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JP5478524B2 - パネルの補強構造及び当該補強構造を備えたパネルの連結構造 - Google Patents

パネルの補強構造及び当該補強構造を備えたパネルの連結構造 Download PDF

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Description

本発明は、パネルの補強構造及び当該補強構造を備えたパネルの連結構造に関するものである。
パネルシャッターの1つであるオーバーヘッドドアの扉体は、開口幅方向に延びる横長のパネルを上下に連結することで形成されている。図14、図15は、従来のオーバーヘッドドアのパネル2´を示しており、パネル2´は、パネル表面材6´と、パネル表面材6´の幅方向の両端部に設けた縦框7´と、パネル表面材6´の幅方向の中間部位に設けた複数本の中框8´と、を備えている。また、パネル2´の長さ方向全体に亘って横材12´が設けてある。
中框8´、横材12´は、パネルの強度を確保するために設けるものであるが、パネルの強度を決定する要素には、その他に、パネル表面材の形状、パネル表面材の板厚、パネル表面材の見込寸法(パネルの厚さ)等の様々な要素があり、これらの要素を適宜選択して組み合わせることで所望の強度を備えたパネルを製作している。特許文献1、2にもパネルに強度を付与するための工夫が開示されている。
パネルの強度を向上させるにあたっては、製作コストの削減やパネル重量の軽量化等の理由から、パネル表面材の板厚やパネルの厚さを増加させるのではなく、より少ない材料、より少ない部品点数で所望の強度が確保できることが望ましい。
特開2001−311370 特開2005−226250
本発明は、パネル表面材と中框の連結に特徴を持たせることで、パネル強度を向上させることを目的とするものである。
本発明は、パネル表面材と、パネル表面材の幅方向の両端部に設けた縦框と、パネル表面材の幅方向の中間部位に設けた1本以上の中框と、からなるパネルの補強構造に係り、
前記パネル表面材は、横長方形状の見付面と、上面と、下面と、前記上面から前記見付面に対向するように下方に延びる上側垂直辺と、前記下面から前記見付面に対向するように上方に延びる下側垂直辺と、前記上側垂直辺の下端に形成された上側係合部と、前記下側垂直辺の上端に形成された下側係合部と、を備え、
前記中框は、見付辺と、左右の見込辺と、を備え、前記見付辺の上方部位、下方部位は、それぞれ、前記左右の見込辺の上下端よりも上方、下方に延びており、
前記左右の見込辺の各見込辺の上端において、前記見付辺から離間した部位に上側突部を突成させることで、前記見付辺に近い側に上側係合溝が形成されており、
前記左右の見込辺の各見込辺の下端において、前記見付辺から離間した部位に下側突部を突成させることで、前記見付辺に近い側に下側係合溝が形成されており、
前記パネル表面材と前記中框は、前記上側垂直辺、前記下側垂直辺を、それぞれ、前記見付辺の上方部位、下方部位に当接させ、前記パネル表面材の上側係合部、下側係合部を、それぞれ、前記中框の前記上側係合溝、前記下側係合溝に係合させた状態で、前記上側垂直辺と前記見付辺の上方部位、前記下側垂直辺と前記見付辺の下方部位をそれぞれ連結してなる。
1つの態様では、前記上側係合部は、前記上側係合溝に係合した状態で、当該上側係合溝の底辺と側辺の両方に当接し、
前記下側係合部は、前記下側係合溝に係合した状態で、当該下側係合溝の上辺と側辺の両方に当接している。
より具体的な態様では、
各見込辺の上端において、前記見付辺から離間した部位に上側突部を突成させることで、前記見付辺に近い側に上側係合溝が形成されており、前記上側係合溝の底辺は、見込辺の上縁の前記見付辺に近い側の部位(後述する実施形態における水平縁)からなり、前記上側係合溝の側辺は、上側突部の見付辺に対向する側縁(後述する実施形態における垂直縁)からなる。前記上側係合部は、前記上側係合溝の底辺及び側辺に当接するような形状(底辺に当接する第1部分と側辺に当接する第2部分を有する)を備えており、
