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JP5486451B2 - 作業車 - Google Patents

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JP5486451B2
JP5486451B2 JP2010219948A JP2010219948A JP5486451B2 JP 5486451 B2 JP5486451 B2 JP 5486451B2 JP 2010219948 A JP2010219948 A JP 2010219948A JP 2010219948 A JP2010219948 A JP 2010219948A JP 5486451 B2 JP5486451 B2 JP 5486451B2
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Description

本発明は、車体後部にエンジンをエンジンルーム形成体に収容された状態で設けた作業車に関する。
上記した作業車において、エンジンのための排気マフラをエンジンの車体後方側に配置すれば、エンジンの車体上方側に配置するに比し、エンジンルーム形成体の上下高さを低く済ませることができる。また、触媒を利用した排気マフラの場合、エンジンと排気マフラを接続する排気管の長さを、制限長さを超えないよう短くすることができるなど有利である。
この種のものとして、従来、たとえば特許文献1に記載されたものがあった。特許文献1に記載されたものでは、エンジンルーム形成体としての上部カバーと下部カバー、排気マフラとしてのマフラを備えている。
特開2008−296780号公報
排気マフラをエンジンの車体後方側に配置してエンジルーム形成体の内部に設けた場合、エンジンルームで排気マフラによる放熱によって温度上昇した空気がエンジンルームからエンジンルーム形成体に沿って車体下方側に流出しやすくなり、草刈機にあっては芝に熱気が触れやすくなり、管理機にあっては作物に熱気が触れやすくなる。
エンジンルーム形成体に排気部を構成するように設けた網体や多孔板の網目あるいは孔径を大きくし、熱気をエンジンルーム形成体から車体後方向きや車体横外向きに流出しやすくした場合、網体や多孔板の強度低下が発生しやすくなる。
本発明の目的は、排気マフラをエンジンの車体後方側に配置するものでありながら、網体や多孔板などの強度低下を発生させずに上記したトラブルの発生を回避しやすい作業車を提供することにある。
本第1発明は、車体後部にエンジンをエンジンルーム形成体に収容された状態で設けた作業車であって、
前記エンジンのための排気マフラを、前記エンジンの車体後方側に配置して前記エンジンルーム形成体の内部に設け、
前記エンジンルーム形成体の内部でエンジン冷却風が車体前方側から車体後方側に流動するように構成し、
前記エンジンルーム形成体を構成する後壁部に貫通孔を設けて車体後方向きに開口する状態で形成した排気口と、前記エンジンルーム形成体の内部の空気を前記排気口に案内するように前記排気マフラの下方と前記排気口にわたって設けた風案内板とを備えてあり、
前記排気マフラの後方に前記排気口が位置しており、
前記風案内板が、前端側から後端側に向かうにつれて下方に位置するように傾斜しており、
前記風案内板の前端側が前記排気マフラの下方に位置しており、かつ、前記風案内板の後端部が前記排気口の下縁部近傍に位置している。
本第1発明の構成によると、排気マフラをエンジンの車体後方側に配置してあるから、エンジンルーム形成体の高さを低くするなど、排気マフラをエンジンの上方に配置することによる問題の発生を回避できる。
エンジンルーム形成体の内部の空気が、エンジンの車体後方側で排気マフラのために加熱されて温度上昇した状態で下降しようとしても、風案内板によって受け止められて風案内板から下方には流下しにくくなり、さらに、車体前方側から車体後方側に流動するエンジン冷却風によって風案内板に沿わせて排気口に流動されて排気口から車体後方向きに流出する。
従って、排気マフラのためにエンジンルーム形成体の高さが高くなるなどを回避できるものでありながら、排気マフラのために温度上昇した空気を風案内板及び排気口によってエンジンルーム形成体の内部から車体後方向きに流出させ、地面の芝や作物などに熱気を触れにくくしながら作業できる。
さらに、本第1発明の構成によると、風案内板によって受け止められた熱気を、風案内板の傾斜によって排気口にスムーズに流動させてエンジンルーム形成体の内部に滞留しにくくできる。
従って、エンジンルーム形成体の内部に熱気が滞留しにくいことにより、熱気の下方への漏れ出しをより回避しやすくて芝や作物の熱気接触をより回避しやすい。
上記構成において、前記排気マフラが、前記エンジンの上端近傍に位置しており、
前記風案内板の上端部が、前記エンジンの高さの半分の高さ位置よりも上方に位置していると好適である。
上記構成において、前記排気マフラの排気を前記エンジンルーム形成体の外側へ排出する排気筒を備えてあり、
前記排気筒の下流側端部が、前記エンジンの上端よりも上方に位置していると好適である。
