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JP5442717B2 - 二置換フタラジンヘッジホッグ経路アンタゴニスト - Google Patents

二置換フタラジンヘッジホッグ経路アンタゴニスト Download PDF

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JP5442717B2
JP5442717B2 JP2011507512A JP2011507512A JP5442717B2 JP 5442717 B2 JP5442717 B2 JP 5442717B2 JP 2011507512 A JP2011507512 A JP 2011507512A JP 2011507512 A JP2011507512 A JP 2011507512A JP 5442717 B2 JP5442717 B2 JP 5442717B2
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Description

本発明は、ヘッジホッグ経路アンタゴニストに関し、より具体的には、新規な二置換フタラジンおよびその治療的使用に関する。
ヘッジホッグ(Hh)シグナル伝達経路は細胞の分化および増殖に関与することで胚のパターン形成および成体組織の維持に重要な役割を果たしている。ヘッジホッグ(Hh)タンパク質ファミリーとしては、ソニックヘッジホッグ(Shh)、インディアンヘッジホッグ(Ihh)、およびデザートヘッジホッグ(Dhh)が挙げられ、これらは分泌糖タンパク質であり、自己触媒的切断およびコレステロールのアミノ末端ペプチドへの結合を含む、翻訳後修飾を受け、シグナル伝達活性を有するフラグメントを生成する。Hhは12回膜貫通型タンパク質Ptch(Ptch1およびPtch2)と結合し、それによりPtchにより媒介されるSmoothened(Smo)の抑制を軽減する。Smoの活性化が一連の細胞間イベントを引き起こし、最終的にGliの転写因子(Gli1、Gli2およびGli3)を安定化し、細胞増殖、細胞生存、血管新生および浸潤に関与するGli依存性遺伝子を発現させる。
Shhシグナル伝達の異常活性化が種々の腫瘍形成(例えば、膵臓癌、髄芽腫、基底細胞癌、小細胞肺癌および前立腺癌)を引き起こす発見に基づいて、Hhシグナル伝達は近年顕著に関心を集めている。例えばステロイドアルカロイド化合物IP−609、アミノプロリン化合物CUR61414および2,4−二置換チアゾール化合物JK18などの複数のHhアンタゴニストが当該技術分野で報告されている。特許文献1では、ヘッジホッグアンタゴニストと主張されている特定の1,4−二置換フタラジン化合物が開示されている。
国際公開第2005033288号パンフレット
有効なヘッジホッグ経路阻害剤、特に望ましい薬力学的、薬物動態学的および毒物学的特性を有するものについての必要性が依然として存在する。本発明は、有効なヘッジホッグ経路のアンタゴニストである新規な1,4−二置換フタラジンを提供する。
本発明は、式(I)の化合物
Figure 0005442717
(式中、
は、水素、フルオロ、シアノ、トリフルオロメチル、メトキシまたはトリフルオロメトキシであり、
は、水素またはメチルであり、
、R、R、RおよびRは、独立して水素、クロロ、フルオロ、シアノ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり、ただし、R、R、R、RおよびRのうちの少なくとも2つは水素である)
またはその薬学的に許容される塩を提供する。
本発明の化合物が第三級アミン部分を含み、多くの無機酸および有機酸と反応して、薬学的に許容される酸付加塩を形成できることは、当業者によって理解されるだろう。そのような薬学的に許容される酸付加塩およびそれらを調製するための一般的な方法論は、当該技術分野において周知である。例えば、P.Stahlら,HANDBOOK OF PHARMACEUTICAL SALTS:PROPERTIES,SELECTION AND USE,(VCHA/Wiley−VCH,2002);S.M.Bergeら,「Pharmaceutical Salts」,Journal of Pharmaceutical Sciences,Vol 66,No1,1977年1月を参照のこと。
本発明の具体的な例としては、式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩を含み、式中、
(a)Rは水素であり、
(b)Rはフルオロであり、
(c)Rは水素であり、
(d)Rはメチルであり、
(e)Rはクロロ、フルオロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり、
(f)Rはフルオロ、トリフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルであり、
(g)Rは水素であり、Rは水素であり、
(h)Rはフルオロであり、Rは水素であり、
(i)Rは水素であり、Rはメチルであり、
(j)Rはフルオロであり、Rはメチルであり、
(k)Rは水素であり、Rはクロロ、フルオロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり、
(l)Rはフルオロであり、Rはクロロ、フルオロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり、
(m)Rは水素であり、Rはクロロ、フルオロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり、
(n)Rはメチルであり、Rはクロロ、フルオロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり、
(o)Rは水素であり、Rはフルオロ、トリフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルであり、
(p)Rはフルオロであり、Rはフルオロ、トリフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルであり、
(q)Rは水素であり、Rはフルオロ、トリフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルであり、
(r)Rはメチルであり、Rはフルオロ、トリフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルであり、
(s)Rはクロロ、フルオロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり、Rはフルオロ、トリフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルであり、
