JP5465518B2 - Wig base - Google Patents
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Description
本発明は、着用者の襟足に位置するネープ部と、前記着用者の左右の側頭部にそれぞれ位置するようにして形成されたサイドプロテクタと、前記着用者の頭部にフィットするように調整するためのアジャスタを備えたかつらベースに関し、特に、ネープ部及びサイド部の浮き上がりや、ずり上がりを解消して快適な装着感が得られるアジャスタを備えたかつらベースに関する。 The present invention includes a nape portion positioned on the wearer's neck, side protectors formed so as to be positioned on the left and right temporal portions of the wearer, and an adjustment to fit the wearer's head More particularly, the present invention relates to a wig base provided with an adjuster that eliminates the lifting and sliding of the nape part and the side part to obtain a comfortable wearing feeling.
従来、レディメイドやオーダーメイドのかつらは、着用者の頭部の髪の生え際に合せた周縁部を有する帽子状のかつらベースに人工及び天然の毛髪を植設することによって作成されており、このようなかつらベースには、主として合成繊維製のネット材が用いられている。 Traditionally, ready-made and custom-made wigs have been created by implanting artificial and natural hair on a hat-like wig base with a peripheral edge tailored to the hairline of the wearer's head. For such a wig base, a net material made of synthetic fiber is mainly used.
装着感を考慮したかつらとしては、例えば、着用者の頭部の形状及び頭部の大きさにフィット感を与える目的で、かつらベースのサイドプロテクタに金属製や樹脂製の耳芯を介挿し、サイドプロテクタの浮き上がりを防止したものがある(特許文献1参照)。この特許文献1では、頭皮からかつらベースが浮き上がらないようにするため、くり部の湾曲形状に沿って太い金属線や厚肉のプラスチック材等の剛性部材、又は鋼材を挿入すると共にくり部を樹脂材で硬化させ、くり部の伸びや変形を抑えるようにしている。
As a wig considering the wearing feeling, for example, for the purpose of giving a fit to the shape and size of the head of the wearer, a metal or resin ear core is inserted into the side protector of the wig base, There is one that prevents the side protector from being lifted (see Patent Document 1). In
また、細線材を複数本幅状に配列して湾曲状に成形してボーンを形成し、このボーンをネープ部の盆の窪に対応する位置に圧接するように配置してネープ部の浮き上がりを防止すると共にフィット感を向上させたかつら(特許文献2参照)や、かつらベースのサイド部の一部、サイド部の前側に連接されたサイドプロテクタの一部、又はネープ部の中央領域をポリウレタン等の弾性ネットで形成したかつら(特許文献3,4参照)なども知られている。
In addition, a plurality of thin wire rods are arranged in a width shape and formed into a curved shape to form a bone, and this bone is placed so as to be pressed against a position corresponding to a recess in the tray of the nape portion to raise the nape portion. A wig that prevents and improves the fit (see Patent Document 2), a part of the side part of the wig base, a part of the side protector connected to the front side of the side part, or the central area of the nape part is polyurethane, etc. A wig formed of an elastic net (see
さらに、一般的な頭部形状に合うように全体が帽子状に形成された形状において、ネープ部にアジャスタを設け、このアジャスタの長さを調節することによって、かつらベースを着用者の頭部の形状にフィットさせたかつらも知られている(特許文献3〜5参照)。
Furthermore, in a shape that is generally formed in a hat shape so as to match a general head shape, an adjuster is provided in the nape portion, and the length of the adjuster is adjusted so that the wig base is attached to the wearer's head. Wigs fitted to the shape are also known (see
ここで、従来のアジャスタの一例を図5に示すと、かつらベース201のネープ部202に設けられたアジャスタ203は、一端がネープ部202に縫い付けられた平ゴム204と、平ゴム204の他端に取り付けられたフック等の留め具205と、平ゴム204の取り付け方向と一直線上に位置させるようにしてネープ部202に縫い付けられた受け材206と、によって形成されている。受け材206は、所定の縫い幅による縫い目が複数設けられており、縫い目と縫い目の間が留め具205の差込口207(ここでは4つ)になる。