上記構成において、バランスウエイトを前記風案内板の下方に配置して車体後部に取り付ける後ウエイト取付け手段を設けてあり、
前記風案内板の下方に、前記エンジンルーム形成体の開口部を設けてあり、
前記後ウエイト取付け手段が、前記バランスウエイトを、前記開口部に取り付けるように構成されていると好適である。
本構成によると、風案内板の設置によって風案内板の下方にできるスペースをバランスウエイトの収容スペースに利用して、バランスウエイトを車体後部にコンパクトに取付けることができる。
従って、車体後部にバランスウエイトを作用させた車体をコンパクトに得ることができる。
上記構成において、前記後ウエイト取付け手段を、前記バランスウエイトの上部が前記風案内板の下方に入り込む状態で前記バランスウエイトを支持するように、かつ前記バランスウエイトが前記後ウエイト取付け手段に対して車体前後方向に移動操作されて脱着されるように構成し、前記バランスウエイトの上部の車体後方向き面を、車体上方側ほど車体前方側に位置する傾斜面に形成してあると好適である。
本構成によると、バランスウエイトの車体上下方向での大きさを大にすることにより、バランスウエイトを後ウエイト取付け手段に支持させた状態において、バランスウイトの上部と風案内板が車体前後方向視で重合する状態になっても、バランスウエイトの上部の車体後方向き面が前記傾斜面になっていることにより、風案内板がバランスウエイトの上部に当接してバランスウエイトの取り外しが不能なることを回避し、バランスウエイトを後ウエイト取付け手段に対して車体後方側に移動させて取り外すことができる。
従って、風案内板の下方のスペースを利用してバランスウエイトを装備するものでありながら、車体上下方向での大きさが大きくて重量が大となって優れたバランス機能を発揮するバランスウエイトを採用することができる。
本第2発明は、車体後部にエンジンをエンジンルーム形成体に収容された状態で設けた作業車であって、
前記エンジンのための排気マフラを、前記エンジンの車体後方側に配置して前記エンジンルーム形成体の内部に設け、
前記エンジンルーム形成体の内部でエンジン冷却風が車体前方側から車体後方側に流動するように構成し、
前記エンジンルーム形成体を構成する後壁部に貫通孔を設けて車体後方向きに開口する状態で形成した排気口と、前記エンジンルーム形成体の内部の空気を前記排気口に案内するように前記排気マフラの下方と前記排気口にわたって設けた風案内板とを備えてあり、
前記エンジンのためのフライホールを、前記排気マフラの下方に配置して前記エンジンの後部に車体前後向き軸芯まわりに回転自在に取り付け、
前記エンジンの横側部に支持された電子制御機に前記フライホイールからの風が当たることを防止する遮風体を、前記フライホイールの前記電子制御機が位置する側の横端部の車体上方側を覆う車体上下向きの平板で成る上カバー板と、前記フライホイールの横端部の車体前方側を覆う車体前後向きの平板で成る前カバー板と、前記フライホイールの横端部の車体横外側を覆う車体左右向きの平板で成る横カバー板とを備えて構成してある。
本第2発明の構成によると、排気マフラをエンジンの車体後方側に配置してあるから、エンジンルーム形成体の高さを低くするなど、排気マフラをエンジンの上方に配置することによる問題の発生を回避できる。
エンジンルーム形成体の内部の空気が、エンジンの車体後方側で排気マフラのために加熱されて温度上昇した状態で下降しようとしても、風案内板によって受け止められて風案内板から下方には流下しにくくなり、さらに、車体前方側から車体後方側に流動するエンジン冷却風によって風案内板に沿わせて排気口に流動されて排気口から車体後方向きに流出する。
従って、排気マフラのためにエンジンルーム形成体の高さが高くなるなどを回避できるものでありながら、排気マフラのために温度上昇した空気を風案内板及び排気口によってエンジンルーム形成体の内部から車体後方向きに流出させ、地面の芝や作物などに熱気を触れにくくしながら作業できる。
さらに、本第2発明の構成によると、エンジン周辺の温度が高い空気とフライホイールの回転によって発生する温度の高い風が電子制御機に当たることを遮風体によって防止して電子制御機の温度上昇を防止できる。遮風体を、上カバー板、前カバー板及び横カバー板を備えるだけで構造簡単に得ることができる。
従って、エンジン周辺の熱気及びフライホールの回転にかかわらず電子制御機が温度上昇しにくくて適切に作動するものを、構造簡単な遮風体によって安価に得ることができる。
上記構成において、前記電子制御機にエンジン冷却風を案内するように前記電子制御機の車体横外側に位置する車体左右向きの平板で成るガイド板を設け、前記ガイド板の車体前方側部を、車体後方側部に対して車体上下方向視で前端側ほど車体横外側に位置するように傾斜させてあると好適である。
上記構成によると、エンジン冷却風を、傾斜姿勢のガイド板の車体前方側部によって車体横方向での広範囲の箇所から電子制御機が位置する側に導入して電子制御機が位置する付近で風速が増した状態にし、風速が増して冷却作用が向上した状態のエンジン冷却風を電子制御機に冷却風として作用させることができる。