各見込辺の下端において、前記見付辺から離間した部位に下側突部を突成させることで、前記見付辺に近い側に下側係合溝が形成されており、
前記下側係合溝の上辺は、見込辺の下縁の前記見付辺に近い側の部位(後述する実施形態における水平縁)からなり、前記下側係合溝の側辺は、下側突部の見付辺に対向する側縁(後述する実施形態における垂直縁)からなる。前記下側係合部は、前記下側係合溝の上辺及び側辺に当接するような形状(上辺に当接する第1部分と側辺に当接する第2部分を有する)を備えている。
1つの態様では、前記パネルには、当該パネルの幅方向の中央部位に位置して、パネルの全長に対して短尺の横材が設けてあり、前記横材は、当該パネルの幅方向の中央部位に位置する中框に対して固定されている。
1つの態様では、本発明は、上記補強構造を備えた上側パネルと下側パネルの連結構造であって、
上側パネルと下側パネルは、水平状の回転軸部を介して互いに回動自在な上側プレートと下側プレートとを備えた丁番を用いて連結されており、
前記丁番の上側プレートは、上側パネルのパネル表面材の下側垂直辺に当接する上側パネルの中框の見付辺の下方部位に取り付けられており、
前記丁番の下側プレートは、下側パネルのパネル表面材の上側垂直辺に当接する下側パネルの中框の見付辺の上方部位に取り付けられている。
後述する実施形態に記載のように、典型的には、丁番はパネル(中框)の屋内側部位に取り付けられる。
本発明では、中框の上下端に上側係合溝、下側係合溝を設け、パネル表面材に形成した上側係合部、下側係合部がそれぞれ、中框の上側係合溝、下側係合溝に係合するようにしたので、扉体に風圧等が作用した場合に、パネル面に対する垂直方向の力を中框が良好に負担することで、パネル表面材の変形を可及的に防止し、パネルの有効断面形状を効果的に確保し、耐風圧強度の向上を図ることができる。
特に、係合状態において、上側係合部、下側係合部がそれぞれ複数箇所で上側係合溝、下側係合溝に当接するようにして、力点を多く確保することで、中框による負荷力の向上を図ることができる。
パネル表面材と中框の連結に特徴を持たせてパネル強度を向上させることによって、従来と同じパネル強度を備えたパネルであっても、他の要素の設計自由度を大きくすることができる。具体的には、中框の板厚を現行の板厚より薄くしても、現行のパネルと同等以上の強度を確保することができる。また、パネル強度を落とすことなく、パネルの全体を厚さ(見込寸法)を小さくすることができる。また、パネルの幅寸法(長さ寸法)によっては、パネル強度を落とすことなく、補強用の横材を無くすことができ、あるいは部分的に横材を設けるだけでよい。また、パネル強度を向上させることによって、従来のパネルでは設置できなかった大開口に設置し得るパネルを提供することができ、従来のパネルに比べて使用範囲を広げることができる。
本発明では、パネル表面材の変形を可及的に防止することで、鉛直方向に対する強度も向上し、繰り返される扉体の開閉に対するパネルの耐久性が向上する。
さらに、扉体が複数枚のパネルを丁番を介して連結して構成されている場合に、上記補強構造を備えた上側パネルと下側パネルの連結構造において、上側垂直辺に形成された上側係合部、下側垂直辺に形成された下側係合部が、上側係合溝、下側係合溝に係合しているので、この係合部位によって上側垂直辺、下側垂直辺に作用する力に対抗することができ、パネル表面材の変形を防止して、パネルの強度を向上させ、また、パネルの変形に伴って丁番に作用するであろう無理な力を軽減できるので、丁番の摩耗を低減することができる。
