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JP5466096B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は半導体装置及びその製造方法に係り、さらに詳しくは、半導体基板のバンプ電極に多層構造の再配線が形成された半導体パッケージに適用できる半導体装置及びその製造方法に関する。
近年、マルチメディア機器などの高性能化に伴って、LSIと電子機器とのインターフェイスとなる実装技術の高密度化が進められている。
そのような要求に応じるICパッケ−ジとして、チップサイズと略同等の大きさにパッケ−ジされたCSP(チップサイズパッケ−ジ)がある。さらには、ウェハ段階でCSP構造に係る成膜や加工などを行い、その後にダイシングして個別のCSPを得るようにしたウェハレベルCSPが知られている。
ウェハレベルCSPでは、トランジスタなどが形成されたシリコンウェハの接続パッドに再配線が接続されて形成された後に、再配線にバンプ電極が形成される。
特許文献1及び2には、バンプ電極を備えた半導体基板の上にバンプ電極の上部が露出するようにして絶縁層を形成した後に、バンプ電極に接続される配線パターンを形成することが記載されている。
特許文献3には、内層配線板に絶縁樹脂層と銅箔を積層し、銅箔に開口を形成し、ブラスト処理により銅箔の開口から樹脂絶縁層に非貫通穴を形成した後に、めっきによって非貫通穴に導体回路パターンを形成することが記載されている。
特許第4121542号公報 特許第4431628号公報 特開2002―43753号公報
従来技術のウェハレベルCSPでは、シリコンウェハに形成する再配線は単層で形成される場合が多く、多層配線構造を採用することに関しては何ら考慮されていない(例えば、特許文献1及び2)。特に、ASICやLogicなどの半導体装置では多ピン化が要求されるため、多層構造の再配線を低コストで形成するための新規な方法が切望されている。
本発明は以上の課題を鑑みて創作されたものであり、多層構造の再配線が簡易な方法によって低コストで形成される半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は半導体装置の製造方法に係り、バンプ電極を備えた半導体ウェハの上に、第1絶縁層の上に第1金属層が積層された第1積層膜を形成することにより、前記バンプ電極を前記第1絶縁層に埋め込むと共に、前記第1金属層の下に前記バンプ電極を配置する工程と、前記バンプ電極上の第1金属層に開口部を形成して接続ホールを得る工程と、前記接続ホールに、導電性ペースト又ははんだからなる第1ビア導体を形成することにより、前記第1ビア導体によって前記バンプ電極と前記第1金属層とを接続する工程と、前記接続ホールを得る工程の後、又は前記第1ビア導体を形成する工程の後に行われ、前記第1金属層をパターニングすることにより第1配線層を形成する工程と、前記第1配線層の上に、第2絶縁層の上に第2金属層が積層された第2積層膜を形成する工程と、前記第2積層膜の上に、前記第1配線層の接続部に対応する部分に開口部が設けられたレジストを形成する工程と、前記レジストの開口部を通して前記第2金属層をエッチングして開口部を形成する工程と、ウェットブラスト法により、前記第2金属層の開口部を通して前記第2絶縁層をエッチングすることにより、前記第1配線層に到達するビアホールを形成する工程と、前記ビアホールに導電性ペースト又ははんだからなる第2ビア導体を形成することにより、前記第2ビア導体によって前記第1配線層と前記第2金属層とを接続する工程と、前記ビアホールを形成する工程の後、又は前記第2ビア導体を形成する工程の後に行われ、前記第2金属層をパターニングして第2配線層を形成する工程とを有することを特徴とする。
本発明の半導体装置の製造方法では、まず、バンプ電極を備えた半導体ウェハの上に第1絶縁層(樹脂フィルムなど)の上に第1金属層(銅箔など)が積層された第1積層膜を形成する。これにより、バンプ電極が第1絶縁層に埋め込まれると共に、第1金属層の下にバンプ電極が配置される。
次いで、バンプ電極の上の第1金属層に開口部を形成して接続ホールとし、バンプ電極の接続部を露出させる。このとき、ウェットブラスト法でバンプ電極の接続部をクリーニングすると同時に、バンプ電極の周りの第1絶縁層をエッチングして凹部を形成してもよい。
続いて、接続ホールに導電性ペースト又ははんだからなるビア導体を形成することにより、バンプ電極と第1金属層とを電気接続する。そして、第1金属層は所定の段階でパターニングされて第1配線層となる。
次いで、第1配線層の上に第2絶縁層(樹脂フィルムなど)の上に第2金属層(銅箔など)が積層された第2積層膜を形成する。さらに、第1配線層の接続部に対応する部分に開口部が設けられたレジストを第1金属層の上に形成し、その開口部を通して第1金属層をエッチングして開口部を形成する。
次いで、この状態で、ウェットブラスト法により、第2金属層の開口部から第2絶縁層をエッチングして第1配線層に到達するビアホールを形成する。
