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JP5446805B2 - 燃料電池システムおよびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は一般に燃料電池に係り、特に発電に伴い二酸化炭素(CO2)を排出する形式の燃料電池を備えた燃料電池システムに関する。
近年、地球温暖化防止技術として燃料電池が注目されている。燃料電池は熱機関と異なり、化学エネルギを直接に電気エネルギに変換でき、高い発電効率を実現でき、エネルギ消費を低減することができると考えられている。
大規模発電が可能な燃料電池として、固体酸化物型燃料電池(SOFC)及び溶融炭酸塩型燃料電池(MCFC)が知られている。これらの燃料電池は反応温度が高いが、水素ガスの他に天然ガスや石炭ガスを燃料として使うことができ、さらにCOガスも燃料として利用できる特長を備えている。
そこで、例えば固体酸化物型燃料電池においては、石炭から発生させた炭化水素ガスやCOガス、さらに有機廃棄物を醗酵させて生成したメタン(CH)ガス等の炭化水素を原料ガスとして使用することが試みられている。
一方、このような固体酸化物型燃料電池あるいは溶融炭酸塩型燃料電池では、排気ガス中にCOが含まれるため、CO排出による地球温暖化を防止すべく、エネルギ効率を向上させ、COの排出量を低減する様々な提案がなされている。
例えば特許文献1には、排気ガス中に含まれるCOを電気分解や光電気分解により、炭化水素やアルコールなどに還元し、再利用する方法が提案されている。また特許文献2には、メタン菌などの細菌を利用してCO2をメタンなどの炭化水素に還元し、再利用する技術も提案されている。
特開平04−065066号公報 特開2004−192824号公報
しかし、上記特許文献1による提案は、COを電気分解により炭化水素まで還元しており、COの還元に大きなエネルギを必要とする。このためエネルギ収支の点で見ると、必ずしもエネルギ消費量の低減に有効ではない。
また上記特許文献2による提案では、CO還元に生ごみの保管庫、醗酵槽、或いは、ガス精製装置が必要になりシステム構成が複雑化するとともに、醗酵槽等の維持管理に特別の注意が必要になるという問題がある。
好ましい実施形態による燃料電池システムは、燃料ガスと酸化ガスを供給されて発電を行い、前記発電の結果COを含む排気ガスを排出する燃料電池と、前記排気ガスを供給され、前記排気ガス中のCOをCOに還元するCO抽出部と、前記還元されたCOを燃料ガスの一部として前記燃料電池に供給するCOリサイクル部と、を備え、前記CO抽出部は、前記排気ガスを供給される処理容器中に配設され酸素欠損を有するペロブスカイト酸化物よりなるCO吸着部材を含み、前記CO抽出部は、前記CO 2 吸着部材を加熱および冷却する加熱/冷却部を含む。
上記好ましい実施形態によれば、簡単な構成で、かつ従来の電気分解法などのように外部エネルギを投入することなく燃料電池から排出されるCOをCOに還元でき、これを燃料の一部として再利用することにより、燃料電池システムにおいて高いエネルギ収支を実現できる。また燃料電池の廃熱を利用して発電を行ったり、再利用できなかったCO2を使ってバイオエタノールなど植物性燃料の原料となる藻類などを培養したりすることにより、発電に伴うCOの排出量を低減させることができ、地球温暖化防止に貢献することができる。
第1の実施形態による燃料電池システムの構成を示す図である。 図1の燃料電池システムにおいて実行させるCOの吸着分解サイクルの原理を示すフローチャートである。 図1の燃料電池システムにおけるCO吸着/分解槽の構成を示す図である。 図3のCO吸着/分解槽40において使われるCO吸着部材の構成を示す拡大図である。 図1の燃料電池システムにおける第1の排気ガス処理系統の動作と第2の排気ガス処理系統の動作のタイミングを示す図である。 図1の燃料電池システムの動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態によるCO吸着部材の構成を示す図である。 第2の実施形態の一変形例を示す図である。 第3の実施形態による燃料電池システムの動作状態を示す図である。 第3の実施形態による燃料電池システムの動作状態を示す図である。 第3の実施形態による燃料電池システムの動作状態を示す図である。 第3の実施形態による燃料電池システムの動作状態を示す図である。 第4の実施形態による燃料電池システムの構成を示す図である。 図13の燃料電池システムで使われる藻類の培養槽の構成を示す図である。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態による燃料電池システム100の概要を示す。
図1を参照するに、前記燃料電池システム100は燃料電池30を備えており、前記燃料電池30は、固体酸化物型燃料電池(SOFC)あるいは溶融炭酸塩型燃料電池(MCFC)の燃料電池である。
前記燃料電池30は電解質30を空気極(アノード)30および燃料極(カソード)30で挟持した構成を有する。前記燃料電池30が固体酸化物型燃料電池の場合には、前記電解質30として、安定化ジルコニアなどの酸化物が使われる。また溶融炭酸塩型燃料電池の場合には、前記電解質30として、炭酸リチウムや炭酸ナトリウムなどの溶融塩が使われる。実際の燃料電池では、電解質30を空気極30および燃料極30で挟持した構成のセルを多数、図示しないセパレータを介して積層して使われることが多い。
