JP5472487B2 - 半導体装置、及び情報処理装置 - Google Patents
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Description
半導体装置、及び情報処理装置に関する。
従来より、入力信号に遅延を与えて出力することにより、信号の遅延時間を調整する信号遅延装置があった。信号遅延装置は、例えば、LSI(Large Scale Integrated circuit:大規模集積回路)のような半導体装置によって実現されていた。
信号遅延装置の出力信号にノイズが含まれると、出力信号を用いる機器に動作不良が生じる可能性がある。このため、例えば、複数の遅延回路と、複数の遅延回路の出力を選択する選択回路とを含み、選択回路の切り替えによるノイズが出力信号に含まれないようにするために、選択回路での選択を指示する選択信号を、複数の遅延回路の出力のうち最も長い遅延時間だけ遅延させる信号遅延装置があった。
従来の信号遅延装置は、複数の遅延回路の出力のうち最も長い遅延時間だけ選択信号を遅延させるため、入力信号に与える遅延時間の長短にかかわらず、一律に最も長い遅延時間を待機する必要があった。
このため、従来の信号遅延装置は、入力信号を入力してから、入力信号に遅延を与えた出力信号を出力するまでの応答速度が低下するという課題があった。
また、入力信号に対する出力信号の応答速度が低いと、例えばシステムクロックのようなクロック信号として出力信号を用いる機器における高速での動作に不向きであるという課題があった。
そこで、出力信号にノイズが含まれることを抑制するとともに、入力信号に対する出力信号の応答速度が高く、高速動作に適した出力信号を出力することのできる半導体装置、及び情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態の半導体装置は、入力端子に入力される入力信号に遅延を与えて出力端子から出力する半導体装置において、前記入力端子に直列に接続され、前記入力端子から入力される入力信号に遅延を与える複数の遅延素子と、前記複数の遅延素子の出力側にそれぞれ接続され、前記複数の遅延素子のいずれかの出力信号を選択するための選択信号に基づき、前記複数の遅延素子のいずれかの出力信号を選択して前記出力端子に折り返す複数の選択部と、前記複数の選択部に対応して設けられ、前記選択部に入力する前記選択信号の切り替えを、信号の折り返し点になる前記選択部に入力する入力信号の信号レベルの切り替わりよりも遅らせる複数の遅延回路とを含み、前記複数の遅延回路は、それぞれ、自己に対応する前記選択部の一方の入力と他方の入力との排他的論理和を演算する複数の排他的論理和演算回路と、前記排他的論理和演算回路に対応して設けられ、前記排他的論理和演算回路の出力信号を入力クロックとして入力し、前記入力クロックに応じて前記選択部に出力するフリップフロップとを有する。
出力信号にノイズが含まれることを抑制するとともに、入力信号に対する出力信号の応答速度が高く、高速動作に適した出力信号を出力することのできる半導体装置、及び情報処理装置を提供することができる。
以下、本発明の半導体装置、及び情報処理装置を適用した実施の形態について説明する。
実施の形態1及び2の半導体装置、及び情報処理装置について説明する前に、まず、図1及び図2を用いて、比較例の半導体装置に含まれる信号遅延回路について説明する。
図1は、比較例の半導体装置に含まれる信号遅延回路を示す回路図である。
図1に示す比較例の半導体装置に含まれる信号遅延回路は、可変遅延回路10と選択信号制御部40を含む。
可変遅延回路10は、インバータ11、12、13、セレクタ21、22、23、及びインバータ31、32、33を含む。
インバータ11〜13は、信号の折り返し点となるセレクタ21〜23に信号を伝搬するためのフォワード側のインバータであり、インバータ31〜33は、信号がセレクタ21〜23で折り返した後に信号を伝搬するリターン側のインバータである。
インバータ11〜13は、それぞれ、入力信号を反転して出力する否定回路である。
インバータ11〜13は、それぞれ、出力端子と入力端子が接続されることにより、直列に接続される遅延素子の一例である。インバータ11の入力端子は、可変遅延回路10の入力端子INに接続されており、インバータ13の出力端子は、セレクタ23の一方の入力端子に接続されるとともに、開放されている(open)。
セレクタ21〜23は、それぞれ、インバータ11〜13に対応して設けられている。セレクタ21〜23は、2つの入力端子と選択信号入力端子Sとを有し、選択信号入力端子Sに入力される選択信号に応じて、いずれかの入力を選択して出力する選択部の一例である。
ここで、セレクタ21、22の選択信号入力端子Sには、選択信号制御部40から"1"又は"0"の選択信号が入力される。また、セレクタ23の選択信号入力端子Sには、信号レベルが"1"にクリップされた選択信号が入力される。セレクタ23の選択信号入力端子Sには、例えば、電源電圧を抵抗器等で電圧変換することにより、選択信号の信号レベル"1"を表す所定電圧を生成して入力すればよい。
このため、セレクタ21、22は、選択信号制御部40から入力される選択信号("1"又は"0")に応じていずれかの入力を選択して出力し、セレクタ23は常にインバータ13の出力を選択して出力する。
インバータ31〜33は、それぞれ、入力信号を反転して出力する否定回路であり、セレクタ21〜23に対応して設けられている。インバータ31〜33は、セレクタ21〜23と交互に直列に接続されており、それぞれ、セレクタ21〜23の各々の出力を反転して出力する。インバータ31〜33は、遅延素子の一例である。
セレクタ23の一方の入力端子には、インバータ13の出力端子が接続されている。セレクタ23の他方の入力端子は接地されており、固定データとして"0"が入力される。
セレクタ22の一方の入力端子には、インバータ12の出力端子が接続され、他方の入力端子には、インバータ33の出力端子が接続されている。
セレクタ21の一方の入力端子には、インバータ11の出力端子が接続され、他方の入力端子には、インバータ32の出力端子が接続されている。
インバータ31の入力端子には、セレクタ21の出力端子が接続され、インバータ31の出力端子は、可変遅延回路10の出力端子OUTに接続されている。
可変遅延回路10は、入力端子INに入力される信号をセレクタ21〜22のうちのどこで折り返すかにより、入力端子INに入力される信号の遅延量を調節して出力端子OUTから出力する。
このような比較例の半導体装置に含まれる信号遅延回路において、セレクタ21、22の選択信号入力端子Sに入力される選択信号を2ビットのコードであるdelay_code[1:0]として表す。delay_code[1:0]の各ビットは"0"又は"1"の値をとる。セレクタ21、22は、選択信号制御部40から入力されるdelay_code[1:0]の値に応じて、いずれかの入力を選択して出力する。
なお、上述したように、可変遅延回路10の入力端子INから見て一番奥にあるセレクタ23の選択信号入力端子Sには、信号レベルが"1"にクリップされた選択信号が入力されるため、セレクタ23は常にインバータ13の出力を選択する。
