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JP5468711B2 - マルチコアファイバ - Google Patents

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Description

本発明は、クロストークを抑制しつつも、クラッドの外径に応じて多くのコアを配置することができるマルチコアファイバに関する。
現在、一般に普及している光ファイバ通信システムに用いられる光ファイバは、1本のコアの外周がクラッドにより囲まれた構造をしており、このコア内を光信号が伝搬することで情報が伝送される。そして、近年、光ファイバ通信システムの普及に伴い、伝送される情報量が飛躍的に増大している。このような伝送される情報量の増大に伴い、光ファイバ通信システムにおいては、数十本から数百本といった多数の光ファイバが用いられることで、大容量の長距離光通信が行われている。
こうした光ファイバ通信システムにおける光ファイバの数を低減させるため、複数のコアの外周が1つのクラッドにより囲まれたマルチコアファイバを用いて、それぞれのコアを伝搬する光により、複数の信号を伝送させることが知られている。
下記非特許文献1には、このようなマルチコアファイバが記載されている。しかし、非特許文献1においても指摘されているように、マルチコアファイバにおいては、それぞれのコアを伝播する光信号同士のクロストークが生じ、それぞれのコアを伝播する光信号にノイズが重畳する場合がある。このようなクロストークを低減するため、下記非特許文献2には、いわゆるトレンチ型のマルチコアファイバが記載されている。トレンチ型のマルチコアファイバは、それぞれのコアが、クラッドと同等或いは僅かに異なる屈折率を有する第1クラッドで囲まれ、更に第1クラッドが、第1クラッドやクラッドよりも更に低い屈折率を有する第2クラッドで囲まれ、そして、それぞれの第2クラッドが、クラッドで囲まれる構造とされる。それぞれのコアと第1クラッドと第2クラッドとをコア要素として、それぞれのコア要素を屈折率の観点から見る場合に、第2クラッドがトレンチ状になるため、当該マルチコアファイバはトレンチ型とされる。このようなトレンチ型のマルチコアファイバによれば、コアを伝播する光は、コアにより強く閉じ込められる。従って、それぞれのコアを伝播する光は、それぞれのコア要素の外に漏れることが抑制され、コア間のクロストークを低減することができる。
また、下記非特許文献3には、中心に1つのコアが配置され、その周りが6つのコアで囲まれる六方細密配置の場合に、中心に配置されるコアのクロストーク特性が劣化する可能性があることが記載されている。
Masanori KOSHIBA "Heterogeneous multi−core fibers: proposal and design principle" IEICE Electronics Express, Vol.6, No.2, 98−103 Katsuhiro TAKENAGA "A Large Effective Area Multi−Core Fiber with Optimised Cladding Thickness" ECOC2011, Mo.1. LeCervin. 2 Jounal of Lightwave Technology, Volume: 30, Issue: 4, Page(s): 486−492 "High Capacity Space−Division−Multiplexed DWDM Transmissions Using Multicore Fiber"
しかし、トレンチ型のマルチコアファイバでは、複数のコアで囲まれる特定のコア要素において、複数のコア要素による高次モードの閉じ込めの影響が大きいために、カットオフ波長が長くなる傾向があり、当該特定のコアの通信品質が悪化し易いという指摘がある。例えば、中心に1つのコアを配置して、このコアを囲むように6つのコアを配置する、1−6配置と呼ばれるコアの配置をすることで、コアを六方細密配置すると、中心のコアのカットオフ波長が長くなる傾向がある。この傾向は、外周側のコアの中心間距離(コア間距離)を小さくすると顕著になるので、トレンチ型のマルチコアファイバでは、特定のコアを囲む複数のコアのコア間距離を小さくするのが困難であった。このように、トレンチ型のマルチコアファイバにおいては、コアを六方細密配置して、特定のコアが複数のコアで囲まれる構造とされる場合、所定の径のクラッドに配置できるコアの数に制約があった。
そこで、本発明は、互いに隣り合うコア同士のクロストークを抑制しつつも、クラッドの外径に応じて多くのコアを配置することができるマルチコアファイバを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた。特定の外径のクラッドに少しでも多くのコアを配置しようとする場合、互いに隣り合うコアの中心を結ぶ線により正三角形が形成されるように、コアを六方細密配置することが、限られたクラッドの断面積を有効に活用する観点から好ましいと考えられていた。しかし、上述のように、複数のコアで周りを囲まれる特定のコアは、カットオフ波長が長くなる傾向がある。そこで、本発明者らは、さらに鋭意検討を重ねて、本発明をするに至った。
すなわち本発明のマルチコアファイバは、コアと、前記コアの外周面を囲む第1クラッドと、前記第1クラッドの外周面を囲む第2クラッドと、を有する6個以上のコア要素と、それぞれの前記コア要素を囲むクラッドと、を備え、前記コアの屈折率をnとし、前記第1クラッドの屈折率をnとし、前記第2クラッドの屈折率をnとし、前記クラッドの屈折率をnとする場合、
>n>n
>n
<n
の全てを満たし、それぞれの前記コア要素は、互いに隣り合う前記コアの中心間距離が等間隔で、それぞれの前記コアの中心が環状に配列するように、配置されることを特徴とするものである。
上述のように、トレンチ型のマルチコアファイバにおいては、中心にコア要素が配置される場合、このコア要素を囲む複数のコア要素により、中心に配置されるコアのカットオフ波長が長くなってしまう。従って、外周側の複数のコア間距離を然程小さくすることができない。そこで、本発明者らの検討の結果、敢えてコアを六方細密配置せずに、特定のコアが複数のコアで囲まれない構造として、コア間距離を小さくすることにより、却ってコアの数を多くすることができるという結論が見出された。また、例えばコアが六方細密配置される場合、1−6配置される7つのコアよりも多くのコアを配置しようとすると、6つのコアよりも更に外周側にコアを配置しなくてはならず、この最外周に配置されるコアに合わせてクラッドの外径を設定する必要があり、クラッドの外径が大きくなりすぎる場合がある。それに対して、本発明によれば、コアの数を1つ増やす毎に、それぞれのコアの中心が位置する環状の形状を大きくすれば良いので、コアを増やす毎にクラッドの外径を細かく設定することができる。別言すれば、クラッドの外径に合った数のコアを配置することができる。しかも、それぞれのコア要素がトレンチ型の屈折率分布を有するため、互いに隣り合うコアのクロストークを抑制することができる。こうして、本発明によれば、互いに隣り合うコア同士のクロストークを抑制しつつも、クラッドの外径に応じて多くのコアを配置することができるのである。
