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JP5522386B2 - パッチアンテナおよびその製造方法 - Google Patents

パッチアンテナおよびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、パッチアンテナに関し、特に、自動車等の車両に搭載されるアンテナに好適なパッチアンテナおよびその製造方法に関する。
この技術分野において周知のように、現在、自動車等の車両には種々のアンテナが搭載される。例えば、そのようなアンテナとしては、GPS(全地球測位システム)用アンテナやSDARS(衛星デジタルラジオサービス)用アンテナ等がある。
GPS(Global Positioning System)は、人工衛星を用いた衛星測位システムである。GPSは、地球を周回している24基の人工衛星(以下、「GPS衛星」と呼ぶ)のうちの4基のGPS衛星からの電波(GPS信号)を受信し、この受信した電波から移動体とGPS衛星との位置関係および時間誤差を測定して三角測量の原理に基づいて、移動体の地図上における位置や高度を高精度で算出することを可能としたものである。
GPSは、近年では、走行する自動車の位置を検出するカーナビゲーションシステム等に利用され、広く普及している。カーナビゲーション装置は、このGPS信号を受信するためのGPS用アンテナと、このGPS用アンテナが受信したGPS信号を処理して車両の現在位置を検出する処理装置と、この処理装置で検出された位置を地図上に表示するための表示装置等から構成される。GPS用アンテナとしては、パッチアンテナのような平面アンテナが使用される。
一方、SDARS(Satellite Digital Audio Radio Service)とは、米国における衛星(以下、「SDARS衛星」と呼ぶ)を使用したデジタル放送によるサービスである。すなわち、米国においては、SDARS衛星からの衛星波または地上波を受信して、デジタルラジオ放送を聴取可能にしたデジタルラジオ受信機が開発され、実用化されている。現在、米国では、XMとシリウスという2つの放送局が計250チャネル以上のラジオ番組を全国に提供している。このデジタルラジオ受信機は、一般には、自動車等の移動体に搭載され、周波数が約2.3GHz帯の電波を受信してラジオ放送を聴取することが可能である。すなわち、デジタルラジオ受信機は、モバイル放送を聴取することが可能なラジオ受信機である。受信電波の周波数が約2.3GHz帯なので、そのときの受信波長(共振波長)λは約128.3mmである。尚、地上波は、衛星波を一旦、地球局で受信した後、周波数を若干シフトし、直線偏波で再送信したものである。すなわち、衛星波は円偏波の電波であるのに対して、地上波は直線偏波の電波である。SDARS用アンテナとしても、上記GPS用アンテナと同様に、パッチアンテナのような平面アンテナが使用される。
XM衛星ラジオ用アンテナ装置は、静止衛星2基より円偏波電波を受信し、不感地帯では地上直線偏波設備により電波を受信する。一方、シリウス衛星ラジオ用アンテナ装置は、周回衛星3基(シンクロ型)より円偏波電波を受信し、不感地帯では地上直線偏波設備により電波を受信する。
デジタルラジオ受信機としては、自動車に搭載されるもの、屋内に置かれる据置型のもの、さらに、バッテリを電源として持ち運びできる可搬型のものがある。
図1乃至図3を参照して、従来のパッチアンテナ10について説明する。図1はパッチアンテナ10の斜視図である。図2において、(A)はパッチアンテナ10の平面図、(B)はパッチアンテナ10の正面図、(C)はパッチアンテナ10の左側面図、(D)はパッチアンテナ10の底面図である。図3は図2(A)の線III−IIIでの断面図である。
ここでは、図1に示されるように、直交座標系(x,y,z)を使用している。図1に示した状態では、x軸方向は左右方向(幅方向;横方向)であり、y軸方向は前後方向(奥行方向;縦方向)であり、z軸方向は上下方向(高さ方向;厚さ方向)である。
パッチアンテナ10は、略直方体形状の誘電体基板12と、アンテナ放射電極(放射素子)14と、接地電極(接地導体)16と、リベット状の給電ピン18とから構成される。アンテナ放射電極14は、受信電極やパッチ電極とも呼ばれる。
誘電体基板12は、たとえばチタン酸バリウムなどからなる高誘電率のセラミックス材料が用いられる。誘電体基板12は、互いに対向する天面(表面)12uおよび底面(裏面)12dと、側面12sとを持つ。図示の例では、誘電体基板12の側面12sの角が面取りされている。誘電体基板12には、後述する給電点15の設置位置で、天面12uから底面12dへ貫通する基板貫通孔12aが穿設されている。
アンテナ放射電極(放射素子)14は、導電体からなり、誘電体基板12の天面12u上に形成されている。アンテナ放射電極(放射素子)12は、ほぼ正方形状をしている。アンテナ放射電極(放射素子)12は、例えば、銀パターン印刷によって形成される。
接地電極(接地導体)16は、導電体からなり、誘電体基板12の底面12dに形成されている。この接地電極(接地導体)16は、基板貫通孔12aとほぼ同心で、かつ基板貫通孔12aの直径よりも大きい直径の接地開口部16aを持つ。
アンテナ放射電極12の中心からx軸方向およびy軸方向に変位した位置に給電点15が設けられる。この給電点15に給電ピン18の上端部18aが接続される。給電ピン18は、基板貫通孔12aおよび接地貫通孔16aを経て、接地電極(接地導体)16と離間して下側に導出されている。
ここで、給電点15としては半田が用いられる。その為、この給電点15は、アンテナ放射電極14の主表面から上方へ盛り上がった凸形状をしている。
