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JP5460253B2 - 親局側光送受信装置および光加入者伝送システム - Google Patents

親局側光送受信装置および光加入者伝送システム Download PDF

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Description

本発明は、光加入者伝送システムにおいて光信号を増幅する光中継増幅装置に関する。
親局側光送受信装置(OLT:Optical Line Terminal)と加入者側光送受信装置(ONU:Optical Network Unit)との間を光ファイバで結ぶアクセス系光伝送システムでは、1つのOLTが光スプリッタを介して多数のONUを収容することにより、各加入者あたりの装置コストを低減することができる。このようなアクセス系光伝送システムは、PON(Passive Optical Networks)システムと呼ばれ、近年のFTTH(Fiber−to−the−Home)システムにおける主流である。PONシステムについては、下記非特許文献1においてその構成が開示されている。
PONシステムでは、光スプリッタを用いて多分岐化を行うため、加入者数が増大すると伝送路損失が著しく増加し、伝送距離が20km程度以下に制限される。また、1つの光スプリッタで収容可能な加入者数は、32加入者程度に制限される。そのため、加入者数や加入者収容範囲が制限されることとなり、更なる装置コストの低減が困難である、という問題があった。
上記問題を解決する技術として、利得クランプ型希土類ドープ光増幅器を光中継増幅装置として用いる技術が下記非特許文献2において開示されている。PONシステムに光増幅器を適用することにより、伝送路損失を補償し、加入者数および収容距離の拡大を図ることができる。また、光中継増幅装置は複数加入者に共通して提供されるため、光中継増幅装置を挿入した場合は、加入者収容数に従った装置コスト低減効果が得られ、加入者数・伝送距離を拡大した低コストのPONシステムを提供することができる。また、時間的に間欠した加入者からのバースト光信号に対する光増幅手段として、フッ化物ドープ希土類光ファイバ増幅器に利得クランプ光を用いた光帰還制御手法を用いることにより、バースト光信号を波形歪みなく一定利得で増幅可能な光中継増幅装置を得ることができる。
IEEE Standard,802.3ah 2004年 鈴木謙一他著 「バースト対応光増幅器のギガビットPONシステムへの応用」 2005年電子情報通信学会ソサエティ大会 BS−4−2
しかしながら、上記従来の技術によれば、帰還制御では過渡的な利得変動が発生し、過大な過渡的利得変動は、過大な高強度光信号を発生させて受信装置の故障原因となる。一方で、この故障原因を解決するためには、帰還制御が収束するまでの期間にわたり過渡的な利得変動を十分に抑圧する必要があるが、過渡的利得変動を十分に抑圧するためには、システムバジェットを改善するための実効的な光中継増幅装置の利得をおよそ10dB程度に制限する必要がある。すなわち、従来の光中継増幅装置では、上記故障原因を解決しようとすると、システムバジェットを改善するための十分な利得が得られないことから、大幅な加入者収容数の増大や伝送距離の拡大が困難となり、その結果、実質的なシステムコストの低減が困難である、という問題があった。
また、一般的に上記光帰還制御手法を適用したフッ化物ドープ希土類光ファイバ増幅器は、装置構成が複雑であり、使用するフッ化物ドープ希土類光ファイバも高価である。そのため、装置コストの低減や装置信頼性の向上が困難である、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、低コストかつ高信頼性を実現可能な光増幅中継装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、親局側光送受信装置と加入者側光送受信装置が光信号の送受信を行う光加入者伝送システムにおいて、光信号を中継し増幅処理を行う光中継増幅装置であって、前記加入者側光送受信装置から送信された上り方向のバースト光信号を受信し、当該バースト光信号の信号強度に応じて利得を変えながら増幅処理を行うバースト光増幅手段と、前記親局側光送受信装置から送信された下り方向の連続光信号を受信し、当該連続光信号の信号強度に応じて利得を変えながら増幅処理を行う連続光増幅手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、低コストかつ高信頼性な光増幅中継装置を得ることができる、という効果を奏する。