Here, an example of a conventional adjuster is shown in FIG. 5. An
着用者は、かつら200を装着する場合、初めに留め具205を差込口207の任意の1つに差し込んで試着してフィット感を確認する。サイズが合わない場合、着用者は、留め具205を別の差込口207に挿入してアジャスタ303を再調整し、再度試着する。着用者は、以上の操作によって最適なフィット感が得られる位置を確定してかつら200を装着する。このように、留め具205を受け材206の差込口207を選択して挿入することにより、かつらベース201のサイズの微調整を行うものである。
When the wearer wears the
しかしながら、上述した従来のかつら200は、平ゴム204の取り付け方向と一直線上に受け材206を配置していたので、平ゴム204の伸縮に伴ってこの平ゴム204が位置する部分のかつらベース202を構成するネットが撓んで浮き上がるという問題が生じていた。
また、受け材206はネープ部202に横長に配置されているため、留め具205の係止位置をネープ部202の中央付近にした場合、すなわち弾性部材204を引き延ばした場合、ネープ部202の端部に隙間が生じてしまいフィット感が得られないという問題がある。
さらに、特許文献2に示されたかつらの場合、剛性のボーンには柔軟性が無いため、ネープ部が着用者の襟首の上下方向及び左右方向の動きに追随できずに、ずり上がりが生じるという問題がある。
However, since the
Further, since the
Furthermore, in the case of the wig shown in
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みなされたものであり、平ゴムと受け材とを平行にせず、且つ、平ゴムの固定位置をサイドプロテクタ側に設けないことで、ネープ部及びサイド部の浮き上がり、ずり上がりを解消し快適な装着感が得られるようにしたかつらベースの提供を目的とする。 Therefore, the present invention has been made in view of such problems, and the flat rubber and the receiving material are not parallel, and the fixing position of the flat rubber is not provided on the side protector side, so that the nape part and the side part are provided. The purpose of this product is to provide a wig base that eliminates the lifting and sliding of the body and provides a comfortable fit.
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、着用者の襟足に位置するネープ部と、着用者の左右の側頭部にそれぞれ位置するようにして形成されたサイドプロテクタと、着用者の頭部にフィットするように調整するためのアジャスタとを備えたかつらベースにおいて、アジャスタは、二つ折りにされた弾性部材であって、一端がネープ部に固定され、折り返し部がサイドプロテクタの縁部に取り付けられた第一の留め具に係着されて折り返され、さらに、二つ折りにされた他端に第二の留め具が取り付けられた弾性部材と、第二の留め具の挿入部が選択的に挿入される複数の差込口を有する受け部材であって、ネープ部に固定された弾性部材の一端から第一の留め具に至るまでの弾性部材の取り付け方向に対して下向きの傾斜角をもってネープ部に取り付けられた帯状の受け材とを備えていることを特徴とする。
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to
上記課題を解決するために請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のかつらベースにおいて、弾性部材は平ゴムであり、その一端がネープ部に縫着され、縫着位置から第一の留め具を経由して第二の留め具に至る範囲が伸縮可能とされていることを特徴とする。
In order to solve the above-mentioned problem, the present invention according to
上記課題を解決するために請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載のかつらベースにおいて、ネープ部は、熱可塑性のメッシュネットを少なくとも二重に配置して形成されると共に、重ね部分は加圧・加熱処理によって着用者の襟足の形状に沿うように形成されていることを特徴とする。
In order to solve the above-mentioned problem, the present invention according to
上記課題を解決するために請求項4に記載の本発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載のかつらベースにおいて、サイドプロテクタは、着用者のもみ上げ部を覆うようにメッシュネットを少なくとも二重に配置して形成され、その中心部には、折り曲げ変形可能な耳芯が略頭頂方向に向かうようにして配置されていることを特徴とする。
In order to solve the above-mentioned problem, the present invention described in claim 4 is directed to the wig base according to any one of
本発明に係るかつらベースによれば、ネープ部及びサイド部の浮き上がりやずり上がりが解消されて快適な装着感が得られるという効果がある。 According to the wig base according to the present invention, there is an effect that lifting and sliding of the nape part and the side part are eliminated and a comfortable wearing feeling is obtained.
