JP5457039B2 - 塗膜の柔軟性と耐性バランスが改良された水系ソフトフィール塗料用硬化性組成物 - Google Patents
塗膜の柔軟性と耐性バランスが改良された水系ソフトフィール塗料用硬化性組成物Info
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Description
この手段として、三官能モノマー部分をポリマー主鎖に導入する方法や、下記特許文献1及び2に記載されている方法が考えられるが、これらの手段によると、塗料の塗膜が硬くなってしまうため、耐性に関するハイレベルの要求と手触りのソフト感を両立させるには不十分であった。
また、ポリオール自体の性能を向上させ、手触りのソフト感と両立させるために、2種類以上のジオールモノマーが共重合されたタイプのポリカーボネートポリオールが用いられるようになったが、ソフト感を維持しつつ、さらなる耐性改良の要求があり、ソフト感と塗膜耐性の性能バランス向上が望まれていた。
(A)分子中にカルボキシル基及び/又はスルホン酸基含有ポリオール若しくはその塩の部分と、特定の構造式で表されるポリカーボネートジオールの部分と、ポリイソシアネート化合物の部分及びその他共重合可能なポリオールモノマーの部分を特定の質量比で含有し、かつ分子末端がOH基でないポリウレタンの水性分散体と、(B)分子中にカルボキシル基及び/又はスルホン酸基含有ポリオール若しくはその塩の部分と、特定の構造式で表されるポリカーボネートジオールの部分と、ポリイソシアネート化合物の部分及びその他共重合可能なポリオールモノマーの部分を特定の質量比で含有し、かつ分子末端がOH基であるポリウレタンの水性分散体を、(A)と(B)が特定範囲となる重量比でブレンドし、かつ(C)分子中に、少なくとも2個以上のイソシアネート基を含有するポリイソシアネートの水分散型硬化剤を、(B)分子中のOH基と(C)分子中のNCO基のブレンド比率(NCO基/OH基のモル比)が特定範囲内になるように配合することにより、所期目的を達成しうることを見出し、本発明に至った。
(1)次の(A)、(B)及び(C)を必須成分として含有し、(A)/(B)=0.2〜5(但し、不揮発分の質量比)、かつ(B)分子が含有するOH基と(C)分子が含有するNCO基の比がNCO/OH=2.5〜0.9(但し、官能基のモル比)であることを特徴とする水系塗料用硬化性組成物:
(A)分子中にカルボキシル基及び/又はスルホン酸基含有ポリオール若しくはその塩の部分を有し、かつポリカーボネート骨格を有し、かつ分子末端基が水酸基ではないポリウレタンの、水性分散体であって、水に乳化分散する前の、NCO末端基含有ウレタンプレポリマーに共重合されるカルボキシル基及び/又はスルホン酸基含有ポリオール若しくはその塩のモノマー部分の含有量が1質量%〜25質量%、ポリカーボネートジオールの部分の含有量が5質量%〜94質量%、ポリイソシアネート化合物モノマーの部分の含有量が5質量%〜94質量%、その他共重合可能なモノマーの部分の含有量が0質量%〜10質量%である、上記ポリウレタンの水性分散体、
(B)分子中にカルボキシル基及び/又はスルホン酸基含有ポリオール若しくはその塩の部分を有し、かつポリカーボネート骨格を有し、かつ分子末端基が水酸基であるポリウレタンの、水性分散体であって、水に乳化分散する前の、OH末端基含有ウレタンポリマーに共重合されるカルボキシル基及び/又はスルホン酸基含有ポリオール若しくはその塩のモノマーの部分の含有量が0.5質量%〜25質量%、ポリカーボネートジオールの部分の含有量が20質量%〜99質量%、ポリイソシアネート化合物モノマーの部分の含有量が0.5質量%〜79.5質量%、その他共重合可能なモノマーの部分の含有量が0質量%〜10質量%である、上記ポリウレタンの水性分散体、
(C)分子中に少なくとも2個以上イソシアネート基を含有するポリイソシアナート化合物の水分散型硬化剤。
(2)(1)記載の(A)及び(B)の各々に用いられる前記ポリカーボネートジオールの構造が、下記式(1)〜(4)から選ばれる2種類以上の繰り返し単位を含み、数平均分子量が500〜4000、末端基が水酸基である、(1)記載の水系塗料用硬化性組成物。
(a)選ばれる2種類の繰り返し単位が(式5)と(式6)で表され、(式5のモル数)/(式6のモル数)=80/20〜30/70であり、かつ末端基が水酸基である脂肪族ポリカーボネートジオール、
(b)選ばれる2種類の繰り返し単位が(式6)と(式8)で表され、(式6のモル数)/(式8のモル数)=95/5〜30/70であり、かつ末端基が水酸基である脂肪族ポリカーボネートジオール、
(c)選ばれる2種類の繰り返し単位が(式7)と(式8)で表され、(式7のモル数)/(式8のモル数)=80/20〜30/70であり、かつ末端基が水酸基である脂肪族ポリカーボネートジオール。
これらのイソシアナートの単独又は混合物から誘導されるイソシアヌレート型ポリイソシアナート、ビュレット型イソシアナート及びこれらジイソシアナートとエチレングリコール、ポリエーテルポリオール(ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等)、カプロラクトンポリオール、ポリカーボネートポリオールやイソシアナート基と反応する官能基を有する低分子量のポリエステル樹脂(油変性タイプを含む)やアクリル系共重合体などとのランダム型付加物、あるいは、
2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートとヘキサメチレンジイソシアナート等モル付加物、イソシアナートエチル(メタ)クリレートなどのイソシアナート基と共重合性不飽和基を有するビニル系モノマーを必須成分としたイソシアナート基を有する共重合体等が挙げられる。
オキシム系:例えばホルムアルデヒドオキシム、アセトアルデヒドオキシム、アセトオキシム、メチルエチルケトオキシム、シクロヘキサノンオキシム等。
活性メチレン系:マロン酸ジエステル(マロン酸ジメチル、マロン酸ジエチル、マロン酸ジn−ブチル、マロン酸ジ2−エチルヘキシル、マロン酸メチルn−ブチル、マロン酸エチルn−ブチル、マロン酸メチルsec−ブチル、マロン酸エチルsec−ブチル、マロン酸メチルt−ブチル、マロン酸エチルt−ブチル、メチルマロン酸ジエチル、マロン酸ジベンジル、マロン酸ジフェニル、マロン酸ベンジルエチル、マロン酸エチルフェニル、マロン酸t−ブチルフェニル、イソプロピリデンマロネート等)、アセト酢酸エステル(アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸n−プロピル、アセト酢酸イソプロピル、アセト酢酸n−ブチル、アセト酢酸n−プロピル、アセト酢酸イソプロピル、アセト酢酸n−ブチル、アセト酢酸t−ブチル、アセト酢酸ベンジル、アセト酢酸フェニル等)。
フェノール系:フェノール、クレゾール、エチルフェノール、ブチルフェノール等。
