JP5487536B2 - ウレタン製のハス歯ベルト - Google Patents
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Description
本出願人は、片寄りを押さえ、寿命を向上させたハス歯ベルトを先に特許文献1(特許第3859640号公報)として提案した。ベルト片寄りに起因する構成材料として、芯線の撚り成分があり、芯線の撚り数を変量することにより、片寄り力の低減が可能であることに着目し、より具体的に、芯線の撚り方を撚りの角度で規定することにより、実用的に完成度の高い発明を提案した。例えば、芯線の撚り角度をハス歯角度と相反する角度とし、ハス歯角を5〜15°とし、芯線の撚り角度を15°〜2°としたキャリッジ駆動用のハス歯ベルトである。
ベルトは、伝動ベルト、タイミングベルトとも滑ってスリップすることは動力の伝達ロスやタイミング制動が不正確となるのでベルトの滑りは従来は欠点とされている。小型の精密機器に組み込むハス歯ベルトの研究開発を行う中で、歯欠けなどが発生し耐久性をクリアすることが困難であった。ハス歯ベルトの研究開発を継続する中で、きついハス歯角を克服するためにこの従来の欠点に敢えて取り組むアプローチを行った。研究過程においてきついハス歯角のハス歯ベルト歯欠けの原因は、プーリとの摩擦による影響と推定し、ハス歯ベルトに潤滑剤を塗布して摩擦係数を下げる工夫を行った。ハス歯ベルトへ潤滑剤を塗布して研究開発を続けた結果、シリコーンオイルが適しており、塗布量や粘度も重要な因子であることを突き止めた。
本発明は、小型精密機器などに求められる細幅のハス歯ベルトでも十分な耐久性が得られるハス歯ベルトを開発することを目的とする。
(1)ウレタン樹脂製の背部と歯部及び芯線とから構成され、ベルト幅4.0mm以下、ハス歯角2〜30°とするハス歯ベルトであって、
25℃において1000〜1.0×107mm2/secの動粘度シリコーンオイルを0.45〜2.00g/m2塗布した成形金型に液状ウレタン樹脂を注型し、脱型することにより、シリコーンオイルが均一に歯部側に付着していることを特徴とするハス歯ベルト。
(2)ハス歯の角度が15°以上であることを特徴とする(1)記載のハス歯ベルト。
(3)シリコーンオイルの付着量は0.22〜1.0g/m2であることを特徴とする(1)又は(2)に記載のハス歯ベルト。
(4)ベルト幅Wb、歯ピッチPs、ハス歯角γとするハス歯ベルトにおいて、下記式を満足するハス歯ベルトであることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のハス歯ベルト。
〔式1〕 Wb×tanγ/Ps>1・・・・・・・・・・(1)
(5)ベルト幅2.5mm以下であり、歯ピッチ0.67mm以下、ハス歯角15°以上である(4)に記載のハス歯ベルト。
(6)芯線の撚り角度がハス歯角度と相反する角度を有する芯線であることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載のハス歯ベルト。
(7)ベルト幅4mm以下であり、ハス歯角2〜30°であるハス歯ベルトを製造する方法において、
25℃において1000〜1.0×107mm2/secの動粘度であるシリコーンオイルを成形金型に0.45〜2.00g/m2塗布し、液状ウレタン樹脂を注型し、脱型することにより、前記シリコーンオイルを脱型により歯側表面に均一に付着させたことを特徴とするシリコーンオイルを歯部側に付着したハス歯ベルトの製造方法。
2. 特に、この「滑り時の応力」が小さくなることは、プーリ歯とベルト歯との噛み合い干渉が低下し、円滑な噛み合いとなるため、ハス歯ベルトの片寄り力を小さくすることができる。これにより大きなハス歯角のハス歯ベルトを提供することができる。
3. ハス歯角2°以上のハス歯ベルトの耐久性向上に優れている。特に、細幅小ピッチである幅2.5mm以下、ハス歯角15°以上のハス歯ベルトの振動抑制、低騒音、耐久性向上に寄与することができる。
4. ハス歯ベルトの歯部側へのシリコーンオイル付着をベルトの成型と同時に行うので、新たな工程の追加にならない。
6. シリコーンオイルの付着量及び動粘度を適切に選定することにより、耐久性を顕著に向上させることができ、15°以上のきついハス歯角のハス歯ベルトも実用的な水準の耐久性を実現できる。
シリコーンオイルは、金型から脱型する目的として、金型に塗布し、脱型に伴ってベルト表面に移行して付着し、ベルトの製造初期から付着しており、ベルトを実機へ装着し、使用初期から所定の摩擦係数以下に保持することが可能である。