図1は本発明に係るかつらベースの好ましい一実施形態を裏返しにした状態の正面図、図2は図1に示すかつらベースの側面図、図3は図1及び図2に示すアジャスタを示し、(a)は留め具を受け材に挿入した状態を示すアジャスタの平面図、(b)は受け材から留め具を外した状態を示すアジャスタの平面図、図4は図3に示すアジャスタの構成を示し、(a)は弾性部材側の構成を示す側面図、(b)は受け材を示す側面図である。 FIG. 1 is a front view of a preferred embodiment of a wig base according to the present invention turned upside down, FIG. 2 is a side view of the wig base shown in FIG. 1, FIG. 3 is an adjuster shown in FIGS. (A) is a plan view of the adjuster showing a state where the fastener is inserted into the receiving material, (b) is a plan view of the adjuster showing a state where the fastener is removed from the receiving material, and FIG. 4 is a configuration of the adjuster shown in FIG. (A) is a side view which shows the structure by the side of an elastic member, (b) is a side view which shows a receiving material.
かつらベース100は、概略として、図1及び図2に示すように、着用者の耳及び襟足より全頭部を覆うことが可能な帽子状に形成された本体1を備え、この本体1の前部側には髪把持具12が取り付けられると共に、後部側にはネープ部2が一体に設けられ、さらに、本体1の両側部には着用者のもみ上げ部に位置するサイドプロテクタ5と、アジャスタ3を備えて構成されている。そして、サイドプロテクタ5及びネープ部2の周囲には縁取部13が設けられている。尚、本体1の後部にはタグ11が取り付けられている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
本体1は、複数のメッシュネットからなる部材を縫着して繋ぎ合わせることによって着用者の頭部を全体的に覆うことができる帽子状に形成されている。そして、ネープ部2は、着用者の襟足の部分に位置するように本体1と一体に形成されており、髪の毛の生え際のラインに沿うように中央がやや凹んで左右の下側方向がやや下側に膨らんだ形状とされている。また、ネープ部2は、熱可塑性のメッシュネットを二重に配置すると共に、加熱・加圧処理することによって着用者の襟足の丸みに即してフィットするように形成されている。ネープ部2をこのような構成としたのは、金属線材などによって襟足にフィットするように形状を規制すると着用者の首の動きに追随できずに首に当たるおそれがあること、また、ポリウレタン等の弾性ネットを使用した場合ではネットの伸び縮みによって植設された毛髪の脱落のおそれがあると共にポリウレタンの加水分解による経時劣化による耐久性の問題が懸念されるからである。そこで、熱可塑性のメッシュネットを二重に配置することで加熱・加圧処理の効果を持続させると共に形状保持の安定化を図ることとしたものである。これにより、着用者の首の動きに良く追随すると共に、フィット感が良好であって且つ違和感のないネープ部2を提供することが可能となる。さらに、ネープ部2の周囲には縁取部13が設けられている。また、本体1には、ネープ部2と、耳の上部の形状に沿って湾曲するようにして本体1の周縁に設けられたくり部4と、着用者のもみ上げ部を覆う形状を備えて本体1と一体に設けられたサイドプロテクタ5と、サイドプロテクタ5の浮き上がりを防止する矯正部材としてサイドプロテクタ5の中央部に配置された耳芯6を備えている。
The
アジャスタ3は、図3に示すように、概略として、伸縮性のあまりない繊維製の帯状部材を輪状に形成してサイドプロテクタ5の縁取り13部分に縫着してなる固定材31と、並列して配置された2つの開口を備え、一方側の開口が固定材31に係着されると共に、他方側の開口には弾性部材33が挿入されて折り返される第一の留め具32と、一端がネープ部2の縁取り13部分に縫着され、第一の留め具32の他方側の開口に挿入されて折り返され、他端に第二の留め具34が取り付けられた平ゴム等からなる弾性部材33と、弾性部材33の他端に係着された第二の留め具34と、ネープ部2に固定された弾性部材33の一端から第一の留め具32に至るまでの弾性部材33の取り付け方向に対して下向きの傾斜角をもってネープ部2に取り付けられると共に、ミシン目により複数の差込口36が形成された受け材35とを備えている。ここで、「下向きの傾斜角」というのは、弾性部材33が配置された側とは反対側の受け材35端部がネープ部2の縁部側へ向かって傾斜していることを意味する。なお、固定材31と第一の留め具32及び弾性部材33の一部は、共に本体1を構成するメッシュネットと同じ素材のメッシュネットによって形成された袋状部(図示せず)に収納されるようにして配置されている。