図示の給電ピン18は、上端部18aに設けられた頭部181と、上端部18aから下端部18bへ延在する棒状の胴体部182と、を有するリベットピンからなる。この場合、リベットピン(給電ピン)18の頭部181がアンテナ放射電極14の主表面上から突出した状態で、このリベットピン(給電ピン)18の頭部181が半田15によりアンテナ放射電極14に接合される。そのため、この接合部分が給電点15として凸形状となる。
給電ピン18の半田付け方法(装着方法)としては、例えば、人間の手で半田ゴテを使用して給電ピン18を半田付けする方法がある。しかしながら、この方法では、半田の量が一定とならないという問題がある。その為、はんだ高さも一定とはならない。給電ピン18のはんだ付け部に筐体(カバー)などが接触した場合、給電ピン18の周辺に加わる容量値(キャパシタンス)が変化してしまう。その結果、パッチアンテナ10の同調周波数に影響が出てくるという問題がある。接触しないようにするため、給電ピン18と筐体(カバー)などとのクリアランスを多くとらなければならない。
本発明に関連する先行技術文献も種々知られている。例えば、特許文献1は、給電ピンの確実な半田付けを可能にしたアンテナ特性の良好なパッチアンテナを開示している。この特許文献1では、一つの実施形態として、誘電体ブロック(誘電体基板)の上面(天面)側に、貫通孔(基板貫通孔)の開口部の一部を構成するような、給電ピンの頭部を収容可能な凹部(キャビティ)を形成した、パッチアンテナを開示している。それにより、給電ピンの頭部が誘電体ブロック(誘電体基板)の上面(天面)から突出しないように構成している。凹部の径は、給電ピンの頭部の径と略等しく設定され、かつ、凹部の深さは、給電ピンの頭部の高さよりも深く設定されている。また、凹部の内側の底面及び側面は、誘電体ブロック(誘電体基板)の上面(天面)と同様、放射電極(アンテナ放射電極)で覆われている。この場合でも、給電点(半田)は、放射電極(アンテナ放射電極)の主表面から上方へ盛り上がった凸形状をしている。
また、特許文献2も、1つの実施形態として、上記特許文献1に開示されたパッチアンテナと同様な構造のパッチアンテナを開示している。
さらに、特許文献3は、接合強度を劣化させることなく、半田の量を極力減少させることができる、パッチアンテナの給電ピン半田付け方法を開示している。この特許文献3に開示された給電ピン半田付け方法では、互いに離間し、かつ基板貫通孔の中心線に対して回転対称に設けられたN(Nは2以上の整数)個のペースト半田を、アンテナ放射電極上に塗布する工程と、給電ピンを誘電体基板の天面から基板貫通孔に押し込んで、給電ピンの頭部をN個のペースト半田上に載せる工程と、リフローによりN個のペースト半田を溶融して、給電ピンを半田付けする工程とを含んでいる。
特開2006−238430号公報(図2、[0046]) 特開2008−66979号公報(図7、[0044]〜[0048]) 特開2009−260673号公報(図5)
しかしながら、特許文献1および2に開示されたパッチアンテナにおいては、図1乃至図3に示した従来のパッチアンテナ10と同様に、給電点(半田)15がアンテナ放射電極14の主表面から上方へ盛り上がった凸形状をしている。その結果、パッチアンテナを小型化、薄型化(低背化)することが困難となる。特に、PND(Personal Navigation Device)と呼ばれる小型で簡易的なナビゲーションシステムや携帯電話に内蔵されるパッチアンテナでは、従来形状よりさらに小型・低背で、かつ高信頼性が要求されている。したがって、従来のパッチアンテナでは、給電点(半田)15での盛上り部分で高さを取られてしまい、薄型(低背化)への対応ができない。
特許文献3は、半田が、互いに離間し、かつ基板貫通孔の中心線に対して回転対称に設けられたN個のペースと半田を、アンテナ放射電極に塗布した後、給電ピンの頭部をN個のペースト半田上に載せ、リフローによりN個のペースト半田を溶解して、給電ピンを半田付けする、給電ピン半田付方法を開示しているに過ぎない。
したがって、たとえ特許文献3に開示された給電ピン半田付方法を、特許文献1または2に開示されたパッチアンテナに適用したとしても、給電点(半田)15がアンテナ放射電極14の主表面から上方へ盛り上がることになる。何故なら、凹部(キャビティ)の径は給電ピンの頭部の径と略等しく設定されているので、やはり半田(給電点)は、特許文献1の図4や特許文献2の図7に図示されるように、アンテナ放射電極の主表面から上方へ盛り上がった凸形状となるからである。
したがって、本発明の課題は、給電点(半田)がアンテナ放射電極の主表面よりも上方へ盛り上がるのを防止できる、薄型(低背)のパッチアンテナおよびその製造方法を提供することにある。
本発明の他の課題は、アンテナ利得(特性)を向上させることができる、パッチアンテナおよびその製造方法を提供することにある。
本発明のさらに他の課題は、薄型の筐体内に収容可能で、アンテナ特性を向上させたパッチアンテナおよびその製造方法を提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、互いに対向する天面(12u)と底面(12d)とを持ち、所定の位置で前記天面から前記底面へ貫通する基板貫通孔(12a)が穿設されている、誘電体基板(12A)と;導電体からなり、前記誘電体基板の前記天面(12u)上に形成されたアンテナ放射電極(14A)と;導電体からなり、前記誘電体基板の前記底面(12d)上に形成された接地電極(16)であって、前記基板貫通孔と実質的に同心で、かつ前記基板貫通孔の直径よりも大きい径の接地開口部(16a)を持つ、前記接地電極(16)と;上端部(18a)に設けられた頭部(181)と、前記上端部から下端部(18b)へ延在する棒状の胴体部(182)と、から