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JP5452323B2 - 情報処理装置及び試験方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置及び試験方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、オンラインシステム等のデータ処理システムの動作確認のための試験に関する。
本発明に関連する技術として特許文献1に記載の技術がある。
特許文献1では、ローカルエリアネットワークに接続するノードにて構成されるオンラインシステムに対する改造や訓練を実施する場合に、オンラインシステムの通信データを取得し、取得した通信データを蓄積する。
そして、蓄積した通信データを、オンラインシステムを模擬した模擬システムのローカルエリアネットワークに送出し、模擬システムのノードとの間でオンラインシステムの通信を再現し、オンラインシステムに対するテストを模擬システムで行っている。
特開2006−148358号公報
特許文献1の方法は、オンラインシステムのネットワークに多数の端末が接続されているケースにて通信データを蓄積した場合には、模擬システムに通信データを送出する際に多数の端末からデータが送出されたように振舞う必要がある。
蓄積した通信データを模擬システムのネットワークに対して送出する際に、オペレーティングシステムのソケット通信機能を使用する方法がある。
このオペレーティングシステムのソケット通信機能を用いて、複数の端末からのデータを送受信する場合には、複数の端末のアドレスを設定する(マルチアサイン)ことにより、多数の端末として動作することが可能である。
しかし、数千台のアドレスをマルチアサインにて行った場合、オペレーティングシステムは模擬システムのネットワークからデータを受信する度に、データ検証の際に、受信データの宛先アドレスがマルチアサインされたアドレスと一致するか、データのポート番号がソケット通信で確保されている番号と一致するか順に比較しており、複数のアドレスを設定してソケット通信を行うと比較処理の負荷が高くなるという課題がある。
また、オペレーティングシステムは、ソケット通信を行う場合、送受信用のデータ格納のためのバッファとして64KB程度の領域を1つのソケットに対して割り当てるため、ソケットの数が多くなると、割り当てるメモリ容量が多くなるという課題がある。
この発明は、上記のような課題を解決することを主な目的としており、多数の端末から送信された通信データを蓄積した場合でも、通信データを送出する際にソケット通信のオーバヘッドなしに複数の端末が送出したように模擬することを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、
試験対象通信装置に接続された転送装置に接続され、前記試験対象通信装置から送信されたデータが当該データの宛先に関わらず前記転送装置から転送され、前記転送装置により転送された前記試験対象通信装置からのデータを受信し、前記試験対象通信装置の試験を行う情報処理装置であって、
前記試験対象通信装置以外の第1の通信装置と複数の第2の通信装置との間で送受信された複数のデータを送信元アドレスと宛先アドレスとともに記録するデータ記録部と、
前記データ記録部に記録されている複数のデータの中から第2の通信装置から第1の通信装置へ送信されたいずれかのデータを選択し、選択した選択データと、前記選択データの送信元の第2の通信装置の通信アドレスを通知する送信元通知情報とを出力する試験実行部と、
前記試験実行部により選択される選択データの送信元の第2の通信装置の通信アドレスを記憶する通信アドレス記憶部と、
前記試験実行部により出力された前記選択データと前記送信元通知情報とを入力し、前記送信元通知情報で通知されている第2の通信装置の通信アドレスを送信元アドレスにして前記選択データを前記転送装置を介して前記試験対象通信装置に送信し、前記試験対象通信装置から送信されたデータを前記転送装置から受信し、受信したデータの宛先アドレスが前記通信アドレス記憶部に記憶されている第2の通信装置の通信アドレスに合致する場合に、受信したデータを選択データに起因して前記試験対象通信装置から送信された検証対象データと判断し、検証対象データと当該検証対象データの宛先アドレスとなっている第2の通信装置の通信アドレスを通知する宛先通知情報とを出力する通信処理部とを有し、
前記試験実行部は、
前記通信処理部により出力された前記検証対象データと前記宛先通知情報とを入力し、入力した宛先通知情報で通知されている第2の通信装置の通信アドレスが宛先アドレスとなっているデータを前記検証対象データと照合する照合データとして前記データ記録部から抽出し、抽出した照合データと前記検証対象データとを照合して前記試験対象通信装置の動作の検証を行うことを特徴とする。
本発明では、通信処理部が、受信したデータの宛先アドレスが通信アドレス記憶部に記憶されている第2の通信装置の通信アドレスに合致するかどうかを判断する。つまり、受信したデータの宛先アドレスが通信アドレス記憶部に記憶されている第2の通信装置の通信アドレスに合致すれば、受信したデータを選択データに起因して試験対象通信装置から送信された検証対象データと判断し、試験実行部における検証の対象とする。
このため、本発明では、ソケット通信の場合のように、データ検証の際に、受信データの宛先アドレスがマルチアサインされたアドレスと一致するか、データのポート番号がソケット通信で確保されている番号と一致するかといった判断を行う必要がなく、ソケット通信によるオーバヘッドを軽減できる。
また、ソケット通信で使用する送受信用のデータ格納のためのバッファを割り当てる必要がなく、使用するメモリ容量を削減できる。
実施の形態1に係るシステム構成例を示す図。 実施の形態1に係るシステム検証装置の構成例を示す図。 実施の形態1に係る通信シーケンス1を示す図。 実施の形態1に係る通信シーケンス2を示す図。 実施の形態1に係る通信シーケンス3を示す図。 実施の形態1に係る記録データの例を示す図。 実施の形態1に係る接続要求の構成例を示す図。 実施の形態1に係る接続完了通知の構成例を示す図。 実施の形態1に係る送信データ通知及び受信データ通知の構成例を示す図。 実施の形態1に係る切断要求の構成例を示す図。 実施の形態1に係る切断通知の構成例を示す図。 実施の形態1に係るデータ検証部のフローチャート1を示す図。 実施の形態1に係るデータ検証部のフローチャート2を示す図。 実施の形態1に係るマルチセッション模擬部のフローチャート1を示す図。 実施の形態1に係るマルチセッション模擬部のフローチャート2を示す図。 実施の形態2に係るシステム構成例を示す図。 実施の形態2に係る通信シーケンスを示す図。 実施の形態2に係るマルチセッション模擬部のフローチャートを示す図。 実施の形態2に係るデータ検証部のフローチャートを示す図。 実施の形態1及び2に係るシステム検証装置のハードウェア構成例を示す図。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係るシステム構成例を示す。
システム検証装置(1)は、参照システム(2)で送受信されたデータを取得し、蓄積する。
また、システム検証装置(1)は、蓄積しているデータを用いて検査システム(3)の試験対象サーバ装置(22)の試験を行う。
システム検証装置(1)は情報処理装置の例である。
参照システム(2)には、スイッチSW(23)を介して、サーバ装置(21)と複数の端末装置1〜Nが接続されている。
システム検証装置(1)は、スイッチSW(23)に接続される。
スイッチSW(23)には参照システム(2)が送受信するデータのコピーをシステム検証装置(1)に送信するよう設定されている。