その後に、ビアホールに導電性ペースト又ははんだからなるビア導体を形成することにより、第1配線層と第2金属層とを電気接続する。そして、第2金属層は所定の段階でパターニングされて第2配線層となる。
このような製造方法を採用することにより、半導体ウェハのバンプ電極に接続される多層配線(再配線)を形成する際に、スパッタ法による金属層(シード層など)の成膜、レーザによるビアホールの形成、過マンガン酸系強アルカリ液によるビアホールのデスミア処理、湿式めっき(無電解Cuめっき/電解Cuめっき)など技術を使用する必要がない。
従って、製造に係る工程数を大幅に削減できるので、製造コストを低減することができる。また、デスミア処理や湿式めっきプロセスが不要となるため、有害廃液を削減することができ、環境負荷の低減を図ることができる。
また、上記課題を解決するため、本発明は半導体装置に係り、バンプ電極を備えた半導体基板と、前記半導体基板の上に形成され、前記バンプ電極の横方向に配置された第1絶縁層と、前記第1絶縁層の上に形成され、前記バンプ電極の上に接続ホールを備えた第1配線層と、前記接続ホールに形成されて前記バンプ電極と前記第1配線層とを接続すると共に、導電性ペースト又ははんだからなる第1ビア導体と、前記第1配線層の上に形成された第2絶縁層と、前記第2絶縁層に形成され、前記第1配線層に到達するビアホールと、前記第2絶縁層の上に形成され、前記ビアホールの外周から外側に延在する第2配線層と、前記ビアホールに形成されて前記第1配線層と前記第2配線層とを接続すると共に、導電性ペースト又ははんだからなる第2ビア導体とを有することを特徴とする。
本発明の半導体装置は上記した製造方法で製造され、バンプ電極と第1配線層とは第1配線層の接続ホールに形成されたビア導体(導電性ペースト又ははんだ)で接続され、第1配線層と第2配線層とは絶縁層のビアホールに形成されたビア導体(導電性ペースト又ははんだ)で接続されている。
バンプ電極と第1配線層とを接続するビア導体の上には第1配線層が配置されない構造となる。また同様に、第1配線層と第2配線層とを接続する第2ビアの上には第2配線層が配置されない構造となる。
本発明では、コスト化を図れる簡易な方法で半導体ウェハに多層構造の再配線を形成することがきる。従って、ASICやLogicなどの多ピン化が要求される半導体装置の製造に容易に対応できるようになる。
以上説明したように、本発明の半導体装置では、多層配線が簡易な方法によって低コストで形成される。
図1は本発明の実施形態の半導体装置の製造方法を示す断面図(その1)である。 図2(a)及び(b)は本発明の実施形態の半導体装置の製造方法を示す断面図(その2)である。 図3(a)及び(b)は本発明の実施形態の半導体装置の製造方法を示す断面図(その3)である。 図4(a)及び(b)は本発明の実施形態の半導体装置の製造方法を示す断面図(その4)である。 図5(a)及び(b)は本発明の実施形態の半導体装置の製造方法を示す断面図(その5)である。 図6(a)及び(b)は本発明の実施形態の半導体装置の製造方法を示す断面図(その6)である。 図7(a)及び(b)は本発明の実施形態の半導体装置の製造方法を示す断面図(その7)である。 図8(a)及び(b)は本発明の実施形態の半導体装置の製造方法を示す断面図(その8)である。 図9(a)及び(b)は本発明の実施形態の半導体装置の製造方法を示す断面図(その9)である。 図10(a)及び(b)は本発明の実施形態の半導体装置の製造方法を示す断面図(その10)である。 図11は本発明の実施形態の半導体装置の製造方法を示す断面図(その11)である。 図12(a)及び(b)は本発明の実施形態の半導体装置の製造方法を示す断面図(その12)である。 図13(a)及び(b)は本発明の実施形態の半導体装置の製造方法を示す断面図(その13)である。 図14は本発明の実施形態の半導体装置を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
図1〜図13は本発明の実施形態の半導体装置の製造方法を示す断面図、図14は同じく実施形態の半導体装置を示す断面図である。
本発明の実施形態の半導体装置の製造方法では、まず、図1に示すようなシリコンウェハ10を用意する。本実施形態では半導体ウェハとしてシリコンウェハ10を例示する。
シリコンウェハ10は、その最上に、接続パッド12とそれを露出させる開口部14xが設けられたパッシベーション層14(保護絶縁層)とを備えている。
接続パッド12はアルミニウム又はアルミニウム合金などから形成され、パッシベーション層14はシリコン窒化層14a及びポリイミド樹脂層14bが下から順に形成されて構成される。なお、ポリイミド樹脂層14bを省略してシリコン窒化層14aからパッシベーション層14を構成してもよい。
シリコンウェハ10には、トランジスタ(半導体素子)、キャパシタ及び抵抗などの回路素子が形成された複数の素子形成領域Tが設けられている。各素子形成領域Tの上には、各種回路素子を接続するための多層配線(不図示)が形成されており、多層配線は接続パッド12に接続されている。
