JP5469637B2 - 冗長構成をとるコントローラ - Google Patents
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Description
プロセスオートメーション(PA)とは、化学工業などに於いて、プロセスの各点で温度・圧力・流量などを自動制御し、生産工程を自動化することをいう。
そこで本発明では、冗長系の切り替えを安全に実施し、かつ、制御の引き継ぎが完了するまでの時間を短縮可能な冗長構成をとるコントローラを提供することを課題とする。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
図1は、第1の実施形態に係るコントローラを示す概略の構成図である。
冗長化制御装置であるコントローラ1は、主系制御モジュール10と、1つ以上の待機系制御モジュール10A−1,10A−2と、バス経路制御部100と、これらを相互に接続するUSBケーブルであるシステムバス90とを有している。コントローラ1は、システムバス90とハブ110とを介して、1つ以上の入出力モジュール70−1〜70−3を制御する。
同期スケジュール部33は、構成情報同期部(M)32に所定のタイミングで同期要求を出力する。
バス経路制御部100は、系切り替え要求信号51−1,51−2を、ほぼ同時に検知すると、プライオリティエンコーダによって、待機系制御モジュール10A−1のホスト機能部30A−1に切り替える。そして、切り替えた第2の信号経路に対応する系切り替え要求信号51−1をマスクする。切り替えた待機系制御モジュール10A−1で不具合が発生した時に、誤って系切り替え要求信号51−1が出力され、他の第2の信号経路に切り替えられなくなることを抑止するためである。
また、本実施形態に於いて、バス経路制御部100は、系切り替え要求信号51−1のみを先に検知すると、検知した系切り替え要求信号51−1に係る待機系制御モジュール10A−1への第2の信号経路に切り替える。そして、切り替えた第2の信号経路に対応する系切り替え要求信号51−1をマスクして、以降の系切り替え要求信号51−1を受け付けないようにする。
本実施形態のバス経路制御部100は、ホスト選択部101と、信号分配部102とを有している。
ホスト選択部101の信号の上流側は、主系制御モジュール10のホスト機能部30と、待機系制御モジュール10A−1のホスト機能部30A−1と、待機系制御モジュール10A−2のホスト機能部30A−2とに接続されている。ホスト選択部101の信号の下流側は、信号分配部102に接続されている。ホスト選択部101は更に、主系状態監視部50−1,50−2に接続され、それぞれ系切り替え要求信号51−1,51−2を入力可能に接続されている。
図1を基に、第1の実施形態のコントローラの動作を説明する。
《バス経路制御部100の動作》
USB規格では、システムバス90上にホストがただ一つ存在するように決められている。バス経路制御部100は、主系制御モジュール10、待機系制御モジュール10A−1,10A−2のいずれか一つが入出力モジュール70−1〜70−3、および、待機系制御モジュール10A−1,10A−2のファンクション機能部60−1,60−2に接続されるよう、システムバス90の信号経路を設定している。
コントローラ1が通常稼動状態にあり、主系制御モジュール10が通常動作しているとき、主系制御モジュール10のホスト機能部30は、構成情報31を待機系制御モジュール10A−1,10A−2へ所定のタイミングで通知する。
次に、系切り替え時の動作について説明する。
通常稼動中のコントローラ1において、主系制御モジュール10が故障などにより制御動作を継続できなくなると、待機系制御モジュール10A−1,10A−2のファンクション機能部60−1,60−2への構成情報31の通知が途絶する。それにより、主系状態監視部50−1,50−2は、前回の構成情報の通知の受信から、所定の発火期限時間が経過した後に発火し、バス経路制御部100に対して系切り替え要求信号51−1,51−2を其々出力する。
シーケンスQ10〜Q13は、構成処理に係るシーケンスである。
コントローラ1が起動すると、まず、バス経路制御部100は、主系制御モジュール10から入出力モジュール70−nへのバス経路をアクティブにする。
上記シーケンスQ10〜Q11の処理を、接続されている入出力モジュール70−nの個数分だけ繰り返す。