開口部全閉状態にあるオーバーヘッドドアを背面側(屋内側)から見た正面図である。 開口部全閉状態にあるオーバーヘッドドアの側面図である。 開口部全閉状態にあるオーバーヘッドドアにおける、上下隣位のパネル(中框)同士の連結を示す部分拡大図である。 開口部全閉状態にあるオーバーヘッドドアにおける、上下隣位のパネル(縦框)同士の連結を示す部分拡大図である。 オーバーヘッドドアのパネルの平面図及び背面図である。 パネル表面材の縦断面図及び上側垂直辺の下端の係合部の拡大図である。 縦框の平面図、背面図(屋内側から見た図)、側面図である。 中框の平面図、背面図(屋内側から見た図)、側面図である。 左図は中框におけるパネルの側面図、右図は縦框におけるパネルの側面図である。 図9の中框におけるパネルの側面図の部分拡大図である。 図5の平面図の中框を含む部位の部分拡大図である。 図12は、パネルの長さ方向に延びる補強用の横材を備えた態様を示している。 補強用の横材を示す図である。 従来のパネルの縦断面図である。 従来のパネルの背面図である。
図1、図2は全閉姿勢にあるオーバーヘッドドアを屋内側から見た正面図、側面図であり、オーバーヘッドドアは、建物開口部の左右に立設したガイドレール1と、複数枚のパネル2を丁番3A、3Bを介して上下方向に互いに回動可能に連結して構成された扉体と、を備えている。各パネル2の幅方向の両端部にはガイドローラ4が設けてあり、ガイドローラ4がガイドレール1内を転動することで、扉体の左右両端部がガイドレール1に沿って昇降案内されて開口部を開閉する。図示の例では、ガイドレール1の上方部位は後方に向かって湾曲し、さらに天井面に沿って略水平状に延びており、ガイドレール1は開口部の高さ方向に延びる立ち上がり部1Aと、湾曲部1Bと、水平部1Cとからなる。開口部全閉時には扉体はガイドレール1の立ち上がり部1Aに位置することで垂直姿勢にあり、この状態から扉体が水平部1Cに位置する水平姿勢まで引き上げられて開口部が開放される。
実施形態のオーバーヘッドドアは電動式オーバーヘッドドアであり、非常時には手動による操作も可能となっている。開口部の上方には、バランスプリング50を備えた回転軸5が配設されており、回転軸5の両端部に軸支したドラム51に一端をそれぞれ固定した巻き取りワイヤの他端を、最下位のパネル2の左右両端にそれぞれ接続して、バランススプリング50の巻き上げ方向の付勢力により扉体を開放方向(上方)に付勢するように構成されている。
図5は、本実施形態に係るパネル2の背面図であり、パネル2は、開口幅方向に横長長方形状のパネル表面材6と、パネル表面材6の幅方向両端部に設けた左右の縦框7と、パネル表面材6の幅方向(長さ方向)に間隔を存して設けた複数本の中框8と、を備えている。中框8は、扉体が設置される開口幅、すなわち、パネル2の長さ寸法に応じて、1本以上設けられる。1つの態様では、中框8は、パネル2の長さ方向に1m程度の間隔を存して設けられる。例えば、パネル2の長さ寸法が4m、5m、6mであれば、中框8はそれぞれ3本、4本、5本設けられる。図1、図4に示すように、上下隣位のパネル2の縦框7同士が丁番3Bで連結され、図1、図3に示すように、中框8同士が丁番3Aで連結されている。丁番3Aは、水平状の回転軸部30Aを介して互いに回動自在な上側プレート31Aと下側プレート32Aと、からなり、上側プレート31Aが上側に位置するパネル2の化框8の屋内側見付辺80に取り付けられ、下側プレート32Aが下側に位置するパネル2の中框8の屋内側見付辺80に取り付けられる。丁番3Bは、水平状の回転軸部30Bを介して互いに回動自在な上側プレート31Bと下側プレート32Bと、上側プレート31Bが上側に位置するパネル2の縦框7の屋内側見付辺70に取り付けられ、下側プレート32Bが下側に位置するパネル2の縦框7の屋内側見付辺70に取り付けられる。