構成される給電ピン(18)であって、前記頭部が前記所定の位置で半田により前記アンテナ放射電極と接続され、前記下端部が前記基板貫通孔および前記接地開口部を介して前記誘電体基板の前記底面側へ導出される、前記給電ピン(18)と;を有するパッチアンテナ(10A)において、前記誘電体基板(12A)は、前記天面側で前記基板貫通孔の周縁に設けられた凹部(12c)であって、前記給電ピンの前記頭部(181)および前記半田(15A;15B)が収容可能で、かつ前記給電ピンの前記頭部の高さよりも深い深さを持つ、前記凹部(12c)を有し、前記アンテナ放射電極(14A)は、前記凹部(12c)を規定する内壁面(14c−1)上にも形成されており、前記給電ピンの前記頭部が前記凹部内に収納された状態で、前記半田(15A;15B)は、前記アンテナ放射電極(14A)の主表面より上方へ突出しないように、付けられており、前記凹部(12c)は、前記内壁面(12c−1)として、前記給電ピン(18)の前記頭部(181)が載置される底面(12cb)と、該底面から前記誘電体基板の前記天面に近づくにつれて広がる外径を持つ傾斜面(円錐側面)(12cs)とを持ち、前記凹部(12c)の前記内壁面(12c−1)は実質的にすり鉢状の外形をしており、前記アンテナ放射電極(14A)は、前記凹部(12c)の内壁面(12c−1)上では、タンポ印刷により銀ペーストを塗布することにより形成されていることを特徴とするパッチアンテナ(10A)が得られる。
上記本発明の第1の態様によるパッチアンテナ(10A)において、前記凹部(12c)の前記底面(12cb)の径は、前記給電ピン(18)の前記頭部(181)の径よりも大きく、前記半田(15A;15B)は、前記凹部(12c)の前記底面(12cb)上にのみ付けられていることが望ましい。前記半田(15A;15B)は、前記給電ピン(18)の前記頭部(181)の頂面(181a)を除く部分に付けられていることが好ましい。前記半田(15B)が、互いに離間し、かつ前記基板貫通孔(12a)の中心線に対して回転対称に設けられたN(Nは2以上の整数)個の半田部(15B)から成ってよい。
上記本発明の第1の態様によるパッチアンテナ(10A)において、前記誘電体基板(12A)は実質的に直方体形状をしていてよい。前記誘電体基板(12A)はセラミックス材料から成ってよい。前記アンテナ放射電極(14A)は、前記誘電体基板(12A)の前記天面(12u)上では、スクリーン印刷により銀ペーストを塗布することにより形成されてよい。前記アンテナ放射電極(14A)はほぼ正方形状をしていてよい。
本発明の第2の態様によれば、互いに対向する天面(12u)と底面(12d)とを持つ誘電体基板(12A)であって、所定の位置で前記天面から前記底面へ給電ピン(18)の棒状の胴体部(182)が貫通可能な基板貫通孔(12a)と、前記天面側の前記基板貫通孔の周縁に設けられた凹部(12c)であって、前記給電ピンの頭部(181)が収容可能で、かつ前記給電ピンの前記頭部の高さよりも深い深さを持つ、前記凹部(12c)とを有する前記誘電体基板(12A)を準備する工程と、前記誘電体基板(12A)の前記底面(12d)上に、導電体からなり、前記基板貫通孔(12a)と実質的に同心で、かつ前記基板貫通孔の直径よりも大きい径の接地開口部(16a)を持つ接地電極(16)を形成する工程と、前記誘電体基板の前記天面(12u)上および前記凹部を規定する内壁面(12c−1)上に、導電体からなるアンテナ放射電極(14A)を形成する工程と、ペースト半田(15A;15B)を、前記凹部の前記内壁面上に形成された前記アンテナ放射電極(14A)上であって、かつ前記給電ピンの前記頭部が載る位置に置く工程と、前記給電ピン(18)を前記誘電体基板(12A)の前記天面(12u)から前記基板貫通孔(12a)に押し込んで、前記給電ピンの前記頭部(181)を前記ペースト半田(15A;15B)上に載せる工程と、リフローにより前記ペースト半田を溶融して、前記給電ピンを半田付けする工程と、を含み、
前記誘電体基板(12A)を準備する工程は、前記内壁面(12c−1)として、前記給電ピン(18)の前記頭部(181)が載置される底面(12cb)と、該底面(12cb)から前記誘電体基板の前記天面に近づくにつれて広がる外径を持つ傾斜面(円錐側面)(12cs)とを持ち、実質的にすり鉢状の外形をしている前記凹部(12c)を形成する工程を含み、
前記アンテナ放射電極(14A)を形成する工程は、前記凹部(12c)の内壁面(12c−1)上にタンポ印刷にて銀ペーストを塗布する工程を含むことを特徴とするパッチアンテナの製造方法が得られる。
上記本発明の第2の態様によるパッチアンテナの製造方法において、前記アンテナ放射電極(14A)を形成する工程は、前記誘電体基板(12A)の前記天面(12u)上にスクリーン印刷にて銀ペーストを塗布する工程を含んでよい。前記ペースト半田を置く工程は、前記ペースト半田(15A)を、前記凹部(12c)の前記底面(12cb)上に形成された前記アンテナ放射電極(142)上にドーナツ状に塗布する工程から成ってよい。その代わりに、前記ペースト半田(15A)を置く工程は、ペースト状のリング半田(15A)を、前記凹部(12c)の前記底面(12cb)上に形成された前記アンテナ放射電極(142)上に置く工程から成ってよい。或いは、前記ペースト半田(15B)を置く工程は、互いに離間し、かつ前記基板貫通孔(12a)の中心線に対して回転対称に設けられたN(Nは2以上の整数)個のペースト半田(15B)を、前記凹部(12c)の前記底面(12cb)上に形成された前記アンテナ放射電極(142)上に塗布する工程から成ってよい。
尚、上記括弧内の符号は、本発明の理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、これらに限定されないのは勿論である。