前記燃料電池30は、前記空気極30に空気などの酸化ガスを、フィルタ35および空気ライン35aを介して供給され、また前記燃料極30に天然ガスや石油ガスなどの燃料を、フィルタ34および燃料ライン34aを介して供給されることで、発電を行う。
前記燃料電池30内では、例えば前記燃料ガスとしてメタンCHを含むガスを供給しまた前記酸化ガスとして空気を供給した場合、空気中の酸素との反応
CH+2O→CO+2HO (1)
が生じ、発電がなされる。この反応は、前記燃料電池として固体酸化物型の燃料電池を使う場合、一般に800℃〜1000℃の高温で行われる。また前記燃料電池として溶融炭酸塩型の燃料電池を使う場合には、上記反応は、600℃〜700℃の、やはり高温下で行われる。
一方、上記の固体酸化物型燃料電池や溶融炭酸塩型燃料電池では、一酸化炭素(CO)を燃料として使うことも可能で、この場合には、空気中の酸素との反応
CO+1/2O→CO (2)
により、所望の発電がなされる。この場合にも、発電反応は、先に述べたような高温下でなされる。前記反応(1)と反応(2)は同時に行うことが可能である。
上の反応式よりわかるように、固体酸化物型燃料電池や溶融炭酸塩型燃料電池では、天然ガスや石油ガス、一酸化炭素など炭素を含むガスを燃料とするのに伴って、反応生成物としてCOが発生する。発生したCOは、高温の排気ガスの形で燃料電池30から排出される。
発生した高温の排気ガスはエネルギを有しているため、図1の燃料電池システム100では、前記空気ライン35aに熱交換器31を、また燃料ライン34aに熱交換器31を設け、前記熱交換器31および31に前記高温の排気ガスを供給することで、前記空気ライン35aを供給される空気、および前記燃料ライン34aを供給される燃料ガスを、前記燃料電池30に注入される前に加熱している。
前記熱交換器31および31を通過して冷却された排気ガスは、コールドトラップなどのHO分離器32に導かれ、水が分離される。前記HO分離器32にはバルブVが設けられ、前記バルブVを定期的に開くことにより、分離された水が系外へと排出される。
さらに図1の燃料電池システム100は、前記燃料電池30から排出される高温のCOを主とする排気ガスからCOガスを抽出するCO抽出部を備え、前記CO抽出部は、このようにして抽出されたCOガスを、燃料として再利用する。その結果、図1の燃料電池システム100は高いエネルギ効率を実現している。
以下、前記CO抽出部の構成について説明する。
図1を参照するに、前記CO抽出部は、前記燃料電池30の排気ガスが供給されるCO吸着/分解槽40および40を含み、前記CO吸着/分解槽40および40には、前記HO分離器32においてHOを分離された排気ガスが、それぞれバルブVfおよびバルブVfを介して供給される。
前記CO吸着/分解槽40および40は前記排気ガス中のCOから一酸化炭素(CO)ガスを抽出する。このようにして抽出されたCOガスは、ポンプ36およびバルブVe、あるいはポンプ36およびバルブVeを介してCO貯蔵タンク33に回収・蓄積される。前記CO貯蔵タンク33に回収されたCOガスは、前記燃料ライン34aに設けられた注入部33Aにおいて、前記フィルタ34を通過し前記燃料電池30へと給送される燃料ガスに、追加の燃料として注入され、リサイクルされる。
図2は、前記CO吸着/分解槽40および40においてなされるCOの吸着分解サイクルの概要を示すフローチャート、図3は、前記CO吸着/分解槽40の構成を示す図、図4は、前記CO吸着/分解槽40において使われるCO吸着部材20の構成を示す拡大図である。なおCO吸着/分解槽40は前記CO2吸着/分解槽40と同一の構成を有しており、説明を省略する。
最初に図3を参照するに、前記CO吸着/分解槽40は例えばステンレスや銅、ニッケル合金などよりなる容器10を有し、前記容器10中の処理空間にはCO吸着部材20が収納されている。また前記容器10には、前記CO吸着部材20に前記燃料電池30からの排気ガスを供給する通路よりなる排気ガス供給部11が形成されている。さらに前記容器10には、前記燃料電池30からの排気ガスにより前記CO吸着部材20を所定の温度に加熱する熱交換器12が設けられている。
前記CO吸着部材20は、供給された排気ガス中のCO分子を吸着し、これを一酸化炭素分子と酸素原子とに分解する。すなわち前記CO吸着部材20では、式
CO→CO+1/2O
で表されるCOの分解・還元反応が生じる。
同様に前記CO2吸着/分解槽40は例えばステンレスよりなる容器10を有し、前記容器10内にはCO吸着部材20が収納されている。また前記容器10には、前記CO吸着部材20に前記燃料電池30からの排気ガスを供給する排気ガス供給部11が形成されている。さらに前記容器10には、前記燃料電池30からの排気ガスにより前記CO吸着部材20を所定の温度に加熱する熱交換器12が設けられている。前記CO吸着部材20は、供給された排気ガス中のCO分子を吸着し、これを一酸化炭素分子と酸素原子とに分解する。すなわち前記CO吸着部材20でも、式
CO→CO+1/2O
で表されるCOの分解・還元反応が生じる。
図3の構成において前記CO吸着部材20およびCO吸着部材20は、平板状の部材を所定の間隔で積層したものであってもいが、後の実施形態で説明するように、円柱形状あるいは角柱形状の部材であってもよい。
図4は、前記CO吸着部材20の詳細な構成を示す。前記CO吸着部材20も同様な構成を有しており、説明は省略する。