図1は、光増幅中継装置および光加入者伝送システムの構成例を示す図である。 図2は、上り方向の光信号レベルダイヤの一例を示す図である。 図3は、光増幅中継装置および光加入者伝送システムの構成例を示す図である。 図4は、入力信号強度に対する光増幅利得を示す図である。 図5は、光増幅中継装置および光加入者伝送システムの構成例を示す図である。 図6は、透過帯域に対する受信感度改善量を示す図である。 図7は、光加入者伝送システムの構成例を示す図である。 図8は、OLTおよび光加入者伝送システムの構成例を示す図である。 図9は、各ONUの閾値レベルを示す図である。
以下に、本発明にかかる光中継増幅装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態における光増幅中継装置および光加入者伝送システムの構成例を示す図である。光加入者伝送システムは、加入者側光送受信装置(以下、ONUとする)1と、光ファイバ伝送路2と、光分配器3と、光ファイバ伝送路4と、光中継増幅装置5と、光ファイバ伝送路6と、親局側光送受信装置(以下、OLTとする)7と、から構成される。OLT7と、ONU1は、1台のOLT7が複数のONU1と接続された1:N(N>1)の双方向通信システムを構成している。ONU1は、加入者側に配置される終端装置である。光ファイバ伝送路2、4、6は、各構成間を接続する光ファイバ(伝送路)である。光分配器3は、1:Nに分岐可能な光スプリッタである。光中継増幅装置5は、光信号を増幅して中継する。OLT7は、親局側に配置される終端装置である。
光中継増幅装置5は、波長合波分波器51と、一定出力バースト光増幅器52と、線形利得バースト光増幅器53と、波長合波分波器54と、一定出力連続光増幅器55と、線形利得連続光増幅器56と、を備える。波長合波分波器51は、光ファイバ伝送路4からの上り方向光信号を一定出力バースト光増幅器52へ出力し、また、線形利得連続光増幅器56からの下り方向光信号を光ファイバ伝送路4へ出力する。一定出力バースト光増幅器52は、入力信号の強度によって利得を変更して増幅する。線形利得バースト光増幅器53は、入力信号の強度に依存せず一定の線形利得で増幅する。波長合波分波器54は、光ファイバ伝送路6からの下り方向光信号を一定出力連続光増幅器55へ出力し、また、線形利得バースト光増幅器53からの上り方向光信号を光ファイバ伝送路6へ出力する。一定出力連続光増幅器55は、入力信号の強度によって利得を変更して増幅する。線形利得連続光増幅器56は、入力信号の強度に依存せず一定の線形利得で増幅する。ここでは、一定出力バースト光増幅器52、線形利得バースト光増幅器53、一定出力連続光増幅器55および線形利得連続光増幅器56は、半導体型光増幅器から構成される。
つづいて、光加入者伝送システムにおいて光信号を送受信する動作について説明する。まず、上り方向光信号を送受信する動作について説明する。複数のONU1は、光ファイバ伝送路2を介して、光分配器3により、一芯の光ファイバ伝送路4に収容接続される。ここで、ONU1と光分配器3の間の伝送距離は、システム損失の許容範囲内でそれぞれ任意の距離で構わない。また、上り方向の光信号は、OLT7の受信端において時間的に各ONU1からの光信号が重ならないように、OLT7からの指示に応じて時間的に間欠したバースト光信号である。
ONU1が上り方向光信号を出力すると、光ファイバ伝送路2、光分配器3、一芯の光ファイバ伝送路4を介して、光中継増幅装置5が上り方向光信号を入力する。光中継増幅装置5では、波長合波分波器51が、入力した上り方向光信号を、上り方向の光増幅を行う一定出力バースト光増幅器52へ出力する。一定出力バースト光増幅器52は、所定の入力強度範囲よりも大きい入力強度光に対しては一定の出力強度となるように動作する。つぎに、線形利得バースト光増幅器53が、一定出力バースト光増幅器52出力信号を入力し、線形増幅利得により所定の一定利得で増幅後、上り方向光信号を、波長合波分波器54を経由して光ファイバ伝送路6へ出力する。OLT7は、光ファイバ伝送路6を介して上り方向光信号を受信する。
つぎに、下り方向光信号を送受信する動作について説明する。OLT7が下り方向光信号を出力すると、光ファイバ伝送路6を介して、光中継増幅装置5が下り方向光信号を入力する。光中継増幅装置5では、波長合波分波器54が、入力した下り方向光信号を、下り方向の光増幅を行う一定出力連続光増幅器55へ出力する。一定出力連続光増幅器55は、所定の入力強度範囲よりも大きい入力強度光に対しては一定の出力強度となるように動作する。つぎに、線形利得連続光増幅器56が、一定出力連続光増幅器55出力信号を入力し、線形増幅利得により所定の一定利得で増幅後、下り方向光信号を、波長合波分波器51を経由して光ファイバ伝送路4へ出力する。ONU1は、光ファイバ伝送路4、光分配器3、光ファイバ伝送路2を介して下り方向光信号を受信する。
