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JP5469318B2 - 照明装置 - Google Patents

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JP5469318B2
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Description

本発明は、照明装置に関するものである。
従来から、電気的な光源を点灯させる照明装置として、光源の光が照射される面の照度を検出する照度検出部を備え、照度検出部によって検出された検出照度を予め定められた目標照度とする方向に単位時間当りに所定の光出力変更幅ずつ光源の光出力を変化させる照明装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
この種の照明装置によれば、照明装置が点灯させる光源以外の太陽などの外部光源からの光(以下、「外光」と呼ぶ。)が多い昼間には光源の光出力を低くして消費電力を抑えながらも、外光が少なくなる夜間には光源の光出力を高くすることで外光の多少によらず照度を略一定に保つことができる。
特許第3877342号公報
従来は、上記の光出力変更幅(すなわち光源の光出力を変化させる速さ)は、検出照度と目標照度との差によって変更されるようなことがなかった。このため、例えばカーテンを閉めた直後に、光源の光出力が十分に上昇するまでに時間がかかっていた。
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、外光が大きく減少したときに速やかに照度を上昇させることができる照明装置を提供することにある。
請求項1の発明は、供給される電力に応じて光出力が変化する電気的な光源に電力を供給して点灯させる点灯部と、点灯部が点灯させる光源の光が照射される面の照度を所定の検出時間おきに検出する照度検出部と、照度検出部によって検出された照度の履歴が格納される記憶部と、照度検出部によって検出される照度を予め定められた目標照度とする方向に単位時間当りに所定の光出力変更幅ずつ光源の光出力を変化させるように点灯部を制御する制御部とを備え、制御部は、照度検出部が検出して記憶部に格納された照度のうち新しいものから所定個数の中での最大値と最小値との差である変動幅を随時演算するとともに、得られた変動幅を所定の判定幅と比較し、変動幅が判定幅以上であった場合には、光出力変更幅を一時的に大きくする急速調光を開始し、最新の照度が目標照度よりも低い場合の急速調光においては、制御部は、最新の照度と目標照度との中間まで照度を上昇させるために上昇させるべき光出力の幅である上昇幅を演算するとともに、得られた上昇幅の分だけ、一時的に大きくされた光出力変更幅で上昇幅を除した時間をかけて光出力を上昇させ、上昇幅分の光出力の変更が終了すると、再び照度検出部から照度を得て目標照度と比較し、照度と目標照度との差の絶対値が所定値より大きければ急速調光を継続し、照度と目標照度との差の絶対値が上記の所定値以下であれば急速調光を終了することを特徴とする。
この発明によれば、変動幅が判定幅以上となるほど急激に外光が低下した場合には光出力変更幅を一時的に大きくするから、光出力変更幅を変更しない場合に比べ、速やかに照度を上昇させることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、判定幅は、外光がない状態で点灯部が点灯させる光源の光出力を最大としたときの照度の50%とされていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、制御部は、変動幅が判定幅以上であった場合でも、照度検出部が検出した最新の照度が所定の判定照度を上回っていれば、光出力変更幅を変化させないことを特徴とする。
この発明によれば、照度が十分に確保されているときに光出力変更幅が無駄に大きくされることを避けることができる。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、判定照度は、外光がない状態で点灯部が点灯させる光源の光出力を最大としたときの照度の50%とされていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、変動幅が判定幅以上となるほど急激に外光が低下した場合には光出力変更幅を一時的に大きくするから、光出力変更幅を変更しない場合に比べ、速やかに照度を上昇させることができる。