従って、電子制御機が効果的に冷却されて適切に作動するものを、エンジン冷却風を利用して安価に得ることができる。
乗用型草刈機の全体を示す側面図である。 乗用型草刈機の全体を示す平面図である。 原動部を示す左側面図である。 原動部を示す平面図である。 原動部を示す斜視図である。 原動部を示す後面図である。 遮風体の配設部を示す後面図である。 遮風体を示す斜視図である。 車体後部に作業用装置が連結された状態での乗用型草刈機を示す側面図である。 車体後部に作業用装置が連結された状態での乗用型草刈機を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態の一例を図面の記載に基づいて説明する。
〔乗用型草刈機の全体構成〕
図1に、本発明に係る作業車の一例である乗用型草刈機の全体側面が、また、図2にその全体平面がそれぞれ示されている。この乗用型草刈機は、左右一対の前輪11,11および後輪12,12によって支持された車体フレーム10を備える自走車1の車体フレーム10の前後輪間に、バーブレード型のモーア4が昇降自在に吊り下げ支持された、いわゆるミッドマウント仕様に構成されている。
自走車1の車体後部にはエンジンルーム形成体20の内部にエンジン21を収容した原動部2が配備されるとともに、自走車体1の前後中間部位には運転座席13が配備されている。
運転座席13の後部には門形の転倒保護フレーム14が略鉛直に立設固定されている。転倒保護フレーム14は、その上下中間部位で支点x1周りに後方に折り畳み可能に構成されており、樹木の幹回りの草刈り時に転倒保護フレーム14を折り畳むことで、転倒保護フレーム14が張出した枝に引っ掛かけることなく作業を行えるように構成されている。
前記車体フレーム10における前側フレーム部10Fには、運転座席13の足元に位置するステップ15が搭載装着されるとともに、運転座席13の左右にはフェンダ16が配備されている。
左右一対の前輪11,11はキャスタ式の遊転輪で構成されるとともに、左右一対の後輪12,12は左右独立して無段変速および正逆転操作可能な駆動輪に構成されており、左右の後輪12を等速で共に正転駆動あるいは逆転駆動することで前進あるいは後進での直進走行を行い、左右の後輪12に速度差を与えることで任意の方向に操向及び旋回することができるようになっている。
すなわち、エンジン21の動力を受けて駆動されるアキシャルプランジャ型の左右の静油圧式無段変速装置(図外)を備え、左右の静油圧式無段変速装置の出力で左右の後輪12が駆動されるように構成してあって、かつ、静油圧式無段変速装置の斜板角操作部と運転座席13の左右に前後揺動操作可能に配備された変速レバー17とがリンク連動されている。
したがって、変速レバー17を、その操作領域内で前後方向での中立位置に保持すると静油圧式無段変速装置が中立停止状態となり、変速レバー17を中立位置から前方に操作することで前進変速が、後方に操作することで後進変速が行えるようになっている。
前記モーア4は、左右一対の前揺動リンク40a,40aと、左右一対の後揺動リンク40b,40bとを中間リンク40cで連結したリンク機構40によって車体フレーム10に吊り持ちされている。
このリンク機構40には、前記後揺動リンク40bを一体揺動自在に支持している支軸
41に一体に設けた揺動アーム42が連設されている。この揺動アーム42を、車体フレーム10との間に付設されている油圧シリンダ43の伸縮作動に伴って揺動作動させることにより、前記リンク機構40を作動させてモーア4を昇降させ、ゲージ輪44が地面に接地した、もしくは略接地した下降作業状態と、ゲージ輪44を地面から離して車体フレーム10の腹下に格納した上昇非作業状態とに切り換え操作できるように構成してある。
尚、このモーア4は、バーブレード45で切断された刈芝を図2に示すように、自走車体1の右横方側に位置させてある排出口46から排出するサイドディスチャージ式のものに構成されている。
〔原動部の構成〕
図3乃至図5に示されているように、原動部2では、エンジンルーム形成体20の内部にラジエータ22を前側に配備した水冷式ガソリンエンジンであるところのエンジン21が、出力軸(図示せず)の軸芯P1を前後方向に向けた縦置き姿勢で配備されている。エンジンルーム形成体20は、車体フレーム10を構成する後側フレーム部10Rから立設された後部枠18と、この後部枠18の上端部に、横向きの支点x2周りで揺動開閉自在に支持された開閉ボンネット20aとを備えて構成してある。後部枠18は、後側フレーム部10Rに左右の側板部18A,18Aが連結された前側後部枠18Fと、この前側後部枠18Fに後端部が脱着自在に連結されたバンパーに兼用の後側後部枠18Rとを備えて構成してある。エンジン21およびその前側のラジエータ22を覆う開閉ボンネット20aの前端側は、車体フレーム10に両側下部を固定してラジエータ22の上部を支持するように立設してある前部枠28に支持される。