ここで、光中継増幅装置5の詳細な動作について説明する。図2は、光中継増幅装置5における上り方向の光信号レベルダイヤの一例を示す図である。図中に示す入力強度範囲および増幅器利得は、説明の都合上の便宜的な一例であり、これに限定するものではない。下り方向についても同様の光信号レベルダイヤで示すことができる。
一定出力バースト光増幅器52および一定出力連続光増幅器55は、所望の光信号レベル範囲においては入力信号強度に依存しない一定の利得となるように駆動電流が制御されている。さらに、所望の光信号レベル範囲よりも大きい場合においては、飽和利得となるように駆動電流を制御する。一定出力バースト光増幅器52および一定出力連続光増幅器55は、この飽和利得機能を適用することにより、所望の光信号レベル範囲よりも大きい場合では入力信号光強度に依存せず、常におよそ一定の出力強度を発出する動作を行うことができる。
線形利得バースト光増幅器53および線形利得連続光増幅器56は、システムレベルダイヤから決定される所望の光信号レベル範囲において一定の線形利得となるように駆動電流が制御されている。駆動電流制御値は、フィードフォワード制御により、入力信号強度に依存しない、常に所望の一定値に設定される。一定の駆動電流とする制御方法としては、一般的な固定バイアスを目標値とした電流電圧変換回路等で実現できる。
従来では、光帰還制御手法を適用したフッ化物ドープ希土類光ファイバ増幅器を用いた場合、フッ化物ドープ希土類光ファイバ増幅器の本来持つ反転分布時定数が緩やかなため、高速にスイッチングするバースト光信号を歪みなく一定利得で増幅するためには、光中継増幅器への入力信号強度範囲を狭い範囲に限定する必要がある。また、帰還制御で発生する過渡的な利得変動が収束するまでの間は、その光信号区間を無効区間として取り扱う必要がある。そのため、システムダイナミックレンジやシステムスループットが制限されるという問題があった。
本実施の形態では、一定出力バースト光増幅器52、一定出力連続光増幅器55、線形利得バースト光増幅器53および線形利得連続光増幅器56が上記の様に動作することにより、受信端において最大出力光強度が制限(リミッティング)されることとなり、最大受信光強度にて制限されるシステムダイナミックレンジを大幅に改善することができる。
なお、ここでは、入力信号に対して、一定出力バースト光増幅器52、線形利得バースト光増幅器53の接続構成、および一定出力連続光増幅器55、線形利得連続光増幅器56の接続構成としたが、システム設計により、線形利得バースト光増幅器53、一定出力バースト光増幅器52の順、線形利得連続光増幅器56、一定出力連続光増幅器55の順とする接続形態としても良い。
このように、半導体光増幅器である線形利得バースト光増幅器53および線形利得連続光増幅器56の線形利得機能を光中継増幅装置5の増幅器利得として適用することにより、所望の入力信号強度範囲において、入力信号強度に依存せず常に一定の線形利得で光増幅を行うことが可能となる。また、半導体光増幅器である線形利得バースト光増幅器53および線形利得連続光増幅器56における一定利得制御方法は簡易なフィードフォワード型駆動電流一定制御で良いため、一般的な駆動方式で簡易に構成することが可能である。また、半導体光増幅器である線形利得バースト光増幅器53および線形利得連続光増幅器56の線形領域における応答時定数は一般的に数十ps程度のため、高速なバースト光信号が入力された場合においても、波形歪みの無い良好な光増幅特性が可能となる。
また、入力光強度が過大な場合は、半導体光増幅器である一定出力バースト光増幅器52および一定出力連続光増幅器55の飽和領域を利用した出力一定制御増幅器(リミティング増幅器)により、システム受信端における最大入力光強度範囲を常にある一定値以下にすることが可能となる。半導体光増幅器である一定出力バースト光増幅器52および一定出力連続光増幅器55の飽和領域における応答時定数は一般的に数十ps程度以下のため、高速なバースト光信号が入力された場合においても、波形歪みの無い良好な一定出力光増幅特性が可能となる。
以上説明したように、本実施の形態では、簡易なフィードフォワード制御による半導体光増幅器を、線形利得光増幅器および一定出力光増幅器として用いて、光中継増幅装置を構成することとした。これにより、システムダイナミックレンジを改善しつつ、低コストかつ高信頼性を実現可能な光増幅中継装置を得ることができる。
また、前記光中継増幅装置を用いることによって、システムダイナミックレンジを簡易に拡大することが可能となり、加入者収容距離範囲を大幅に拡大した、低コスト、かつ、柔軟な光加入者伝送システムを得ることができる。
実施の形態2.