また、上記非特許文献3に記載のようにコアが六方細密配置される場合において、互いに隣接するコア同士のクロストークが−50dBとすると、隣接するコアが6つとなる中心に配置されるコアは、実効的なクロストークが−42dBとなり、外周側に配置されるコアは、隣接するコアが3つのため、実効的なクロストークが−45dBとなる。このようにコア毎でクロストークに差が生じる。しかし、本発明のマルチコアファイバのようにコアを環状に配置することにより、どのコアについても互いに隣り合うコアが2つのみとなる。従って、互いに隣接するコア同士のクロストークが−50dBとすると、実効的なクロストークが−47dBとなる。このクロストークは、どのコアでも同じであるため、コアごとにクロストークが異ならなく、全体として通信の均質性を確保することができる。また、本発明のマルチコアファイバは、隣接するコアの数が2つと少ないため、上記のようにコアが六方細密配置される場合と比べて、優れたクロストークとすることができる。
また、前記コアの数をnとする場合、前記コアは正n角形状に配置されることが好ましい。
それぞれのコアがこのように配置されるということは、それぞれのコアが円環状に配置されると把握することもできる。このようにそれぞれのコアが配置されることで、隣のコアから受ける影響が各コアで同じとなり、それぞれのコアが伝播する光の均質性を保つことができる。
或いは、前記コア要素の数をnとする場合、nは2以上の整数で割りきれる6以上の数であり、それぞれの前記コアはnを前記整数で割った数の頂点を有する正多角形状に配置されることとしても良い。
さらに、前記コア要素の数が、12以上の6の倍数とされ、前記コアは、正六角形状に配置されることが好ましい。
マルチコア光ファイバの製造方法としては、スタックアンドドロー法と孔開法が知られている。スタックアンドドロー法は、フォトニッククリスタルファイバの製造にも使われる方法である。この方法では、コアとなる領域を含む円柱状のガラスロッドを六方細密格子状に組み合わせることでコアを配置する。そして組み合わされたこれらのコアとなるガラスロッドをガラス管内に挿入し、中実化することによりマルチコアファイバ用の母材を得て、この母材を線引きすることでマルチコアファイバを得ることが出来る。スタックアンドドロー法では、中心コアの周囲に6つのコアが六角形状に配置された7コア型マルチコアファイバや7コア型の外周にさらに12個のコアが六角形状に配置された19コア型マルチコアファイバを容易に作成することが出来る。たとえば、スタックアンドドロー法において、中心部に配置されるコアとなるガラスロッドの代わりにコアを有しないガラスロッドを用い、その周囲にコアを有する12個のガラスロッドを配置すると、六角形状に12個のコアが配置された環状配置のマルチコアファイバを実現することが出来る。コア要素の数が18や24といった、12より大きい6の倍数である場合にも同様にして製造することができる。従って、コアが正六角形状に配置される場合、既存の方法により、容易にコアの数の多いマルチコアファイバを製造することができる。
一方、孔開法はあらかじめ作っておいたガラス母材に対してドリルなどの方法で穴をあけ、その中にコアとなる領域を含む円柱状のガラスロッドを挿入し、空隙をつぶすことによりマルチコアファイバを実現することができる。孔開法ではガラス母材の任意の位置にコアを配置することが可能であるため、円環状に配置されたコアを実現するに適している。
また、それぞれの前記コアを光が100km伝播する場合におけるクロストークをXT[dB]とし、それぞれの前記コアの有効コア断面積をAeff[μm]とし、互いに隣り合う前記コアの中心間距離をΛとする場合に、
Figure 0005468711
を満たすことが好ましい。
このような関係を満たすことにより、コアを伝播する光の歪みを抑制することができ、通信品質をより優れたものにすることができる。
さらに、それぞれの前記コアの有効コア断面積の差が20μm以内であることが好ましい。
それぞれのコアの有効断面積の差が20μm以内であることにより、それぞれのコアの通信品質を均質にすることができると共に、複数のマルチコアファイバを接続する場合に、接続による光の損失を抑えることができる。
以上のように、本発明によれば、互いに隣り合うコア同士のクロストークを抑制しつつも、クラッドの外径に応じて多くのコアを配置することができるマルチコアファイバが提供される。
本発明の実施形態に係るマルチコアファイバの様子を示す図である。 クラッドの直径と、クラッド内に配置することができるコア要素の数との関係を示す図である。 実施形態のマルチコアファイバの変形例1を示す図である。 実施形態のマルチコアファイバの変形例2を示す図である。 実施例1のコアの半径、及び、コアのクラッドに対する比屈折率差に対する、コアの実効断面積、及び、結合係数、及び、カットオフ波長の分布を示す図である。 実施例1のA点、B点、C点におけるクラッドの外径とコア要素の数との関係を示す図である。 実施例2のコアの半径、及び、コアのクラッドに対する比屈折率差に対する、コアの実効断面積、及び、結合係数、及び、カットオフ波長の分布を示す図である。 実施例3のコアの半径、及び、コアのクラッドに対する比屈折率差に対する、コアの実効断面積、及び、結合係数、及び、カットオフ波長の分布を示す図である。 実施例4のコアの半径、及び、コアのクラッドに対する比屈折率差に対する、コアの実効断面積、及び、結合係数、及び、カットオフ波長の分布を示す図である。 実施例5のコアの半径、及び、コアのクラッドに対する比屈折率差に対する、コアの実効断面積、及び、結合係数、及び、カットオフ波長の分布を示す図である。 実施例6のコアの半径、及び、コアのクラッドに対する比屈折率差に対する、コアの実効断面積、及び、結合係数、及び、カットオフ波長の分布を示す図である。 実施例7のコアの半径、及び、コアのクラッドに対する比屈折率差に対する、コアの実効断面積、及び、結合係数、及び、カットオフ波長の分布を示す図である。 実施例3〜7について、A点〜D点におけるクラッドの外径とコアの数との関係を示す図である。 実施例8のコアの半径、及び、コアのクラッドに対する比屈折率差に対する、コアの実効断面積、及び、結合係数、及び、カットオフ波長の分布を示す図である。 実施例8のA点〜D点におけるクラッドの外径とコアの数との関係を示す図である。 実施例1〜8について、コアの実効断面積Aeffの平方根とコア間距離Λの自乗との比と、クロストークとの関係について示す図である。
