以下、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(表示制御:3D鑑賞モードが設定された場合には立体視画像を抽出して表示装置に立体視画像を連続して表示させる例)
2.変形例
<1.第1の実施の形態>
[コンテンツ再生システムの構成例]
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるコンテンツ再生システム10のシステム構成例を示す図である。コンテンツ再生システム10は、撮像装置100および表示装置200を備える。また、撮像装置100および表示装置200は、装置間インターフェース20により接続される。装置間インターフェース20は、例えば、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)ケーブルを用いることができる。なお、装置間インターフェース20として、撮像装置100および表示装置200を有線または無線により接続し、撮像装置100および表示装置200間で互いに通信を行うことが可能な他の装置間インターフェースを用いるようにしてもよい。
撮像装置100は、被写体を撮像して撮像画像(画像データ)を生成し、この生成された撮像画像を画像コンテンツ(静止画コンテンツまたは動画コンテンツ)として記録媒体に記録することが可能な撮像装置である。また、撮像装置100は、立体視画像(3D画像)を表示させるための画像コンテンツを生成することが可能な撮像装置である。例えば、撮像装置100は、被写体を撮像して2つの撮像画像(立体視画像を表示するための左眼用画像および右眼用画像)を生成し、この生成された2つの撮像画像に基づいて、立体視画像を表示させるための画像コンテンツを生成する。
また、撮像装置100は、装置間インターフェース20を介して、記録媒体に記憶されている画像コンテンツを表示装置200に出力し、この出力された画像コンテンツを表示装置200に表示させる。この場合には、表示装置200に表示させる画像と同一の画像を表示部180に表示させることができる。また、例えば、撮像装置100は、記録媒体に記憶されている画像コンテンツ(立体視画像)を表示装置200に出力し、表示装置200において3D鑑賞再生(例えば、スライドショー)を行う機能を備える。これらの再生時等には、各操作部材(131乃至135)が用いられる。なお、ズームボタン135は、撮像時においてズームの倍率を調整する際に操作されるボタンであり、W(ワイド)ボタンおよびT(テレ)ボタンにより構成される。なお、撮像装置100は、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ(例えば、カメラ一体型レコーダ)により実現される。また、撮像装置100の機能構成については、図2を参照して詳細に説明する。
表示装置200は、装置間インターフェース20および接続端子(図示せず)を介して撮像装置100から入力された画像コンテンツを表示部220に表示することが可能な表示装置である。また、表示装置200は、立体視画像を見るための専用メガネ(例えば、アクティブシャッター方式メガネ、偏光板タイプメガネ)をユーザがかけることにより、そのユーザに立体視画像を提供することができる。
例えば、専用メガネとして、ユーザがアクティブシャッター式メガネ(シャッター機構付きメガネ)をかけて立体視画像を表示する場合を想定する。この場合には、表示装置200は、撮像装置100から入力された画像コンテンツ(立体視画像コンテンツ)をフレームシーケンシャル表示方式(右眼用画像および左眼用画像を交互に表示する方式)で表示部220に表示する。また、専用メガネ(アクティブシャッター式メガネ)は、表示部220に交互に表示される右眼用画像および左眼用画像に同期して、その専用メガネのレンズ部に相当する液晶シャッター(電子シャッター)を交互に開閉する。すなわち、表示部220に右眼用画像が表示されている場合には、専用メガネの左眼が閉じられ、表示部220に左眼用画像が表示されている場合には、専用メガネの右眼が閉じられる。このように、表示部220(1つのディスプレイ)に表示される画像を専用メガネでユーザが見ることにより、立体視画像の視聴が可能となる。表示装置200は、例えば、立体視画像を表示することが可能なテレビジョン等の映像視聴装置により実現される。
[撮像装置の構成例]
図2は、本発明の第1の実施の形態における撮像装置100の機能構成例を示すブロック図である。撮像装置100は、撮像制御部110と、記録制御部120と、操作受付部130と、UI制御部140と、再生制御部150と、画像メモリ160と、表示制御部170と、表示部180と、情報入出力部190とを備える。また、撮像装置100は、画像コンテンツ記憶部300および画像管理情報記憶部310を備える。
画像コンテンツ記憶部300は、記録制御部120による記録制御に基づいて画像コンテンツ(画像ファイル)を記憶するものである。この画像コンテンツとして、例えば、平面画像(2D画像)コンテンツ、立体視画像(3D画像)コンテンツ、動画像コンテンツが記憶される。なお、各画像コンテンツは、例えば、DCF(Design rule for Camera File system)規格に基づいて記憶される。また、各画像コンテンツには、属性情報(画像コンテンツの種類、撮影更新日時、画サイズ、色空間情報、メーカー名等の属性情報)が記録される。これにより、各画像コンテンツの種類を識別することが可能である。
画像管理情報記憶部310は、記録制御部120による記録制御に基づいて、画像コンテンツ記憶部300に記憶されている画像コンテンツに関する管理情報(画像管理情報)を記憶するものである。この画像管理情報を用いて、各画像コンテンツの種類を識別することが可能である。なお、画像コンテンツ記憶部300および画像管理情報記憶部310は、撮像装置100に内蔵するようにしてもよく、撮像装置100から着脱可能とするようにしてもよい。
撮像制御部110は、立体視撮像対応の撮像部を備え、操作受付部130により受け付けられたユーザ操作に基づいて、被写体を撮像して撮像画像(画像データ)を生成するものであり、生成された撮像画像を記録制御部120に出力する。例えば、撮像制御部110は、2D画像コンテンツを記録する記録指示操作(例えば、図1に示すシャッターボタン131の押下操作)が受け付けられた場合には、1つの撮像画像を生成する。また、例えば、撮像制御部110は、動画コンテンツを記録する記録指示操作が受け付けられた場合には、動画を生成する。また、例えば、撮像制御部110は、3D画像コンテンツを記録する記録指示操作が受け付けられた場合には、被写体を撮像して2つの撮像画像(立体視画像を表示するための左眼用画像および右眼用画像)を生成する。
記録制御部120は、撮像制御部110から供給された撮像画像を画像コンテンツ(画像ファイル)として画像コンテンツ記憶部300に記録させるものである。この記録時に、撮像制御部110による撮像時に関する各種情報(撮影日時、画サイズ、コンテンツの種類)が画像コンテンツ内に記録される。また、記録制御部120は、その記録された画像コンテンツに関する画像管理情報を画像管理情報記憶部310に記録させる。
操作受付部130は、ユーザからの操作入力を受け付ける操作受付部であり、受け付けられた操作入力に応じた操作内容を撮像制御部110、記録制御部120およびUI制御部140に出力する。例えば、図1に示すシャッターボタン131、十字ボタン132、決定ボタン133、操作ボタン134、ズームボタン135等の操作部材が撮像装置100に備えられ、これらによる操作入力が受け付けられる。例えば、操作受付部130は、表示装置200の鑑賞モードとして2D鑑賞モード(平面画像表示モード)または3D鑑賞モード(立体視画像表示モード)を設定する設定操作が受け付けられた場合には、その旨をUI制御部140に出力する。また、操作受付部130は、表示装置200に表示されている画像の表示状態を変更する変更操作(例えば、画送り操作、画戻し操作)が受け付けられた場合には、その旨をUI制御部140に出力する。さらに、操作受付部130は、表示装置200に表示される画像の表示操作を行うための操作モード(手動再生モード(第1モード)、自動再生モード(第2モード))を設定する設定操が受け付けられた場合には、その旨をUI制御部140に出力する。ここで、手動再生モードは、画送り等をユーザの手動操作により行うことにより、表示装置200に画像を順次表示させる再生モードであり、自動再生モードは、画送り等を一定時間毎に自動で行う再生モードである。