図4を参照するにCO吸着部材20は、好ましくは多孔体よりなど大きな表面積を有する基体21を備え、前記基体21上には、SrTiOやPZTなど、酸素欠損23を有し好ましくはペロブスカイト型構造を有する金属酸化物膜が、CO吸着剤22として、例えば1nm〜1μmの膜厚に形成されている。例えば前記CO吸着剤22がSrTiOより構成されている場合、前記CO2吸着剤22は一般に式Sr1−xTi1−y3−zで表される非化学量論組成を有するが、図1の燃料電池システム100への適用においては、特に組成パラメータzが0.1以上で多量の酸素欠損を含んでいるのが好ましい。また前記CO吸着剤22としては、SrTiOやPZTの他にも、BaTiOやBaSrTiO3、CaTiO3、CaMnO3など、他のペロブスカイト構造の金属酸化物を使うことが可能である。また前記基体21としては、多孔質シリカや珪藻土を焼成したものを使うことが可能である。
ここで図2のフローチャートを参照するに、工程1において前記CO2吸着/分解槽40あるいはCO吸着/分解槽40を構成する容器10にCO分子24を含む排気ガスが供給される。以下の説明は、前記CO2吸着/分解槽40だけについて行い、前記CO2吸着/分解槽40については同様であるので省略する。
すると工程2として示すように、CO分子24を構成する酸素原子の一方が前記酸素欠損23に捕獲される。すなわち、工程2において前記CO2分子24は、前記CO吸着剤22に吸着される。その際工程1,2では、前記CO吸着剤22の温度は、前記熱交換器12に空気を供給することにより、室温に設定しておく。ただし前記工程2は、室温〜100℃の温度範囲であれば、実行可能である。以下、前記工程1を「導入工程」、前記工程2を「吸着工程」と称する。
なお前記排気ガスを導入するため、また以下に説明する他の工程のため、前記CO2吸着/分解槽40および40には、ポンプ36および36がそれぞれ設けられている。例えば図2の導入工程では、前記ポンプ36を駆動して前記CO吸着/分解槽40の容器10を排気することにより、前記HO分離器32を通過した排気ガスが前記CO吸着/分解槽40に導入される。
次に工程3において前記CO吸着剤22の温度をより高い200℃〜300℃の温度に昇温し、さらに前記CO2吸着剤22が配設されている処理空間の圧力を、前記ポンプ36あるいは36により0.1Pa〜0.5Pa程度まで減圧する。その結果、前記CO分子24は前記酸素欠損23に捕獲された酸素原子とCO分子25に分解し、COからCOが遊離する。すなわちCOはCOへと還元され、COからCOが抽出される。このようにして抽出されたCOガスは、先にも説明したように前記CO貯蔵タンク33に回収される。例えば前記ポンプ36を駆動することにより、抽出されたCOガスは前記CO吸着/分解槽40の容器10から前記CO貯蔵タンク33へと送られ、回収される。以下、前記工程3を「分解工程」と称する。
前記分解工程では前記CO吸着/分解槽40のCO吸着剤22は、前記熱交換器12に前記燃料電池30からの高温排気ガスを、流量を制御して供給することにより、前記200℃〜300℃の温度に調整される。前記燃料電池30がSOFCである場合、前記高温排気ガスは約800℃の温度を有する。また前記燃料電池30がMCFCである場合、前記高温排気ガスは約700℃の温度を有する。
さらに前記CO2吸着剤22に吸着されたCO分子24が実質的に全て分解すると、図2の工程4において前記容器10は前記ポンプ36により真空排気され、前記CO吸着剤22は、好ましくは前記高温排気ガスの温度、あるいはそれよりやや低い600℃〜700℃の高温に加熱される。その結果、前記酸素欠損23に捕獲されていた酸素原子が放出され、酸素分子O26の形で、前記CO吸着/分解槽40,40から除去される。以下、工程4を「再生工程」と称する。
前記再生工程では前記CO吸着/分解槽40のCO吸着剤22は、前記熱交換器12に前記燃料電池30からの高温の排気ガスを最大流量で供給することにより、前記600℃〜700℃の温度に加熱される。
そこで再び工程1に戻り上記のプロセスを繰り返すことにより、前記燃料電池30の排気ガス中のCOからCOを繰り返し抽出し、これを燃料として再利用することにより、燃料電池30のエネルギ収支を大きく向上させることが可能となる。
説明は省略するが、同様な「導入工程」、「吸着工程」、「分解工程」、「再生工程」は、前記CO2吸着/分解槽40においても同様にして実行される。その際、図1の燃料電池システム100では、前記CO2吸着/分解槽40,40は交互に動作させるのが好ましい。
すなわち図5のフローチャートに示すように、前記CO吸着/分解槽40が、室温(RT)で実行され、従って熱交換器12に前記燃料電池30の高温排気ガスを供給する必要のない前記導入工程および吸着工程を行っている間に、前記CO吸着/分解槽40では、熱交換器12に燃料電池30の高温排気ガスを供給する必要のある分解工程および再生工程が実行されている。また前記CO吸着/分解槽40が、室温(RT)で実行され、従って熱交換器12に前記燃料電池30の高温排気ガスを供給する必要のない前記導入工程および吸着工程を行っている間に、前記CO吸着/分解槽40では、熱交換器12に燃料電池30の高温排気ガスを供給する必要のある分解工程および再生工程が実行されている。