以下、本発明に係るマルチコアファイバの好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、理解の容易のため、ぞれぞれの図に記載のスケールと、以下の説明に記載のスケールとが異なる場合がある。
図1は、本発明の実施形態に係るマルチコアファイバの様子を示す図であり、具体的には、図1(A)は、マルチコアファイバの長手方向に垂直な断面における構造を示す図であり、図1(B)は、図1(A)のマルチコアファイバ1のB−B線における屈折率分布の様子を模式的に示す図である。
図1(A)に示すように、本実施形態のマルチコアファイバ1は、複数のコア要素10と、それぞれのコア要素10全体を包囲すると共にそれぞれのコア要素10の間を埋めて、それぞれのコア要素10の外周面を隙間なく囲むクラッド20と、クラッド20の外周面を被覆する内側保護層31と、内側保護層31の外周面を被覆する外側保護層32と、を備える。
それぞれのコア要素10は、コア11と、コア11の外周面を隙間なく囲む第1クラッド12と、第1クラッド12の外周面を隙間なく囲む第2クラッド13と、を有している。また、それぞれのコア要素10は、それぞれのコア間距離Λが互いに等しく、それぞれのコア11の中心がコア11の数と同じ数の頂点を有する正多角形状に配列するように配置されている。すなわちコア11,12の数をnとする場合、それぞれのコア11,12は正n角形状に配置されている。なお、コア11が配置される正多角形の中心は、クラッド20の軸と一致している。それぞれのコア11,12がこのように配置されるということは、それぞれのコア11,12が、中心がクラッド20の軸に一致した円環状に配置されていると把握することもできる。このため、クラッド20の中心にコア要素は配置されておらず、複数のコア要素により囲まれるコア要素は存在しない。本実施形態においては、それぞれのコア11の直径が互いに等しくされ、それぞれの第1クラッド12の外径が互いに等しくされ、それぞれの第2クラッド13の外径が互いに等しくされている。従って、それぞれの第1クラッド12の厚さは、互いに等しく、さらに、それぞれの第2クラッド13の厚さは互いに等しくされている。このコアの直径dは、例えば9μmとされ、第1クラッド12の外径dは、例えば19μmとされ、第2クラッド13の外径dは、例えば27μmとされ、コア間距離Λは、例えば40μmとされる。また、それぞれのコア11の中心とクラッド20の外周面との最短距離OCTは、例えば、40μmとされる。また、クラッド20の直径は、例えば160μmとされる。なお、本実施形態のマルチコアファイバ1においては、図1(A)に示すようにコアの数が全体で6つとされる。
また、それぞれのコア11の屈折率nは互いに等しく、それぞれの第1クラッド12の屈折率nは互いに等しく、それぞれの第2クラッド13の屈折率nは互いに等しくされている。そして、第1クラッド12の屈折率nは、コア11の屈折率nよりも低くされ、第2クラッド13の屈折率nは、第1クラッド12の屈折率nよりも更に低くされている。さらに、クラッド20の屈折率nは、コア11の屈折率nと第2クラッド13の屈折率nとの間の屈折率とされている。別言すれば、それぞれの屈折率n〜nは、
>n>n
>n
<n
を全て満たしている。従って、それぞれのコア要素10を屈折率の観点から見る場合に、それぞれのコア要素10は、第2クラッド13が第1クラッド12及びクラッド20よりも低いため、トレンチ構造を有している。
なお、図1の(B)においては、内側保護層31、及び、外側保護層32の屈折率については省略している。
このように第2クラッド13の屈折率nが、第1クラッド12の屈折率n及びクラッド20の屈折率nよりも小さくされることで、光はクラッド20側よりもコア11に引き寄せられる。このため、コア11への光の閉じ込め効果が大きくなり、コア11を伝播する光がそれぞれのコア要素10から漏えいすることを低減することができる。そして、屈折率の低い第2クラッド13及びクラッド20が障壁となり、互いに隣り合うコア11同士のクロストークを低減することができる。
なお、本実施形態においては、図1(B)に示すように、第1クラッド12の屈折率nが、クラッド20の屈折率nよりも高くされているが、第1クラッド12のクラッド20に対する比屈折率差が、略ゼロとされても良く、第1クラッド12の屈折率が、クラッド20の屈折率nと第2クラッド13の屈折率nとの間に設定されても良い。この第1クラッド12のクラッド20に対する比屈折率差は、波長分散特性の調整のために正負の値に適時設定される。
また、本実施形態においては、上述のように、それぞれのコア11の直径dは互いに等しくされ、それぞれの第1クラッド12の外径dは互いに等しくされ、それぞれの第2クラッド13の外径dは互いに等しくされており、更に、それぞれのコア11の屈折率nは互いに等しくされ、それぞれの第1クラッド12の屈折率nは互いに等しくされ、それぞれの第2クラッド13の屈折率nは互いに等しくされている。しかし、互いに隣り合うコア11の実効屈折率が異なるように、互いに隣り合うコア11の直径dや屈折率nが互いに異なるようにされても良く、互いに隣り合う第1クラッド12の外径dや屈折率nが互いに異なるようにされても良く、互いに隣り合う第2クラッド13の外径dや屈折率nが互いに異なるようにされても良い。このように互いの隣り合うコアの実効屈折率が異なることにより、互いに隣り合うコアの伝搬定数が異なり、クロストークをより低減させることができる。
次に、クラッド内に配置することができるコア要素の数について説明する。
図2は、クラッドの直径と、クラッド内に配置することができるコア要素の数との関係を示す図である。図2において、横軸はクラッドの直径を示し、縦軸はコアが円環状に配置される場合のクラッド内に配置することができるコア要素の数を示す。図2においては、コアの実効断面積Aeffを波長1550nmにおいて110μmとして、長さが100kmにおけるクロストークを−30dBした。なお、図2において、クラッドを被覆する保護層の影響による過剰な損失発生を抑制するために、コアの中心とクラッドの外周面との最短距離OCTを40μmとした。