図1の平面図を加えて説明すると、シリコンウェハ10には、素子形成領域Tを含むチップ領域Aが多数設けられている。チップ領域Aは格子状に配置されたダイシングラインDで囲まれて画定されている。
図1の平面図の例では、接続パッド12はエリアアレイ型で配置されており、各チップ領域Aの全体にそれぞれ格子状に配置されている。あるいは、接続パッド12がペリフェラル型で配置され、各チップ領域Aの周縁部にそれぞれ配置されていてもよい。シリコンウェハ10は、後に、各チップ領域Aが得られるようにダイシングラインDで切断されて個々の半導体チップ(半導体装置)となる。
以下の工程では、図1のシリコンウェハ10の一つのチップ領域Aを部分的に示しながら説明する。
図2(a)に示すように、図1で説明したシリコンウェハ10を用意する。シリコンウェハ10の厚みは600〜800μm程度である。
次いで、図2(b)に示すように、シリコンウェハ10の上に厚みが50μm程度のドライフィルムレジスト16を貼付し、フォトリソグラフィに基づいて露光・現像を行うことにより、ドライフィルムレジスト16をパターニングする。これにより、各チップ領域Aの上にドライフィルムレジスト16が残され、ダイシングラインDの上にドライフィルムレジスト16の開口部16aが配置される。
続いて、図3(a)に示すように、ウェットブラスト法によりドライフィルムレジスト16をマスクにしてその開口部16aを通してパッシベーション層14の上面から厚み方向にエッチングする。これにより、シリコンウェハ10のダイシングラインD(図1)に凹部Cが形成される。凹部Cは各チップ領域Aを取り囲むように格子状に形成される。
後述するように、シリコンウェハ10に形成される凹部Cは、シリコンウェハ10上に形成される層間絶縁層の密着性を向上させるアンカーとして機能する。
その後に、図3(b)に示すように、レジスト剥離液によってドライフィルムレジスト16が除去される。なお、ドライフィルムレジスト16の代わりに、液状のレジストを使用して同様なマスクを形成してもよい。
次いで、図4(a)に示すように、図3(b)の構造体の上面側を酸素プラズマによってクリーニング処理する。これにより、パッシベーション層14が表面改質(粗化)されると共に、接続パッド12の表面が洗浄される。
続いて、図4(b)に示すように、ワイヤボンディング法に基づいて、接続パッド12の上に先端が尖った金(Au)ワイヤバンプ18を形成する。バンプ電極として金ワイヤバンプ18を例示するが、ワイヤボンディング法に基づいて、同様な形状の銅(Cu)ワイヤバンプを形成してもよい。あるいは、電解めっき法によって金(Au)バンプなどを形成してもよいし、無電解めっき法によってニッケル(Ni)/金(Au)バンプを順に形成してもよい。
次いで、図5(a)に示すように、Bステージ(半硬化状態)の樹脂フィルム20aの上に銅箔30aが貼付された構造の第1銅箔付き樹脂フィルムCF1を用意する。
銅箔30aの厚みは5〜18μmであり、樹脂フィルム20aの厚みは30μm程度である。樹脂フィルム20aとしては、エポキシ樹脂又はポリイミド樹脂などの熱硬化性樹脂が使用される。
そして、第1銅箔付き樹脂フィルムCF1の樹脂フィルム20aの面を金ワイヤバンプ18に押し込んで圧着する。これにより、金ワイヤバンプ18は樹脂フィルム20aに埋め込まれると共に、金ワイヤバンプ18の先端が銅箔30aに突き刺さった状態となる。
さらに、図5(b)に示すように、第1銅箔付き樹脂フィルムCF1を押圧治具(不図示)で下側に押圧して平坦化し、180℃程度の温度で加熱処理することにより、Bステージの樹脂フィルム20aを硬化させて第1層間絶縁層20を得る。
このとき、平坦化処理によって金ワイヤバンプ18の先端が潰されて接続部18aとなる。また、金ワイヤバンプ18の接続部18aが銅箔30aの直下に配置された状態となる。このようにして、金ワイヤバンプ18の接続部18aと第1層間絶縁層20の上面とが同一面を構成するように平坦化される。
また、前述したように、シリコンウェハ10のダイシングラインD(図1)に凹部Cが形成されているので、第1層間絶縁層20がアンカー効果によってシリコンウェハ10に密着性よく形成される。
なお、本実施形態では、シリコンウェハ10の上に第1銅箔付き樹脂フィルムCF1を貼付しているが、絶縁層の上に金属層が積層された各種の積層膜を使用することができる。
次いで、図6(a)に示すように、第1銅箔付き樹脂フィルムCF1の上に、金ワイヤバンプ18の上に開口部21aが設けられたドライフィルムレジスト21を形成する。
次いで、図6(b)に示すように、塩化第二銅水溶液などの銅のエッチャントにより、ドライフィルムレジスト21の開口部21aを通して銅箔30aをエッチングして開口部30xを形成する。銅箔30aの開口部30xの径は例えば50〜80μmに設定される。
