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JP5517899B2 - オイルセパレータ - Google Patents

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JP5517899B2
JP5517899B2 JP2010268021A JP2010268021A JP5517899B2 JP 5517899 B2 JP5517899 B2 JP 5517899B2 JP 2010268021 A JP2010268021 A JP 2010268021A JP 2010268021 A JP2010268021 A JP 2010268021A JP 5517899 B2 JP5517899 B2 JP 5517899B2
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Description

本発明は、オイルセパレータに関する。
特開2009−221858号公報は、本願の図3に示すように、オイルセパレータ1の底壁1aを構成し第1の溶着部2aを備える第1の構成部品2と、第1の構成部品2の上側に配置されており第1の溶着部2aとバイブレーション溶着される第2の溶着部3aを備える第2の構成部品3と、を有し、第1の溶着部2aに、バイブレーション溶着の際に発生するバリがセパレータ内空間S1に流出することを抑制する内側バリ隠し2bが上方に突出して設けられる、オイルセパレータ1を開示している。
上記公報開示のオイルセパレータでは、本願の図3に示すように、底壁1aの上面上のオイルを図示略のガス入口管またはドレイン(オイルドレン)に落とし底壁1aの上面上にオイルが堆積することを抑制するために、第1の構成部品2に、オイル落し用の傾斜面2cが内側バリ隠し2bより下方位置からガス入口管側またはドレイン側にいくにつれて下方に傾斜して設けられている。
しかし、上記公報開示のオイルセパレータには、つぎの問題点がある。
オイル落し用の傾斜面2cが、内側バリ隠し2bより下方位置に設けられているため、傾斜面2cの傾斜角度を急にして傾斜面2cによるオイル落し性能を向上させる点において改善の余地がある。
なお、内側バリ隠し2bとガス入口管またはドレインとの間の底壁1a自体の角度を急にすることにより、傾斜面2cの傾斜角度を急にすることも考えられるが、オイルセパレータ1自体の上下方向高さ(上下方向長さ)がその分だけ大になってしまい、オイルセパレータ1が大型化してしまい、オイルセパレータ1の車両への搭載性能上不利になってしまう。
特開2009−221858号公報
本発明の目的は、従来に比べて、オイルセパレータを大型化させることなくオイル落し用の傾斜面の傾斜角度を急にすることができる、オイルセパレータを提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) オイルセパレータの底壁を構成し第1の溶着部を備える第1の構成部品と、該第1の構成部品の上側に配置されており前記第1の溶着部とバイブレーション溶着される第2の溶着部を備える第2の構成部品と、を有し、前記第1の溶着部に、前記バイブレーション溶着の際に発生するバリがセパレータ内空間に流出することを抑制する内側バリ隠しが上方に突出して設けられる、オイルセパレータであって、
前記第1の構成部品に、ブローバイガスを前記セパレータ内空間に導入するガス入口管と、前記ブローバイガスから分離したオイルを前記セパレータ内空間から排出するドレインと、前記底壁の上面上のオイルを前記ガス入口管または前記ドレインに落とすためのオイル落し用の傾斜面と、が設けられており、
前記傾斜面が、前記内側バリ隠しの前記セパレータ内空間側の側面の上端部または上下方向中間部から前記ガス入口管側または前記ドレイン側にいくにつれて下方に傾斜して設けられている、オイルセパレータ。
上記(1)のオイルセパレータによれば、第1の構成部品に設けられるオイル落し用の傾斜面が、内側バリ隠しのセパレータ内空間側の側面の上端部または上下方向中間部からガス入口管側またはドレイン側にいくにつれて下方に傾斜して設けられているため、オイル落し用の傾斜面が、内側バリ隠しより下方位置からガス入口管側またはドレイン側にいくにつれて下方に傾斜して設けられる場合(従来)に比べて、傾斜面の角度を急角度にすることができる。