メルカプタン系:ブチルメルカプタン、ドデシルメルカプタン等。
酸アミド系:アセトアニリド、酢酸アミド、ε−カプロラクタム、δ−バレロラクタム、γ−ブチロラクタム等。
酸イミド系:コハク酸イミド、マレイン酸イミド等。
イミダゾール系:イミダゾール、2−メチルイミダゾール等。
尿素系:尿素、チオ尿素、エチレン尿素等。
アミン系:ジフェニルアミン、アニリン、カルバゾール等。
イミン系:エチレンイミン、ポリエチレンイミン等。
重亜硫酸塩系:重亜硫酸ソーダ等。
ピラゾール系:ピラゾール、3−メチルピラゾール、3,5−ジメチルピラゾール等。
トリアゾール系:1,2,4−トリアゾール等。
が挙げられるが、上記のうち、オキシム系、活性メチレン系、ピラゾール系が好ましく、具体的な好ましい例としては、アセトオキシム、メチルエチルケトオキシム、マロン酸ジエステル、アセト酢酸エステル、ピラゾール等が挙げられる。特に、低温硬化性の点からは、マロン酸ジエステル、アセト酢酸エステル、ピラゾール混合系が好ましく、より好ましくは、マロン酸ジエステル、アセト酢酸混合系、更に好ましくはマロン酸ジエステルが好ましい。マロン酸ジエステルの中では、工業的入手の容易さ等からマロン酸ジエチルが好ましい。
NCO/OH=2.2〜1.2である。NCO/OHが2.5以下であれば、耐熱性等に問題が出る可能性がない。また、NCO/OHが0.9以上であれば、硬化反応が十分に進行し、塗膜強度や耐性が損なわれる可能性がない。
が挙げられ、これらは1種又は2種以上混合して使用できる。
使用可能なシリカ系艶消しとしては微粉末シリカ、コロイダルシリカ等が挙げられる。
<試験方法>
1.ソフト感
塗膜板表面を手で触った時の感触によりソフト感を評価した。判定結果は以下の表記で表した。
2.耐液体性
1)耐酸性:0.1N H2SO4水溶液に24h室温で浸漬後の塗膜外観を目視判定。
×(不可):明確な膨れ
2)耐アルカリ性:0.1N NaOH水溶液に室温で24h浸漬後の塗膜外観を目視判定。
×(不可):明確な膨れ
3)耐エタノール性:50%EtOH水溶液に室温で4h浸漬後の塗膜外観を目視判定。
×(不可):明確な膨れ
3.耐スクラッチ性:爪で引っ掻いて、塗膜への傷のつき具合を目視判定。
4.耐磨耗性
JIS K5600−5−8の方法に準じ、テーバー型磨耗試験機を用い測定した。磨耗試験前の重量と磨耗試験(500回転)後の塗膜板の重量変化を測定し表記した。
<ポリカーボネートジオールの製造方法>
(製造例1)
攪拌機、温度計、頭頂に還流ヘッドを有する真空ジャケット付きオルダーショウを備えた2Lセパラブルフラスコに、1,5−ペンタンジオール382g、1,6−ヘキサンジオール433g、エチレンカーボネート650gを仕込み、70℃で撹拌溶解した後、触媒として酢酸鉛三水和物を0.015g入れた。175℃に設定したオイルバスで加熱し、フラスコの内温140℃、真空度1.0〜1.5kPaで、還流ヘッドから還流比4で留分の一部を抜きながら、12hr反応させた。その後、オルダーショウを単蒸留装置に取り替え、180℃に設定したオイルバスで加熱し、フラスコの内温140〜150℃、真空度を0.5kPaまで落として、セパラブルフラスコ内に残った、ジオールとエチレンカーボネートを除去した。その後、オイルバスの設定を185℃に上げ、フラスコの内温160〜165℃で、生成するジオールを除去しながら、さらに4hr反応した。この反応により、常温で粘稠な液体が得られた。得られたポリカーボネートジオール(以下PCDと記す)のOH価は56.1(分子量2000)、共重合組成は1,5−ペンタンンジオール/1,6−ヘキサンジオール=50/50(モル比)であった。これをPCD1とする。
(製造例2)
製造例1において、1,5−ペンタンジオール382g、1,6−ヘキサンジオール433g、エチレンカーボネート650gを仕込み、70℃で撹拌溶解した後、触媒として酢酸鉛三水和物を0.015g入れた。175℃に設定したオイルバスで加熱し、フラスコの内温140℃、真空度1.0〜1.5kPaで、還流ヘッドから還流比4で留分の一部を抜きながら、12hr反応させた。その後、オイルバスの設定を185℃に上げ、フラスコの内温を160〜165℃にして、生成するジオールを除去しながら、さらに3hr反応させた。得られたPCDのOH価は112.2(分子量1000)、共重合組成は1,5−ペンタンジオール/1,6−ヘキサンジオール=50/50(モル比)であった。これをPCD2とする。
(製造例3)
製造例2において、オルダーショウを単蒸留装置に取り替えた後、オイルバスの設定を185℃に上げ、フラスコの内温を160〜165℃にして、生成するジオールを除去する時間を1.5hrにしたこと以外は同様の方法で合成を行った。得られたPCDのOH価は224.4(分子量500)、共重合組成は1,5−ペンタンンジオール/1,6−ヘキサンジオール=50/50(モル比)であった。これをPCD3とする。
(製造例4)
製造例2において、オルダーショウを単蒸留装置に取り替えた後、オイルバスの設定を185℃に上げ、フラスコの内温を160〜165℃にして、生成するジオールを除去する時間を2hrにしたこと以外は同様の方法で合成を行った。得られたPCDのOH価は140.3(分子量800)、共重合組成は1,5−ペンタンジオール/1,6−ヘキサンジオール=50/50(モル比)であった。これをPCD4とする。
(製造例5)
製造例1において、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオールの代わりに、1,4−ブタンジオール594g、1,6−ヘキサンジオール87gを用いた以外は同様の方法で合成を行った。得られたPCDのOH価は56.1(分子量2000)、共重合組成は1,4−ブタンジオール/1,6−ヘキサンジオール=90/10(モル比)であった。これをPCD5とする。
(製造例6)
製造例1において、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオールの代わりに、2−メチル−1,3−プロパンジオール330g、1,4−ブタンジオール330gを用いた以外は同様の方法で合成を行った。得られたPCDのOH価は56.1(分子量2000)、共重合組成は2−メチル−1,3−プロパンジオール/1,4−ブタンジオール=50/50(モル比)であった。これをPCD6とする。
(製造例7)
製造例1において、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオールの代わりに、1,4−ブタンジオール462g、1,6−ヘキサンジオール260gを用いた以外は同様の方法で合成を行った。得られたPCDのOH価は56.1(分子量2000)、共重合組成は1,4−ブタンジオール/1,6−ヘキサンジオール=70/30(モル比)であった。これをPCD7とする。
(製造例8)