比較例の半導体装置に含まれる信号遅延回路において、セレクタ21、22に入力される選択信号が、それぞれ、"0"、"0"である場合、セレクタ21、22は、それぞれ、インバータ32、33の出力を選択するため、可変遅延回路10における信号の折り返し点はセレクタ23になる。
セレクタ21、22に入力される選択信号が、それぞれ、"0"、"1"である場合、セレクタ21はインバータ32の出力を選択し、セレクタ22はインバータ12の出力を選択するため、信号の折り返し点はセレクタ22になる。
なお、このとき、セレクタ23はインバータ13の出力を選択してインバータ33に入力するが、インバータ33の出力はセレクタ22によって選択されないため、セレクタ23は信号の折り返し点にはならない。
セレクタ21、22に入力される選択信号が、それぞれ、"1"、"0"である場合、セレクタ21がインバータ11の出力を選択するため、信号の折り返し点はセレクタ21になる。
なお、このとき、セレクタ23はインバータ13の出力を選択してインバータ33に入力し、インバータ33の出力はセレクタ22によって選択されるが、インバータ32の出力はセレクタ21によって選択されないため、セレクタ23は信号の折り返し点にはならない。
ここで、図1に示すインバータ11、セレクタ21、及びインバータ31をエレメントE0と称する。また、エレメントE0のセレクタ21にインバータ11から入力する信号を信号a、セレクタ21にインバータ32から入力する信号を信号b、セレクタ21の出力を信号cと称す。
同様に、図1に示すインバータ12、セレクタ22、及びインバータ32をエレメントE1と称する。また、エレメントE1のセレクタ22にインバータ12から入力する信号を信号a、セレクタ22にインバータ33から入力する信号を信号b、セレクタ22の出力を信号cと称す。
また、図1に示すインバータ13、セレクタ23、及びインバータ33をエレメントE2と称する。また、エレメントE2のセレクタ23にインバータ13から入力する信号を信号a、セレクタ23に入力する接地電位の信号を信号b、セレクタ23の出力を信号cと称す。
次に、図2のタイミングチャートを用いて比較例の半導体装置に含まれる信号遅延回路の動作について説明する。
図2は、比較例の半導体装置に含まれる信号遅延回路の動作を示すタイミングチャートである。
ここでは、選択信号制御部40からセレクタ21、22に入力される選択信号の値が"1"、"1"から"0"、"1"に変化する場合について説明する。
ここで、図2には、選択信号の値が"1"、"0"のdelay_code[1:0]を2'h1と示し、選択信号の値が"0"、"1"のdelay_code[1:0]を2'h2と示す。なお、delay_code[1:0]が2'h1になる前の斜線で表す部分は、delay_code[1:0]が定まっていないことを表す。
また、エレメントE0の信号a、b、cを、信号E0.a、E0.b、E0.cと記す。同様に、エレメントE1の信号a、b、cを、信号E1.a、E1.b、E1.cと記す。エレメントE2の信号a、b、cを、信号E2.a、E2.b、E2.cと記す。
なお、入力端子INに入力する入力信号をin、出力端子OUTから出力される出力信号をoutと記す。
時刻t1でdelay_code[1:0]が2'h1になると、セレクタ21が信号の折り返し点になるため、入力信号inを反映したE0.aの立ち下がりは、矢印Aで示すように、信号E0.cの立ち下がりに反映される。
また、このとき、入力信号inは、エレメントE1内ではインバータ12に入力して信号E1.aとして出力される。信号E1.cは、E1.bがセレクタ22を経由して出力されたもので、インバータ32を経由して信号E0.bとしてエレメントE0に入力される。
また、信号E1.aは、エレメントE2内ではインバータ13に入力して信号E2.aとして出力され、セレクタ23を経由して信号E2.cとして出力される。信号E2.cは、インバータ33を経由して信号E1.bとしてエレメント1に入力される。
このため、信号E1.a、E2.a、E2.c、E1.b、E1.c、E0.bは、図2に示すように、経由するインバータの数とセレクタの数とに応じた遅延量を含むことになる。
ここで、入力信号inが次の周期に入った直後の時刻t2でdelay_code[1:0]が2'h2になると、信号の折り返し点はセレクタ21からセレクタ22に切り替えられる。このため、信号E1.aの立ち上がりは、矢印Bで示すように、信号E1.cの立ち上がりに反映される。
信号E1.cの立ち上がりは、delay_code[1:0]の切り替えが無ければ破線で示すタイミングで現れるため、時刻t2でdelay_code[1:0]が切り替えられた直後の信号E1.cは、実線で示すように周期が短縮される。
また、信号E1.cは、インバータ32で信号レベルが反転されるとともに遅延が与えられて信号E0.bとして出力されるため、信号E0.bも信号E1.cと同様に周期が短縮される。なお、図2に破線で示す信号E0.bの立ち下がりは、比較のために、delay_code[1:0]の切り替えが無い場合の信号E0.bの立ち下がりのタイミングを示す。
ここで、delay_code[1:0]が2'h1から2'h2に切り替えられると、エレメントE0のセレクタ21は、信号E0.aを選択していた状態から信号E0.bを選択する状態に切り替わり、信号E0.bを反映した信号E0.cを出力するようになる。このため、時刻t2の後における信号E0.bの立ち下がりは、矢印Cで示すように信号E0.cに反映される。
ところで、信号E0.cは、delay_code[1:0]が2'h1から2'h2に切り替えられて信号E0.bを反映するようになる前に、矢印Dで示すように信号E0.aを反映して、時刻t3で一度立ち下がっている。
このため、信号E0.cは、delay_code[1:0]が2'h1から2'h2に切り替えられることにより、時刻t3で一度立ち下がった直後に信号レベルが"1"になり、時刻t4で再び立ち下がることになる。
信号E0.cは出力信号outに反映されるため、出力信号outも信号E0.cと同様に、時刻t3、t4の前後で一度立ち上がった直後に再び立ち上がり、出力信号outにノイズが生じる。
このように出力信号outにノイズが含まれると、出力信号outをシステムクロックとして用いる機器の動作に異常が生じる場合があった。
上述のような出力信号outのノイズは、新たな信号の折り返し点になるセレクタに入力する信号の信号レベルの切り替わりが完了する前に、選択信号であるdelay_code[1:0]が切り替わることによって生じていた。
なお、ここでは、信号遅延回路の入出力端子IN、OUTから見て信号の折り返し点が奥側に切り替わる場合について説明したが、信号の折り返し点が入出力端子In、OUTから見て手前側に切り替わる場合にも、同様の状態が生じる可能性があった。
以上のように、比較例の半導体装置では、信号遅延回路の信号の折り返し点を切り替える場合に、出力信号outにノイズが含まれる場合があり、その結果、出力信号outをシステムクロックとして用いる機器の動作に異常が生じる可能性があるという問題がある。
このため、以下で説明する実施の形態1及び2では、上述の問題点を解決した半導体装置、及び情報処理装置を提供することを目的とする。以下、実施の形態1及び2の半導体装置、及び情報処理装置について説明する。
<実施の形態1>