UI制御部140は、操作受付部130により受け付けられた操作入力に基づいて、画像コンテンツ記憶部300に記憶されている画像コンテンツを、表示部180および表示装置200に表示させる制御を行うものである。例えば、UI制御部140は、表示装置200に立体視画像を表示するための3D鑑賞モード(立体視画像表示モード)と、表示装置200に平面画像を表示するための2D鑑賞モード(平面画像表示モード)との何れかを設定する。また、例えば、UI制御部140は、2D鑑賞モードが設定されている場合には、表示対象画像(または、これに操作支援情報(例えば、図7(a)に示す操作支援情報601)を重ねた画像)を表示部180および表示装置200に表示させる制御を行う。また、例えば、UI制御部140は、3D鑑賞モードが設定されている場合には、表示対象画像を表示部180に表示させず、操作支援情報(例えば、図8(b)および(c)に示す操作支援情報)を表示部180に表示させるように制御を行う。この場合に、UI制御部140は、画像コンテンツ記憶部300に記憶されている画像コンテンツのうちから立体視画像コンテンツを抽出し、この抽出された立体視画像コンテンツに基づいて、表示装置200に立体視画像を連続して表示させる制御を行う。なお、UI制御部140は、3D鑑賞モードの設定操作が行われた場合には、情報入出力部190が表示装置200と接続されていることを条件に、立体視画像コンテンツの抽出を行う。また、UI制御部140は、特許請求の範囲に記載の制御部の一例である。
再生制御部150は、UI制御部140の制御に基づいて、画像コンテンツ記憶部300に記憶されている画像コンテンツを、表示部180および表示装置200に表示させるための再生制御を行うものである。例えば、再生制御部150は、画像コンテンツの再生指示操作が行われた場合には、ユーザにより指定された画像コンテンツを画像コンテンツ記憶部300から取得してデコードし、デコードされた画像データを画像メモリ160における所定エリアに展開する。また、再生制御部150は、画像コンテンツ記憶部300から取得された画像コンテンツの種類(2D画像コンテンツ、3D画像コンテンツ、動画像コンテンツ)を判別して、この判別結果をUI制御部140に通知する。なお、画像コンテンツの種類の判別については、画像コンテンツ内に記録されている属性情報を用いるようにしてもよく、画像管理情報記憶部310に記憶されている画像管理情報を用いるようにしてもよい。また、再生制御部150は、3D鑑賞モードが設定された場合には、画像コンテンツ記憶部300から立体視画像コンテンツを抽出する。この抽出された立体視画像コンテンツに基づいて、表示装置200に立体視画像が連続して表示される。
画像メモリ160は、再生制御部150よりデコードされた画像データを保持するものであり、保持されている画像データを表示制御部170に供給する。
表示制御部170は、UI制御部140の制御に基づいて、表示部180および表示装置200における表示状態を制御するものである。例えば、表示制御部170は、2D鑑賞モードが設定されている場合において、表示対象となる画像が2D画像である場合には、画像メモリ160に保持されている画像データに操作支援情報を重ねた画像(2D画像)を生成する。この操作支援情報は、OSD(on-screen display)画像であり、例えば、図7(a)に示す操作支援情報601である。なお、操作支援情報については、図7等を参照して詳細に説明する。そして、表示制御部170は、その生成された2D画像を表示部180および表示装置200に表示させる。すなわち、表示制御部170は、その生成された2D画像を表示部180に表示させ、その生成された2D画像を表示装置200に表示させるための画像情報(例えば、データストリーム)を情報入出力部190を介して表示装置200に送信する。
また、例えば、表示制御部170は、2D鑑賞モードが設定されている場合において、表示対象となる画像が3D画像である場合には、画像メモリ160に保持されている画像データを2D画像として表示部180および表示装置200に表示させる。すなわち、表示制御部170は、3D画像を構成する右眼用画像および左眼用画像のうちの何れかを用いて2D画像を生成し、この2D画像に操作支援情報を重ねて表示部180および表示装置200に表示させる。
ここで、3D鑑賞モードが設定されている場合には、画像コンテンツ記憶部300から抽出された立体視画像コンテンツに基づいて、表示装置200に立体視画像が連続して表示される。このため、例えば、表示制御部170は、3D鑑賞モードが設定されている場合には、画像メモリ160に保持されている画像データを3D画像として表示装置200に表示させる。この場合に、表示制御部170は、表示装置200にはその3D画像を表示させ、表示部180にはその3D画像を表示させずに、操作支援情報(例えば、図8に示す操作支援情報603乃至608)を表示させる。すなわち、表示制御部170は、その操作支援情報を表示部180に表示させ、その3D画像を表示装置200に表示させるための画像情報(例えば、データストリーム)を情報入出力部190を介して表示装置200に送信する。これらの表示例については、図7乃至図9等を参照して詳細に説明する。
表示部180は、表示制御部170の制御に基づいて各種情報(平面画像)を表示する表示部である。表示部180として、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)パネル等を用いることができる。なお、操作受付部130および表示部180については、表示画面における指等の接触または近接により各種の操作入力を行うことが可能なタッチパネルにより一体で構成するようにしてもよい。このタッチパネルを用いる例については、図16乃至図18を参照して詳細に説明する。
情報入出力部190は、装置間インターフェース20を介して表示装置200と接続し、UI制御部140の制御に基づいて、表示装置200との間で行われる各種情報の入出力を行うものである。例えば、情報入出力部190は、表示装置200に画像を表示させるための画像情報として、表示制御部170により生成されたデータストリームを表示装置200に送信する。また、例えば、表示装置200の鑑賞モードとして3D鑑賞モードを設定する設定操作が操作受付部130により受け付けられた場合には、情報入出力部190は、3D鑑賞モードを設定するための3D鑑賞モード設定情報を表示装置200に送信する。また、例えば、表示装置200の鑑賞モードとして2D鑑賞モードを設定する設定操作が操作受付部130により受け付けられた場合には、情報入出力部190は、2D鑑賞モードを設定するための2D鑑賞モード設定情報を表示装置200に送信する。なお、情報入出力部190は、特許請求の範囲に記載の情報出力部の一例である。
[画像ファイルの構成例]
図3は、本発明の第1の実施の形態における画像コンテンツ記憶部300に記憶される画像ファイル(画像コンテンツ)のファイル構成の一例を示す図である。この例では、ファイルのディレクトリ構造を示す。図3に示す例では、DCF(Design rule for Camera File system)規格により記録される画像ファイルのファイル構造を概略的に示す。DCFは、デジタルスチルカメラやプリンタ等の機器間で、記録媒体を介して画像の相互利用を実現するためのファイルシステム規格である。また、DCFでは、Exif(Exchangeable image file format)をベースにして記録媒体に記録する場合におけるファイル名の付け方やフォルダの構成が規定されている。Exifは、画像ファイルの中に画像データおよびカメラ情報を付加するための規格であり、画像ファイルを記録するための形式(ファイルフォーマット)を規定するものである。また、DCF規格では、ディレクトリ構造により画像ファイルが記録媒体に記録される。なお、標準的なDCF規格では、ルートディレクトリ(ROOT)の直下に、ディレクトリ「DCIM」301が配置される。