製造例1において、オルダーショウを単蒸留装置に取り替えた後、オイルバスの設定を185℃に上げ、フラスコの内温160〜165℃にして、生成するジオールを除去する時間を8hrに延長したこと以外は同様の方法で合成を行った。得られたPCDのOH価は28.1(分子量4000)、共重合組成は1,5−ペンタンジオール/1,6−ヘキサンジオール=50/50(モル比)であった。これをPCD8とする。
(製造例9)
製造例2において、オルダーショウを単蒸留装置に取り替えた後、オイルバスの設定を185℃に上げ、フラスコの内温を160〜165℃にして、生成するジオールを除去する時間を1hrにしたこと以外は同様の方法で合成を行った。得られたPCDのOH価は280.5(分子量400)、共重合組成は1,5−ペンタンンジオール/1,6−ヘキサンジオール=50/50(モル比)であった。これをPCD9とする。
(製造例10)
製造例1において、オルダーショウを単蒸留装置に取り替えた後、オイルバスの設定を185℃に上げ、フラスコの内温160〜165℃にして、生成するジオールを除去する時間を10hrに延長したこと以外は同様の方法で合成を行った。得られたPCDのOH価は24.9(分子量4500)、共重合組成は1,5−ペンタンジオール/1,6−ヘキサンジオール=50/50(モル比)であった。これをPCD10とする。
<ポリウレタンエマルジョンの合成方法>
(合成例1)
セパラブルフラスコにPCD1(1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量2000)200.00g(0.1モル)を量りとり、MEK150gで溶解した。MEK50.00gにジメチロールプロピオン酸(DMPA)13.42g(0.1モル)を溶解後トリエチルアミン(TEA)10.63gで中和した溶液及びヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)50.46g(0.3モル)をフラスコ内に添加し、さらにMEK52.65g追加して、N2ガスでシールした。還流冷却器、温度計及び攪拌装置を有する反応内で、60℃で8時間かけて、未反応OH基がなくなるまでウレタン化反応を行い、NCO基末端のポリウレタンプレポリマー溶液527.16gを得た。該プレポリマー溶液を30℃に設定し、250rpmで攪拌しておき、そこに780gの蒸留水を30分で滴下して乳化させ、引き続き、エチレンジアミン(EDA)3.01g(0.05モル)を水10gに溶解した水溶液を添加して、鎖伸長反応を30℃で1時間行った。さらに該分散液を減圧にして、MEKを除去し、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン1(PUD1)1067.5gが得られた。得られたポリウレタンの分子量(ポリスチレン換算)をGPCで測定したところ、数平均分子量23000、重量平均分子量86500であった。
[b]:ポリカーボネートジオール重量
[c]:ポリイソシアネート化合物モノマー重量
[d]:その他共重合可能なモノマー(TMP等)重量
aの含有率(%) = 100×[a]/([a]+[b]+[c]+[d])
bの含有率(%) = 100×[b]/([a]+[b]+[c]+[d])
cの含有率(%) = 100×[c]/([a]+[b]+[c]+[d])
dの含有率(%) = 100×[d]/([a]+[b]+[c]+[d])
[c]:HDI/[b]:PCD1/[a]:DMPA=19.1/75.8/5.1(質量%)
(合成例2)
セパラブルフラスコにPCD2(1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量1000)180.00g(0.18モル)を量りとり、MEK250gで溶解した。ジメチロールプロピオン酸((DMPA)22.8g(0.17モル)とトリメチロールプロパン(TMP)8.94g(0.067モル)を粉体のまま投入後、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)50.46g(0.3モル)をフラスコ内に添加し、N2ガスでシールした。還流冷却器、温度計及び攪拌装置を有する反応内で、60℃で8時間かけて、未反応NCO基がなくなるまでウレタン化反応を行った後、該プレポリマー溶液を30℃まで冷却し、100rpmで攪拌しながらトリエチルアミン(TEA)17.2gで中和することにより、OH基末端のポリウレタンプレポリマー溶液529.4gを得た。続いて該プレポリマーを250rpmで攪拌し、そこに769gの蒸留水を30分で滴下して乳化した。さらに該分散液を80℃に昇温して、MEKを除去し、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン2(PUD2)1048.4gが得られた。該合成例における各原料の質量含有分率は、以下の如くであった。
(合成例3)
合成例1において、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)の代わりにイソホロンジイソシアネート(IPDI)66.69g(0.3モル)を用い、反応温度と反応時間を80℃、6時間とした以外は合成例1と同様の方法で合成を行い、NCO基末端のポリウレタンプレポリマー溶液543.38gを得た。該プレポリマー溶液は、合成例1と同様の方法で乳化分散後、エチレンジアミン(EDA)3.00g(0.05モル)で鎖伸長反応を実施し、さらにMEKを除去することにより、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン3(PUD3)1133.7gが得られた。得られたポリウレタンの分子量(ポリスチレン換算)をGPCで測定したところ、数平均分子量23000、重量平均分子量88000であった。
(合成例4)
合成例2において、HDIの代わりにイソホロンジイソシアネート(IPDI)66.69g(0.30モル)を用い、反応温度と反応時間を80℃、6時間とした以外は合成例2と同一の方法でポリマーを合成を行った。乳化時には818gの蒸留水を用い、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン4(PUD4)1113.6gが得られた。該合成例における各原料の質量含有分率は、以下の如くであった。
(合成例5)