サーバ装置(21)は第1の通信装置の例であり、複数の端末装置1〜Nは第2の通信装置の例である。
検査システム(3)には、検査対象である試験対象サーバ装置(22)がスイッチSW(24)を介して接続されている。
試験対象サーバ装置(22)は試験対象通信装置の例である。
また、システム検証装置(1)は、スイッチSW(24)に接続される。
スイッチSW(24)はシステム検証装置(1)と試験対象サーバ装置(22)との間の通信を中継する。
スイッチSW(24)は、試験対象サーバ装置(22)から送信されたデータをシステム検証装置(1)に転送する。
スイッチSW(24)は、転送装置の例である。
本実施の形態では、システム検証装置(1)が端末装置を模擬し、参照システム(2)が送受信しているデータを使用して検査システム(3)の試験対象サーバ装置(22)の動作を検証する。
図2は、システム検証装置(1)の構成例を示す。
図2において、データ取得部(4)は参照システム(2)からデータを取得する。
より詳細には、データ取得部(4)は、サーバ装置(21)と複数の端末装置(20、25)との間で送受信される複数のデータを送信元アドレスと宛先アドレスとともに取得する。
データ検証部(5)は、データ取得部(4)で取得したデータをデータ記録部(13)に記録し、記録したデータを取り出して試験データとして検査システム(3)に送信し、検査システム(3)から受信したデータと、データ取得部(4)で取得したデータとを比較する。
データ検証部(5)は試験実行部の例である。
データ記録部(13)は、データ取得部(4)で取得されたデータ、換言すれば、サーバ装置(21)と複数の端末装置1〜Nとの間で送受信された複数のデータを送信元アドレスと宛先アドレスとともに記録する。
検証データセッション情報テーブル記憶部(12)は、データ検証部(5)が検査システム(3)との間でデータ送受信する際の端末装置の情報を記録する。
キュー(16)は、データ検証部(5)とマルチセッション模擬部(6)との間でデータの受け渡しを行う。
マルチセッション模擬部(6)は、複数の通信を模擬する部分であり、TCP送受信部(7)、UDP送受信部(8)、IP、ARP通信部(9)を有する。
また、マルチセッション模擬部(6)は、模擬するアドレスで構成されるアドレステーブルを記憶するアドレステーブル記憶部(15)を有する。
つまり、システム検証装置(1)は、端末装置1〜Nのアドレスを送信元アドレスとする試験データを順次試験対象サーバ装置(22)に送信する(換言すると、システム検証装置(1)は端末装置1〜Nを模擬することになる)が、アドレステーブル記憶部(15)は、試験対象サーバ装置(22)に送信する試験データ(選択データ)の送信元として用いられる端末装置1〜Nのアドレス(試験対象サーバ装置(22)からの応答データの宛先アドレス)をアドレステーブルに記憶する。
アドレステーブル記憶部(15)は、具体的には、端末装置のIPアドレス、宛先ポート番号を記憶している。
アドレステーブル記憶部(15)は、通信アドレス記憶部の例である。
また、マルチセッション模擬部(6)は、通信情報を格納するセッション管理テーブル(14)を有する。
マルチセッション模擬部(6)は以上の要素から構成され、データ検証部(5)から指定されたプロトコル、宛先IPアドレスおよび送信元IPアドレス、宛先ポート番号を使用してデータを検査システム(3)に送信すると共に、検査システム(3)から受信したデータをデータ検証部(5)に通知する。
アドレステーブル記憶部(15)を除くマルチセッション模擬部(6)は、通信処理部の例である。
LAN送受信部(10)は、検査システム(3)との間でデータを送受信する。
模擬アドレス設定部(11)は、システム検証装置(1)が模擬する端末装置1〜NのIPアドレス及び宛先ポート番号をアドレステーブル記憶部(15)に設定する。
ここで、本実施の形態に係るシステム検証装置(1)の動作の概要を説明する。
データ取得部(4)が、サーバ装置(21)と各端末装置との間で送受信されるデータを送信元アドレス及び宛先アドレスとともにスイッチSW(23)から受信し、データ検証部(5)がこれらデータを送信元アドレス及び宛先アドレスとともに時系列に従ってデータ記録部(13)に格納する。
また、試験対象サーバ装置(22)への試験データの送信前に、模擬アドレス設定部(11)が、データ記録部(13)に記憶されている端末装置の通信アドレス(IPアドレス、宛先ポート番号)をアドレステーブル記憶部(15)に格納する。
後述するように、データ検証部(5)は、送信元アドレスが端末装置となっているデータを時系列に従ってデータ記録部(13)から選択し、試験対象サーバ装置(22)に送信させることから、アドレステーブル記憶部(15)は、データ検証部(5)により選択される選択データの送信元の端末装置のアドレスを記憶することになる。
ここでは、試験対象サーバ装置(22)への試験の実施前にデータ記録部(13)に記録されている端末装置のアドレスをアドレステーブル記憶部(15)に格納する例を説明しているが、異なった方法でもよい。
より具体的には、試験開始前のアドレスの記憶は行わず、データ検証部(5)により試験対象サーバ装置(22)に送信するデータが選択される度に、選択された選択データの送信元の端末装置のアドレスをアドレステーブル記憶部(15)が入力し、入力した端末装置のアドレスを記憶するようにしてもよい。
その後、データ検証部(5)は、試験対象サーバ装置(22)への試験を開始する。
具体的には、データ記録部(13)に記録されているデータのうち送信元アドレスが端末装置となっているデータを時系列に従って選択し、選択した選択データと、選択データの送信元の端末装置の通信アドレスを通知する送信元通知情報(具体的には、セッションID)をキュー(16)を介してマルチセッション模擬部(6)に出力する。
マルチセッション模擬部(6)では、TCP送受信部(7)又はUDP送受信部(8)が送信元通知情報から選択データの送信元の端末装置の通信アドレス(IPアドレス、宛先ポート番号)を選択データに付加し、IP、ARP通信部9がLAN送受信部(10)に通信アドレスが付加されたデータを出力する。
LAN送受信部(10)は、スイッチSW(24)にデータを出力し、スイッチSW(24)を介して試験対象サーバ装置(22)にデータが届く。
試験対象サーバ装置(22)では、受信したデータを解析し、所定のデータ処理を行って、応答データを返す。
応答データには、スイッチSW(24)からのデータにおいて送信元アドレスとして示されていた端末装置の通信アドレスが宛先アドレスとして示されている。
応答データは、スイッチSW(24)の転送によりシステム検証装置(1)に届く。
LAN送受信部(10)は、プロミスカスモードになっており、すべてのデータを受信する。
IP、ARP通信部(9)は、受信したデータの宛先アドレス(IPアドレス、宛先ポート番号)がアドレステーブル記憶部(15)で記憶されているいずれかの端末装置の通信アドレス(IPアドレス、宛先ポート番号)と一致するかどうかを検索する。IPアドレス、ポート番号の検索は、アドレスとポート番号を組み合わせたハッシュ値を用いて行う。模擬対象のアドレスが増えた場合でも、検索のオーバヘッドを軽減することができる。通信アドレスが一致する場合は、当該データをTCP送受信部(7)又はUDP送受信部(8)に出力する。
一方、データの宛先アドレスがアドレステーブル記憶部(15)に記憶されているいずれの端末装置のアドレスとも一致しない場合は、IP、ARP通信部(9)は、当該データを廃棄する。
TCP送受信部(7)又はUDP送受信部(8)は、IP、ARP通信部(9)から入力したデータ本体と、当該通信アドレスを通知する宛先通知情報(具体的にはセッションID)を、当該データをキュー(16)を介してデータ検証部(5)に出力する。