(t)Rは水素であり、Rは水素であり、Rはクロロ、フルオロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり、
(u)Rは水素であり、Rはメチルであり、Rはクロロ、フルオロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり、
(v)Rはフルオロであり、Rは水素であり、Rはクロロ、フルオロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり、
(w)Rはフルオロであり、Rはメチルであり、Rはクロロ、フルオロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり、
(x)Rは水素であり、Rは水素であり、Rはフルオロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり、
(y)Rは水素であり、Rはメチルであり、Rはフルオロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり、
(z)Rはフルオロであり、Rは水素であり、Rはフルオロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり、
(aa)Rはフルオロであり、Rはメチルであり、Rはフルオロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり、
(bb)Rは水素であり、Rは水素であり、Rはクロロ、フルオロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり、Rはフルオロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり
(cc)Rは水素であり、Rはメチルであり、Rはクロロ、フルオロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり、Rはフルオロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり
(dd)Rはフルオロであり、Rは水素であり、Rはクロロ、フルオロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり、Rはフルオロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり
(ee)Rはフルオロであり、Rはメチルであり、Rはクロロ、フルオロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり、Rはフルオロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり
(ff)Rは水素であり、Rは水素であり、Rはトリフルオロメチルであり、Rはフルオロであり
(gg)Rはフルオロであり、Rは水素であり、Rはトリフルオロメチルであり、Rはフルオロであり
(hh)Rは水素であり、Rはメチルであり、Rはトリフルオロメチルであり、Rはフルオロであり
(ii)Rはフルオロであり、Rはメチルであり、Rはトリフルオロメチルであり、Rはフルオロであり
(jj)R、R、R、RおよびRのうち、3つは水素であり、
(kk)R、R、R、RおよびRのうち、4つは水素である。
本発明は式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を、薬学的に許容される賦形剤、担体または希釈剤とともに含む、医薬組成物も提供する。
本発明の化合物は種々の経路で投与される医薬組成物として好ましくは処方される。このような組成物は経口または静脈内投与が好ましい。このような医薬組成物およびそれらの調製方法は当該技術分野において周知である。例えば、REMINGTON:THE SCIENCE AND PRACTICE OF PHARMACY(A.Gennaroら,eds.,19版,Mack Publishing Co.,1995年)を参照のこと。
本発明はまた、哺乳動物における髄芽腫、基底細胞癌、食道癌、胃癌、膵臓癌、胆道癌、前立腺癌、乳癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、B細胞リンパ腫、多発性骨髄腫、卵巣癌、直腸結腸癌、肝臓癌、腎臓癌または黒色腫を処置する方法も提供し、そのような処置を必要とする哺乳動物に、有効量の式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む。
実際に投与する化合物の分量は、治療の条件、選択される投薬経路、実際に投与する単一または複数の化合物、個々の患者の年齢、体重および応答、ならびに患者の症状の重症度を含む、関連する状況に基づいて、医師により決定されることは、理解されるだろう。一日当たりの投薬量は、通常、体重1kgに対して約0.1から10mgの範囲である。いくつかの例では、投薬レベルは、前記範囲の下限を下回るほうが望ましく、他の例ではより多くの投薬量を採用することもできる。それゆえ、上記の投薬量の範囲は、いかなる意味でも本発明の範囲を限定すると意図されるものではない。本発明は、医薬として使用するための式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩も提供する。
さらに、本発明は癌を処置するための医薬の製造における式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩の使用も提供する。特に、これらの癌は髄芽腫、基底細胞癌、食道癌、胃癌、膵臓癌、胆道癌、前立腺癌、乳癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、B細胞リンパ腫、多発性骨髄腫、卵巣癌、直腸結腸癌、肝臓癌、腎臓癌および黒色腫からなる群より選択される。
さらに、本発明は、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を、髄芽腫、基底細胞癌、食道癌、胃癌、膵臓癌、胆道癌、前立腺癌、乳癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、B細胞リンパ腫、多発性骨髄腫、卵巣癌、直腸結腸癌、肝臓癌、腎臓癌または黒色腫を処置するために活性成分として含む、医薬組成物も提供する。