このように前記CO2吸着/分解槽40,40を交互に動作させることにより、前記燃料電池30から排出される高温排気ガスの熱を有効に利用することができ、前記分解工程や再生工程を、外部エネルギや、発電した電力を使うことなく、高いエネルギ効率で実行することができる。
このために図1の燃料電池システム100では、前記CO2吸着/分解槽40を含む第1の排気ガス処理系統にバルブVa〜Vgを設け、また前記CO2吸着/分解槽40を含む第1の排気ガス処理系統にバルブVa〜Vgを設けている。
以下、バルブVa〜Vgについて説明する。
前記バルブVaは前記燃料電池30の排気口30eと前記CO2吸着/分解槽40の熱交換器12の入口/出口ポート12aとの間に設けられ、これに対応して前記熱交換器12の反対側の出口/入口ポート12bには、前記熱交換器12を通過した排気ガスを前記熱交換器31の排気ガス入口ポート31aに供給するバルブVcが設けられている。ここで前記熱交換器31の排気ガス入口ポート31aは、前記燃料電池30の排気ガスが前記排気ポート30eから直接に供給されるポートである。
また前記CO2吸着/分解槽40では、前記空気ライン35aと前記熱交換器12の出口/入口ポート12bに、前記空気ライン35a中の空気を前記熱交換器12に供給するバルブVgが設けられ、また前記熱交換器12の入口/出口ポート12aには、前記熱交換器12を通過した空気を前記熱交換器31の空気入口ポート31cに供給するバルブVbが設けられている。前記空気入口ポート31cは、前記空気ライン35aが接続され空気が供給されるポートである。
そこで前記バルブVaおよびVcを開くと、前記燃料電池30の排気ポート30eから排出された排気ガスの一部が前記CO2吸着/分解槽40の熱交換器12を通り、前記熱交換器31の排気ガス入口ポート31aに送られ、前記排気ポート30eから直接に前記排気ガス入口ポート31aに供給される排気ガスに加えられる。
また前記バルブVgおよびVbを開くことにより、前記空気ライン35a中の空気が前記熱交換器12を通って前記熱交換器31に供給され、加熱された後、反対側の空気出口ポート31dから、前記燃料電池30の空気極30へと供給される。その際、前記CO吸着/分解槽40では前記CO吸着部材20の温度が室温に設定される。
また図1の燃料電池システム100では、前記熱交換器31の排気ガス出口ポート31bより前記排気ガスがコールドトラップよりなる前記HO分離器32に送られ、水を分離した後、先に説明したようにバルブVfを介して前記CO吸着/分解槽40に供給される。前記CO吸着/分解槽40では前記排気ガスは、前記CO吸着部材20に設けられた排気ガス供給部11に供給される。
また前記抽出工程において前記CO2吸着/分解槽40で抽出されたCOガスは、前記ポンプ36およびバルブVeを介して前記CO貯蔵タンク33へ供給され、回収される。
さらに前記再生工程において前記CO2吸着/分解槽40で放出されたOガスは、前記ポンプ36および別のバルブVdを介して系外へと排出される。
同様に図1の燃料電池システム100では、前記CO2吸着/分解槽40を含む第2の排気ガス処理系統にバルブVa〜Vgが設けられており、また前記CO2吸着/分解槽40を含む第1の排気ガス処理系統にバルブVa〜Vgを設けている。
前記バルブVa〜Vgについては、前記バルブVa〜Vg場合と同様であり、説明を省略する。
表1は、前記図5のフローチャートに対応した、前記バルブVa〜VgおよびバルブVa〜Vgの開閉シーケンスを示す。以下のバルブVa〜VgおよびバルブVa〜Vgの開閉シーケンスは、図1に概略的に示した制御装置101により制御される。前記制御装置101は、制御プログラムをロードされたコンピュータより構成されるのが好ましい。
Figure 0005446805
表1を参照するに、前記CO2吸着/分解槽40の導入工程では、前記バルブVa,Vc,Veが閉じられ、この状態でバルブVbおよびVgが開かれる。その結果、前記CO2吸着/分解槽40の熱交換器12に前記空気ライン35a中の空気が供給され、前記CO2吸着部材20の温度が室温に設定される。さらにこの状態でバルブVdを開きポンプ36を駆動し、前記CO2吸着/分解槽40において前記容器10の内部を排気して、0.01気圧〜0.1気圧程度の圧力に減圧する。さらにこの状態でバルブVfを開くことにより、前記HO分離器32を通過した排気ガスが前記容器10中に流入し、前記CO吸着/分解槽40を充填する。
次に前記CO2吸着/分解槽40の吸着工程では前記バルブVa,Vc,Vdが閉じられる。この状態で引き続きバルブVbおよびVgを開いておくことにより、前記CO2吸着/分解槽40の熱交換器12に前記空気ライン35a中の空気が供給され、前記CO2吸着部材20の温度が室温に維持される。さらにこの状態で前記バルブVdおよびVfが閉じられる。この状態で、前記容器10に導入されたCOガスが、前記CO吸着部材20のCO吸着材22に吸着される。
次に前記CO2吸着/分解槽40の分解工程では前記バルブVa,Vcが開かれVbおよびVgが閉じられることにより、前記熱交換器121に前記燃料電池30の排気ガスが導入され、前記CO2吸着部材20の温度が200℃〜300℃に設定される。この状態でバルブVdおよびバルブVfを閉じたままバルブVeを開き、ポンプ36を駆動することにより、前記CO2吸着/分解槽40で抽出されたCOガスが前記CO貯蔵タンク33に供給される。前記分解工程では、前記バルブVa,Vcの開度を調整することにより、前記CO2吸着部材20の温度を200℃〜300℃に設定することができる。