請求項3の発明によれば、変動幅が判定幅以上であった場合でも、照度検出部が検出した最新の照度が所定の判定照度を上回っていれば、光出力変更幅を変化させないから、照度が十分に確保されているときに光出力変更幅が無駄に大きくされることを避けることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態の照明装置1は、図2及び図3に示すように、主光源L1を点灯させる主点灯部11と、補助光源L2を点灯させる補助点灯部12と、後述するリモコン装置3から送信されるワイヤレス信号を受信する受信部13と、主光源L1や補助光源L2によって照明される床面や机上面等の面(以下、「被照面」と呼ぶ。)の照度(以下、「被照面照度」と呼ぶ。)を検出する照度検出部14と、周知の記憶装置からなり照度検出部14によって検出された照度の履歴が格納される記憶部15と、受信部13に受信されたワイヤレス信号や照度検出部14に検出された照度に応じて主点灯部11と補助点灯部12とをそれぞれ制御する制御部16とを備える。
制御部16は、例えばプログラムが格納されたメモリと該メモリに格納されたプログラムに従って動作するマイコンとを備える。制御部16が、受信部13に受信されたワイヤレス信号に応じて、主点灯部11や補助点灯部12に行わせる動作としては、主光源L1や補助光源L2の点灯・消灯や光出力の変更などがある。
照度検出部14は、主光源L1や補助光源L2から出射して被照面において反射した光が入射する受光素子を備え、受光素子に入射した光量に応じた電圧値の照度検出電圧を出力するものである。受光素子としては、例えばCdSやフォトダイオードを用いることができる。このような照度検出部14は周知技術で実現可能であるので、詳細な図示並びに説明は省略する。照度検出部14の受光素子の位置において、被照面からの反射光による照度は、被照面照度に比例するから、照度検出部14が出力する照度検出電圧を一定とするようにフィードバック制御を行えば、被照面照度を一定とすることができる。
図3(a)(b)に示すように、主光源L1は円環形状の蛍光灯であって、主点灯部11は、例えば、外部の交流電源に接続されてノイズを除去するフィルタ回路と、フィルタ回路を介して外部の交流電源から供給された交流電力を所定の電圧の直流電力に変換する力率改善回路と、力率改善回路が出力した直流電力を交流電力に変換して主光源L1に供給するインバータ回路とを有する周知の電子安定器である。そして、制御部16は、主点灯部11を制御して主光源L1への供給電力を変化させることにより主光源L1の光出力を変化させることが可能となっている。制御のために制御部16から主点灯部11に入力される信号は、例えば周波数約1kHzのPWM信号である。制御部16は、主光源L1の光出力と前記PWM信号のデューティ比との対応関係を示すデータテーブルを予め保持しており、このデータテーブルを用いて、前記PWM信号のデューティ比を、所望の光出力に応じたデューティ比とする。主点灯部11は制御部16から入力されたPWM信号のデューティ比に応じて主光源L1への供給電力を変化させ、これによって主光源L1の光出力が変化する。このような主点灯部11は周知技術で実現可能であるので、詳細な図示並びに説明は省略する。また、制御部16は、現在の動作状態(例えば、主光源L1のオンオフや光出力)を示す情報を記憶部15に随時格納しており、制御部16は、受信部13に受信されたワイヤレス信号が同じであっても、記憶部15に保持された動作状態に応じて異なる動作をする場合がある。例えば、主光源L1の定格電力での点灯(以下、「定格点灯」と呼ぶ。)を指示するワイヤレス信号が受信部13に受信されたとき、記憶部15に保持された動作状態が消灯状態であれば、制御部16は主光源L1を始動して定格点灯を開始させるように主点灯部11を制御するのに対し、記憶部15に保持された動作状態が点灯状態であれば、定格点灯中の光出力に対する主光源L1の光出力の比(以下、「調光比」と呼ぶ。)を100%とするまで調光比を徐々に変化させるように主点灯部11を制御する。
また、補助光源L2はいわゆる常夜灯であり、複数個(図では8個)の発光ダイオードからなる。補助点灯部12は、商用電源のような外部の交流電源(図示せず)から供給された交流電力を所定の電圧の直流電力に変換して補助光源L2に供給する周知の直流電源回路である。このような補助点灯部12は周知技術で実現可能であるので、詳細な図示並びに説明は省略する。
さらに、本実施形態におけるワイヤレス信号は赤外光を媒体としており、受信部13は、赤外光を受光して電気信号に変換する周知の受光素子13a(図3(a)参照)を有する。