本明細書で用いる場合、以下の用語は次に示す意味を有する:“EtO”はジエチルエーテルを示し、“DMF”はジメチルホルムアミドを示し、“DMSO”はジメチルスルホキシドを示し、“TFA”はトリフルオロ酢酸を示し、“boc”または“t−boc”はtert−ブトキシカルボニルを示し、“SCX”は強カチオン交換を示し、“PyBOP”はベンゾトリアゾル−1−イルオキシトリピロリジノ−ホスホニウムヘキサフルオロリン酸塩を示し、“prep”は調製を示し、“ex”は実施例を示し、“IC50”は薬剤で可能な50%の最大阻害応答を生じるその薬剤の濃度を示す。
Figure 0005442717
式Iの化合物は、スキーム1に描かれるような反応に従って調製できる。
1−クロロ置換フタラジン(2)を、芳香族求核置換(SNAr)中で4−アミノboc保護ピペリジン(3a)と反応させて、式(4)のピペリジン置換フタラジンを得る。例えば、塩化物(2)を、トリエチルアミンなどの有機塩基または炭酸カリウムなどの無機塩基の存在下で、DMFまたはDMSOなどの両性非プロトン性溶媒中で式(3a)のピペリジンと反応させることができ、100〜140℃まで加熱する。
例えば、式(4)のピペリジニルフタラジンに存在するアミン官能基を脱保護し、さらに反応させて、さらなる本発明の化合物を得ることができる。窒素および酸素保護基を導入および除去するための方法は、当該技術分野において周知である(例えば、GreeneおよびWuts,Protective Groups in Organic Synthesis,第3版,John WileyおよびSons,New York,(1999)を参照のこと)。例えば、式(4)のアミノピペリジニルフタラジンのboc脱保護は、塩化水素またはトリフルオロ酢酸などの酸性条件下で達成することができる。あるいは、0〜20℃で、トルエン中のメタノールなどのアルコール溶媒の溶液に塩化アセチルを滴下することにより、HClをインサイチュで生成でき、続いて、式(4)の化合物を加えて、30〜60℃までその溶液を加熱して、式(5)の化合物を得ることができる。式(5)の化合物がアミン塩酸塩などの塩として分離でき、工程(3)まで実施できるか、または炭酸カリウムなどの無機塩基を用いて遊離アミンに変換できることは、当業者には明白であろう。4−アミノピペリジンは、ジクロロメタンまたはジオキサンなどの不活性溶媒およびトリエチルアミンまたはピリジンなどの塩基中で置換塩化ベンゾイルを用いてアシル化して、式Iのアミド化合物を得ることができる。あるいは、式(5)の化合物を、PyBOPなどの適切なカップリング試薬およびジクロロメタンなどの不活性溶媒中のトリエチルアミンなどの適切な塩基とともに置換安息香酸を用いて、あるいはDMFなどの両性非プロトン性溶媒中の1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩および1−ヒドロキシベンゾトリアゾールを用いてアシル化できる。
あるいは、1−クロロ置換フタラジン(2)を、工程1aについて以前に記載されるように芳香族求核置換(SNAr)中の式(3b)のN−ピペリジン−4−イル−ベンズアミドと反応させて、式Iの化合物を直接得る。例えば、塩化物(2)を、トリエチルアミンなどの塩基の存在下で、式(3b)のN−ピペリジン−4−イル−ベンズアミドと、DMFまたはDMSOなどの両性非プロトン性溶媒中で反応させ、80〜140℃まで加熱して、式Iのアミドを得ることができる。
スキーム1における式(2)の化合物は商業的に利用可能であるか、あるいは本明細書に記載されるものと同様の方法によって、または当該技術分野において確立されている手順を用いることによって容易に調製できることは、当業者により理解されるだろう。例えば、臭化フェニルと無水フタル酸とのグリニャール反応から生成した2−フェニルカルボニル安息香酸をヒドラジンで環化して、4−フェニル−2H−フタラジン−1−オンを得ることができる。続いて、オキシ塩化リンでの処理により、式(2)の1−クロロ−4−フェニル−フタラジンを得る。あるいは、1,4−ジクロロフタラジンを、Suzukiクロスカップリング反応においてフェニルボロン酸と反応させて、式(2)の対応する1−クロロ−4−フェニル−フタラジンを得ることができる。
Figure 0005442717
式Iの化合物は、スキーム2に描かれるような反応に従って調製できる。工程1において、1,4−ジクロロフタラジン(6)を、炭酸カリウムまたはトリエチルアミンなどの適切な塩基を用いてN−メチルピロリドンまたはDMSOなどの両性非プロトン性溶媒中で4−アミノboc保護ピペリジン(3a)と反応させることができる。混合物を70〜95℃で加熱して、式(7)の化合物を得る。1つの方法において、工程5に示すように、式(7)の化合物を脱保護し、続いて、トリエチルアミンなどの塩基とともに、ジクロロメタンなどの不活性溶媒中で置換塩化ベンゾイルを用いて工程6においてアミンでアシル化して、式(9)のアミドを得ることができる。あるいは、式(7)の化合物を、室温で、ジクロロメタンなどの不活性溶媒中で置換フェニルカルボン酸およびPyBOPなどの適切なカップリング試薬およびトリエチルアミンなどの適切な塩基を用いて、またはDMFなどの適切な溶媒を含む1−ヒドロキシベンゾトリアゾールおよび1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩を用いてアシル化できる。工程7において、式(9)のフタラジニルクロリドを、Suzuki−Miyauraクロスカップリング条件下でフェニルボロン酸と反応させる。当業者は、このようなクロスカップリング反応を促進するのに有用な様々な条件が存在することを理解するだろう。その反応条件はジオキサン/水などの適切な溶媒を利用する。その反応は、リン酸三カリウム一水和物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、または炭酸セシウムなどの塩基の存在下で達成される。その反応は、約80〜160℃の温度にて不活性雰囲気下で、トリシクロヘキシルホスフィンまたは(SP−4−1)−ビス[ビス(1,1−ジメチルエチル)(4−メトキシフェニル)ホスフィン−κP]ジクロロ−パラジウム(J.Org.Chem.2007,72,5104−5112における触媒Dの合成に従って調製した)とともにトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)などのパラジウム触媒の存在下で起こり、式(I)の化合物を得る。
あるいは、式(7)のフタラジニルクロリドを、以前に記載したようにSuzuki−Miyaura条件下で工程2に示すように、最初にフェニルボロン酸と結合させて、式(4)のフェニルフタラジンを得ることができる。工程3において、式(4)の化合物を脱保護し、次いで、以前に記載するように置換塩化ベンゾイルまたはフェニルカルボン酸を用いてアミンで工程4に示すようにアシル化して、式Iの化合物を得ることができる。