シーケンスQ20に於いて、主系制御モジュール10の同期スケジュール部33は、構成情報同期部(M)32に対して同期要求信号を送信する。
シーケンスQ21に於いて、構成情報同期部(M)32は、待機系制御モジュール10A−1のファンクション機能部60−1に対して構成情報を通知する。
シーケンスQ25に於いて、待機系制御モジュール10A−1の主系状態監視部50−1は、発火期限時間を再設定する。ここで発火期限時間とは、前記のとおり、ウォッチドッグタイマのタイムアウト時間のことをいう。
シーケンスQ30に於いて、待機系制御モジュール10A−1の主系状態監視部50−1は、発火期限時間の到来と共に発火する。すなわち、主系状態監視部50−1のウォッチドッグタイマがタイムアウトする。
処理が開始すると、ステップS10に於いて、待機系制御モジュール10A−1は、ファンクション機能部60−1の構成要求を受信したか否かを判断する。ファンクション機能部60−1の構成要求を受信していないならば(No)、ステップS10の処理に戻る。ファンクション機能部60−1の構成要求を受信したならば(Yes)、ステップS11の処理を行う。
ステップS15に於いて、待機系制御モジュール10A−1は、記憶している構成情報31を基にUSBホスト機能を引き継ぐ。
以上説明した第1の実施形態では、次の(A)〜(D)のような効果がある。
(A) 主系制御モジュール10と待機系制御モジュール10A−1,10A−2による冗長系システムを構成し、かつ、系切り替えにより待機系制御モジュール10A−1が新たな主系となった際に、ホスト機能部30A−1と入出力モジュール70−nとで行われる不要な通信を抑止でき、待機系制御モジュール10A−1が実際に制御を引き継ぐまでの時間が短縮される。
(C) 本実施形態のコントローラ1は、USB規格に準拠した全ての入出力モジュール70−nを使用可能である。
(第2の実施形態の構成)
本実施形態のシステムバス91は、リアルタイムEthernet(登録商標)であり、デイジーチェーン接続されている。
バス経路制御部100Cは、スイッチ101C,102Cを有している。バス経路制御部100Cには、主系制御モジュール10Bのホスト機能部30Bからの出力信号と入力信号が接続され、待機系制御モジュール10C−1のホスト機能部30C−1からの出力信号と入力信号が接続され、入出力モジュール70C−1のファンクション機能部71への入出力信号が接続されている。待機系制御モジュール10C−1のホスト機能部30C−1への入力信号は、待機系制御モジュール10C−1のファンクション機能部60C−1への入力信号と同一である。
図5、図6を基に、第2の実施形態に係るコントローラ1Bの動作を説明する。
《バス経路制御部100Cの動作》
バス経路制御部100Cは、主系制御モジュール10Bと待機系制御モジュール10C−1のいずれか一つが入出力モジュール70C−1〜70C−3と接続されるよう、システムバス91の信号経路を設定している。
コントローラ1Bの通常稼動状態の動作は、第1の実施形態に於けるコントローラ1の通常稼動状態の動作と同様である。
次に、系切り替え時の動作について説明する。
以上説明した第2の実施形態では、次の(E)のような効果がある。
(E) リアルタイムEthernet(登録商標)に於いても、第1の実施形態に於けるUSBと同様に、主系制御モジュール10Bと待機系制御モジュール10C−1による冗長系システムを構成し、かつ、系切り替えにより待機系制御モジュール10A−1が新たな主系となった際に、ホスト機能部30A−1と入出力モジュール70−nとで行われる不要な通信を抑止でき、待機系制御モジュール10A−1が実際に制御を引き継ぐまでの時間が短縮される。
(変形例)
10,10B 主系制御モジュール
10A−1,10A−2,10C−1 待機系制御モジュール
20 制御プログラム
30,30B ホスト機能部(第1のホスト機能部)
30A−1,30A−2,30C−1 ホスト機能部(第2のホスト機能部)
31,31−1,31−2 構成情報(ファンクション構成情報)
32 構成情報同期部(M)
32A−1,32A−2 構成情報同期部(B)
33 同期スケジュール部
50−1,50−2,50C−1 主系状態監視部
51−1,51−2,51C−1 主系状態監視部
60−1,60−2,60C−1 ファンクション機能部(第2のファンクション機能部)