セパラブルフラスコにPCD1(1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量2000)118.4g(0.059モル)を量りとり、MEK140gで溶解した。MEK50.00gにジメチロールプロピオン酸(DMPA)13.41g(0.10モル)とトリメチロールプロパン(TMP)3.65g(0.027モル)を溶解後トリエチルアミン(TEA)10.63gで中和した溶液及びイソホロンジイソシアネート(IPDI)66.69g(0.3モル)をフラスコ内に添加し、N2ガスでシールした。還流冷却器、温度計及び攪拌装置を有する反応内で、80℃で6時間かけて、未反応OH基がなくなるまでウレタン化反応を行い、NCO基末端のポリウレタンプレポリマー溶液402.78gを得た。該プレポリマー溶液を30℃に設定し、250rpmで攪拌しておき、そこに595gの蒸留水を30分で滴下して乳化させ、引き続き、エチレンジアミン(EDA)3.01g(0.05モル)を水10gに溶解した水溶液を添加して、鎖伸長反応を30℃で1時間行った。さらに該分散液を減圧にして、MEKを除去し、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン5(PUD5)820.8gが得られた。
該合成例における各原料の質量含有分率は、以下の如くであった。
(合成例6)
セパラブルフラスコにPCD2(1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量1000)200.00g(0.20モル)を量りとり、MEK250gで溶解した。ジメチロールプピオン酸(DMPA)13.41g(0.10モル)を粉体のまま投入後、イソホロンジイソシアネート(IPDI)44.46g(0.20モル)をフラスコ内に添加し、N2ガスでシールした。還流冷却器、温度計及び攪拌装置を有する反応内で、80℃で6時間かけて、未反応NCO基がなくなるまでウレタン化反応を行った後、該プレポリマー溶液を30℃まで冷却し、100rpmで攪拌しながらトリエチルアミン(TEA)10.12gで中和することにより、OH基末端のポリウレタンプレポリマー溶液518.0gを得た。続いて該プレポリマーを250rpmで攪拌し、そこに763gの蒸留水を30分で滴下して乳化させた。さらに該分散液を80℃に昇温して、MEKを除去し、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン6(PUD6)1031.0gが得られた。該合成例における各原料の質量含有分率は、以下の如くであった。
(合成例7)
合成例1において、PCD1の代わりにPCD3(1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量500)を50g(0.10モル)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)の代わりに水添MDI(H12MDI)78.71g(0.3モル)、MEK溶媒130gを用い、反応温度と反応時間を80℃で6時間とした以外は合成例1と同様の方法で合成を行い、NCO基末端のポリウレタンプレポリマー溶液282.75gを得た。該プレポリマー溶液は、蒸留水415gを用いて合成例1と同様の方法で乳化分散後、エチレンジアミン(EDA)3.01g(0.05モル)を蒸留水10gに溶解した水溶液を滴下して合成例1同様に鎖伸長反応を実施し、さらにMEKを除去することにより、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン7(PUD7)580.8gが得られた。該合成例における各原料の質量含有分率は、以下の如くであった。
(合成例8)
セパラブルフラスコにPCD1(1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量2000)200.00g(0.1モル)を量りとり、MEK210gで溶解した。ジメチロールプピオン酸(DMPA)6.71g(0.05モル)を粉体のまま投入後、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)16.82g(0.1モル)をフラスコ内に添加し、N2ガスでシールした。還流冷却器、温度計及び攪拌装置を有する反応内で、60℃で8時間かけて、未反応NCO基がなくなるまでウレタン化反応を行った後、該プレポリマー溶液を30℃まで冷却し、100rpmで攪拌しながらトリエチルアミン(TEA)5.06gで中和することにより、OH基末端のポリウレタンプレポリマー溶液438.6gを得た。続いて該プレポリマーを250rpmで攪拌し、そこに665gの蒸留水を30分で滴下して乳化させた。さらに該分散液を80℃に昇温して、MEKを除去し、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン8(PUD8)893.6gが得られた。該合成例における各原料の質量含有分率は、以下の如くであった。
(合成例9)
合成例1において、PCD1の代わりにPCD4(1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量800)を80g(0.1モル)用い、溶媒MEK130gとした以外は合成例1と同様の方法で合成し、NCO基末端のポリウレタンプレポリマー溶液284.5gを得た。該プレポリマー溶液は、合成例1と同様の方法で蒸留水420gを滴下して乳化分散後、エチレンジアミン(EDA)3.00g(0.05モル)を水10gに溶解した水溶液で鎖伸長反応を実施し、さらにMEKを除去することにより、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン9(PUD9)587.5gが得られた。該合成例における各原料の質量含有分率は、以下の如くであった。
(合成例10)
セパラブルフラスコにPCD1(1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量2000)180.00g(0.090モル)を量りとり、MEK210gで溶解した。ジメチロールプロピオン酸(DMPA)11.40g(0.085モル)とトリメチロールプロパン(TMP)4.47g(0.033モル)を粉体のまま投入後、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)25.23g(0.15モル)をフラスコ内に添加し、N2ガスでシールした。還流冷却器、温度計及び攪拌装置を有する反応内で、60℃で8時間かけて、未反応NCO基がなくなるまでウレタン化反応を行った後、該プレポリマー溶液を30℃まで冷却し、100rpmで攪拌しながらトリエチルアミン(TEA)8.60gで中和することにより、OH基末端のポリウレタンプレポリマー溶液439.7gを得た。続いて該プレポリマーを250rpmで攪拌し、そこに655gの蒸留水を30分で滴下して乳化させた。さらに該分散液を80℃に昇温して、MEKを除去し、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン10(PUD10)884.7gが得られた。該合成例における各原料の質量含有分率は、以下の如くであった。
(合成例11)