図6は、パネル表面材6の縦断面図であり、パネル表面材6は、横長長方形状の屋外側見付面60と、屋外側見付面60の上端から屋内側へ向かって延びる上面61と、上面61の屋内側端部から下方に向かって垂下する上側垂直辺62と、屋外側見付面60の下端から屋内側へ向かって延びる下面63と、下面63の屋内側端部から上方に垂直に立ち上がる下側垂直辺64と、からなる。上面61と下面63の奥行寸法は同じであり、上側垂直辺62と下側垂直辺64は同一鉛直面上に位置している。
屋外側見付面60には、2つの断面視台形状の凹部600がパネル表面材6の幅方向に亘って水平状に形成されている。2つの凹部600はパネル表面材6の高さ方向に間隔を存して形成されている。凹部600の深さ、すなわち、屋外側見付面60の表面と凹部600の底面600Aとの距離は、パネル表面材6の見込寸法(厚み寸法)、すなわち、上面61、下面63の奥行寸法よりも小さい。すなわち、底面600Aを通る鉛直面は、上側垂直辺62と下側垂直辺64を通る鉛直面よりも屋外側に位置している。
屋外側見付面60には、さらに、屋外側見付面60の上端と上側の凹部600との間、2つの凹部600間、下側の凹部600と屋外側見付面60の下端との間、にそれぞれ位置して、断面視略半円状の小凹部601がパネル表面材6の幅方向に亘って水平状に形成されている。
上面61は、水平状の屋外側部位610と水平状の屋内側部位611とから段部状に形成されており、屋内側部位611の高さ位置は屋外側部位610の高さ位置よりも高くなっている。下面63は、水平状の屋外側部位630と水平状の屋内側部位631とから段部状に形成されており、屋内側部位631の高さ位置は屋外側部位630の高さ位置よりも高くなっている。上面61の屋外側部位610の奥行寸法は下面63の屋外側部位630の奥行寸法よりも大きく、上面61の屋内側部位611の奥行寸法は下面63の屋内側部位631の奥行寸法よりも小さい。扉体が全閉姿勢にある時には、上下隣位の2枚のパネル2において、上側のパネル2のパネル表面材6の下面63の屋外側部位630、屋内側部位631が、それぞれ、下側のパネル2のパネル表面材6の上面61の屋外側部位610、屋内側部位611に当接して載るようになっている(図3左図参照)。
上側垂直辺62の下端には、上側垂直辺62の下端側を屋外側(屋外側見付面60)へ折り曲げることで上側係合部65が形成されている。図6、図10に示すように、上側係合部65は、上側垂直辺62の下端から屋外側へ向かう水平部650と、水平部650の屋外側を上方に湾曲状(屋外側に膨出している)に折り曲げてなる湾曲部651と、を備えている。
下側垂直辺64の上端には、下側垂直辺64の上端側を屋外側(屋外側見付面60)へ折り曲げることで下側係合部66が形成されている。図10に示すように、下側係合部66は、下側垂直辺64の上端から屋外側へ向かう水平部660と、水平部660の屋外側を下方に湾曲状(屋外側に膨出している)に折り曲げてなる湾曲部661と、を備えている。
図7に示すように、縦框7は、屋内側見付辺70と、屋内側見付辺70の幅方向の一側から屋外側に延びる外側見込辺71と、屋内側見付辺70の幅方向の他側から屋外側に延びる内側見込辺72と、外側見込辺71の屋外側端部から屋内側見付辺70に対向して平行状に延びる屋外側見付辺73と、からなる。
縦框7の外側見込辺71(屋内側見付辺70と屋外側見付辺73の間の距離)は、パネル表面材6の見込寸法(厚さ)よりも僅かに大きい寸法を備えており、屋内側見付辺70と屋外側見付辺73の間にパネル表面材6の幅方向端部を受け入れて連結するようになっている。図9右図に示すように、パネル表面材6の屋外側見付面60の表面は、屋外側見付辺73の内面に接触しており、パネル表面材6の上側垂直辺62、下側垂直辺64は、屋内側見付辺70の内面に当接している。
外側見込辺71はパネル2の幅方向の両端面、すなわち、側面(見込面)を形成している。外側見込辺71の上端710、下端711は、互いに対応するような段部状に形成されており、扉体が全閉姿勢にある時には、上下隣位の2つのパネル2において、上側のパネル2の縦框7の外側見込辺71の下端711が、下側のパネル2の縦框7の外側見込辺71の上端710に近接ないし当接するようになっている(図4左図参照)。