データ検証部(5)は、TCP送受信部(7)又はUDP送受信部(8)により出力されたデータ本体(検証対象データ)と宛先通知情報とを入力する。
そして、データ検証部(5)は、宛先通知情報で通知されている端末装置が宛先なっているデータをデータ記録部(13)から抽出する。抽出したデータは、入力したデータ(検証対象データ)と照合する照合データとなる。
なお、この照合データの抽出は、試験対象サーバ装置(22)からデータを入力する前に行っていてもよい。
そして、データ検証部(5)は、抽出した照合データと入力したデータ(検証対象データ)とを照合して試験対象サーバ装置(22)の動作の検証を行う。
以上のように、IP、ARP通信部(9)は、スイッチSW(24)から受信したデータの宛先アドレスがアドレステーブル記憶部(15)で記憶されている端末装置の通信アドレスと一致するかを判断する。
つまり、受信したデータの宛先アドレスがアドレステーブル記憶部(15)で記憶されている端末装置の通信アドレスに一致すれば、受信したデータを選択データに起因して試験対象サーバ装置(22)から送信されたデータ(検証対象データ)と判断し、データ検証部(5)に出力する。
このため、本実施の形態では、ソケット通信の場合のように、データ検証の際に、受信データの宛先アドレスがマルチアサインされたアドレスと一致するか、データのポート番号がソケット通信で確保されている番号と一致するかといった判断を行う必要がなく、ソケット通信によるオーバヘッドを軽減できる。
また、ソケット通信で使用する送受信用のデータ格納のためのバッファを割り当てる必要がなく、使用するメモリ容量を削減できる。
図3は、データ検証部(5)がマルチセッション模擬部(6)を介して検査システム(3)の試験対象サーバ装置(22)(図3では、サーバと表記、図4、図5でも同様)と通信を行う場合のシーケンス図である。
図4は、通信後、試験対象サーバ装置(22)からコネクションを切断する場合のシーケンス図である。
図5は、データ検証部(5)からコネクションを切断する場合のシーケンス図である。
図6は、データ記録部(13)が記録している記録データの例である。
図6に示すように、データ記録部(13)では、データ取得部(4)が参照システム(2)から取得したデータ(データ本体(57))が、時刻(50)、プロトコル(51)、送信元IPアドレス(52)、宛先IPアドレス(53)、送信元ポート番号(54)、宛先ポート番号(55)、データサイズ(56)とともに時系列に従って記録されている。
図7は、接続要求(30)の構成、図8は接続完了通知(31)の構成、図9は送信データ通知(32)及び受信データ通知(33)の構成、図10は切断要求(35)の構成、図11は切断通知(34)の構成を示す。
接続要求(30)は、図3に示すように、データ検証部(5)からマルチセッション模擬部(6)に出力される。
接続完了通知(31)は、図3に示すように、マルチセッション模擬部(6)からデータ検証部(5)に出力される。
送信データ通知(32)は、図3に示すように、データ検証部(5)からマルチセッション模擬部(6)に出力される。
受信データ通知(33)は、図3に示すように、マルチセッション模擬部(6)からデータ検証部(5)に出力される。
切断要求(35)は、図4及び図5に示すように、データ検証部(5)からマルチセッション模擬部(6)に出力される。
切断通知(34)は、図4及び図5に示すように、マルチセッション模擬部(6)からデータ検証部(5)に出力される。
また、図12は、データ検証部(5)(試験実行ステップ)のフローチャート1である。
図13は、データ検証部(5)(試験実行ステップ)のフローチャート2である。
図14は、マルチセッション模擬部(6)(通信処理ステップ)のフローチャート1である。
図15は、マルチセッション模擬部(6)(通信処理ステップ)のフローチャート2である。
次に、本実施の形態に係るシステム検証装置(1)の動作を詳細に説明する。
システム検証装置(1)は、まず、参照システム(2)上のデータをデータ取得部(4)で取得し、データ検証部(5)がデータ記録部(13)に記録する(データ記録ステップ)。
例えば、Webを使用したインターネットの書籍販売システムの場合では、ユーザの書籍の注文データが端末装置からサーバ装置(21)宛に送信され、システム検証装置(1)は、このデータをスイッチSW(23)経由で取得し、図6のように記録する。
記録するデータは、時刻(50)、プロトコル(51)、送信元IPアドレス(52)、宛先IPアドレス(53)、送信元ポート番号(54)、宛先ポート番号(55)とデータサイズ(56)、データ本体(57)である。
図6は、3人のユーザが端末装置1、2、3からサーバ装置(21)に対して本を注文した場合の例であり、端末装置1からの注文データの場合は、プロトコル:TCP、送信元IPアドレス:端末装置1のIPアドレス、宛先IPアドレス:サーバ装置のIPアドレス、送信元ポート番号:1024、宛先ポート番号:80、データサイズ:1000、データ本体:注文する本の名称、価格などが含まれる。
一方、サーバ装置(21)から端末装置1への回答の場合は、IPアドレス、ポート番号は、送信元と宛先が注文データと逆になり、データサイズ:100、データ本体:注文の受け付け結果などが含まれる。
端末装置2、3からのデータも同様に記録する。
次に、試験開始前に、システム検証装置(1)では、模擬アドレス設定部(11)が、試験において模擬する端末装置1〜Nの通信アドレス(IPアドレス、ポート番号)をアドレステーブル記憶部(15)のアドレステーブルに設定する(通信アドレス記憶ステップ)。
より具体的には、模擬アドレス設定部(11)は、データ記録部(13)に記録されている端末装置1〜Nの通信アドレスをデータ記録部(13)から読み出し、読み出した端末装置1〜Nの通信アドレスをアドレステーブル記憶部(15)に記憶させる。
なお、端末装置のIPアドレス、宛先ポート番号の他に、端末装置のMACアドレスをアドレステーブルに設定してもよい。
次に、データ記録部(13)に記録されたデータを用いて検査システム(3)上の試験対象サーバ装置(22)の動作を検証する場合の動作を図12を用いて説明する。
まず、データ検証部(5)は、データ記録部(13)に記録されているデータを先頭から順に取り出す(ステップ101)。
次に、データ検証部(5)は、取り出したデータがサーバ装置(21)宛の注文データであるかをチェックする(ステップ102)。
サーバ装置(21)宛のデータの場合は、検証データセッション情報が検証データセッション情報テーブル記憶部(12)に登録されているかをチェックする(ステップ103)。
検証データセッション情報の登録がなければ、データ検証部(5)は、端末装置とサーバ装置(21)の通信情報としてプロトコル:TCP、送信元IPアドレス:端末装置1のIPアドレス、宛先IPアドレス:サーバ装置のIPアドレス、送信元ポート番号:1024、宛先ポート番号:80を検証データセッション情報として検証データセッション情報テーブル記憶部(12)に登録する(ステップ104)。
次に、データ検証部(5)は、ステップ101で取り出したデータのプロトコルをチェックする(ステップ105)。
ステップ105のチェックの結果、プロトコルがTCPの場合は、データ検証部(5)は、図7に示す接続要求(30)をマルチセッション模擬部(6)に送信する(ステップ106)。
ステップ105のチェックの結果、プロトコルがUDPの場合は、データ検証部(5)は、図9に示す送信データ通知をマルチセッション模擬部(6)に送信する(ステップ107)。
以降の説明では、使用するプロトコルがTCPの場合の例を説明する。