本発明では、誘電体基板の天面側の基板貫通孔の周縁に凹部を設け、この凹部は、給電ピンの頭部および半田が収容可能で、かつ給電ピンの頭部の高さよりも深い深さを持っているので、給電点(半田)がアンテナ放射電極の主表面よりも上方へ盛り上がるのを防止できる。
従来のパッチアンテナの斜視図である。 図1に示したパッチアンテナを示す図で、(A)はパッチアンテナの平面図、(B)はパッチアンテナの正面図、(C)はパッチアンテナの左側面図、(D)はパッチアンテナの底面図である。 図2(A)の線III-IIIに関する断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るパッチアンテナパターンを示す図で、(A)はパッチアンテナの平面図、(B)はパッチアンテナの右側面図、(C)はパッチアンテナの底面図である。 図4(A)の線V−Vに関する断面図である。 図4および図5に図示したパッチアンテナの製造工程を示す断面図である。 給電ピンの頭部を、回転対称な位置の(等角度間隔の)4箇所で、アンテナ放射電極に半田により接合する、本発明の第2の実施の形態に係るパッチアンテナの製造工程の一部を示す平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図4および図5を参照して、本発明の第1の実施の形態に係るパッチアンテナ10Aについて説明する。図4において、(A)はパッチアンテナ10Aの平面図、(B)はパッチアンテナ10Aの右側面図、(C)はパッチアンテナ10Aの底面図である。図5は図4(A)の線V−Vに関する断面図である。
ここでは、図4および図5に示されるように、直交座標系(x,y,z)を使用している。図4および図5に示した状態では、x軸方向は左右方向(幅方向;横方向)であり、y軸方向は前後方向(奥行方向;縦方向)であり、z軸方向は上下方向(高さ方向;厚さ方向)である。
図示のパッチアンテナ10Aは、誘電体基板、アンテナ放射電極および半田の構成が後述するように図1乃至図3に図示されたものと異なる点を除いて、従来のパッチアンテナ10と同様の構成を有する。従って、誘電体基板、アンテナ放射電極および給電点(半田)に、それぞれ、12A、14Aおよび15Aの参照符号を付してある。図1乃至図3に示されたものと同様の機能を有するものには同一の参照符号を付してある。
なお、図示のパッチアンテナ10Aの外形は、後述するように、給電点(半田)15Aの盛り上がりがない点を除いて、図1乃至図3に図示した従来のパッチアンテナ10と同様である。
パッチアンテナ10Aは、SDARS衛星からの電波を受信するSDARS用アンテナや、GPS衛星からの電波を受信するGPS用アンテナとして使用される。
パッチアンテナ10Aは、略直方体形状の誘電体基板12Aと、アンテナ放射電極(放射素子)14Aと、接地電極(接地導体)16と、給電ピン18と、給電点(半田)15Aとから構成される。
給電ピン18はリベットピンから成る。給電ピン(リベットピン)18は、一端部18aに設けられた頭部181と、一端部18aから他端部18bへ延在する棒状の胴体部182とを有する。
誘電体基板12Aは、たとえばチタン酸バリウムなどからなる高誘電率のセラミックスの材料が用いられる。誘電体基板12Aは、互いに対向する天面(表面)12uおよび底面(裏面)12dと、側面12sとを持つ。図示の誘電体基板12Aの側面12sの角が面取りされている。誘電体基板12Aには、後述する給電点(半田)15Aの設置位置で天面12uから底面12dへ貫通する基板貫通孔12aが穿設されている。
図5に示されるように、誘電体基板12Aは、天面12u側で基板貫通孔12aの周縁に設けられた凹部(キャビティ)12cを有する。この凹部12cは、給電ピン18の頭部181および後述する半田15Aが収容可能で、かつ給電ピン18の頭部181の高さよりも深い深さを持つ。この凹部12cの形状は、誘電体基板12Aを製造するときに使用する金型上で形成される。したがって、誘電体基板12Aのコストが、従来の誘電体基板12と比較してコストアップとなることはない。
詳述すると、凹部12cは内壁面12c−1によって規定される。図示の実施の形態では、凹部12cは、内壁面12c−1として、給電ピン18の頭部181が載置される底面12cbと、この底面12cから誘電体基板12Aの天面12uに近づくにつれて広がる外径を持つ傾斜面(円錐側面)12csとを持つ。すなわち、凹部12cの内壁面12c−1は、実質的にすり鉢状の外形をしている。
アンテナ放射電極(放射素子)14Aは、導電膜からなり、誘電体基板12の天面12u上ばかりでなく、凹部12cの内壁面12c−1上にも形成されている。すなわち、アンテナ放射電極(放射素子)14Aは、誘電体基板12の天面12u上に形成された天面放射部分141と、凹部12cの内壁面12c−1上に形成された内壁面放射部分142とから成る。したがって、凹部12cの底面12cbおよび傾斜面(円錐側面)12csは、アンテナ放射電極(放射素子)14Aの内壁面放射部分142で覆われている。
アンテナ放射電極(放射素子)14Aは、ほぼ正方形状をしている。アンテナ放射電極(放射素子)12Aは、後述するように、銀パターン印刷によって形成される。ここで簡単に説明すると、アンテナ放射電極(放射素子)14Aの天面放射部分141は、スクリーン印刷により銀ペーストを塗布することより形成され、内壁面放射部分142は、タンポ印刷により銀ペーストを塗布することにより形成される。
接地電極(接地導体)16は、導電膜からなり、誘電体基板12Aの底面12dに形成されている。この接地電極(接地導体)16は、基板貫通孔12aとほぼ同心で、かつ基板貫通孔12aよりも径の大きい接地開口部16aを持つ。
