JP5500654B2 - バルーンカテーテル - Google Patents
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Description
従来、押し込み特性を向上させるために、バルーンのアウターシャフト内に管状部材を挿入したものがある(例えば、下記特許文献1参照)。
従って、近位側から与えられる押し込み力を効果的にバルーンカテーテルの先端まで伝達することができる。即ち、バルーンカテーテルの押し込み特性を向上させることができる。
図1及び図2において、図示左側が体内に挿入される遠位側(先端側)、右側が医師等の手技者によって操作される近位側(後端側、基端側)である。
バルーンカテーテル10は、例えば、心臓の血管の閉塞部や狭窄部等の治療に用いられるものであり、全長が約1500mm程度のものである。
バルーンカテーテル10は、主にバルーン20、アウターシャフト30、インナーシャフト50、及びコネクタ60からなる。
先端取付部22は、後述するインナーシャフト50の延出部52の先端部分に固着されている。
後端取付部23は、アウターシャフト30の遠位端の外周面に固着されている。
本体シャフト部31aの遠位端の外周には、バルーン20の後端取付部23が固着されている。また、本体シャフト部31aは、内部に後述するインナーシャフト50を同軸状に備える。本体シャフト部31aの外径は、ポートシャフト部31bの外径と略同じに設定されており、約0.85mm〜約0.95mmに設定され、本実施の形態の場合、約0.94mmである。本体シャフト部31aの内径h1は、約0.69mm〜約0.80mmに設定され、本実施の形態の場合、約0.78mmである。
中間アウターシャフト部35の降伏点を低下させる方法としては、樹脂の材質を柔軟なものとすることもできる。
後端アウターシャフト部37の後端には、コネクタ60が取り付けられている。コネクタ60に取り付けられた図示しないインデフレータからバルーン20を拡張するための影剤や生理食塩水等の液体が供給されると、液体は、拡張ルーメン36を通ってバルーン20を拡張するようになっている。
本実施の形態においてコイル体70には、6本の素線71が用いられており、素線71は断面が長方形の所謂平線である。素線71の高さ方向(径方向)の長さは約0.05mmであり、軸方向の長さは、約0.15mmである。素線71の数および寸法は、中間アウターシャフト部35の内部に挿入されるのに必要な外径やコイル体70の剛性等を考慮して適宜に決定されるものであり、素線71の数は特に限定されるものでは無い。
このような平線を用いることは、コイル体70が押し込み力を伝達する上で有利であるが、素線71には、断面が略円形の所謂、丸線を用いても良い。
尚、コイル体70は、当接面70aによって係合部33を軸方向に押す作用を有するものであるため、近位側から遠位側に向けた押し込み力が作用した際に、当接面70aと係合部33が接触して押し込み力を伝達できれば足りる。このため、押し込み力が作用した際に、中間アウターシャフト部35等が圧縮されることにより当接面70aと係合部33が接触するならば、通常状態において当接面70aと係合部33は接触している必要は無く、僅かな間隙を有しても良い。
インナーシャフト50の近位端は、先端アウターシャフト部31のポートシャフト部31bの側面に溶着されることによって、後端側ガイドワイヤポート54を形成している。
チップ59は、先端に向かって外径が漸進的に減少するテーパ状の外形を有する部材であり、柔軟な樹脂で形成されている。チップ59は、ガイドワイヤルーメン51の先端部分を構成する筒状の部材であり、先端に先端側ガイドワイヤポート53を有する。
この時、拡張用の液体は、アウターシャフト30の拡張ルーメン36に流入する。そして、拡張用の液体は、アウターシャフト30の先端アウターシャフト部31の先端から流出し、バルーン20を拡張させる。
また、係合部33をポートシャフト部31bの近位側に設け、インナーシャフト50の近位端側を押圧することにより、インナーシャフト50へも押し込み力を伝達することができる。従って、近位側から与えられる押し込み力を、効果的にバルーンカテーテル10の先端であるチップ59まで伝達することができる。
一方、図4に示すように、押圧部材をコイル体170とコアワイヤ140によって構成することもできる。即ち、コイル体170をコアワイヤ140によって後端アウターシャフト部37に接続する構成としてもよい。図4においてコアワイヤ140は、遠位側へ向かって細くなるテーパ状の線材である。コアワイヤ140はコイル体170の内周面に取り付けられている。また、コアワイヤ140の先端は、コイル体170の先端を越えて遠位側へ延出している。
このようなコアワイヤ140を用いた構成は、中間アウターシャフト部35が軸方向に伸びやすくなる点で有利である。
一方、図5に示すように、後端側ガイドワイヤポート54の遠位側の内周面に係合部233を設け、コイル体270によって、アウターシャフト30の先端部を押圧する構成としても良い。コイル体270はコアシャフト240によって、後端アウターシャフト部37に取り付けている。係合部233は、図6に示すように、アウターシャフト30の内周面から半径方向に突出した6つの突出部233aを有する筒状体によって形成されている。
20 バルーン
30 アウターシャフト
31 先端アウターシャフト部
33 係合部
35 中間アウターシャフト部
36 拡張ルーメン
37 後端アウターシャフト部
50 インナーシャフト
51 ガイドワイヤルーメン
54 後端側ガイドワイヤポート
70 コイル体(押圧部材)
70a 当接面
71 素線
Claims (4)
- バルーンと、
前記バルーンの少なくとも一部が取り付けられた筒状の先端アウターシャフト部と、
筒状の後端アウターシャフト部と、
前記先端アウターシャフト部と前記後端アウターシャフト部を接続すると共に、前記先端アウターシャフト部及び前記後端アウターシャフト部よりも降伏点が低い、筒状の中間アウターシャフト部と、
前記先端アウターシャフト部に設けられた係合部と、
後端側が前記後端アウターシャフト部に連結されると共に、前記中間アウターシャフト部に挿通され、先端に前記係合部と当接可能な当接面を有する押圧部材と
を備えることを特徴とするバルーンカテーテル。 - 前記先端アウターシャフト部の内部に配置され、ガイドワイヤを挿通させるためのガイドワイヤルーメンを内部に有するインナーシャフトと、
前記インナーシャフトの遠位端に形成された先端側ガイドワイヤポートと、
前記インナーシャフトの近位端が前記先端アウターシャフト部に接合された部分に形成された後端側ガイドワイヤポートとを備え、
前記係合部は、前記先端アウターシャフト部における前記後端側ガイドワイヤポートより後端側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバルーンカテーテル。 - 前記押圧部材は、少なくとも1本の素線からなるコイル体によって構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のバルーンカテーテル。
- 前記コイル体は、複数の素線を撚り合わせてなる撚り線コイル体によって構成されていることを特徴とする請求項3に記載のバルーンカテーテル。
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