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JP5452780B1 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

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JP5452780B1
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Abstract

絶縁ガスとして窒素ガスおよび地球温暖化係数が1以下のガスを主成分とする大気圧以上の混合ガスが使用されるガス絶縁開閉装置(1)において、真空遮断器(10)が収納された遮断器容器(10a)内のガス圧は線路断路器容器(25a)内のガス圧に等しく、母線容器(17a,18a)内のガス圧は母線断路器容器(15a,16a)内のガス圧に等しく、母線断路器容器(15a,16a)内のガス圧および母線容器(17a,18a)内のガス圧は、遮断器容器(10a)内のガス圧および線路断路器容器(25a)内のガス圧よりも高い。

Description

本発明は、ガス絶縁開閉装置に関する。
ガス絶縁開閉装置は、絶縁ガスが封入された容器内に遮断器等の機器を収納して構成される。絶縁ガスとしては、従来、絶縁性能および消弧性能に優れたSFガスがよく使用されている。一方、SFガスは、大気中に放出された場合には、環境への影響が懸念される。そのため、SFガスを使用しないガス絶縁開閉装置の実用化もなされている。
SFガスよりも絶縁性能の劣る絶縁ガスを使用する場合は、機器を収納する容器のサイズを大きくすることにより、SFガスを使用する場合と同じ絶縁性能を確保することができる。しかし、こうした場合は、機器のサイズが大きくなり、ガス絶縁開閉装置の大型化につながる。
特許文献1には、真空遮断器、母線断路器、および線路断路器と、これらの機器をそれぞれ収納する容器とを備え、各容器内には窒素ガスおよび地球温暖化係数が1以下のガスを含む混合ガスが密封されたガス絶縁開閉装置が記載されている。このガス絶縁開閉装置では、真空遮断器が収納されている容器のガス圧が、母線断路器および線路断路器がそれぞれ収納されている容器のガス圧よりも低く設定されている。この構成により、SFガス等の地球温暖化ガスを使用しないことによる環境調和、ならびに、ガス絶縁開閉装置の小型化および軽量化を図っている。
また、特許文献2には、真空遮断器および電気機器と、これらの機器をそれぞれ収納する容器とを備え、各容器内には絶縁ガスが密封されたガス絶縁開閉装置において、真空遮断器が収納されている容器のガス圧が、電気機器が収納されている容器のガス圧よりも低く設定されている。この構成により、電気機器が収納された容器の絶縁距離の短縮を図り、ガス絶縁開閉装置の小型化を図っている。
特許第4237591号公報 特開2005−304224号公報
ところで、ガス絶縁開閉装置では、遮断器等の機器を含むユニットが母線方向に複数配列される構成が一般的である。一般に、ユニット間の距離は、設置スペースの制約から決められるので、ユニット間の距離を増大させる変更は受け入れ難いことが多い。
したがって、SFガスが使用される機器からSFガス以外の絶縁ガスが使用される機器に変更する場合に、容器のサイズを拡大することで絶縁性能の維持を図るときは、ユニット間の距離が従来よりも増大することとなり、ユニット間の距離を従来と同一にするという要求を満たすことが困難となる。