アンテナ放射電極12Aの中心からx軸方向に変位した位置に、給電点(半田)15Aが設けられる。この給電点(半田)15Aに、後述するように、給電ピン18の頭部181が接続される。給電ピン18は、基板貫通孔12aおよび接地開口部16aを経て、接地電極(接地導体)16と離間して下側に導出されている。
一方、給電点15Aとしては、半田が用いられる。給電ピン18の頭部181が凹部(キャビティ)12c内に収納された状態で、この給電点(半田)15Aは、アンテナ放射電極14Aの主表面(天面放射部分141の主表面)より上方へ突出しないように、付けられている。
図示の実施の形態では、図5に示されるように、凹部12cの底面12cbの径は、給電ピン18の頭部181の径よりも大きい。半田15Aは、凹部12cの底面12cb上にのみ付けられている。そして、半田15Aは、給電ピン18の頭部181の頂面181aを除く部分に付けられている。すなわち、半田15Aは、フィレット状に、アンテナ放射電極(受信電極)14Aと給電ピン18の頭部181とを接合している。
このような構成の第1の実施の形態に係るパッチアンテナ10Aは、次に述べるような効果を奏する。
第1に、薄型(低背)のパッチアンテナ10Aを提供できることである。その理由は、誘電体基板12Aに、給電ピン(リベットピン)18の頭部181および半田15Aを収容可能な凹部(キャビティ)12cを形成したので、給電点(半田)15Aがアンテナ放射電極14Aの主表面よりも上方へ盛り上がるのを防止できるからである。
第2に、パッチアンテナ10Aのアンテナ利得(特性)を向上させることができることである。その理由は、従来のパッチアンテナ10(図1〜図3)の給電ピン18の盛り上がり部分(半田15の盛り上がった凸形状)まで、誘電体基板12Aの高さ(厚さ)を高く(厚く)することができるため、誘電体基板12Aの体積を大きくできるからである。
第3に、薄型の筐体内に収容可能で、アンテナ特性を向上させたパッチアンテナ10Aを提供できることである。その理由は、上述したように、パッチアンテナ10A(誘電体基板12A)を薄型(低背)化でき、誘電体基板12Aの体積を大きくできるからである。
第4に、パッチアンテナ10Aのコストダウンを図ることができることである。その理由は、給電ピン18の頭部181の頂面181aを除く部分に、半田15Aを付けているので、半田15Aの量を減らすことができるからである。
第5に、アンテナ放射電極14Aと給電ピン18の頭部181との間の接合強度を確保できることである。その理由は、アンテナ放射電極14Aと給電ピン18の頭部181とを、フィレット状の半田15Aで接合しているからである。
尚、図示の第1の実施の形態では、半田15Aは、基板貫通孔12aと実質的に同心のリング形状(ドーナツ形状)をしている。しかしながら、半田は、後述するように、互いに離間し、かつ基板貫通孔12aの中心線に対して回転対称に設けられたN(Nは2以上の整数)個の半田部からなってもよい。
次に、図6を参照して、図4および図5に図示したパッチアンテナ10Aの製造方法について説明する。図6は、パッチアンテナ10Aの製造工程を示す図である。
まず、図6(A)に示されるような、互いに対向する天面12uと底面12dとを持つ誘電体基板12Aを準備する。すなわち、チタン酸バリウム等を主原料とし、補助剤(バインダ)が混合された粉体を金型で成形し、その成形したものを焼結して誘電体基板12Aを得る。この得られた誘電体基板12Aは、所定の位置で天面12uから底面12dへ給電ピン18の棒状の胴体部182が貫通可能な基板貫通孔12aと、天面12u側の基板貫通孔12aの周縁に設けられた凹部(キャビティ)12cとを有する。凹部12cは、給電ピン18の頭部181が収容可能で、かつ給電ピン18の頭部181の高さよりも深い深さを持つ。凹部12cは、内壁面12c−1によって規定される。
詳述すると、上記誘電体基板12Aを準備する工程は、上記内壁面12c−1として、給電ピン18の頭部181が載置される底面12cbと、この底面12cbから誘電体基板12Aの天面12uに近づくにつれて広がる外径を持つ傾斜面(円錐側面)12csとを持つ、凹部12cを形成する工程を含む。
とにかく、金型を使用することで、基板貫通孔12aと凹部(キャビティ)12cとを有する誘電体基板12Aを形成(準備)できる。
次に、図6(B)に示されるように、誘電体基板12Aの底面12d上に、導電体からなる接地電極16を形成する。この接地電極16は、基板貫通孔12aと実質的に同心で、かつ基板貫通孔12aの直径よりも大きい径の接地開口部16aを持つ。この接地電極16は、誘電体基板12Aの底面12d上に、スクリーン印刷により銀ペーストを塗布することにより形成される。
詳述すると、まず、誘電体基板12Aの底面12d上に、接地電極形成用マスクを形成(搭載)する。この接地電極形成用マスクは、メッシュ状の形状をしており、銀ペーストを塗布すべき部分(領域)のメッシュは粗く、銀ペーストを塗布すべきでない部分(領域)のメッシュは細かくなっている。したがって、この例の接地電極形成用マスクでは、接地開口部16aと対応する部分(領域)のメッシュが細かくなっている。
次に、接地電極形成用マスク上に銀ペーストを載せる。そして、銀ペースト1を誘電体基板12Aの底面12d上に押し付けるように、スキージを所定の方向に移動する。これにより、図6(B)に示されるように、誘電体基板12Aの底面12d上に銀ペーストが塗布される。
その後、誘電体基板12Aの底面12dから接地電極形成用マスクを剥がす。これにより、所定パターンの銀ペースト16が誘電体基板12Aの底面12d上にスクリーン印刷される。その後、銀ペースト16を乾燥することにより、所定パターンの接地電極16が誘電体基板12Aの底面12d上に形成(印刷)される。