データ検証部(5)は、次に、データ記録部(13)に記録されている次のデータの時刻との差分のタイマを起動し(ステップ108)、タイマが満了後、データ記録部(13)から次のデータを取り出す(ステップ101)。
ステップ102において、取り出したデータがサーバ装置(21)から端末装置1への注文受け付けデータの場合は、データ検証部(5)は、注文データに対する結果として検査システム(3)の試験対象サーバ装置(22)が送信したデータと比較するための照合データとする(ステップ109)。照合データは、所定の記憶領域に格納する。
データ検証部(5)は、照合データと検査システム(3)の試験対象サーバ装置(22)からのデータ(検証対象データ)を照合した結果、両者が一致していれば、検査システム(3)の試験対象サーバ装置(21)が正しく動作していることを確認することができる。
以上の要領にて、端末装置2、3からのデータも順に取り出し、端末1のデータと同様の処理を行う。
ステップ103にて、検証データセッション情報が検証データセッション情報テーブル記憶部(12)に登録されていれば、既にコネクションは確立しているので、データ検証部(5)は、図9に示す送信データ通知をマルチセッション模擬部(6)に送信する(ステップ110)。
また、データ検証部(5)は、このデータが検証データセッションの最後のデータかどうかをチェックし(ステップ111)、最後のデータの場合は、データ検証部(5)は、図10に示す切断要求をマルチセッション模擬部(6)に送信する(ステップ112)。
次に図14、図15を用いて接続要求(30)を受信した際のマルチセッション模擬部(6)の動作を説明する。
マルチセッション模擬部(6)では、TCP送受信部(7)がキュー(16)からデータを受信する(ステップ301)。
TCP送受信部(7)では、データ種別を判断し(ステップ302)、データ種別に応じた処理を行う。
接続要求の場合は、TCP送受信部(7)は、接続要求内の送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、宛先ポート番号と、送信元ポート番号をセッション管理テーブル記憶部(14)のセッション管理テーブルに登録する(ステップ303)。
そして、TCP送受信部(7)は、登録したIPアドレス、ポート番号を使用し、TCPのSYN(40)をIP、ARP通信部(9)、LAN送受信部(10)を介して試験対象サーバ装置(22)宛に送信する(ステップ304)。
その後、試験対象サーバ装置(22)からのSYN/ACK(41)を待つ(ステップ305)。
SYN(40)を受信した試験対象サーバ装置(22)は、SYN/ACK(41)を送信する。
システム検証装置(1)では、LAN送受信部(10)にてSYN/ACK(41)受信する。
LAN送受信部(10)は、LANの受信モードをプロミスカスモードに設定し、すべてのデータを受信する。
マルチセッション模擬部(6)において、IP、ARP通信部(9)が、LAN送受信部(10)が受信したデータ(ここでは、SYN/ACK(41))を受信し(図15のステップ501)、受信したデータの宛先アドレスが、アドレステーブル記憶部(15)のアドレステーブルに設定されている模擬する端末装置のアドレスと一致するかを判断し(ステップ502)、一致するデータのみをTCP送受信部(7)に通知し、一致しない場合は受信データを廃棄する(ステップ503)。
IP、ARP通信部(9)は受信したSYN/ACKに対して所定の処理を行った後に、SYN/ACKをTCP送受信部(7)に通知する。
TCP送受信部(7)は、これを受信し、データ種別を判断し(ステップ504)、データ種別に応じた処理を行う。
データがSYN/ACKの場合は、TCP送受信部(7)は、SYN/ACK待ちかどうかをチェックし(ステップ505)、SYN/ACK待ちである場合は、SYN/ACKに対するACK(42)を送信し(ステップ506)、図8に示す接続完了通知(31)をデータ検証部(5)に送信する(ステップ507)。
接続完了通知には、セッション管理テーブル上のTCPコネクションを識別するセッションIDを付与する。
ステップ505でSYN/ACK待ちでない場合はデータを廃棄する。
以降、セッションIDを用いて送受信で使用するTCPコネクションを指定する。
このように、IP、ARP通信部(9)は、受信したデータの宛先アドレスがアドレステーブル記憶部(15)で記憶されている端末装置の通信アドレスと一致するかを判断する。つまり、アドレステーブル記憶部(15)で記憶されている端末装置の通信アドレスに一致すれば、データをTCP送受信部(7)を介してデータ検証部(5)に出力する。
このため、本実施の形態では、ソケット通信の場合のように、データの検証の際に、受信データの宛先アドレスがマルチアサインされたアドレスと一致するか、データのポート番号がソケット通信で確保されている番号と一致するかといった判断を行う必要がない。
次に、図13を用いて接続完了通知(31)を受信したデータ検証部(5)の動作を説明する。
データ検証部(5)は、キュー(16)からデータを受信する(ステップ201)。
次に、データ検証部(5)は、受信したデータのデータ種別を判断し(ステップ202)、データ種別に応じた処理を行う。
接続完了通知の場合は、コネクションが確立したため、データ検証部(5)は、図12のステップ101において取り出した注文データを図9に示す送信データ通知(32)としてマルチセッション模擬部(6)に送信する(ステップ203)。
次に、データ検証部(5)は、このデータが検証データセッションの最後のデータかどうかをチェックし(ステップ204)、最後のデータの場合は、図10に示す切断要求をマルチセッション模擬部(6)送信する(ステップ205)。
図9は、送信データ通知、受信データ通知の構成であるが、以降、このTCPコネクションを用いた、データ検証部(5)からのデータ送信及び試験対象サーバ装置(22)から受信したデータ受信の際にはこのセッションIDを付与する。
マルチセッション模擬部(6)では、TCP送受信部(7)が、注文データを格納した送信データ通知を受信し(図14のステップ301)、データ種別をチェックし(ステップ302)、種別が送信データ通知であるため、確立したTCPコネクションを用いて試験対象サーバ装置(22)宛にデータ(43)を送信する(ステップ309)。
注文データを受信した検査システム(3)の試験対象サーバ装置(22)は、注文受け付け結果を、端末装置1を宛先とする受信データ(44)として送信する。
システム検証装置(1)では、スイッチSW(24)経由でLAN送受信部(10)が、この受信データ(44)を受信する。
次に、IP、ARP通信部(9)が、LAN送受信部(10)から、この受信データ(44)を受信し(図15のステップ501)、受信データの宛先アドレス(端末装置1の宛先アドレス)がアドレステーブル記憶部(15)に記憶されているため(ステップ502)、受信データ(44)は破棄されず、TCP送受信部(7)に出力される。
TCP送受信部(7)では、データ種別を判断し(ステップ504)、データ種別に応じた処理を行う。
受信データの場合は、TCP送受信部(7)は、図9に示す受信データ通知(33)にてデータ検証部(5)に注文受け付け結果を送信する(ステップ516)。
また、TCP送受信部(7)は、IP、ARP通信部(9)及びLAN送受信部(10)を介して、受信データ(44)に対するACKを試験対象サーバ装置(22)宛に送信する(ステップ517)。
受信データ通知(33)を受信したデータ検証部(5)は、図13にてキュー(16)から受信データ通知(33)を受信し(ステップ201)、受信したデータのデータ種別を判断し(ステップ202)、データ種別に応じた処理を行う。