合成例1において、PCD1の代わりにPCD5(1,4−ブタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを90/10のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量2000)を200g(0.1モル)用いた以外は合成例1と同様の方法で合成を行い、NCO基末端のポリウレタンプレポリマー溶液527.15gを得た。該プレポリマー溶液は、合成例1と同様の方法で蒸留水を滴下して乳化分散後、エチレンジアミン(EDA)3.00g(0.05モル)を水10gに溶解した水溶液で鎖伸長反応を実施し、さらにMEKを除去することにより、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン11(PUD11)1067.5gが得られた。該合成例における各原料の質量含有分率は、以下の如くであった。
(合成例12)
合成例10において、PCD1の代わりにPCD5(1,4−ブタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを90/10のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量2000)を180.00g(0.090モル)用いた以外は合成例10と同一の方法で、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン12(PUD12)884.7gが得られた。該合成例における各原料の質量含有分率は、以下の如くであった。
(合成例13)
合成例1において、PCD1の代わりにPCD6(2−メチル−1,3−プロパンジオールと1,4−ブタンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量2000)を200g(0.1モル)用いた以外は合成例1と同様の方法で合成を行い、NCO基末端のポリウレタンプレポリマー溶液527.15gを得た。該プレポリマー溶液は、合成例1と同様の方法で蒸留水を滴下して乳化分散後、エチレンジアミン(EDA)3.00g(0.05モル)を水10gに溶解した水溶液で鎖伸長反応を実施し、さらにMEKを除去することにより、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン13(PUD13)1067.5gが得られた。該合成例における各原料の質量含有分率は、以下の如くであった。
(合成例14)
合成例10において、PCD1の代わりにPCD6(2−メチル−1,3−プロパンジオールと1,4−ブタンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量2000)を180.00g(0.090モル)用いた以外は合成例10と同一の方法で、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン14(PUD14)884.7gが得られた。該合成例における各原料の質量含有分率は、以下の如くであった。
(合成例15)
合成例1において、PCD1の代わりにPCD7(1,4−ブタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを70/30のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量2000)を200g(0.1モル)用いた以外は合成例1と同様の方法で合成を行い、NCO基末端のポリウレタンプレポリマー溶液527.15gを得た。該プレポリマー溶液は、合成例1と同様の方法で蒸留水を滴下して乳化分散後、エチレンジアミン(EDA)3.00g(0.05モル)を水10gに溶解した水溶液で鎖伸長反応を実施し、さらにMEKを除去することにより、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン15(PUD15)1067.5gが得られた。該合成例における各原料の質量含有分率は、以下の如くであった。
(合成例16)
合成例1において、ジメチロールブタン酸(DMBA)の代わりにジメチロールブタン酸(DMBA)14.81g(0.1モル)を用いた以外は合成例1と同様の方法で合成を行い、NCO基末端のポリウレタンプレポリマー溶液528.56gを得た。該プレポリマー溶液は、乳化に用いた蒸留水の量を780gから784gに変更した以外は合成例1と同様の方法で乳化分散後、エチレンジアミン(EDA)3.00g(0.05モル)で鎖伸長反応を実施し、さらにMEKを除去することにより、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン16(PUD16)1072.9gが得られた。得られたポリウレタンの分子量(ポリスチレン換算)をGPCで測定したところ、数平均分子量22000、重量平均分子量87000であった。
(合成例17)
セパラブルフラスコにPCD8(1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量4000)200.00g(0.05モル)を量りとり、MEK150gで溶解した。MEK50.00gにジメチロールプロピオン酸(DMPA)6.71g(0.05モル)を溶解後トリエチルアミン(TEA)10.63gで中和した溶液及びヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)25.23g(0.15モル)をフラスコ内に添加し、さらにMEK25.0g追加して、N2ガスでシールした。還流冷却器、温度計及び攪拌装置を有する反応内で、60℃で8時間かけて、未反応OH基がなくなるまでウレタン化反応を行い、NCO基末端のポリウレタンプレポリマー溶液462.25gを得た。該プレポリマー溶液を30℃に設定し、250rpmで攪拌しておき、そこに690gの蒸留水を30分で滴下して乳化させ、引き続き、エチレンジアミン(EDA)1.50g(0.025モル)を水5gに溶解した水溶液を添加して、鎖伸長反応を30℃で1時間行った。さらに該分散液を減圧にして、MEKを除去し、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン17(PUD17)933.8gが得られた。
(合成例18)
合成例2において、PCD1の代わりにPCD4(1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量800)を144.0g(0.18モル)用い、MEK溶媒量を200gとした以外は合成例2と同一の方法でプレポリマーを合成し、乳化時に用いた蒸留水量は661gとした。不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン18(PUD18)904.4gが得られた。該合成例における各原料の質量含有分率は、以下の如くであった。
(合成例19)