次に、図6(C)に示されるように、誘電体基板12Aの天面12u上に、導電体からなるアンテナ放射電極14Aの天面放射部分141を形成する。このアンテナ放射電極14Aの天面放射部分141は、上記接地電極16と同様に、誘電体基板12Aの天面12u上にスクリーン印刷にて銀ペーストを塗布することによって形成される。
詳述すると、まず、誘電体基板12Aの天面12u上に、放射電極形成用マスクを形成(搭載)する。この放射電極形成用マスクも、上記接地電極形成用マスクと同様に、メッシュ状の形状をしており、銀ペーストを塗布すべき部分(領域)のメッシュは粗く、銀ペーストを塗布すべきでない部分(領域)のメッシュは細かくなっている。したがって、この例の放射電極形成用マスクでは、凹部12cと対応する部分(領域)のメッシュが細かくなっている。
次に、放射電極形成用マスク上に銀ペーストを載せる。そして、銀ペーストを誘電体基板12Aの天面12u上に押し付けるように、スキージを所定の方向に移動する。これにより、図6(C)に示されるように、誘電体基板12Aの天面12u上に銀ペースト141が塗布される。
その後、誘電体基板12Aの天面12uから放射電極形成用マスクを剥がす。これにより、所定パターンの銀ペースト141が誘電体基板12Aの天面12u上にスクリーン印刷される。その後、銀ペースト141を乾燥することにより、所定パターンのアンテナ放射電極14Aの天面放射部分141が誘電体基板12Aの天面12u上に形成(印刷)される。
次に、図6(D)に示されるように、誘電体基板12Aの凹部12cを規定する内壁面12c−1上に、導電体からなるアンテナ放射電極14Aの内壁面放射部分142を形成する。このアンテナ放射電極14Aの内壁面放射部分142は、凹部14cの内壁面14c−1上にタンポ印刷にて銀ペーストを塗布することによって形成される。
詳述すると、「タンポ印刷」とは、凹版上のインキをいったん柔かい半球状や船底状のシリコーンラバー製のタンポに転写させ、次にタンポを被印刷物に押しつけてパッド上のインキを転写させせる印刷方法である。タンポ印刷はパッド印刷とも呼ばれる。
最初に、凹版プレートを準備する。この凹版プレートの天面には、転写すべきアンテナパターン(内壁面放射部分)142の形状を持つ凹部(エッチング部)が形成されている。
引き続いて、この凹版プレートに導電ペーストを載せる(かぶせる)。導電ペーストは銀ペーストから成る。その後、ブレードを使用して余分な導電ペーストを拭き取る(かき取る)。これにより、凹版プレートの凹部(エッチング部)内に導電ペーストが残ることになる。そして、その凹版プレートを、タンポの下に移動する。尚、タンポの材質はシリコーンゴムから成る。
引き続いて、タンポを凹版プレートに押し付ける。これにより、凹版プレートの凹部(エッチング部)内に残っている導電ペーストとタンポとを密着させる。
その後、タンポを凹版プレートから引き離し、凹版プレートの凹部(エッチング部)内に残っている導電ペーストをタンポに転写する。そして、凹版プレートをタンポから離すように移動する。なお、タンポの下方には、被印刷物である誘電体基板12Aが配置されている。
したがって、被印刷物(誘電体基板)12Aからタンポを見上げると、このタンポに転写された導電ペーストは、転写面(内壁面放射部分)142の形状を持っている。
本例の場合、被印刷物(誘電体基板)12Aは、天面12uに凹部12cが形成された形状をしている。
引き続いて、タンポを被印刷物(誘電体基板)12Aの天面12uに押し付ける。
最後に、タンポを被印刷物(誘電体基板)12Aの天面12uから離して、導電ペーストを被印刷物(誘電体基板)12Aに転写させる。これにより、タンポ印刷が完了する。
上記タンポ押し付けによって、アンテナ放射電極14Aの内壁面放射部分142が、被印刷物(誘電体基板)12Aの凹部12cの内壁面12c−1に印刷されることになる。
とにかく、スクリーン印刷とタンポ印刷とを併用することによって、誘電体基板12Aの天面12u上および凹部12cの内壁面12c−1上に、アンテナ放射電極14Aを形成することができる。
尚、図示の実施の形態では、最初に、スクリーン印刷により天面放射部分141を形成し、その後に、タンポ印刷により内壁面放射部分142を形成しているが、その順序を逆にしてもよい。すなわち、最初に、図6(D)に示されように、タンポ印刷により内壁面放射部分142を形成し、その後に、図6(C)に示されるように、スクリーン印刷により天面放射部分141を形成してもよい。
次に、図6(E)に示されるように、ペースト半田15Aを、凹部12cの内壁面12c−1上に形成されたアンテナ放射電極14A(内壁面放射部分142)上であって、かつ給電ピン18の頭部181が載る位置に置く。
図示の例では、このペースト半田15Aを置く工程は、ペースト半田15Aを、凹部12cの底面12cb上に形成されたアンテナ放射電極14A(内壁面放射部分142)上に、基板貫通孔12aを実質的に同心とした、ドーナツ状に塗布する工程から成る。なお、このペースト半田15Aを塗布する工程は、例えば、一般的なディスペンサ(注射器)を使用して行うことができる。
尚、図示の実施の形態では、ペースト半田15Aをドーナツ状に塗布しているが、その代わりに、上記ペースト半田15Aを置く工程は、ペースト状のリング半田15Aを、凹部12cの底面12cb上に形成されたアンテナ放射電極14A上に置く工程から成ってもよい。
引き続いて、図6(F)に示されるように、給電ピン18の胴体部182を誘電体基板12Aの天面12cから基板貫通孔12aに押し込んで挿入する。これにより、ペースト半田15A上に給電ピン18の頭部181が載ることになる。