まず、従来の一般的な配置である六方細密配置の場合にクラッド内に配置することができるコア要素の数について説明する。なお、このような配置においては、中心のコアから高次モードの光が逃げづらくなる観点からからコア間距離を40μmより小さくすることは困難である。図2より、コア間距離が40μmである場合、クラッドの外径が160μm以上であれば、中心に1つと、その周りに6つのコア要素を配置することができる。すなわち、コア要素を1−6配置とすることができ、7つのコア要素を配置することができる。しかし、クラッドの直径が219μm以上となるまで、これ以上多くのコア要素を配置することが寸法上できない。そして、クラッドの直径が219μm以上であれば、更に外周側に6つのコア要素を配置することができ、コア要素を1−6−6配置とすることができるので、コア要素の数を13とすることができる。つまり、クラッドの外径が160μmより大きい場合であっても、クラッドの外径に合わせてコアの数を徐々に多くすることができない。また、クラッドの外径が219μm以上である場合においては、クラッドの直径が240μm以上となるまで、コア要素の数を13より多くすることができない。そして、クラッドの直径が240μm以上であれば、最外周のコア要素の数を6から12に増やすことができ、コア要素を1−6−12配置とすることができるので、コアの数を19とすることができる。つまり、クラッドの外径が219μmより大きい場合であっても、クラッドの外径に合わせてコアの数を徐々に多くすることができない。このように従来のマルチコアファイバにおいては、クラッドの外径が大きくなるごとに徐々にコア要素の数を増やすことができなかった。別言すれば、クラッドの外径に応じて多くのコアを配置することができなかった。
次に本発明のマルチコアファイバの内、それぞれのコア要素が、互いに隣り合うコアの中心間距離が等間隔で、それぞれのコアの中心が円環状に配列するように配置される形態において、クラッド内に配置することができるコア要素の数について説明する。
まず、上述した従来のマルチコアファイバと同様にコア間距離が40μmである場合にクラッド内に配置することができるコア要素の数について説明する。図2より、このようなコア間距離である場合、クラッドの直径が160μmでれば、6つのコア要素を配置することができる。この状態が図1に示すマルチコアファイバ1である。そして、クラッドの外径が172μm以上であれば、コア要素を7つ配置することができ、クラッドの外径が184μm以上であれば、コア要素を8つ配置することができ、クラッドの外径が196μm以上であれば、コア要素を9つ配置することができる。更に、クラッドの外径が209μm以上であれば、配置することができるコア要素の数は10となり、クラッドの外径が221μm以上であれば、配置することができるコア要素の数は11となり、クラッドの外径が234μm以上であれば、配置することができるコア要素の数は12となり、クラッドの外径が247μm以上であれば、配置することができるコア要素の数は13となる。このように、本発明のマルチコアファイバによれば、コア間距離が40μmである場合、従来のマルチコアファイバにおいて7つのコア要素のみ配置することができるクラッドの直径の範囲(160μm〜219μm)の一部(184μm〜219μm)において、コア要素の数を8〜10とすることができ、クラッドの外径に応じて、従来のマルチコアファイバよりも多くのコア要素を配置することができる。
上記のように従来の六方細密配置では、コア間距離を40μmより小さくすることができないが、本発明のマルチコアファイバによれば、コア間距離を40μmより小さくすることができる。そこで、次に、コア間距離が35μmである場合に、クラッド内に配置することができるコア要素の数について説明する。図2より、このようなコア間距離である場合、クラッドの直径が160μm未満でも、6つのコア要素を配置することができる。そして、クラッドの外径が160μm以上であれば、コア要素を7つ配置することができ、クラッドの外径が171μm以上であれば、コア要素を8つ配置することができ、クラッドの外径が182μm以上であれば、コア要素を9つ配置することができる。更に、クラッドの外径が193μm以上であれば、配置することができるコア要素の数は10となり、クラッドの外径が204μm以上であれば、配置することができるコア要素の数は11となり、クラッドの外径が215μm以上であれば、配置することができるコア要素の数は12となり、クラッドの外径が226μm以上であれば、配置することができるコア要素の数は13となり、クラッドの外径が237μm以上であれば、配置することができるコア要素の数は14となり、クラッドの外径が248μm以上であれば、配置することができるコア要素の数は15となり、クラッドの外径が259μm以上であれば、配置することができるコア要素の数は16となる。このように、本発明のマルチコアファイバによれば、コア間距離を35μmにすることにより、従来のマルチコアファイバにおいて7つのコア要素のみ配置することができるクラッドの直径の範囲(160μm〜219μm)の多くの範囲(171μm〜219μm)において、コア要素の数を8〜12とすることができ、クラッドの外径に応じて、従来のマルチコアファイバよりも多くのコア要素を配置することができる。
次に、コア間距離が30μmである場合にクラッド内に配置することができるコア要素の数について説明する。図2より、このようなコア間距離である場合、クラッドの直径が160μmでれば、8つのコア要素を配置することができ、従来の六方細密配置によるコア要素の配置よりも多くのコアを配置することができる。そして、クラッドの外径が167μm以上であれば、コア要素を9つ配置することができる。更に、クラッドの外径が177μm以上であれば、配置することができるコア要素の数は10となり、クラッドの外径が186μm以上であれば、配置することができるコア要素の数は11となり、クラッドの外径が195μm以上であれば、配置することができるコア要素の数は12となり、クラッドの外径が205μm以上であれば、配置することができるコア要素の数は13となり、クラッドの外径が214μm以上であれば、配置することができるコア要素の数は14となり、クラッドの外径が224μm以上であれば、配置することができるコア要素の数は15となり、クラッドの外径が233μm以上であれば、配置することができるコア要素の数は16となる。このように、本発明のマルチコアファイバによれば、コア間距離が30μmとすることにより、従来のマルチコアファイバにおいて7つのコア要素のみ配置することができるクラッドの直径の範囲(160μm〜219μm)の全てにおいて、クラッドの外径に応じて、8〜14のコア要素を配置することができる。