合成例1において、PCD1の代わりにPCD9(1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量400)を40g(0.1モル)用い、溶媒MEK90gとした以外は合成例1と同様の方法で合成を行い、NCO基末端のポリウレタンプレポリマー溶液204.5gを得た。該プレポリマー溶液は、合成例1と同様の方法で蒸留水300gを滴下して乳化分散後、エチレンジアミン(EDA)3.00g(0.05モル)を水10gに溶解した水溶液で鎖伸長反応を実施し、さらにMEKを除去することにより、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン19(PUD19)427.5gが得られた。該合成例における各原料の質量含有分率は、以下の如くであった。
(合成例20)
セパラブルフラスコにPCD9(1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量400)160.0g(0.40モル)を量りとり、MEK230gで溶解した。ジメチロールプピオン酸(DMPA)26.83g(0.20モル)を粉体のまま投入後、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)67.28g(0.4モル)をフラスコ内に添加し、N2ガスでシールした。還流冷却器、温度計及び攪拌装置を有する反応内で、60℃で8時間かけて、未反応NCO基がなくなるまでウレタン化反応を行った後、該プレポリマー溶液を30℃まで冷却し、100rpmで攪拌しながらトリエチルアミン(TEA)20.24gで中和することにより、OH基末端のポリウレタンプレポリマー溶液504.34gを得た。続いて該プレポリマーを250rpmで攪拌し、そこに742gの蒸留水を30分で滴下して乳化した。さらに該分散液を80℃に昇温して、MEKを除去し、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン20(PUD20)1016.3gが得られた。該合成例における各原料の質量含有分率は、以下の如くであった。
(合成例21)
セパラブルフラスコにPCD8(1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量4500)225.0g(0.05モル)を量りとり、MEK150gで溶解した。MEK50.00gにジメチロールプロピオン酸(DMPA)6.71g(0.05モル)を溶解後トリエチルアミン(TEA)10.63gで中和した溶液及びヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)25.23g(0.15モル)をフラスコ内に添加し、さらにMEK25.0g追加して、N2ガスでシールした。還流冷却器、温度計及び攪拌装置を有する反応内で、60℃で8時間かけて、未反応OH基がなくなるまでウレタン化反応を行い、NCO基末端のポリウレタンプレポリマー溶液512.25gを得た。該プレポリマー溶液を30℃に設定し、250rpmで攪拌しておき、そこに760gの蒸留水を30分で滴下して乳化させ、引き続き、エチレンジアミン(EDA)1.50g(0.025モル)を水10gに溶解した水溶液を添加して、鎖伸長反応を30℃で1時間行った。さらに該分散液を減圧にして、MEKを除去し、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン21(PUD21)1033.8gが得られた。
(合成例22)
セパラブルフラスコにPCD10(1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量4500)225.0g(0.050モル)を量りとり、MEK230gで溶解した。ジメチロールプピオン酸(DMPA)3.35g(0.025モル)を粉体のまま投入後、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)8.41g(0.05モル)をフラスコ内に添加し、N2ガスでシールした。還流冷却器、温度計及び攪拌装置を有する反応内で、60℃で8時間かけて、未反応NCO基がなくなるまでウレタン化反応を行った後、該プレポリマー溶液を30℃まで冷却し、100rpmで攪拌しながらトリエチルアミン(TEA)2.53gで中和することにより、OH基末端のポリウレタンプレポリマー溶液469.3gを得た。続いて該プレポリマーを250rpmで攪拌し、そこに707gの蒸留水を30分で滴下して乳化させた。さらに該分散液を80℃に昇温して、MEKを除去し、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン22(PUD22)946.3gが得られた。該合成例における各原料の質量含有分率は、以下の如くであった。
(合成例23)
合成例22において、PCD10の代わりにPCD8(1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量4000)200.0g(0.050モル)を用い、MEK溶媒量を210gとした以外は合成例22と同一の方法で、OH基末端のポリウレタンプレポリマー溶液424.3gを得た。続いて該プレポリマーを250rpmで攪拌し、そこに632gの蒸留水を30分で滴下して乳化させた。さらに該分散液を80℃に昇温して、MEKを除去し、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン23(PUD23)846.3gが得られた。該合成例における各原料の質量含有分率は、以下の如くであった。
(合成例24)
セパラブルフラスコにPCD3(1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量500)200.0g(0.40モル)を量りとり、MEK260gで溶解した。ジメチロールプピオン酸(DMPA)26.83g(0.20モル)を粉体のまま投入後、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)67.28g(0.4モル)をフラスコ内に添加し、N2ガスでシールした。還流冷却器、温度計及び攪拌装置を有する反応内で、60℃で8時間かけて、未反応NCO基がなくなるまでウレタン化反応を行った後、該プレポリマー溶液を30℃まで冷却し、100rpmで攪拌しながらトリエチルアミン(TEA)20.24gで中和することにより、OH基末端のポリウレタンプレポリマー溶液574.34gを得た。続いて該プレポリマーを250rpmで攪拌し、そこに862gの蒸留水を30分で滴下して乳化した。さらに該分散液を80℃に昇温して、MEKを除去し、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン20(PUD20)1176.3gが得られた。該合成例における各原料の質量含有分率は、以下の如くであった。