受信データ通知の場合は、記録してある注文受け付け応答と受信した注文受け付けデータ(試験対象サーバ装置(22)からの受信データ、図9のデータ(68))を照合する(ステップ208)。
なお、照合の対象となる注文受け付け応答は、データ検証部(5)が図12のステップ109で抽出した照合データである。つまり、受信データ通知(33)のセッションID(66)で通知されている端末装置1の通信アドレスが送信元アドレスとなっている注文データであって直近に試験対象サーバ装置(21)に送信した注文データ(図6の1行目)に後続する、端末装置1の通信アドレスが宛先アドレスとなっている注文受け付け結果データ(図6の2行目)である。
次に、データ検証部(5)は、ステップ208の照合結果を表示する(ステップ209)。
照合結果が一致する場合は、検査システム(3)の試験対象サーバ装置(22)は正しく動作したことがわかる。
照合結果が不一致の場合は、検査システム(3)の試験対象サーバ装置(22)の動作に問題があることを示しており、受信データを用いて不具合の解析が行える。
次に、データ検証部(5)は、このデータが検証データセッションの最後のデータかどうかをチェックし(ステップ210)、最後のデータの場合は、図5のシーケンスのように、切断要求(35)をマルチセッション模擬部(6)に送信する(ステップ211)。
マルチセッション模擬部(6)は、図14にて切断要求(35)を受信し(ステップ301、302)、試験対象サーバ装置(22)からFIN/ACKを受信済みかチェックする(ステップ306)。
図5のシーケンスでは、まだFIN/ACK(45)を受信していないので、システム検証装置(1)から試験対象サーバ装置(22)にFIN/ACK(46)を送信し(ステップ307)、試験対象サーバ装置(22)からのFIN/ACK待ちとする(ステップ308)。
FIN/ACK(46)を受信した試験対象サーバ装置(22)は、FIN/ACK(45)を送信する。
試験対象サーバ装置(22)からのFIN/ACK(45)を受信したマルチセッション模擬部(6)は(図15のステップ501)、受信したFIN/ACK(45)の宛先アドレスがアドレステーブル記憶部(15)で記憶しているアドレスと一致することを確認し(ステップ502)、データ種別を判断し(ステップ504)、FIN/ACK(45)であるため、FIN/ACK(46)を送信済みかチェックする(ステップ510)。
図5のシーケンスでは、FIN/ACK(46)を送信済みのため、次にFIN/ACK待ちかどうかをチェックし(ステップ511)、FIN/ACK待ちであるため、マルチセッション模擬部(6)はACK(47)を送信し(ステップ512)、データ検証部(5)に切断通知(34)を送信する(ステップ513)。
また、マルチセッション模擬部(6)は、セッション管理テーブルから切断したコネクションの情報を削除する(ステップ514)。
切断通知(34)を受信したデータ検証部(5)は(図13ステップ201、202)、切断要求(35)を送信済みかチェックし(ステップ206)、切断要求(35)を送信済みであるため、検証データセッション情報を削除する(ステップ207)。
上記の例では、データ検証部(5)と試験対象サーバ装置(22)がTCPで通信した後に、データ検証部(5)からコネクションを切断する図5のシーケンスを示したが、データ検証部(5)と試験対象サーバ装置(22)がTCPで通信した後に、試験対象サーバ装置(22)からコネクションを切断する図4のシーケンスになる場合がある。
この場合、試験対象サーバ装置(22)からFIN/ACK(45)を受信したマルチセッション模擬部(6)は、図15のステップ510にてFIN/ACK送信済みでないため、NOとなり、切断通知(34)をデータ検証部(5)に送信する(ステップ515)。
切断通知(34)を受信したデータ検証部(5)は、切断要求(35)を送信済みかどうかチェックし(図13のステップ206)、NOとなり、このデータが検証データセッションの最後のデータかどうかをチェックして(ステップ212)、最後のデータの場合は、切断要求(35)を送信する(ステップ213)。
そして、データ検証部(5)は、検証データセッション情報を削除する(ステップ214)。
切断要求(35)を受信したマルチセッション模擬部(6)は、図14にてFIN/ACK送信済みかチェックし(ステップ306)、YESとなり、FIN/ACK(46)を送信し(ステップ310)、ACK待ちとなる(ステップ311)。
試験対象サーバ装置(22)からACKを受信したマルチセッション模擬部(6)は、ACK待ちかどうかをチェックし(図15のステップ508)、ACK待ちであるため、セッション情報を削除する(ステップ509)。
上記では、取得したデータの中で端末装置1とサーバ装置(21)との間のデータを用いて検査システム(3)の試験対象サーバ装置(22)の動作の検証を行う例を説明したが、端末装置2、3を含め、他の端末装置とサーバ装置の間のデータを用いる場合も同様に動作する。
以上のように、データ取得部(4)で取得したデータを記録し、記録したデータを取り出して、アドレスの情報と共にキュー(16)を用いてマルチセッション模擬部(6)に通知し、ソケット通信を行わずに試験データとして検査システム(3)に送信し、検査システム(3)から受信したデータとデータ取得部(4)で取得したデータを比較するようにしているので、参照システム(2)に多数の端末が接続されている場合でも、ソケット通信のオーバヘッドがなくなり、多数の端末の通信を検査システム(3)に再現し、動作を検証することができる。
上記の実施の形態では、試験開始前に模擬アドレス設定部(11)から模擬する端末のアドレスをアドレステーブルに設定するようにしたものであるが、試験用のデータとして、データ検証部(5)から通知された接続要求(30)内のアドレスをアドレステーブルに設定することも可能である。
これにより、試験前に予めアドレスを設定することなく、取得したデータを用いて動作を検証することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、参照システム(2)の複数の端末装置がサーバ装置(21)に送信したデータを検査システム(3)の試験対象サーバ装置(22)に送信し、試験対象サーバ装置(22)の動作を検証する例を示した。
逆に、図16のように複数のサーバ装置1〜N(28,29)が動作し、端末装置(26)との通信データを用いて検査システム(3)の試験対象端末装置(27)の動作を検証することも可能である。
なお、本実施の形態では、端末装置(26)が第1の通信装置の例であり、複数のサーバ装置1〜Nが第2の通信装置の例である。
また、試験対象端末装置(27)が試験対象通信装置の例である。
本実施の形態に係るシステム検証装置(1)の構成は図2と同様である。
図17は、実施の形態2の通信シーケンスの例であり、図18は、実施の形態2のマルチセッション模擬部(6)のフローチャート、図19は、データ検証部(5)のフローチャートである。
マルチセッション模擬部(6)のキュー受信の動作は実施の形態1の図14と同様である。
図を用いて、本実施の形態に係る動作を説明する。
システム検証装置(1)が参照システム(2)上のデータをデータ取得部(4)で取得し、データ検証部(5)がデータ記録部(13)に記録する点は、実施の形態1と同様である。
本実施の形態では、試験開始前に、模擬アドレス設定部(11)が、模擬するアドレスとしてサーバ装置1〜NのIPアドレスとサーバ装置1〜Nが待ち受けるポート番号80をアドレステーブル記憶部(15)に設定する。
また、実施の形態1で説明したように、代わりに、データ検証部(5)が試験データを選択する度に、選択した試験データに含まれるサーバ装置のアドレスをアドレステーブル記憶部(15)に記憶させるようにしてもよい。