内側見込辺72の見込寸法は、外側見込辺71の見込寸法よりも遥かに小さいと共に、屋内側見付辺70、外側見込辺71、屋外側見付辺73に比べて高さ方向に短尺である。より具体的には、内側見込辺72の上端720の高さ位置は、屋内側見付辺70の上端700、外側見込辺71の上端710、屋外側見付辺73の上端730の高さ位置よりも低く、内側見込辺72の下端721の高さ位置は、屋内側見付辺70の下端701、外側見込辺71の下端711、屋外側見付辺73の下端731の高さ位置よりも高い。図9右図に示すように、内側見込辺72の高さ寸法は、パネル表面材6の上側垂直辺62の下端に形成した上側係合部65と、下側垂直辺64の上端に形成した下側係合部66間の寸法に対応しており、内側見込辺72の上端720、下端721は、それぞれ、パネル表面材6の上側係合部65(水平部650)、下側係合部66(水平部660)に当接している。
図8に示すように、中框8は、屋内側見付辺80と、屋内側見付辺80の幅方向の一側から屋外側に延びる第1の見込辺81と、屋内側見付辺80の幅方向の他側から屋外側に延びる第2の見込辺82と、第1の見込辺81の屋外側先端から第2の見込辺82に対して離間する方向に屋内側見付辺80と平行状に延びる屋外側見付辺83と、からなる。第1の見込辺81の見込寸法は、第2の見込辺82の見込寸法よりも大きい。
第1の見込辺81、第2の見込辺82は同じ高さ寸法を備えていると共に、第1の見込辺81の上端、第2の見込辺82の上端の高さ位置は、屋内側見付辺80の上端800の高さ位置よりも低く、第1の見込辺81の下端、第2の見込辺82の下端の高さ位置は、屋内側見付辺80の下端801の高さ位置よりも高い。屋内側見付辺80において、上端800と、第1の見込辺81の上端、第2の見込辺82の上端と、の間の上方部位80Aは、パネル表面材6の上側垂直辺62に対応しており、下端801と、第1の見込辺81の下端、第2の見込辺82の下端と、の間の下方部位80Bは、パネル表面材6の下側垂直辺64に対応している。
第1見込辺81の上端は、屋内側見付辺80の上端800より(上側垂直辺62の高さ寸法分)下方に位置した部位から屋外側に向かって水平状に延びる基端側(屋内側見付辺80寄り)の水平縁810と、水平縁810に対して屋外側に位置して水平縁810よりも上方に延びた上側突部811と、からなり、上側突部811は、屋内側見付辺80に対向する立ち上がり状の垂直縁90を備えている。水平縁810と、上側突部811の垂直縁90と、屋内側見付辺80の上方部位80Aの面部と、でパネル表面材6の上側垂直辺62の下端に形成された上側係合部65が係合する上側係合溝が形成されている。
図10左図に示すように、上側係合部65が前記上側係合溝に係合した状態において、上側係合部65の水平部650が上側係合溝の水平縁810に上方から当接しており、上側係合部65の湾曲部651が上側係合溝の垂直縁90に当接しており、上側垂直辺62の面部が屋内側見付辺80の上方部位80Aの面部に当接している。上側係合部65が前記上側係合溝に係合した状態において、上側垂直辺62と屋内側見付辺80の上方部位80Aは重ね合わせた状態でブラインドナット10により一体化されている。
第1見込辺81の下端は、屋内側見付辺80の下端801より(下側垂直辺64の高さ寸法分)上方に位置した部位から屋外側に向かって水平状に延びる基端側(屋内側見付辺80寄り)の水平縁812と、水平縁812に対して屋外側に位置して水平縁812より下方に延びた下側突部813と、からなり、下側突部813は、屋内側見付辺80に対向する垂下状の垂直縁91を備えている。水平縁812と、下側突部813の垂直縁91と、屋内側見付辺80の下方部位80Bの面部と、でパネル表面材6の下側垂直辺64の上端に形成された下側係合部66が係合する下側係合溝が形成されている。