ところで、光ファイバは、直線的ではなく曲げられた状態で設置される場合が多い。光ファイバが曲げられて設置される場合、その破断確率を低く抑えるために、クラッドの外径は、200μm以下とされることが好ましい。このことは“Large−effective−area ten−core fiber with cladding diameter of about 200 maikurom” Optics Letters, Vol. 36, Issue 23, pp. 4626−4628 (2011)に詳しく記載されている。このようにクラッドの外径が200μm以下である場合、図2から、従来の六方細密配置では、コア要素は7つの配置のみとされる。しかし、本発明のマルチコアファイバによれば、クラッドの外径に応じて、例えば、コア間距離を小さくすることにより、6から12のコア要素を配置することができる。
以上、説明したように、それぞれのコア要素がトレンチ型であるマルチコアファイバにおいては、コア要素を敢えて六方細密配置せずに特定のコア要素が複数のコアで囲まれない構造として、コア間距離を小さくすることにより、クラッドの外径に応じてコア要素の数を多くすることができる。しかも、それぞれのコア要素がトレンチ型の屈折率分布を有するため、互いに隣り合うコアのクロストークを抑制することができる。このように本実施形態のマルチコアファイバによれば、互いに隣り合うコア同士のクロストークを抑制しつつも、クラッドの外径に応じて多くのコアを配置することができる。
次にそれぞれのコアの実効コア断面積Aeffについて説明する。それぞれのコアを伝播する光の伝送特性の均質性や、複数の光ファイバを接続する場合に接続による損失を防止する観点から、それぞれのコアの実効断面積Aeffの差は、20μm以内であること望ましい。
ここで、コアのモードフィールド径が互いに異なり、それぞれMFDとMFDとされる2つの光ファイバを考察する。これらの光ファイバが接続される場合の接続損失は、以下の式(1)で与えられる。
Figure 0005468711
式(1)より、モードフィールド径MFDの差が1μm程度であっても、接続による損失は0.06dBとなり、光ファイバを実用する上で問題とならないことが分かる。また、一般的に広く用いられているシングルモードファイバは、ITU−T G.652(2009年11月版)として勧告化されており、そのモードフィールド径MFDのトーレランスは±0.6μm、と規定されている。また、海底線路などの長距離伝送線路用ファイバは、ITU−T G.654(2006年12月)として勧告化されており、そのモードフィールド径のトーレランスは±0.7μmと規定されている。これらのトーレランスは、軸ずれも含めた接続損失の観点から定められたものであるので、上記のように、モードフィールド径の差が1μm以内であれば、国際勧告にも準拠した十分に低い接続損失とすることができる。
また、光ファイバを伝播する光のモードフィールド径MFDと、このときの実効断面積Aeffとの関係は、下記式(2)で表される。
Figure 0005468711
ただし、kはコアの屈折率分に依存する係数である。ITU−T G.650.2, Transmission media and optical systems characteristics − Optical fibre cables(2007年7月版)によると、一般的な光ファイバにおいて、kは概ね0.960〜0.985の値をとる。上記式(2)から、コアの実効断面積Aeffが100μmの光ファイバと、コアの実効断面積Aeffが120μmの光ファイバとでは、モードフィールド径MFDの差が約1μmとなる。従って、それぞれのコアの実効断面積Aeffの差は、20μm以内であるマルチコアファイバを複数接続しても、接続損失を十分に小さくすることができる。
以上、本発明について、実施形態を例に説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態おいて、コアの数を6つとしたが、コアの数は、6つ以上であれば、その数に特に制限はない。図3は、このようなマルチコアファイバの例を示す図であり、上記実施形態のマルチコアファイバの変形例1を示す図である。なお、図3を説明するにあたり、上記実施形態と同一又は同等の構成要素については、同一の参照符号を付して特に説明する場合を除き重複する説明は省略する。図3に示すマルチコアファイバ2では、上記実施形態のそれぞれのコア要素10の数が増やされ、コア要素が全体で12個とされている。そして、それぞれのコア11は、それぞれの中心間距離が互いに等しく、中心がクラッド20の軸に一致した正12角形状となるように配置されている。なお、それぞれのコア11は、中心がクラッド20の軸に一致した円環状に配置されていると把握することもできる。この場合、コア間距離が35μmの場合、クラッド20の直径は215μmとなり、また、コア間距離が30μmの場合、クラッド20の直径は196μmとなり、このような構造であれば、十分な信頼性を得ることができる。このようにコア11の数(コア要素10の数)が多い場合であっても、コア間距離を小さくすることにより、クラッド20の外径に応じてコア要素10の数を多くすることができる。
また、コア要素10の数をnとする場合、コア11が正n角形状に配置されなくても良い。図4は、このようなマルチコアファイバの例を示す図であり、上記実施形態のマルチコアファイバの変形例2を示す図である。なお、図4を説明するにあたり、上記実施形態と同一又は同等の構成要素については、同一の参照符号を付して特に説明する場合を除き重複する説明は省略する。図4に示すマルチコアファイバ3では、図3に示すマルチコアファイバと同様に上記実施形態のそれぞれのコア要素10の数が増やされ、コア要素が全体で12個とされている。そして、それぞれのコア11は、それぞれの中心間距離が互いに等しく、全体が正六角形となるように配置されている。つまり、6つの各頂点及び6つの各辺にコアが配置され、それぞれのコア間距離が等しい正六角形とされている。この場合、コア間距離が35μmの場合、クラッド20の直径は220μmとなり、また、コア間距離が30μmの場合、クラッド20の直径は200μmとなり、このような構造であっても、十分な信頼性を得ることができる。本変形例2のようにコアが全体として六角形となるように配置される場合においては、スタックアンドドロー法を用いてマルチコアファイバを製造する際に、コアを有するガラスロッドを配置し易い観点から好ましい。
また、特に図示しないが、8つのコア要素を有するマルチコアファイバにおいては、8つのコアが正八角形となるように配置されても良く、例えば、正四角形となるように配置されても良い。コアが正四角形となるように配置される場合、各頂点に1つのコアがそれぞれ配置され、四角形の各辺の中点に1つのコアがそれぞれ配置されれば良い。8つのコアが正八角形に配置される場合、コア間距離が40μmとされる場合、クラッドの直径は193μmとなり、コア間距離が35μmとされる場合、クラッドの直径は171μmとなり、コア間距離が30μmとされる場合、クラッドの直径は153μmとなる。一方、上記のように8つのコアが正四角形に配置されるマルチコアファイバにおいては、コア間距離が40μmとされる場合、クラッドの直径は193μmとなり、コア間距離が35μmとされる場合、クラッドの直径は179μmとなり、コア間距離が30μmとされる場合、クラッドの直径は165μmとなる。このような構造であっても、十分な信頼性を得ることができ、また、クラッドの外径に応じてコア要素の数を多くすることができる。