なお、以下では、試験開始前にサーバ装置1〜Nがアドレステーブル記憶部(15)に記憶される運用を前提に説明を進める。
実施の形態2では、検査システム(3)の試験対象端末装置(27)の動作を検証するため、試験対象端末装置(27)上で書籍の注文の操作を行うと、図17のシーケンスに示すように、試験対象端末装置(27)は注文データの送信にあたり、TCPコネクションを確立するためのSYN(40)を送信する。
SYN(40)は、送信元IPアドレス:試験対象端末装置、宛先IPアドレス:サーバ装置1、宛先ポート番号:80、送信元ポート番号は試験対象端末装置(27)が割り当てた番号が設定される。
システム検証装置(1)では、LAN送受信部(10)を介して、マルチセッション模擬部(6)が、模擬するサーバ装置1宛てのSYN(40)を受信し(図18のステップ501)、SYN(40)の宛先アドレスがアドレステーブルに含まれていることを確認し(ステップ502)、データ種別に応じた処理を行う(ステップ504)。
SYN(40)の場合は、マルチセッション模擬部(6)は、SYN(40)に含まれる送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、宛先ポート番号、送信元ポート番号をセッション情報に登録し(ステップ505)、試験対象端末装置(27)宛にSYN/ACK(41)を送信し(ステップ700)、確立ACK待ちとする(ステップ701)。
SYN/ACK(41)を受信した試験対象端末装置(27)は、ACK(42)を送信する。
マルチセッション模擬部(6)は、ACK(42)を受信し(図18のステップ501)、ACK(42)の宛先アドレスがアドレステーブルに含まれていることを確認し(ステップ502)、データ種別がACKなので、ACK待ちかどうかをチェックし(ステップ508)、ここではNOとなり、次に確立ACK待ちかどうかをチェックし(ステップ702)、ここではYESとなり、接続完了通知(31)をデータ検証部(5)に送信する(ステップ507)。
図19を用いて接続完了通知(31)を受信したデータ検証部(5)の動作を説明する。
データ検証部(5)は、キュー(16)からデータを受信し(ステップ201)、受信したデータに応じた処理を行い(ステップ202)、接続完了通知の場合は検証データセッション情報に登録する(ステップ801)。
検査システム(3)の試験対象端末装置(27)は、TCPコネクション確立後、注文データを送信する。
システム検証装置(1)は、注文データを受信データ(44)として受信する。
マルチセッション模擬部(6)は、これを受信し(図18のステップ501)、SYN(40)の宛先アドレスがアドレステーブルに含まれていることを確認し(ステップ502)、データ種別がデータ受信なので、受信データ通知(33)をデータ検証部(5)に送信し(ステップ516)、TCPのACKを試験対象端末装置(27)に送信する(ステップ517)。
受信データ通知(33)を受信したデータ検証部(5)は(図19のステップ201)、受信したデータに応じた処理を行い(ステップ202)、受信データ通知であるため、データ照合を行う(ステップ208)。
データ照合では、データ検証部(5)は、参照システム(2)から取得しデータ記録部(13)に記録しているデータの中に、検査システム(3)の試験対象端末装置(27)からの注文データにおいて宛先となっているサーバ装置1から端末装置(26)に送信されたデータ(注文受け付け結果データ)があるかどうかを検索し、条件に合致する注文受け付け結果データを送信データ通知(32)としてマルチセッション模擬部(6)に送信する(ステップ10)。
マルチセッション模擬部(6)は、注文受け付け結果データを格納した送信データ通知(32)を受信し(図14のステップ301)、データ種別をチェックし(ステップ302)、送信データ通知であるため、試験対象端末装置(27)にデータを送信する(ステップ309)。
コネクションの切断の動作は、実施の形態1の図4のシーケンスと同様であり、図4におけるサーバと端末とを置き換えた形で、試験対象端末装置(27)から切断される。
切断時の動作は実施の形態1と同様である。
以上のように、システム検証装置(1)がサーバ装置として動作し、試験対象端末装置(27)からの注文に対して記録されているデータから注文受け付け回答を送信することにより、参照システム(2)で複数のサーバ装置が動作する場合でも検査システム(3)上に再現することができ、動作を検証することができる。
上記の実施の形態1及び2では、プロトコルがTCPの場合を説明したが、プロトコルがUDPや他のプロトコルの場合は、コネクションの接続、切断は不要であり、送信データ通知、受信データ通知のみを使用し、UDPや他のプロトコルを用いたシステムの動作検証も可能である。
実施の形態1及び2では、以下の手段を備えた情報システム検証装置を説明した。
(a)模擬する複数の端末のアドレスを設定する手段、
(b)データの送信元として使用する模擬する端末アドレスと、データの送信先のアドレス、プロトコル、ポート番号を指定してデータを通知する手段、
(c)指定された情報を用いて模擬する端末と宛先との通信を模擬する手段、
(d)模擬する端末宛のデータを受信する手段、
(e)受信したデータ通知する手段、
(f)端末を模擬する手段とデータの受け渡しを行う手段。
また、実施の形態1及び2に係る情報システム検証装置では、更に、以下の手段を備えることを説明した。
(a)参照システムからデータを取得する手段、
(b)取得したデータを保持し、これを試験データとして検査システム側に送信する際に宛先アドレスおよび送信元とアドレスを指定して通知し、検査システムからの応答と前記参照システムから取得したデータを比較することでシステムの動作を検証する手段。
また、実施の形態1及び2に係る情報システム検証装置では、更に、以下の手段を備えることを説明した。
(a)模擬する端末のアドレスを設定する手段は有せずに、システム検証手段から通知されたアドレスを模擬するアドレスとして登録する手段。
最後に、実施の形態1及び2に示したシステム検証装置(1)のハードウェア構成例について説明する。
図20は、実施の形態1及び2に示すシステム検証装置(1)のハードウェア資源の一例を示す図である。
なお、図20の構成は、あくまでもシステム検証装置(1)のハードウェア構成の一例を示すものであり、システム検証装置(1)のハードウェア構成は図20に記載の構成に限らず、他の構成であってもよい。
図20において、システム検証装置(1)は、プログラムを実行するCPU911(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。
CPU911は、バス912を介して、例えば、ROM(Read Only Memory)913、RAM(Random Access Memory)914、通信ボード915、表示装置901、キーボード902、マウス903、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。
更に、CPU911は、FDD904(Flexible Disk Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)、プリンタ装置906、スキャナ装置907と接続していてもよい。また、磁気ディスク装置920の代わりに、SSD(Solid State Drive)、光ディスク装置、メモリカード(登録商標)読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置の一例である。