以下、実施の形態1の半導体装置、及び情報処理装置について説明するにあたり、比較例の半導体装置と同一又は同等の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
以下、実施の形態1の半導体装置、及び情報処理装置について説明するにあたり、比較例の半導体装置と同一又は同等の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
図3は、実施の形態1の半導体装置を含むサーバ50を示す図である。
図3に示すサーバ50は、実施の形態1の半導体装置を含む情報処理装置の一例である。サーバ50は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算装置)及び主記憶装置等を含む。
図4は、実施の形態1の半導体装置を含むサーバ50を示すブロック図である。
サーバ50は、CPU51及び主記憶装置52A、52Bを含む。CPU51と主記憶装置52A、52Bは、それぞれ、バス53A、53Bによって接続されている。
CPU51は、メモリコントローラ54を含み、メモリコントローラ54内のメモリI/F(Interface:インターフェイス)54Aを介して主記憶装置52A、52Bとの間でデータの取得又は転送を行うとともに、取得したデータの処理を行う。
主記憶装置52A、52Bは、例えば、複数のモジュール化されたRAM(Random Access Memory:ランダムアクセスメモリ)を含む。なお、図4には2つの主記憶装置52A、52Bを示すが、主記憶装置は3つ以上あってもよい。
メモリコントローラ54は、CPU51と主記憶装置52A、52Bとの間でデータの転送を行う。メモリコントローラ54は、主記憶装置52A、52Bとの境界におけるデータ通信を実現するために、メモリI/F54Aを有する。
実施の形態1の半導体装置は、例えば、メモリI/F54A内に信号遅延回路を有するメモリコントローラ54である。図4には、CPU51がメモリコントローラ54を含む形態を示すが、メモリコントローラ54はCPU51の外部にあってもよい。また、実施の形態1の半導体装置は、メモリコントローラ54を含むチップセットであってもよい。
ここで、信号遅延回路は、入力信号に遅延を与えた出力信号を出力する信号遅延装置の一例である。実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路の出力信号は、例えば、メモリコントローラ54が主記憶装置52A、52Bとの間でデータ転送を行う際のシステムクロックとして用いられる。
次に、図5乃至図8を用いて、実施の形態1の半導体装置について説明する。
図5は、実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路内の可変遅延回路の一部を示す回路図である。
図5に示す回路は、実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路内の可変遅延回路のエレメントE0である。図5に示すエレメントE0は、図1に示す比較例の半導体装置に含まれる信号遅延回路内の可変遅延回路10に含まれるエレメントE0に対応する部分である。
実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路内の可変遅延回路110のエレメントE0は、インバータ11、セレクタ21、及びインバータ31に加えて、遅延回路120Aを含む。
遅延回路120Aは、Ex−NOR(排他的否定論理和)回路121A、及びFF(Flip Flop:フリップフロップ)122Aを含む。
Ex−NOR回路121Aの一対の入力端子には、信号aと信号bとがそれぞれ入力される。また、Ex−NOR回路121Aの出力端子はFF122Aのクロック入力端子に接続されている。
FF122Aは、データ入力端子Dに選択信号制御回路40が接続され、データ出力端子Qにセレクタ21の選択信号入力端子Sが接続され、クロック入力端子にEx−NOR回路121Aの出力端子が接続されている。
FF122Aは、クロック入力端子にEx−NOR回路121Aの出力の立ち上がりエッジが入力されると、データ入力端子Dに選択信号制御回路40から入力される選択信号の値をデータ出力端子Qに反映する。
また、リセット端子RST(Reset)には、データ出力端子Qの値をリセットするリセットデータがリセット部60から入力される。FF122Aのデータ入力端子Dの値は、実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路の電源投入後に、例えば"0"にリセットされる。
ここで、Ex−NOR回路121Aの出力を信号d、FF122Aのデータ出力端子Qから出力されてセレクタ21の選択信号入力端子Sに入力される信号を信号eと表す。
次に、図6を用いて、実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路内の可変遅延回路のエレメントE0の動作について説明する。
図6A、図6Bは、実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路内の可変遅延回路のエレメントE0の動作を表すタイミングチャートである。
図6A、図6Bにはdelay_code、信号a、b、c、d、eの信号レベルの遷移を示す。図6A、図6Bにおいて、横軸は時間軸であり、右方向が正である。
図6A、図6Bに示すタイミングチャートは、図5に示す1つのエレメントE0のタイミングチャートであるため、選択信号を1ビットのdelay_codeとして表す。delay_codeの値は"0"又は"1"である。
図6Aは、delay_codeを"1"から"0"に切り替える際のタイミングチャートを示し、図6Bは、delay_codeを"0"から"1"に切り替える際のタイミングチャートを示す。
図6A、図6Bにおいて、信号bは、信号aが図示しない右方のエレメント(例えば、図1に示すE1、E2)を経て出力端子OUT(図1参照)に向けてリターンしている信号であるため、信号aよりも遅延している。
まず、図6Aに示すように、delay_codeを"1"から"0"に切り替える際に、時刻0において、信号eはdelay_codeが反映されて"1"であるとする。
この場合、エレメントE0のセレクタ21の選択信号入力端子Sには信号レベルが"1"の信号eが入力されるため、セレクタ21は信号aを選択して出力する。
このため、時刻0の後、信号eが"1"である間は、セレクタ21の出力である信号cは、信号aにセレクタ21の遅延時間を与えた信号波形を有する。
また、Ex−NOR回路121Aは、信号aと信号bの排他的否定論理和を出力するため、信号aと信号bが同一の信号レベルである間は"1"を出力し、信号aと信号bの信号レベルが異なる間は"0"を出力することになる。なお、これは、時刻t1でdelay_codeが"0"に切り替わった後も同様である。
次に、時刻t1でdelay_codeが"0"に切り替わるが、時刻t1の後には時刻t2まで信号dの立ち上がりが生じないため、セレクタ21の選択信号入力端子Sに選択信号として入力される信号eの値は、時刻t2に達するまでは更新されない。
時刻t2の信号dの立ち上がりによって時刻t3で信号eが"1"から"0"に更新されると、セレクタ21は信号bを選択するので、セレクタ21の出力を表す信号cは、時刻t3以後は信号bにセレクタ21の遅延時間を与えた信号波形となる。