次に前記CO2吸着/分解槽40の再生工程では、前記バルブVa,Vcを開きバルブVb,Vf,Vgを閉じたまま、バルブVeを閉じバルブVdを開く。さらに前記ポンプ36を駆動することにより、前記容器10内の処理空間を0.01気圧〜0.1気圧の圧力まで減圧する。これにより前記CO吸着部材20に吸着していた酸素原子が前記処理空間へと放出され、放出された酸素原子は酸素ガスとして系外へと放出される。これにより前記CO2吸着/分解槽40において、前記CO吸着部材20の再生がなされる。このようにして得られた酸素ガスを系外に排出する代わりに前記空気ライン35aに戻し、燃料電池30の空気極30に再び供給してもよい。
また表1のプロセスでは、前記CO2吸着/分解槽40において導入工程が行われている間、前記CO2吸着/分解槽40においてはバルブVb,Vd,VfおよびVgが閉じられバルブVa,Vc,Veが開かれることにより、COの分解工程が行われている。
また表1のプロセスでは、前記CO2吸着/分解槽40において吸着工程がなされている間、前記CO2吸着/分解槽40においてはバルブVb,およびVe,VfおよびVgが閉じられバルブVa,Vc,Vdが開かれることにより、前記CO2吸着部材20の再生工程が行われている。
また表1のプロセスでは、前記CO2吸着/分解槽40において分解工程が行われている間、前記CO2吸着/分解槽40においてはバルブVa,およびVc,Veが閉じられバルブVb,Vd,Vf,Vgが開かれることにより、前記CO吸着部材20の再生工程が行われている。
また表1のプロセスでは、前記CO2吸着/分解槽40において再生工程が行われている間、前記CO2吸着/分解槽40においてはバルブVa,Vc,Vd,Ve,Vgが閉じられバルブVb,Vgが開かれることにより、前記CO2吸着部材20の吸着工程が行われている。
このように、本発明の実施の形態においては、CO2 の分解に簡単な構成のCO2 吸着/分解槽を用い、簡単な熱の供給サイクル操作を行うことにより、簡単な構成の燃料電池システムを構築することが可能であり、またCO2吸着/分解槽40,40のメンテナンスを容易に行うことが可能である。
また本実施形態によれば、CO2 の分解及び酸素空孔再生に必要な熱エネルギを固体酸化物型燃料電池および溶融炭酸塩型燃料電池からの高温排気ガスを利用して得ているので、余分な加熱手段が不要、あるいはわずかの加熱を加えるだけで済むため、高いエネルギ収支を実現することができる。
例えば1gのCO2 をCOに分解する場合を考えると、これに約500ジュールのエネルギが必要である。図1の燃料電池システムでは、装置化に伴う各種ロスにより効率が低下するが、約1000ジュールのエネルギで1gのCO2 を分解することが可能である。また本実施形態におけるCOの分解反応およびCO吸着部材20,20の再生反応は熱反応であるため、外部の電力を特に必要とせず、燃料電池からの廃熱で対応できるため、図1の燃料電池システム100では、従来の電気分解等を利用する方法に比べて格段に効率が向上する。
また図1の実施形態の燃料電池システム100では、排気ガス中のCO2を水素や炭化水素にまで還元するのではなく、より変換エネルギが少なくてすむCOに還元するだけであるので、この点からもエネルギ収支を向上させることができる。さらに、図1の実施形態による燃料電池システム100は、固体酸化物型燃料電池および溶融炭酸塩型燃料電池からのCO2を含む排気ガスを原料の一部としてリサイクルするため、CO2排出を低減させた固体酸化物型燃料電池システムおよび溶融炭酸塩型燃料電池システムの構築が可能となる。
なお、図2のサイクルを図1の燃料電池システム100において繰り返すと、実際には新たな燃料ガスの投入に伴い、系内の炭素量、従って燃料電池から排出されるCOの量が徐々に増加する。このため、図2の吸着工程を行っても、排ガス中の全てのCOを前記CO吸着部材20,20により分解しきれなくなる。そこで実際には、前記吸着工程の後、分解工程に進む前に、図6の工程21に示すように前記CO吸着部材20,20の温度は室温のまま、バルブVd,Vdを開き、ポンプ36,36を駆動して過剰のCOを系外に排出する排出工程を設けるのが好ましい。
前記工程21において前記バルブVdを開いている場合には、前記CO吸着/分解槽41に協働する他のバルブVa,Vb,Vc,Ve,Vgは閉じておく。同様に前記工程21において前記バルブVdを開いている場合には、前記CO吸着/分解槽41に協働する他のバルブVa,Vb,Vc,Ve,Vgは閉じておく。
図6の工程21は、前記図5のタイミングチャートでは、吸着工程の一部に含めることができる。
このようにして排出された過剰のCOの処理については、後ほど別の実施形態で説明する。
また前記再生工程から導入工程に移行する際に前記CO2吸着部材20,20の温度が十分に、例えば室温〜100℃の範囲まで下がっていないと、その後の吸着工程が正常に進まない。自然空冷により前記CO吸着部材20,20が冷却されるのを待ってもよいが、燃料電池システム100の動作効率を向上させるため、図6に工程41で示すように、前記再生工程4の後、バルブVa,Vc,Ve,Vf,Vgを閉じバルブVb,Vd,Vgを開いて、あるいはバルブVa,Vc,Ve,Vf,Vgを閉じバルブVb,Vd,Vgを開いて、前記CO吸着部材40あるいは40の熱交換器12あるいは12に空気を供給し、前記CO吸着部材20,20の温度を上記所定値に低減させる冷却工程を設けるのが好ましい。