以下の調製例および実施例はさらに詳細に本発明を例示し、式Iの化合物の典型的な合成を表すために提供する。本発明の化合物の名前は、一般に、ChemDraw Ultra(登録商標)10.0によって提供される。
調製例1
{1−[4−(4−フルオロ−フェニル)フタラジン−1−イル]−ピペリジン−4−イル}−メチル−カルバミン酸tert−ブチル
Figure 0005442717
1−クロロ−4−(4−フルオロフェニル)−フタラジン(3.00g、11.6mmol)を、DMF(30mL)中のメチル−ピペリジン−4−イル−カルバミン酸tert−ブチルエステル(2.98g、13.9mmol)およびトリエチルアミン(3.52g、34.8mmol)の溶液に加える。3日間、130℃で加熱する。ジクロロメタンに反応混合物を溶解し、ブラインで洗浄する。硫酸ナトリウムで有機相を乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮する。得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィー(20:5:1、ヘキサン:酢酸エチル:メタノール中2Mのアンモニア)により精製して、固体として標題の化合物を得る(4.45g、88%)。ES/MS m/z 437.2(M+1)。
代替手順:
ジメチルスルホキシド(500mL)中にメチル−ピペリジン−4−イル−カルバミン酸tert−ブチルエステル(75g、349mmol)、1−クロロ−4−(4−フルオロ−フェニル)−フタラジン(75g、289mmol)、および炭酸カリウム(80g、579mmol)を合わせ、その混合物を3時間、110℃まで加熱する。反応物を室温まで冷却し、スラリーを水(1.0L)に注ぐ。濾過により固体を回収し、3日間、真空オーブンで乾燥させ、白色固体として標題の化合物を得る(120g、95%)。ES/MS m/z 437.3(M+1)。
適切なクロロフタラジンおよびtBOC保護アミノピペリジンを用いて、調製例1に記載した手順に本質的に従って、以下の表のピペリジニルフタラジンを調製する。
Figure 0005442717
調製例5
{1−[4−(4−フルオロ−フェニル)フタラジン−1−イル]ピペリジン−4−イル}メチルアミン
Figure 0005442717
トリフルオロ酢酸(100mL)を、ジクロロメタン(100mL)中の{1−[4−(4−フルオロ−フェニル)フタラジン−1−イル]−ピペリジン−4−イル}−メチル−カルバミン酸tert−ブチルエステル(11.2g、10.2mmol)の溶液に加える。その反応物を室温で一晩攪拌し、減圧下で濃縮する。得られた残渣をジクロロメタンに溶解し、1NのNaOHおよびブラインで洗浄する。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮する。ヘキサン/ジクロロメタンから標題の化合物を結晶化し、標題の化合物(8.46g、98%)を得る。ES/MS m/z 337.2(M+1)。
代替手順(塩酸塩として単離される)
トルエン(500mL)およびメタノール(30mL)を10℃で合わせる。塩化アセチル(29mL、410mmol)を20分にわたって滴下する。添加の間、15℃以下の温度に維持する。{1−[4−(4−フルオロ−フェニル)−フタラジン−1−イル]−ピペリジン−4−イル}−メチル−カルバミン酸tert−ブチルエステル(71g、164mmol)を加える。スラリーを35℃まで2時間加熱する。スラリーを室温まで冷やし、濾過により固体を回収する。12時間、40℃で真空オーブン中で乾燥させて、白色固体として標題の化合物(58g、95%)を得る。ES/MS m/z 337(M+1)。
適切なtBOC保護アミノピペリジニルフタラジンを用いて、調製例5に記載した手順に本質的に従って、以下の表の脱保護アミノピペリジニルフタラジンを調製する。
Figure 0005442717
調製例9
tert−ブチル1−(4−クロロフタラジン−1−イル)ピペリジン−4−イル(メチル)カルバメート
Figure 0005442717
N−メチルピロリドン(50.0mL)中に1,4−ジクロロフタラジン(5.00g、24.6mmol)、tert−ブチルメチル(ピペリジン−4−イル)カルバメート(5.54g、25.8mmol)、および炭酸カリウム(29.5mmol;4.08g)を合わせる。反応混合物を3日間80℃で加熱し、その反応混合物を氷水に注ぐ。真空濾過により濾過し、黄色がかった固体を得て、真空オーブン中で室温で乾燥させる。シリカゲルクロマトグラフィー(1:1、ヘキサン:酢酸エチル)により精製して、所望の生成物(5.79g、62%)を得る。ES/MS m/z 377.2(M+1)。
代替手順:
1,4−ジクロロフタラジン(7.04g、35.4mmol)、tert−ブチルメチル(ピペリジン−4−イル)カルバメート(5.54g、37.2mmol)、トリエチルアミン(7.4mL、53.1mmol)およびDMSO(85mL)を合わせる。出発物質の消費が完了するまで、反応混合物を3日間85℃で加熱する。冷却後、反応混合物をジエチルエーテルとともに分液漏斗に移し、水で洗浄する。有機層を分離し、MgSOで乾燥させ、濾過し、次いで真空中で濃縮する。得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中の0〜10%のメタノール)により精製して、標題の化合物(7.6g、57%)を得る。ES/MS m/z 377.2(M+1)。
調製例10
tert−ブチルメチル(1−(4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)フタラジン−1−イル)ピペリジン−4−イル)カルバメート
Figure 0005442717
マイクロ波用容器にtert−ブチル1−(4−クロロフタラジン−1−イル)ピペリジン−4−イル(メチル)カルバメート(0.201g、0.534mmol)、4−(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸(122mg、0.640mmol)、リン酸三カリウム一水和物(209mg、0.907mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(19mg、0.064mmol)、1,4−ジオキサン(3.5mL)および水(1.5mL)を入れる。5分間、窒素を反応混合物に通して泡立てる。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.027mmol、25mg)を加える。さらに5分間、窒素を反応混合物に通して泡立てる。150℃で1時間、マイクロ波中で密閉した反応容器を加熱する。反応混合物を、酢酸エチルで溶出するシリカゲルパッドに通す。真空中で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(30:70、酢酸エチル:ヘキサン)を用いて得られた残渣を精製して、標題の化合物(0.170g(65%))を得る。ES/MS m/z 486.8(M+1)。