ラジエータ22の背部には、エンジン21の出力軸からの動力で回転駆動される冷却用ファン23が配備されている。つまり、冷却ファン23の吸気及び送風作用により、開閉ボンネット20の前端部に設けてラジエータ22の前方側に備えられる除塵用の防塵網24を経てエンジンルーム形成体20の外部の空気をエンジンルーム形成体20の内部に吸引導入してエンジン冷却風を発生させ、発生させたエンジン冷却風をエンジンルーム形成体20の内部を車体前方側から車体後方側に流動させる。
前記エンジン21は、後側フレーム部10Rに対して防振ゴム(図外)を介してゴムマウントされており、エンジン21側の振動が車体フレーム10側へ直接的には伝達されないように取り付けられている。
このエンジン21の機体前方側には、前側のトランスミッションケース19、及び前記冷却ファン23に対して駆動力を伝達する出力軸(図示せず)を備え、前記トランスミッションケース19から、前方のモーア4、及び左右の後輪12の静油圧式無段変速装置への動力が出力されるように構成してある。
図3乃至図5に示すように、エンジン21の右横側部には、機体前方側から前記防塵網24を経た後の空気を吸入するエアークリーナ25が配設され、そのエアークリーナ25で浄化された空気をエンジン21へ供給するためのインレットマニホールド26が、エンジン21の右横側部に付設されている。
エンジン21の左横側部にはエキゾーストマニホールド27が連設され、このエキゾーストマニホールド27の後端側が、エンジン21の車体後方側で排気マフラ3の吸気口にフランジ接続されている。
このように、開閉ボンネット20a内で、エンジン21の右横側部には比較的容積の大きい部品であるエアークリーナ25が存在し、そのエアークリーナ25に対する吸気側の導入ホース25a及びインレットマニホールド26への接続ホース25bなど、多くのエンジン周辺機器が存在する。これに比べて左横側部には、エキゾーストマニホールド27が存在しているが、そのエキゾーストマニホールド27に接続される排気マフラ3がエンジン21の機体後方側に回り込む状態に配置されていることで、前記エキゾーストマニホールド27以外には、あまり大きなエンジン周辺機器が存在しない状態に構成されている。
これによって、エンジン21の左横側部にラジエータ22側からのエンジン冷却風が流れやすいようにした送風経路Rが構成されている。
車体フレーム10の後側フレーム部10Rから立設された後部枠18は、左右の後側フレーム部10Rの後端側に連結固定されて車体フレーム10としての機能をも備えたものであり、この後部枠18を構成する前側後部枠18Fの側板部分18Aに両側下端部を固定して門形の支持枠29が立設されている。
このように前記前側後部枠18Fの側板部18Aに固定したことによって車体フレーム10側から立設された門形の支持枠29には、その支持枠29から前方へ向けて突出させた前向きアーム29aが設けられ、この前向きアーム29aに支架させた状態で前記エアークリーナ25が、側面視で斜め後方下方に傾斜した傾斜姿勢で支持されている。
エンジン21の車体後方側に、エンジン21のための排気マフラ3をエンジンルーム形成体20に収容された状態で設けてある。排気マフラ3は、円柱状のマフラ本体30がエンジン21のヘッドカバー21Aの上面で成る上端より低い配置高さに位置する配置高さで、マフラ本体30の長手方向が車体横向きになる取付姿勢で支持されている。
エンジンルーム形成体20を構成する後壁部20Rは、開閉ボンネット20aの後縦板部20Aと後側後部枠18Rの縦板部18Cとによって構成してあり、後側後部枠18Rの縦板部18Cに貫通孔を設けて車体後方向きに開口する状態で形成した排気口50を後壁部20Rに備えさせ、排気マフラ3のマフラ本体30の下方と排気口50とにわたって風案内板51を設けてある。排気口50は、縦板部18Cの横幅のほぼ全体にわたる横長形状に形成してある。風案内板51は、排気口50の横幅の全体にわたって位置する状態で、かつ排気口50に位置する側ほど低い配置高さに位置する後下がりの傾斜姿勢で縦板部18Cに支持させてある。
風案内板51の後端側での両横端部が縦板部18Cに設けた折り曲げ部18bに連結ボルト52によって排気口50の近くで連結されている。折り曲げ部18bの折り曲げ角度が風案内板51の組み付け状態での傾斜角度を設定している。風案内板51の前端51aが、排気マフラ3のマフラ本体30の中心30aより少し前方側まで入り込んでいる。風案内板51の前端側の両横端部に切り欠き部51bを設けて、後部枠18の左右側から内向きに突出する突出片18Tと風案内板51の干渉を回避するように風案内板51の前端側の横幅を後端側の横幅より小にし、風案内板51を後側後部枠18Rに取り付けたままの状態で車体後方側から排気マフラ3の下方に差し入れて組み付けることを可能にしてある。後部枠18の突出片18Tは、前側後部枠18Fと後側後部枠18Rを連結するように前側後部枠18F及び後側後部枠18Rのそれぞれに設けた連結板部によって形成されている。
排気マフラ3による加熱によって温度上昇した状態でエンジン21とエンジンルーム形成体20の後壁部20Rの間を車体下方向きに流動しようとする空気を、風案内板51よりも下方に流動しないように風案内板51によって受け止め、エンジンルーム形成体20の内部を車体前方側から車体後方側に流動するエンジン冷却風によって風案内板51の上面に沿わせて排気口50に流動させてこの排気口50からエンジンルーム形成体20の外部に車体後方向きに排出するように構成してある。
