JP5480252B2 - アレー信号処理装置 - Google Patents
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Description
本発明は、アレー信号処理装置に関する。
電波の到来方向(φ,θ)は、円形アレー等の平面配置されたアレーアンテナを用いることで推定できる。ここで、φはアレーアンテナと同一平面(xy平面)内のアジマスを示し、θはその平面に垂直な方向をz軸とした場合のエレベーションを示している。
また、相関が高い(コヒーレントな)複数の到来波をそれぞれの到来波成分に分離して各到来波成分を検出する際には、空間的に平行移動した位置にある複数のサブアレーアンテナを用いた空間平均法が有効である。この手法は、各サブアレーアンテナで得られた相関行列を加算平均することによって、到来波間の相関抑圧を実現している。
上記平面アレーに空間平均法を適用することでコヒーレント波の相関抑圧しつつ、電波の到来方向を推定する方法が、特許文献1及び非特許文献1に示されている。
図1は、特許文献1に開示されているアレーアンテナを示す図である。図1において、アレーアンテナ10は、平面上に配置された5本のアンテナ100−1〜100−5から構成されている。また、アレーアンテナ10は、アンテナ100−1〜3で構成されるサブアレーアンテナ101−1と、アンテナ100−3〜5で構成されるサブアレーアンテナ101−2とから構成されている。すなわち、サブアレーアンテナ101−1とサブアレーアンテナ101−2とは、アンテナ100−3を共有している。
図1を見て明らかなように、サブアレーアンテナ101−1を平行移動するとサブアレーアンテナ101−2に重なり合う。従って、アレーアンテナ10に関しては空間平均法を用いることが可能であり、2つのサブアレーアンテナ101のそれぞれにおいて受信信号から相関行列を算出し、得られた2つの相関行列を加算平均することにより、前述したように到来電波の相関を抑圧できる。この結果、相関が高い複数の到来波のそれぞれの到来方向を精度良く検出できる。
「アレーアンテナによる適応信号処理」、科学技術出版、菊間信良著
ところで、アレーアンテナで受信した信号を処理するアレー信号処理装置には、基本的に、アレーアンテナを構成するアンテナ数と同数の処理回路が設けられる。このため、アンテナ数を削減することで、回路規模及び消費電力を小さくすることができる。
従って、上記空間平均法が適用されるアレー信号処理装置に対しても、回路規模の縮小及び消費電力の削減に関する要請が有る一方で、単純にアンテナを減らすだけでは空間平均法を利用することは困難である。
本発明の目的は、アレー信号処理に空間平均法が適用される場合に、空間平均法を利用しつつアレーアンテナの構成アンテナ数を削減できるアレー信号処理装置を提供することである。
本発明のアレー信号処理装置は、平行四辺形の4つの頂点のそれぞれに配置された4本のアンテナから構成されるアレーアンテナと、前記4つの頂点の内の対向する2つの頂点に配置された2本のアンテナと前記2本のアンテナを除く一方のアンテナとから構成される第1のサブアレーアンテナ、及び、前記2本のアンテナと前記2本のアンテナを除く他方のアンテナとから構成される第2のサブアレーアンテナのそれぞれについて、受信信号に基づいて空間相関行列を算出する相関演算手段と、前記算出された2つの空間行列の内の第1の空間行列を復素共役に変換する変換手段と、前記第1の空間行列の復素共役と第2の空間行列とを加算平均する空間平均手段と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、アレー信号処理に空間平均法が適用される場合に、空間平均法を利用しつつアレーアンテナの構成アンテナ数を削減できるアレー信号処理装置を提供することができる。
[アレー受信信号と空間相関に関する理論]
〈円形アレーの方向マニホールド〉
上述したように、半球面に対する電波の到来方向(φ、θ)は、円形アレー等の平面配置されたアレーアンテナにより推定できる。φはアレーアンテナと同一平面(xy平面)内のアジマスを示し、θはその平面に垂直な方向をz軸とした場合のエレベーションを示している。