このようにコア要素の数がn個(nは6以上)である場合に、それぞれのコアが全体としてn角形に配置されない場合であっても、本変形例のように、コアが全体として、中心がクラッドの軸に一致し、各頂点及び各辺にコアが配置され、それぞれのコア間距離が等しい正多角形になることが、クラッドの外径に応じてコア要素の数を多くすることができるため好ましい。この場合、正多角形の頂点の数は、コアの数を2以上の整数で割った数となる。従って、nは2以上の整数で割りきれる数となる。例えば、上記のようにコアが正六角形状に配置される場合、コア要素の数が6つでそれぞれのコアが正六角形状に配置される他に、コア要素の数が、12以上の6の倍数とされ、それぞれのコア正六角形状に配置されても良い。
なお、最も多くのコアをクラッド内に配置するためには、上記の実施形態や変形例1のように、コアの数をnとする場合、コアが正n角形状に配置されることが好ましい。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明の内容をより具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものでは無い。
(実施例1)
クラッド内において、互いに隣り合うコア間距離が等しく、コアの中心が円環状にとなるように、図1(B)に示す屈折率分布を有する6つ以上のコア要素が配置されたマルチコアファイバを検討した。このマルチコアファイバにおいて、コアの半径をr、第1クラッドの半径をr、第2クラッドの厚さをwとして、r/r=2.0とし、w/r=1.1とした。更に、第1クラッドのクラッドに対する比屈折率差Δを0とし、第2クラッドのクラッドに対する比屈折率差Δを−0.7%とし、コア間距離Λを34μmとした。
ここで、長さLのマルチコアファイバが、半径Rで曲げられる場合のクロストークXTは、下記の式(3)で与えられることが知られている。
Figure 0005468711
ただし、κは互いに隣り合うコアの結合係数であり、βは伝搬定数である。
ここで、コアの半径r、及び、コアのクラッドに対する比屈折率差Δに対する、コアの実効断面積Aeff、及び、結合係数κ、及び、カットオフ波長の分布を図5に示す。
図5において、横軸はコアの半径rを示し、縦軸はコアのクラッドに対する比屈折率差Δを示している。また、点線で示すλcは、カットオフ波長が1530nmとなるパラメータを示している。波長1.5μm帯でシングルモード伝送を保証するための光ファイバを実現するためには、点線で示すλcよりも左下の領域にあるパラメータを用いる必要がある。
図5において、実線は実効断面積Aeffの分布の様子を示している。具体的には、実効断面積Aeffが80μm,90μm,100μm,110μmの場合の分布を示している。また、破線は結合係数κの分布を示している。具体的には、結合係数κが0.001,0.002,0.01の場合の分布を示している。ここで、図5において、実効断面積Aeffが80μmにおける結合係数κと解を有する点をA点とし、実効断面積Aeffが90μmにおける結合係数κと解を有する点をB点とし、実効断面積Aeffが100μmにおける結合係数κと解を有する点をC点として、A点、B点、C点について考察をした。図5に示すように、本実施形態においては、光ファイバとして使用可能なカットオフ波長λcより左の領域において、A点は結合係数κが0.001の線上にプロットすることができ、B点は結合係数κが0.002の線上にプロットすることができ、C点は結合係数κが0.002の線上にプロットすることができる結果となった。
また、マルチコアファイバの長さLを100kmとし、曲げ半径Rを200mmとすると、上記式(3)より、A点におけるクロストークXTは−37dBとなり、結合係数κが互いに等しいB点、C点におけるクロストークXTは−31dBとなる。このようなクロストーク値であれば、光ファイバとして十分に実用可能な値である。
次に、A点、B点、C点におけるクラッドの外径とコアの数との関係を図6に示す。なお、実効断面積Aeffが、80μmの場合、コアの中心とクラッドの外周面との最短距離が30μm以上であれば良く、実効断面積Aeffが、110μmの場合、コアの中心とクラッドの外周面との最短距離が40μm以上であれば良いことが知られている。そこで、図6においては、これらのことを基にして、コアの中心とクラッドの外周面との最短距離を線形補間することで、任意の実効断面積におけるコアの中心とクラッドの外周面との最短距離を求めて、配置可能なコアの数を求めている。なお、図6においては、図2に示す従来の六方細密配置の場合におけるクラッドの外径とコアの数との関係も示している。図6より、コアの実効断面積Aeffを適宜変更することで、従来のマルチコアファイバにおいて7つのコア要素のみ配置することができるクラッドの直径の範囲(160μm〜219μm)において、7から14のコアをクラッドの外径に応じて配置することができ、従来のマルチコアファイバにおいて13のコア要素のみ配置することができるクラッドの直径の範囲(219μm〜240μm)において、最大16のコアを配置することができる。
このように本発明のマルチコアファイバによれば、クラッドの外径に応じて多くのコアを配置することができることが分かる。
(実施例2)
第2クラッドの厚さwを厚くして、w/r=1.2としたこと以外は、実施例1と同様のマルチコアファイバを検討した。この場合のコアの半径rと、コアのクラッドに対する比屈折率差Δとの関係において、コアの実効断面積Aeff、及び、結合係数κ、及び、カットオフ波長λcの分布を図7に示す。なお、図示の方法は図5と同様である。図7において、コアの実効断面積Aeffが、実施例1とA点、B点、C点と同じ条件のA点、B点、C点を考察した。この結果、A点、B点、C点は、実施例1のA点、B点、C点と同様の結合係数κとなった。そして、A点、B点、C点は、それぞれ実施例1のA点、B点、C点よりも、カットオフ波長λcの線から離れる結果となった。従って、第2クラッドを厚くすることにより、実施例1よりも更に製造に適した設計となっていることが分かる。
(実施例3)