一方、特許文献1または2では、真空遮断器が収納されている容器のガス圧が、他の機器が収納されている容器のガス圧よりも低く設定されている。このようにすることで、他の機器の容器のサイズを据え置くことが可能となるが、容器がガス圧の増大に耐え得るためには、容器の板厚をより厚くする必要があり、容器の重量はSFガスを使用していた場合よりも増大することとなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、SFガスが使用される場合と同一のユニット間の距離を保ちつつ、SFガスを使用しないことによる環境調和、ならびに、機器の小型および軽量化を実現可能なガス絶縁開閉装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るガス絶縁開閉装置は、真空遮断器と、この真空遮断器が収納されると共に絶縁ガスが密封された遮断器容器と、前記真空遮断器に接続された母線断路器と、前記遮断器容器からガス区画され、前記母線断路器が収納されると共に前記絶縁ガスが密封された母線断路器容器と、前記真空遮断器に接続された線路断路器と、前記遮断器容器および前記母線断路器容器からガス区画され、前記線路断路器が収納されると共に前記絶縁ガスが密封された線路断路器容器と、をそれぞれ備えた複数のユニットが母線の延伸方向に配列され、前記各ユニットの母線断路器が前記母線で互いに接続されて成るガス絶縁開閉装置であって、前記母線は、前記絶縁ガスが密封された母線容器内に収納されており、前記絶縁ガスは、窒素ガスおよび地球温暖化係数が1以下のガスを主成分とする大気圧以上の混合ガスであり、前記遮断器容器内のガス圧は前記線路断路器容器内のガス圧に等しく、前記母線容器内のガス圧は前記母線断路器容器内のガス圧に等しく、前記母線断路器容器内のガス圧および前記母線容器内のガス圧は、前記遮断器容器内のガス圧および前記線路断路器容器内のガス圧よりも高いことを特徴とする。
本発明によれば、SFガスが使用される場合と同一のユニット間の距離を保ちつつ、SFガスを使用しないことによる環境調和、ならびに、機器の小型および軽量化を実現することができる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係るガス絶縁開閉装置の構成を示す縦断面図である。 図2は、実施の形態1に係るガス絶縁開閉装置の構成を示す側面図である。 図3は、実施の形態2に係るガス絶縁開閉装置の構成を示す縦断面図である。 図4は、比較例に係るガス絶縁開閉装置の構成を示す縦断面図である。
以下に、本発明の実施の形態に係るガス絶縁開閉装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の構成を示す縦断面図である。図2は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の構成を示す側面図である。
図1および図2に示すように、ガス絶縁開閉装置1は、複数のユニット5を母線17,18で互いに接続して構成されている。なお、ガス絶縁開閉装置1は例えば三相一括型とするが、相分離型でも同様に構成することができる。まず、ユニット5の構成について説明する。
ユニット5は、真空遮断器10と、真空遮断器10が収納される遮断器容器10aとを備えている。遮断器容器10aは、筒状(例えば円筒状)の金属容器である。遮断器容器10aは、軸方向に長尺であり、軸方向が設置面90に対して垂直になるように配置されている。ここで、設置面90は、ガス絶縁開閉装置1の設置面である。遮断器容器10aは、例えば三つの引出口を備えている。遮断器容器10a内には、絶縁ガスが密封されている。絶縁ガスは、窒素ガスおよび地球温暖化係数が1以下のガスを主成分とする大気圧以上の混合ガスである。ガス圧は、定格ガス圧または最低保障ガス圧を満たすように設定される。この混合ガスは、例えば乾燥空気である。
真空遮断器10は、例えば、遮断器容器10aの軸方向に長尺である。真空遮断器10は、真空容器10b内に可動接触子(図示せず)および固定接触子(図示せず)を備えている。真空容器10bは、内部を真空に保つように金属容器で構成されている。真空遮断器10による電流遮断は、この真空容器10b内で可動接触子が固定接触子から切り離されることでなされる。遮断方向は、真空遮断器10の長手方向である。遮断器容器10aは架台50上に載置され、架台50の横には真空遮断器10を操作するための遮断器操作装置11が配置されている。