また、ディレクトリ「DCIM」301の下には、DCFディレクトリ(例えば、「101AAAAA」302、「102AAAAA」308)が配置される。このDCFディレクトリ(フォルダ)のディレクトリ名は8文字であり、第1文字乃至第3文字は100から999までのディレクトリ番号である。また、第4文字乃至第9文字までの5文字は、半角英数大文字のみが使用される自由文字と呼ばれる文字である。
また、各DCFディレクトリの下には、画像ファイルが配置される。例えば、DCFディレクトリ「101AAAAA」302の下には、画像ファイル303乃至307が配置される。この画像ファイルのファイル名は、拡張子を除いて8文字であり、第1文字乃至第4文字は半角英数大文字のみが使用される自由文字である。また、第5文字乃至第8文字は0001から9999のファイル番号である。なお、画像ファイル303乃至307は、撮像制御部110により生成された画像データにより構成される画像ファイル(画像コンテンツ)である。なお、JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)形式の場合には、静止画ファイルの拡張子として「.JPG」が用いられる。また、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式の場合には、動画ファイルの拡張子として「.MPG」が用いられる。また、MPO(Multi-Picture Format)形式の場合には、立体視画像の画像ファイルの拡張子として「.MPO」が用いられる。
図4は、本発明の第1の実施の形態における画像コンテンツ記憶部300に記憶される画像ファイル(画像コンテンツ)のファイル構成の基本構造の一例を模式的に示す図である。図4(a)には、3D画像(立体視画像)ファイルの基本構造の一例を示し、図4(b)には、2D画像(平面画像)ファイルの基本構造の一例を示す。
図4(a)に示すように、3D画像ファイル400は、画像管理情報410および画像情報420の基本構造を有するファイルである。
画像管理情報410には、画像情報420に格納されている画像データを管理するための各種管理情報(例えば、視点情報411、代表画情報412)が記録されている。視点情報411は、画像ファイル内に何視点の情報が格納されているかを示す情報であり、代表画情報412は、画像ファイル内に格納されている各視点のうちの代表画像に対応する視点を示す情報である。図4(a)に示す例では、視点として、左視点および右視点の情報が格納されているため、視点情報411には「2視点」が記録される。また、左視点および右視点のうち、左視点画像を代表画像とするため、代表画情報412には「左視点画像」が格納される。
画像情報420には、各視点情報(左視点情報421および右視点情報424)と、各視点画像情報(左視点画像情報422および右視点画像情報425)と、各視点画像データ(左視点画像データ423および右視点画像データ426)とが記録されている。
左視点情報421および右視点情報424には、基線長や角度等の各視点の位置に関する情報が格納される。ここで、基線長は、対応する画像ファイルの撮像時における2つの視点間の距離であり、人間の2つの目の間の長さに相当する値である。また、角度は、対応する画像ファイルの撮像時における2つの視点と、被写体(1点)とを結ぶ2線により特定される角度(その1点を中心とする角度)であり、人間の2つの目と、被写体(1点)とを結ぶ2線により特定される角度に対応する。
左視点画像情報422および右視点画像情報425には、対応する画像ファイルが生成(撮像)された日時、その画サイズ、サムネイル画像等が記録されている。
左視点画像データ423および右視点画像データ426には、本画像(左視点画像(左眼用画像)および右視点画像(右眼用画像))の画像データが記録されている。
例えば、2D鑑賞モードが設定されている場合において、3D画像ファイルの表示指示操作が行われた場合には、画像管理情報410の代表画情報412に記録されている視点の画像が表示される。例えば、図4(a)に示す例では、2D鑑賞モードが設定され、3D画像ファイルの表示指示操作が行われた場合には、画像管理情報410の代表画情報412に記録されている左視点画像の画像情報420に基づいて、左視点画像データ423がデコードされる。そして、このデコードされた左視点画像が表示される。
また、図4(b)に示すように、2D画像ファイル430は、画像管理情報440および画像情報450の基本構造を有するファイルである。
画像管理情報440には、画像情報450に格納されている画像データを管理するための各種管理情報が記録されている。
画像情報450には、各種画像情報(図示せず)および画像データ451が記録されている。各種画像情報には、対応する画像が生成(撮像)された日時、その画サイズ、サムネイル画像等が記録されている。また、画像データ451には、本画像の画像データが記録されている。
[立体視画像の展開例]
図5は、本発明の第1の実施の形態における再生制御部150による立体視画像の展開例を模式的に示す図である。上述したように、再生制御部150は、ユーザにより指定された画像コンテンツを画像コンテンツ記憶部300から取得してデコードし、デコードされた画像データを画像メモリ160における所定エリアに展開する。この対象画像が立体視画像である場合には、再生制御部150は、立体視画像を表示するための各視点画像の画像データを画像メモリ160における所定エリアに展開する。この場合に、撮像装置100と接続されている相手機器によっては、各視点の画像の配置を変更して展開する必要がある場合や、各視点の画像をスクイーズして展開する必要がある場合がある。
図5(a)には、左視点画像461および右視点画像462における水平方向の長さを半分とするようにスクイーズされて、左右に連続して展開された3D画像(立体視画像)460の一例を示す。
図5(b)には、左視点画像471および右視点画像472における垂直方向の長さを半分とするようにスクイーズされて、上下に連続して展開された3D画像(立体視画像)470の一例を示す。
このように、撮像装置100と接続されている相手機器に応じて、立体視画像が展開され、この立体視画像がその相手機器に送信される。
[立体視画像コンテンツの抽出例]
図6は、本発明の第1の実施の形態における再生制御部150による立体視画像コンテンツの抽出処理を模式的に示す図である。
図6(a)には、画像コンテンツ記憶部300に記憶されている画像コンテンツ501乃至509を模式的に示す。画像コンテンツ501乃至509は、フォルダ500に属する画像コンテンツである。フォルダ500は、例えば、同一の撮影日時に撮影された画像コンテンツを格納するフォルダである。また、3D画像コンテンツ501、504、505、508は、立体視画像コンテンツであり、2D画像コンテンツ502、506、507、509は、平面画像コンテンツであり、動画コンテンツ503は、動画コンテンツであるものとする。
例えば、ユーザ操作により、3D鑑賞モードの設定操作が行われた場合には、UI制御部140の制御に基づいて、再生制御部150が、再生対象となる画像を含むフォルダに属する各画像コンテンツのうちから立体視画像コンテンツを抽出する。この場合には、再生制御部150は、例えば、各画像コンテンツの拡張子に基づいて立体視画像コンテンツを抽出する。また、画像管理情報記憶部310に記憶されている画像管理情報に基づいて立体視画像コンテンツを抽出するようにしてもよい。
図6(b)には、フォルダ500に属する画像コンテンツ501乃至509のうちから抽出された立体視画像コンテンツ(3D画像コンテンツ群510内に示す)を模式的に示す。このように、ユーザ操作により3D鑑賞モードの設定操作が行われた場合には、再生制御部150が立体視画像コンテンツを抽出し、抽出された立体視画像コンテンツを画像メモリ160に展開する。そして、画像メモリ160に展開された立体視画像が表示装置200に連続して表示される。
[撮像装置および表示装置における平面画像の表示例]
図7は、本発明の第1の実施の形態における表示部180(撮像装置100)および表示部220(表示装置200)の表示例を示す図である。なお、以下で示す表示例では、説明の容易のため、撮像装置100の表示部180よりも表示装置200の表示部220を小さくして示す。