第2クラッドの厚さwと、コアの半径をrとの比w/r=0.8とし、コア間距離Λを35μmとしたこと以外は、実施例1と同様マルチコアファイバを検討した。この場合のコアの半径rと、コアのクラッドに対する比屈折率差Δとの関係において、コアの実効断面積Aeff、及び、結合係数κ、及び、カットオフ波長λcの分布を調べた。この様子を図5と同様の方法で図8に示す。そして、実効断面積Aeffが実施例1のA点と同じ80μmで、結合係数κと解を有する点をA点とした。図8に示すように、本実施例の場合、A点は、光ファイバとして使用可能なカットオフ波長λcより左の領域において、結合係数κが0.002の線上にプロットすることができる結果となった。
(実施例4)
第2クラッドの厚さwと、コアの半径をrとの比w/r=0.9とし、コア間距離Λを35μmとしたこと以外は、実施例1と同様マルチコアファイバを検討した。この場合のコアの半径rと、コアのクラッドに対する比屈折率差Δとの関係において、コアの実効断面積Aeff、及び、結合係数κ、及び、カットオフ波長λcの分布を調べた。この様子を図5と同様の方法で図9に示す。そして、実効断面積Aeffが実施例1のA点と同じ80μmで、結合係数κと解を有する点をA点とし、実効断面積Aeffが実施例1のB点と同じ90μmで、結合係数κと解を有する点をB点とした。図9に示すように、光ファイバとして使用可能なカットオフ波長λcより左の領域において、A点及びB点は、共に結合係数κが0.002の線上にプロットすることができる結果となった。
(実施例5)
第2クラッドの厚さwと、コアの半径をrとの比w/r=1.0とし、コア間距離Λを35μmとしたこと以外は、実施例1と同様マルチコアファイバを検討した。この場合のコアの半径rと、コアのクラッドに対する比屈折率差Δとの関係において、コアの実効断面積Aeff、及び、結合係数κ、及び、カットオフ波長λcの分布を調べた。この様子を図5と同様の方法で図10に示す。なお、図10の斜線の領域は、互いに隣接するコア要素の第2クラッド層同士が重なる領域を示している。本例では、r=5.83μmに相当する。そして、実効断面積Aeffが実施例1のA点と同じ80μmで、結合係数κと解を有する点をA点とし、実効断面積Aeffが実施例1のB点と同じ90μmで、結合係数κと解を有する点をB点とした。図10に示すように、光ファイバとして使用可能なカットオフ波長λcより左の領域において、A点は、結合係数κが0.001の線上にプロットすることができ、B点は、結合係数κが0.002の線上にプロットすることができる結果となった。
(実施例6)
第2クラッドの厚さwと、コアの半径をrとの比w/r=1.1とし、コア間距離Λを35μmとしたこと以外は、実施例1と同様マルチコアファイバを検討した。この場合のコアの半径rと、コアのクラッドに対する比屈折率差Δとの関係において、コアの実効断面積Aeff、及び、結合係数κ、及び、カットオフ波長λcの分布を調べた。この様子を図5と同様の方法で図11に示す。そして、実効断面積Aeffが実施例1のA点と同じ80μmで、結合係数κと解を有する点をA点とし、実効断面積Aeffが実施例1のB点と同じ90μmで、結合係数κと解を有する点をB点とし、実効断面積Aeffが実施例1のC点と同じ100μmで、結合係数κと解を有する点をC点とした。図11に示すように、光ファイバとして使用可能なカットオフ波長λcより左の領域において、A点及びB点は、共に結合係数κが0.001の線上にプロットすることができ、C点は、結合係数κが0.002の線上にプロットすることができる結果となった。
(実施例7)
第2クラッドの厚さwと、コアの半径をrとの比w/r=1.2とし、コア間距離Λを35μmとしたこと以外は、実施例1と同様マルチコアファイバを検討した。この場合のコアの半径rと、コアのクラッドに対する比屈折率差Δとの関係において、コアの実効断面積Aeff、及び、結合係数κ、及び、カットオフ波長λcの分布を調べた。この様子を図5と同様の方法で図12に示す。そして、実効断面積Aeffが実施例1のA点と同じ80μmで、結合係数κと解を有する点をA点とし、実効断面積Aeffが実施例1のB点と同じ90μmで、結合係数κと解を有する点をB点とし、実効断面積Aeffが実施例1のC点と同じ100μmで、結合係数κと解を有する点をC点とし、実効断面積Aeffが110μmで、結合係数κと解を有する点をD点とした。図11に示すように、光ファイバとして使用可能なカットオフ波長λcより左の領域において、A点及びB点は、共に結合係数κが0.001の線上にプロットすることができ、C点及びD点は、結合係数κが0.002の線上にプロットすることができる結果となった。本実施例では、実施例1ではプロットできなかったD点をプロットすることができた。
図8から図12に示すように、第2クラッドの厚さwと、コアの半径をrとの比w/rを大きくすることにより、コアの実効断面積が同じであっても、結合係数κがより小さな解が存在することが分かる。つまり、コアの実効断面積Aeffが80μmであるA点の場合、実施例3及び実施例4では、結合係数κは0.002であるのに対し、実施例5から実施例7では、結合係数κは0.001となる。点B、点Cについても同様のことが言える。これは、式(3)より、クロストークがより小さくなることを示す。従って、コアの実効断面積Aeffが大きくなる場合であっても、比w/rを大きくすることによりクロストークが抑制されたマルチコアファイバを実現できることが分かった。
更に、第2クラッドの厚さwと、コアの半径をrとの比w/rを大きくすることにより、同じクロストーク特性を維持しつつコアの実効断面積Aeffを大きくすることができることが分かった。つまり、実施例4では、実施例3よりも第2クラッドの厚さwと、コアの半径をrとの比w/rを大きくすることにより、実施例3では得られなかったコアの実効断面積Aeffが90μmの解を得ることができ、B点をプロットすることができた。同様に、実施例6では、実施例3から実施例5よりも第2クラッドの厚さwと、コアの半径をrとの比w/rを大きくすることにより、実施例3から実施例5では得られなかったコアの実効断面積Aeffが100μmの解を得ることができ、C点をプロットすることができた。同様に、実施例7においては、第2クラッドの厚さwと、コアの半径をrとの比w/rを大きくすることにより、実施例3から実施例6において解を得られなかったコアの実効断面積Aeffが110μmの解を得ることができ、点Dをプロットすることができた。このように、第2クラッドの厚さwと、コアの半径をrとの比w/rを大きくすることにより、より大きな実効コア断面積をすることができ、光の歪を小さくすることができて、通信品質を向上させ得ることが分かった。