以上より、delay_codeの切り替えによるノイズを含まない信号cが生成される。
次に、図6Bに示すように、delay_codeを"0"から"1"に切り替える際に、時刻0において、信号eはdelay_codeが反映されて"0"であるとする。
この場合、エレメントE0のセレクタ21の選択信号入力端子Sには信号レベルが"0"の信号eが入力されるため、セレクタ21は信号bを選択して出力する。
このため、時刻0の後、信号eが"0"である間は、セレクタ21の出力である信号cは、信号bにセレクタ21の遅延時間を与えた信号波形を有する。
また、Ex−NOR回路121Aは、信号aと信号bの排他的否定論理和を出力するため、信号aと信号bが同一の信号レベルである間は"1"を出力し、信号aと信号bの信号レベルが異なる間は"0"を出力することになる。なお、これは、時刻t1でdelay_codeが"1"に切り替わった後も同様である。
次に、時刻t1でdelay_codeが"1"に切り替わるが、時刻t1の後には時刻t2まで信号dの立ち上がりが生じないため、セレクタ21の選択信号入力端子Sに選択信号として入力される信号eの値は、時刻t2に達するまでは更新されない。
時刻t2の信号dの立ち上がりによって時刻t3で信号eが"0"から"1"に更新されると、セレクタ21は信号aを選択するので、セレクタ21の出力を表す信号cは、時刻t3以後は信号aにセレクタ21の遅延時間を与えた信号波形となる。
次に、図7を用いて、実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路内の可変遅延回路の回路について説明する。
図7は、実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路100を示す回路図である。
実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路100は、可変遅延回路110、選択信号制御部40、及びリセット部60を含む。
実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路100の可変遅延回路110は、比較例の半導体装置の可変遅延回路10(図1参照)のエレメントE0〜E2に、それぞれ、遅延回路120A、120B、120Cを付け加えた回路構成を有する。このため、比較例の可変遅延回路10と同一又は同等の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
信号遅延回路100を含む半導体装置は、半導体製造技術によって製造されるLSIのような大規模集積回路で実現される。
図7に示す信号遅延回路100の可変遅延回路110のエレメントE0は、図5に示すエレメントE0と同一である。遅延回路120AのEx−NOR回路121Aに入力される信号は、エレメントE0のインバータ11の出力信号であり、他方の入力信号エレメントE1のインバータ32の出力信号である。
図7に示すエレメントE1は、比較例のエレメントE1に遅延回路120Bを付け加えた回路構成を有する。遅延回路120Bは、Ex−NOR回路121B及びFF122Bを含む。Ex−NOR回路121Bの一方の入力信号はエレメントE1のインバータ12の出力信号であり、他方の入力信号はエレメントE2のインバータ33の出力信号である。
Ex−NOR回路121Bの出力端子は、FF122Bのクロック入力端子に接続されている。Ex−NOR回路121Bは、信号aと信号bの排他的否定論理和を出力するため、信号aと信号bが同一の信号レベルである間は"1"を出力し、信号aと信号bの信号レベルが異なる間は"0"を出力する。
FF122Bのデータ入力端子Dは、選択信号制御部40に接続されており、FF122Bのデータ出力端子Qは、セレクタ22の選択信号入力端子Sに入力されており、FF122Bのクロック入力端子はEx−NOR回路121Bの出力端子に接続されている。
FF122Bは、クロック入力端子にEx−NOR回路121Bの出力の立ち上がりが入力されると、選択信号制御部40からデータ入力端子Dに入力される選択信号の値をデータ出力端子Qに反映する。
また、リセット端子RST(Reset)には、データ出力端子Qの値をリセットするリセットデータがリセット部60から入力される。FF122Aのデータ入力端子Dの値は、信号遅延回路100の電源投入後に、例えば"0"にリセットされる。
図7に示すエレメントE2は、比較例のエレメントE2に遅延回路120Cを付け加えた回路構成を有する。遅延回路120Cは、Ex−NOR回路121C及びFF122Cを含む。Ex−NOR回路121Cの一方の入力信号はエレメントE2のインバータ13の出力信号であり、他方の入力信号は常に"0"の固定値である。
Ex−NOR回路121Cの出力端子は、FF122Cのクロック入力端子に接続されている。Ex−NOR回路121Cは、信号aと信号bの排他的否定論理和を出力するため、信号aと信号bが同一の信号レベルである間は"1"を出力し、信号aと信号bの信号レベルが異なる間は"0"を出力する。
FF122Cのデータ入力端子Dには、信号レベルが"1"にクリップされた選択信号が入力されており、FF122Cのデータ出力端子Qは、セレクタ23の選択信号入力端子Sに入力されており、FF122Cのクロック入力端子はEx−NOR回路121Cの出力端子に接続されている。
FF122Cは、クロック入力端子にEx−NOR回路121Cの出力の立ち上がりが入力されると、信号レベルが"1"にクリップされた選択信号をデータ出力端子Qに反映する。
また、リセット端子RST(Reset)には、データ出力端子Qの値をリセットするリセットデータがリセット部60から入力される。FF122Aのデータ入力端子Dの値は、信号遅延回路100の電源投入後に、例えば"0"にリセットされる。
なお、説明の便宜上、図7には3段のエレメントE0〜E2を示すが、エレメントの数はもっと多くてもよい。例えば、実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路100をサーバ50(図3参照)のような情報処理装置のメモリI/F54A(図4参照)内で用いる場合には、エレメントの数は、例えば、64段程度、あるいは128段程度、又はそれ以上であってもよい。
次に、図8を用いて、図7に示す実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路100の動作について説明する。
図8は、実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路100の動作を表すタイミングチャートである。
図8には入力信号in、delay_code[1:0]、エレメントE0〜E2内の信号a、b、c、d、e、及び出力信号outの信号レベルの遷移を示す。図8において、横軸は時間軸であり、右方向が正である。
図8は、FF122A及び122Bのデータ入力端子Dに入力するdelay_code[1:0]を、2'h1から2'h2に切り替える際のタイミングチャートを示す。