最後に、電気炉において、リフローによりペースト半田15Aを溶融する。これにより、図6(G)に示されるように、給電ピン18の頭部181を半田15Aで覆い、アンテナ放射電極14A(内壁面放射部分142)と給電ピン18とを導電接続する。半田15Aは、フィレット状に、アンテナ放射電極14A(内壁面放射部分142)と給電ピン18の頭部181とを接合している。
このようにして、パッチアンテナ10Aが製造される。
尚、図示の第1の実施の形態では、ペースト半田15Aを置く工程(図6(E))が、凹部12cの底面12cb上に形成されたアンテナ放射電極14C上に、基板貫通孔12aと実質的に同心のリング形状(ドーナツ形状)の半田15Aを、置く(塗布する)工程からなるが、これに限定されない。
例えば、図6(E)の代わりに、図7に示される第2の実施の形態のように、上記ペースト半田を置く工程は、互いに離間し、かつ基板貫通孔12aの中心線に対して回転対称に設けられた4個のペースト半田15Bを、凹部12cの底面12cb上に形成されたアンテナ放射電極14A(内壁面放射部分142)上に塗布する工程から成ってよい。
このような4個のペースト半田15Bを塗布する工程は、例えば、上述したような、一般的なディスペンサ(注射器)を使用して行うことができる。しかしながら、この4個のペースト半田15Bの塗布をより容易に行うために、例えば、先端部に4つの注入孔を持つ特殊な形状のディスペンサ(注射器)を使用して、4個のペースト半田15Bの塗布を行ってもよい。
その後は、図6(F)および(G)に示されるように、給電ピン18を誘電体基板12Aの天面12uから基板貫通孔12aに押し込んで、給電ピン18の頭部181を4個のペースト半田15B上に載せる工程と、リフローにより4個のペースト半田15Bを溶融して、給電ピン18を半田付けする工程と、が行われる。
これにより、給電ピン18の頭部181を、その4箇所で、半田15Bで覆い、フィレット状に、アンテナ放射電極(受信電極)14Aと給電ピン18の頭部181とを接合できる。
このようにして製造された第2の実施の形態に係るパッチアンテナでは、半田が、互いに離間し、かつ給電ピン18(基板貫通孔12a)の中心線に対して回転対称に設けられた4つの半田部15Bから成る。
このような構成の第2の実施の形態に係るパッチアンテナは、次に述べるような効果を奏する。
第1に、薄型(低背)のパッチアンテナを提供できることである。その理由は、誘電体基板12Aに、給電ピン(リベットピン)18の頭部181および半田15Bを収容可能な凹部(キャビティ)12cを形成したので、給電点(半田)15Bがアンテナ放射電極14Aの主表面よりも上方へ盛り上がるのを防止できるからである。
第2に、パッチアンテナのアンテナ利得(特性)を向上させることができることである。その理由は、従来のパッチアンテナ10(図1〜図3)の給電ピン18の盛り上がり部分(半田15の盛り上がった凸形状)まで、誘電体基板12Aの高さ(厚さ)を高く(厚く)することができるため、誘電体基板12Aの体積を大きくできるからである。
第3に、薄型の筐体内に収容可能で、アンテナ特性を向上させたパッチアンテナを提供できることである。その理由は、上述したように、パッチアンテナ(誘電体基板12A)を薄型(低背)化でき、誘電体基板12Aの体積を大きくできるからである。
第4に、パッチアンテナのコストダウンを図ることができることである。その理由は、給電ピン18の頭部181の頂面181aを除く部分に、半田15Bを付けているので、半田15Bの量を減らすことができるからである。また、給電ピン18の頭部181の全周ではなく、等角度間隔の4箇所で、半田部15Bを付けるので、半田15Bの量を減らすことができるからである。
第5に、アンテナ放射電極14Aと給電ピン18の頭部181との間の接合強度を確保できることである。その理由は、アンテナ放射電極14Aと給電ピン18の頭部181とを、フィレット状の半田15Bで接合しているからである。換言すれば、応力が分散されるので、給電ピン18が抜けるのを防止することができるからである。
尚、図7に示した第2の実施の形態では、給電ピン18の頭部181を、回転対称な位置の(等角度間隔の)4箇所で、アンテナ放射電極14Aに半田15Bにより接合しているが、これに限定されないのは勿論である。すなわち、一般的には、給電ピン18の頭部181を、回転対称な位置の(等角度間隔の)N(Nは2以上の整数)箇所で、アンテナ放射電極(放射素子)14Aに半田15Bにより接合しても良い。
以上、本発明について好ましい実施の形態によって説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定しないのは勿論である。上述した実施の形態では、導電ペーストとして銀ペーストを使用しているが、他の導電ペーストを用いても良いのは勿論である。また、上述した実施の形態では、アンテナ放射電極が正方形状をしているが、円形状をしていても良いのは勿論である。また、誘電体基板の素材は、セラミック材料に限定されず、樹脂材料から構成されても良い。さらに、本発明に係るパッチアンテナは、GPS用アンテナやSDARD用アンテナに適しているが、これらに限定される訳ではなく、他の衛星波、地上波を受信するための移動体通信用のアンテナとしても適用可能である。
10A パッチアンテナ
12A 誘電体基板
12u 天面
12d 底面
12a 基板貫通孔
12c 凹部(キャビティ)
12c−1 内壁面
12cb 底面
12cs 傾斜面(円錐側面)
14A アンテナ放射電極(放射素子)
141 天面放射部分
142 内壁面放射部分
15A、15B 給電点(半田、ペースト半田、半田部)
16 接地電極(接地導体)
16a 接地開口部
18 給電ピン(リベットピン)
18a 一端部
18b 他端部
181 頭部
181a 頂面
182 胴体部

Claims (13)