次に、実施例3〜7について、A点〜D点におけるクラッドの外径とコアの数との関係を図13に示す。なお、図13においては、図2に示す、従来の六方細密配置の場合におけるクラッドの外径とコアの数との関係も示している。図13に示すように、実施例3〜7のマルチコアファイバによれば、コアの実効断面積Aeffを適宜変更することで、従来のマルチコアファイバにおいて7つのコア要素のみ配置することができるクラッドの直径の範囲(160μm〜219μm)において、6から14のコア要素をクラッドの外径に応じて配置することができ、従来のマルチコアファイバにおいて13のコア要素のみ配置することができるクラッドの直径の範囲(219μm〜240μm)において、最大16のコアを配置することができる。このように本発明のマルチコアファイバによれば、クラッドの外径に応じて多くのコアを配置することができることが分かる。
(実施例8)
コア間距離Λを36μmとしたこと以外は、実施例7と同様にして、コアの半径r、及び、コアのクラッドに対する比屈折率差Δに対するコアの実効断面積Aeff、及び、結合係数κ、及び、カットオフ波長λcの分布を調べた。この様子を図14に示す。そして、実効断面積Aeffが80μmで、結合係数κと解を有するA点とし、実効断面積Aeffが90μmで、結合係数κと解を有する点をB点とし、実効断面積Aeffが100μmで、結合係数κと解を有する点をC点とし、実効断面積Aeffが110μmで、結合係数κと解を有する点をD点とした。図14に示すように、光ファイバとして使用可能なカットオフ波長λcより左の領域において、A点は、結合係数κが0.001よりも小さい場所においてプロットすることができ、B点及びC点は、共に結合係数κが0.001の線上にプロットすることができ、D点は、結合係数κが0.002の線上にプロットすることができる結果となった。
本実施例においては、図14のC点から分かるように、コアの実効断面積Aeffが100μmの場合であっても結合係数κが0.001m−1の解が存在する。従って、よりクロストークが抑制されたマルチコアファイバを実現することができることが分かる。また、コアの実効断面積Aeffが100μmの場合であっても、カットオフ波長λcに対する余裕を十分に取ることができることが分かる。
次に本実施例のA点〜D点におけるクラッドの外径とコアの数との関係を図15に示す。なお、図15においては、図2に示す従来の六方細密配置の場合におけるクラッドの外径とコアの数との関係も示している。図15に示すように、実施例8のマルチコアファイバによれば、コアの実効断面積Aeffを適宜変更することで、従来のマルチコアファイバにおいて7つのコア要素のみ配置することができるクラッドの直径の範囲(160μm〜219μm)において、6から13のコアをクラッドの外径に応じて配置することができ、従来のマルチコアファイバにおいて13のコア要素のみ配置することができるクラッドの直径の範囲(219μm〜240μm)において、最大15のコアを配置することができる。このように本発明のマルチコアファイバによれば、クラッドの外径に応じて多くのコアを配置することができることが分かる。
次に実施例1〜8のマルチコアファイバ、及び、従来の六方細密配置の場合のマルチコアファイバにおいて、コア間距離Λとの比と、クロストークとの関係について考察する。図16は、コアの実効断面積Aeffの平方根とコア間距離Λの自乗との比と、クロストークとの関係について示している。図16においては、それぞれのコアを光が100km伝播する場合におけるクロストークをXT[dB]とし、それぞれのコアの有効コア断面積をAeff[μm]とし、互いに隣り合うコアの中心間距離をΛとしている。なお、図16において、四角で示す印は、実施例1〜8のマルチコアファイバを示し、丸で示す印は、従来の六方細密配置の場合のマルチコアファイバを示し、直線は、下記式(4)を表す線である。
Figure 0005468711
従って、図16に示すように、実施例1〜8のマルチコアファイバは、下記式(5)を満たすことが分かる。
Figure 0005468711
このように実施例1〜8のマルチコアファイバは、上式(5)を満たすことから、コア間距離Λをより小さくしつつも、低いクロストークを実現できていることが分かる。
従って、本発明によれば、コア間距離を小さくしつつも低いクロストークを実現できるため、クラッドの外径に応じてより多くのコア要素を配置することができることが確認できた。
以上説明したように、本発明によれば、互いに隣り合うコア同士のクロストークを抑制しつつも、クラッドの外径に応じて多くのコアを配置することができるマルチコアファイバが提供され、通信用ケーブル等に良好に利用することができる。
1・・・マルチコアファイバ
10・・・コア要素
11・・・コア
12・・・第1クラッド
13・・・第2クラッド
20・・・クラッド
31・・・内側保護層
32・・・外側保護層

Claims (5)

  1. コアと、前記コアの外周面を囲む第1クラッドと、前記第1クラッドの外周面を囲む第2クラッドと、を有する6個以上のコア要素と、
    それぞれの前記コア要素を囲むクラッドと、
    を備え、
    前記コアの屈折率をnとし、前記第1クラッドの屈折率をnとし、前記第2クラッドの屈折率をnとし、前記クラッドの屈折率をnとする場合、
    >n>n
    >n
    <n
    の全てを満たし、
    それぞれの前記コア要素は、互いに隣り合う前記コアの中心間距離が等間隔で、それぞれの前記コアの中心が環状に配列するように、配置され
    それぞれの前記コアを光が100km伝播する場合におけるクロストークをXT[dB]とし、それぞれの前記コアの有効コア断面積をA eff [μm ]とし、互いに隣り合う前記コアの中心間距離をΛとする場合に、
    Figure 0005468711
    を満たす
    ことを特徴とするマルチコアファイバ。
  2. 前記コア要素の数をnとする場合、それぞれの前記コアは正n角形状に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載のマルチコアファイバ。
  3. 前記コア要素の数をnとする場合、nは2以上の整数で割りきれる6以上の数であり、それぞれの前記コアはnを前記整数で割った数の頂点を有する正多角形状に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載のマルチコアファイバ。
  4. 前記コア要素の数が、12以上の6の倍数とされ、前記コアは、正六角形状に配置される
    ことを特徴とする請求項3に記載のマルチコアファイバ。
  5. それぞれの前記コアの有効コア断面積の差が20[μm]以内であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のマルチコアファイバ。
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