ユニット5は、さらに、母線断路器15と、母線断路器15が収納される母線断路器容器15aと、母線断路器16と、母線断路器16が収納される母線断路器容器16aとを備えている。母線断路器15は、母線断路器16よりも上方に配置される。母線断路器15は、母線17に接続されている。母線断路器16は、母線18に接続されている。母線17,18は、冗長性を確保するための二重母線を構成している。なお、本実施の形態は、単母線方式または二重母線方式以外の複母線方式にも適用することができる。
母線断路器15は、導体20を介して、真空遮断器10と接続されている。母線断路器15は、例えば接地開閉器付の断路器であり、ブレード形の可動接触子を回動させることで断路器本体または接地開閉器の入切をする。母線断路器15を操作するための母線断路器操作装置15cは例えば母線断路器15の下部に配置されている。母線断路器容器15aは、遮断器容器10aの引出口の一つと接続されている。母線断路器容器15a内には、遮断器容器10a内と同種の絶縁ガスが密封されている。すなわち、絶縁ガスは、窒素ガスおよび地球温暖化係数が1以下のガスを主成分とする大気圧以上の混合ガスである。ガス圧は、定格ガス圧または最低保障ガス圧を満たすように設定される。この混合ガスは、例えば乾燥空気である。母線断路器容器15a内のガス区画15bは、遮断器容器10a内のガス区画10cから区画されており、両区画間でのガスの移動は遮断されている。
母線断路器16は、導体20を介して、真空遮断器10と接続されている。母線断路器16は、例えば接地開閉器付の断路器であり、ブレード形の可動接触子を回動させることで断路器本体または接地開閉器の入切をする。母線断路器16を操作するための母線断路器操作装置16cは例えば母線断路器16の下部に配置されている。母線断路器容器16aは、遮断器容器10aの分岐引出口の一つと接続されている。母線断路器容器16a内には、遮断器容器10a内と同種の絶縁ガスが密封されている。すなわち、絶縁ガスは、窒素ガスおよび地球温暖化係数が1以下のガスを主成分とする大気圧以上の混合ガスである。ガス圧は、定格ガス圧または最低保障ガス圧を満たすように設定される。この混合ガスは、例えば乾燥空気である。母線断路器容器16a内のガス区画16bは、遮断器容器10a内のガス区画10cから区画されており、両区画間でのガスの移動は遮断されている。
ユニット5は、さらに、線路断路器25と、線路断路器25が収納される線路断路器容器25aと、線路断路器25に接続された避雷器27と、線路断路器25に接続された計器用変圧器28と、線路断路器25に接続されたケーブルヘッド29とを備えている。また、ユニット5は、遮断器容器10aと線路断路器容器25aとを接続する計器用変流器容器22aと、計器用変流器容器22a内に配置される計器用変流器22とを備えている。
真空遮断器10は、遮断器容器10a内に配置される導体21と、この導体21に接続され計器用変流器容器22a内に配置される導体23とを介して線路断路器25に接続される。計器用変流器22は、導体23に流れる電流を計測する。計器用変流器22は、導体23を周回する環状のコイルを備えている。計器用変流器容器22a内には、遮断器容器10a内と同種の絶縁ガスが密封されている。すなわち、絶縁ガスは、窒素ガスおよび地球温暖化係数が1以下のガスを主成分とする大気圧以上の混合ガスである。ガス圧は、定格ガス圧または最低保障ガス圧を満たすように設定される。この混合ガスは、例えば乾燥空気である。計器用変流器容器22aは、遮断器容器10aの引出口の一つと接続されている。計器用変流器容器22a内のガス区画22bは、遮断器容器10a内のガス区画10cから区画されており、両区画間でのガスの移動は遮断されている。
線路断路器25は、例えば接地開閉器付の断路器であり、ブレード形の可動接触子を回動させることで断路器本体または接地開閉器26の入切をする。線路断路器25は、架台51上に載置され、図示しない線路断路器操作装置で操作される。線路断路器容器25a内には、避雷器27、計器用変圧器28、およびケーブルヘッド29が収納されている。ケーブルヘッド29からはケーブル30が引き出されている。避雷器27、計器用変圧器28、およびケーブルヘッド29は、線路機器を構成する。