図6の工程41は、前記図5のタイミングチャートでは、再生工程の一部に含めることができる。
なお本実施形態は、前記CO吸着/分解槽40,40が設けられる場合について説明したが、CO吸着/分解槽の数は2基に限定されるものではなく、3基以上のCO吸着/分解槽を設けてもよい。
[第2の実施形態]
図7は、前記図1の燃料電池システム100において前記CO2吸着/分解槽40において使われるCO吸着部材20の第2の実施形態40の構成を示す。なお前記CO2吸着/分解槽40において使われるCO2吸着部材20の構成は同じであり、説明を省略する。
図7を参照するに、前記CO吸着部材40は多孔質シリカ粉末を成形して焼成した円柱状の多孔質基体41を含み、前記多孔質基体41中にはステンレスなどの容器45中に収容され、多数の排気ガス通路42が形成されている。この排気ガス通路42は、例えば2mm程度の径を有していてもよい。
図7の拡大図に示すように、前記基体41には、例えば径が数nm〜数10μm程度の微細な空隙などの凹部46が多数形成されており、前記凹部の表面には、例えば厚さが1nm程度のSrTiO膜43が、CO吸着剤層として形成されている。前記CO吸着剤層43は好ましくはCVD法やゾルゲル法など、ステップカバレッジに優れた成膜方法で形成されたセラミック膜であり、1nm〜1μm程度の膜厚を有している。前記CO吸着剤層43の膜厚が厚すぎると、前記凹部43が塞がれてしまうので、前記CO吸着剤層43の膜厚は上記範囲を超えないのが好ましい。なお図7中の拡大図に示す前記凹部46は、前記多孔質基体41の全面に連続してオープンポアを形成するのが好ましい。
前記多孔質基体41中には、さらに前記熱交換器12として機能するガス配管44が、対応する開口部44Aに挿通された状態で設けられている。前記ガス配管44中に前記空気ライン35aからの空気や燃料電池30からの排気ガスを通すことにより、先に説明したように前記CO吸着部材40の温度を所定の値に制御することができる。
なお図7のCO吸着部材40において、前記多孔質基体41の側面および両端面は、前記容器45により被覆されている。
なお前記CO吸着剤層43としては、先に述べたSrTiO以外にも、BaTiOやPZT,PLZTなど、他の様々なペロブスカイト型構造を有する酸化物膜を使うことが可能である。このようなペロブスカイト膜は、多孔質シリカ粉末を成型した焼成した前記多孔質基体41上に形成する場合には一般に多結晶のセラミック膜となるが、前記基体41として例えば薄いSrTiOの単結晶基板などを使った場合には単結晶膜となる。
例えば図8に示すように、図7の容器45中に円形の薄い単結晶基板41Sを多数、間隔を置いて配設することで、前記CO吸着部材40Aを構成することもできる。
図8を参照するに、前記容器45中には、各々前記排気ガス通路42を形成された多数の単結晶基板41Sが相互に離間して配置され、排気ガスが一端のキャップ45Aに設けられた入口45aに供給され、他端のキャップ45Bに設けられた出口45bから排出される。さらに前記容器45中には、前記ガス配管44が熱交換器として設けられている。
また図8の構成において、前記図7に示す焼成体よりなる多孔質基体41を基板41Sの代わりに使うことも可能である。かかる構成によれば、前記CO吸着剤層43の形成を薄い多孔質基体上に行うことが可能で、CO吸着剤層43の形成をCVD法やALD法により、容易に実行することができる。
[第3の実施形態]
図9〜図12は、第3の実施形態による燃料電池システムの運転シーケンスを示す図である。ただし図中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。また簡単のため、バルブVa〜Vgを含む第1の排気ガス処理系統の動作についてのみ説明する。
図9を参照するに、本実施形態ではこの段階でバルブVa〜Vgが前記表1のCO2吸着/分解槽40における導入工程と同じ状態に設定され、ポンプ36を駆動することにより前記排気ガスが前記HO分離器32からCO吸収/分解槽40へと導入される。
その際本実施形態では、図9の状態で、先に図6で説明した工程1の導入工程のみならず、工程2の吸着工程および工程3の過剰CO排出工程までを行う。本実施形態ではその間、前記バルブVdが開かれポンプ36が駆動されているため、前記CO吸収/分解槽40中のCO吸収/分解部材20により吸着されなかった過剰のCOは系外に排出される。
次に図10に示すようにバルブVa〜Vgが前記表1のCO2吸着/分解槽40における分解工程と同じ状態に設定され、前記CO2吸着/分解槽40においてCO吸着部材20が200℃〜300℃の温度に昇温され、抽出されたCOガスが前記CO貯蔵タンク33に回収される。なお図10の状態では、前記熱交換器31,31を通過した排気ガスはCO2吸着/分解槽40に供給されている。
さらに図11に示すようにバルブVa〜Vgが前記表1のCO2吸着/分解槽40における再生工程と同じ状態に設定され、前記CO2吸着/分解槽40においてCO吸着部材20が600℃〜700℃の温度に加熱され、放出された酸素ガスがバルブ36から系外に排出される。なお図11の状態でも、前記熱交換器31,31を通過した排気ガスはCO2吸着/分解槽40に供給されている。
さらに図12に示すようにバルブVa,Vc,Ve,Vfが閉じられバルブVb,Vd,Vgが開かれ、前記熱交換器12に空気を供給することで前記CO2吸着/分解槽40のCO吸着部材20が、前記室温〜100℃の温度に冷却される。