また、本実施形態の照明装置1は、図3(a)(b)に示すような照明器具2に用いられる。この照明器具2は、主点灯部11と補助点灯部12と制御部16とがそれぞれ実装された半円形状のプリント配線板Pと、円板形状であってプリント配線板Pを収納するとともに受信部13の受光素子13aと主光源L1と補助光源L2とをそれぞれ下側に保持する器具本体20と、透光性を有する例えばアクリル樹脂のような材料からなり下方に膨出したドーム形状であって器具本体20の下側に被着されて下方から見て主光源L1と補助光源L2とを覆うカバー21と、不透明な材料からなり下方から見てカバー21を囲む環形状であって下方から見てカバー21とともに器具本体20を覆う枠体22とを備える。照度検出部14は、枠体22に保持されており、主光源L1の光や補助光源L2の光の、照度検出部14への直接の入射は、枠体22によって阻止される。
主光源L1は、中心軸を上下方向に向けて、つまり下方から見て環形状となる形で、器具本体20に保持される。また、器具本体20の下面は主光源L1や補助光源L2の光を反射するように例えば白色とされている。さらに、器具本体20とカバー21とはそれぞれ下方から見て互いに重なる円形状となっていて、主光源L1は下方から見て器具本体20やカバー21と同心円となる形で器具本体20に保持される。
また、器具本体20の下方から見て中央部には、天井面CEに配設されたレセプタクル(図示せず)に電気的且つ機械的に接続されるプラグ23が固定されている。照明装置1の電源は、上記のレセプタクルとプラグ23とを介して供給される。器具本体20は、厚さ方向を上下方向に向け、上面を天井面CEに近接させて、プラグ23において天井面CEから吊下げ支持される。レセプタクルは具体的には例えば周知の引掛ローゼットであり、プラグ23は例えば周知の引掛シーリングキャップである。また、受信部13の受光素子13aと補助光源L2とは、それぞれ器具本体20の下面に直方体形状に突出する凸台部20aの下面に露出する形で器具本体20に保持されている。
一方、受信部13に対してワイヤレス信号を送信するリモコン装置3は、操作入力を受け付ける操作部31と、ワイヤレス信号を送信する送信部32と、操作部31に受け付けられた操作入力に応じて送信部32を制御する制御部33とを備える。
操作部31は、図4に示すように複数個の押釦スイッチ31a〜31cを有する。
送信部32は、例えば複数個(図では3個)の赤外発光ダイオード32aを有する。
制御部33は、例えばプログラムが格納されたメモリとメモリに格納されたプログラムに従って動作するマイコンとからなり、操作部31に受け付けられた操作入力に応じたワイヤレス信号を送信するように送信部32を制御する。
また、リモコン装置3は、扁平な直方体形状であって押釦スイッチ31a〜31cを一面に露出させる形で操作部31を保持するとともに送信部32と制御部33とをそれぞれ収納保持したハウジング30を備える。ハウジング30において送信部32の赤外発光ダイオード32aを覆う部位は赤外光を透過させる材料で構成されている。
以下、本実施形態の動作について説明する。
制御部16は、受信部13に受信されたワイヤレス信号に応じて、主光源L1や補助光源L2をワイヤレス信号に示された調光比で点灯させるように主光源点灯部11や補助光源点灯部12を制御する手動調光モードと、照度検出部14が出力する照度検出電圧を所定の目標値とするように主光源点灯部11を制御することによって被照面照度を一定とする自動調光モードとの動作を切り換える。手動調光モードでの動作については、周知技術で実現可能であるので説明は省略する。
ここで、照度検出電圧は、被照面で反射して照度検出部14の受光素子に入射する反射光の強さに比例するので、被照面照度(以下、単に「照度」と呼ぶ。)と照度検出電圧との関係は、照度検出部14の受光素子と被照面との距離や被照面の反射率によって異なる。従って、自動調光モードにおいて照度検出電圧の目標値を常に一定とした場合、被照面の反射率が低い場合には照度に対して調光比を高くしすぎ、逆に被照面の反射率が高い場合には照度に対して調光比を低くしすぎるといったことが考えられる。そこで、自動調光モードで動作させるためには、まず、実際に自動調光モードでの動作が実行される環境下で、照度検出部14が出力する照度検出電圧の目標値(以下、「目標照度電圧」と呼ぶ。)を設定する必要がある。目標照度電圧を設定するためには、使用者は、外光を完全に遮断した状態で、リモコン装置3の所定の押釦スイッチ31cを押操作することにより、目標照度電圧の設定を指示するワイヤレス信号をリモコン装置3の送信部32から照明装置1の受信部13へ送信させればよい。照明装置1の制御部16は、目標照度電圧の設定を指示するワイヤレス信号が受信部13に受信されると、まず、補助光源L2を消灯させて主光源L1を所定の調光比で点灯させる。