  1. 互いに対向する天面と底面とを持ち、所定の位置で前記天面から前記底面へ貫通する基板貫通孔が穿設されている、誘電体基板と、
    導電体からなり、前記誘電体基板の前記天面上に形成されたアンテナ放射電極と、
    導電体からなり、前記誘電体基板の前記底面上に形成された接地電極であって、前記基板貫通孔と実質的に同心で、かつ前記基板貫通孔の直径よりも大きい径の接地開口部を持つ、前記接地電極と、
    上端部に設けられた頭部と、前記上端部から下端部へ延在する棒状の胴体部と、から構成される給電ピンであって、前記頭部が前記所定の位置で半田により前記アンテナ放射電極と接続され、前記下端部が前記基板貫通孔および前記接地開口部を介して前記誘電体基板の前記底面側へ導出される、前記給電ピンと、
    を有するパッチアンテナにおいて、
    前記誘電体基板は、前記天面側で前記基板貫通孔の周縁に設けられた凹部であって、前記給電ピンの前記頭部および前記半田が収容可能で、かつ前記給電ピンの前記頭部の高さよりも深い深さを持つ、前記凹部を有し、
    前記アンテナ放射電極は、前記凹部を規定する内壁面上にも形成されており、
    前記給電ピンの前記頭部が前記凹部内に収納された状態で、前記半田は、前記アンテナ放射電極の主表面より上方へ突出しないように、付けられており、
    前記凹部は、前記内壁面として、前記給電ピンの前記頭部が載置される底面と、該底面から前記誘電体基板の前記天面に近づくにつれて広がる外径を持つ傾斜面(円錐側面)とを持ち、前記凹部の前記内壁面は実質的にすり鉢状の外形をしており、
    前記アンテナ放射電極は、前記凹部の内壁面上では、タンポ印刷により銀ペーストを塗布することにより形成されていることを特徴とするパッチアンテナ。
  2. 前記凹部の前記底面の径は、前記給電ピンの前記頭部の径よりも大きく、
    前記半田は、前記凹部の前記底面上にのみ付けられている、請求項1に記載のパッチアンテナ。
  3. 前記半田は、前記給電ピンの前記頭部の頂面を除く部分に付けられている、請求項2に記載のパッチアンテナ。
  4. 前記半田が、互いに離間し、かつ前記基板貫通孔の中心線に対して回転対称に設けられたN(Nは2以上の整数)個の半田部から成る、ことを特徴とする、請求項3に記載のパッチアンテナ。
  5. 前記誘電体基板は実質的に直方体形状をしている、請求項1乃至4のいずれか1つに記載のパッチアンテナ。
  6. 前記誘電体基板はセラミックス材料から成る、請求項1乃至5のいずれか1つに記載のパッチアンテナ。
  7. 前記アンテナ放射電極は、前記誘電体基板の前記天面上では、スクリーン印刷により銀ペーストを塗布することにより形成されていることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1つに記載のパッチアンテナ。
  8. 前記アンテナ放射電極はほぼ正方形状をしている、請求項1乃至7のいずれか1つに記載のパッチアンテナ。
  9. 互いに対向する天面と底面とを持つ誘電体基板であって、所定の位置で前記天面から前記底面へ給電ピンの棒状の胴体部が貫通可能な基板貫通孔と、前記天面側の前記基板貫通孔の周縁に設けられた凹部であって、前記給電ピンの頭部が収容可能で、かつ前記給電ピンの前記頭部の高さよりも深い深さを持つ、前記凹部とを有する前記誘電体基板を準備する工程と、
    前記誘電体基板の前記底面上に、導電体からなり、前記基板貫通孔と実質的に同心で、かつ前記基板貫通孔の直径よりも大きい径の接地開口部を持つ接地電極を形成する工程と、
    前記誘電体基板の前記天面上および前記凹部を規定する内壁面上に、導電体からなるアンテナ放射電極を形成する工程と、
    ペースト半田を、前記凹部の前記内壁面上に形成された前記アンテナ放射電極上であって、かつ前記給電ピンの前記頭部が載る位置に置く工程と、
    前記給電ピンを前記誘電体基板の前記天面から前記基板貫通孔に押し込んで、前記給電ピンの前記頭部を前記ペースト半田上に載せる工程と、
    リフローにより前記ペースト半田を溶融して、前記給電ピンを半田付けする工程と、
    含み、
    前記誘電体基板を準備する工程は、前記内壁面として、前記給電ピンの前記頭部が載置される底面と、該底面から前記誘電体基板の前記天面に近づくにつれて広がる外径を持つ傾斜面(円錐側面)とを持ち、実質的にすり鉢状の形状をしている前記凹部を形成する工程を含み、
    前記アンテナ放射電極を形成する工程は、前記凹部の内壁面上にタンポ印刷にて銀ペーストを塗布する工程を含むことを特徴とするパッチアンテナの製造方法。
  10. 前記アンテナ放射電極を形成する工程は、前記誘電体基板の前記天面上にスクリーン印刷にて銀ペーストを塗布する工程を含む、請求項9に記載のパッチアンテナの製造方法。
  11. 前記ペースト半田を置く工程は、
    前記ペースト半田を、前記凹部の前記底面上に形成された前記アンテナ放射電極上にドーナツ状に塗布する工程から成る、
    請求項10に記載のパッチアンテナの製造方法。
  12. 前記ペースト半田を置く工程は、
    ペースト状のリング半田を、前記凹部の前記底面上に形成された前記アンテナ放射電極上に置く工程から成る、
    請求項10に記載のパッチアンテナの製造方法。
  13. 前記ペースト半田を置く工程は、
    互いに離間し、かつ前記基板貫通孔の中心線に対して回転対称に設けられたN(Nは2以上の整数)個のペースト半田を、前記凹部の前記底面上に形成された前記アンテナ放射電極上に塗布する工程から成る、
    請求項10に記載のパッチアンテナの製造方法。
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