本実施形態によれば、図9に示すように導入工程と吸着工程と過剰CO排出工程を、バルブVa〜Vgを同じ状態に維持したまま実行することができ、燃料電池システム100の運転が容易になる。
[第4の実施形態]
図13は、第4の実施形態による燃料電池システム100Aの構成を示す図、図14は前記図13の燃料電池システム100Aに設けられバイオエタノールの原料となる藻類を培養する培養槽63の構成を示す図である。
図13を参照するに、本実施形態では燃料電池30に冷却液を通されるクーリングジャケット61が装着されており、前記クーリングジャケット61に対応して複数の藻類培養槽63が設けられている。また本実施形態では前記クーリングジャケットの内側に、前記燃料電池30の本体とクーリングジャケットの内面に接して、多数の熱電変換素子62が設けられており、前記燃料電池30の廃熱を使って発電を行う。
前記熱電変換素子62としては、例えばビスマステルル系の材料、あるいは鉛テルル系の材料などを使った熱電モジュールを使うことが可能である。
このような熱電変換素子62を使うことにより、前記燃料電池システム100Aのエネルギ効率をさらに向上させることができる。
図14は、前記藻類培養槽63の構成を示す。
図14を参照するに、前記藻類培養槽63は水を保持し藻類が培養されるタンク本体63Aと、前記タンク本体63A中に浸漬され、前記バルブVdあるいはVdから放出されたCOを主体とする排気ガスをライン63aより供給され、これを前記タンク本体63A中に放出する多数のノズルが形成された環状のノズル部材63bと、モータ65Aにより駆動され前記タンク本体63A中の水を撹拌する撹拌ブレード65とを備え、例えば前記モータ65Aは前記熱電変換素子62で形成された電力の一部を使って駆動される。
また前記タンク本体63Aには、外部から水を給水する給水ライン66Aとタンク本体63A内の水を排水する排水ライン66Bとが設けられている。
本実施形態では、このように燃料電池30で排出されたCOを使って藻類を培養し、これをバイオエタノールの原料として使うことにより、環境に放出されるCOの量を削減し、地球温暖化防止に貢献することができる。
図13の実施形態では一つの燃料電池30に対して三基の藻類培養槽63が設けられたが、前記藻類培養槽63は一基のみ設けても、二基設けても、四基以上設けてもよい。
以上、本発明を好ましい実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した要旨内において様々な変形・変更が可能である。
(付記1)
燃料ガスと酸化ガスを供給されて発電を行い、前記発電の結果COを含む排気ガスを排出する燃料電池と、
前記排気ガスを供給され、前記排気ガス中のCOをCOに還元するCO抽出部と、
前記抽出したCOを燃料ガスの一部として前記燃料電池に供給するCOリサイクル部と、
を備え、
前記CO抽出部は、前記排気ガスを供給される処理容器中に配設され酸素欠損を有する酸化物よりなるCO吸着部材を含むことを特徴とする燃料電池システム。
(付記2)
前記酸化物はペロブスカイト構造の酸化物であることを特徴とする付記1記載の燃料電池システム。
(付記3)
前記CO抽出部は、前記CO2吸着部材を加熱する加熱部を含むことを特徴とする付記1または2記載の燃料電池システム。
(付記4)
前記加熱部は、前記CO吸着部材を前記排ガスにより加熱することを特徴とする付記3記載の燃料電池システム。
(付記5)
前記加熱部は前記CO吸着部材を、200℃〜300℃の第1の温度と、600℃〜700℃の第2の温度のいずれかに加熱することを特徴とする付記3または4記載の燃料電池システム。
(付記6)
さらに前記CO抽出部は、前記CO吸着部材を室温に冷却する冷却部を含むことを特徴とする付記1〜5のうち、いずれか一項記載の燃料電池システム。
(付記7)
前記CO抽出部は前記処理空間を排気するポンプを備えたことを特徴とする付記1〜6のうち、いずれか一項記載の燃料電池システム。
(付記8)
前記COリサイクル部は前記CO抽出部で還元されたCOを保持するタンクと、前記タンク中のCOを前記燃料ガスに添加するCOガス添加部とを含むことを特徴とする付記1記載の燃料電池システム。
(付記9)
前記燃料電池システムは、さらに前記CO抽出部において還元されずに残ったCO2を含む排気ガスを前記CO抽出部より供給され、前記COを養分として藻類を培養する培養槽を備えたことを特徴とする付記1〜7のうち、いずれか一項記載の燃料電池システム。
(付記10)
燃料ガスと酸化ガスを供給されて発電を行い、前記発電の結果COを含む排気ガスを排出する燃料電池と、
前記排気ガスを供給され、前記排気ガス中のCOをCOに還元するCO抽出部と、
前記抽出したCOを燃料ガスの一部として前記燃料電池に供給するCOリサイクル部と、
制御部と、
を備える燃料電池システムの制御方法であって、
前記制御部は前記CO抽出部の状態を、前記COを含む排気ガスを供給され、第1の温度において前記排気ガス中のCO分子を前記CO2吸着部材に吸着させる吸着段階と、
前記CO吸着部材の温度を前記第1の温度よりも高い第2の温度に昇温し、前記吸着部材からCO分子を脱離させるCO抽出段階と、
前記吸着部材の温度を前記第2の温度よりも高い第3の温度に昇温し、前記吸着部材に残った酸素原子を脱離させる再生段階と、
前記吸着部材の温度を前記第1の温度に冷却する冷却段階と、の間で順次変化させることを特徴とする燃料電池システムの制御方法。