このとき、金ワイヤバンプ18の接続部18aの上面が極薄の樹脂皮膜で覆われている場合がある。つまり、金ワイヤバンプ18に第1銅箔付き樹脂フィルムCF1を圧着して平坦化する上記した工程において、金ワイヤバンプ18の接続部18a上に樹脂が回り込んで樹脂皮膜が形成されることがある。このため、金ワイヤバンプ18の接続部18a上の樹脂皮膜を除去してクリーンな接続部18aを露出させる必要がある。
そこで、図7(a)に示すように、ドライフィルムレジスト21を残した状態(図6(b))で、ウェットブラスト法により、銅箔30aの開口部30xを通して金ワイヤバンプ18の接続部18a上の樹脂皮膜をエッチングしてクリーニングする。
銅箔30aの開口部30xは金ワイヤバンプ18の接続部18aの面積より大きく設定されている。このため、ウェットブラスト処理によって金ワイヤバンプ18の周囲の第1層間絶縁層20が選択的にエッチングされて、金ワイヤバンプ18の周りに凹部20xが形成される。このとき、金ワイヤバンプ18はウェットブラスト処理でほとんどエッチングされない。金ワイヤバンプ18の周りに設けられる凹部20xはその側面と底面との繋がり面が曲面となるU字状に形成される。
このようにして、銅箔30aの開口部30xと第1層間絶縁層20に設けられた凹部20xとにより、金ワイヤバンプ18の接続部18aを露出させる接続ホールCHが構成される。
また、ドライフィルムレジスト21は、樹脂のエッチング途中で消失する膜厚に設定されており、ドライフィルムレジスト21が消失した後は、銅箔30aがマスクとして機能する。これにより、後に第1配線層となる銅箔30aの表面がウェットブラスト処理によって粗化されてアンカーが同時に形成される。
また、ウェットブラスト法で樹脂皮膜をエッチングする際に、樹脂スミアが発生するおそれがなく、水洗することで金ワイヤバンプ18の接続部18aがクリーンな状態で露出するため、デスミア処理を行う必要はない。
なお、金ワイヤバンプ18の接続部18a上に樹脂皮膜が形成されない場合は、上記したウェットブラスト処理を省略してもよい。この場合は、ギ酸系の薬液により銅箔30aの表面を処理して粗化することによってアンカーを形成する。ウェットブラスト処理を省略する場合は、銅箔30aの開口部30xが接続ホールCHとなる。
この時点では、金ワイヤバンプ18と第1配線層となる銅箔30aとは電気接続されていない状態である。
そこで、接続ホールCH内にビア導体を形成して金ワイヤバンプ18と銅箔30aとを電気的に接続する。本実施形態では、ビア導体の形成方法として、スパッタ法や電解又は無電解めっきなどのコスト高となる手法を採用しない。
つまり、図7(b)に示すように、ディスペンス法によってディスペンサ装置(不図示)のノズル5から銀ペーストなどの導電性ペースト40を接続ホールCHに塗布した後に、導電性ペースト40を加熱処理して硬化させる。導電性ペースト40は、熱硬化性樹脂をバインダーとし、その中に銀粒子などの導電性粒子を分散させたものである。
これにより、図8(a)に示すように、導電性ペースト40によって金ワイヤバンプ18と第1配線層となる銅箔30aとが電気接続される。導電性ペースト40は、接続ホールCH内に充填されると共に、接続ホールCHの近傍の銅箔30aを被覆して形成される。
導電性ペースト40は接続ホールCHの底の凹部20xに充填されるので、アンカー効果によって導電性ペースト40が金ワイヤバンプ18に密着性よく形成される。
また、金ワイヤバンプ18の周囲に凹部20xを形成することにより金ワイヤバンプ18の上部側面が露出するので、導電性ペースト40と金ワイヤバンプ18との接触面積が大きくなり、コンタクト抵抗が低減される効果もある。
なお、導電性ペースト40の代わりにはんだを接続ホールCHに充填してもよい。また、必ずしも導電性ペースト40を接続ホールCHに充填する必要はなく、接続ホールCHの形状に沿って形成されるコンフォーマルビアとしてもよい。あるいは、感光性導電性ペーストを使用してもよい。詳しくは、後述するビアホールにビア導体を形成する工程(図11、図12)を参照されたい。
次いで、図8(b)に示すように、銅箔30aの上に開口部が設けられたレジスト(不図示)をパターニングし、その開口部を通して銅箔30aをエッチングすることにより第1配線層30を得る。
なお、銅箔30aをパターニングして第1配線層30を形成する工程は、接続ホールCHに導電性ペースト40を形成した後に行っているが、接続ホールCHを形成した後(図7(a)の工程の後)に行ってもよい。
次いで、図9(a)に示すように、Bステージ(半硬化状態)の樹脂フィルム22aの上に銅箔32aが貼付された構造の第2銅箔付き樹脂フィルムCF2を用意する。銅箔32aの厚みは5〜18μmであり、樹脂フィルム22aの厚みは30μm程度である。樹脂フィルム22aとしては、エポキシ樹脂又はポリイミド樹脂などの熱硬化性樹脂が使用される。
そして、第2銅箔付き樹脂フィルムCF2の樹脂フィルム22aの面を第1配線層30の上に圧着する。さらに、180℃程度の温度で加熱処理することにより、Bステージの樹脂フィルム22aを硬化させて第2層間絶縁層22を得る。
第1配線層30の表面は粗化されているので、第2層間絶縁層22が第1配線層30に密着性よく形成される。