(合成例25)
セパラブルフラスコにPCD3(1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量500)40.0g(0.08モル)を量りとり、MEK85gで溶解した。ジメチロールプピオン酸(DMPA)13.41g(0.10モル)、トリメチロールプロパン(TMP)10.7g(0.08モル)を粉体のまま投入後、100rpmで攪拌しながらトリエチルアミン(TEA)10.12gで中和し、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)33.64g(0.20モル)をフラスコ内に添加し、N2ガスでシールした。還流冷却器、温度計及び攪拌装置を有する反応内で、60℃で8時間かけて、未反応NCO基がなくなるまでウレタン化反応を行った後、該プレポリマー溶液を30℃まで冷却し、OH基末端のポリウレタンプレポリマー溶液192.9gを得た。続いて該プレポリマーを250rpmで攪拌し、そこに283gの蒸留水を30分で滴下して乳化した。さらに該分散液を80℃に昇温して、MEKを除去し、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン25(PUD25)390.9gが得られた。該合成例における各原料の質量含有分率は、以下の如くであった。
(合成例26)
セパラブルフラスコにPCD3(1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量500)14.3g(0.0286モル)を量りとり、MEK20gで溶解した。MEK50.00gにジメチロールプロピオン酸(DMPA)13.41g(0.10モル)、トリメチロールプロパン(TMP)6.39g(0.0476モル)を溶解後トリエチルアミン(TEA)10.62g(0.105モル)で中和した溶液及びヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)50.46g(0.30モル)をフラスコ内に添加し、N2ガスでシールした。還流冷却器、温度計及び攪拌装置を有する反応内で、60℃で8時間かけて、未反応OH基がなくなるまでウレタン化反応を行い、NCO基末端のポリウレタンプレポリマー溶液165.18gを得た。該プレポリマー溶液を30℃に設定し、250rpmで攪拌しておき、そこに245gの蒸留水を30分で滴下して乳化させ、引き続き、エチレンジアミン(EDA)3.0g(0.05モル)を水7gに溶解した水溶液を添加して、鎖伸長反応を30℃で1時間行った。さらに該分散液を減圧にして、MEKを除去し、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン26(PUD26)348.2gが得られた。
(合成例27)
セパラブルフラスコにPCD3(1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量500)20.0g(0.04モル)を量りとり、MEK30gで溶解した。MEK50.0gにジメチロールプロピオン酸(DMPA)5.37g(0.04モル)、トリメチロールプロパン(TMP)10.7g(0.08モル)を溶解後トリエチルアミン(TEA)4.05g(0.04モル)で中和した溶液及びヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)25.23g(0.15モル)をフラスコ内に添加し、N2ガスでシールした。還流冷却器、温度計及び攪拌装置を有する反応内で、60℃で8時間かけて、未反応OH基がなくなるまでウレタン化反応を行い、NCO基末端のポリウレタンプレポリマー溶液170.61gを得た。該プレポリマー溶液を30℃に設定し、250rpmで攪拌しておき、そこに260gの蒸留水を30分で滴下して乳化し、引き続き、エチレンジアミン(EDA)3.0g(0.05モル)を水5gに溶解した水溶液を添加して、鎖伸長反応を30℃で1時間行った。さらに該分散液を減圧にして、MEKを除去し、不揮発分率25.0%のポリウレタンエマルジョン27(PUD27)358.6gが得られた。
(実施例1)
合成例1で合成したPUD1を30g、合成例2で合成したOH末端基を有するPUD2を30g混合し、さらにイソシアネート系硬化剤であるデュラネートWB40−100(商品名、ビュレットタイプ、NCO含有量16.6wt%、旭化成ケミカルズ製)3.47gと、濃度調整のための蒸留水8.16gを追加して、固形分25.8%に塗液調製を行った。
(実施例2)
PUD3とPUD4を用いて実施例1と同様の方法で塗板を作製し、塗膜物性評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表1にまとめて示す。
(実施例3)
実施例1において、PUD1とPUD2の混合比を変えて塗膜物性評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表1にまとめて示す。
(実施例4)
実施例1において、PUD1とPUD2の混合比を変えて塗膜物性評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表1にまとめて示す。
(実施例5)
実施例1において、硬化剤のNCO基とPUD2のOH基のモル比をNCO/OH=2.5に変更して評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表1にまとめて示す。
(実施例6)
実施例1において、硬化剤のNCO基とPUD2のOH基のモル比をNCO/OH=0.9に変更して評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表1にまとめて示す。
(実施例7)
実施例1の硬化剤をデュラネートTPA100(イソシアヌレートタイプ、NCO含有量23.1wt%、旭化成ケミカルズ製)に変更して評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表1にまとめて示す。
(実施例8)
PUD5とPUD6を用いて実施例1と同様の方法で塗板を作製し、塗膜物性評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表1にまとめて示す。
(実施例9)
PUD7とPUD8を用いて実施例1と同様の方法で塗板を作製し、塗膜物性評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表1にまとめて示す。
(実施例10)
PUD9とPUD10を用いて実施例1と同様の方法で塗板を作製し、塗膜物性評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表1にまとめて示す。