図3,4,7に示すように、エンジン21の後部に、エンジン用のフライホール56を排気マフラ3の下方に配置して車体前後向き軸芯56aまわりに回転方向Fに回転駆動されるように支持させてある。エンジン21の右横側部の後端側に支持された電子制御機57の車体後方側に、遮風体59をエンジン21の後部壁に支持させた状態で設けてある。電子制御機57は、エンジン21の点火制御を司るものであり、3つの円柱状の制御機本体を備えている。
図8は、遮風体59を示す斜視図である。この図及び図4,7に示すように、遮風体59は、フライホイール56の前記電子制御機57が位置する側の横端部56aの前方側に配置してエンジン21の後部壁に連結ボルト60によって連結された車体前後向きの平板で成る前カバー板59Fと、フライホイール56の前記横端部56aの車体横外側に配置して前カバー板59Fに連設された車体横向きの平板で成る横カバー板59Sと、フライホール56の前記横端部56aに上方に配置して前カバー板59F及び横カバー板59Sの上部に連設された車体上下向きの平板で成る上カバー板59Uとを備えて構成してある。上カバー板59Uは、車体後方側に至るほど配置高さが高い後方上がりの傾斜姿勢になっている。
フライホール56の回転方向Fの回転によって発生する風は、フライホール56の電子制御機57が位置する側の横端部56aでは、エンジン21の右横側部に向かって飛散しやすい。遮風体59は、フライホール56によって発生した風を前カバー板59F、横カバー板59S及び上カバー板59Uによって受けて止めて、かつ上カバー板59U及び横カバー板59Sによって車体後方向きに向き変更するよう案内し、フライホール56からの風が電子制御機57に当たることを防止する。
図4,5に示すように、前記電子制御機57の車体横外側に、車体横向きの平板で成るガイド板61を前側後部枠18Fの横側板18Aから車体前方向きに延出する状態で設けてある。ガイド板61のうちの電子制御機57の車体後方側部分に対向する車体後方側部61Rは、車体上下方向視で電子制御機57に対してほぼ平行に位置している。ガイド板61のうちの車体後方側部61Rよりも車体前方側に位置する車体前方側部61Fは、車体後方側部61Rに対して車体上下方向視で前端側ほど車体横外側に位置するように傾斜している。
つまり、ガイド板61は、エンジン21の右横側を車体前方側から車体後方側に流動するエンジン冷却風を傾斜姿勢の車体前方側部61Fによって車体横方向での広い範囲から電子制御機57が位置する側に導入して電子制御機57が位置する付近で風速が増した状態にし、風速が増して冷却作用が向上した状態のエンジン冷却風を電子制御機57に冷却風として作用させる。
〔排気マフラの構成〕
図3乃至図5に示すように、前記排気マフラ3は、前記エキゾーストマニホールド27の排気側に接続されたマフラ本体30と、マフラ本体30のエキゾーストマニホールド27が接続されている側とは反対側の端部から車体上方向きに突設した排気筒32とを備えて構成されている。前記マフラ本体30は、本来の消音機能を有するとともに、内部に触媒を内蔵して排気処理を行うように構成された触媒一体型に構成されたものである。
排気マフラ3の排気筒32に排気管31が接続されている。排気管31は、排気マフラ3の排気筒32に接続される上流側排気管部分33と、その上流側排気管部分33に対して接続される下流側排気管部分34とで構成されている。
前記上流側排気管部分33は、図4、5に示すように、後面視でL字状に屈曲されたエルボ管によって構成されている。上流側排気管部分33の上流側端部は、マフラ本体30の排気筒32に弾性的に嵌合して上下方向位置を調整しながら取り付けられるように構成され、かつ排気筒32に外嵌させて嵌合位置が確定すると、金属製の締め付けバンド(図示せず)で締め付け連結して接続するように構成されている。
前記上流側排気管部分33の上部側における横向き管部分には、支えステー36の上端側が溶接して連結されている。支えステー36の下端側は、エンジン21側に固定された取付金具5にボルト連結されている。
下流側排気管部分34は、図4及び図5に示すように、前記上流側排気管部分33の下流側端部よりも径が大きく、かつL字状に屈曲されたエルボ管によって構成され、その上流側端部が前記上流側排気管部分33の下流側端部に外嵌している。下流側排気管部分34の終端部に相当する下流側端部は、開閉ボンネット20aの後縦板部20Aに形成された排気孔20Bに臨む状態に設けられ、排気をエンジンルーム形成体20の外側へ排出するように構成されている。
下流側排気管部分34は、その外周側に溶接固定された取付金具を介して、前記車体フレーム10側から立設された支持枠29に固定の取付ブラケット29bに対してボルト連結してある。
これによって、下流側排気管部分34と前記上流側排気管部分33との嵌合箇所には、それぞれの管径差に相当する間隙が形成され、この間隙は、エンジン21の振動によって前記嵌合箇所に管径方向での相対移動が生じても、下流側排気管部分34と上流側排気管部分33との間での接触を免れるに足る間隔以上の寸法を有した間隙に設定されている。