70−1〜70−3,70C−1〜70C−3 入出力モジュール(被制御モジュール)
71,71C ファンクション機能部(第1のファンクション機能部)
90,91 システムバス
100,100C バス経路制御部
110 ハブ
Claims (9)
- 少なくとも第1のホスト機能部を有する主系制御モジュール、および、少なくとも1つの第2のファンクション機能部、および、少なくとも1つの第2のホスト機能部を有する少なくとも1つの待機系制御モジュールがシステムバスで相互に接続される冗長構成をとり、
制御対象として少なくとも第1のファンクション機能部を有する少なくとも1つの被制御モジュールを前記システムバスを介して制御する冗長構成をとるコントローラであって、
前記主系制御モジュールは、
前記被制御モジュールを管理すると共に、前記第1のホスト機能部から前記第1のファンクション機能部への接続を構成するファンクション構成情報を、前記第2のファンクション機能部へ所定のタイミングで繰り返し通知し、
前記待機系制御モジュールは、
前記第2のファンクション機能部が受信した前記ファンクション構成情報を保持し、前記ファンクション構成情報の通知が途絶したとき、前記ファンクション構成情報に基づいて前記被制御モジュールを引き継いて制御する
ことを特徴とする冗長構成をとるコントローラ。 - 前記待機系制御モジュールは複数であり、
前記ファンクション構成情報の通知が途絶したことを、それぞれ異なるタイムアウト時間によって検出する
ことを特徴とする請求項1に記載の冗長構成をとるコントローラ。 - 請求項1または請求項2に記載の冗長化制御装置は更に、
前記主系制御モジュールの前記第1のホスト機能部から前記被制御モジュールの前記第1のファンクション機能部へ至る第1の信号経路と、当該待機系制御モジュールの前記第2のホスト機能部から前記被制御モジュールの前記第1のファンクション機能部へ至る単一または複数の第2の信号経路のうちいずれかに切り替えるバス経路制御部を有し、
前記バス経路制御部が前記第2の信号経路のいずれか1つに切り替えた際に、切り替えられた信号経路に於ける待機系制御モジュールは、前記ファンクション構成情報に基づいて前記被制御モジュールを引き継いて制御する
を特徴とする冗長構成をとるコントローラ。 - 前記バス経路制御部は、前記被制御モジュールからの系切り替え信号によって、前記系切り替え信号に係る前記第2の信号経路に切替えたのち、切り替えた前記第2の信号経路に対応する前記系切り替え信号をマスクする
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の冗長構成をとるコントローラ。 - 前記バス経路制御部は、複数の前記系切り替え信号を検知したとき、プライオリティエンコーダによって、複数の前記系切り替え信号に係る前記第2の信号経路のうちいずれかに切り替えたのち、切り替えた前記第2の信号経路に対応する前記系切り替え信号をマスクする
ことを特徴とする請求項4に記載の冗長構成をとるコントローラ。 - 前記待機系制御モジュールは、
前記ファンクション構成情報の通知が途絶し、前記主系制御モジュールから前記被制御モジュールの制御を引き継ぐ際に、前記第2のホスト機能部による前記被制御モジュールの発見および認識を抑止する
ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の冗長構成をとるコントローラ。 - 前記第1のホスト機能部および前記第2のホスト機能部は、前記第1のファンクション機能部および前記第2のファンクション機能部とUSB(Universal Serial Bus)プロトコルより通信する
ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の冗長構成をとるコントローラ。 - 前記システムバスは、シリアル伝送方式である
ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の冗長構成をとるコントローラ。 - 前記システムバスは、リアルタイムEthernet(登録商標)、PCI−Express(登録商標)のいずれかである
ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の冗長構成をとるコントローラ。
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