JP5444886B2 - 車両用シートの表皮材 - Google Patents
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Description
本発明は、着座者が接する着座表面を構成する車両用シートの表皮材であって、前記着座表面を構成する表面とは反対側の裏面の少なくとも一部が導電性のバッキング材で被覆されており、当該表皮材の面方向には、通電により発熱する導電糸が前記導電性のバッキング材に接触するように配設されており、前記導電糸の両端部を、それぞれ通電部材を介して電源につなげることで、該導電糸を介して前記導電性のバッキング材にも通電され、前記導電糸とともに前記導電性のバッキング材も発熱するシートヒータを構成するに際して、前記表皮材上に配置する前記導電糸の両端部を、前記バッキング材を介することなくそれぞれ前記通電部材に直接接続したことを特徴とする。
更に、導電糸が表皮材の組織内に含まれていると、導電糸による発熱をより効率的に着座者に伝達可能でありながらも、上記効果を得ることができる。
また、導電性のバッキング材の電気抵抗値が表皮材の面方向に漸次変化する構成とすれば、発熱箇所とその周囲との温度差を小さくし、且つ、特定の位置の発熱温度を相対的に高めることが容易に達成可能となる。
以下、図1〜5を参照しながら、本発明の一実施形態である実施形態1について説明する。本実施形態の表皮材31は、その表面31aが、自動車等の車両に装備される車両用シート11において、着座者が接する着座表面を構成する。すなわち、図1に示されるように、車両用シート11は、座面となるシートクッション13、背凭れとなるシートバック15、および、ヘッドレスト17を備えている。車両用シート11の着座者が接する着座表面とは、シートクッション13の座面13a及びシートバック15の背凭れ面15aの外表面のことである。本実施形態の表皮材31は、座面13a又は背凭れ面15aを形作るパッドを表装し、その表面31aが着座表面の全体ないし一部を構成する。図1には、背凭れ面15aにおける着座者の腰部が凭れ掛かる部分を本実施形態の表皮材31で構成した車両用シート11を例示した。表皮材31は、シートヒータ21を付帯しており、腰部が凭れ掛かる箇所を暖めることが可能となっている。図1には、シートヒータ21によって発熱する箇所に斜線を付して示した。
[製造方法A]
先ず、表皮材31の一製造方法である製造方法Aについて、図3を参照しながら説明する。製造方法Aは、表皮材31を、裁断される前の原反として製造する方法である。
製造方法Aでは、導電糸23を含む織物33の裏面を導電性のバッキング材35で被覆することにより表皮材31を製造する。図3に示されるように、繰り出した織物33の原反にノズル41から導電性のバッキング材35を垂らし、織物33に押し当てた、あるいは近接させた刃43で余分な導電性のバッキング材35を取り除くことで表面が平滑な導電性のバッキング材35の皮膜を形成することができる。この場合、導電性のバッキング材35に含まれる導電材料の種類、濃度、導電性のバッキング材35の粘度、織物33の送り速度、又は、刃43を織物33に押し当てる圧力のうち少なくとも一条件を制御することで導電性のバッキング材35の皮膜が所望の電気抵抗値となるように制御するのが好ましい。このように製造された表皮材31は、車両用シート11の背凭れ面15aに設けるのに適当な形状として裁断して用いられる。
また、製造方法Aにおいて、導電性のバッキング材35で織物33を被覆する方法を変更することができる。例えば、導電性のバッキング材35を吹き付けて被覆することもできる。
次に、表皮材31の一製造方法である製造方法Bについて、図4,5を参照しながら説明する。製造方法Bは、表皮材31を、車両用シート11の背凭れ面15aに設けるのに適当な形状として製造する方法である。
製造方法Bでは、図4に示されるように、導電糸23を含む織物33を、予め背凭れ面15aに設けるのに適当な形状に裁断する。そして、その裏面を導電性のバッキング材35で被覆することで表皮材31を製造することができる。このとき、好ましくは、導電糸23の両端部が導電性のバッキング材35で被覆されないようにする。例えば、図4に二点鎖線で示されるように、織物33を導電性のバッキング材35で被覆する際に導電糸23の両端部位置をマスキング部材45で覆い隠しておけば、容易に導電糸23の両端部が導電性のバッキング材35で被覆されるのを避けることができる。図4には、導電性のバッキング材35で被覆された部分に斜線を付して示した。マスキング部材45を取り除けば、導電糸23の端部を含む織物33の端部34(図5参照)が剥き出しとなる。この織物33の端部34において通電部材27を導電糸23に接続すれば、容易に接続することができる。
なお、製造方法Bでは、導電性のバッキング材35で織物33を被覆する前に導電糸23の端部に通電部材27を接続しておいて、該接続箇所を避けて導電性のバッキング材35を塗布してもよい。