As shown in FIG. 3, the
図4(a)に示すように、弾性部材33は所定の幅サイズを備えた平ゴムとされ、その一端はネープ部2の固定部33aに縫着固定されている。また、弾性部材33は第一の留め具32の一方側の開口に挿入した状態で二つ折りにされると共に、自由端となっている弾性部材33の他端には第二の留め具34が取り付けられている。これにより、第一の留め具32は弾性部材33の折り曲げ部となっている。一方、第二の留め具34が取り付けられた弾性部材33の他端は、第二の留め具34に設けられた開口に挿通した状態でU字状に折り曲げられ、重ね合わせ部33cによって輪状に縫着することによって第二の留め具34を固定している。
As shown in FIG. 4A, the
また、図3(a),(b)及び図4(a)に示すように、固定材31は、帯状の布材等によって構成され、第一の留め具32の開口に挿通した後、U字状に二つ折りにしてプロテクタ5の縁部13に縫着することによって第一の留め具32を固定している。尚、好ましい本実施形態では二つ折り後の固定材31のサイズは、例えば、長さが約15mm×幅が約10mmであり、二つ折り前の弾性部材33のサイズは、例えば、長さが約100mm×幅が約10mmとなっている。
Further, as shown in FIGS. 3A, 3B and 4A, the fixing
第一の留め具32及び第二の留め具34は、それぞれ二つのリング状の開口が並んで配置されてなる略8字形状をした部材である。そして、第一の留め具32は、一方の開口に固定材31が挿入され、他方の開口に弾性部材33が挿入される。また、第二の留め具34は、第一の留め具32とほぼ同様の形状を有しており開口の1つに弾性部材33が挿入されるが、他の1つの開口は閉塞されておらず下側の一部が開放された形状になっている。この開放された形状によって形成される鍵状の挿入片340が受け材35の差込口36に挿入されるようになっている。尚、挿入片340の先端は鍵状に形成されており受け材35の差込口36に差し込まれた場合にこの差込口36に係止されて容易に抜け出さないようになっている。受け材35は、帯状の布材等であり、図4(b)に示すように、ネープ部2に固定された弾性部材33の一端から第一の留め具32に至るまでの弾性部材33の取り付け方向に対して下向きの傾斜角をもってネープ部2に縫着されている。傾斜角度は特に限定されるものではないが、20°〜45°であることが好ましい。また、受け材35には長手方向の5カ所で長手方向に対して直角方向(受け材35の幅方向)に等間隔でネープ部2に縫着されており、これによって4つの差込口36が形成されている。尚、本実施形態では第一の留め具32及び第二の留め具34はいずれも合成樹脂等によって形成されているが、金属製など他の材料によって形成することもできる。
The
アジャスタ3は以上のような構成を備えており、第二の留め具34が取り付けられた弾性部材33の自由端側を引っ張ると弾性部材33は伸びるが、ネープ部2に固定された部分から第二の留め具34に至る部分は、その弾性によって引っ張られて縮みネープ部2とプロテクタ5の間の本体1のネットが絞り込まれ、それによって装着者の頭部へのフィット感を調整できるようになっている。そして、上述したように、受け材35はネープ部2に固定された一端から第一の留め具32に至るまでの弾性部材33の取り付け方向に対して下向きの傾斜角を設けてネープ部に取り付けられているので下向きの力が働きフィット感がよりアップすることになる。また、弾性部材33の張力の発生点を受け材35の近傍にすることができ、受け材35の差込口36に挿入片340を挿入しているとき、ネープ部2の端部に常に弾性部材33による張力が働き、ネープ部2の両端部が前方側に引っ張られることになる。この結果、アジャスタ3は、ネープ部2を着用者の襟足にぴったりと密着させると共に、ネープ部2の反りを抑制するように機能することとなる。
The
一方、耳芯6は、本実施形態においては長さが約40mm×幅が約5mm程度の金属板を網袋によって被覆して形成されており、この網袋が金属板を内蔵した状態でサイドプロテクタ5のメッシュネット部分に縫着されている。耳芯6を構成する金属板は、手で容易に曲げることで折り曲げ変形可能な組成又は種類の金属材料を用いている。尚、耳芯6の形状及びサイズはこれに限定されるものではなく、サイドプロテクタ5の形状や大きさ等に応じて適宜変更することができる。
On the other hand, the
次に、上述したかつらベース100を着用する際のアジャスタ3の調整について説明する。かつらベース100の着用手順は周知の通りであるので説明を省略するが、初めて着用するときには弾性部材33に最も近い側の差込口36に挿入片340を挿入し、或いは、いずれの差込口36にも第二の留め具34の挿入片340を挿入しない。この状態で着用者はかつらベース100を試着し、襟足へのフィット感を把握する。ここで、着用者は頭からかつらベース100を取り外し、フィット感を満たすと予想される差込口36に挿入片340を挿入する。また、耳芯6が着用者の頭の表面に適宜接触するように、耳芯6に適度な曲げを生じさせて調整する。