線路断路器容器25a内には、遮断器容器10a内と同種の絶縁ガスが密封されている。すなわち、絶縁ガスは、窒素ガスおよび地球温暖化係数が1以下のガスを主成分とする大気圧以上の混合ガスである。ガス圧は、定格ガス圧または最低保障ガス圧を満たすように設定される。この混合ガスは、例えば乾燥空気である。線路断路器容器25a内のガス区画25bは、計器用変流器容器22a内のガス区画22bから区画されており、したがって、遮断器容器10a内のガス区画10cから区画されている。
次に、ユニット5間の接続態様について説明する。ユニット5は、ユニット配列方向に複数個配列されている。図2では、例えば2個のユニット5を示している。また、母線17,18は、ユニット配列方向に延伸している。母線17は、隣接するユニット5の母線断路器15同士を接続する。母線18は、隣接するユニット5の母線断路器16同士を接続する。
母線17は、母線容器17a内に導体(図示せず)を収納して構成される。母線容器17aには、遮断器容器10a内と同種の絶縁ガスが密封されている。すなわち、絶縁ガスは、窒素ガスおよび地球温暖化係数が1以下のガスを主成分とする大気圧以上の混合ガスである。ガス圧は、定格ガス圧または最低保障ガス圧を満たすように設定される。この混合ガスは、例えば乾燥空気である。なお、ユニット配列方向に隣接する母線断路器15間の母線容器17aは、隣接する母線断路器15の一方または双方のガス区画15bからガス区画されていてもよいし、一方または双方と同一のガス区画を構成していてもよい。
母線18は、母線容器18a内に導体(図示せず)を収納して構成される。母線容器18aには、遮断器容器10a内と同種の絶縁ガスが密封されている。すなわち、絶縁ガスは、窒素ガスおよび地球温暖化係数が1以下のガスを主成分とする大気圧以上の混合ガスである。ガス圧は、定格ガス圧または最低保障ガス圧を満たすように設定される。この混合ガスは、例えば乾燥空気である。隣接する母線断路器16間の母線容器18aは、例えば、これらの母線断路器16のガス区画16bからガス区画されている。
次に、本実施の形態におけるガス圧の設定方法について説明する。まず、遮断器容器10a内のガス圧と、計器用変流器容器22a内のガス圧と、線路断路器容器25a内のガス圧は互いに等しい。また、母線断路器容器15a内のガス圧と、母線容器17a内のガス圧と、母線断路器容器16a内のガス圧と、母線容器18a内のガス圧は互いに等しい。さらに、母線断路器容器15a,16a内のガス圧および母線容器17a,18a内のガス圧は、遮断器容器10a内のガス圧、計器用変流器容器22a内のガス圧、および線路断路器容器25a内のガス圧よりも高い。
すなわち、本実施の形態では、線路側の圧力容器(計器用変流器容器22a、線路断路器容器25a)内のガス圧は遮断器容器10a内のガス圧に等しく、かつ、母線側の圧力容器(母線断路器容器15a,16a、母線容器17a,18a)内のガス圧は遮断器容器10a内のガス圧よりも高く設定される。母線断路器容器15a,16a内のガス圧は例えば0.4MPa・absであり、遮断器容器10a内のガス圧は例えば0.15MPa・absである。
上記のように、圧力設定をする理由は次の通りである。図1および図2に示す機器構成のもとで、絶縁ガスを従来のSFガスから本実施の形態の混合ガス(窒素ガスおよび地球温暖化係数が1以下のガスを主成分とするガス)に変更する場合を考える。電流仕様から母線側の機器は線路側の機器よりもより高い絶縁耐力が要求される。そのため、母線側の機器についてはガス圧を増大させるかあるいは圧力容器のサイズを大きくすることにより絶縁性能を確保する必要があるが、線路側の機器についてはガス圧および圧力容器のサイズのいずれも変更することなく絶縁性能を確保することが可能である。そこで、本実施の形態では、母線側の圧力容器(母線断路器容器15a,16a、母線容器17a,18a)内のガス圧のみを遮断器容器10a内のガス圧よりも高く設定し、かつ、線路側の圧力容器(計器用変流器容器22a、線路断路器容器25a)内のガス圧は遮断器容器10a内のガス圧と等しくすることにより、ユニット間の距離を従来と同一にすることができる。
