JP5521912B2 - 双ロール鋳造機 - Google Patents
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Description
本発明は双ロール鋳造機に関するものである。
溶湯からストリップを直接的に生産する装置として、回転する一対の冷却ロールの間に溶湯を供給し、凝固した金属を薄帯状に送り出す双ロール鋳造機がある。
双ロール鋳造機は、軸線が水平に且つ平行に並ぶように配置した一対の冷却ロールと、各冷却ロールの一端に面接触する一方のサイド堰と、各冷却ロールの他端に面接触する他方のサイド堰とを備えており、冷却ロールは、その内部に抜熱用の冷却水が流通するように構成されている。これら冷却ロール及びサイド堰によって四方を囲まれる空間には、該空間内へ溶湯を供給するための一対のノズルピースが、ロール間隙の真上に位置するように直列に配置されている(例えば、特許文献1参照)。
一方のノズルピースは、一方のサイド堰に対して一定の間隔を保ち、ロール間隙の真上に位置するように配置され、他方のノズルピースは、他方のサイド堰に対して一定の間隔を保ち、ロール間隙の真上に位置するように配置されている。これらノズルピースの互いに向き合う端面の間には、空所が設けられている。
一対のノズルピースの互いに向き合う端面の間に空所を形成している理由は、サイド堰の摩耗に起因する。すなわち、双ロール鋳造機の操業中、サイド堰は溶湯の漏洩を抑えるために、押圧手段(例えば、スクリュージャッキ)によって冷却ロールの端面に押し付けられるので、双ロール鋳造機の累積操業時間が増加するほど、サイド堰の冷却ロール接触部分の摩耗量が大きくなり、結果的に一対のサイド堰が近接することになるが、これらノズルピースの互いに向き合う端面の間に空所が形成してあれば、各ノズルピースがサイド堰に対して一定の間隔を保ったままで一対のサイド堰が近接しても、ノズルピース相互が干渉することを回避できる。
各ノズルピースの頂部には、溶湯を受けるためのノズルトラフが形成され、当該ノズルピースにおいて、冷却ロール軸線方向に延びて冷却ロール外周面と向き合う側壁には、前記ノズルトラフから溶湯を冷却ロール及びサイド堰によって囲まれる空間へ供給するための複数の開口が、冷却ロール長手方向に並ぶように穿設してある。
溶湯からストリップを生産する際には、上述した双ロール鋳造機では、冷却ロールの内部に抜熱用の冷却水を流通させた状態で、各冷却ロールを、それぞれの外周面が上側からロール間隙へ向うように、同じ速度で周回させ、また、各ノズルピースのノズルトラフに溶湯を充填して、各ノズルピースの開口から溶湯を送出させることにより、冷却ロール及びサイド堰によって囲まれる空間内に溶湯溜まりを形成する。
冷却ロールの外周面には、溶湯が固まった凝固殻が形作られ、この凝固殻は、冷却ロールの回転に伴い、ロール間隙で貼り合わされ、ストリップとしてロール間隙から下方へ送り出されることになる。
双ロール鋳造機の操業中、溶湯溜まりを形成している溶湯の挙動は、主に冷却ロールの回転によって支配され、冷却ロールの端面に平行な鉛直面内を二次元的に流れるが、冷却ロール長手方向へは流れ難いので、冷却ロールの外周面において、ノズルピースの側壁に向き合う範囲(ノズルピースから溶湯が連続的に供給される範囲)の溶湯の温度最高値に比べると、冷却ロールの外周面において、ノズルピースの端面の間の空所に向き合う範囲(ノズルピースから溶湯が直接供給されない範囲)のほうの溶湯の温度最低値が30℃位低くなる傾向を呈する。
よって、冷却ロールの外周面に形作られる凝固殻は、溶湯の温度が低くなる傾向を呈する冷却ロール長手方向中央部分では、溶湯の凝固が促進されるため、他の部分に比べて厚くなる。