前記排気孔20Bが形成された開閉ボンネット20aの後縦板部20Aには、前記排気孔20Bの周辺箇所を含めて全体的に多数の通気孔20Cが形成してある。排気口50が設けられた後側後部枠18Rの縦板部18Cには、多孔板を備えた通気窓18aを排気口50の上側に車体横方向に並べて形成してある。
図5及び図8に示すように、車体フレーム10の後側フレーム部10Rの内面側に、エンジン21のための燃料供給ポンプ63をエンジン21の下部に位置するオイルパン部21Bの横側方に配置して支持させてある。燃料供給ポンプ63は、燃料供給ポンプ63の全周囲を覆うように箱形に形成された遮熱ケース64に収容されており、エンジン21の排熱による温度上昇を防止されている。
〔車体後部のバランスウェイト〕
図3、図5及び図6に示すように、自走車1の車体後部に、左右一対のバランスウエイト70,70が前記風案内板51の下方に配置して装備されている。左右一対のバランスウエイト70,70は、左右一対の前輪11,11がキャスタ輪作動を的確に行うための接地荷重を受ける状態で接地するように自走車1の前後重量のバランスを図るものである。
左右一対のバランスウエイト70,70を支持させるように車体後部に設けた後ウエイト取付け手段71は、前側後部枠18Fの下部に車体横方向に並べて設けた4本の車体前後向きの支軸72と、各支軸72の端部に装着される脱着自在な抜け止めねじ73とを備えて構成してある。各支軸72は、前側後部枠18Fから車体後方向きに突設されている。4本の支軸72のうち、車体左側に隣り合って位置する2本の支軸72,72は、左側のバランスウエイト70の取り付けに使用するものであり、車体右側に隣り合って位置する2本の支軸72,72は、右側のバランスウエイト70の取り付けに使用するものであり、以下、左側及び右側のバランスウエイト70の取付けに使用する2本の支軸72,72を、左右一対の支軸72,72と称して説明する。
後ウエイト取付け手段71は、バランスウエイト70を左右一対の支軸72,72に対して車体前方側に移動操作して、バランスウエイト70の下端側に取付け凹部70aの内部に配置して設けられている左右一対の取付け孔70b、70bによって左右一対の支軸72,72に装着され、各支軸72のバランスウエイト70から車体後方側に突出した端部に抜け止めねじ73が装着されることにより、バランスウエイト70を車体後部に取付けた取付け状態になる。
左右一対の支軸72,72は、抜け止めねじ73が取り外されることにより、バランスウエイト70の脱着を許容するのであり、後ウエイト連結手段71は、バランスウエイト70を脱着自在に取り付ける。
車体後部に取付けられた左右一対のバランスウエイト70,70のそれぞれは、肉厚方向が車体前後向きになり、長手方向が車体上下向きになり、バランスウエイト70の上部70cが風案内板51の下方に入り込んで車体前後方向視で風案内板51と重合した状態になる。
風案内板51の下方に入り込むバランスウエイト70の上部70cにおける車体後方向き面70dは、車体上方側ほど車体前方側に位置する傾斜面に形成して、バランスウエイト70を左右一対の支軸72,72に沿わせて車体後方側に移動操作した場合、バランスウエイト70が左右一対の支軸72,72から抜け外れるまでは、上部70cが風案内板51に当接せず、バランスウエイト70が左右一対の支軸72,72から抜け外れた後に更に車体後方側に移動されることにより、上部70cが風案内板51に当接する。すなわち、バランスウエイト70が所定の取り付け状態にあると、バランスウエイト70の上部70cの車体後方向き面70d(傾斜面)と風案内板51の間に隙間が形成される。
つまり、後ウエイト取付け手段71によって車体後部に取付けられたバランスウエイト70は、抜け止めねじ73を取り外した状態の左右一対の支軸72,72に対して車体方向側に移動操作することにより、バランスウエイト70の上部70cが風案内板51の後方側に移動しても、上部70cが風案内板51に当接しないうちに左右一対の支軸72,72から抜け外れ、左右一対の支軸72,72から抜け外れると、下げ操作することによってバランスウエイト70の全体が風案内板51の下方側に位置し、バランスウエイト70を風案内板51の下方を通して車体後方側に取り出すことができる。
〔作業用装置〕
図1に示すように、自走車1の車体後部に、転倒保護フレーム14の左右の支柱部に振り分けて設けた左右一対の連結体81,81を備えた装置連結手段80を設けてある。
装置連結手段80は、前記左右一対の連結体81,81を備える他、後側後部枠18Rの左右端部に振り分けた設けた左右一対の連結フック82,82を備えて構成してある。
図9は、作業用装置90が連結された状態での乗用型草刈機を示す側面図である。図10は、作業用装置90が連結された状態での乗用型草刈機を示す平面図である。これらの図に示すように、装置連結手段80は、作業用装置90の容器支持枠91を構成する上フレーム92の前端側の左右端部が左右一対の連結体81,81に連結軸83を介して連結され、容器支持枠91を構成する下フレーム93の左右端部が左右一対の連結フック82,82に連結されることにより、作業用装置90を車体後部に連結した連結状態になる。