本実施の形態では、線形利得動作および出力一定動作を1つの半導体型光増幅器が行う。実施の形態1と異なる部分について説明する。
図3は、本実施の形態における光増幅中継装置および光加入者伝送システムの構成例を示す図である。光加入者伝送システムは、ONU1と、光ファイバ伝送路2と、光分配器3と、光ファイバ伝送路4と、光中継増幅装置5aと、光ファイバ伝送路6と、OLT7と、から構成される。光中継増幅装置5aは、光信号を増幅して中継する。
光中継増幅装置5aは、波長合波分波器51と、バースト光増幅器57と、波長合波分波器54と、連続光増幅器58と、を備える。波長合波分波器51は、光ファイバ伝送路4からの上り方向光信号をバースト光増幅器57へ出力し、また、連続光増幅器58からの下り方向光信号を光ファイバ伝送路4へ出力する。バースト光増幅器57は、入力信号の強度によって利得を変更して増幅する。波長合波分波器54は、光ファイバ伝送路6からの下り方向光信号を連続光増幅器58へ出力し、また、バースト光増幅器57からの上り方向光信号を光ファイバ伝送路6へ出力する。一定出力連続光増幅器55は、入力信号の強度によって利得を変更して増幅する。ここでは、バースト光増幅器57および連続光増幅器58は、1台の半導体型光増幅器から構成される。
つづいて、光加入者伝送システムにおいて光信号を送受信する動作について説明する。まず、上り方向光信号を送受信する動作について説明する。ONU1が上り方向光信号を出力すると、光ファイバ伝送路2、光分配器3、一芯の光ファイバ伝送路4を介して、光中継増幅装置5aが上り方向光信号を入力する。光中継増幅装置5aでは、波長合波分波器51が、入力した上り方向光信号を、上り方向の光増幅を行うバースト光増幅器57へ出力する。バースト光増幅器57は、所定の入力強度範囲よりも大きい入力強度光に対しては一定の出力強度となるように動作し、所定の入力強度範囲の入力強度光に対しては、線形利得増幅器として動作する。バースト光増幅器57は、増幅後の上り方向光信号を、波長合波分波器54を経由して光ファイバ伝送路6へ出力する。OLT7は、光ファイバ伝送路6を介して上り方向光信号を受信する。
つぎに、下り方向光信号を送受信する動作について説明する。OLT7が下り方向光信号を出力すると、光ファイバ伝送路6を介して、光中継増幅装置5aが下り方向光信号を入力する。光中継増幅装置5aでは、波長合波分波器54が、入力した下り方向光信号を、下り方向の光増幅を行う連続光増幅器58へ出力する。連続光増幅器58は、所定の入力強度範囲よりも大きい入力強度光に対しては一定の出力強度となるように動作し、所定の入力強度範囲の入力強度光に対しては、線形利得増幅器として動作する。連続光増幅器58は、増幅後の下り方向光信号を、波長合波分波器51を経由して光ファイバ伝送路4へ出力する。ONU1は、光ファイバ伝送路4、光分配器3、光ファイバ伝送路2を介して下り方向光信号を受信する。
ここで、光中継増幅装置5aの詳細な動作について説明する。図4は、光中継増幅装置5aにおける入力信号強度に対する光増幅利得の代表的な一例を示す図である。図中に示した入力強度範囲および増幅器利得は、説明の都合上の便宜的な一例であり、これに限定するものではない。
バースト光増幅器57および連続光増幅器58は、システムレベルダイヤから決定される所望の光信号レベルの入力強度範囲において一定の線形利得となり、かつ、所望の光信号レベルの入力強度範囲よりも大きい場合においては一定の出力強度となる飽和利得動作となるように駆動電流が制御されている。駆動電流制御値は、フィードフォワード制御により、入力信号強度に依存しない、常に所望の一定値に設定される。一定の駆動電流とする制御方法としては、一般的な固定バイアスを目標値とした電流電圧変換回路等で実施できる。
これにより、実施の形態1と同様、受信端において最大出力光強度が制限(リミッティング)されることとなり、最大受信光強度にて制限されるシステムダイナミックレンジを大幅に改善することができる。
以上説明したように、本実施の形態では、線形利得動作および一定出力動作を行う1台の半導体光増幅器を用いて、光中継増幅装置を構成することとした。これにより、システムダイナミックレンジを改善しつつ、さらに、低コストかつ高信頼性を実現可能な光増幅中継装置を得ることができる。
また、前記光中継増幅装置を用いることによって、システムダイナミックレンジを簡易に拡大することが可能となり、加入者収容距離範囲を大幅に拡大した、低コスト、かつ、柔軟な光加入者伝送システムを得ることができる。
なお、連続光増幅器58を、半導体型光増幅器ではなく、所定の入力信号光強度範囲において飽和領域で動作する希土類ドープ型光ファイバ増幅器で構成してもよい。
実施の形態3.