〈円形アレーの方向マニホールド〉
上述したように、半球面に対する電波の到来方向(φ、θ)は、円形アレー等の平面配置されたアレーアンテナにより推定できる。φはアレーアンテナと同一平面(xy平面)内のアジマスを示し、θはその平面に垂直な方向をz軸とした場合のエレベーションを示している。
到来方向(φ、θ)の推定を可能とする平面アレーの最小構成は、図2に示すような3つのアンテナ200−1〜200−3で構成される正三角アレー20である。
ここで、各アンテナ200が理想的な(複素放射パターンが一様な)オムニ指向性を有し、また一辺の長さがd0である正三角形の各頂点にアンテナ200が配置され、さらにその正三角形の中心を到来電波の位相中心とする場合、正三角アレー201に対する2次元の方向マニホールドa3(φ、θ)は、式(1)のように表すことができる。ただし、φ0は、y軸に対する正三角アレー20のアジマス回転角を示すパラメータである。
一般に、アレーマニホールドは、到来電波の入射方向に対する複素応答ベクトルを示す。この復素応答ベクトルの各要素は、アレーアンテナの各構成アンテナに対応する。ここでは、理想的なアンテナを想定しているため、式(1)では、到来方向が変数とされ、アンテナ配置に依存した相対的な位相関係が表現されている。
〈アレー受信信号と空間相関行列〉
(1)まず、アレーアンテナへ到来する電波が互いに相関のない(無相関な)2つの平面波となる場合について説明する。
(1)まず、アレーアンテナへ到来する電波が互いに相関のない(無相関な)2つの平面波となる場合について説明する。
アレーアンテナへの2つの入射信号をそれぞれs1(t),s2(t)とし、アレーマニホールドをa(φ、θ)とし、それぞれが構成アンテナと対応する複数の受信処理系統のノイズベクトルをN(t)とするとき、アレー受信信号ベクトルX(t)は、式(3)のようにモデル化できる。
ここで、式(3)は連続時間領域tでの定式化であり、これを離散時間領域iで標記すると、式(4)のようになる。ただし、式(4)において、Lは離散時間のサンプル数を示しており、X(t)及びN(t)は共にアレーアンテナを構成するアンテナの数と同じ次元を持つ複素ベクトルである。
このRXXにおいては、対角項が各アンテナにおける自己相関を示し、非対角項がアンテナ間の相互相関を示している。ここで、サンプル数Lが十分大きいときには、ノイズ成分は、自己相関のみ(つまり、対角項のみ)に残るようになる。
また、Iは3×3の単位行列、σは受信系ノイズの標準偏差であり、3系統のノイズ成分は一様としている。
以上のように、入射信号s1(t)とs2(t)とが無相関と見なせる場合には、入射信号の相関行列を表しているSの対角要素が、P1、P2及び0となる。例えば、部分空
間アルゴリズムとして知られるMUSIC法及びESPRIT法では、このRXXの部分空間である固有空間の直交性を利用して、無相関な2波の到来方向が推定される。
間アルゴリズムとして知られるMUSIC法及びESPRIT法では、このRXXの部分空間である固有空間の直交性を利用して、無相関な2波の到来方向が推定される。
(2)アレーアンテナへ到来する電波が互いに相関の有る2つの平面波となる場合
一方で、到来電波がコヒーレントな(相関の高い)2波の場合には、相関行列RXXのランクが1に縮退する。この縮退条件下では、RXXによって、独立した固有ベクトルが1つだけしか算出されない。従って、この縮退条件下では、2波を分離して、その到来方向を検出することは困難である。
このような問題に対して、相関行列RXXのランクを2に回復する手法、つまり、コヒーレントな複数の到来波の相関を抑圧することにより、受信信号をそれぞれの到来波成分に分離して各到来波成分を検出する手法として、複数のサブアレーアンテナの相関行列を加算平均する空間平均法がある。この空間平均法に関しては、非特許文献1に詳細な記述があるためこれを参照されたい。また、MUSIC法及びESPRIT法についても非特許文献1に詳しく記載されている。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、実施の形態において、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は重複するので省略する。