このときの主光源L1の調光比は、外光が全くないとした場合において目標とする照度(本実施形態では560lx。以下、「目標照度」と呼ぶ。)が得られるときの調光比(以下、「基準調光比」と呼ぶ。)とされ、これは本実施形態では80%である。この状態で、制御部16は、照度検出部14から得られた照度検出電圧を、目標照度電圧として記憶部15に格納する。なお、上記の所定の調光比を100%とし、得られた照度検出電圧に、予め記憶部15に格納された係数を乗じることによって目標照度電圧を得てもよく、この場合における前記係数は、例えば0.8といったように、1以下の数となる。本実施形態の自動調光モードの動作の概要を図5に示す。図5において、横軸は外光のみによる照度(lx)であり、破線Aで示すグラフの縦軸は主光源L1のみによる照度(lx)であり、実線Bで示すグラフの縦軸は外光と主光源L1の光とを合わせた照度(lx)である。外光が全くないときには調光比は80%とされる。また、本実施形態では調光比の下限は10%(70lx分)となっているため、上記のように目標照度を560lxとすると、外光が490lx以下であれば外光の増加に従って調光比を低下させることにより照度を一定に保つことが可能であるが、外光が490lx以上となると外光の増加に関わらず調光比が10%(主光源L1による照度が70lx)に維持されることにより外光の増加に伴って照度が増大する。
次に、本発明の要旨である自動調光モードでの動作について、図1の流れ図を用いて説明する。制御部16は、自動調光モードへの切り換えを指示するワイヤレス信号が受信部13に受信されて自動調光モードを開始すると(S1)、まず後述するカウント数n,mをそれぞれ0に戻す(リセットする)とともに調光比を所定の初期調光比とする初期化を行う(S2)。初期調光比は100%であってもよいし、上記の基準調光比であってもよい。さらに、制御部16は、照度検出電圧を記憶部15に格納するとともに測定回数nに1を加算する(S3)。次に、制御部16は、照度の検出が4回目以降であるか否か、すなわち記憶部15に4個以上の照度検出電圧が格納されているか否かを判定し(S4)、記憶部15に格納された照度検出電圧が4個未満であればステップS3に戻る。ステップS3,S4の繰り返し周期は1秒とされ、すなわち記憶部15への照度検出電圧の格納(照度の検出)は1秒毎に行われる。ステップS4において、記憶部15に4個以上の照度検出電圧が格納されていれば、最新の4個の照度検出電圧のうちの最大値と最小値との差(以下、「変動電圧幅」と呼ぶ。)を演算し、得られた変動電圧幅を所定の判定電圧幅と比較する(S5)。変動電圧幅が判定電圧幅以上(つまり照度の変動幅が請求項での判定幅に相当する所定値以上)であれば、制御部16は、さらに最新の照度検出電圧を所定の判定照度電圧と比較する(S6)。ステップS5で変動電圧幅が判定電圧幅未満(つまり照度の変動幅が請求項での判定幅に相当する所定値未満)であれば、または、ステップS6において最新の照度検出電圧が判定照度電圧以上(つまり、照度が請求項における判定照度に相当する所定値以上)であれば、制御部16は、後述するような急速調光には移行せず、測定回数nが10に達したか否かを判定し(S7)、達していなければステップS3に戻る。本実施形態では、上記の判定電圧幅と判定照度電圧とは、それぞれ外光がない状態で調光比を50%とした状態での照度(350lx)に相当する電圧値としている。つまり、本実施形態では、請求項でいうところの判定幅と判定照度とを、ともに、外光がない状態で主光源L1を定格電力で(つまり最大の光出力で)点灯させたときの照度(700lx)の50%(350lx)としている。
ステップS7において測定回数nが10に達していた場合、制御部16は、測定回数nをリセットするとともに、通常の調光動作(以下、「通常調光」と呼ぶ。)を開始する。通常調光においては、制御部16は、まず、記憶部15に格納された最新の10個の照度検出電圧のうち、最高値と最低値とを除く8個の平均値である平均照度電圧を演算し(S8)、この平均照度電圧を目標照度電圧に近づける方向に2%だけ調光比を変化させる(S9)。上記のように平均照度電圧を用いることで、例えば照度検出部14の検出範囲を人が通過したときのような一時的な照度検出部14の出力の変化を除外し、調光比が無駄に変化させられることを避けることができる。その後、制御部16は、再び照度検出部14から照度検出電圧を得て、これを記憶部15に格納するとともに目標照度電圧と比較し(S10)、照度検出電圧が目標照度電圧の±5%の範囲内に入っていなければ、つまり照度が目標照度に一致したと見なせるような目標照度圏内に入っていなければ、制御部16は調光回数mに1を加算するとともに(S11)、調光回数mが10に達したか否かを判定し(S12)、達していなければステップS9に戻って通常調光を継続する一方、調光回数mが10に達していれば(すなわち調光比を合計20%変化させていれば)、通常調光をいったん終了し、調光回数mをリセット(S13)した後にステップS3に戻る。通常調光において、ステップS9〜S12の繰り返し周期は1秒間に1回とされている。すなわち、通常調光においては、1秒間に2%ずつ調光比が変化する。また、ステップS10において、照度検出電圧が目標照度電圧の±5%の範囲内に入っていれば、つまり照度が目標照度圏内に入っていれば、通常調光を終了し、ステップ13に進んで調光回数mをリセットした後、ステップS3に戻る。