調製例11
N−メチル−1−(4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)フタラジン−1−イル)ピペリジン−4−アミン二塩酸塩
塩化水素(ジオキサン中に4.0N、20mL;80.0mmol)をtert−ブチルメチル(1−(4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)フタラジン−1−イル)ピペリジン−4−イル)カルバメート(0.158g、0.325mmol)に加える。室温で一晩攪拌する。減圧下で溶媒を除去する。粗物質(0.169g、>100%)をそのまま使用する。ES/MS m/z 387.0(M+1)。
調製例12
tert−ブチル1−(4−(4−シアノフェニル)フタラジン−1−イル)ピペリジン−4−イル(メチル)カルバメート
圧力管にtert−ブチル1−(4−クロロフタラジン−1−イル)ピペリジン−4−イル(メチル)カルバメート(400mg、1.06mmol)、1,4−ジオキサン(12mL)、水(4mL)、4−シアノフェニルボロン酸(467mg、3.18mmol)、および炭酸セシウム(1.40g、4.24mmol)を入れる。5分間、窒素を反応混合物に通して泡立てる。(SP−4−1)−ビス[ビス(1,1−ジメチルエチル)(4−メトキシフェニル)ホスフィン−κP]ジクロロ−パラジウム(J.Org.Chem.2007,72,5104−5112)(36.0mg、0.053mmol)を加える。数分間、窒素を反応混合物に通して泡立て、反応容器を密閉する。反応物を90℃で一晩加熱する。反応混合物を、酢酸エチルで溶出するシリカゲルパッドにより濾過する。減圧下で溶媒を除去し、シリカゲルクロマトグラフィー(30:70、酢酸エチル:ヘキサン)を用いて得られた残渣を精製して、標題の化合物(0.392g、83%)を得る。ES/MS m/z 444.2(M+1)。
調製例13
4−(4−(4−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル)フタラジン−1−イル)ベンゾニトリル二塩酸塩
tert−ブチル1−(4−(4−シアノフェニル)フタラジン−1−イル)ピペリジン−4−イル(メチル)カルバメート(0.385g、0.868mmol)を用いて、調製例11に記載した手順に本質的に従って標題の化合物を調製する。次の反応において粗物質(0.378g、>100%)をそのまま使用する。ES/MS m/z 344.2(M+1)。
調製例14
1−(4−クロロフタラジン−1−イル)−N−メチルピペリジン−4−アミン二塩酸塩
塩化水素(ジオキサン中に4.0N、100mL;400mmol)を、メタノール(100mL)中のtert−ブチル1−(4−クロロフタラジン−1−イル)ピペリジン−4−イル(メチル)カルバメート(7.60g;1.00当量;20.2mmol)の溶液に加える。1時間、室温で攪拌する。減圧下で溶媒を除去して、標題の化合物(7.05g、100%)を得る。ES/MS m/z 277.2(M+1)。
調製例15
N−(1−(4−クロロフタラジン−1−イル)ピペリジン−4−イル)−N−メチル−2−(トリフルオロメチル)ベンズアミド
Figure 0005442717
ジクロロメタン(30mL)中に1−(4−クロロフタラジン−1−イル)−N−メチルピペリジン−4−アミン二塩酸塩(1.01g、2.89mmol)およびトリエチルアミン(1.2mL、8.61mmol)を合わせる。窒素で反応バイアルをフラッシュし、3−トリフルオロメチルベンゾイルクロリド(0.46mL、3.12mmol)を加える。窒素雰囲気生成装置下に反応物を置き、一晩室温で攪拌する。残渣に濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン中の0〜10%のメタノール)を用いて精製して、標題の化合物(1.11g、86%)を得る。ES/MS m/z 449.2(M+1)。
適切な酸塩化物を用いて、調製例15に記載した手順に本質的に従って以下の表のアミドを調製する。
Figure 0005442717
実施例1
N−(1−(4−(4−フルオロフェニル)フタラジン−1−イル)ピペリジン−4−イル)−N−メチル−4−(トリフルオロメトキシ)ベンズアミド塩酸塩
Figure 0005442717
メチル{1−[4−(4−フルオロ−フェニル)フタラジン−1−イル]ピペリジン−4−イル}メチルアミン(100mg、0.300mmol)、トリエチルアミン(0.12mL、0.89mmol)およびジクロロメタン(2mL)を室温で合わせる。4−(トリフルオロメトキシ)−塩化ベンゾイル(100mg、0.45mmol)を混合物に加え、室温で一晩攪拌する。その反応混合物を濃縮し、得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィー(20:5:1、ヘキサン:酢酸エチル:メタノール中の2Mのアンモニア)により精製する。ジエチルエーテル中の1NのHClを、ジクロロメタン/メタノール中の分離した生成物の溶液に加え、窒素ガスのストリーム下で溶媒を除去して、固体として標題の化合物(98mg、58%)を得る。ES/MS m/z 525.0(M+1)。
代替手順
1,4−ジオキサン(580mL)に{1−[4−(4−フルオロ−フェニル)−フタラジン−1−イル]−ピペリジン−4−イル}−メチル−アミン塩酸塩(58g、155mmol)を加える。トリエチルアミン(86mL、622mmol)を加え、20分間、攪拌する。4−(トリフルオロメトキシ)塩化ベンゾイル(24mL、155mmol)を20分の間にわたって滴下する。室温で1時間攪拌する。水(100mL)を加え、酢酸エチル(200mL)で抽出し、減圧下で有機物部分を濃縮する。得られた残渣を、1kgのシリカプラグ上で酢酸エチルで溶出する、フラッシュカラムクロメトグラフィーにより精製して、無色の油状物として生成物(58g、71%)を得る。トルエン(586mL)とエタノール(117mL)を合わせ、3℃まで冷却する。塩化アセチル(8mL、111mmol)を20分の間にわたって加える。20分間攪拌し、次いで、トルエン(40mL)中のN−{1−[4−(4−フルオロ−フェニル)−フタラジン−1−イル]−ピペリジン−4−イル}−N−メチル−4−トリフルオロメトキシ−ベンズアミド(58g、111mmol)を1度に加える。12時間攪拌する。1/3の体積まで濃縮する。濾過により沈殿物を回収する。40℃で一晩、真空オーブン中で固体を乾燥させて、白色の固体(42g、67%)として標題の化合物を得る。ES/MS m/z 525.0 (M+1)。