左右の連結体81に備えられた連結軸83は、上フレーム92に対して脱着操作自在に構成され、左右一対の連結フック82,82は、下フレーム93に係脱自在に係合するように構成されており、装置連結手段80は、作業用装置90を車体後部に脱着自在に連結する。
作業用装置90は、容器支持枠91と、この容器支持枠91に回転支軸94を介して上下揺動開閉自在に支持された集草容器95とを備えて構成してある。集草容器95は、これの投入口が搬送ダクト100及び搬送ブロワ101を介してモーア4の排出口46に接続されることにより、モーア4によって刈り取られた刈り草が搬入される。集草容器95は、回転支軸94から車体前方向きに延出された開閉レバー96によって回転支軸94が回転操作されることにより、容器支持枠91に対して下降揺動して搬入された刈り草を貯留するよう下降閉じ状態になり、容器支持枠91に対して上昇揺動して貯留した刈り草を排出するよう上昇開き状態になる。
作業用装置90を連結した場合、左右一対のバランスウエイト70,70を車体後部から取り外して車体前部に付け替えて、車体後部側の重量が作業用装置90のために増大するにもかかわらず、左右一対の前輪11,11がキャスタ輪作動を的確に行うための接地荷重を受ける状態で接地するよう自走車1の前後重量のバランスを図るように構成してある。
〔車体前部のバランスウエイト〕
図2、図10に示すように、左右一対のバランスウエイト70,70を車体前部に支持させるように車体前部に設けた前ウエイト取付け手段105は、運転部のステップ15の車体前方側に左右一対の前輪11,11の間に配置して設けた車体横向きの支持フレーム106と、この支持フレーム106に車体横方向に並べて設けた4つの車体上下向きの取り付け孔107と、4つの取付け孔107に各別に脱着自在に装着される4本の連結ボルト108とを備えて構成してある。各取付け孔107は、連結ボルト108が螺合するねじ孔に構成してある。支持フレーム106は、左右一対の連結アーム109,109を介し、ステップ15の下方で車体フレーム10の前側フレーム部10Fに連結されている。
4つの取付け孔107のうち、車体左側に隣り合って位置する2つの取付け孔107,107は、左側のバランスウエイト70の取り付けに使用するものであり、車体右側に隣り合って位置する2つの取付け孔107,107は、右側のバランスウエイト70の取り付けに使用するものであり、以下、左側及び右側バランスウエイト70の取付けに使用する2つの取付け孔107,107を、左右一対の取付け孔107,107と称して説明する。
前ウエイト取付け手段105は、バランスウエイト70を肉厚方向が車体上下向きになり、取付け凹部70aが傾斜面70dの車体後方側に位置する取付け姿勢にして、バランスウエイト70の取付け凹部70aが位置する部位を支持フレーム106の上面に載置して、一対の連結ボルト108,108をバランスウエイト70の取付け孔70b及び支持フレーム106の取付け孔107にわたって装着して支持フレーム106の取付け孔107に締め付けることにより、バランスウエイト70を車体前部に取付けた取付け状態になる。
一対の連結ボルト108,108は、バランスウエイト70及び支持フレーム106に対して脱着自在であり、前ウエイト取付け手段105は、バランスウエイト70を車体前部に脱着自在に取付ける。
車体前部に取付けられた一対のバランスウエイト70,70にあっては、肉厚方向が車体上下向きとなり、かつ車体後部に取付けられた状態において車体上下向きになる向きが車体前後向きとなる取付け姿勢になり、ステップ15から上方に突出せず、かつバランスウエイト70の最低地上高さが高い状態になる。車体前部に取付けられた一対のバランスウエイト70,70にあっては、車体後部に取付けられた状態において車体後方向きになる傾斜面70dが車体上方向きとなる取付け姿勢になる。
〔別実施例〕
(1) 上記した実施例では、排気マフラ3をマフラ本体30の長手方向が車体横向きになる取り付け姿勢にした例を示したが、マフラ本体30の長手方向が車体上下向きや車体前後向きになる取り付け姿勢にしてもよい。
(2) 上記した実施例では、電子制御機57がエンジン21の右横側部に支持された例を示したが、エンジン21の左横側部に支持させてもよい。
(3) 上記した実施例では、バランスウエイト70の持ち運びが重量面から容易となるように一対のバランスウエイト70,70を採用した実施例を示したが、持ち運びがより容易となるように3個以上のバランスウエイトを採用してもよい。また一つのバランスウエイトを採用してもよい。
(4) 上記した実施例では、触媒を利用した排気マフラ3を採用した例を示したが、触媒を利用しない排気マフラを採用してもよい。