本実施の形態では、光中継増幅装置が、受信感度改善のための光帯域透過フィルタを備える。実施の形態1と異なる部分について説明する。
図5は、本実施の形態における光増幅中継装置および光加入者伝送システムの構成例を示す図である。光加入者伝送システムは、ONU1と、光ファイバ伝送路2と、光分配器3と、光ファイバ伝送路4と、光中継増幅装置5bと、光ファイバ伝送路6と、OLT7と、から構成される。光中継増幅装置5bは、光信号を増幅して中継する。
光中継増幅装置5bは、波長合波分波器51と、一定出力バースト光増幅器52と、線形利得バースト光増幅器53と、光帯域透過フィルタ59と、波長合波分波器54と、一定出力連続光増幅器55と、線形利得連続光増幅器56と、を備える。光帯域透過フィルタ59は、フィルタ光帯域外の雑音成分を除去する。
つづいて、光加入者伝送システムにおいて光信号を送受信する動作について説明する。まず、上り方向光信号を送受信する動作について説明する。線形利得バースト光増幅器53までの動作については、実施の形態1と同様である。線形利得バースト光増幅器53が、線形増幅利得により所定の一定利得で増幅後、上り方向光信号を、光帯域透過フィルタ59へ出力する。光帯域透過フィルタ59は、入力した上り方向光信号からフィルタ光帯域外の雑音成分を除去した後の上り方向光信号を、波長合波分波器54を経由して光ファイバ伝送路6へ出力する。OLT7は、光ファイバ伝送路6を介して上り方向光信号を受信する。なお、下り方向光信号を送受信する動作については実施の形態1と同様である。
つぎに、光帯域透過フィルタ59による受信感度の改善効果について説明する。図6は、光帯域透過フィルタ59の透過帯域に対する受信感度改善量の計算結果の一例を示す図である。本実施の形態における光加入者伝送システムにおいては、光雑音強度対信号強度比(OSNR)によりシステム最小受信レベルが決定される。光中継増幅装置5bに半導体光増幅器を適用すると、半導体光増幅器で発生する自然放出光雑音が著しくOSNRを劣化させ、光中継増幅装置5bにおける等価利得を大きく低下させることになる。このような場合、光中継増幅装置5bに光帯域透過フィルタ59を挿入することにより、受信感度を改善し、等価利得をより確保することが可能となる。
ここで、ONU1における送信波長変動は、半導体レーザを送信光源とした場合、一般的に20nm以下程度である。そのため、図6に示す特性を持つ光帯域透過フィルタ59を使用しても、ONU1を制限すること無く、受信感度の改善を行うことが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態では、光中継増幅装置5bが、受信感度改善のための光帯域透過フィルタ59を備え、光帯域透過フィルタ59が雑音成分を除去することとした。これにより、高受信感度の光加入者伝送システムを得ることができる。
なお、実施の形態1に基づいて、光中継増幅装置5に光帯域透過フィルタ59を適用する場合について説明したが、これに限定するものではない。実施の形態2における光中継増幅装置5aに光帯域透過フィルタ59を適用することも可能である。
実施の形態4.
本実施の形態では、光中継増幅装置を用いて超多分岐の光加入者伝送システムを構成する場合について説明する。実施の形態1と異なる部分について説明する。
図7は、本実施の形態における光加入者伝送システムの構成例を示す図である。光加入者伝送システムは、ONU1と、光ファイバ伝送路2と、光分配器3と、光ファイバ伝送路4と、光中継増幅装置5と、光ファイバ伝送路6と、光分配器8と、光ファイバ伝送路9と、OLT7と、から構成される。光分配器8は、1:M(M>1)に分岐可能な光スプリッタである。光ファイバ伝送路9は、光分配器8とOLT7を接続する光ファイバ(伝送路)である。
また、光中継増幅装置5と、光ファイバ伝送路6と、光分配器8と、光ファイバ伝送路9と、OLT7と、から局内装置100を構成する。局内装置100は、下り方向においては、OLT7が下り方向光信号を出力してから分岐して増幅するまでの動作を行い、上り方向においては、各ONU1からの上り方向光信号を増幅してから収容し、OLT7で受信するまでの動作を行う。
つづいて、光加入者伝送システムにおいて光信号を送受信する動作について説明する。まず、上り方向光信号を送受信する動作について説明する。ONU1が上り方向光信号を出力すると、光ファイバ伝送路2、光分配器3、一芯の光ファイバ伝送路4を介して、局内装置100の光中継増幅装置5が上り方向光信号を入力する。光中継増幅装置5では、所定の入力強度範囲よりも大きい入力強度光に対しては一定の出力強度とした後、さらに、線形増幅利得により所定の一定利得で増幅後、上り方向光信号を光ファイバ伝送路6へ出力する。OLT7は、光ファイバ伝送路6、光分配器8、光ファイバ伝送路9を介して上り方向光信号を受信する。