ウレタン樹脂製ハス歯ベルト3を図10、図11に例示する。背部5、歯部4及び芯線6から構成され、ハス歯角はαに設定されている。背部及び歯部は金型成形によって同一のウレタン樹脂組成を注型して形成される。図2は、ハス歯角αと芯線の撚角βを反対に設定して、片寄り力に抵抗を持たせている例である。芯線の材質は、アラミド繊維やガラス繊維を撚り合せて作成したものである。
ハス歯ベルトは、特に、小型の精密機器の駆動用、タイミングベルトとして適用することができる。
ハス歯べルトは、工作機械や医療用機器、 OA機器、特殊車両、運搬機など広範囲にハス歯べルトは使用され、今後の騒音・振動といった環境改善や省資源・省エネルギーを望む社会情勢からしてその利用範囲が広がると期待される。例えば、主に、プリンタや複写機などに用いられ、キャリッジなどを往復動させて、正確な印字の位置決めに用いられている。ハス歯べルトの騒音や振動を改善する機能は、直歯(スグバ)の歯付きベルトに比べて、プーリの歯とハス歯の歯の噛み合いは一気に発生せずに斜めに進行していくことによって得られ、さらに、次のハス歯の噛み合いが前の歯の噛み合いが終了する前に始まることによってその機能を向上させることができるとされている。この前後の歯の噛み合い関係は、歯のピッチと歯の傾斜長さによって決まり、ベルト幅が大きいほど、ピッチが小さいほど前後の歯の噛み合いを重複しやすいこととなる。しかし、小型化するOA機器や小型カメラ、プリンタなどの精密分野では、ピッチを小さくした精密な駆動やより滑らかな制動、振動防止が求められている。例えば、1mm以下のピッチ、2.5mm以下の幅が求められている。ピッチついては、金型の制約など要素があって、現段階では0.67mm程度が可能である。この場合に、前後の噛み合いを重複させるためには、ハス歯角を15°以上に設定する必要がある。
ハス歯ベルトをベルト幅Wb、歯ピッチPs、ハス歯角γとすると、ハス歯ベルトの前後の歯が同時にプーリと噛み合っているためには下記式を満足する必要がある。
〔式1〕 Wb×tanγ/Ps>1・・・・・・・・・・(1)
本発明では、ハス歯角は、2〜30°において、シリコーンオイルを付着していない直歯ベルト(=ハス歯角0°)と同等以上の耐久性を有することが確認できた。特に、ハス歯角15°以上においてハス歯ベルトの特徴を活かすことができた歯付ベルトを実現できたものである。ピッチ幅限度0.67mmとするとハス歯角30°では約1.2mm幅のハス歯ベルトが可能となる。
本願発明に使用されるシリコーンオイルは、
例えば、ポリジメチルシロキサンとヘキサン又は塩化メチルの溶液、動粘度0.50〜1000万mm2/sなどである。例えば、(1)信越化学社製X−62−4507、動粘度450万mm2/s、(2)信越化学社製KF−96H−100万cs、動粘度100万mm2/s、(3)信越化学社製KF−410、動粘度900mm2/s、(4)モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社社製TSM632、動粘度1000mm2/s、(5)モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社社製TSM6343、動粘度10000mm2/sを挙げることができる。
シリコーンオイルの金型塗布量は、0.45〜2.00g/m2であり、好ましくは、0.60〜1.45g/m2、最適は0.91g/m2である。脱型によって、塗布されたシリコーンオイルの半量がウレタンベルト側に付着する。
シリコーンオイルの動粘度は、常温(25℃)において、1.0〜1.0×107 mm 2 /sec、好ましくは1.0〜1.0×106 mm 2 /sec、さらに好ましくは4.5×106 mm 2 /secである。ハス歯角との関係では、30°以内のハス歯角度での顕著な効果が認められた。 シリコーンオイルの動粘度特性を図8に示す。シリコーンオイルの動粘度は、動粘度が低いと流れ落ちる。一方、動粘度が高いとベルトとプーリが噛み合いの抵抗となりロストルクが大きくなる。
シリコーンオイルをベルトの歯の表面に付着させる方法は、金型に塗布して、成型・脱型に伴って表面に移行させるのが、均一付着、新たな工程の追加が無く最適である。
製法は、ハス歯ベルトを製造する通常の金型成型法を用いることができる。工程図を図2に示し、金型成形模式図を図3に、金型図を図4に簡単に示す。