(5) 上記した実施例では、車体後部から取り外したバランスウエイト70だけを車体前部に取り付ける例を示したが、車体後部に連結する作業用装置や自走車1の構成によっては、車体前部に補助のバランスウエイトを取り付けるよう構成してもよい。車体前部に取り付ける補助のバランスウエイトとしては、バランスウエイト70を車体後部から車体前部に付け替える場合、車体前部に取り付けるように脱着自在に構成したもの、あるいは車体前部に常設したものを採用してもよい。
本発明の作業車は、実施形態で示したように乗用型草刈機に限らず、例えば、トラクタやコンバイン、あるいは田植機などの移動農機、及び、建設機械や運搬車両など、各種の作業車に適用することができる。
3 排気マフラ
20 エンジンルーム形成体
20R 後壁部
21 エンジン
50 排気口
51 風案内板
56 フライホイール
56b フライホイールの横端部
57 電子制御機
59 遮風体
59F 前カバー板
59S 横カバー板
59U 上カバー板
61 ガイド板
61F ガイド板の車体前方側部
61R ガイド板の車体後方側部
70 バランスウエイト
70c バランスウエイトの上部
70d バランスウエイトの傾斜面
71 後ウエイト取付け手段
80 装置連結手段
105 前ウエイト取付け手段

Claims (7)

  1. 車体後部にエンジンをエンジンルーム形成体に収容された状態で設けた作業車であって、
    前記エンジンのための排気マフラを、前記エンジンの車体後方側に配置して前記エンジンルーム形成体の内部に設け、
    前記エンジンルーム形成体の内部でエンジン冷却風が車体前方側から車体後方側に流動するように構成し、
    前記エンジンルーム形成体を構成する後壁部に貫通孔を設けて車体後方向きに開口する状態で形成した排気口と、前記エンジンルーム形成体の内部の空気を前記排気口に案内するように前記排気マフラの下方と前記排気口にわたって設けた風案内板とを備えてあり、
    前記排気マフラの後方に前記排気口が位置しており、
    前記風案内板が、前端側から後端側に向かうにつれて下方に位置するように傾斜しており、
    前記風案内板の前端側が前記排気マフラの下方に位置しており、かつ、前記風案内板の後端部が前記排気口の下縁部近傍に位置している作業車。
  2. 前記排気マフラが、前記エンジンの上端近傍に位置しており、
    前記風案内板の上端部が、前記エンジンの高さの半分の高さ位置よりも上方に位置している請求項1に記載の作業車。
  3. 前記排気マフラの排気を前記エンジンルーム形成体の外側へ排出する排気筒を備えてあり、
    前記排気筒の下流側端部が、前記エンジンの上端よりも上方に位置している請求項1又は2に記載の作業車。
  4. バランスウエイトを前記風案内板の下方に配置して車体後部に取り付ける後ウエイト取付け手段を設けてあり、
    前記風案内板の下方に、前記エンジンルーム形成体の開口部を設けてあり、
    前記後ウエイト取付け手段が、前記バランスウエイトを、前記開口部に取り付けるように構成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の作業車。
  5. 前記後ウエイト取付け手段を、前記バランスウエイトの上部が前記風案内板の下方に入り込む状態で前記バランスウエイトを支持するように、かつ前記バランスウエイトが前記後ウエイト取付け手段に対して車体前後方向に移動操作されて脱着されるように構成し、
    前記バランスウエイトの上部の車体後方向き面を、車体上方側ほど車体前方側に位置する傾斜面に形成してある請求項4に記載の作業車。
  6. 車体後部にエンジンをエンジンルーム形成体に収容された状態で設けた作業車であって、
    前記エンジンのための排気マフラを、前記エンジンの車体後方側に配置して前記エンジンルーム形成体の内部に設け、
    前記エンジンルーム形成体の内部でエンジン冷却風が車体前方側から車体後方側に流動するように構成し、
    前記エンジンルーム形成体を構成する後壁部に貫通孔を設けて車体後方向きに開口する状態で形成した排気口と、前記エンジンルーム形成体の内部の空気を前記排気口に案内するように前記排気マフラの下方と前記排気口にわたって設けた風案内板とを備えてあり、
    前記エンジンのためのフライホールを、前記排気マフラの下方に配置して前記エンジンの後部に車体前後向き軸芯まわりに回転自在に取り付け、
    前記エンジンの横側部に支持された電子制御機に前記フライホイールからの風が当たることを防止する遮風体を、前記フライホイールの前記電子制御機が位置する側の横端部の車体上方側を覆う車体上下向きの平板で成る上カバー板と、前記フライホイールの横端部の車体前方側を覆う車体前後向きの平板で成る前カバー板と、前記フライホイールの横端部の車体横外側を覆う車体左右向きの平板で成る横カバー板とを備えて構成してある作業車
  7. 前記電子制御機にエンジン冷却風を案内するように前記電子制御機の車体横外側に位置する車体左右向きの平板で成るガイド板を設け、
    前記ガイド板の車体前方側部を、車体後方側部に対して車体上下方向視で前端側ほど車体横外側に位置するように傾斜させてある請求項6記載の作業車。
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