(実施の形態1)
[アレー信号処理装置の構成]
図3は、本発明の実施の形態1に係るアレー信号処理装置300の構成を示すブロック図である。図3において、アレー信号処理装置300は、アレーアンテナ310と、RF受信部320と、A/D変換部330と、信号処理部340とを有する。
[アレー信号処理装置の構成]
図3は、本発明の実施の形態1に係るアレー信号処理装置300の構成を示すブロック図である。図3において、アレー信号処理装置300は、アレーアンテナ310と、RF受信部320と、A/D変換部330と、信号処理部340とを有する。
アレーアンテナ310は、4本のアンテナ311−1〜4を有する。アレーアンテナ310において、4本のアンテナ311−1〜4は、平行四辺形の4つの頂点のそれぞれに配置されている。
図4は、アレーアンテナ310の一構成例を示す図である。図4において、4本のアンテナ311−1〜4は、平行四辺形の4つの頂点のそれぞれに配置されている。図4において、アンテナ311−1〜3の配置位置によって形成される三角形、並びに、アンテナ311−1,3,4の配置位置によって形成される三角形は、いずれも正三角形である。アンテナ311−1〜3、及び、アンテナ311−1,3,4は、サブアレーアンテナ312−1及びサブアレーアンテナ312−2をそれぞれ構成する。
アレーアンテナ310は、アンテナ311−1〜4で受信した受信信号をRF受信部320へ出力する。
RF受信部320は、ダウンコンバータ回路を含む。RF受信部320は、4本のアンテナ311−1〜4で受信された4系統の受信RF信号を入力とし、各受信RF信号に対して無線受信処理(例えば、ダウンコンバート、増幅など)を施す。RF受信部320は、無線受信処理によって得られた受信信号をA/D変換部330へ出力する。A/D変換部330へ出力される受信信号は、4系統のIF信号又は8系統のIQベースバンド信号である。
A/D変換部330は、RF受信部320から出力される受信信号(つまり、4系統のIF信号又は8系統のIQベースバンド信号)を入力とし、入力された受信信号を離散時間でサンプルし、各サンプル値を量子化することによりデジタル信号を得る。このデジタ
ル信号は、アンテナ311−1〜311−4に対応付けられた4系統又は8系統のそれぞれについて得られる。
ル信号は、アンテナ311−1〜311−4に対応付けられた4系統又は8系統のそれぞれについて得られる。
信号処理部340は、アンテナ311−1〜4に対応するデジタル信号群を入力とし、当該デジタル信号群に対して空間平均法を適用することにより、アンテナ311−1〜4に到来する複数の到来波間の相関が抑圧された相関行列を得る。そして、信号処理部340は、到来波間の相関が抑圧された相関行列に基づいて、アレーアンテナ310に対する電波の到来方向を算出する。
具体的には、信号処理部340は、4つの頂点の内の対向する2つの頂点に配置された2本のアンテナとこの2本のアンテナを除く一方のアンテナとから構成される第1のサブアレーアンテナ、及び、この2本のアンテナと他方のアンテナとから構成される第2のサブアレーアンテナのそれぞれについて、受信信号に基づいて空間相関行列を算出する。ここでは、第1のサブアレーアンテナがサブアレーアンテナ312−1であり、第2のサブアレーアンテナがサブアレーアンテナ312−2である。
そして、信号処理部340は、算出された2つの空間相関行列の内の第1の空間行列を復素共役に変換し、得られた複素共役と第2の空間相関行列とを加算平均する。これにより、到来波間の相関が抑圧された加算平均相関行列が得られる。
そして、信号処理部340は、得られた加算平均相関行列に基づいて、受信信号の到来方向を算出する。
詳細には、信号処理部340は、図5に示すように、相関演算部341−1,2と、アレー回転部342と、空間平均部343と、方向算出部344とを有する。