製造工程は、目的とするベルト長に対応する周長を有するハス歯に対応した雌型が形成された内金型を準備する工程(1)、内金型にシリコーンオイルをスプレーなどを用いて塗布する塗布工程(2)、この内金型にアラミド製撚線などの芯線を螺旋状に巻き付ける芯線巻き工程(3)、筒状の外型を被冠して金型組を行う外型嵌挿工程(4)、低動粘度の液状ウレタンエラストマーを内金型を外金型にて形成されたキャビティに注型するウレタン注型工程(5)、注型後加熱して架橋、重合する加熱重合工程(6)、内金型を脱型し、外金型から離型する離型工程(7)、脱型して筒状のウレタンスリーブを得るウレタンスリーブ工程(8)、ウレタン樹脂の重合硬化を促進する後架橋工程(9)、このスリーブ状から所望のハス歯ベルト幅にカットする巾カット工程(10)を経てハス歯ベルト(11)が得られる。図3は、図2に示された工程を金型の模式図にて説明している。円筒形の内金型7が準備され、これにシリコーンオイルを塗布し(図示略)し、芯線6を螺旋状に巻き付け、外金型8を被冠して型組・予熱・注型・架橋し、型抜きして離型し、ウレタンスリーブを加硫して後架橋・巾カットしてハス歯ベルトを得る。図4は、型組みした金型12を示し、内金型7と外金型8の間にキャビティ10を形成し、上下に蓋をして、下方側端からウレタンの低動粘度液状エラストマー9を注型する。
本発明によって得られるハス歯ベルトは、 特に、小型の精密機器の駆動用、タイミングベルトとして適用することができる。
プリンタなどに用いられるキャリッジを往復駆動するために用いられるウレタン製歯付ベルトを各種製造して、比較検討した。
幅4mm、歯部ピッチ1.016mm、ベルト長さ606.9mm
ハス歯角は、0〜35°から7種類の角度を持ったウレタン製歯付ベルトとした。
通常の金型製法による。歯面となる凹凸を形成した内筒金型にシリコーンオイルとして、信越化学社製X−62−4507を塗布し、芯線を螺旋状に巻き付け、外筒を装着して、注型用キャビティーを形成し、所定の液状ウレタンを注型して、加熱、加圧、硬化させて脱型して、ウレタンスリーブを得、該ウレタンスリーブを所定幅に切断して、ハス歯ベルトを製造した。
シリコーンオイルの金型面への塗布量は、0〜2.25g/m2から7種類を選択した。
シリコーンオイルの動粘度は、常温(25℃)において、0.65〜2.5×107 mm 2 /secから7種類を選択した。
図5に示す試験機を用いた。2軸のプーリ1、2に各仕様ハス歯ベルトを巻き掛け、一定荷重を与える。下スパンにはベルトにプリンタのキャリッジを模擬したワークG(500gの重り)が装着されている。駆動ブーリを正逆に回転させることによりワークを左右に往復させる。このとき、駆動プーリに巻き付いたべルトの歯部は繰り返し、駆動プーリに巻き付き、応力を受けることにより歯付べルトの歯部が疲労し、歯部がせん断破壊を生じる。試験条件を表2にまとめて示す。試験結果を表3〜表5に示す。表に記載された往復回数の単位は10000である。
キャリッジベルトの耐久性基準は200万回とする。
2 プーリ
3 ハス歯ベルト
4 歯部
5 肯部
6 芯線
7 内金型
8 外金型
9 低動粘度の液状エラストマ
10 キャビティ
11 ウレタンスリーブ
12 金型
α ハス歯角度
β 燃角
G ウエイト
L1 プーリの軸線方向線
Claims (7)
- ウレタン樹脂製の背部と歯部及び芯線とから構成され、ベルト幅4.0mm以下、ハス歯角2〜30°とするハス歯ベルトであって、
25℃において1000〜1.0×107mm2/secの動粘度シリコーンオイルを0.45〜2.00g/m2塗布した成形金型に液状ウレタン樹脂を注型し、脱型することにより、シリコーンオイルが均一に歯部側に付着していることを特徴とするハス歯ベルト。 - ハス歯の角度が15°以上であることを特徴とする請求項1記載のハス歯ベルト。
- シリコーンオイルの付着量は0.22〜1.0g/m2であることを特徴とする請求項1又は2に記載のハス歯ベルト。
- ベルト幅Wb、歯ピッチPs、ハス歯角γとするハス歯ベルトにおいて、下記式を満足するハス歯ベルトであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のハス歯ベルト。
〔式1〕 Wb×tanγ/Ps>1・・・・・・・・・・(1) - ベルト幅2.5mm以下であり、歯ピッチ0.67mm以下、ハス歯角15°以上である請求項4に記載のハス歯ベルト。
- 芯線の撚り角度がハス歯角度と相反する角度を有する芯線であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のハス歯ベルト。
- ベルト幅4mm以下であり、ハス歯角2〜30°であるハス歯ベルトを製造する方法において、
25℃において1000〜1.0×107mm2/secの動粘度であるシリコーンオイルを成形金型に0.45〜2.00g/m2塗布し、液状ウレタン樹脂を注型し、脱型することにより、前記シリコーンオイルを脱型により歯側表面に均一に付着させたことを特徴とするシリコーンオイルを歯部側に付着したハス歯ベルトの製造方法。
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