(付記11)
前記CO2吸着部材は前記吸着段階において、前記CO分子を構成する酸素原子の一つを前記酸素欠損に捕獲することにより、前記CO分子を吸着させることを特徴とする付記10記載の燃料電池システムの制御方法。
(付記12)
前記CO吸着部材は、前記CO抽出段階において、前記第2の温度に加熱されることにより、前記酸素欠損に捕獲した酸素原子を保持したまま、前記CO分子を前記酸素原子とCO分子とに分解することを特徴とする付記11記載の燃料電池システムの制御方法。
(付記13)
前記CO吸着部材は、前記再生段階において、前記第3の温度に加熱されることにより、前記酸素欠損に捕獲した酸素原子を放出させることを特徴とする付記12記載の燃料電池システムの制御方法。
(付記14)
前記CO抽出部は、それぞれのCO吸着部材を含む少なくとも第1の系統と第2の系統とを備え、前記制御部は、前記第1の系統のCO吸着部材が前記吸着段階にあるときに、前記第2の系統のCO吸着部材の状態を前記CO抽出段階、再生段階および冷却段階へと順次変化させ、また前記第2の系統のCO吸着部材が前記吸着段階にあるときに、前記第1の系統のCO吸着部材の状態を前記CO抽出段階、再生段階および冷却段階へと順次変化させることを特徴とする付記10〜13のうち、いずれか一項記載の燃料電池システムの制御方法。
10 容器
11,11 排気ガス供給部
12,12,31,31 熱交換器
20,20,40A CO2吸着部材
21 基材
22 CO吸着層
23 酸素空孔
24 CO分子
25 CO分子
26 O分子
30 燃料電池
30 空気極
30 燃料極
30 SOFC又はMCFC
32 HO分離器
33 CO貯蔵タンク
33A CO注入部
34 燃料ガスフィルタ
34a 燃料ライン
35 空気フィルタ
35a 空気ライン
36,36 ポンプ
40,40 CO吸着/分解槽
40A
41 基体
41S 基板
42 排気ガス通路
43 CO吸着剤層
44 ガス配管
44A 開口部
45 断熱容器
45A,45B キャップ
45a 排気ガス入口
45b 排気ガス出口
46 空隙
61 冷却ジャケット
62 熱電変換素子
63 藻類培養槽
100,100A 燃料電池システム
101 制御部
Va〜Vg,Va〜Vg バルブ

Claims (8)

  1. 燃料ガスと酸化ガスを供給されて発電を行い、前記発電の結果COを含む排気ガスを排出する燃料電池と、
    前記排気ガスを供給され、前記排気ガス中のCOをCOに還元するCO抽出部と、
    前記還元されたCOを燃料ガスの一部として前記燃料電池に供給するCOリサイクル部と、
    を備え、
    前記CO抽出部は、前記排気ガスを供給される処理容器中に配設され酸素欠損を有するペロブスカイト酸化物よりなるCO吸着部材を含み、前記CO抽出部は、前記CO 2 吸着部材を加熱および冷却する加熱/冷却部を含むことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記加熱/冷却部は、前記CO吸着部材を前記排気ガスにより加熱することを特徴とする請求項記載の燃料電池システム。
  3. 前記加熱/冷却部は、前記CO 吸着部材を空気により冷却することを特徴とする請求項1記載の燃料電池システム。
  4. 前記燃料電池システムは、さらに前記CO抽出部において還元されずに残ったCO2を含む排気ガスを前記CO抽出部より供給され、前記COを養分として藻類を培養する培養槽を備えたことを特徴とする請求項1〜3のうち、いずれか一項記載の燃料電池システム。
  5. 燃料ガスと酸化ガスを供給されて発電を行い、前記発電の結果COを含む排気ガスを排出する燃料電池と、
    前記排気ガスを供給され、前記排気ガス中のCOをCOに還元するCO抽出部と、
    前記還元されたCOを燃料ガスの一部として前記燃料電池に供給するCOリサイクル部と、
    制御部と、
    を備える燃料電池システムの制御方法であって、
    前記制御部は前記CO抽出部の状態を、前記COを含む排気ガスを供給され、第1の温度において前記排気ガス中のCO分子を前記CO2吸着部材に吸着させる吸着段階と、
    前記CO吸着部材の温度を前記第1の温度よりも高い第2の温度に昇温し、前記吸着部材からCO分子を脱離させるCO抽出段階と、
    前記吸着部材の温度を前記第2の温度よりも高い第3の温度に昇温し、前記吸着部材に残った酸素原子を脱離させる再生段階と、
    前記吸着部材の温度を前記第1の温度に冷却する冷却段階と、の間で順次変化させることを特徴とする燃料電池システムの制御方法。
  6. 前記CO2吸着部材は前記吸着段階において、前記CO分子を構成する酸素原子の一つを酸素欠損に捕獲することにより、前記CO分子を吸着させることを特徴とする請求項5記載の燃料電池システムの制御方法。
  7. 前記CO吸着部材は、前記CO抽出段階において、前記第2の温度に加熱されることにより、前記酸素欠損に捕獲した酸素原子を保持したまま、前記CO分子を前記酸素原子とCO分子とに分解することを特徴とする請求項6記載の燃料電池システムの制御方法。
  8. 前記CO吸着部材は、前記再生段階において、前記第3の温度に加熱されることにより、前記酸素欠損に捕獲した酸素原子を放出させることを特徴とする請求項7記載の燃料電池システムの制御方法。
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