このため、ロール間隙から送り出され、凝固による縮小が完了した後のストリップは、幅方向中央部分で表裏両面に局所的に厚みが増大した断面形状となり、板幅方向中央部分の厚みが過大になる様相を呈し、ストリップの巻き取りが困難になる場合がある。
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、ストリップの板幅方向中央部分の厚みが過大にならない双ロール鋳造機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、
軸線が水平に且つ平行に並ぶように配置した一対の冷却ロールと、
各冷却ロールの一端に面接触する一方のサイド堰と、
各冷却ロールの他端に面接触する他方のサイド堰と、
前記冷却ロール及びサイド堰によって囲まれる空間に冷却ロール長手方向に空所を隔て且つロール間隙の真上に位置するように直列に配置した一対のノズルピースとを備え、
各ノズルピースの頂部に溶湯を受けるためのノズルトラフを形成し、
各ノズルピースの側壁に、冷却ロール長手方向に並べて前記ノズルトラフから冷却ロール外周面に向けて溶湯を送出し得る複数の開口を穿設した双ロール鋳造機において、
一対のノズルピースの互いに対峙する端面の少なくとも一方に、前記ノズルトラフから一対のノズルピースの間の空所へ溶湯を供給し得る補助開口を穿設している。
軸線が水平に且つ平行に並ぶように配置した一対の冷却ロールと、
各冷却ロールの一端に面接触する一方のサイド堰と、
各冷却ロールの他端に面接触する他方のサイド堰と、
前記冷却ロール及びサイド堰によって囲まれる空間に冷却ロール長手方向に空所を隔て且つロール間隙の真上に位置するように直列に配置した一対のノズルピースとを備え、
各ノズルピースの頂部に溶湯を受けるためのノズルトラフを形成し、
各ノズルピースの側壁に、冷却ロール長手方向に並べて前記ノズルトラフから冷却ロール外周面に向けて溶湯を送出し得る複数の開口を穿設した双ロール鋳造機において、
一対のノズルピースの互いに対峙する端面の少なくとも一方に、前記ノズルトラフから一対のノズルピースの間の空所へ溶湯を供給し得る補助開口を穿設している。
請求項2に記載の発明は、
各ノズルピースの側壁における複数の開口を、一方の冷却ロールに向き合う側壁と他方の冷却ロールに向き合う側壁とで、冷却ロール長手方向に互い違いに穿設している。
各ノズルピースの側壁における複数の開口を、一方の冷却ロールに向き合う側壁と他方の冷却ロールに向き合う側壁とで、冷却ロール長手方向に互い違いに穿設している。
本発明の双ロール鋳造機によれば、下記のような優れた作用効果を奏し得る。
(1)請求項1、2に記載の双ロール鋳造機では、ノズルピースの互いに対峙する端面に穿設した補助開口からノズルピースの間の空所へ溶湯を送出するので、冷却ロールの外周面において、ノズルピースの端面の間の空所に向き合う範囲の溶湯の温度が、冷却ロールの外周面において、ノズルピースの側壁に向き合う範囲の溶湯の温度と大きく相違しなくなり、よって、冷却ロールの外周面の冷却ロール長手方向中央部分で溶湯の凝固が促進せず、ストリップの板幅方向中央部分の厚みが過大にはならないため、ストリップの巻き取りが困難になることがない。
(2)請求項2の記載の双ロール鋳造機では、各ノズルピースの側壁における複数の開口を、一方の冷却ロールに向き合う側壁と他方の冷却ロールに向き合う側壁とで、冷却ロール長手方向に互い違いに穿設したので、冷却ロールの外周面に形作られた凝固殻の厚い部分が冷却ロールの外周面に形作られた凝固殻が厚くない部分に張り合わされるとともに、冷却ロールの外周面に形作られた凝固殻の厚くない部分に冷却ロールの外周面に形作られた凝固殻の厚い部分が張り合わされ、ストリップの厚みの平均化が図られる。