適切な酸塩化物を用いて、実施例1に記載した手順に本質的に従って以下の表のアミドを調製する。
Figure 0005442717
Figure 0005442717
Figure 0005442717
Figure 0005442717
Figure 0005442717
実施例30に対する代替手順
水(500mL)に{1−[4−(4−フルオロ−フェニル)−フタラジン−1−イル]−ピペリジン−4−イル}−メチル−アミン塩酸塩(80g、240mmol)を加えて、スラリーを形成する。pHが10になるまで炭酸カリウムを加える。塩化メチレン(400mL)を加える。固体が全て溶解するまで激しく攪拌する。有機層を分離し、透明な油状物(74g、220mmol)まで濃縮して、1−[4−(4−フルオロ−フェニル)−フタラジン−1−イル]−ピペリジン−4−イル}−メチル−アミンを得る。
{1−[4−(4−フルオロ−フェニル)−フタラジン−1−イル]−ピペリジン−4−イル}−メチル−アミン(12g、35mmol)、ピリジン(20mL、247mmol)および1,4−ジオキサン(120mL)を合わせる。その反応物を20分間攪拌する。ジクロロメタン(25mL)を加える。スラリーを20分間攪拌する。4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)塩化ベンゾイル(6.5mL、43mmol)を20分の間にわたって滴下する。2時間攪拌する。その混合物を水(100mL)に注ぎ、ジクロロメタン(200mL)で抽出し、減圧下で濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(1:1、酢酸エチル:ヘキサン)により精製して、白色の固体として生成物(10.3g、55%)を得る。トルエン(125mL)に4−フルオロ−N−{1−[4−(4−フルオロ−フェニル)−フタラジン−1−イル]−ピペリジン−4−イル}−N−メチル−2−トリフルオロメチル−ベンズアミド(10g、19.85mmol)を加えて、スラリーを得る。メタノール(30mL)を加えて、均一な溶液にする。塩化水素(5.21mL、1,4−ジオキサン中に4.0N、20mmol)を一度に加える。1時間攪拌し、1/3の体積まで濃縮する。固体を回収し、35℃で12時間、真空オーブン中で乾燥させて、白色の固体(9.5g、85%)として標題の化合物を得る。ES/MS m/z 527.0(M+1)。
実施例31
4−フルオロ−N−メチル−N−(1−(4−フェニルフタラジン−1−イル)ピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンズアミド塩酸塩
Figure 0005442717
メチル−[1−(4−フェニルフタラジン−1−イル)ピペリジン−4−イル]−アミン(800mg、2.51mmol)、トリエチルアミン(1.05mL、7.54mmol)およびジクロロメタン(20mL)を室温で合わせる。その混合物に4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)塩化ベンゾイル(683mg、3.01mmol)を加え、室温で一晩攪拌する。その反応混合物を濃縮し、得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィー(20:5:1、ヘキサン:酢酸エチル:メタノール中の2Mのアンモニア)により精製する。ジクロロメタン/メタノール中の分離した生成物の溶液にジエチルエーテル中の1NのHClを加える。得られた固体を濾過して、標題の化合物(1.13g、88%)を得る。ES/MS m/z 509.2(M+1)。
適切な酸塩化物を用いて、実施例31に記載した手順に本質的に従って以下の表のアミドを調製する。濾過または溶媒を蒸発させることにより、HCl塩を分離する。
Figure 0005442717
Figure 0005442717
Figure 0005442717
実施例49
N−(1−(4−(4−フルオロフェニル)フタラジン−1−イル)ピペリジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド塩酸塩
Figure 0005442717
1−(4−(4−フルオロフェニル)フタラジン−1−イル)ピペリジン−4−アミン(110mg、0.34mmol)、トリエチルアミン(0.14mL、1.02mmol)およびジクロロメタン(2mL)を室温で合わせる。その混合物に4−(トリフルオロメチル)−塩化ベンゾイル(85mg、0.41mmol)を加え、室温で一晩攪拌する。その反応混合物を濃縮し、得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィー(20:5:1、ヘキサン:酢酸エチル:メタノール中の2Mのアンモニア)により精製する。ジクロロメタン/メタノール中の分離した生成物の溶液にジエチルエーテル中の1NのHClを加え、窒素ガスのストリーム下で溶媒を除去して、固体として標題の化合物(57mg、32%)を得る。ES/MS m/z 495.2(M+1)。
適切な酸塩化物を用いて、実施例49に記載した手順に本質的に従って以下の表のアミドを調製する。
Figure 0005442717
Figure 0005442717
Figure 0005442717
Figure 0005442717
実施例68
N−(1−(4−フェニルフタラジン−1−イル)ピペリジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド塩酸塩
Figure 0005442717
1−(4−フェニルフタラジン−1−イル)ピペリジン−4−アミン(110mg、0.34mmol)、トリエチルアミン(0.140mL、1.02mmol)、およびジクロロメタン(2mL)を室温で合わせる。その混合物に4−(トリフルオロメチル)−塩化ベンゾイル(85mg、0.41mmol)を加え、室温で一晩攪拌する。その反応混合物を濃縮し、得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィー(20:5:1、ヘキサン:酢酸エチル:メタノール中の2Mのアンモニア)により精製する。ジクロロメタン/メタノール中の分離した生成物の溶液にジエチルエーテル中の1NのHClを加え、窒素ガスのストリーム下に置くことによって溶媒を取り除いて、固体として標題の化合物(116mg、67%)を得る。ES/MS m/z 477.2(M+1)。
適切な酸塩化物を用いて、実施例68に記載した手順に本質的に従って以下の表のアミドを調製する。