つぎに、下り方向光信号を送受信する動作について説明する。局内装置100では、OLT7が下り方向光信号を出力すると、光分配器8が、光ファイバ伝送路9を介して入力した下り方向光信号を分岐する。光ファイバ伝送路6を介して、光中継増幅装置5が分岐後の下り方向光信号を入力する。光中継増幅装置5では、所定の入力強度範囲よりも大きい入力強度光に対しては一定の出力強度とした後、さらに、線形増幅利得により所定の一定利得で増幅後、下り方向光信号を光ファイバ伝送路4へ出力する。ONU1は、光ファイバ伝送路4、光分配器3、光ファイバ伝送路2を介して下り方向光信号を受信する。
このように、OLT7とONU1の間に設置する光中継増幅装置5を局内(局内装置100)の第一分岐直後に配置することで、超多分岐のシステムとすることが可能となる。例えば、図7において、下り方向光信号を光分配器8で16分岐したと仮定する。光分配器8直後に配置されている光中継増幅装置5が、光分配器8による損失を保証することで、光分配器3において従来と同じ32分岐が可能となり、最大加入者数512となる超多分岐の光加入者システム構成とすることが可能となる。分岐数が増えることにより、1:N(N>1)の双方向通信システムにおいて、加入者一人あたりのコスト低減効果が向上する。さらに、屋外の柱状に設置されることが一般的である光中継増幅装置5を、局内(局内装置100)に配置することにより、設置や管理が容易になり、保守運用性や信頼性を向上させることが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態では、局内装置100において、OLT7からの下り方向光信号を光分配器8で分岐し、分岐後の下り方向光信号を光中継増幅装置5で増幅することとした。これにより、低コストで、超多分岐の光加入者伝送システム得ることができる。また、低コストで、保守運用・信頼性に優れた光加入者伝送システムを得ることができる。
なお、局内装置100における光中継増幅装置5を、光中継増幅装置5a、5bに置き換えることも可能である。
また、図7では、光分配器8で分岐後の全ての光ファイバ伝送路6に光中継増幅装置5を挿入する形態をとっているが、これに限定するものではない。例えば、局内装置100から至近距離のONU1と接続するような場合には、光中継増幅装置5を通さない構成にすることも可能である。
実施の形態5.
本実施の形態では、OLTが受信閾値を制御して、光加入者伝送システムにおいて受信感度を改善する。実施の形態1〜4と異なる部分について説明する。
図8は、本実施の形態におけるOLTおよび光加入者伝送システムの構成例を示す図である。光加入者伝送システムは、ONU1a、1bと、光ファイバ伝送路2a、2bと、光分配器3と、光ファイバ伝送路4と、光中継増幅装置5と、光ファイバ伝送路6と、OLT7aと、から構成される。ONU1a、1bは、加入者側に配置される終端装置である。光ファイバ伝送路2a、2bは、各ONUと光分配器3を接続する光ファイバ(伝送路)である。OLT7aは、親局側に配置される終端装置である。ここで、ONU1a、1bにおいて、OLT7aとの距離はONU1bの方が長く、また、ONU1bは、OLT7aに収容されるONUの中でもOLT7aから最も遠い距離にあるONUとする。
OLT7aは、プリアンプ71と、2R型アンプ72と、クロックデータリカバリーモジュール(以下、CDRとする)73と、シリアル・パラレルデータ変換器(以下、Serdesとする)74と、前方誤り訂正機能制御部(以下、FECとする)75と、光電流強度モニタ76と、外部閾値制御部77と、を備える。プリアンプ71は、ONUから受信した上り方向光信号を増幅する。2R型アンプ72は、増幅後の上り方向光信号を識別再生する。CDR73は、再生された受信信号から、タイミングを抽出する。Serdes74は、シリアル・パラレル変換を行う。FEC75は、ビット誤りカウンタを備え、誤り個数をカウントする。光電流強度モニタ76は、各ONUからの光強度を測定して最も光強度の弱い(最も距離の遠い)ONUを検出する。外部閾値制御部77は、誤り個数のカウント数差に基づいて外部閾値制御信号を出力する。
つづいて、光加入者伝送システムにおいて光信号を送受信する動作について、上り方向光信号を送受信する動作を説明する。ONU1a、1bが上り方向光信号を出力してから、OLT7aが入力するまでの動作については、実施の形態1と同様である。OLT7aでは、複数のONUを収容接続している場合、光電流強度モニタ76が、それぞれのONUからの光強度を測定して最も光強度の弱い、すなわち、最も距離の遠いONUを検出する。図8の場合では、最も距離の遠いONUとしてONU1bを検出する。