図7には、2D鑑賞モードが設定されている場合における画送り操作による表示遷移例を示す。図7(a)には、3D画像コンテンツ(荒野に延びる一本道を含む景色)が2D画像として表示されている場合における表示例を示す。また、図7(b)には、動画コンテンツ(まな板に乗ったイカ飯に関する動画)が2D画像(代表画像(例えば、先頭フレーム))として表示されている場合における表示例を示す。また、図7(c)には、2D画像コンテンツ(蟹)が2D画像として表示されている場合における表示例を示す。これらの画送りまたは画戻しは、例えば、十字ボタン132の左右ボタンの押下操作により行うことができる。また、例えば、画送り操作または画戻し操作が行われる毎に、同一フォルダに属する画像コンテンツを順次表示させることができる。
また、図7に示すように、2D鑑賞モードが設定されている場合には、表示部180(撮像装置100)および表示部220(表示装置200)に略同一の画像が表示される。また、図7(a)および(b)に示すように、表示部180(撮像装置100)および表示部220(表示装置200)には、2D画像に操作支援情報601または602が重ねて表示される。
ここで、操作支援情報601および602は、例えば、ユーザが画像コンテンツの再生を行う際にその操作を支援するための情報である。この操作支援情報として、例えば、表示対象となる画像に関する各画像情報(例えば、撮影日時、画像サイズ)、操作部材(例えば、画送りボタン、画戻しボタン、停止ボタン)、操作を支援するための操作ガイド情報、各種情報を表すアイコンが表示される。
具体的には、操作支援情報601は、表示対象となる画像が3D画像である場合に、この3D画像を表示装置200に表示させるための指示操作を支援するための操作ガイドを示す文字である。また、操作支援情報602は、表示対象となる画像が動画である場合に、この動画の再生を開始させるための指示操作を支援するための操作ガイドを示す文字である。
なお、この例では、操作支援情報として、操作支援情報601または602を表示する場合を示すが、他の操作支援情報を表示するようにしてもよい。なお、操作支援情報601は、2D画像に重ねて表示されるため、2D画像が見易いように、2D画像の端部(例えば、2D画像の上部または下部)に表示させることが好ましい。また、操作支援情報602は、2D画像に重ねて表示されるが、この2D画像に対応する動画の開始を促すため、2D画像の中央部分に目立つように表示させることが好ましい。
このように、画像コンテンツを2D画像として順次表示させる場合には、表示装置200が2D鑑賞モードに設定されている状態で、画送りまたは画戻しを行うことができる。また、画送りを一定時間毎に自動で行う自動再生モードを設定することにより、ユーザが画送り操作を行わずに、2D画像を順次表示させることができる。
ここで、例えば、表示装置200において2D鑑賞モードから3D鑑賞モードへの切替処理を行う場合には、接続先の表示装置によっては、その切替処理に複雑な手順が必要となり、その処理時間が比較的長くなることがある(例えば、5秒程度)。このため、例えば、撮像装置100における3D鑑賞モードの設定操作が行われた直後には、表示装置200に表示対象画像(3D画像)が表示されない状態となることが想定される。すなわち、図7(a)に示す表示画面において、3D鑑賞モードの設定操作(十字ボタン132の下ボタンの押下操作)が行われた直後には、表示装置200に表示対象画像(3D画像)が表示されない状態となる期間がある。
また、接続先の表示装置によっては、3D鑑賞モードの設定完了が撮像装置100に通知されないものも存在する。このように、3D鑑賞モードの設定完了が撮像装置100に通知されない場合において、3D鑑賞モードの設定操作時に自動再生モードが設定されている場合を想定する。この場合には、表示装置200に表示対象画像(3D画像)が表示されていないにもかかわらず、撮像装置100において画送り処理が行われることが想定される。このため、2D鑑賞モードから3D鑑賞モードへの切替処理時に自動再生モードが設定されている場合には、その切替操作時における先頭画像から所定枚数の画像(3D画像)をユーザが見ることができないおそれがある。
また、表示対象画像として2D画像および3D画像が混在している場合(例えば、同一フォルダ内に混在している場合)において、これらを画送り操作または自動再生モードにより順次表示させることも想定される。この場合に、表示対象画像の種類に応じて、表示装置200の鑑賞モードを設定すると、2D鑑賞モードから3D鑑賞モードへの切替処理、および、3D鑑賞モードから2D鑑賞モードへの切替処理が頻繁に行われる可能性がある。しかしながら、このように鑑賞モードの切替処理が頻繁に行われる場合には、上述したように、その切替処理の直後には、表示装置200に所望の画像が表示されないおそれがある。
そこで、本発明の第1の実施の形態では、3D鑑賞モードへの切替操作が行われた場合には、手動再生モードを設定し、3D画像コンテンツのみを抽出する。そして、この抽出された3D画像コンテンツを表示装置200に連続して表示させる。この場合に、表示部180(撮像装置100)にはその3D画像を表示させずに、操作支援情報のみを表示させる。この表示例を図8(b)に示す。また、3D鑑賞モードが設定されている場合には、ユーザ操作により手動再生モードから自動再生モードへの切替を行うことができる。この表示例を図8(b)および(c)に示す。なお、3D鑑賞モードから2D鑑賞モードへの切替操作が行われた際に自動再生モードが設定されている場合についても同様に、手動再生モードを設定するようにしてもよい。
[撮像装置および表示装置における表示遷移例]
図8は、本発明の第1の実施の形態における表示部180(撮像装置100)および表示部220(表示装置200)の表示例を示す図である。なお、図8(a)は、図7(a)に示す表示例と同様であるため、ここでの説明を省略する。
図8(a)に示す表示画面が表示されている場合において、3D鑑賞モードを設定する設定操作を行う場合には、操作支援情報601に従って、十字ボタン132の下ボタンを押下する。この下ボタンの押下操作が行われると、UI制御部140が、3D鑑賞モードの設定を指示する設定情報を表示装置200に送信し、撮像装置100において手動再生モードを設定する。また、図6に示すように、再生制御部150が、UI制御部140の制御に基づいて、画像コンテンツ記憶部300に記憶されている画像コンテンツのうちから、3D画像コンテンツを抽出する。この場合に、例えば、画像コンテンツ記憶部300から、全ての3D画像コンテンツを抽出するようにしてもよく、3D鑑賞モードの設定操作時に表示されていた画像が属するフォルダ内における3D画像コンテンツのみを抽出するようにしてもよい。また、例えば、抽出対象となる3D画像コンテンツの上限を設定しておき、この上限の数となるまで、3D画像コンテンツの抽出を行うようにしてもよい。
ここで、例えば、撮像装置100からの3D鑑賞モードの設定情報を表示装置200が受信した場合には、表示装置200において3D鑑賞モードへの切替処理が行われる。この切替処理中には、表示装置200の表示部220には、3D鑑賞モードへの切替処理中である旨を示す画像が表示される。この3D鑑賞モードへの切替処理中である旨を示す画像として、例えば、単色画像(例えば、黒画像)や、切替処理中であることを示すアイコンを黒画像に重ねた画像等を表示することができる。また、3D鑑賞モードへの切替処理が終了した場合には、表示装置200は、その画像を消去し、撮像装置100から受信した画像情報に基づいて3D画像を表示する。この表示例を図8(b)に示す。
図8(b)には、表示部220(表示装置200)に3D画像が表示されている場合における表示例(手動再生モード設定時)を示す。このように、表示部220に3D画像が表示されている場合には、表示部180(撮像装置100)にはその3D画像を表示されず、操作支援情報603乃至606が表示される。なお、操作支援情報603は、表示対象となる3D画像をスクロール操作する場合における指示操作を支援するための操作ガイドを示す文字である。例えば、操作支援情報603は、決定ボタン133を押下することにより、表示対象となる3D画像をスクロール操作することができる旨を示す。また、操作支援情報604は、表示対象となる3D画像の画送り操作、または、画戻し操作を支援するための操作ガイドを示す文字である。また、操作支援情報605は、表示対象となる3D画像の連続再生を開始させる指示操作(自動再生モードの設定操作)を支援するための操作ガイドを示す文字である。例えば、操作支援情報605は、十字ボタン132の下ボタンを押下することにより、自動再生モードを設定することができる旨を示す。また、操作支援情報606は、3D鑑賞モードを終了して2D鑑賞モードを設定する指示操作(2D鑑賞モードの設定操作)を支援するための操作ガイドを示す文字である。例えば、操作支援情報606は、ズームボタン135のWボタンを押下することにより、2D鑑賞モードを設定することができる旨を示す。