なお、この構成によれば、オイルセパレータ全体の上下方向長さを長くする必要がないため、オイルセパレータ全体の上下方向長さを長くして傾斜面の角度を急角度にする場合に比べて、オイルセパレータの車両への搭載性能上有利である。
本発明実施例のオイルセパレータの断面図である。 図1のA部拡大図である。 従来のオイルセパレータの断面図である。
以下に、図1、図2を参照して、本発明実施例のオイルセパレータを説明する。
本発明実施例のオイルセパレータ10は、たとえば、図示略の自動車エンジンのクランクケース内に発生するブローバイガス(オイル(オイルミスト)混合ガス)からオイル(オイルミスト)を分離させて、分離させたオイルをクランクケースに戻すものである。ただし、オイルセパレータ10は、自動車エンジン以外の内燃機関の内部で発生するブローバイガス中のオイルを分離するものであってもよい。
オイルセパレータ10は、図1に示すように、ガス入口管11と、分離機構12と、ドレイン13と、図示略のガス排出部と、を有する。
ガス入口管11は、図示略のクランクケース内に発生するブローバイガスをオイルセパレータ10の内部空間であるセパレータ内空間Sに導入する部分である。ガス入口管11は管状であり1個のみ設けられている。ガス入口管11は、オイルセパレータ10の底壁10aから下方に延びて設けられており、下端部またはその近傍が開放されている。
分離機構12は、セパレータ内空間Sに設けられている。分離機構12は、少なくとも1個設けられる。分離機構12は、ガス入口管11から導入されたブローバイガスからオイルを分離するために設けられる。分離機構12は、図1に示すようなサイクロン式であってもよく、図示略の慣性衝突式であってもよく、その他の方式であってもよい。分離機構12がサイクロン式である場合、分離機構12は、ガス入口管11を流れてきたブローバイガスを旋回運動させ該旋回運動による遠心力によりブローバイガスからオイルを分離させる。
ドレイン13は、ブローバイガスから分離機構12によって分離されたオイルをセパレータ内空間Sからセパレータ10外に排出する部分である。ドレイン13は、管状であり1個のみ設けられている。ドレイン13は、オイルセパレータ10の底壁10aの、ガス入口管11とは異なる部分から、下方に延びて設けられており、下端部またはその近傍が開放されている。
図示略のガス排出部は、ブローバイガスから分離機構12によってオイルが分離されたガスをセパレータ内空間Sからセパレータ10外に排出する部分である。ガス排出部は、オイルセパレータ10に1つのみ設けられている。
オイルセパレータ10は、樹脂製であり、第1の構成部品20と、第1の構成部品20の上側に配置される第2の構成部品30と、を有する。第1、第2の構成部品20,30は、ともに型成形品である。
第1の構成部品20は、一部品構成である。第1の構成部品20は、オイルセパレータ10の底壁10aを構成する部品であり、上述したガス入口管11とドレイン13とを構成する部品である。なお、第1の構成部品20は、図1ではオイルセパレータ10の側壁10bを構成していないが、底壁10aに加えて側壁10bの一部を構成していてもよい。
第1の構成部品20は、第1の溶着部21を備える。第1の溶着部21は、第2の構成部品30の後述の第2の溶着部31とバイブレーション溶着(振動溶着)される部分である。
第1の溶着部21には、第2の溶着部31とのバイブレーション溶着の際に発生するバリが剥がれてセパレータ内空間Sに流出してしまうことを抑制するために、内側バリ隠し22が上方に(第2の溶着部31側に)突出して設けられている。内側バリ隠し22は、第1の溶着部31のセパレータ内空間S側の端部またはその近傍に設けられている。内側バリ隠し22の突出方向先端(上端)は、第2の溶着部31に接触していてもよく、非接触であってもよい。
第1の溶着部21には、さらに、第2の溶着部31とのバイブレーション溶着の際に発生するバリがオイルセパレータ10の外にはみ出しオイルセパレータ10の外観を損ねることを抑制するために、外側バリ隠し23が上方に(第2の溶着部31側に)突出して設けられている。外側バリ隠し23は、第1の溶着部31の、オイルセパレータ10の外側空間側の端部またはその近傍に設けられている。外側バリ隠し23の突出方向先端(上端)は、第2の溶着部31に接触していてもよく、非接触であってもよい。
第1の構成部品20には、底壁10aの上面上の液状オイルをガス入口管11またはドレイン13に落とすための(流れ込むようにするための、流れ落ちるようにするための)、オイル落し用の傾斜面24が設けられている。