この際、線路側の圧力容器(計器用変流器容器22a、線路断路器容器25a)内のガス圧は増大しないので、線路側の圧力容器(計器用変流器容器22a、線路断路器容器25a)の板厚を厚くする必要がなく、線路側の機器の重量の増大を抑制することができる。これにより、コストの増大も抑制できる。また、ユニット間の距離は従来と同じなので、ガス絶縁開閉装置1の設置面積が増大することもない。
これに対し、特許文献1または2に記載のガス圧の設定方法によれば、真空遮断器以外の機器が収納される容器内のガス圧が、一律に真空遮断器が収納される容器内のガス圧よりも高く設定されている。すなわち、母線側の圧力容器内のガス圧のみならず、線路側の圧力容器内のガス圧も、真空遮断器が収納される容器内のガス圧よりも高く設定されている。そのため、母線側の圧力容器および線路側の圧力容器のいずれも板厚を厚くする必要があり、機器の重力が増大し、コストも増大することとなる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、SFガスが使用された場合と同一のユニット間の距離を保ちつつ、SFガスを使用しないことによる環境調和、ならびに、機器の小型および軽量化を実現することができる。
なお、本実施の形態では、真空遮断器10はいわゆる縦型であり、遮断器容器10aの軸方向が設置面90に対して垂直となるように配置されているが、本実施の形態は、真空遮断器10がいわゆる横型であり、遮断器容器10aの軸方向が設置面90に対して平行となるように配置されている場合にも同様に適用することができる。
実施の形態2.
図3は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の構成を示す縦断面図である。ガス絶縁開閉装置2は、複数のユニット6を母線17,18で互いに接続して構成されている。
ユニット6の構成は、遮断器容器10a内の構成を除き、図1に示す構成と同じである。また、ユニット6間の接続態様も、図2と同じである。そのため、以下では、主に図1との差異について説明する。また、図3では図1と同一の構成要素には同一の符号を付している。
図3に示すように、ユニット6は、遮断器容器10aと、遮断器容器10a内に収納される真空遮断器10と、遮断器容器10a内に収納される母線側の計器用変流器19とを備えている。
遮断器容器10aは、筒状(例えば円筒状)の金属容器である。遮断器容器10aは、軸方向に長尺であり、軸方向が設置面90に対して垂直になるように配置されている。遮断器容器10a内には、絶縁ガスとして、窒素ガスおよび地球温暖化係数が1以下のガスを主成分とする大気圧以上の混合ガスが密封されている。なお、線路側の圧力容器(計器用変流器容器22a、線路断路器容器25a)内のガス圧は遮断器容器10a内のガス圧に等しく、かつ、母線側の圧力容器(母線断路器容器15a,16a、母線容器17a,18a)内のガス圧は遮断器容器10a内のガス圧よりも高く設定される点は、実施の形態1と同じである。
真空遮断器10は、遮断器容器10a内で、計器用変流器19よりも下方に配置されている。計器用変流器19は、遮断器容器10aの上端部に配置されている。
真空遮断器10は、真空遮断器10の長手方向が遮断器容器10aの軸方向に対して傾斜するように配置されている。詳細には、真空遮断器10は、真空遮断器10の上端部が線路断路器25の側に向うように真空遮断器10の長手方向が遮断器容器10aの軸方向に対して傾斜するようにして配置されている。真空遮断器10の長手方向は遮断方向である。