図10右図に示すように、下側係合部66が前記下側係合溝に係合した状態において、下側係合部66の水平部660が下側係合溝の水平縁812に下方から当接しており、下側係合部66の湾曲部661が下側係合溝の垂直縁91に当接しており、下側垂直辺64の面部が屋内側見付辺80の下方部位80Bの面部に当接している。下側係合部66が前記下側係合溝に係合した状態において、下側垂直辺64と屋内側見付辺80の下方部位80Bは重ね合わせた状態でブラインドナット10により一体化されている。
第2見込辺82の上端は、屋内側見付辺80の上端800より(上側垂直辺62の高さ寸法分)下方に位置した部位から屋外側に向かって水平状に延びる基端側(屋内側見付辺80寄り)の水平縁820と、水平縁820に対して屋外側に位置して水平縁820より上方に延びた上側突部821と、からなり、上側突部821は、屋内側見付辺80に対向する立ち上がり状の垂直縁92を備えている。水平縁820と、上側突部821の垂直縁92と、屋内側見付辺80の上方部位80Aの面部と、でパネル表面材6の上側垂直辺62の下端に形成された上側係合部65が係合する上側係合溝が形成されている。
図10左図に示すように、上側係合部65が前記上側係合溝に係合した状態において、上側係合部65の水平部650が上側係合溝の水平縁820に上方から当接しており、上側係合部65の湾曲部651が上側係合溝の垂直縁92に当接しており、上側垂直辺62の面部が屋内側見付辺80の上方部位80Aの面部に当接している。上側係合部65が前記上側係合溝に係合した状態において、上側垂直辺62と屋内側見付辺80の上方部位80Aは重ね合わせた状態でブラインドナット10により一体化されている。
第2見込辺82の下端は、屋内側見付辺80の下端801より(下側垂直辺64の高さ寸法分)上方に位置した部位から屋外側に向かって水平状に延びる基端側(屋内側見付辺80寄り)の水平縁822と、水平縁822に対して屋外側に位置して水平縁822より下方に延びた下側突部823と、からなり、下側突部823は、屋内側見付辺80に対向する垂下状の垂直縁93を備えている。水平縁822と、下側突部823の垂直縁93と、屋内側見付辺80の下方部位80Bの面部と、でパネル表面材6の下側垂直辺64の上端に形成された下側係合部66が係合する下側係合溝が形成されている。
図10右図に示すように、下側係合部66が前記下側係合溝に係合した状態において、下側係合部66の水平部660が下側係合溝の水平縁822に下方から当接しており、下側係合部66の湾曲部661が下側係合溝の垂直縁93に当接しており、下側垂直辺64の面部が屋内側見付辺80の下方部位80Bの面部に当接している。下側係合部66が前記下側係合溝に係合した状態において、下側垂直辺64と屋内側見付辺80の下方部位80Bは重ね合わせた状態でブラインドナット10により一体化されている。
中框8の屋外側見付辺83は、パネル表面材6の屋外側見付面60の凹部600の底面600Aに当接しており、屋外側見付辺83と底面600Aは部材同士を変形させてかしめることで固定される。屋外側見付辺83と底面600Aの固定手段は、かしめに限定されるものではなく、螺子等のその他の固定手段でもよい。中框8の屋内側見付辺80の上方部位80A、下方部位80Bと、パネル表面材6の上側垂直辺62、下側垂直辺64を一体化するブラインドナット10には、上下隣位のパネル2を回転可能に連結する丁番3Aを固定するための螺子11Aが螺入される。図3に示すように、丁番3Aは、上下隣位のパネル2間に、上側2箇所、下側2箇所で螺子11A、11Bで固定されており、丁番3Aの回転軸部30Aに近い部位が、螺子11Aによって、中框8の屋内側見付辺80の上方部位80A、下方部位80B、パネル表面材6の上側垂直辺62、下側垂直辺64に固定されている。螺子11Bは、丁番3Aの回転軸部30Aから遠い部位を中框8の屋内側見付辺80に固定している。