2'h1のdelay_code[1:0]は、FF122A及び122Bのデータ入力端子Dに、それぞれ"1"、"0"を入力するためのdelay_code[1:0]であり、2'h2のdelay_code[1:0]は、FF122A及び122Bのデータ入力端子Dに、それぞれ"0"、"1"を入力するためのdelay_code[1:0]である。
すなわち、図8に示すタイミングチャートは、信号の折り返し地点をエレメントE0内のセレクタ21からエレメントE1内のセレクタ22に切り替える際のタイミングチャートである。
図8に示すように、入力信号inの1周期目から3周期目まではdelay_code[1:0]を2'h1に設定し、入力信号inが4周期目になるときにdelay_code[1:0]を2'h2に切り替える場合について説明する。なお、delay_code[1:0]の設定は、選択信号制御部40(図7参照)によって行われる。
ここで、入力信号inの最初の3周期にわたってdelay_code[1:0]を2'h1に設定し、4周期目でdelay_code[1:0]を2'h2に切り替えるのは、入力端子INから見て手前側のエレメントE0から奥側のエレメントE2に向けて入力信号inを段階的に伝搬させて、出力信号outに反映させてから信号の折り返し点を切り替えるためである。
信号E0.a、E1.a、E2.aは、入力信号inに、インバータ11、12、13で反転させるとともに遅延を与えた波形を有する。
信号E2.bは、固定値"0"に設定されるため、時間が経過しても"0"を保持する。
信号E2.dは、Ex−NOR回路121Cの出力であるため、信号E2.aが"0"である間は"1"になり、信号E2.aが"1"である間は"0"になる。
信号E2.eは、信号E2.dの立ち上がりエッジで更新される。FF122Bのデータ入力端子Dには、信号レベルが"1"にクリップされた選択信号が入力されているため、更新される度に"1"に設定される。これは、セレクタ23に常に信号aを選択させるためである。
なお、信号E2.eの初期値を斜線で示すのは、入力信号inが伝搬する前の状態で値が定まっていない状態を表す。これは、図8に示す信号E2.e以下の信号において同様である。
信号E2.cは、信号E2.aにセレクタ23の遅延時間が与えられた信号であるため、信号E2.aの波形に遅延を与えた波形を有する。
信号E1.bは、インバータ33で信号E2.cの信号レベルが反転されるとともに遅延が与えられた信号である。
信号E1.dは、信号E1.aの値と信号E1.bの値との排他的否定論理和で与えられるため、信号E1.aの値と信号E1.bの値とが同一であれば"1"になり、信号E1.aの値と信号E1.bの値とが異なれば"0"になる。
信号E1.eは、FF122Bのデータ出力端子Qから出力される信号であるため、信号E1.dの立ち上がりエッジでFF122Bのデータ入力端子Dに入力される値を反映する。このため、delay_code[1:0]が2'h1である間は、信号E1.eの値は"0"になる。
信号E1.cは、セレクタ22の出力値を表す。信号の折り返し点がセレクタ21である間は、セレクタ22はインバータ33の出力を選択するため、信号E1.cは、信号の折り返し点がセレクタ21である間は、信号E1.bにセレクタ22の遅延時間を与えた信号波形を有する。
信号E0.bは、信号E1.cをインバータ32で反転させるとともに遅延を与えた信号である。このため、信号E0.bは、信号E1.cを反転させるとともに遅延させた波形を有する。
信号E0.dは、信号E0.aと信号E0.bの排他的否定論理和で与えられる信号である。このため、信号E0.dは、信号E0.aと信号E0.bの信号レベルが同一である間は、"1"になり、信号E0.aと信号E0.bの信号レベルが異なる間は、"0"になる。
信号E0.eは、FF122Aのデータ出力端子Qから出力される信号であるため、信号E0.dの立ち上がりエッジでFF122Aのデータ入力端子Dに入力される値を反映する。このため、delay_code[1:0]が2'h1である間は、信号E0.eの値は"1"になる。
信号E0.cは、セレクタ21の出力値を表す。信号の折り返し点がセレクタ21である間は、セレクタ21はインバータ11の出力を選択するため、信号E0.cは、信号の折り返し点がセレクタ21である間は、信号E0.aにセレクタ21の遅延時間を与えた信号波形を有する。
出力信号outは、信号E0.cをインバータ31で反転するとともに遅延を与えた信号であるため、信号E0.cの波形を反転させて遅延させた波形を有する。
以上のような実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路100において、入力信号inが4周期目に入る時刻t1において、delay_code[1:0]が2'h1から2'h2に切り替わると、時刻t2における信号E1.dの立ち上がりで信号E1.eが"1"に更新される。また、時刻t3における信号E0.dの立ち上がりで信号E0.eが"0"に更新される。以上により、信号の折り返し点は、セレクタ21からセレクタ22に切り替えられる。
信号の折り返し点がセレクタ22に切り替わると、時刻t4において、信号E1.cは、信号E1.bから信号E1.aを反映するように切り替わる。
具体的には、図8に矢印Aで示すように、時刻t4における信号E1.aの立ち下がりは、時刻t5で信号E1.cの立ち下がりに反映される。なお、時刻t5以後に破線で示す信号E1.cの波形は、時刻t1におけるdelay_code[1:0]の切り替えが無かった場合の波形である。
時刻t5における信号E1.cの立ち下がりは、信号E0.bに伝搬し、時刻t6の信号E0.dの立ち上がりによって、時刻t7において信号E0.eは再び"0"に更新される。
また、信号E0.cは、信号E0.bにセレクタ21の遅延時間を与えた波形で遷移し、出力信号outは、信号E0.cをインバータ31で反転させるとともに遅延を与えた波形で遷移する。
なお、時刻t4以後において、破線で示す信号E1.c、E0.b、E0.d、E0.c、及び出力信号outの波形は、時刻t1におけるdelay_code[1:0]の切り替えが無かった場合の波形である。
以上のように、実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路100は、選択信号(delay_code[1:0])の切り替えによるノイズが含まれない出力信号outを出力することができる。
また、選択信号(delay_code[1:0])を切り替える際には、新たに信号の折り返し点になるセレクタへの入力信号の切り替えを待ってから、セレクタの選択信号入力端子Sに切替後の選択信号を入力する。
これは、図8に示す例では、時刻t1で選択信号(delay_code[1:0])が切り替えられた後において、新たに信号の折り返し点になるセレクタ22に入力する信号E1.aと信号E1.bの信号レベルの切り替わりを待ってから、時刻t2でセレクタ22の選択信号入力端子Sに入力する信号E1.eを切り替えていることに相当する。
すなわち、これは、遅延回路120Bがセレクタ22に入力する選択信号の切り替えを、信号の折り返し点になるセレクタ22に入力する入力信号の信号レベルの切り替わりよりも遅らせていることを意味する。