実施の形態1及び2で説明した「〜記憶部」及び「〜記録部」は、RAM914、磁気ディスク装置920等により実現される。
通信ボード915、キーボード902、マウス903、スキャナ装置907、FDD904などは、入力装置の一例である。
また、通信ボード915、表示装置901、プリンタ装置906などは、出力装置の一例である。
通信ボード915は、図1、図2に示すように、LAN(ローカルエリアネットワーク)に接続されている。
通信ボード915は、LAN以外にも、例えば、インターネット、WAN(ワイドエリアネットワーク)、SAN(ストレージエリアネットワーク)などに接続可能である。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。
プログラム群923のプログラムは、CPU911がオペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922を利用しながら実行する。
また、RAM914には、CPU911に実行させるオペレーティングシステム921のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。
また、RAM914には、CPU911による処理に必要な各種データが格納される。
また、ROM913には、BIOS(Basic Input Output System)プログラムが格納され、磁気ディスク装置920にはブートプログラムが格納されている。
システム検証装置(1)の起動時には、ROM913のBIOSプログラム及び磁気ディスク装置920のブートプログラムが実行され、BIOSプログラム及びブートプログラムによりオペレーティングシステム921が起動される。
上記プログラム群923には、実施の形態1及び2の説明において「〜部」(「〜記憶部」及び「〜記録部」以外、以下同様)、「〜手段」として説明している機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、実施の形態1及び2の説明において、「〜の判断」、「〜の取得」、「〜の確認」、「〜の計算」、「〜の比較」、「〜の照合」、「〜の更新」、「〜の設定」、「〜の登録」、「〜の選択」等として説明している処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。
「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。
ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出される。
そして、読み出された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。
抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリ、レジスタ、キャッシュメモリ、バッファメモリ等に一時的に記憶される。
また、実施の形態1及び2で説明しているフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示す。
データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記録される。
また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
また、実施の形態1及び2の説明において「〜部」、「〜手段」として説明しているものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。
すなわち、実施の形態1及び2で説明したフローチャートに示すステップ、手順、処理により、本発明に係る「・・・方法」を実現することができる。
また、「〜部」、「〜手段」として説明しているものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。
或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。
ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。
プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。
すなわち、プログラムは、実施の形態1及び2の「〜部」、「〜手段」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、実施の形態1及び2の「〜部」、「〜手段」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
このように、実施の形態1及び2に示すシステム検証装置(1)は、処理装置たるCPU、記憶装置たるメモリ、磁気ディスク等、入力装置たるキーボード、マウス、通信ボード等、出力装置たる表示装置、通信ボード等を備えるコンピュータである。
そして、上記したように「〜部」、「〜手段」として示された機能をこれら処理装置、記憶装置、入力装置、出力装置を用いて実現するものである。
1 システム検証装置、2 参照システム、3 検査システム、4 データ取得部、5 データ検証部、6 マルチセッション模擬部、7 TCP送受信部、8 UDP送受信部、9 IP、ARP通信部、10 LAN送受信部、11 模擬アドレス設定部、12 検証データセッション情報テーブル記憶部、13 データ記録部、14 セッション管理テーブル記憶部、15 アドレステーブル記憶部、16 キュー、20 端末装置、21 サーバ装置、22 試験対象サーバ装置、23 スイッチSW、24 スイッチSW、25 端末装置、26 端末装置、27 試験対象端末装置、28 サーバ装置、29 サーバ装置。

Claims (8)

  1. 試験対象通信装置に接続された転送装置に接続され、前記試験対象通信装置から送信されたデータが当該データの宛先に関わらず前記転送装置から転送され、前記転送装置により転送された前記試験対象通信装置からのデータを受信し、前記試験対象通信装置の試験を行う情報処理装置であって、
    前記試験対象通信装置以外の第1の通信装置と複数の第2の通信装置との間で送受信された複数のデータを送信元アドレスと宛先アドレスとともに記録するデータ記録部と、
    前記データ記録部に記録されている複数のデータの中から第2の通信装置から第1の通信装置へ送信されたいずれかのデータを選択し、選択した選択データと、前記選択データの送信元の第2の通信装置の通信アドレスを通知する送信元通知情報とを出力する試験実行部と、
    前記試験実行部により選択される選択データの送信元の第2の通信装置の通信アドレスを記憶する通信アドレス記憶部と、
    前記試験実行部により出力された前記選択データと前記送信元通知情報とを入力し、前記送信元通知情報で通知されている第2の通信装置の通信アドレスを送信元アドレスにして前記選択データを前記転送装置を介して前記試験対象通信装置に送信し、前記試験対象通信装置から送信されたデータを前記転送装置から受信し、受信したデータの宛先アドレスが前記通信アドレス記憶部に記憶されている第2の通信装置の通信アドレスに合致する場合に、受信したデータを選択データに起因して前記試験対象通信装置から送信された検証対象データと判断し、検証対象データと当該検証対象データの宛先アドレスとなっている第2の通信装置の通信アドレスを通知する宛先通知情報とを出力する通信処理部とを有し、
    前記試験実行部は、