ここで、3D鑑賞モードの設定後に表示される3D画像について説明する。図8(a)に示すように、3D画像コンテンツに基づく2D画像が表示部180に表示されている際に3D鑑賞モードの設定操作が行われた場合には、3D鑑賞モードの設定後にはその3D画像が表示部220に表示される。例えば、図6に示す3D画像コンテンツ501、504、505、508に基づく2D画像が表示部180に表示されている際に3D鑑賞モードの設定操作が行われた場合には、3D鑑賞モードの設定後にはその3D画像が表示部220に表示される。
また、3D画像コンテンツ以外の画像コンテンツに基づく2D画像が表示部180に表示されている際に3D鑑賞モードの設定操作が行われた場合には、3D鑑賞モードの設定後にはその表示画像の近傍に位置する3D画像が表示部220に表示される。なお、表示画像(3D鑑賞モードの設定操作時に表示部180に表示されていた2D画像)の近傍に位置する3D画像は、例えば、再生順序がその表示画像の後に位置する3D画像コンテンツのうちの先頭の3D画像コンテンツとすることができる。例えば、図6に示す2D画像コンテンツ502または動画コンテンツ503に基づく2D画像が表示部180に表示されている際に3D鑑賞モードの設定操作が行われた場合を想定する。この場合には、3D鑑賞モードの設定後には3D画像コンテンツ504に基づく3D画像が表示部220に表示される。同様に、例えば、図6に示す2D画像コンテンツ506または507に基づく2D画像が表示部180に表示されている際に3D鑑賞モードの設定操作が行われた場合を想定する。この場合には、3D鑑賞モードの設定後には3D画像コンテンツ508に基づく3D画像が表示部220に表示される。
なお、2D鑑賞モードの設定後には、例えば、2D鑑賞モードの設定操作時に表示部220に表示されていた3D画像が2D画像として表示される。
上述したように、3D鑑賞モードが設定された直後には、手動再生モードが設定される。このため、表示装置200における3D鑑賞モードへの切替処理が終了するまでの間に、ユーザが意図しない3D画像の画送りが行われることを防止することができる。また、3D鑑賞モードの設定中には、ユーザ操作により手動再生モードから自動再生モードへの切替操作を行うことができる。この表示例を図8(b)および(c)に示す。これにより、ユーザが所望の3D画像を好みに応じて楽しむことができる。
図8(c)には、表示部220(表示装置200)に3D画像が表示されている場合における表示例(自動再生モード設定時)を示す。このように、自動再生モードが設定された場合には、表示部180(撮像装置100)には操作支援情報607および608が表示される。なお、操作支援情報607は、自動再生モードが設定されている旨を示す文字である。操作支援情報608は、連続再生が行われている場合にその連続再生を停止させる場合における指示操作を支援するための操作ガイドを示す文字である。例えば、操作支援情報608は、決定ボタン133および他の操作部材(例えば、操作ボタン134)を同時に押下することにより、その連続再生を停止させることができる旨を示す。すなわち、図8(c)に示す表示画面が表示されている場合に、決定ボタン133および他の操作部材(例えば、操作ボタン134)を同時に押下することにより、自動再生モードから手動再生モードへの切替操作を行うことができる。
図8では、表示部180に2D画像が表示されている場合に、この2D画像に重ねて表示されている操作支援情報601に従って、3D鑑賞モードを設定する例を示した。次に、メニュー画面の表示指示操作により、表示部180にメニュー画面を表示させ、このメニュー画面に表示されている操作支援情報に従って、3D鑑賞モードを設定する例を示す。
図9は、本発明の第1の実施の形態における表示部180(撮像装置100)および表示部220(表示装置200)の表示例を示す図である。なお、図9(b)および(c)は、図8(b)および(c)に示す表示例と同様であるため、ここでの説明を省略する。
図9(a)には、メニューボタン(図示せず)が押下された後に表示部180に表示される表示画面を示す。このように、メニューボタン(図示せず)が押下されると、表示部180にメニュー画面が表示される。図9(a)では、3D画像コンテンツの2D画像を背景画像とし、この背景画像上にメニュー項目(操作支援情報611乃至613)を重ねて表示させる例を示す。
操作支援情報611は、スライドショーを行う場合に押下操作が行われる操作ボタンである。操作支援情報612は、音量調整を行う場合に押下操作が行われる操作ボタンである。操作支援情報613は、3D鑑賞モードを設定する場合に押下操作が行われる操作ボタンである。すなわち、十字ボタン132を用いて、操作支援情報613を選択状態とし、決定ボタン133を押下することにより、3D鑑賞モードの設定操作を行うことができる。このように、3D鑑賞モードが設定された場合には、図8(b)と同様に、3D鑑賞モードにおける表示画面が表示される。
ここで、装置間インターフェースを介して接続されている接続先の機器が、3D画像を表示することができない機器である場合も想定される。また、3D鑑賞モードの設定操作が行われた際に、撮像装置100に表示装置200が接続されていない場合も想定される。そこで、接続先の機器が、3D画像を表示することができない機器である場合や、撮像装置100に表示装置200が接続されていない場合には、図8(a)および図9(a)に示す3D鑑賞モードの設定操作が行われた後に、その旨を表示することができる。この表示例を図10に示す。
図10は、本発明の第1の実施の形態における表示部180(撮像装置100)の表示例を示す図である。この例では、撮像装置100に表示装置200が接続されていない場合における表示例を示す。
図10に示すように、撮像装置100に表示装置200が接続されていない場合において、図8(a)および図9(a)に示す3D鑑賞モードの設定操作が行われた場合には、例えば、メッセージ「3DTVに接続されていません」が表示部180に表示される。これにより、撮像装置100に表示装置200が接続されていないことをユーザが迅速に把握することができる。
また、3D画像コンテンツ(3D画像ファイル)がコピーされた場合やリネームされた場合等は、そのコピー後またはリネーム後の画像コンテンツが立体視画像を表示することができない場合も想定される。このようにコピーやリネーム等により立体視画像を表示することができなくなった3D画像コンテンツについて、ユーザ操作により3D画像の再生指示が行われた場合には、立体視画像の表示ができない旨の警告をユーザに通知することができる。例えば、その警告(立体視画像の再生不可警告)として、「3D画像を表示することができません」等のメッセージを表示部180に表示させることができる。
[撮像装置の動作例]
図11および図12は、本発明の第1の実施の形態における撮像装置100による画像コンテンツ再生処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。この例では、撮像装置100に記憶されている画像コンテンツを、手動再生モードまたは自動再生モードにより表示装置200に表示させる場合を例にして説明する。また、撮像装置100の表示部180には、2次元画像のみを表示させる場合を例にして説明する。なお、表示装置200の動作例については、図14および図15を参照して詳細に説明する。
最初に、ユーザ操作により撮像装置100の電源をオンする操作入力が受け付けられると、撮像装置100が起動する。そして、装置間インターフェース20が接続されたか否かが判断される(ステップS901)。すなわち、装置間インターフェース20を介して表示装置200と接続されたか否かが判断される。