図7には、説明の便宜上、3段のエレメントE0〜E2を示すが、実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路100をメモリI/F54Aの内部で用いるような場合には、上述のように、エレメントの数は64段程度、あるいは128段程度、又はそれ以上になる場合がある。
このように、エレメントの段数が多い場合には、信号遅延回路100の入出力端子IN、OUTから見て最も奥のエレメントで信号を折り返す場合に、入力端子INから入力する入力信号inに与えられる遅延時間は、最も手前のエレメントで折り返す場合の遅延時間に段数を乗じた遅延時間になる。すなわち、段数が64段であれば、入出力端子IN、OUTから見て最も奥のエレメントにおける遅延時間は、最も手前のエレメントで折り返す場合の遅延時間は64倍であり、128段ある場合は128倍になる。
実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路100は、上述のように、遅延回路がセレクタに入力する選択信号の切り替えを、信号の折り返し点になるセレクタに入力する入力信号の信号レベルの切り替わりよりも遅らせる。これは、エレメントが何段あっても同様である。
そして、このようにセレクタに入力する選択信号の切り替えを遅らせる時間は、信号の折り返し点になるセレクタが入出力端子IN、OUTから見て何段目のエレメントに含まれているか(エレメントの位置)で決まる。
このため、実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路100によれば、入力端子INに入力する入力信号inに対して出力端子OUTから出力される出力信号outの応答は、信号の折り返し点になるエレメントの位置に応じて決まる。
従って、実施の形態1によれば、入力信号に対する出力信号の応答速度が高く、高速動作に適した出力信号を出力することのできる半導体装置、及び情報処理装置を提供することができる。
なお、以上では、遅延回路120A〜120CがEx−NOR回路121A〜121Cを含む形態について説明したが、Ex−NOR回路121A〜121Cの代わりに、例えばEx−OR(排他的論理和)回路と否定回路(NOT)を用いてもよい。
また、以上では、実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路100について説明したが、信号遅延回路100に、入力信号inと出力信号outとの位相を比較する機能を追加して、入力信号inと出力信号outとの位相差が所定の目標値になるように出力信号の位相差を制御することにより、DLL(Delay Locked Loop)を構築することができる。すなわち、実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路100は、DLLの一部として用いることができる。
してもよい。
してもよい。
<実施の形態2>
実施の形態2の半導体装置に含まれる信号遅延回路200は、遅延回路の回路構成が実施の形態1と異なる。以下、実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路100と同一又は同等の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。また、以下では、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
実施の形態2の半導体装置に含まれる信号遅延回路200は、遅延回路の回路構成が実施の形態1と異なる。以下、実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路100と同一又は同等の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。また、以下では、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図9は、実施の形態2の半導体装置に含まれる信号遅延回路200の可変遅延回路内のエレメントE0の回路構成を示す図である。
図9に示す実施の形態2のエレメントE0の遅延回路220Aは、実施の形態1のエレメントE0(図5参照)のEx−NOR回路121Aをセレクタ221Aに置き換えた回路構成を有する。遅延回路220Aは、セレクタ221AとFF222Aとを含む。
なお、図9には1つのエレメントE0を示すため、選択信号を1ビットのdelay_codeとして表す。delay_codeの値は"0"又は"1"である。
セレクタ221Aは、一方の入力端子がインバータ11の出力端子に接続され、他方の入力端子に信号bを伝搬する信号線が入力され、選択信号入力端子Sは選択信号制御回路40の出力端子に接続されている。
すなわち、セレクタ221Aの一方の入力端子には信号aが入力し、他方の入力端子には信号bが入力し、選択信号入力端子Sには選択信号(delay_code)が入力する。
図9に示すエレメントE0では、セレクタ221Aの選択信号入力端子Sに入力するdelay_codeの値によってセレクタ221Aが出力する信号dが変わる。
セレクタ221Aの選択信号入力端子Sに入力するdelay_codeの値が"1"のときは、セレクタ221Aは信号aを反映した信号dを出力する。セレクタ221Aの選択信号入力端子Sに入力するdelay_codeの値が"0"のときは、セレクタ221Aは信号bを反映した信号dを出力する。
FF222Aは遅延回路220Aを構成するフリップフロップである。FF222Aは、実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路100の可変遅延回路110に含まれるFF122Aと同様である。このため、FF222Aについての説明は省略する。
なお、図9に示す回路構成は、エレメントE1、E2においても同様である。
次に、図10A及び図10Bを用いて、実施の形態2の半導体装置に含まれる信号遅延回路200の可変遅延回路のエレメントE0の動作について説明する。
図10A、図10Bは、実施の形態2の半導体装置に含まれる信号遅延回路200の可変遅延回路のエレメントE0の動作を表すタイミングチャートである。
図10A、図10Bにはdelay_code、信号a、b、c、d、eの信号レベルの遷移を示す。図10A、図10Bにおいて、横軸は時間軸であり、右方向が正である。
図10A、図10Bに示すタイミングチャートは、図9に示す1つのエレメントE0のタイミングチャートであるため、選択信号を1ビットのdelay_codeとして表す。delay_codeの値は"0"又は"1"である。
図10Aは、delay_codeを"1"から"0"に切り替える際のタイミングチャートを示し、図10Bは、delay_codeを"0"から"1"に切り替える際のタイミングチャートを示す。
図10A、図10Bにおいて、信号bは、信号aが図示しない右方のエレメントを経て出力端子OUT(図1参照)に向けてリターンしている信号であるため、信号aよりも遅延している。
まず、図10Aに示すように、delay_codeを"1"から"0"に切り替える際に、時刻0において、信号eはdelay_codeが反映されて"1"であるとする。
この場合、エレメントE0のセレクタ21の選択信号入力端子Sには信号レベルが"1"の信号eが入力されるため、セレクタ21は信号aを選択して出力する。