遮断器容器10a内では、母線断路器15,16と真空遮断器10とを接続する導体40が引き回されている。計器用変流器19は、導体40を周回する環状のコイルを備えており、導体40を流れる電流を計測する。導体40は、母線断路器15,16に接続される軸平行部40aと、真空遮断器10に接続される軸平行部40bとを備えている。ここで、軸平行部40a,40bは遮断器容器10aの軸方向に平行な部分であり、これらの間には一定の距離が確保されている。導体40は、母線断路器15,16から軸平行部40aに沿って上方へ引き回され、遮断器容器10aの上端部で折り曲げられ、さらに、軸平行部40bに沿って下方へ引き回される。そして、軸平行部40bは、真空遮断器10の上端部に接続される。この際、真空遮断器10の上端部は、線路断路器25の側に傾斜しているので、軸平行部40bの端部を容易に真空遮断器10の上端部の側面に接続することができる。また、真空遮断器10の下端部に接続された導体41が、遮断器容器10a内を引き回されて、計器用変流器容器22a内の導体23に接続される。
このように、本実施の形態では、真空遮断器10の両側に計器用変流器19,23を備えた構成において、母線側の計器用変流器19を遮断器容器10a内に配置している。さらに、遮断器容器10a内では、真空遮断器10の長手方向を遮断器容器10aの軸線方向に対して傾斜させている。こうすることで、遮断器容器10a内で引き回された導体40の軸平行部40a,40b間に絶縁性能上必要な間隔を確保することができる。
次に、比較例について説明する。図4は、比較例に係るガス絶縁開閉装置の構成を示す縦断面図である。ガス絶縁開閉装置3は、複数のユニット7を母線17,18で互いに接続して構成されている。ユニット7の構成は、遮断器容器10a内の構成を除き、図3に示す構成と同じである。また、ユニット7間の接続態様も、図2と同じである。そのため、以下では、主に図3との差異について説明する。また、図4では図3と同一の構成要素には同一の符号を付している。
図4に示すように、ユニット7は、遮断器容器10aと、遮断器容器10a内に収納される真空遮断器10と、遮断器容器10a内に収納される母線側の計器用変流器19とを備えている。真空遮断器10は、遮断器容器10a内で、計器用変流器19よりも下方に配置されている。真空遮断器10は、導体42により母線断路器15,16に接続され、導体43により計器用変流器容器22a内の導体23に接続されている。
ただし、本比較例では、真空遮断器10の長手方向は遮断器容器10aの軸線方向と平行である。そのため、母線断路器15,16と真空遮断器10とを接続する導体42の引き回し経路が図3とは異なる。詳細には、導体42は、母線断路器15,16に接続される軸平行部42aと、真空遮断器10に接続される軸平行部42bとを備えているが、真空遮断器10の長手方向が遮断器容器10aの軸線方向に対して傾斜していないので、遮断器容器10aの径が図3と同一の場合には、軸平行部42a,42bが互いに近接していまい、絶縁距離を確保することが困難となる。軸平行部42a,42b間で一定の絶縁距離を確保するためには、遮断器容器10aの径をより大きくする必要があり、機器の大型化につながる。
また、図4では、軸平行部42bの端部を真空遮断器10の上端部に接続する際に、軸平行部42bの端部を径方向に折り曲げて真空遮断器10の上端部の側面に接続する必要がある。したがって、導体42の引き回しが複雑になる。これに対し、図3では、軸平行部40bの端部を折り曲げることなく真空遮断器10の上端部の側面に接続することができるので、導体40の引き回しが簡素化される。
以上説明したように、本実施の形態では、真空遮断器10の両側に計器用変流器19,23を設置する構成において、真空遮断器10の長手方向を遮断器容器10aの軸方向に対して傾斜させ、母線側の計器用変流器19を遮断器容器10a内に配置するようにしている。
そのため、計器用変流器19を遮断器容器10a外に設ける構成に比べて、ユニット長(図3における左右方向のユニット7の長さ)を抑制することができる。また、図4の場合に比べて、導体42の引き回しが簡素化され、遮断器容器10aの径を拡大することなく、計器用変流器19を遮断器容器10a内に配置することができ、機器の小型化が可能となる。