また、ステップS5で変動電圧幅が判定電圧幅以上(つまり照度の変動幅が請求項での判定幅に相当する所定値以上)であって、且つ、ステップS6において最新の照度検出電圧が判定照度電圧未満(つまり、照度が請求項における判定照度に相当する所定値未満)であれば、制御部16は、測定回数nをリセットする(S14)とともに、通常調光よりも速く調光比を上昇させる調光動作(以下、「急速調光」と呼ぶ。)を開始する。急速調光においては、制御部16は、最新の照度検出電圧と目標照度電圧との中間の値まで照度検出電圧を上昇させるために上昇させるべき調光比の幅(以下、「上昇幅」と呼ぶ。)を演算するとともに、得られた上昇幅の分だけ、0.1秒に1%ずつ調光比を上昇させる(S15)。つまり、急速調光中には秒当り10%という速さで調光比が上昇するのであり、秒当り2%しか調光比が変化しない通常調光中よりも調光比の変化が速くされている。上昇幅分の調光比の変更が終了すると、制御部16は、再び照度検出部14から照度検出電圧を得て、これを記憶部15に格納するとともに目標照度電圧と比較し(S16)、照度検出電圧が目標照度電圧の±5%の範囲内に入っていれば、つまり照度が目標照度圏内に入っていれば、急速調光を終了してステップS3に戻る。また、ステップS16において照度検出電圧が目標照度電圧の±5%の範囲内に入っていなければ、ステップS15に戻って急速調光を継続する。
急速調光中の照度変化の一例を図6に示す。図6において、横軸は時間を示し、縦軸は、外光がない状態で主光源L1を定格点灯させた(つまり調光比を100%とした)状態での照度検出電圧を100%としたパーセンテージで、照度検出電圧を表現している。すなわち、目標照度電圧は80%に相当する。
図6の例について説明する。自動調光モードへの切換時点(以下、単に「切換時点」と呼ぶ。)t0には調光比は最低値の10%とされており、切換時点t0から1秒後に1回目の照度が検出される時点t1までは、照度検出電圧は110%となっている。つまり、この間の外光による照度は上記の表現で100%相当の700lxである。しかし、上記の時点t1から2秒後(すなわち切換時点t0から3秒目)の時点t3にかけて、カーテンを閉じたことにより急激に外光が10%相当(70lx)にまで減少し、照度検出電圧は20%となっている。さらに1秒後の時点t4において記憶部15に格納された照度検出電圧が4個となることにより上記のステップS5,S6の判定が行われ、いずれの判定結果もY(YES)となることにより、制御部16は急速調光を開始する。このとき、目標照度電圧が上記の表記で80%であることから、ステップS15で得られる上昇幅は(80−20)÷2=30%となり、切換時点t0から5秒目の時点t5より3秒かけて調光比を40%まで上昇させることで照度検出電圧を50%とする。この時点では照度検出電圧は目標照度電圧の±5%である76%〜84%の範囲内に入っていないので、さらに急速調光が継続される。次の上昇幅は(80−50)÷2=15%となり、切換時点t0から9秒目の時点t9から1.5秒かけて調光比を55%まで上昇させることで照度検出電圧を65%とする。しかし、まだ照度検出電圧が上記範囲内に入っていないので、さらに急速調光が継続される。次の上昇幅は(80−65)÷2=7.5%となり、切換時点t0から12秒目の時点t12より0.75秒かけて調光比を62.5%まで上昇させることで照度検出電圧を72.5%とする。未だ照度検出電圧が上記範囲内に入っていないので、さらに急速調光が継続される。次の上昇幅は(80−72.5)÷2=3.75%となり、切換時点t0から14秒目の時点t14より0.375秒かけて調光比を66.25%まで上昇させることで照度検出電圧を76.25%とする。ここにおいて照度検出電圧が76%を上回ったことにより、急速調光が終了される。
上記構成によれば、通常調光では調光比の変化速度(すなわち主光源L1の光出力の変化速度)を比較的に遅くして主光源L1の光出力の変化による不快感を低く抑えながらも、外光が大きく減少したときには調光比の変化速度を比較的に速くする急速調光によって速やかに照度を上昇させることができる。