Next, adjustment of the
着用者は、このように調整したかつらベース100をフィット感が得られる差込口36に第二の留め具34の挿入片340を挿入する。アジャスタ3が調整されたかつらベース100は、二つの受け材35,35、即ち、ネープ部2の両側が弾性部材33によって耳の上部方向へ引き寄せられ、ネープ部2は着用者の襟足の部分に密着するようにぴったりとフィットし、ネープ部2の浮き上がりやずり上がりが防止される。この結果、サイド部(サイドプロテクタ5の前方及び着用者のフエースライン際)が着用者の側頭面に密着し、サイド部の浮き上がりが解消され、着用者は良好なフィット感を得ることができる。
A wearer inserts the
[実施の形態の効果]
本実施の形態に係るかつらベースによれば、アジャスタ3の第二の留め具34の挿入片340を挿入する受け材35の差込口36を弾性部材33の伸縮方向に対して角度を設けて取り付けると共に、弾性部材33を二つ折りにして張力の発生点を従来とは反対側の受け材35の近傍に設けたことにより、ネープ部2が着用者の襟足に密着し、ネープ部2の浮き上がり、ずり上がりを防止することができるという効果がある。
また、二つ折りにした弾性部材33は、その固定部及び第二の留め具34の位置がほぼ同じ位置で張力発生点になるため、弾性部材33の留め具32の位置を調整してサイズの微調整を行う場合でもネープ部2の端部(受け材35の近傍)に張力が生じ、着用者のネープ部2に密着し、ネープ部2の反りを解消することができるという効果がある。
さらに、二つ折りにした弾性部材33は、その張力がネープ部2及びサイドプロテクタ5に伝わり、ネープ部2とサイド部とが協働し、これによりかつらベース100の密着性を向上させることができるという効果がある。
また、本実施の形態によれば、弾性部材33は、差込口36に対する第二の留め具34の挿入位置を適宜設定することにより弾性部材33の張力を調整することができるため、かつらベース100と着用者の頭の形状及び外周の長さとの差異を微調整することができるという効果がある。
また、本実施の形態によれば、ネープ部2に熱可塑性メッシュネットを用い、加熱・加圧処理を施し着用者の襟首の形状に沿うように加工したことにより、かつらベース100を着用したときにネープ部2が襟首の丸みに沿って密着するので、よりフィット感を高めることができるという効果がある。
[Effect of the embodiment]
According to the wig base according to the present embodiment, the
Further, since the
Furthermore, the tension of the half-folded
Further, according to the present embodiment, the
In addition, according to the present embodiment, when the
[他の実施例]
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々な変形が可能である。例えば、アジャスタ3の取付角度は、上記した20°〜45°の角度に限定されるものではなく、ネープ部2の浮き上がり、ずり上がりを防止することができる角度であればよい。
[Other embodiments]
The present invention is not limited to the above embodiments, and various modifications can be made without departing from or changing the technical idea of the present invention. For example, the attachment angle of the
また、ネープ部2及びプロテクタ5は、メッシュネットを二重にしたが、二重以上であってもよい。
Moreover, although the
更に、第一,第二の留め具32,34は、図1〜図3に示した形状に限定されるものではなく、受け材35に対して留め位置を選択できるならば、スナップなどのような形状のものであってもよい。
Further, the first and
1 本体
2 ネープ部
3 アジャスタ
4 くり部
5 サイドプロテクタ
6 耳芯
11 タグ
12 髪把持具
13 縁取部
31 固定材
32 第一の留め具
33 弾性部材
34 第二の留め具
35 受け材
36 差込口
100 かつらベース
340 挿入片
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記アジャスタは、
二つ折りにされた弾性部材であって、一端が前記ネープ部に固定され、折り返し部が前記サイドプロテクタの縁部に取り付けられた第一の留め具に係着されて折り返され、さらに、前記二つ折りにされた他端に第二の留め具が取り付けられた弾性部材と、