本実施形態では、第1配線層30の上に第2銅箔付き樹脂フィルムCF2を貼付しているが、絶縁層の上に金属層が積層された各種の積層膜を使用することができる。
続いて、図9(b)に示すように、第1配線層30の接続部に対応する部分に開口部23aが設けられたドライフィルムレジスト23を形成する。さらに、第二塩化銅水溶液などの銅のエッチャントにより、ドライフィルムレジスト23をマスクにしてその開口部23aを通して銅箔32aをエッチングして開口部32xを形成する。
さらに、図10(a)に示すように、ドライフィルムレジスト23を残した状態で(図9(b))、銅箔32aの開口部32xに露出する第2層間絶縁層22をウェットブラスト法によりエッチングすることにより、第1配線層30の接続部に到達するビアホールVHを形成する。ビアホールVHの径は例えば50〜80μmに設定される。このとき、ウェットブラスト処理によってドライフィルムレジスト23(図9(b))が同時にエッチングされて除去される。
ウェットブラスト法は、アルミナ砥粒などの粒子と水などの液体とを混ぜて得られるスラリーを噴射ノズルから圧縮空気の力を使って高速に噴射させることにより、スラリー内の粒子で対象物を物理的にエッチングする加工方法である。
また、ウェットブラスト処理では、第1配線層30(銅)のエッチングレートはかなり低いため、第1配線層30は第2層間絶縁層22をエッチングする際のストッパとなる。また、ドライフィルムレジスト23(図9(b))は、第2層間絶縁層22のエッチング途中で全てが消失する厚みに設定され、ドライフィルムレジスト23が消失した後は、銅箔32aがマスクとして機能する。
これにより、後に第2配線層となる銅箔32aの表面がウェットブラスト処理によって粗化されてアンカーが同時に形成される。
なお、本実施形態と違って、レーザで第2層間絶縁層22にビアホールVHを形成する場合は、ビアホールVH内に樹脂スミアが発生するため、過マンガン酸法などのウェット処理によってデスミア処理を行う必要がある。
しかしながら、ウェットブラスト法を使用する場合は、樹脂スミアは発生しにくく、第2層間絶縁層22にビアホールVHを形成した後に、水洗することでクリーンなビアホールVHが容易に得られる。このように、本実施形態では、環境負荷となるデスミア処理を省略することができる。
次いで、図10(b)に示すように、銅箔32aの上にエッチングレジスト(不図示)をパターンニングし、それをマスクにして銅箔32aをエッチングすることにより、第2配線層32を得る。
この時点では、ビアホールVH内にはビア導体が形成されていないため、第1配線層30と第2配線層32とは電気的に接続されていない状態である。そこで、ビアホールVH内にビア導体を形成して第1配線層30と第2配線層32とをビア導体を介して電気的に接続する。ビア導体の形成方法として、前述した接続ホールCHへのビア導体の形成方法(図7(b)、図8(a))と同様に、スパッタ法や電解又は無電解めっきなどのコスト高となる手法を採用しない。
つまり、図11に示すように、ディスペンス法によってディスペンサ装置(不図示)のノズル5から銀ペーストなどの導電性ペースト40をビアホールVH内に塗布した後に、導電性ペースト40を加熱処理して硬化させることにより第1配線層30と第2配線層32とを電気接続する。
図12(a)に示すように、ディスペンス法によって導電性ペースト40を形成する場合は、導電性ペースト40はビアホールVH内に充填され、かつビアホールVHの近傍の第2配線層32を被覆して形成される。
あるいは、ディスペンス法の代わりに、インクジェット法によって導電性ペースト40をビアホールVHに形成してもよい。図12(b)に示すように、インクジェット法を使用する場合は、導電性ペースト40はビアホールVH内に埋め込まれず、ビアホールVH内に凹部が残された状態となる。
つまり、ビアホールVHの底面及び側面に沿って導電性ペースト40がいわゆるコンフォーマルビアとして形成される。インクジェット法を使用する場合も、導電性ペースト40はビアホールVHの近傍の第2配線層32を被覆して形成される。
また、ビア導体を形成する他の方法としては、感光剤を含有する感光性導電性ペーストを使用してもよい。この場合、感光性導電性ペーストをスピンコータなどでシリコンウェハ10の上面全体に塗布し、フォトリソグラフィに基づいて露光・現像することにより、ビアホールVHに導電性ペースト40を選択的に形成して第1配線層30と第2配線層32とを電気接続する。感光性導電性ペーストとしては、感光性の銀ペーストなどがある。感光性導電性ペーストを使用する場合は、インクジェット法で導電性ペースト40を形成する場合と同様にコンフォーマルビアとして形成される。
あるいは、導電性ペースト40以外では、ビアホールVHにはんだを充填して第1配線層30と第2配線層32とをはんだで電気接続してもよい。この場合は、ビアホールVHにはんだボールを搭載し、リフロー加熱してビアホールVHにはんだを充填する。又は、はんだペースト(クリームはんだ)をビアホールVHに選択的に塗布してもよい。