相関演算部341−1は、サブアレーアンテナ312−1に対して、当該サブアレーアンテナ312−1を構成する各アンテナ311の受信信号に基づいて、相関行列RXX_1を算出する。
相関演算部341−2は、サブアレーアンテナ312−2に対して、当該サブアレーアンテナ312−2を構成する各アンテナ311の受信信号に基づいて、相関行列RXX_2を算出する。
アレー回転部342は、RXX_1の複素共役であるR* XX_1を算出する。
空間平均部343は、R* XX_1とRXX_2とを加算平均することにより、平均相関行列RXX_SSを算出する。
方向算出部344は、平均相関行列RXX_SSに基づいて、アレーアンテナ310に対する受信電波の到来方向を算出する。ここでは、MUSIC法等などに必要となる行列の固有値分解及びアレーマニホールドの内積に関係する処理が実行される。
[アレー信号処理装置の動作]
以上の構成を有するアレー信号処理装置300の動作について説明する。
以上の構成を有するアレー信号処理装置300の動作について説明する。
アレー信号処理装置300において、相関演算部341−1が、サブアレーアンテナ312−1に関する相関行列RXX_1を算出する。また、相関演算部341−2は、サブアレーアンテナ312−2に関する相関行列RXX_2を算出する。
ここで、図4から明らかなように、サブアレーアンテナ312−1とサブアレーアンテナ312−2とは、平行移動だけでは重ならない位置関係にある。従って、従来の空間平均法をそのまま用いることは困難である。
この従来の空間平均法を用いるのであれば、アレーアンテナ310と同様に、2つの正三角形のサブアレーアンテナを含むアンテナアレーであっても、図6に示すアレーアンテナ610のような構成を有する必要がある。アレーアンテナ610は、アンテナ611−1〜3から構成されるサブアレーアンテナ612−1と、アンテナ611−4〜6から構成されるサブアレーアンテナ612−2とを有する。そして、サブアレーアンテナ612−1を平行移動することにより、サブアレーアンテナ612−2と重ねることができる。従って、アレーアンテナ610であれば、サブアレーアンテナ612−1に関する相関行列RXX_3とサブアレーアンテナ612−2に関する相関行列RXX_4とを加算平均することにより、相関抑圧効果を期待することができる。
また、ここで、アレーアンテナ310とアレーアンテナ610との形態を比較する。サブアレーアンテナ312−2とサブアレーアンテナ612−2とを重ねた状態でアレーアンテナ310とアレーアンテナ610との形態を比較してみると、サブアレーアンテナ312−1とサブアレーアンテナ612−1とは、180°回転(つまり、反転)して重なる関係にある。この回転中心は、サブアレーアンテナ312−1のすべての構成アンテナの配置位置を通る円の中心に一致する。
すなわち、相関行列RXX_4には相関行列RXX_2を援用することができるので、相関行列RXX_1から相関行列RXX_3を導き出すことができれば、アレーアンテナ310においても、空間平均法を用いることができる。
そこで、相関行列RXX_1と相関行列RXX_3との関係性について考察する。
まず、相関行列RXX_3を定式化する。サブアレーアンテナ612−1及びサブアレーアンテナ612−2は、上記の通り、いずれも正三角形のアレーアンテナである。従って、サブアレーアンテナ612−1及びサブアレーアンテナ612−2のいずれにも、式(1)で示したアレーマニホールドを適用できる。ただし、図6のアンテナ配置は、図2に示した正三角アレー20のアジマス回転をφ0=−30°とした場合に相当する。
すなわち、式(1)から、一方を反転して重なる関係にある2つのサブアレーアンテナに関するアレーマニホールドは、互いに複素共役の関係にある。つまり、a(θ,φ)の複素共役を取ったものa*(θ,φ)が、反転した場合のアレーマニホールドとなっている。
さらに、アレーアンテナの受信信号は式(3)のようにモデル化できる。このため、反転された正三角アレーの受信信号は、複素共役後のアレーマニホールドa*(θ,φ)を用いて表現される。