このため、時刻0の後、信号eが"1"である間は、セレクタ21の出力である信号cは、信号aにセレクタ21の遅延時間を与えた信号波形を有する。
また、セレクタ221Aの選択信号入力端子Sにもdelay_codeが入力されるため、delay_codeが"1"である間は、セレクタ221Aの出力である信号dは、信号aにセレクタ221Aの遅延時間を与えた信号波形を有する。
ここでは、一例として、セレクタ21とセレクタ221Aとの遅延時間が等しいこととする。このため、delay_codeが"1"である間は、信号cと信号dは同一位相である。
次に、時刻t1でdelay_codeが"0"に切り替わると、時刻t1以後において、セレクタ221Aから出力される信号dは、信号bを反映した波形に切り替わる。このため、時刻t1以後における信号dの最初の立ち上がりは、時刻t2における信号bの立ち上がりを反映し、時刻t3における立ち上がりとなる。
また、時刻t1でdelay_codeが"0"に切り替わると、FF222Aのデータ入力端子Dに信号レベルが"0"のdelay_codeが入力することになる。
信号dはFF222Aの入力クロック信号であるため、時刻t3の立ち上がりを受けて、FF222Aのデータ出力端子Qには、データ入力端子Dの値が反映され、信号eは時刻t4で"0"に切り替わる。
信号eが"0"に切り替わると、セレクタ21は、信号bを選択するため、以後、信号cは、信号bにセレクタ21の遅延時間を与えた信号波形になる。
以上より、delay_codeの切り替えによるノイズを含まない信号cが生成される。
次に、図10Bに示すように、delay_codeを"0"から"1"に切り替える際に、時刻0において、信号eはdelay_codeが反映されて"0"であるとする。
この場合、エレメントE0のセレクタ21の選択信号入力端子Sには信号レベルが"0"の信号eが入力されるため、セレクタ21は信号bを選択して出力する。
このため、時刻0の後、信号eが"0"である間は、セレクタ21の出力である信号cは、信号bにセレクタ21の遅延時間を与えた信号波形を有する。
また、セレクタ222Aの選択信号入力端子Sにもdelay_codeが入力されるため、delay_codeが"0"である間は、セレクタ222Aの出力である信号dは、信号bにセレクタ221Aの遅延時間を与えた信号波形を有する。
ここでは、一例として、セレクタ21とセレクタ221Aとの遅延時間が等しいこととする。このため、delay_codeが"0"である間は、信号cと信号dは同一位相である。
次に、時刻t1でdelay_codeが"1"に切り替わると、時刻t1以後において、セレクタ221Aから出力される信号dは、信号aを反映した波形に切り替わる。このため、時刻t1以後における信号dの最初の立ち上がりは、時刻t2における信号aの立ち上がりを反映し、時刻t3における立ち上がりとなる。
また、時刻t1でdelay_codeが"1"に切り替わると、FF222Aのデータ入力端子Dに信号レベルが"1"のdelay_codeが入力することになる。
信号dはFF222Aの入力クロック信号であるため、時刻t3の立ち上がりを受けて、FF222Aのデータ出力端子Qには、データ入力端子Dの値が反映され、信号eは時刻t4で"1"に切り替わる。
信号eが"1"に切り替わると、セレクタ21は、信号aを選択するため、以後、信号cは、信号aにセレクタ21の遅延時間を与えた信号波形になる。
以上より、delay_codeの切り替えによるノイズを含まない信号cが生成される。
次に、図11を用いて、実施の形態2の半導体装置に含まれる信号遅延回路200の可変遅延回路について説明する。
図11は、実施の形態2の半導体装置に含まれる信号遅延回路200内の可変遅延回路を示す回路図である。
実施の形態2の半導体装置に含まれる信号遅延回路200内の可変遅延回路210は、実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路100の可変遅延回路110(図7参照)の遅延回路120A、120B、120Cを、遅延回路220A、220B、220Cに置き換えた回路構成を有する。
遅延回路220Aは、図9に示したように、実施の形態1の遅延回路120AのEx−NOR回路121Aをセレクタ221Aに置き換えた回路構成を有する。
同様に、遅延回路220B、220Cは、それぞれ、実施の形態1の遅延回路120B、120CのEx−NOR回路121B、121Cをセレクタ221B、221Cに置き換えた回路構成を有する。
このため、実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路100の可変遅延回路110と同一又は同等の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
図11に示す可変遅延回路210のエレメントE0は、図9に示すエレメントE0と同一である。遅延回路220Aのセレクタ221Aに入力される信号bは、エレメントE1のインバータ32の出力信号である。
図11に示すエレメントE1は、実施の形態1のエレメントE1の遅延回路120BのEx−NOR回路121Bをセレクタ221Bに置き換えた回路構成を有する。なお、遅延回路220BのFF222Bは、実施の形態1の遅延回路120BのFF122Bと同様である。
遅延回路220Bは、セレクタ221Bの選択信号入力端子Sに入力するdelay_codeの値によってセレクタ221Bが出力する信号dが変わる。
セレクタ221Bの選択信号入力端子Sに入力するdelay_codeの値が"1"のときは、セレクタ221Bは信号aを反映した信号dを出力する。セレクタ221Bの選択信号入力端子Sに入力するdelay_codeの値が"0"のときは、セレクタ221Bは信号bを反映した信号dを出力する。
FF222Bのデータ入力端子Dは、選択信号制御部40に接続されており、FF222Bのデータ出力端子Qは、セレクタ22の選択信号入力端子Sに入力されており、FF222Bのクロック入力端子はセレクタ221Bの出力端子に接続されている。
FF222Bは、クロック入力端子にセレクタ221Bの出力の立ち上がりが入力されると、選択信号制御部40からデータ入力端子Dに入力される選択信号の値をデータ出力端子Qに反映する。
また、リセット端子RST(Reset)には、データ出力端子Qの値をリセットするリセットデータがリセット部60から入力される。FF222Bのデータ入力端子Dの値は、信号遅延回路200の電源投入後に、例えば"0"にリセットされる。
図11に示すエレメントE2は、実施の形態1のエレメントE2の遅延回路120CのEx−NOR回路121Cをセレクタ221Cに置き換えた回路構成を有する。なお、遅延回路220CのFF222Cは、実施の形態1の遅延回路120CのFF122Cと同様である。
セレクタ221Cの一方の入力信号はエレメントE2のインバータ13の出力信号であり、他方の入力信号は常に"0"の固定値である。
セレクタ221Cの出力端子は、FF222Cのクロック入力端子に接続されている。セレクタ221Cは、信号レベルが"1"にクリップされた選択信号が入力されているため、常に信号aを選択して出力する。
FF222Cのデータ入力端子Dには、信号レベルが"1"にクリップされた選択信号が入力されており、FF222Cのデータ出力端子Qは、セレクタ23の選択信号入力端子Sに入力されており、FF122Cのクロック入力端子はセレクタ221Cの出力端子に接続されている。