装置間インターフェース20が接続されていない場合には(ステップS901)、ユーザからの操作入力に応じた各種処理が行われる(ステップS902)。一方、装置間インターフェース20が接続された場合(装置間インターフェース20を介して表示装置200と接続された場合)には(ステップS902)、機器情報の送信要求が表示装置200に送信される(ステップS903)。この機器情報は、接続先の表示装置に関する情報であり、例えば、立体視画像の表示機能を備えるか否か、立体視画像を表示するための各方式等を含む情報である。その各方式として、例えば、立体視画像を表示するための各視点画像を左右に分割して送信するSbS方式(サイド・バイ・サイド方式)であるか、立体視画像を表示するための各視点画像を上下に分割して送信するOaU方式であるか等の情報が含まれる。
続いて、表示装置200から機器情報を受信したか否かが判断され(ステップS904)、受信していない場合には監視を継続して行う。一方、表示装置200から機器情報を受信した場合には(ステップS904)、2D鑑賞モードの設定情報が表示装置200に送信される(ステップS905)。すなわち、UI制御部140が、情報入出力部190を介して2D鑑賞モードの設定情報を表示装置200に送信する。これにより、表示装置200において2D鑑賞モードが設定される。また、ユーザが必要に応じて、専用メガネを装着する。
続いて、画送り操作または画戻し操作が行われたか否かが判断される(ステップS906)。画送り操作または画戻し操作が行われていない場合には(ステップS906)、メニュー画面の表示指示操作が行われたか否かが判断される(ステップS907)。メニュー画面の表示指示操作が行われていない場合には(ステップS907)、ユーザからの操作入力に応じた各種処理が行われ(ステップS908)、ステップS906に戻る。一方、メニュー画面の表示指示操作が行われた場合には(ステップS907)、表示部180にメニュー画面が表示される(ステップS909)。例えば、表示制御部170がメニュー画面を表示部180に表示させる。続いて、メニュー画面において3D鑑賞モードの設定操作が行われたか否かが判断され(ステップS910)、3D鑑賞モードの設定操作が行われていない場合には、ステップS908に戻る。一方、3D鑑賞モードの設定操作が行われた場合には(ステップS910)、ステップS916に進む。
また、画送り操作または画戻し操作が行われた場合には(ステップS906)、その操作入力(画送り操作または画戻し操作)に応じて、表示対象画像が選択される(ステップS911)。すなわち、再生制御部150が、その操作入力に応じて、画像コンテンツ記憶部300から画像コンテンツを取得してデコードし、デコードされた画像データを画像メモリ160における所定エリアに展開する。
続いて、表示対象画像が3D画像であるか否かが判断される(ステップS912)。すなわち、再生制御部150による画像コンテンツの判別結果に基づいて、UI制御部140が3D画像であるか否かを判断する。表示対象画像が3D画像でない場合(表示対象画像が2D画像である場合)には(ステップS912)、その2D画像が表示部180(撮像装置100)および表示部220(表示装置200)に表示される(ステップS913)。すなわち、表示制御部170が、画像メモリ160に保持されている2D画像を表示部180に表示させ、これと略同一の画像を表示させるための画像情報を情報入出力部190を介して表示装置200に出力する。この場合に、必要に応じて、2D画像には操作支援情報が重ねて表示される。
また、表示対象画像が3D画像である場合には(ステップS912)、表示対象となる3D画像を2D画像とし、この2D画像が表示部180および表示部220に表示される(ステップS914)。すなわち、表示制御部170が、画像メモリ160に保持されている3D画像を2D画像とし、この2D画像を表示部180に表示させ、これと略同一の画像を表示させるための画像情報を情報入出力部190を介して表示装置200に出力する。この場合に、必要に応じて、2D画像には操作支援情報が重ねて表示される。なお、ステップS911乃至S914は、特許請求の範囲に記載の第1手順の一例である。続いて、3D鑑賞モードの設定操作が行われたか否かが判断され(ステップS915)、3D鑑賞モードの設定操作が行われていない場合には、ステップS906に戻る。
また、3D鑑賞モードの設定操作が行われた場合には(ステップS910)、装置間インターフェース20を介して接続された相手先の表示装置が3D画像の表示機能を備えるか否かが判断される(ステップS916)。例えば、ステップS904において、受信した機器情報に基づいて、相手先の表示装置が3D画像の表示機能を備えるか否かが判断される。そして、相手先の表示装置が3D画像の表示機能を備えていない場合には(ステップS916)、接続された相手先の表示装置に3D画像を表示することができない旨が表示部180に表示され(ステップS917)、ステップS906に戻る。
一方、相手先の表示装置が3D画像の表示機能を備えている場合には(ステップS916)、3D鑑賞モードの設定情報が表示装置200に送信される(ステップS918)。すなわち、UI制御部140が、情報入出力部190を介して3D鑑賞モードの設定情報を表示装置200に送信する。これにより、表示装置200において3D鑑賞モードの切替処理が開始される。
続いて、撮像装置100において手動再生モードが設定され(ステップS919)、表示対象画像が属するフォルダから3D画像コンテンツが抽出される(ステップS920)。すなわち、UI制御部140が、手動再生モードを設定し、表示対象画像が属するフォルダから3D画像コンテンツを抽出する。この場合に、例えば、画像コンテンツ記憶部300から全ての3D画像コンテンツを抽出するようにしてもよい。なお、3D鑑賞モードの設定操作が行われた際に撮像装置100において手動再生モードが設定されていた場合には、再生モードの設定変更は行われない。
続いて、3D画像表示処理が行われる(ステップS930)。この3D画像表示処理については、図13を参照して詳細に説明する。
続いて、コンテンツ再生終了指示操作が行われたか否かが判断され(ステップS921)、コンテンツ再生終了指示操作が行われた場合には、画像コンテンツ再生処理の動作を終了する。一方、コンテンツ再生終了指示操作が行われていない場合には(ステップS921)、ステップS906に戻る。
図13は、本発明の第1の実施の形態における撮像装置100による画像コンテンツ再生処理の処理手順のうちの3D画像表示処理(図12に示すステップS930の処理手順)の一例を示すフローチャートである。
最初に、表示対象となる3D画像が表示部220に表示される(ステップS931)。すなわち、表示制御部170が、操作支援画像を表示部180に表示させるとともに、画像メモリ160に保持されている3D画像を表示させるための画像情報を情報入出力部190を介して表示装置200に出力する。
続いて、画送り操作または画戻し操作が行われたか否かが判断され(ステップS932)、画送り操作または画戻し操作が行われていない場合には、ステップS935に進む。一方、画送り操作または画戻し操作が行われた場合には(ステップS932)、ステップS920において抽出された3D画像の中から、その操作入力(画送り操作または画戻し操作)に応じて、表示対象画像が選択される(ステップS933)。すなわち、再生制御部150が、抽出された3D画像コンテンツの中から、その操作入力に応じて画像コンテンツを取得してデコードし、デコードされた画像データを画像メモリ160における所定エリアに展開する。
続いて、操作支援情報が表示部180(撮像装置100)に表示され、表示対象となる3D画像が表示部220(表示装置200)に表示される(ステップS934)。すなわち、表示制御部170が、操作支援情報を表示部180に表示させ、画像メモリ160に保持されている3D画像を表示装置200に表示させる。この場合に、表示装置200には操作支援情報が表示されずに3D画像のみが表示され、表示部180には3D画像が表示されずに操作支援情報のみが表示される。