OLT7aでは、プリアンプ71が、検出されたONU1bから送られる上り方向光信号を増幅し、2R型アンプ72が、外部閾値制御信号に従って識別再生する。CDR73は、再生された受信信号から、受信装置(OLT7a)内部と同期したクロックでタイミング抽出し、Serdes74へ出力する。Serdes74は、入力したデータをシリアル・パラレル変換後、FEC75へ出力する。FEC75では、自身が備えるビット誤りカウンタを用いて、“1”の信号を“0”と誤る“1”側の誤り個数と、“0”の信号を“1”と誤る“0”側の誤り個数をカウントする。FEC75は、“0”、“1”の誤りカウント数差を、外部閾値制御部77へ出力する。外部閾値制御部77は、誤りカウント数差に応じた任意の直流電圧レベルを出力する。出力された信号を外部閾値制御信号として、2R型アンプ72が、閾値にオフセットをつける帰還制御を行う。この閾値調整の制御は、入力信号フレームに対して十分に長いトレーニング期間の間実施する。
このように、2R型アンプ72は、閾値制御オフセット値をOLT7aからの距離が最も遠いONU(ここではONU1b)の誤り率を最も低くするように決定し、そのオフセット値を他の全てのONUからの信号に対しても画一的に用いる。例えば、ONU1aに対してもONU1bと同じオフセット量の閾値調整を行う。
光増幅器を用いた光伝送システムにおいては、一般的に光増幅器雑音が過剰であり、信号の“0”レベルと“1”レベルの中点電位を閾値として用いた場合、受信感度の劣化を招く可能性がある。そのため、誤りカウントにおいて“1”の信号を“0”と誤る符号語が多い場合には、最適閾値を受信信号における“0”側に変化させることで受信感度を改善することが出来る。一方、“0”の信号を“1”と誤る符号語が多い場合には、最適閾値を受信信号における“1”側に変化させることで受信感度を改善することが出来る。
図9は、各ONUの閾値レベルを示す図である。図9(b)に、図8で示したOLT7aから最も距離の離れたONU1bからのパケットの例を示す。破線で示される中点電位を閾値として用いた場合、“1”側の雑音が大きく、“1”を“0”と誤る確率が高くなる。そこで、閾値にオフセットをつけ、閾値を“0”側に適切に近づけることで受信感度を改善することができる。
また、一般的に最も距離の遠いONU1bからの信号は、信号対雑音比が最も小さくなる。OLT7aでは、その信号にあわせたオフセットを各ONUからの信号に対して画一的に用いることで、最適ではないが全てのONUに対する受信感度の改善を図ることができる。さらに、全てのONUに対し個別の閾値調整処理を行う必要がなくなるため、簡単な処理で実現することが可能となる。例えば、図9(a)に、図8で示したONU1aのパケットの例を示す。破線で示される中点電位を閾値として用いた場合、図の例では“1”側の雑音が大きく、“1”を“0”と誤る確率が高くなる。そこで、閾値にONU1bと同じオフセットをつけ、閾値を“0”側に近づけることで受信感度を改善できる。
なお、ONU1aに対する最適な閾値は長破線であり、ONU1bと同じオフセットでは最適な受信感度を得ることはできない。しかしながら、ONU1aとONU1bでは、ONU1aの方が信号対雑音比は高く閾値の変化がそれほど大きく受信感度に影響しない。そのため、OLT7aでは、閾値調整量を個別に与えるという煩雑な処理を行う必要はなく、最も距離の離れたONUに対する閾値調整量のみを求めて全てのONUに適用することで、システムとしての性能を向上させることができる。
以上説明したように、本実施の形態では、OLT7aが、受信閾値を最適化する制御を行うこととした。これにより、光雑音が過剰に光増幅された光加入者伝送システムにおいて、受信感度を改善し、高感度な光化加入者伝送システムを得ることができる。
以上のように、本発明にかかる光中継増幅装置は、アクセス系光伝送システムにおいて有用であり、特に、PONシステムに適している。
1、1a、1b 加入者側光送受信装置(ONU)
2、2a、2b、4、6、9 光ファイバ伝送路
3、8 光分配器
5、5a、5b 光中継増幅装置
7、7a 親局側光送受信装置(OLT)
51、54 波長合波分波器
52 一定出力バースト光増幅器
53 線形利得バースト光増幅器
55 一定出力連続光増幅器
56 線形利得連続光増幅器
57 バースト光増幅器
58 連続光増幅器
59 光帯域透過フィルタ
71 プリアンプ
72 2R型アンプ
73 クロックデータリカバリーモジュール(CDR)
74 シリアル・パラレルデータ変換器(Serdes)
75 前方誤り訂正機能制御部(FEC)
76 光電流強度モニタ
77 外部閾値制御部
100 局内装置

Claims (4)

  1. 加入者側光送受信装置および光中継増幅装置とともに光加入者伝送システムを構成する親局側光送受信装置であって、