表皮材31は、導電糸23を介して裏面31bの導電性のバッキング材35にも通電されて発熱するため、その発熱領域を、導電糸23の周囲に広がる面状の領域として確保することができる。つまり、導電糸23が互いに間隔を置いて配置されていても、各導電糸23のみによる線状の発熱領域だけでなく、導電性のバッキング材35によってその周囲までもが発熱することによって発熱領域を面状に展開することが可能となっている。そのため、導電糸23が配設された箇所と導電糸23が配設されていない箇所との温度差を小さくすることができる。すなわち、表皮材31において、導電糸23の配設された箇所とその周囲の導電糸23が配設されていない箇所との温度上の境界がぼかされ、着座者に温度のむらを感じさせにくくなっている。
なお、導電性のバッキング材35は、導電材料を含むことで、従前の導電材料を含まないバッキング材に比べて熱伝導率が高く、それ自体が発熱することに加えて、導電糸23による発熱を伝達しやすいことによっても、上記温度上の境界をぼかす効果を発揮しやすい。特に、導電性のバッキング材35が導電繊維や金属粒子等を含んでいる場合は、熱伝導率が高く、この効果をより大きくすることができる。
また、表皮材31は、導電糸23の疎密を変更させなくても、導電性のバッキング材35の面方向の電気抵抗値を漸次変化させることにより、面方向の発熱温度を漸次変化させて、敢えて温度のグラデーションを付けることも容易である。すなわち、発熱箇所とその周囲との温度差を小さくしつつも、例えば、着座者が冷えを感じやすい腰部の位置の発熱温度を相対的に高めることで、着座者に暖房効果を感じさせやすくすることが可能である。
例えば、表皮材31は、織物に限らず、編組織中に構成繊維として導電糸23を含む編物で構成してもよい。
以下、図6,7を参照しながら、本発明の一実施形態である実施形態2について説明する。本実施形態の表皮材51は、その表面51aが車両用シート11の着座表面(座面13a、背凭れ面15a)の全体ないし一部を構成することができる。この点、上記実施形態1と同様である。図6には、表皮材31での背凭れ面15aの着座者の腰部が凭れ掛かる部分を構成した車両用シート11を例示した。表皮材51は、シートヒータ21を付帯しており、腰部が凭れ掛かる箇所を暖めることが可能となっている。図6には、シートヒータ21によって発熱する箇所に斜線を付して示した。本実施形態の説明において、上記実施形態1から変更を要しない部材については図中に同じ符号で示し、詳細な説明は省略する。
表皮材51は、導電糸23のみならず導電糸23を介して導電性のバッキング材35にも通電されて発熱するため、導電糸23の配設された箇所とその周囲の導電糸23が配設されていない箇所との温度上の境界がぼかされ、着座者に温度のむらを感じさせにくくなっている。
また、上記実施形態1の表皮材31と同様に、導電性のバッキング材35の面方向の電気抵抗値を漸次変化させることで面方向の発熱温度にグラデーションを付けて暖房効果を高めることも可能である。
例えば、導電糸23を表皮材51の裏面51bに沿わせて導電性のバッキング材35に接触可能に保持する手段は、上記例示の構成に限定されない。例えば、導電糸23は、表皮材51の裏面51bないし、カバーパッド55の表皮材51に対向する面に縫着することにより導電性のバッキング材35に接触した状態として配置することもできる。
15a 背凭れ面(着座表面)
21 シートヒータ
23 導電糸
31 表皮材
31b (表皮材の)裏面
33 織物
35 導電性のバッキング材
51 表皮材
51b (表皮材の)裏面
Claims (3)
- 着座者が接する着座表面を構成する車両用シートの表皮材であって、
前記着座表面を構成する表面とは反対側の裏面の少なくとも一部が導電性のバッキング材で被覆されており、当該表皮材の面方向には、通電により発熱する導電糸が前記導電性のバッキング材に接触するように配設されており、前記導電糸の両端部を、それぞれ通電部材を介して電源につなげることで、該導電糸を介して前記導電性のバッキング材にも通電され、前記導電糸とともに前記導電性のバッキング材も発熱するシートヒータを構成するに際して、前記表皮材上に配置する前記導電糸の両端部を、前記バッキング材を介することなくそれぞれ前記通電部材に直接接続したことを特徴とする車両用シートの表皮材。 - 請求項1に記載の車両用シートの表皮材であって、
前記導電糸は表皮材の組織内に含まれていることを特徴とする車両用シートの表皮材。 - 請求項1または請求項2に記載の車両用シートの表皮材であって、
前記導電性のバッキング材は、その電気抵抗値が当該表皮材の面方向に漸次変化していることを特徴とする車両用シートの表皮材。
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