式(11)から明らかなように、相関行列RXX_3は、結果として、相関行列RXX_1の複素共役となる。
この関係を利用して、アレー回転部342は、RXX_1の複素共役であるR* XX_1(つまり、RXX_3)を算出する。このアレー回転部342における相関行列の複素共役を算出する処理が、従来の方法に対して新に追加された信号処理である。
ところで、ここで用いる相関行列は、エルミート行列の特長を有している。このため、この相関行列では、対角項に関してはすべてが実数であり、且つ、非対角項に関しては互い対称の位置にある要素が複素共役の関係にある。例えば、相関行列Rの1行2列目のr12要素は、2行1列目の要素r21と複素共役の関係にある。したがって、RXX_1の複素共役であるR* XX_1を求めるには、単にRXX_1を構成する各行列要素を列方向に読み出して、行方向に書き出して、R* XX_1を再構成すれば良いことになる。言い換えれば、エルミート行列RXX_1の複素共役であるR* XX_1は、RXX_1の転置行列RT XX_1と見なすことができる。このことは、本発明を特徴付けるアレー回転部342の処理は、相関行列RXX_1が格納されている記憶領域からの読み込み位置と書き出し位置の関連付ける実装により、実現できることを示している。
そして、空間平均部343は、R* XX_1とRXX_2とを加算平均することにより、平均相関行列RXX_SSを算出する。これにより、従来ではアレーアンテナ10又はアレーアンテナ610を用いることによって初めて算出できた平均相関信号RXX_SSを、アレーアンテナ310を用いて算出することができる。
また、アレーアンテナ10及びアレーアンテナ610のアンテナ本数に比べて、アレーアンテナ310のアンテナ本数は少ない。
つまり、アレーアンテナ310の代わりに、従来の方法であるアレーアンテナ10を用いる場合、RF受信部320は5本のアンテナ100−1〜100−5の夫々で受信されるRF信号を、IF信号又はベースバンド信号へと変換するようになる。このことは、RF受信部320において5系統のダウンコンバータ回路が必要になることを意味している。
このとき、到来電波の方向算出のために用いる相関行列を精度良く推定するためには、上記の5系統のダウンコンバータ回路のローカル信号源又は基準クロック源を共通化する必要がある。このとき、例えば1つのシンセ部が出力するローカル信号を5系統に分配することになる。この5分配を実現する回路は、4分配の場合と比較して部品コスト高になるだけでなく、回路構成も複雑になるため実用上好まれない。
加えて、A/D変換部330は、RF受信部320から出力される受信信号(つまり、5系統のIF信号又は10系統のIQベースバンド信号)を入力とし、入力された受信信
号を離散時間でサンプルし、各サンプル値を量子化することによりデジタル信号を得ることになる。これも同様に、5系統のアナログ入力に対して、サンプルタイミングの同期を確保しながら、アンテナ100−1〜100−5に対応付けられた5系統又は10系統の夫々についてデジタル信号を得る必要がある。
号を離散時間でサンプルし、各サンプル値を量子化することによりデジタル信号を得ることになる。これも同様に、5系統のアナログ入力に対して、サンプルタイミングの同期を確保しながら、アンテナ100−1〜100−5に対応付けられた5系統又は10系統の夫々についてデジタル信号を得る必要がある。
ここで、汎用のA/D変換装置は、2系統又は4系統の入力端子を持ち、1枚基板の形にして提供されることが多い。
このように、アレーアンテナの受信信号を処理するハードウェアは、必要となる処理系統数が5系統から4系統へと低減されることにより、部品数を低減できるだけでなく、回路設計や基板選定の容易さという開発コストの面においても有利となる。
以上のことから、本実施の形態によれば、アレー信号処理に空間平均法が適用される場合に、空間平均法を利用しつつアレーアンテナの構成アンテナ数を削減できるアレーアンテナ処理装置を実現することができる。