なお、本実施の形態では、真空遮断器10を遮断器容器10a内の下端部に配置し、計器用変流器19を遮断器容器10a内の上端部に配置しているが、真空遮断器10と計器用変流器19の配置を相互に入れ替えることも可能である。この場合、真空遮断器10の下端部が線路断路器25の側に向うように真空遮断器10の長手方向が遮断器容器10aの軸方向に対して傾斜するようにして配置すればよい。ただし、遮断器操作装置11は、設置面90上に配置されているので、本実施の形態の配置構成がより好ましい。
本実施の形態のその他の構成、作用効果は実施の形態1と同様である。
以上のように、本発明は、ガス絶縁開閉装置として有用である。
1,2,3 ガス絶縁開閉装置、5,6,7 ユニット、10 真空遮断器、10a 遮断器容器、10b 真空容器、10c,15b,16b,22b,25b ガス区画、11 遮断器操作装置、15,16 母線断路器、15a,16a 母線断路器容器、15c,16c 母線断路器操作装置、17,18 母線、17a,18a 母線容器、19,22 計器用変流器、20,21,23,40,41,42,43 導体、22a 計器用変流器容器、25 線路断路器、25a 線路断路器容器、26 接地開閉器、27 避雷器、28 計器用変圧器、29 ケーブルヘッド、30 ケーブル、40a,40b,42a,42b 軸平行部、50,51 架台、90 設置面。

Claims (3)

  1. 真空遮断器と、この真空遮断器が収納されると共に絶縁ガスが密封された遮断器容器と、前記真空遮断器に接続された母線断路器と、前記遮断器容器からガス区画され、前記母線断路器が収納されると共に前記絶縁ガスが密封された母線断路器容器と、前記真空遮断器に接続された線路断路器と、前記遮断器容器および前記母線断路器容器からガス区画され、前記線路断路器が収納されると共に前記絶縁ガスが密封された線路断路器容器と、をそれぞれ備えた複数のユニットが母線の延伸方向に配列され、前記各ユニットの母線断路器が前記母線で互いに接続されて成るガス絶縁開閉装置であって、
    前記母線は、前記絶縁ガスが密封された母線容器内に収納されており、
    前記絶縁ガスは、窒素ガスおよび地球温暖化係数が1以下のガスを主成分とする大気圧以上の混合ガスであり、
    前記遮断器容器内のガス圧は前記線路断路器容器内のガス圧に等しく、
    前記母線容器内のガス圧は前記母線断路器容器内のガス圧に等しく、
    前記母線断路器容器内のガス圧および前記母線容器内のガス圧は、前記遮断器容器内のガス圧および前記線路断路器容器内のガス圧よりも高いこと
    を特徴とするガス絶縁開閉装置。
  2. 前記遮断器容器は、当該遮断器容器の軸方向に長尺の筒状であると共に、前記軸方向が当該遮断器容器の設置面に対して垂直になるように配置されており、
    前記遮断器容器内の上端部には、前記母線断路器と前記真空遮断器との間を接続する導体に流れる電流を計測する母線側の計器用変流器が配置されており、
    前記真空遮断器は、前記母線側の計器用変流器よりも下方に配置されるとともに、当該真空遮断器の上端部が前記線路断路器の側に向うように当該真空遮断器の長手方向が前記軸方向に対して傾斜するようにして配置されていることを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。
  3. 前記真空遮断器と前記線路断路器との間には、前記真空遮断器と前記線路断路器との間を接続する導体に流れる電流を計測する線路側の計器用変流器が配置されており、
    前記線路側の計器用変流器は、前記遮断器容器と前記線路断路器容器とを接続する計器用変流器容器内に収納されており、
    前記計器用変流器容器内には前記絶縁ガスが密封されており、
    前記計器用変流器容器内のガス圧は前記線路断路器容器内のガス圧に等しいことを特徴とする請求項2に記載のガス絶縁開閉装置。
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