以上の手法により、コスト高を招くスパッタ法や環境負荷が大きく工程が煩雑なめっき法を使用することなく、ビアホールVHに導電性ペースト40又ははんだを形成することにより、低コストで容易にビア導体を形成することができる。
このようにして、シリコンウェハ10に設けられた金ワイヤバンプ18に多層構造の再配線(第1、第2配線層30,32)が接続される。再配線(第1、第2配線層30,32)によって、シリコンウェハ10の接続パッド12のピッチが実装基板の接続電極のピッチに対応するようにピッチ変換される。
なお、銅箔32aをパターニングして第2配線層32を形成する工程は、ウェットブラスト法でビアホールVHを形成した後に行っているが、ビアホールVHに導電性ペースト40を形成した後(図12(a)及び(b)の工程の後)に行ってもよい。
その後に、図13(a)に示すように、第2配線層32の接続部上に開口部24aが設けられたソルダレジスト24を形成する。第2配線層32の表面は粗化されているため、ソルダレジスト24は密着性よく第2配線層32の上に形成される。その後に、ソルダレジスト24の表面を酸素プラズマによってアッシング処理することにより、表面を親水性に改質して濡れ性を向上させる。
さらに、図13(b)に示すように、ソルダレジスト24の開口部24aにはんだボールを搭載し、リフロー加熱することにより、第2配線層32の接続部に接続される外部接続端子34を形成する。はんだボールとして、樹脂ボールの外面にはんだ層が形成されたものを使用してもよい。
続いて、同じく図13に示すように、必要に応じて、シリコンウェハ10の背面をグラインダーで研削することにより、シリコンウェハ10の厚みを50〜300μm程度に薄型化する。その後に、シリコンウェハ10をダイシングラインD(図1)に沿って切断する。
これにより、図14に示すように、シリコンウェハ10が個々のシリコン基板10a(半導体基板)に個片化されて個々のCSP構造を有する半導体装置1が得られる。
なお、本実施形態では、2層の多層配線(第1、第2配線層30,32)を例示するが、前述した工程を繰り返すことにより、任意の積層数の多層配線を形成することができる。
以上説明したように、本実施形態の半導体装置の製造方法では、まず、回路素子が形成されたシリコンウェハ10の接続パッド12に金ワイヤバンプ18を形成し、第1銅箔付き樹脂フィルムCF1を圧着し、平坦化処理を行った後に、樹脂フィルム20aを硬化させて第1層間絶縁層20を得る。金ワイヤバンプ18は第1層間絶縁層20に埋め込まれ、銅箔30aの下に金ワイヤバンプ18の接続部18aが配置される。
次いで、銅箔30aの上に、金ワイヤバンプ18の上に開口部21aが設けられたレジスト21を形成する。さらに、レジスト21の開口部21aを通して銅箔30aに開口部30xを形成して接続ホールCHとし、金ワイヤバンプ18の接続部18aを露出させる。
金ワイヤバンプ18の接続部18a上に樹脂皮膜が形成されている場合は、ウェットブラスト処理によって樹脂皮膜がエッチングされて凹部20xが設けられ、銅箔30aの開口部30xとその下の凹部20xとによって接続ホールCHが構成される。
続いて、接続ホールCHに導電性ペースト40又ははんだからなるビア導体を形成することにより、金ワイヤバンプ18と銅箔30aとを電気接続する。そして、接続ホールCHを形成した後、又は接続ホールCHに導電性ペースト40を充填した後に、銅箔30aがパターニングされて第1配線層30となる。
次いで、第1配線層30の上に第2銅箔付き樹脂フィルムCF2を圧着して樹脂フィルム22aを第2層間絶縁層22として利用する。さらに、第1配線層30の接続部に対応する部分に開口部23aが設けられたドライフィルムレジスト23を銅箔32aの上に形成し、銅箔32aをエッチングして開口部32xを形成する。
次いで、この状態で、ウェットブラスト法により、銅箔32aの開口部32xから第2層間絶縁層22をエッチングして第1配線層30に到達するビアホールVHを形成する。
その後に、ビアホールVHに導電性ペースト40又ははんだからなるビア導体を形成することにより、第1配線層30と銅箔32aとを電気接続する。そして、ビアホールVHを形成した後、又はビアホールVHに導電性ペースト40を充填した後に、銅箔32aがパターニングされて第2配線層32となる。
このような手法を採用することにより、シリコンウェハ10の上に多層配線を形成する際に、以下の技術を使用する必要がない。すなわち、1)感光性ポリイミドを用いるフォトビアの形成、2)スパッタ法による金属層(シード層など)の成膜、3)レーザによるビアホールの形成、4)過マンガン酸系強アルカリ液によるビアホールのデスミア処理、5)湿式めっき(無電解Cuめっき/電解Cuめっき)による配線形成に係る技術を使用する必要がない。
従って、製造に係る工程数を大幅に削減できるので、製造コストを低減することができる。また、デスミア処理や湿式めっきプロセスが不要となるため、有害廃液を削減することができ、環境負荷の低減を図ることができる。