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1(a)(b)(c)(d)〜図3は本発明の双ロール鋳造機の一例を示すもので、軸線La,Lbが水平に且つ平行に並ぶように配置した一対の冷却ロール1a,1bと、各冷却ロール1a、1bの一端に面接触する一方のサイド堰2aと、各冷却ロール1a、1bの他端に面接触する他方のサイド堰2bとを備えている。これら冷却ロール1a,1b及びサイド堰2a,2bによって四方を囲まれる空間には、溶湯5供給用の一対のノズルピース4a,4bが、ロール間隙Gの真上に位置するように直列に配置されている[図1(a)参照]。
冷却ロール1a,1bは、内部に抜熱用の冷却水が流通し、また、生産すべきストリップ3[図1(c)、図1(d)参照]の板厚に応じてロール間隙G[図2参照]を拡縮調整できるように構成されている。更に、冷却ロール1a,1bの回転方向と速度は、それぞれの外周面が上側からロール間隙Gへ向って同じ速度で周回するようになっている。
一方のノズルピース4aは、一方のサイド堰2aに対して一定の間隔を保ち、ロール間隙Gの真上に位置するように配置され、他方のノズルピース4bは、他方のサイド堰2bに対して一定の間隔を保ち、ロール間隙Gの真上に位置するように配置されている。これらノズルピース4a,4bの互いに向き合う端面の間には、空所Xが設けられている。この空所Xは冷却ロール長手方向中央部分に位置している[図1(a)参照]。
一対のノズルピース4a,4bの互いに向き合う端面の間に空所Xを形成している理由は、サイド堰2a,2bの摩耗に起因する。すなわち、双ロール鋳造機の操業中、サイド堰2a,2bは溶湯の漏洩を抑えるために、押圧手段(例えば、スクリュージャッキ)によって冷却ロール1a,1bの端面に押し付けられるので、双ロール鋳造機の累積操業時間が増加するほど、サイド堰2a,2bの冷却ロール1a,1b接触部分の摩耗量が大きくなり、結果的に一対のサイド堰2a,2bが近接することになるが、これらノズルピース4a,4bの互いに向き合う端面の間に空所Xが形成してあれば、各ノズルピース4a,4bがサイド堰2a,2bに対して一定の間隔を保ったままで一対のサイド堰2a,2bが近接しても、ノズルピース4a,4b相互が干渉することを回避できる。
各ノズルピース4a,4bの頂部には、溶湯5を受けるためのノズルトラフ6が形成され、当該ノズルピース4a,4bにおいて、冷却ロール軸線方向に延びて冷却ロール1a,1bの外周面と向き合う側壁には、前記ノズルトラフ6から溶湯5を冷却ロール1a,1b及びサイド堰2a,2bによって囲まれる空間へ供給するための複数の開口7が、冷却ロール長手方向に並ぶように穿設してある。このノズルピース4a,4bのノズルトラフ6に溶湯5を流し込むと、冷却ロール1a,1b及びサイド堰2a,2bによって囲まれる空間に溶湯溜まり8が形成され、ノズルピース4a,4bの開口7が溶湯溜まり8に没した状態では、開口7から送出される溶湯5は、溶湯溜まり8中を冷却ロール1a,1bの外周面に向けて水平に流れる[図2参照]。
本発明の特徴部分は、一対のノズルピース4a,4bの互いに対峙する端面の少なくとも一方(発明を実施するための形態では、ノズルピース4a,4bの互いに向き合う端面の双方)に、前記空所Xへ溶湯5を供給するための補助開口11を穿設した点にある[図1(a)参照]。
溶湯5からストリップ3を生産する際には、冷却ロール1a,1bの内部に抜熱用の冷却水を流通させた状態で、各冷却ロール1a,1bを、それぞれの外周面が上側からロール間隙Gへ向うように、同じ速度で周回させ、また、各ノズルピース4a,4bのノズルトラフ6に溶湯5を充填して、各ノズルピース4a,4bの開口7と補助開口11から溶湯5を送出させることにより、冷却ロール1a,1b及びサイド堰2a,2bによって囲まれる空間内に溶湯溜まり8を形成する[図1(a)参照]。