Figure 0005442717
Figure 0005442717
Figure 0005442717
実施例86
N−(1−(4−(4−フルオロフェニル)フタラジン−1−イル)ピペリジン−4−イル)ベンズアミド塩酸塩
Figure 0005442717
1−クロロ−4−(4−フルオロフェニル)フタラジン(150mg、0.58mmol)、N−(ピペリジン−4−イル)ベンズアミド(178mg、0.87mmol)、トリエチルアミン(0.404mL、2.9mmol)およびジメチルホルムアミド(1mL)を室温で合わせる。100℃まで加熱し、一晩攪拌する。粗反応混合物を、強カチオン交換Phenomenex Strata(登録商標)SCX(55μm、70Å)10g/60mLカラム(ベンゼンスルホン酸官能基を有する)に注ぐ。2Nのメタノールアンモニア(40mL)で所望の生成物を溶出し、濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中の20〜30%[酢酸エチル中の10% 2Nのメタノールアンモニア])により精製する。ジクロロメタン/メタノール中の分離した生成物の溶液にジエチルエーテル中の1Nの塩酸を加え、窒素ガスのストリーム下で溶媒を除去して、固体として標題の化合物(137mg、51%)を得る。ES/MS m/z 427.2(M+1)。
実施例87
N−(1−(4−(4−シアノフェニル)フタラジン−1−イル)ピペリジン−4−イル)−4−フルオロ−N−メチル−2−(トリフルオロメチル)ベンズアミド塩酸塩
Figure 0005442717
4−(4−(4−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル)フタラジン−1−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(44.7mg、0.107mmol)、ジクロロメタン(1mL)、およびトリエチルアミン(0.0598mL、0.429mmol)を4mLの反応バイアルに入れる。窒素で反応バイアルをフラッシュし、4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)塩化ベンゾイル(0.033g、0.14mmol)を加える。バイアルにキャップをし、反応物を室温で一晩攪拌する。残渣を蒸発させて、シリカゲルクロマトグラフィー(40:60、酢酸エチル:ヘキサン、次いで酢酸エチル)を用いて精製する。ジクロロメタン/メタノール中の分離した生成物の溶液にジエチルエーテル中の1NのHClを加え、窒素ガスのストリーム下に置くことによって溶媒を除去する。50℃で真空オーブン中で乾燥させて、標題の化合物(36.0mg、59%)を得る。ES/MS m/z 533.8(M+1)。
調製例11または調製例13からの適切な出発物質および4−(トリフルオロメトキシ)塩化ベンゾイルを用いて、実施例87に記載した手順に本質的に従って以下の表のアミドを調製する。
Figure 0005442717
Figure 0005442717
実施例90
N−メチル−2−(トリフルオロメチル)−N−(1−(4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)フタラジン−1−イル)ピペリジン−4−イル)ベンズアミド塩酸塩
Figure 0005442717
マイクロ波用の容器にN−(1−(4−クロロフタラジン−1−イル)ピペリジン−4−イル)−N−メチル−2−(トリフルオロメチル)ベンズアミド(0.101g、0.23mmol)、4−(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸(0.171g、0.9mmol)、炭酸セシウム(0.295g、0.91mmol)、1,4−ジオキサン(3mL)、および水(1mL)を入れる。反応バイアルを窒素で2回パージする。(SP−4−1)−ビス[ビス(1,1−ジメチルエチル)(4−メトキシフェニル)ホスフィン−κP]ジクロロ−パラジウム(J.Org.Chem.2007,72,5104−5112)(0.002g、0.003mmol)を加え、反応物を16時間、90℃で加熱する。冷却後、2層を分離し、水を除去する。窒素のストリームで有機溶媒を蒸発させる。シリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン中の0〜10%のメタノール)を用いて有機層から残渣を精製する。メタノール中の分離した生成物の溶液にジオキサン中の4NのHClを加え、真空下で溶媒を除去して、標題の化合物(0.100g、75%)を得る。ES/MS m/z 559.2(M+1)。
調製例15〜18からの適切な出発物質および適切なボロン酸を用いて、実施例90に記載した手順に本質的に従って以下の表の化合物を調製する。
Figure 0005442717
Figure 0005442717
Figure 0005442717
ソニックヘッジホッグ(Shh)経路は胚形成の間、重要であるが、大部分の組織において出生後の発育後に下方制御される。対照的に、30%より多くのヒト髄芽腫は、高レベルのGlil(神経膠腫関連腫瘍遺伝子ホモログ1)発現を示し、Shh経路の異常活性化が小児脳腫瘍のサブセットにおいて重要であることを示す。小脳プルキンエ細胞により分泌されたShhは顆粒前駆体の増殖を促進し、ヘッジホッグ(Hh)経路の制御されない活性化が、髄芽腫の進行を維持する可能性があることを示す。この仮説は、Patched遺伝子(Ptch−/+)マウスにおける髄芽腫の進行によって確認される。ヘッジホッグアンタゴニストでのこれらのマウスの処置は腫瘍増殖を阻害した。さらに、ヘッジホッグアンタゴニスト処置により、これらの脳腫瘍においてGlil発現の阻害が生じることが実証されている。
制御されていないヘッジホッグ経路活性が、同様に多くの他の癌において報告されている。例えば、ヘッジホッグは以下の癌についての生存因子と関係がある:基底細胞癌;上部胃腸管癌(食道、胃、膵臓、および胆道);前立腺癌;乳癌;小細胞肺癌;非小細胞肺癌;B細胞リンパ腫;多発性骨髄腫;胃癌;卵巣癌;結腸直腸癌;肝臓癌;黒色腫;腎臓癌および髄芽腫。
ヘッジホッグ経路の要素は、癌の処置についての潜在的な薬物標的であると主張されている。髄芽腫瘍から確立されたDaoy細胞株(ATCC、HTB−186)は、Hhリガンドに感受性が高い。これらの細胞が外から加えられたShh馴化培地で処理された場合、Hhシグナル伝達経路が活性化され、Glil.Cyclopamineの増加した発現を生じ、コーンリリーVeratrum californicumから単離されたアルカロイドは弱いヘッジホッグアンタゴニストであり、Shh刺激に対する応答においてGlilの発現を抑制することが示されている。最近の観測により、シクロパミンが、培養された髄芽腫細胞および同種移植片の増殖を阻害することが示唆されている。このDaoy細胞モデル系を用いて、ヘッジホッグシグナル伝達経路の有効な阻害剤が同定され得る。本発明の化合物はヘッジホッグアンタゴニストであるため、それらは、上述の腫瘍タイプを治療するのに適切である。