    前記加入者側光送受信装置から受信した上り方向光信号に対して増幅処理を行い、所定の受信閾値に基づいて再生処理を行う光信号再生手段と、
    誤り訂正処理を行い、かつ、所定期間内に受信した信号の誤りビットを積算し、1を0と誤った数と0を1と誤った数との差分に応じたレベル信号を出力する誤り訂正手段と、
    前記レベル信号に基づいて、受信閾値を制御するための制御信号を生成する受信閾値制御手段と、
    前記加入者側光送受信装置から受信した上り方向光信号の受信信号強度を検出する受信信号強度検出手段と、
    を備え、
    前記受信閾値制御手段は、前記レベル信号に基づいて、1を0と誤った数の方が多い場合は、受信閾値を0側に変化させるための制御信号を生成し、0を1と誤った数の方が多い場合は、受信閾値を1側に変化させるための制御信号を生成し、また、最も受信信号強度の弱い上り方向光信号に基づいて生成した制御信号を、他の加入者側光送受信装置にも適用し、
    前記光信号再生手段は、前記制御信号に基づいて前記所定の受信閾値を変化させる、
    ことを特徴とする親局側光送受信装置。
  2. 親局側光送受信装置と、
    前記親局側光送受信装置と光信号の送受信を行う加入者側光送受信装置と、
    前記光信号を中継し増幅処理を行う光中継増幅装置と、
    を備える光加入者伝送システムにおいて、
    前記親局側光送受信装置は、
    前記加入者側光送受信装置から受信した上り方向光信号に対して増幅処理を行い、所定の受信閾値に基づいて再生処理を行う光信号再生手段と、
    誤り訂正処理を行い、かつ、所定期間内に受信した信号の誤りビットを積算し、1を0と誤った数と0を1と誤った数との差分に応じたレベル信号を出力する誤り訂正手段と、
    前記レベル信号に基づいて、受信閾値を制御するための制御信号を生成する受信閾値制御手段と、
    前記加入者側光送受信装置から受信した上り方向光信号の受信信号強度を検出する受信信号強度検出手段と、
    を備え、
    前記受信閾値制御手段は、前記レベル信号に基づいて、1を0と誤った数の方が多い場合は、受信閾値を0側に変化させるための制御信号を生成し、0を1と誤った数の方が多い場合は、受信閾値を1側に変化させるための制御信号を生成し、また、最も受信信号強度の弱い上り方向光信号に基づいて生成した制御信号を、他の加入者側光送受信装置にも適用し、
    前記光信号再生手段は、前記制御信号に基づいて前記所定の受信閾値を変化させる、
    ことを特徴とする光加入者伝送システム。
  3. 親局側光送受信装置、光信号を中継し増幅処理を行う光中継増幅装置、および、当該親局側光送受信装置と当該光中継増幅装置との間に配置され下り方向光信号を分岐する第1の分配器、を含む局内装置と、
    前記局内装置の親局側光送受信装置と光信号の送受信を行う加入者側光送受信装置と、
    前記局内装置と前記加入者側光送受信装置との間に配置され、下り方向光信号を分岐する第2の光分配器と、
    を備える光加入者伝送システムにおいて、
    前記親局側光送受信装置は、
    前記加入者側光送受信装置から受信した上り方向光信号に対して増幅処理を行い、所定の受信閾値に基づいて再生処理を行う光信号再生手段と、
    誤り訂正処理を行い、かつ、所定期間内に受信した信号の誤りビットを積算し、1を0と誤った数と0を1と誤った数との差分に応じたレベル信号を出力する誤り訂正手段と、
    前記レベル信号に基づいて、受信閾値を制御するための制御信号を生成する受信閾値制御手段と、
    前記加入者側光送受信装置から受信した上り方向光信号の受信信号強度を検出する受信信号強度検出手段と、
    を備え、
    前記受信閾値制御手段は、前記レベル信号に基づいて、1を0と誤った数の方が多い場合は、受信閾値を0側に変化させるための制御信号を生成し、0を1と誤った数の方が多い場合は、受信閾値を1側に変化させるための制御信号を生成し、また、最も受信信号強度の弱い上り方向光信号に基づいて生成した制御信号を、他の加入者側光送受信装置にも適用し、
    前記光信号再生手段は、前記制御信号に基づいて前記所定の受信閾値を変化させる、
    ことを特徴とする光加入者伝送システム。
  4. 前記局内装置では、
    自装置と前記加入者側光送受信装置との距離が所定の距離よりも長い場合は、前記第1の分配器と前記加入者側光送受信装置との間に前記光中継増幅装置を配置し、
    自装置と前記加入者側光送受信装置との距離が所定の距離以下の場合は、前記第1の分配器と前記加入者側光送受信装置との間に前記光中継増幅装置を配置しない、
    ことを特徴とする請求項に記載の光加入者伝送システム。
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