FF222Cは、クロック入力端子にセレクタ221Cの出力の立ち上がりが入力されると、信号レベルが"1"にクリップされた選択信号をデータ出力端子Qに反映する。
また、リセット端子RST(Reset)には、データ出力端子Qの値をリセットするリセットデータがリセット部60から入力される。FF222Cのデータ入力端子Dの値は、信号遅延回路200の電源投入後に、例えば"0"にリセットされる。
以上のように、実施の形態2の半導体装置に含まれる信号遅延回路200においても、実施の形態1の半導体装置に含まれる信号遅延回路100と同様に、選択信号(delay_code[1:0])の切り替えによるノイズが含まれない出力信号outを出力することができる。
また、選択信号(delay_code[1:0])を切り替える際には、新たに信号の折り返し点になるセレクタへの入力信号の切り替えを待ってから、セレクタの選択信号入力端子Sに切替後の選択信号を入力する。
すなわち、遅延回路がセレクタに入力する選択信号の切り替えを、信号の折り返し点になるセレクタに入力する入力信号の信号レベルの切り替わりよりも遅らせている。
従って、実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、入力信号に対する出力信号の応答速度が高く、高速動作に適した出力信号を出力することのできる半導体装置、及び情報処理装置を提供することができる。
なお、以上では、遅延回路220A、220B、220Cがセレクタ221A、221B、221Cを有する形態について説明したが、図12のような回路構成にすれば、セレクタ221A、221B、221Cを省くことができる。
図12は、実施の形態2の変形例の半導体装置に含まれる信号遅延回路200の回路の一部を示す図である。図12に示す回路は、図9及び図11に示すエレメントE0に相当する部分である。
図12に示すように、遅延回路220Aは、FF222Aだけを含み、FF222Aのクロック入力端子には、セレクタ21の出力端子が接続されている。
セレクタ21は、信号aと信号bとを選択して出力するため、図9に示すセレクタ221Aと同一の2つの入力信号のいずれかを選択してFF222Aのクロック入力端子に入力することになる。
ここで、図9に示すセレクタ221Aはdelay_codeが選択信号として入力されて動作し、セレクタ21は、FF222Aのデータ出力端子Qから出力される信号eが選択信号として入力されて動作するため、図9に示すエレメントE0と図12に示すエレメントE0の動作は厳密には異なる部分がある。
しかしながら、図12に示すエレメントE0においても、セレクタ21が信号の折り返し点になる場合には、セレクタ21に入力する信号a又は信号bの信号レベルの切り替わりを待ってから、信号cの立ち上がりに基づいてFF221Aが動作し、信号eがセレクタ21に入力されることにより、セレクタ21が信号の折り返し点になる。
このため、遅延回路がセレクタに入力する選択信号の切り替えを、信号の折り返し点になるセレクタに入力する入力信号の信号レベルの切り替わりよりも遅らせている点では、図12に示すエレメントE0と図9に示すエレメントE0は同じである。
従って、実施の形態2の変形例においても、実施の形態1と同様に、入力信号に対する出力信号の応答速度が高く、高速動作に適した出力信号を出力することのできる半導体装置、及び情報処理装置を提供することができる。
以上、本発明の例示的な実施の形態の半導体装置、及び情報処理装置について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
11、12、13、31、32、33 インバータ
21、22、23 セレクタ
40 選択信号制御部
50 サーバ
51 CPU
52A、52B 主記憶装置
53A、53B バス
54 メモリコントローラ
54A メモリI/F
60 リセット部
100、200 信号遅延回路
110、210 可変遅延回路
120A、120B、120C 遅延回路
121A、121B、121C Ex−NOR回路
122A、122B、122C FF
220A、220B、220C 遅延回路
221A、222B、222C セレクタ
222A、222B、222C FF
21、22、23 セレクタ
40 選択信号制御部
50 サーバ
51 CPU
52A、52B 主記憶装置
53A、53B バス
54 メモリコントローラ
54A メモリI/F
60 リセット部
100、200 信号遅延回路
110、210 可変遅延回路
120A、120B、120C 遅延回路
121A、121B、121C Ex−NOR回路
122A、122B、122C FF
220A、220B、220C 遅延回路
221A、222B、222C セレクタ
222A、222B、222C FF
Claims (3)
- 入力端子に入力される入力信号に遅延を与えて出力端子から出力する半導体装置において、
前記入力端子に直列に接続され、前記入力端子から入力される入力信号に遅延を与える複数の遅延素子と、
前記複数の遅延素子の出力側にそれぞれ接続され、前記複数の遅延素子のいずれかの出力信号を選択するための選択信号に基づき、前記複数の遅延素子のいずれかの出力信号を選択して前記出力端子に折り返す複数の選択部と、
前記複数の選択部に対応して設けられ、前記選択部に入力する前記選択信号の切り替えを、信号の折り返し点になる前記選択部に入力する入力信号の信号レベルの切り替わりよりも遅らせる複数の遅延回路と
を含み、
前記複数の遅延回路は、それぞれ、
自己に対応する前記選択部の一方の入力と他方の入力との排他的論理和を演算する複数の排他的論理和演算回路と、
前記排他的論理和演算回路に対応して設けられ、前記排他的論理和演算回路の出力信号を入力クロックとして入力し、前記入力クロックに応じて前記選択部に出力するフリップフロップと
を有する、半導体装置。 - 入力端子に入力される入力信号に遅延を与えて出力端子から出力する半導体装置において、
前記入力端子に直列に接続され、前記入力端子から入力される入力信号に遅延を与える複数の遅延素子と、
前記複数の遅延素子の出力側にそれぞれ接続され、前記複数の遅延素子のいずれかの出力信号を選択するための選択信号に基づき、前記複数の遅延素子のいずれかの出力信号を選択して前記出力端子に折り返す複数の選択部と、
前記複数の選択部に対応して設けられ、前記選択部に入力する前記選択信号の切り替えを、信号の折り返し点になる前記選択部に入力する入力信号の信号レベルの切り替わりよりも遅らせる複数の遅延回路と
を含み、
前記複数の遅延回路は、それぞれ、
自己に対応する前記選択部の一方の入力又は他方の入力を前記選択信号に基づいて選択して出力する第2の選択部と、
前記第2の選択部の出力信号を入力クロックとして入力し、前記入力クロックに応じて前記選択信号を前記選択部に出力するフリップフロップと
を有する、半導体装置。 - 演算処理装置と、
主記憶装置と、
請求項1又は2に記載の半導体装置を有し、前記演算処理装置と前記主記憶装置との間でデータの転送を行うメモリコントローラと
を含む情報処理装置。
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