なお、以上の説明では、各サブアレーアンテナが正三角形の場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、任意の平行四辺形の頂点に4本のアンテナが配置されたアレーアンテナに適用することができる。
図7には、サブアレーアンテナが正三角形でない場合のアレーアンテナが示されている。図7Aにおいて、アレーアンテナ710は、サブアレーアンテナ712−1及びサブアレーアンテナ712−2を有する。また、図7Bにおいて、アレーアンテナ720は、サブアレーアンテナ722−1及びサブアレーアンテナ722−2を有する。そして、サブアレーアンテナ712−1、サブアレーアンテナ712−2、サブアレーアンテナ722−1及びサブアレーアンテナ722−2は、全て合同である。サブアレーアンテナ712−1とサブアレーアンテナ722−1とは反転の関係にある。
すなわち、正三角形ではない(つまり、正三角形よりも対称性の低い構成アンテナ配置の)サブアレーアンテナ712−1及びサブアレーアンテナ722−1に関しても、上述した正三角形のサブアレーアンテナ312−1及びサブアレーアンテナ612−1に関して行った操作を行うことにより、アレーアンテナ710を用いて平均相関行列を求めることができる。
また、図8は、アレー信号処理装置300が有するコヒーレント波の相関抑圧効果を裏付ける到来方向推定の計算機シミュレーション結果の一例を示している。図8において、横軸はアレーアンテナ720を配置した水平面内360度方向(アジマス)を示し、縦軸はMUSIC法により推定される角度スペクトラムを示している。そして、縦軸は、スペクトラムの最大値で正規化されている。シミュレーション条件は、次の通りである。アジマス150°及び210°からコヒーレント(ここでは、完全相関)な2つの波が到来し、150°方向の到来波に対する受信SNRは10dB、210°の到来波に対する受信SNRは4dBとしている。ただし、アジマス150°及び210°の2つの到来波のいずれに関しても、到来方向のエレベーションは90°としている。
図8において、曲線800は、サブアレーアンテナ712−2のみを用いて到来方向推定を実行した場合に算出される角度スペクトラムである。これに対して、曲線801は、サブアレーアンテナ712−1及びサブアレーアンテナ712−2の両方を用いて空間平均処理を実行した場合に算出される角度スペクトラムである。曲線801においては、150°の方向及び210°の方向に鋭いピークが現れている。すなわち、曲線801に現れる2つのピークを検出することにより、コヒーレント波を分離してその到来方向を推定
できる。
できる。
以上のように、2つのサブアレーアンテナを含むアレーアンテナを採用した場合には、平均相関行列は1回の加算平均によって求められる。従って、この場合には、相関抑圧できる到来波数は、2までとなる。また、MUSIC法を用いて到来方向を推定する場合には、サブアレーアンテナを構成するアンテナ数−1までの到来波を分離できる。以上のことから、図7Aに示したような、4本のアンテナから構成され、且つ、合同な2つのサブアレーアンテナを含むアレーアンテナは、コヒーレントな2波に対する2次元の到来方向推定を可能とする、平面アレーの最小構成と見なすことができる。
なお、平面アレーを構成するアンテナには、通常、モノポールアンテナ又はマイクロストリップアンテナを使用する。例えば、モノポールアンテナは、アジマスに対して垂直偏波の一様な指向性となるが、z軸方向にはヌルとなる。また、マイクロストリップアンテナは、アジマスに対してヌルとなるが、z軸方向で最大の指向性利得となる。従って、いずれのアンテナを採用するかは、アレーアンテナの設置環境又はシステムの要求条件に基づいて決定される。
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1に係るアレー信号処理装置300の具体的な適用例に関する。
実施の形態2は、実施の形態1に係るアレー信号処理装置300の具体的な適用例に関する。
図9は、無線通信システム900の構成を示す図である。図9において、無線通信システム900は、無線装置910と、タグ920とを有する。