続いて、自動再生モードの設定操作が行われたか否かが判断され(ステップS935)、自動再生モードの設定操作が行われていない場合には、ステップS940に進む。一方、自動再生モードの設定操作が行われた場合には(ステップS935)、撮像装置100において自動再生モードが設定され(ステップS936)、抽出された3D画像が表示装置200に順次表示される(ステップS937)。すなわち、UI制御部140が、自動再生モードを設定し、再生制御部150が、抽出された3D画像コンテンツをデコードし、デコードされた画像データを画像メモリ160における所定エリアに展開する。そして、表示制御部170が、画像メモリ160に保持されている3D画像を表示装置200に一定時間毎に順次表示させる。
続いて、手動再生モードの設定操作が行われたか否かが判断される(ステップS938)。自動再生モードの設定操作が行われた場合には(ステップS938)、撮像装置100において手動再生モードが設定され(ステップS939)、ステップS932に戻る。一方、自動再生モードの設定操作が行われていない場合には(ステップS938)、2D鑑賞モードの設定操作が行われたか否かが判断される(ステップS940)。そして、2D鑑賞モードの設定操作が行われていない場合には(ステップS940)、自動再生モードが設定されているか否かが判断され(ステップS941)、自動再生モードが設定されている場合には、ステップS937に戻る。一方、自動再生モードが設定されていない場合(すなわち、手動再生モードが設定されている場合)には(ステップS941)、ステップS932に戻る。
また、2D鑑賞モードの設定操作が行われた場合には(ステップS940)、2D鑑賞モードの設定情報が表示装置200に送信される(ステップS942)。なお、2D鑑賞モードの設定操作が行われた場合には、ユーザの意図しない画送りを防止するため、撮像装置100において手動再生モードを設定するようにしてもよい。
[表示装置の動作例]
図14および図15は、本発明の第1の実施の形態における表示装置200による画像コンテンツ再生処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。この例では、撮像装置100に記憶されている画像コンテンツを、手動再生モードまたは自動再生モードにより表示装置200に表示させる場合を例にして説明する。
最初に、ユーザ操作により表示装置200の電源をオンする操作入力が受け付けられると、表示装置200が起動する。続いて、装置間インターフェース20が接続されたか否かが判断される(ステップS951)。すなわち、装置間インターフェース20を介して撮像装置100と接続されたか否かが判断される。
装置間インターフェース20が接続されていない場合には(ステップS951)、ユーザからの操作入力に応じた各種処理が行われる(ステップS952)。一方、装置間インターフェース20が接続された場合(装置間インターフェース20を介して撮像装置100と接続された場合)には(ステップS951)、接続先(撮像装置100)から機器情報の送信要求を受信したか否かが判断される(ステップS953)。そして、接続先から機器情報の送信要求を受信するまでの間、監視を継続して行う。
また、接続先から機器情報の送信要求を受信した場合には(ステップS953)、接続先(撮像装置100)に機器情報が送信され(ステップS954)、2D鑑賞モードが設定される(ステップS955)。そして、2D画像の表示処理が行われる。すなわち、撮像装置100から送信された画像情報に基づいて、表示部220に2D画像を表示させる。また、ユーザが必要に応じて、専用メガネを装着する。
続いて、撮像装置100からの3D鑑賞モードの設定情報を受信したか否かが判断され(ステップS957)、3D鑑賞モードの設定情報を受信していない場合には、ステップS966に進む。一方、3D鑑賞モードの設定情報を受信した場合には(ステップS957)、3D鑑賞モードの設定処理(2D鑑賞モードからの切替処理)が行われる(ステップS958)。
続いて、3D鑑賞モードの設定処理中(切替処理中)である旨を示す画像(例えば、黒画像)が表示部220に表示され(ステップS959)、3D鑑賞モードの設定処理が終了したか否かが判断される(ステップS960)。3D鑑賞モードの設定処理が終了していない場合には(ステップS960)、撮像装置100からの画像情報(3D画像)を受信したか否かが判断され(ステップS961)、撮像装置100からの画像情報を受信していない場合には、ステップS963に進む。一方、撮像装置100から画像情報を受信した場合には(ステップS961)、受信した画像情報(3D画像)に含まれる各視点画像が所定の表示領域に転送される(ステップS962)。そして、表示部220に3D画像が表示中であるか否かが判断される(ステップS963)。ここで、切替処理中である場合には、表示部220に3D画像が表示されていないため、3D画像の表示中でないと判断され(ステップS963)、ステップS958に戻る。一方、切替処理が終了して表示部220に3D画像が表示されている場合には(ステップS963)、ステップS965に進む。
また、3D鑑賞モードの設定処理が終了した場合には(ステップS960)、切替処理中である旨を示す画像(例えば、黒画像)が表示部220から消去される(ステップS964)。続いて、撮像装置100から受信した画像情報(3D画像)について所定の表示領域に転送された各視点画像が、表示装置200の表示周期毎に、3D画像として表示部220に表示される(ステップS965)。
続いて、撮像装置100からの2D鑑賞モードの設定情報を受信したか否かが判断され(ステップS966)、2D鑑賞モードの設定情報を受信した場合には、ステップS955に戻る。一方、2D鑑賞モードの設定情報を受信していない場合には(ステップS966)、コンテンツ再生終了指示操作が行われたか否かが判断され(ステップS967)、コンテンツ再生終了指示操作が行われた場合には、画像コンテンツ再生処理の動作を終了する。一方、コンテンツ再生終了指示操作が行われていない場合には(ステップS967)、2D鑑賞モードが設定されているか否かが判断され(ステップS968)、2D鑑賞モードが設定されている場合には、ステップS956に戻る。また、2D鑑賞モードが設定されていない場合(すなわち、3D鑑賞モードが設定されている場合)には(ステップS968)、ステップS961に戻る。
以上で示したように、本発明の第1の実施の形態によれば、3D鑑賞モードが設定された場合には、画像コンテンツ記憶部300から立体視画像コンテンツのみを抽出し、この抽出された立体視画像のみを連続して表示させる。これにより、例えば、同一フォルダ内に2D画像および3D画像が混在して格納されている場合に、画送り・画戻し操作、または、連続再生処理が行われても、そのフォルダに属する3D画像のみを連続して表示させることができる。この場合に、ユーザによる2D鑑賞モードの設定操作が行われるまでの間、表示装置200において鑑賞モードの切替処理が行われないため、表示装置200における3D画像の表示が途切れることない。このため、ユーザに待たせることなく、ユーザが迫力ある3D画像を連続して堪能することができ、3D画像を見易くすることができる。また、2D鑑賞モードおよび3D鑑賞モードの切替処理によるシステムの複雑化を軽減することができる。
また、3D鑑賞モードの設定時には、撮像装置100において手動再生モードが設定されるため、表示装置200における切替処理時に、ユーザの意図しない画送りが行われることを防止することができる。これにより、3D鑑賞モードの設定後、ユーザの所望する3D画像を迅速に鑑賞することができ、3D画像を見易くすることができる。
<2.変形例>
以上では、撮像装置100に備えられている操作ボタン(131乃至135)を用いて3D鑑賞モードの設定操作等を行う例を示した。この変形例では、表示部180をタッチパネルで構成し、このタッチパネルを用いて3D鑑賞モードの設定操作等を行う例を示す。なお、撮像装置100および表示装置200の構成等については、表示部180をタッチパネルで構成する点以外は、本発明の第1の実施の形態と同様である。このため、以下では、本発明の第1の実施の形態と異なる点を中心にして説明し、共通する部分の説明の一部を省略する。
[撮像装置および表示装置における平面画像の表示例]
図16は、本発明の第1の実施の形態の変形例における表示部180(撮像装置100)および表示部220(表示装置200)の表示例を示す図である。なお、図16(b)および(c)は、図7(b)および(c)に示す表示例と同様であるため、ここでの説明を省略する。
