JP5519362B2 - ロータリジョイント - Google Patents
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Description
また、この種のロータリジョイントでは、固定側部材の流路と回転側部材側の流路とを接続するために、複数の環状のメカニカルシールを同心状に配置するとともに、各メカニカルシールの相互間に各流路を接続するシール領域を形成しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
一対のジョイント構成部材の少なくとも一方には、複数のメカニカルシールの間に突出する突出環が形成され、
前記メカニカルシールの密封環に対向する前記突出環の周面に、当該突出環の先端面を含む範囲で径方向に凹設されるとともに、前記密封環の周面との間にシール部材が挿入される凹陥部が形成され、
前記突出環に対向する前記密封環には、前記シール部材よりも先端側で径方向に膨出して前記凹陥部の周面に当接する、膨出部が形成され、
最も径方向外側に配置されたメカニカルシールの密封環は、その内周面に前記膨出部が設けられ、当該膨出部が前記突出環の外周面に形成された凹陥部の外周面に当接していることを特徴とする。
複数のシール領域のうち、より径方向内側に位置するものがより高圧の流体用のシール領域とされていることが好ましい。
ジョイント構成部材は、シール領域に流入した流体から圧力を受ける面積(受圧面積)が小さいほど受ける負荷は小さくなる。一方、ジョイント構成部材の受圧面積は、径方向内側のシール領域にあるものほど小さくなる。そのため、本発明では、各シール領域を流れる流体の圧力が相互に異なる場合には、より径方向内側のシール領域に対して、より高圧の流体を流入させることで、ロータリジョイントの全体でジョイント構成部材に付与される負荷を小さくすることができる。そして、ジョイント構成部材に付与される負荷が小さくなれば、その分ジョイント構成部材の強度を落とすことが可能となるので、ロータリジョイントをより小型化することができる。
図1及び図2に示すように、ロータリジョイント10は、半導体製造装置等の回転機器に設けられたターンテーブル等の回転側部材11と、これを回転自在に支持する装置本体等の固定側部材12との間に配置されるものであり、固定側部材12に取り付けられる第1のジョイント構成部材13と、回転側部材11に取り付けられる第2のジョイント構成部材14とを備えている。第1のジョイント構成部材13と第2のジョイント構成部材14との間には、メカニカルシール15A〜15Cが配置されている。
なお、第1,第2ガスケット25,34は、ニトリルゴム等の合成ゴム、合成樹脂、又は金属等、使用条件に応じて各種材料から形成されたものを適用することができる。
なお、固定側部材12に形成された2つの固定側流路56A,56Bとドレン用固定側流路57とは、中心(回転軸心)Oからの距離が同一であり、周方向に関して異なる位置に形成されている。
なお、回転側部材11に形成された2つの回転側流路82A,82Bは、中心Oからの距離が同一で、周方向に関して異なる位置に形成されている。
各第2密封環101A〜101Cには、周方向の複数箇所において、第2基部29を係合する第2ドライブピン104が取り付けられ、各第2密封環101A〜101Cの周方向の移動が阻止されている。
第1のジョイント構成部材13に形成された第1内側突出環48の内周面48aと、第1内密封環100Aの外周面100Aaとは摺動可能に当接している。また、第1内側突出環48の外周面48bと、第1中密封環100Bの内周面100Baとは摺動可能に当接している。
なお、シール部材118,120は、フッ素ゴムやニトリルゴムなどの合成ゴム材料から形成されたOリングとされている。ただし、このシール部材118,120の材料や種類は限定されるものではない。また、後に説明する他のシール部材135,127,129,140についても同様である。
また、第1中密封環100Bの内周面100Baの、シール部材120よりも先端側には、第1内側突出環48の外周凹陥部113に入り込む内周膨出部116が径方向内方に膨出して形成されており、この内周膨出部116の内周面116aは、外周凹陥部113の外周面113aに摺動可能に当接している。
また、第1外側突出環49の外周面49bには、当該第1外側突出環49の先端面(上面)49Aを含む範囲で径方向内方へ凹設された外周凹陥部132が形成されている。そして、この外周凹陥部132には、第1外密封環100Cの内周面100Caとの間をシールするシール部材135が挿入されている。