冷却ロール1a,1bの外周面には、溶湯5が固まった凝固殻9が形作られ[図1(b)参照]、この凝固殻9は、冷却ロール1a,1bの回転に伴い、ロール間隙Gで貼り合わされ、ストリップ3としてロール間隙Gから下方へ送り出されることになる。
このとき、ノズルピース4a,4bの開口7からは冷却ロール1a,1bの外周面に向けて溶湯5が送出され、また、ノズルピース4a、4bの補助開口11からは空所Xへ向けて溶湯5が送出される。この補助開口11を出た溶湯は、ノズルピース4a,4bの端面に突き当たった後、冷却ロール1a,1bの外周面へ向って流れるので、図3に実線で示すように、冷却ロール1a,1bの外周面において、ノズルピース4a,4bの端面の間の空所Xに向き合う範囲の溶湯5の温度最低値t1が、冷却ロール1a,1bの外周面において、ノズルピース4a,4bの側壁に向き合う範囲の溶湯5の温度最高値t2と大きく相違しない。
これに対して補助開口11を穿設しないと、図3に破線で示すように、冷却ロール1a,1bの外周面において、ノズルピース4a,4bの側壁に向き合う範囲の溶湯5の温度最高値t2よりも、冷却ロール1a,1bの外周面において、ノズルピース4a,4bの端面の間の空所Xに向き合う範囲の溶湯5の温度最低値t3が30℃位低くなる傾向を呈する。
よって、補助開口11を有する図1の双ロール鋳造機では、冷却ロール1a,1bの外周面の冷却ロール長手方向中央部分で溶湯5の凝固が促進されず、他の部分に比べて凝固殻9が厚くならない[図1(b)参照]。
ロール間隙Gにおいて、冷却ロール1a,1bの外周面の凝固殻9が張り合わされた直後は、該凝固殻9の間に未凝固領域10[図1(c)参照]を残しているが、この未凝固領域10はやがて凝固し、凝固殻9と一体化してストリップ3となる。このストリップ3[図1(d)参照]は、板幅方向中央部分の厚みが過大にはならず、ストリップ3の巻き取りが困難になることが生じない。
図4は本発明の双ロール鋳造機の他の例を示すもので、図中、図1、図2と同一の符号を付した部分は同一部を表している
この双ロール鋳造機では、各ノズルピース4a,4bの側壁における複数の開口7を、冷却ロール軸線方向に延びて一方の冷却ロール1aに向き合う側壁と、冷却ロール軸線方向に延びて他方の冷却ロール1bに向き合う側壁とで、冷却ロール長手方向に互い違いに穿設している。
これは、冷却ロール1a,1bの外周面において、ノズルピース4a,4bの側壁に向き合う範囲の溶湯5の温度分布の偏差を小さくし、ストリップ3の厚みをより平均化することを目的としている。
溶湯5からストリップ3を生産する際には、冷却ロール1a,1bの内部に抜熱用の冷却水を流通させた状態で、各冷却ロール1a,1bを、それぞれの外周面が上側からロール間隙G[図2参照]へ向うように、同じ速度で周回させ、また、各ノズルピース4a,4bのノズルトラフ6に溶湯5を充填して、各ノズルピース4a,4bの開口7と補助開口11から溶湯5を送出させることにより、冷却ロール1a,1b及びサイド堰2a,2bによって囲まれる空間内に溶湯溜まり8を形成する[図4(a)参照]。
冷却ロール1a,1bの外周面には、溶湯5が固まった凝固殻9が形作られ[図4(b)参照]、この凝固殻9は、冷却ロール1a,1bの回転に伴い、ロール間隙G[図2参照]で貼り合わされ、ストリップ3としてロール間隙Gから下方へ送り出されることになる。