開口部全閉状態で、扉体(丁番3A、3Bを介して回転可能に連結された複数枚のパネル2からなる)に強風等により面圧が作用した場合には、上下隣位の各パネル2を連結している丁番3A、3Bを介してパネル2に力が作用し易いが、本実施形態では、丁番3Aの下側プレート32A、上側プレート31Aが連結されている中框8の屋内側見付辺80の上方部位80A、下方部位80B、パネル表面材6の上側垂直辺62、下側垂直辺64において、上側垂直辺62に形成された上側係合部65、下側垂直辺64に形成された下側係合部66が、上側係合溝、下側係合溝に複数箇所で接触した状態で係合されているので、丁番3Aを介してパネル2に作用する力を中框8が良好に負担することができる。
パネル2は、パネル表面材6の屋外側見付面60と上面61、下面63、上面61と上側垂直辺62、下面63と下側垂直辺64が、それぞれ略直角に交わるように形成されており、これらの直角部分が維持されることで所定の強度を発揮するようになっている。扉体に面圧等が作用した時に、パネル表面材6のこれらの直角部分が変形すると、パネル2の強度が低下し、さらなるパネル2の変形を招き、パネル2の破壊につながるおそれがある。特に、パネル2を丁番を介して上下に連結したときに、上側に位置するパネル2のパネル表面材6の下側垂直辺64、下側に位置するパネル2のパネル表面材6の上側垂直辺62には、丁番3Aの上側プレート31A、下側プレート32Aがそれぞれ取り付けられており(下方部位80B、上方部位80Aを介して)、丁番3Aに力が作用した場合には、上側のパネル2の下側垂直辺64、下側のパネル2の上側垂直辺62には、丁番3Aの上側プレート31A、下側プレート32A(丁番3Aは、その目的・用途から強固に形成されており、上側プレート31A、下側プレート32Aの板厚は、パネル表面材6及び中框8の板厚もよりも大きく強度がある)を介して力が作用し易い。本実施形態では、上側垂直辺62に形成された上側係合部65、下側垂直辺64に形成された下側係合部66が、上側係合溝、下側係合溝に複数箇所で接触した状態で係合することで、この係合部位によって上側垂直辺62、下側垂直辺64に作用する力に対抗し、上面61と上側垂直辺62の角度、下面63と下側垂直辺64の角度を略直角に保つことができ、パネル表面材6の変形を防止して、パネル2の強度を向上させている。
図12は、開口幅方向、すなわち、パネル2の長さ方向に延びる補強用の横材12を備えた態様を示している。図12上図は、パネル2の全長の中央部位の両側に位置する2本の中框8間にのみ横材12を設けた態様を示しており、図12下図は、パネル2の全長に亘って横材12を設けた態様を示している。パネルに対して横材を設けることは従来から行われているが、従来ではパネルの長さ全体に亘って横材を設けていたのに対して、本実施形態では、横材12の長さ及び横材12を設ける部位は、パネル2の長さ寸法に応じて変化し得るものであり、必ずしもパネル2の全長に亘って設ける必要がないことに留意されたい。
実際、強度試験を行ったところ、開口幅が5m以下では、横材12を用いる必要がなく、また、開口幅が5〜6mでは、パネルの長さ方向の中央部位にのみ横材12を設けることで十分な強度が得られることがわかった。具体的な態様例では、中框8の本数が4本の場合には、パネル2の全長の中央部位の両側に位置する2本の中框8間にのみ横材12を設ければよく、中框8の本数が5本の場合には、パネル2の全長の中央部位に位置する中框8、及び、中央の中框8の両側に位置する2本の中框8の合計3本の中框8に亘ってのみ横材12を設ければよい。
