するものとできるので、水平方向の支保を必要とすることなくそのPCa柱10自体を充分に安定に自立させることができ、したがって地下階の上層部を下層部よりも先行施工する際の安全性と信頼性を充分に確保することができる。
勿論、PCa柱10は必ずしも単位PCa柱10aの連結により施工することに限るものではなく、地下階の全高がさして大きくないような場合においては、先行施工するべき地下階の全高にわたる長尺のPCa柱10の全体を一括して立設してしまうことも不可能ではない。
勿論、本発明の地下構法では複数階の地下階の柱を本設のPCa柱10として早期に施工すれば良いのであって、その限りにおいて本発明は非免震構造の建物の施工に際しても適用可能であることはもとより、建物全体の構造形式は任意であるし、様々な規模、用途の建物を施工する際に広く適用できるものであることは言うまでもない。
1a 下部梁
1b 上部梁
1c 免震装置(積層ゴム)
2 梁(地下2階の躯体)
4 基礎底盤
4a アンカー筋
5 柱(上層階の躯体)
10 PCa柱
10a 単位PCa柱
11 柱主筋
12 鉄筋継手
13 鉄筋
14 コッター
Claims (4)
- 複数階の地下階を有する建物の施工に際して、前記地下階のうちの上層部の任意の地下階もしくは地上1階を先行施工階として設定して該先行施工階の躯体をそれよりも下層の地下階の躯体よりも先行施工する地下構法であって、
地盤を掘削して基礎底盤を形成した後、前記基礎底盤上に前記先行施工階に達する本設柱としてのPCa柱を自立状態で施工して、該PCa柱の上部に前記先行施工階の躯体を一体に先行施工し、
しかる後に、前記先行施工階よりも上層階の躯体を施工しつつ、前記先行施工階の下方において該先行施工階よりも下層の地下階の躯体を前記基礎底盤上からの作業により後行施工することを特徴とする地下構法。 - 請求項1記載の地下構法であって、
予め製作した所定長さの単位PCa柱を軸方向に連結することにより前記PCa柱を施工することを特徴とする地下構法。 - 請求項1または2記載の地下構法であって、
前記PCa柱を高強度コンクリートにより形成することを特徴とする地下構法。 - 請求項1,2または3記載の地下構法であって、
施工対象の建物を地下階の上層部もしくは地上1階を免震階とした免震構造建物として、前記免震階を前記先行施工階として設定することを特徴とする地下構法。
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JP2010226671A JP5541520B2 (ja) | 2010-10-06 | 2010-10-06 | 地下構法 |
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JP2010226671A JP5541520B2 (ja) | 2010-10-06 | 2010-10-06 | 地下構法 |
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