このとき、ノズルピース4a,4bの開口7からは冷却ロール1a,1bの外周面に向けて溶湯5が送出され、また、ノズルピース4a、4bの補助開口11からは空所Xへ向けて溶湯5が送出される。この補助開口11を出た溶湯は、ノズルピース4a,4bの端面に突き当たった後、冷却ロール1a,1bの外周面へ向って流れるので、図3に実線で示すように、冷却ロール1a,1bの外周面において、ノズルピース4a,4bの端面の間の空所Xに向き合う範囲の溶湯5の温度が、冷却ロール1a,1bの外周面において、ノズルピース4a,4bの側壁に向き合う範囲の溶湯5の温度と大きく相違しない。
よって、補助開口11を有する図4の双ロール鋳造機では、冷却ロール1a,1bの外周面の冷却ロール長手方向中央部分で溶湯5の凝固が促進されず、他の部分に比べて凝固殻9が厚くならない[図4(b)参照]。
図3に実線で示すように、図1の双ロール鋳造機の冷却ロール1a,1bの外周面において、ノズルピース4a,4bの側壁に向き合う範囲の溶湯5の温度分布は、温度最高値t2と温度最低値t4とで5℃位の偏差があり[図3参照]、ノズルピース4a,4bの開口7に近いところほど温度が高く、前記開口7から離れるほど温度が低い。よって、冷却ロール1a,1bの外周面に形作られる凝固殻9は、ノズルピース4a,4bの開口7に近いところに比べて、該開口7から離れるほど、溶湯5の凝固が促進されるため、厚くなる。
図4に示す双ロール鋳造機においては、各ノズルピース4a,4bの側壁における複数の開口7を、一方の冷却ロール1aに向き合う側壁と他方の冷却ロール1bに向き合う側壁とで、冷却ロール長手方向に互い違いに穿設したので、冷却ロール1aの外周面に形作られた凝固殻9の厚い部分が冷却ロール1bの外周面に形作られた凝固殻9の厚くない部分に張り合わされるとともに、冷却ロール1aの外周面に形作られた凝固殻9の厚くない部分に冷却ロール1bの外周面に形作られた凝固殻9の厚い部分が張り合わされ、結果的にストリップ3の厚みの平均化が図られることになる。
ロール間隙Gにおいて、冷却ロール1a,1bの外周面の凝固殻9が張り合わされた直後は、該凝固殻9の間に未凝固領域10[図4(c)参照]を残しているが、この未凝固領域10はやがて凝固し、凝固殻9と一体化してストリップ3となる。このストリップ3[図4(d)参照]は、板幅方向中央部分の厚みが過大にはならず、ストリップ3の巻き取りが困難になることが生じない。
1a 冷却ロール
1b 冷却ロール
2a サイド堰
2b サイド堰
4a ノズルピース
4b ノズルピース
5 溶湯
6 ノズルトラフ
7 開口
11 補助開口
X 空所
1b 冷却ロール
2a サイド堰
2b サイド堰
4a ノズルピース
4b ノズルピース
5 溶湯
6 ノズルトラフ
7 開口
11 補助開口
X 空所
Claims (2)
- 軸線が水平に且つ平行に並ぶように配置した一対の冷却ロールと、
各冷却ロールの一端に面接触する一方のサイド堰と、
各冷却ロールの他端に面接触する他方のサイド堰と、
前記冷却ロール及びサイド堰によって囲まれる空間に冷却ロール長手方向に空所を隔て且つロール間隙の真上に位置するように直列に配置した一対のノズルピースとを備え、
各ノズルピースの頂部に溶湯を受けるためのノズルトラフを形成し、
各ノズルピースの側壁に、冷却ロール長手方向に並べて前記ノズルトラフから冷却ロール外周面に向けて溶湯を送出し得る複数の開口を穿設した双ロール鋳造機において、
一対のノズルピースの互いに向き合う端面の少なくとも一方に、前記ノズルトラフから一対のノズルピースの間の空所へ溶湯を供給し得る補助開口を穿設したことを特徴とする双ロール鋳造機。 - 各ノズルピースの側壁における複数の開口を、一方の冷却ロールに向き合う側壁と他方の冷却ロールに向き合う側壁とで、冷却ロール長手方向に互い違いに穿設した請求項1に記載の双ロール鋳造機。
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