なお、急速調光に移行する条件は上記に限られず、例えばステップS6の判定照度電圧による判定を行わずにステップS5の判定幅による判定のみで急速調光に移行するようにしてもよいし、判定照度電圧や判定幅を上記の実施形態とは異なる値としてもよい。
また、急速調光の具体的な動作も上記に限られず、例えば、最初のステップ15においてある程度調光比を上昇させた後、ステップS16の判定を行わずに急速調光を終了してステップS3に戻るようにしてもよい。さらに、ステップS15で上昇させる調光比の幅も上記に限られず、1回のステップS15で、照度を目標照度とするような調光比まで上昇させるようにしてもよい。
さらに、制御部16が照度検出部14から照度検出電圧を得る際に、0.1秒間隔で3回得られた照度検出電圧の平均値を用いることでノイズの影響を低減してもよい。
また、主光源L1や補助光源L2も適宜変更が可能であり、例えば主光源L1に白熱灯を用いたり、補助光源L2に豆電球と呼ばれる小型の白熱灯を用いたりしてもよい。この場合、主光源点灯部11は位相制御によって主光源L1の光出力を変更する。このような主光源点灯部11は周知技術で実現可能であるので、詳細な図示並びに説明は省略する。
さらに、ワイヤレス信号の媒体は赤外光に限られず、例えば微弱無線のような電波を用いてもよい。
また、照明器具2の形状や各部の配置は適宜変更可能である。
さらに、本実施形態では1個の照明器具2に1個の制御部16が設けられているが、1個の制御部16で複数個の照明器具2の主光源点灯部11や補助光源点灯部12をそれぞれ制御する構成としてもよい。このような構成は周知技術で実現可能であるので、詳細な図示並びに説明は省略する。
本発明の実施形態の自動調光モードでの動作を示す流れ図である。 同上の概略構成を示すブロック図である。 (a)(b)はそれぞれ同上を用いた照明器具を示し、(a)はカバーを取り外した下面図、(b)は正面図である。 図3の照明器具とともに用いられるリモコン装置を示す平面図である。 同上の自動調光モードでの動作の一例を示す説明図である。 同上の急速調光時の動作の一例を示す説明図である。
符号の説明
1 照明装置
11 主点灯部(請求項における点灯部)
14 照度検出部
15 記憶部
16 制御部
L1 主光源(請求項における光源)

Claims (4)

  1. 供給される電力に応じて光出力が変化する電気的な光源に電力を供給して点灯させる点灯部と、
    点灯部が点灯させる光源の光が照射される面の照度を所定の検出時間おきに検出する照度検出部と、
    照度検出部によって検出された照度の履歴が格納される記憶部と、
    照度検出部によって検出される照度を予め定められた目標照度とする方向に単位時間当りに所定の光出力変更幅ずつ光源の光出力を変化させるように点灯部を制御する制御部とを備え、
    制御部は、照度検出部が検出して記憶部に格納された照度のうち新しいものから所定個数の中での最大値と最小値との差である変動幅を随時演算するとともに、得られた変動幅を所定の判定幅と比較し、変動幅が判定幅以上であった場合には、光出力変更幅を一時的に大きくする急速調光を開始し、
    最新の照度が目標照度よりも低い場合の急速調光においては、制御部は、最新の照度と目標照度との中間まで照度を上昇させるために上昇させるべき光出力の幅である上昇幅を演算するとともに、得られた上昇幅の分だけ、一時的に大きくされた光出力変更幅で上昇幅を除した時間をかけて光出力を上昇させ、上昇幅分の光出力の変更が終了すると、再び照度検出部から照度を得て目標照度と比較し、照度と目標照度との差の絶対値が所定値より大きければ急速調光を継続し、照度と目標照度との差の絶対値が上記の所定値以下であれば急速調光を終了することを特徴とする照明装置。
  2. 判定幅は、外光がない状態で点灯部が点灯させる光源の光出力を最大としたときの照度の50%とされていることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 制御部は、変動幅が判定幅以上であった場合でも、照度検出部が検出した最新の照度が所定の判定照度を上回っていれば、光出力変更幅を変化させないことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の照明装置。
  4. 判定照度は、外光がない状態で点灯部が点灯させる光源の光出力を最大としたときの照度の50%とされていることを特徴とする請求項3記載の照明装置。
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