(実施例11)
PUD11とPUD12を用いて実施例1と同様の方法で塗板を作製し、塗膜物性評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表2にまとめて示す。
(実施例12)
PUD13とPUD14を用いて実施例1と同様の方法で塗板を作製し、塗膜物性評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表2にまとめて示す。
(実施例13)
PUD15とPUD10を用いて実施例1と同様の方法で塗板を作製し、塗膜物性評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表2にまとめて示す。
(実施例14)
PUD16とPUD8を用いて実施例1と同様の方法で塗板を作製し、塗膜物性評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表2にまとめて示す。
(実施例15)
PUD17とPUD8を用いて実施例1と同様の方法で塗板を作製し、塗膜物性評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表2にまとめて示す。
(実施例16)
PUD1とPUD18を用いて実施例1と同様の方法で塗板を作製し、塗膜物性評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表2にまとめて示す。
(実施例17)
PUD26とPUD8を用いて実施例1と同様の方法で塗板を作製し、塗膜物性評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表2にまとめて示す。
(実施例18)
PUD1とPUD24を用いて実施例1と同様の方法で塗板を作製し、塗膜物性評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表2にまとめて示す。
(実施例19)
PUD1とPUD23を用いて実施例1と同様の方法で塗板を作製し、塗膜物性評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表2にまとめて示す。
(実施例20)
PUD19とPUD20を用いて実施例1と同様の方法で塗板を作製し、塗膜物性評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表2にまとめて示す。
(実施例21)
PUD21とPUD22を用いて実施例1と同様の方法で塗板を作製し、塗膜物性評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表3にまとめて示す。
(実施例22)
実施例1において、ウレタンビーズ 1g(DIAPLACOAT、RHU−5070D(商品名、大日精化工業株式会社製、平均粒子系=7μm)を添加して、実施例と同様の方法で塗板を作製し、塗膜物性評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表3にまとめて示す。
(比較例1)
実施例1において、PUD2を併用せずに、PUD1のみを用いて塗料を調製し、塗膜評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表4にまとめて示す。
(比較例2)
実施例1において、PUD1を併用せずに、PUD2のみを用いて塗料を調製し、塗膜評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表4にまとめて示す。
(比較例3)
実施例1において、PUD1とPUD2の混合比を変えて塗膜物性評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表4にまとめて示す。
(比較例4)
実施例1において、PUD1とPUD2の混合比を変えて塗膜物性評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表4にまとめて示す。
(比較例5)
実施例1において、硬化剤の使用量を増量した。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表4にまとめて示す。
(比較例6)
実施例1において、硬化剤の使用量を減量した。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表4にまとめて示す。
(比較例7)
PUD27とPUD25を用いて実施例1と同様の方法で塗板を作製し、塗膜物性評価を行った。塗液の配合と塗膜物性評価結果は表4にまとめて示す。
Claims (1)
- 次の(A)、(B)及び(C)を必須成分として含有し、(A)/(B)=0.2〜5(但し、不揮発分の質量比)、かつ(B)分子が含有するOH基と(C)分子が含有するNCO基の比がNCO/OH=2.5〜0.9(但し、官能基のモル比)である水系塗料用硬化性組成物:
(A)分子中にカルボキシル基及び/又はスルホン酸基含有ポリオール若しくはその塩の部分を有し、かつポリカーボネート骨格を有し、かつ分子末端基が水酸基ではないポリウレタンの、水性分散体であって、水に乳化分散する前の、NCO末端基含有ウレタンプレポリマーに共重合されるカルボキシル基及び/又はスルホン酸基含有ポリオール若しくはその塩のモノマー部分の含有量が1質量%〜25質量%、ポリカーボネートジオールの部分の含有量が5質量%〜94質量%、ポリイソシアネート化合物モノマーの部分の含有量が5質量%〜94質量%、その他共重合可能なモノマーの部分の含有量が0質量%〜10質量%である、上記ポリウレタンの水性分散体、
(B)分子中にカルボキシル基及び/又はスルホン酸基含有ポリオール若しくはその塩の部分を有し、かつポリカーボネート骨格を有し、かつ分子末端基が水酸基であるポリウレタンの、水性分散体であって、水に乳化分散する前の、OH末端基含有ウレタンポリマーに共重合されるカルボキシル基及び/又はスルホン酸基含有ポリオール若しくはその塩のモノマーの部分の含有量が0.5質量%〜25質量%、ポリカーボネートジオールの部分の含有量が20質量%〜99質量%、ポリイソシアネート化合物モノマーの部分の含有量が0.5質量%〜79.5質量%、その他共重合可能なモノマーの部分の含有量が0質量%〜10質量%である、上記ポリウレタンの水性分散体、
(C)分子中に少なくとも2個以上イソシアネート基を含有するポリイソシアナート化合物の水分散型硬化剤
であって、上記ポリカーボネートジオールが、繰り返し単位が(式3)と(式4)で表され、(式3のモル数)/(式4のモル数)=80/20〜30/70であり、かつ末端基が水酸基である脂肪族ポリカーボネートジオールである、上記水系塗料用硬化性組成物。
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