傾斜面24は、内側バリ隠し22のセパレータ内空間S側の側面の上端部または上下方向中間部から、ガス入口管11側またはドレイン13側にいくにつれて下方に傾斜して設けられている。セパレータ内空間Sを流れるブローバイガスのガス流れ方向で、分離機構12よりも上流側に位置する傾斜面24は、内側バリ隠し22からガス入口管11側にいくにつれて下方に傾斜して設けられており、分離機構12よりも下流側に位置する傾斜面24は、内側バリ隠し22からドレイン13側にいくにつれて下方に傾斜して設けられている。
傾斜面24は、周方向に延びる内側バリ隠し22の全体にわたって設けられていることが望ましいが、周方向に延びる内側バリ隠し22の一部のみに設けられていてもよい。傾斜面24は、平面であってもよく、湾曲面であってもよい。傾斜面24は、内側バリ隠し22からガス入口管11またはドレイン13までの全体にわたって設けられていてもよく、内側バリ隠し22から内側バリ隠し22とガス入口管11またはドレイン13との間の途中位置までのみに設けられていてもよい。
第2の構成部品30は、複数部品構成であり、たとえば、図1にて符号30a、30b、30cにて示す3部品構成である。第2の構成部品30を構成する各構成部品30a、30b、30cは、互いにバイブレーション溶着(振動溶着)等により溶着されている。第2の構成部品30は、オイルセパレータ10の側壁10bと天井壁10cを構成する部品であり、上述した分離機構12と図示略のガス排出部とを構成する部品である。
第2の構成部品30は、第1の溶着部21とバイブレーション溶着(振動溶着)される第2の溶着部31を備える。第2の溶着部31は、第2の構成部品30の下端部に設けられている。
第2の溶着部31には、第1、第2の溶着部21,31のバイブレーション溶着の際に溶融する溶融リブ32が設けられている。ただし、溶融リブ32は、第1の溶着部21に設けられていてもよく、第1、第2の溶着部21,31の両方に設けられていてもよい。溶融リブ32が溶融することで第1、第2の溶着部21,31が溶着し合う。溶融リブ32は、内側バリ隠し22と外側バリ隠し23との間に設けられる。
つぎに、本発明実施例の作用を説明する。
本発明実施例では、第1の構成部品20に設けられるオイル落し用の傾斜面24が、内側バリ隠し22のセパレータ内空間S側の側面の上端部または上下方向中間部からガス入口管11側またはドレイン13側にいくにつれて下方に傾斜して設けられているため、オイル落し用の傾斜面24が、内側バリ隠し22より下方位置からガス入口管11側またはドレイン13側にいくにつれて下方に傾斜して設けられる場合(従来)に比べて、傾斜面24の角度を急角度にすることができる。
なお、この構成によれば、オイルセパレータ10全体の上下方向長さを長くする必要がないため、オイルセパレータ10全体の上下方向長さを長くして傾斜面24の角度を急角度にする場合に比べて、オイルセパレータ10の車両への搭載性能上有利である。
10 オイルセパレータ
10a オイルセパレータの底壁
10b オイルセパレータの側壁
10c オイルセパレータの天井壁
11 ガス入口管
12 分離機構
13 ドレイン
20 第1の構成部品
21 第1の溶着部
22 内側バリ隠し
23 外側バリ隠し
24 傾斜面
30 第2の構成部品
31 第2の溶着部
32 溶融リブ
S セパレータ内空間

Claims (1)

  1. オイルセパレータの底壁を構成し第1の溶着部を備える第1の構成部品と、該第1の構成部品の上側に配置されており前記第1の溶着部とバイブレーション溶着される第2の溶着部を備える第2の構成部品と、を有し、前記第1の溶着部に、前記バイブレーション溶着の際に発生するバリがセパレータ内空間に流出することを抑制する内側バリ隠しが上方に突出して設けられる、オイルセパレータであって、
    前記第1の構成部品に、ブローバイガスを前記セパレータ内空間に導入するガス入口管と、前記ブローバイガスから分離したオイルを前記セパレータ内空間から排出するドレインと、前記底壁の上面上のオイルを前記ガス入口管または前記ドレインに落とすためのオイル落し用の傾斜面と、が設けられており、
    前記傾斜面が、前記内側バリ隠しの前記セパレータ内空間側の側面の上端部または上下方向中間部から前記ガス入口管側または前記ドレイン側にいくにつれて下方に傾斜して設けられている、オイルセパレータ。
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