図13は、横材12を示しており、横材12は、屋内側見付面120、屋内側見付面120の上端から屋外側に向かって延びる上面121、屋内側見付面120の下端から屋外側に向かって延びる下面122、上面121の屋外側端部から上方に延びる上側垂直辺123、下面122の屋外側端部から下方に延びる下側垂直辺124と、から断面視ハット型に形成されている。横材12は、上側垂直辺123、下側垂直辺124を、中框8の屋内側見付辺80、縦框7の屋内側見付辺70に当接させ、螺子(リベット、ボルト等を含む)で固定することでパネル2に設けられる。図12上図の態様では、横材12は、パネル2の全長の中央部位の両側に位置する2本の中框8間に跨る寸法を備えており、横材12の両端部位の上側垂直辺123、下側垂直辺124を中框8の屋内側見付辺80に当接させて螺子で固定してなる。図12下図の態様では、横材12は、パネル2の両側の縦框7間に跨る寸法を備えており、横材12の両端部位の上側垂直辺123、下側垂直辺124を縦框7の屋内側見付辺70、全ての中框8の屋内側見付辺80に当接させて螺子で固定してなる。
2 パネル
6 パネル表面材
60 屋外側見付面
61 上面
62 上側垂直辺
63 下面
64 下側垂直辺
65 上側係合部
650 水平部
651 湾曲部
66 下側係合部
660 水平部
661 湾曲部
7 縦框
8 中框
80 屋内側見付辺
81 第1の見込辺
810 水平縁
811 上側突部
812 水平縁
813 下側突部
82 第2の見込辺
820 水平縁
821 上側突部
822 水平縁
823 下側突部
90 垂直縁
91 垂直縁
92 垂直縁
93 垂直縁

Claims (4)

  1. パネル表面材と、パネル表面材の幅方向の両端部に設けた縦框と、パネル表面材の幅方向の中間部位に設けた1本以上の中框と、からなるパネルの補強構造において、
    前記パネル表面材は、横長方形状の見付面と、上面と、下面と、前記上面から前記見付面に対向するように下方に延びる上側垂直辺と、前記下面から前記見付面に対向するように上方に延びる下側垂直辺と、前記上側垂直辺の下端に形成された上側係合部と、前記下側垂直辺の上端に形成された下側係合部と、を備え、
    前記中框は、見付辺と、左右の見込辺と、を備え、前記見付辺の上方部位、下方部位は、それぞれ、前記左右の見込辺の上下端よりも上方、下方に延びており、
    前記左右の見込辺の各見込辺の上端において、前記見付辺に近い側に上側係合溝が形成されており、前記左右の見込辺の各見込辺の下端において、前記見付辺に近い側に下側係合溝が形成されており、
    前記パネル表面材と前記中框は、前記上側垂直辺、前記下側垂直辺を、それぞれ、前記見付辺の上方部位、下方部位に当接させ、前記パネル表面材の上側係合部、下側係合部を、それぞれ、前記中框の前記上側係合溝、前記下側係合溝に係合させた状態で、前記上側垂直辺と前記見付辺の上方部位、前記下側垂直辺と前記見付辺の下方部位をそれぞれ連結してなる、パネルの補強構造。
  2. 前記上側係合部は、前記上側係合溝に係合した状態で、当該上側係合溝の底辺と側辺の両方に当接し、
    前記下側係合部は、前記下側係合溝に係合した状態で、当該下側係合溝の上辺と側辺の両方に当接している、請求項1に記載のパネルの補強構造。
  3. 前記パネルには、当該パネルの幅方向の中央部位に位置して、パネルの全長に対して短尺の横材が設けてあり、前記横材は、当該パネルの幅方向の中央部位に位置する中框に対して固定されている、請求項1あるいは2に記載のパネルの補強構造。
  4. 請求項1〜3いずれか1項に記載の補強構造を備えた上側パネルと下側パネルの連結構造であって、
    上側パネルと下側パネルは、水平状の回転軸部を介して互いに回動自在な上側プレートと下側プレートとを備えた丁番を用いて連結されており、
    前記丁番の上側プレートは、上側パネルのパネル表面材の下側垂直辺に当接する上側パネルの中框の見付辺の下方部位に取り付けられており、
    前記丁番の下側プレートは、下側パネルのパネル表面材の上側垂直辺に当接する下側パネルの中框の見付辺の上方部位に取り付けられている、上側パネルと下側パネルの連結構造。
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