無線通信システム900において、無線装置910は、図示しない無線送信部からIR−UWB(Impulse Radio-Ultra WideBand)パルス信号を送信する。タグ920は、受信したUWBパルス信号に応じて、応答UWBパルス信号を無線装置910へ向けて送信する。なお、このタグ920には、次の3つの方式のいずれが適用されても良い。第1の方式はアクティブ方式であり、第2の方式はパッシブ方式であり、第3の方式はセミパッシブ方式である。第3のセミパッシブ方式は、UWBパルス信号の送信側の基準クロックと受信側の基準クロックとが同期していない非同期方式である。また、第3のセミパッシブ方式では、受信側が、受信UWB信号を増幅した後に応答UWB信号として送信する。
そして、無線装置910は、アレー信号処理装置300に相当する機能部を有しており、タグ920から送信される信号の到来方向を推定する。
図9において、無線装置910は、アンテナ311−1〜4に対応するバンドパスフィルタ(BPF)911−1〜4と、ダウンコンバータ912−1〜4とを有する。
無線装置910において、アンテナ311−1〜4は、IR−UWB帯域の一部の帯域を受信する狭帯域のアンテナである。
ここで、電波の到来方向を推定する際には、基本原理として各アンテナ系統間の位相誤差が到来方向推定の推定結果誤差となる。従って、アンテナ系統間の位相誤差を、キャリブレーション等によって、所望誤差範囲内に管理する必要がある。このため、UWBパルスのような広帯域信号の到来方向を推定する場合には、広い帯域の全体で位相精度を管理する必要があるが、実際には、困難が伴う。このため、実際には、できるだけ狭帯域の信号を用いることになる。狭帯域信号として最も簡易な例としては、IR−UWB信号に含まれる単一連続波(以下、「CW:Continuous Wave」という)信号を挙げることができる。IR−UWB方式におけるUWB信号は、送信側の水晶発振回路で発振される周波数
のエッジ信号がバンドパスフィルタを通過することにより生成される。IR−UWB信号は、例えば、水晶発振子の周波数が10MHzであるとすれば、UWB下帯域3.4〜4.8GHz又はUWB上帯域7.25〜10.6GHzに10MHz間隔のCWが並ぶ信号と考えることができる。従って、本実施の形態では、例えば、IR−UWB信号を4GHz又は9GHzのCWとして扱い、また、アレーアンテナ310を構成するアンテナ311−1〜4の中心周波数を4GHz又は9GHzの周波数に設定する。
のエッジ信号がバンドパスフィルタを通過することにより生成される。IR−UWB信号は、例えば、水晶発振子の周波数が10MHzであるとすれば、UWB下帯域3.4〜4.8GHz又はUWB上帯域7.25〜10.6GHzに10MHz間隔のCWが並ぶ信号と考えることができる。従って、本実施の形態では、例えば、IR−UWB信号を4GHz又は9GHzのCWとして扱い、また、アレーアンテナ310を構成するアンテナ311−1〜4の中心周波数を4GHz又は9GHzの周波数に設定する。
アンテナ311−1〜4で受信された信号は、バンドパスフィルタ911−1〜4を通過して干渉除去された後、ダウンコンバータ912−1〜4でIF信号又はIQベースバンド信号に変換される。IF信号の場合には、例えば、10MHzのIF信号に変換される。この場合、ローカル信号は、4GHz/9GHzの上方又は下方10Mz離れた信号である。そして、近接したイメージを除去するために、ダウンコンバータ912として、イメージリジェクションミキサが用いられることが好ましい。また、IQベースバンド信号の場合には、イメージ信号が無いので、バンドパスフィルタ911において、遮断周波数5MHz程度のベースバンドフィルタによって隣接CW信号がカットされる。
ダウンコンバータ912−1〜4で生成されたIF信号又はIQベースバンド信号は、A/D変換部330においてデジタル信号に変換されて相関演算部341−1,2へ入力される。