これに対して、第1外密封環100Cの内周面100Caの、シール部材135よりも先端側には、外周凹陥部132に入り込む内周膨出部133が径方向内方へ膨出して形成されている。この内周膨出部133の内周面133aは、外周凹陥部132の外周面132aに摺動可能に当接している。
また、第2中密封環101Bの内周面101Baの、シール部材129よりも先端側(下側)には、第2内側突出環52の外周凹陥部122に入り込む内周膨出部125が径方向内方に膨出して形成されており、この内周膨出部125の内周面125aは、外周凹陥部122の外周面122aに摺動可能に当接している。
また、第2外側突出環53の外周面53bには、当該第2外側突出環53の先端面(下面)53Aを含む範囲で径方向内方へ凹設された外周凹陥部137が形成されている。そして、この外周凹陥部137には、第2外密封環101Cの内周面101Caとの間をシールするシール部材140が挿入されている。
これに対して、第2外密封環101Cの内周面101Caの、シール部材140よりも先端側(下側)には、外周凹陥部137に入り込む内周膨出部138が径方向内方へ膨出して形成されている。この内周膨出部138の内周面138aは、外周凹陥部137の外周面137aに摺動可能に当接している。
そして、第1,第2のジョイント構成部材13,14に対する負荷が小さくなれば、これらの強度を落とすことも可能となるので、第1,第2のジョイント構成部材13,14の小型化が実現する。
すなわち、上述のようなメカニカルシール15A〜15Cの強度アップと、第1,第2のジョイント構成部材13,14の負荷低減により、ロータリジョイントの小型化が可能になる。
11: 回転側部材
12: 固定側部材
13: 第1のジョイント構成部材
14: 第2のジョイント構成部材
15A〜15C: メカニカルシール
37: 内側シール領域
38: 外側シール領域
39: 第1内側流路
40: 第1外側流路
41: 第2内側流路
42: 第2外側流路
48: 第1内側突出環
48A: 第1内側突出環の先端面
49: 第1外側突出環
49A: 第1外側突出環の先端面
52: 第2内側突出環
52A: 第2内側突出環の先端面
53: 第2外側突出環
53A: 第2外側突出環の先端面
100A〜100C: 第1密封環
101A〜101C: 第2密封環
112: 内周凹陥部
113: 外周凹陥部
115: 外周膨出部
116: 内周膨出部
118: シール部材
120: シール部材
121: 内周凹陥部
122: 外周凹陥部
124: 外周膨出部
125: 内周膨出部
127: シール部材
129: シール部材
132: 外周凹陥部
133: 内周膨出部
135: シール部材
137: 外周凹陥部
138: 内周膨出部
140: シール部材
Claims (2)
- 回転軸心方向に対向し、互いに相対回転する一対のジョイント構成部材と、互いに摺接する端面間で密封部を構成する一対の密封環を有し、前記一対のジョイント構成部材の間に同心状に配置された複数の環状のメカニカルシールと、を備え、この複数のメカニカルシールの相互間に、一方のジョイント構成部材に形成された流路と、他方のジョイント構成部材に形成された流路とを接続するシール領域が形成されているロータリジョイントであって、
一対のジョイント構成部材の少なくとも一方には、複数のメカニカルシールの間に突出する突出環が形成され、
前記メカニカルシールの密封環に対向する前記突出環の周面に、当該突出環の先端面を含む範囲で径方向に凹設されるとともに、前記密封環の周面との間にシール部材が挿入される凹陥部が形成され、
前記密封環の周面には、前記シール部材よりも先端側で径方向に膨出し、前記凹陥部の周面に当接する、膨出部が形成され、
最も径方向外側に配置されたメカニカルシールの密封環は、その内周面に前記膨出部が設けられ、当該膨出部が前記突出環の外周面に形成された凹陥部の外周面に当接していることを特徴とするロータリジョイント。 - 前記メカニカルシールが同心状に3つ以上配置されるとともに、これらメカニカルシールの各間にシール領域が形成され、
複数のシール領域のうち、より径方向内側に位置するものがより高圧の流体用のシール領域とされている請求項1に記載のロータリジョイント。
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