図16(a)には、3D画像コンテンツ(荒野に延びる一本道を含む景色)が2D画像として表示されている場合における表示例を示す。また、図16(a)に示すように、表示部180(撮像装置100)および表示部220(表示装置200)には、2D画像に操作支援情報621が重ねて表示される。操作支援情報621は、表示対象となる画像が3D画像である場合に、この3D画像を表示装置200に表示させるための指示操作を支援するための操作ガイドを示すものである。具体的には、ユーザが操作支援情報621に対応する矩形領域を接触するタッチ操作を行うことにより、3D鑑賞モードを設定することができる。
なお、図16(a)に示す表示例では、操作支援情報として、操作支援情報621を表示する場合を示すが、他の操作支援情報(例えば、画送りまたは画戻しを行うための操作支援情報)を表示するようにしてもよい。なお、操作支援情報621は、2D画像に重ねて表示されるため、2D画像が見易いように、2D画像の端部(例えば、2D画像の左端部または右端部)に表示させることが好ましい。
[撮像装置および表示装置における表示遷移例]
図17は、本発明の第1の実施の形態における表示部180(撮像装置100)および表示部220(表示装置200)の表示例を示す図である。なお、図17(a)は、図16(a)に示す表示例と同様であるため、ここでの説明を省略する。また、図17(b)および(c)は、操作支援情報641乃至644が異なる点以外は、図8(b)および(c)に示す表示例と略同様である。このため、以下では、図8(b)および(c)と共通する部分についての説明の一部を省略する。
図17(a)に示す表示画面が表示されている場合において、3D鑑賞モードを設定する設定操作を行う場合には、操作支援情報621に対応する矩形領域をユーザが押下する。この押下操作が行われると、UI制御部140が、3D鑑賞モードの設定を指示する設定情報を表示装置200に送信し、撮像装置100において手動再生モードを設定する。また、図8に示す例と同様に、画像コンテンツ記憶部300から3D画像コンテンツが抽出される。そして、3D鑑賞モードへの切替処理が終了した後に、表示装置200は、撮像装置100から受信した画像情報に基づいて3D画像を表示する。この表示例を図17(b)に示す。
図17(b)には、表示部220(表示装置200)に3D画像が表示されている場合における表示例(手動再生モード設定時)を示す。このように、表示部220に3D画像が表示されている場合には、表示部180(撮像装置100)にはその3D画像を表示されず、操作支援情報641乃至644が表示される。また、操作支援情報641は、表示対象となる3D画像の連続再生を開始させる指示操作(自動再生モードの設定操作)を支援するための操作ガイドを示す標識である。例えば、操作支援情報641に対応する矩形領域を押下することにより、自動再生モードを設定することができる。また、操作支援情報642は、3D鑑賞モードを解除して2D鑑賞モードを設定する指示操作(2D鑑賞モードの設定操作)を支援するための操作ガイドを示す標識である。例えば、操作支援情報642に対応する矩形領域を押下することにより、2D鑑賞モードを設定することができる旨を示す。また、操作支援情報643および644は、表示対象となる3D画像の画送り操作、または、画戻し操作を支援するための操作ガイドを示す標識である。
また、3D鑑賞モードの設定中には、ユーザ操作により手動再生モードから自動再生モードへの切替操作を行うことができる。この表示例を図17(b)および(c)に示す。これにより、ユーザが所望の3D画像を好みに応じて楽しむことができる。
図17(c)には、表示部220(表示装置200)に3D画像が表示されている場合における表示例(自動再生モード設定時)を示す。このように、自動再生モードが設定された場合には、表示部180(撮像装置100)には操作支援情報645が表示される。なお、操作支援情報645は、自動再生モードが設定されている旨を示す文字である。
また、図17(c)に示す表示画面が表示されている場合に、表示部180における表示面の何れかを接触するタッチ操作をユーザが行うことにより、自動再生モードから手動再生モードへの切替操作を行うことができる。
図17では、表示部180に2D画像が表示されている場合に、この2D画像に重ねて表示されている操作支援情報621に対応する矩形領域を押下することにより、3D鑑賞モードを設定する例を示した。以下で示す例では、メニュー画面の表示指示操作により、表示部180にメニュー画面を表示させ、このメニュー画面に表示されている操作支援情報に従って、3D鑑賞モードを設定する例を示す。
図18は、本発明の第1の実施の形態における表示部180(撮像装置100)および表示部220(表示装置200)の表示例を示す図である。なお、図18(b)および(c)は、図17(b)および(c)に示す表示例と同様であるため、ここでの説明を省略する。また、図18(a)は、操作支援情報631乃至636が異なる点以外は、図9(a)に示す表示例と同様である。このため、以下では、図9(a)と共通する部分についての説明の一部を省略する。
図18(a)には、メニューボタン(図示せず)が押下された後に表示部180に表示される表示画面を示す。このように、メニューボタン(図示せず)が押下されると、表示部180にメニュー画面が表示される。図18(a)では、3D画像コンテンツの2D画像を背景画像とし、この背景画像上にメニュー項目(操作支援情報631乃至636)を重ねて表示させる例を示す。なお、操作支援情報631乃至633は、図9(a)に示す操作支援情報611乃至613に対応するものであるため、ここでの説明を省略する。
操作支援情報634は、DPOF(Digital Print Order Format)に従って各操作を行う場合に押下操作が行われる操作ボタンである。また、操作支援情報635は、画像コンテンツ記憶部300に記憶されている画像コンテンツの一覧を表示させる場合に押下操作が行われる操作ボタンである。また、操作支援情報636は、表示部180に表示されている画像を印刷する場合に押下操作が行われる操作ボタンである。
ここで、3D鑑賞モードを設定する場合における設定操作について説明する。操作支援情報633に対応する矩形領域を接触するタッチ操作をユーザが行うことにより、3D鑑賞モードの設定操作を行うことができる。このように、3D鑑賞モードが設定された場合には、図17(b)および(c)と同様に、3D鑑賞モードにおける表示画面が表示される。
以上では、撮像装置100における操作部材を用いて各種設定を行う例を示したが、例えば、リモコン(リモートコントローラ)等の操作入力により各種設定を行うようにしてもよい。例えば、装置間インターフェースとして、HDMI−CEC(Consumer Electronics Control)規格のケーブルを用いて撮像装置100および表示装置200を接続することができる。この場合には、表示装置200からのリモコン操作により各種設定を行うことができる。例えば、表示装置200のリモコン信号をそのケーブルを介して撮像装置100に送信して各種操作を行うことができる。
なお、本発明の実施の形態では、撮像装置を例にして説明したが、記録媒体に記憶されている立体視画像コンテンツを外部の表示装置に表示させることが可能な画像処理装置に本発明の実施の形態を適用することができる。例えば、撮像機能付き携帯電話機、ナビゲーションシステム、携帯型メディアプレイヤー等の画像処理装置に本発明の実施の形態を適用することができる。
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、本発明の実施の形態において明示したように、本発明の実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本発明の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本発明は実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、本発明の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc(登録商標))等を用いることができる。