    前記通信処理部により出力された前記検証対象データと前記宛先通知情報とを入力し、入力した宛先通知情報で通知されている第2の通信装置の通信アドレスが宛先アドレスとなっているデータを前記検証対象データと照合する照合データとして前記データ記録部から抽出し、抽出した照合データと前記検証対象データとを照合して前記試験対象通信装置の動作の検証を行うことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記データ記録部は、
    前記第1の通信装置と前記複数の第2の通信装置との間で送受信された複数のデータを時系列に従って順序づけて記録し、
    前記試験実行部は、
    検証対象データと宛先通知情報とを入力した際に、前記宛先通知情報で通知されている第2の通信装置の通信アドレスが送信元アドレスとなっているデータのうち直近に選択した選択データに後続する、前記宛先通知情報で通知されている第2の通信装置の通信アドレスが宛先アドレスとなっているデータを、前記検証対象データの照合データとして前記データ記録部から抽出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記情報処理装置は、更に、
    前記第1の通信装置と前記複数の第2の通信装置との間で送受信される複数のデータを送信元アドレスと宛先アドレスとともに取得するデータ取得部を有し、
    前記データ記録部は、
    前記データ取得部により取得された複数のデータを送信元アドレスと宛先アドレスとともに記録することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記通信処理部は、
    前記試験対象通信装置から送信されたデータを前記転送装置から受信し、受信したデータの宛先アドレスが前記通信アドレス記憶部に記憶されている第2の通信装置の通信アドレスに合致しない場合に、受信したデータを破棄することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 前記通信アドレス記憶部は、
    前記試験実行部が選択データを選択する前に、前記データ記録部に記録されている前記複数の第2の通信装置の通信アドレスを入力し、入力した前記複数の第2の通信装置の通信アドレスを記憶し、
    前記通信処理部は、
    前記試験対象通信装置から送信されたデータを前記転送装置から受信し、受信したデータの宛先アドレスが前記通信アドレス記憶部に記憶されているいずれかの第2の通信装置の通信アドレスに合致する場合に、受信したデータを選択データに起因して前記試験対象通信装置から送信された検証対象データと判断することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記通信アドレス記憶部は、
    前記試験実行部が選択データを選択した後に、選択データの送信元の第2の通信装置の通信アドレスを入力し、入力した第2の通信装置の通信アドレスを記憶することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 試験対象通信装置に接続された転送装置に接続され、前記試験対象通信装置から送信されたデータが当該データの宛先に関わらず前記転送装置から転送され、前記転送装置により転送された前記試験対象通信装置からのデータを受信するコンピュータが行う、前記試験対象通信装置の試験方法であって、
    前記コンピュータが、前記試験対象通信装置以外の第1の通信装置と複数の第2の通信装置との間で送受信された複数のデータを送信元アドレスと宛先アドレスとともにデータ記録領域に記録するデータ記録ステップと、
    前記コンピュータが、前記データ記録領域に記録されている複数のデータの中から第2の通信装置から第1の通信装置へ送信されたいずれかのデータを選択し、選択した選択データと、前記選択データの送信元の第2の通信装置の通信アドレスを通知する送信元通知情報とを出力する試験実行ステップと、
    前記コンピュータが、前記試験実行ステップにより選択される選択データの送信元の第2の通信装置の通信アドレスを通信アドレス記憶領域に記憶する通信アドレス記憶ステップと、
    前記コンピュータが、前記試験実行ステップにより出力された前記選択データと前記送信元通知情報とを入力し、前記送信元通知情報で通知されている第2の通信装置の通信アドレスを送信元アドレスにして前記選択データを前記転送装置を介して前記試験対象通信装置に送信し、前記試験対象通信装置から送信されたデータを前記転送装置から受信し、受信したデータの宛先アドレスが前記通信アドレス記憶領域に記憶されている第2の通信装置の通信アドレスに合致する場合に、受信したデータを選択データに起因して前記試験対象通信装置から送信された検証対象データと判断し、検証対象データと当該検証対象データの宛先アドレスとなっている第2の通信装置の通信アドレスを通知する宛先通知情報とを出力する通信処理ステップとを有し、
    前記試験実行ステップにおいて、
    前記コンピュータは、前記通信処理ステップにより出力された前記検証対象データと前記宛先通知情報とを入力し、入力した宛先通知情報で通知されている第2の通信装置の通信アドレスが宛先アドレスとなっているデータを前記検証対象データと照合する照合データとして前記データ記録領域から抽出し、抽出した照合データと前記検証対象データとを照合して前記試験対象通信装置の動作の検証を行うことを特徴とする試験方法。
  8. 試験対象通信装置に接続された転送装置に接続され、前記試験対象通信装置から送信されたデータが当該データの宛先に関わらず前記転送装置から転送され、前記転送装置により転送された前記試験対象通信装置からのデータを受信するコンピュータに、
    前記試験対象通信装置以外の第1の通信装置と複数の第2の通信装置との間で送受信された複数のデータを送信元アドレスと宛先アドレスとともにデータ記録領域に記録するデータ記録ステップと、
    前記データ記録領域に記録されている複数のデータの中から第2の通信装置から第1の通信装置へ送信されたいずれかのデータを選択し、選択した選択データと、前記選択データの送信元の第2の通信装置の通信アドレスを通知する送信元通知情報とを出力する試験実行ステップと、
    前記試験実行ステップにより選択される選択データの送信元の第2の通信装置の通信アドレスを通信アドレス記憶領域に記憶する通信アドレス記憶ステップと、
    前記試験実行ステップにより出力された前記選択データと前記送信元通知情報とを入力し、前記送信元通知情報で通知されている第2の通信装置の通信アドレスを送信元アドレスにして前記選択データを前記転送装置を介して前記試験対象通信装置に送信し、前記試験対象通信装置から送信されたデータを前記転送装置から受信し、受信したデータの宛先アドレスが前記通信アドレス記憶領域に記憶されている第2の通信装置の通信アドレスに合致する場合に、受信したデータを選択データに起因して前記試験対象通信装置から送信された検証対象データと判断し、検証対象データと当該検証対象データの宛先アドレスとなっている第2の通信装置の通信アドレスを通知する宛先通知情報とを出力する通信処理ステップとを実行させ、
    前記試験実行ステップにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記通信処理ステップにより出力された前記検証対象データと前記宛先通知情報とを入力させ、入力した宛先通知情報で通知されている第2の通信装置の通信アドレスが宛先アドレスとなっているデータを前記検証対象データと照合する照合データとして前記データ記録領域から抽出させ、抽出した照合データと前記検証対象データとを照合して前記試験対象通信装置の動作の検証を行わせることを特徴とするプログラム。
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