相関演算部341−1は、サブアレーアンテナ312−1に対して、当該サブアレーアンテナ312−1を構成する各アンテナ311の受信信号に基づいて、相関行列RXX_1を算出する。相関演算部341−2は、サブアレーアンテナ312−2に対して、当該サブアレーアンテナ312−2を構成する各アンテナ311の受信信号に基づいて、相関行列RXX_2を算出する。
OOK(On-Off-Keying)方式で変調されたUWBパルス信号の場合には、UWBパルス信号にDC成分が含まれるため、一般的には、相関行列から信号平均成分を減算することにより、共分散が算出される。また、バイフェーズ方式で変調されたUWBパルス信号の場合には、UWBパルス信号にDC成分が含まれないため、一般的には、相関行列が用いられる。相関行列又は共分散行列は、相関演算部341内のメモリに蓄積される。
アレー回転部342は、RXX_1の複素共役であるR* XX_1を算出する。
空間平均部343は、R* XX_1とRXX_2とを加算平均することにより、平均相関行列RXX_SSを算出する。
方向算出部344は、平均相関行列RXX_SSに基づいて、アレーアンテナ310に対する受信電波の到来方向を算出する。ここでは、MUSIC法等などに必要となる行列の固有値分解及びアレーマニホールドの内積に関係する処理が実行される。
なお、上記各実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサ
で実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
で実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
2009年4月28日出願の特願2009−109478の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明のアレー信号処理装置は、アレー信号処理に空間平均法が適用される場合に、空間平均法を利用しつつアレーアンテナの構成アンテナ数を削減できるものとして有用である。
300 アレー信号処理装置
310,610,710,720 アレーアンテナ
311,611 アンテナ
312,612,712,722 サブアレーアンテナ
320 RF受信部
330 A/D変換部330
340 信号処理部
341 相関演算部
342 アレー回転部
343 空間平均部
344 方向算出部
900 無線通信システム
910 無線装置
911 バンドパスフィルタ
912 ダウンコンバータ
920 タグ
310,610,710,720 アレーアンテナ
311,611 アンテナ
312,612,712,722 サブアレーアンテナ
320 RF受信部
330 A/D変換部330
340 信号処理部
341 相関演算部
342 アレー回転部
343 空間平均部
344 方向算出部
900 無線通信システム
910 無線装置
911 バンドパスフィルタ
912 ダウンコンバータ
920 タグ
Claims (3)
- 平行四辺形の4つの頂点のそれぞれに配置された4本のアンテナから構成されるアレーアンテナと、
前記4つの頂点の内の対向する2つの頂点に配置された2本のアンテナと前記2本のアンテナを除く一方のアンテナとから構成される第1のサブアレーアンテナ、及び、前記2本のアンテナと前記2本のアンテナを除く他方のアンテナとから構成される第2のサブアレーアンテナのそれぞれについて、受信信号に基づいて空間相関行列を算出する相関演算手段と、
前記算出された2つの空間行列の内の第1の空間行列を復素共役に変換する変換手段と、
前記第1の空間行列の復素共役と第2の空間行列とを加算平均する空間平均手段と、
を具備するアレー信号処理装置。 - 各サブアレーアンテナを構成する3つのアンテナは、正三角形の各頂点に配置されている、
請求項1に記載のアレー信号処理装置。 - 前記空間平均手段で得られた加算平均空間行列に基づいて、前記受信信号の到来方向を算出する方向算出手段を、さらに具備する請求項1に記載のアレー信号処理装置。
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