このように、本実施形態では、低コスト化を図れる簡易な方法でシリコンウェハ10に多層構造の再配線(第1、第2配線層30,32)を形成することがきる。従って、ASICやLogicなどの多ピン化が要求される半導体装置の製造に容易に対応できるようになる。
図14に示すように、本実施形態の半導体装置1では、シリコン基板10a(半導体基板)には、トランジスタなどの回路素子が形成された素子形成領域T(図1)が設けられている。シリコン基板10aには接続パッド12が設けられており、接続パッド12は多層配線(不図示)を介して素子形成領域T(図1)に接続されている。
接続パッド12には金ワイヤバンプ18(バンプ電極)が形成されており、金ワイヤバンプ18の横方向のシリコン基板10aの上に第1層間絶縁層20が形成されている。第1層間絶縁層20の上には、金ワイヤバンプ18の上に開口部30xが設けられた第1配線層30が形成されている。第1配線層30は銅箔30aがパターニングされて形成される。
第1配線層30の開口部30xは金ワイヤバンプ18の接続部18aより大きな面積に設定されている。そして、金ワイヤバンプ18と第1配線層30の開口部30xの側面との間の第1層間絶縁層20が厚み方向にエッチングされて凹部20xが構成されている。第1配線層30の開口部30xと凹部20xとによって接続ホールCHが構成される。
接続ホールCHには導電性ペースト40(ビア導体)が充填されており、導電性ペースト40によって金ワイヤバンプ18と第1配線層30とが電気接続されている。導電性ペースト40の代わりにはんだを使用することができる。
金ワイヤバンプ18の周囲の凹部20xに導電性ペース40が充填されるので、凹部20xによるアンカー効果によって導電性ペースト40は金ワイヤバンプ18の上に密着性よく形成される。
また、金ワイヤバンプ18の周囲の凹部20xによって金ワイヤバンプ18の接続部18aの上部側面が露出することから、金ワイヤバンプ18と導電性ペースト40との接触面積を大きくすることができので、コンタクト抵抗を低減する効果もある。
なお、必ずしも接続ホールCHの下部に凹部20xを設ける必要はなく、凹部20xを省略して第1配線層30の開口部30xから接続ホールCHを構成してもよい。
第1配線層30の上には第2層間絶縁層22が形成されており、第2層間絶縁層22には第1配線層30の接続部に到達するビアホールVHが形成されている。
第2層間絶縁層22の上には、ビアホールVHの外周から外側に延在する第2配線層32が形成されている。第2配線層32は銅箔32aがパターニングされて形成される。
さらに、ビアホールVH内には導電性ペースト40(ビア導体)が充填されている。導電性ペースト40はビアホールVH内からその外側近傍まで形成され、ビアホールVHの近傍の第2配線層32を被覆して形成されている。
これにより、第1配線層30が導電性ペースト40(ビア導体)を介して第2配線層32に電気的に接続されている。導電性ペースト40の代わりにはんだを使用することができる。
前述したように、導電性ペースト40は必ずしもビアホールVHを埋め込んで形成される必要はなく、ビアホールVHの底面及び側面に沿ってコンフォーマルビアとして形成されていてもよい。
本実施形態の半導体装置1では、前述した製造方法で製造されるので、金ワイヤバンプ18と第1配線層30は、接続ホールCH(第1配線層30の開口部30x)に充填された導電性ペースト40で接続され、導電性ペースト40(ビア導体)の上に第1配線層30が配置されない構造となる。
また同様に、第1配線層30と第2配線層32とはビアホールVHに充填された導電性ペースト40によって接続され、導電性ペースト40(ビア導体)の上に第2配線層32が配置されない構造となる。
さらに、第2配線層32の接続部の上に開口部24aが設けられたソルダレジスト24が形成されている。そして、ソルダレジスト24の開口部24aに第2配線層32に接続される外部接続端子34が設けられている。
本実施形態の半導体装置1では、簡易な方法によって低コストで多層配線構造を構築できる。従って、ASICやLogicなどの多ピンを有する半導体装置が容易に構成される。
再配線(第1、第2配線層30,32)によって、シリコン基板10aの接続パッド12のピッチが実装基板の接続電極のピッチに対応するようにピッチ変換される。
特に図示しないが、半導体装置1の外部接続端子34が実装基板(マザーボードなど)の接続電極に接続されて実装され、半導体装置1の下側の隙間にアンダーフィル樹脂が充填される。
1…半導体装置、5…ノズル、10…シリコンウェハ(半導体ウェハ)、10a…シリコン基板(半導体基板)、12…接続パッド、14…パッシベーション層、14a…シリコン窒化層、14b…ポリイミド樹脂層、14x,16a,21a,23a,24a,30x,32x…開口部、16,21,23…ドライフィルムレジスト、18…金ワイヤバンプ(バンプ電極)、18a…接続部、20…第1層間絶縁層、20a,22a…樹脂フィルム、22…第2層間絶縁層、20x,C…凹部、24…ソルダレジスト、30…第1配線層、30a,32a…銅箔、32…第2配線層、34…外部接続端子、40…導電性ペースト(ビア導体)、A…チップ領域、T…素子形成領域、CF1…第1銅箔付き樹脂フィルム、CF2…第2銅箔付き樹脂フィルム、D…ダイシングライン、CH…接続ホール、VH…ビアホール。