前記第二の留め具の挿入部が選択的に挿入される複数の差込口を有する受け部材であって、前記ネープ部に固定された前記弾性部材の一端から前記第一の留め具に至るまでの前記弾性部材の取り付け方向に対して下向きの傾斜角をもって前記ネープ部に取り付けられた帯状の受け材と、
を備えていることを特徴とするかつらベース。 A nape portion positioned on the wearer's neck, side protectors formed so as to be positioned on the left and right temporal portions of the wearer, and an adjuster for adjusting to fit the wearer's head In a wig base with
The adjuster is
An elastic member folded in half, having one end fixed to the nape portion, the folded portion engaged with a first fastener attached to the edge of the side protector, folded back, An elastic member with a second fastener attached to the other end that is folded;
A receiving member having a plurality of insertion ports into which the insertion portion of the second fastener is selectively inserted, and extends from one end of the elastic member fixed to the nape portion to the first fastener. A band-shaped receiving material attached to the nape part with a downward inclination angle with respect to the attaching direction of the elastic member up to,
Wig base characterized by comprising.
前記弾性部材は平ゴムであり、その一端が前記ネープ部に縫着され、当該縫着位置から前記第一の留め具を経由して前記第二の留め具に至る範囲が伸縮可能とされていることを特徴とするかつらベース。 A wig base according to claim 1,
The elastic member is a flat rubber, one end of which is sewn to the nape, and a range from the sewing position to the second fastener via the first fastener can be expanded and contracted. Wig base characterized by being.
前記ネープ部は、熱可塑性のメッシュネットを少なくとも二重に配置して形成されると共に、前記重ね部分は加圧・加熱処理によって前記着用者の襟足の形状に沿うように形成されていることを特徴とするかつらベース。 In the wig base according to claim 1 or 2,
The nape portion is formed by arranging at least double thermoplastic mesh nets, and the overlapping portion is formed so as to follow the shape of the wearer's neck by pressurizing and heating treatment. Characteristic wig base.
前記サイドプロテクタは、前記着用者のもみ上げ部を覆うようにメッシュネットを少なくとも二重に配置して形成され、その中心部には、折り曲げ変形可能な耳芯が略頭頂方向に向かうようにして配置されていることを特徴とするかつらベース。 In the wig base according to any one of claims 1 to 3,
The side protector is formed by arranging at least double mesh nets so as to cover the raised part of the wearer, and the center part thereof is arranged so that an ear core that can be bent and deformed is directed substantially in the parietal direction. Wig base characterized by being.
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