Claims (6)

  1. 回路素子が形成された半導体基板と、
    前記半導体基板に配置され、前記回路素子に接続された接続パッドと、
    前記半導体基板の上に形成され、前記接続パッドを露出する開口部を備え、表面が粗化された保護絶縁層と、
    前記回路素子が配置された素子形成領域を取り囲んで配置され、前記保護絶縁層からその厚さ方向に貫通して前記半導体基板まで形成された第1凹部と、
    前記保護絶縁層の開口部に配置され、前記接続パッドに電気的に接続されたバンプ電極と、
    前記第1凹部を覆うと共に、前記保護絶縁層の上に形成され、前記バンプ電極の先端部の側面が露出するように前記バンプ電極の上に第2凹部が設けられた第1絶縁層と、
    前記第1絶縁層の上に形成され、前記第1絶縁層の第2凹部の上に開口部を備え、前記第2凹部と前記開口部とによって接続ホールが形成される第1配線層と、
    前記接続ホール内に前記バンプ電極の先端部の側面を覆って形成され、前記バンプ電極と前記第1配線層とを接続すると共に、導電性ペースト又ははんだからなる第1ビア導体と、
    前記第1配線層の上に形成された第2絶縁層と、
    前記第2絶縁層に形成され、前記第1配線層に到達するビアホールと、
    前記第2絶縁層の上に形成された第2配線層と、
    前記ビアホールに形成されて前記第1配線層と前記第2配線層とを接続すると共に、導電性ペースト又ははんだからなる第2ビア導体とを有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1配線層及び前記第2配線層の表面は粗化されていることを特徴とする請求項に記載の半導体装置。
  3. 前記第2絶縁層の上に形成され、前記第2配線層の接続部上に開口部が設けられたソルダレジストを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 回路素子と、
    前記回路素子に接続された接続パッドと、
    前記接続パッドの上に開口部を備え、表面が粗化された保護絶縁層と
    を備えて、複数のチップ領域が画定された半導体ウェハを用意する工程と、
    前記半導体ウェハのチップ領域を取り囲む位置に、前記保護絶縁層からその厚さ方向に貫通して前記半導体基板まで第1凹部を形成する工程と、
    前記保護絶縁層の開口部内に、前記接続パッドに電気的に接続されるバンプ電極を形成する工程と、
    前記バンプ電極を備えた半導体ウェハの上に、第1絶縁層の上に第1金属層が積層された第1積層膜を形成することにより、前記バンプ電極を前記第1絶縁層に埋め込むと共に、前記第1金属層の下に前記バンプ電極を配置する工程と、
    前記バンプ電極上の第1金属層に開口部を形成する工程と、
    前記第1金属層の開口部を通して前記第1絶縁層に第2凹部を形成することにより、前記バンプ電極の先端部の側面を露出させる接続ホールを得る工程と、
    前記接続ホールに、前記バンプ電極の先端部の側面を覆うように導電性ペースト又ははんだからなる第1ビア導体を形成することにより、前記第1ビア導体によって前記バンプ電極と前記第1金属層とを接続する工程と、
    前記接続ホールを得る工程の後、又は前記第1ビア導体を形成する工程の後に行われ、前記第1金属層をパターニングすることにより第1配線層を形成する工程と、
    前記第1配線層の上に、第2絶縁層の上に第2金属層が積層された第2積層膜を形成する工程と、
    前記第1配線層の接続部に対応する部分の前記金属層に開口部を形成する工程と、
    ウェットブラスト法により、前記第2金属層の開口部を通して前記第2絶縁層をエッチングすることにより、前記第1配線層に到達するビアホールを形成する工程と、
    前記ビアホールに導電性ペースト又ははんだからなる第2ビア導体を形成することにより、前記第2ビア導体によって前記第1配線層と前記第2金属層とを接続する工程と、
    前記ビアホールを形成する工程の後、又は前記第2ビア導体を形成する工程の後に行われ、前記第2金属層をパターニングして第2配線層を形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1配線層及び前記第2配線層を形成する工程は、前記第1配線層及び前記第2配線層の表面を粗化することを含むことを特徴とする請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第2配線層を形成する工程の後に、
    前記第2絶縁層の上に、前記第2配線層の接続部上に開口部が設けられたソルダレジストを形成する工程を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の電子装置の製造方法。
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