生物活性IC50の決定
本発明の化合物および方法の有用性および効果をさらに実証する以下のアッセイプロトコルおよび結果を例示の目的のために与え、決して限定することを意味しない。機能的アッセイにより、本発明の化合物がShhシグナル伝達を阻害する能力を示すという支持が与えられる。以下のアッセイに利用される全てのリガンド、溶媒、および試薬は、商業源から容易に入手可能であるか、または当業者によって容易に調製され得る。
生物活性は、Daoy神経癌細胞における機能的アッセイを用いて決定され、bDNA(分岐デオキシリボ核酸)アッセイ系(Panomics,Inc.,Fremont,CA)によってGlilリボ核酸のレベルを測定する。Gliは、Glioblastoma細胞株において最初に発見され、Shhシグナル伝達によって活性化されるジンクフィンガータンパク質をコードする。最大応答は、24時間、馴化培地(HEK−293細胞が組み換えShhを安定に発現する)を用いてDaoy細胞においてGlil転写を誘導することによって得られ、次いで、刺激されたGlil転写産物の量を測定する。最小応答は、24時間、馴化培地(ヒト胚腎臓、(HEK)−293細胞が組み換えShhを安定に発現する)を用いて刺激されているDaoy細胞においてコントロール化合物で阻害されるGlil転写産物の量である。
Daoy細胞においてGlilの阻害を測定するための機能的アッセイ
bDNAアッセイ系は、標的リボ核酸(転写産物)の増幅を可能にする分岐鎖DNAの技術を利用する。この技術は、ハイブリダイゼーションシグナルを増幅するために標的転写産物を含む複合体としてハイブリダイズする標的転写産物(捕捉増量剤(CE)、標識増量剤(LE)、および阻害剤(BL))の特異性を決定する3種類の合成ハイブリッド短Glil特異的cDNAプローブを利用する。増幅工程の間の化学発光基質の添加により、発光を用いる検出が可能となる。
アメリカンタイプカルチャーコレクション(ATCC)から得たDaoy細胞株は、Shh応答性ヒト神経腫瘍細胞株であり、線維形成小脳髄芽腫瘍である、生理学的に関連する腫瘍細胞株から1985年に確立された。Glil転写産物レベルの内因性レベルは、Daoy細胞において低いが、ヒトShhを安定に過剰発現する細胞(hShhで安定にトランスフェクトされたHEK−293細胞株)から得られる馴化培地を用いることによって刺激され得る。
Daoy細胞を、0.1nMの非必須アミノ酸および1mMのピルビン酸ナトリウムを含む最小必須培地(MEM)と10%ウシ胎仔血清(FBS)を含むDaoy増殖培地中で組織培養T225−フラスコにおいてコンフルエンシーまで増殖させる。細胞を、トリプシンエチレンジアミン四酢酸(EDTA)を用いてT225−フラスコから除去し、遠心分離し、培地に再懸濁し、次いでカウントする。
次いで、Daoy細胞を、Costar 96ウェルの透明な組織培養プレート中で増殖培地において1つのウェルあたり50,000細胞で播種し、5%の二酸化炭素(CO)下で37℃で一晩、インキュベートさせる。細胞をリン酸緩衝生理食塩水(PBS)中で1回洗浄し、続いて、100μLのShh馴化培地(Shh−CM)を添加してGlil発現のレベルを刺激する。Shh−CMを希釈して、コントロール増殖培地−0.1% FBS/DMEM(ダルベッコ改変イーグル培地)を用いて最大刺激を達成する。次いで、Shh−CMで処理したDaoy細胞を、約1μM〜0.1nMの範囲の濃度にて、様々な濃度のヘッジホッグ阻害剤で処理する。化合物を5% CO下で37℃にて24時間、インキュベートさせる。
Glil転写産物の測定を、製造者(Panomics,Inc.)によって記載されるようにQuantigene 2.0Glilアッセイを用いることによって実施する。プロテイナーゼKを含む、希釈した溶解混合物(DLM)緩衝液を調製する。化合物とともに24時間インキュベーションした後、細胞をPBSで1回洗浄し、180μLのDLMを細胞に加える。溶解バッファーを含む細胞プレートを密閉し、30〜45分間、55℃に置く。次いで、得られた細胞溶解物を5回粉砕する。Glilプローブを含む作業プローブセットを、製造者の指示に従ってDLM中にプローブを希釈することによって作製し、次いで、20μLの作業プローブセットを、80μLのDaoy溶解物とともにbDNAアッセイプレートに加える。そのプレートを密閉し、55℃で一晩インキュベートする。次いで、bDNAプレートを製造者の指示に従って処理する。シグナルを、発光を検出するPerkin Elmer Envisionリーダーでプレートを読み取ることによって定量化する。発光シグナルは、試料に存在する標的転写産物の量と直接比例する。
機能的アッセイからの発光シグナルデータを用いて、インビトロアッセイについてのIC50を算出する。データは、最大コントロール値(Shh−CMで処理したDaoy細胞)および最小コントロール値(Shh−CMおよび阻害濃度のコントロール化合物、1μMのN−(3−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−4−クロロフェニル)−3,5−ジメトキシベンズアミドで処理したDaoy細胞)に基づいて算出する。4パラメーターロジスティック曲線フィットを使用して、ActivityBaseソフトウェアプログラムvs.5.3、式205を用いてIC50値を生成する(Assay Development and HTS,vs 5についての指針書、Copyright 2005,Eli Lilly and Co.およびThe National Institutes of Health Chemical Genomics Center)。4パラメーターの式は以下のとおりである:フィット=(A+((B−A)/(1+((C/x)^D)))式中、A=底部、B=上部、C=IC50、およびD=Hill係数。記載されるプロトコルに従って、本明細書に例示された化合物は、30nM未満のIC50を示す。実施例36の化合物は、上記のアッセイにおいて0.150(n=2)の標準誤差で約2.37nMのIC50を有する。これらの結果は、本発明の化合物がヘッジホッグアンタゴニストであり、抗癌剤として有用であるという証拠を与える。

Claims (11)

  1. 以下の式の化合物:
    Figure 0005442717
    (式中、
    は、水素、フルオロ、シアノ、トリフルオロメチル、メトキシ、またはトリフルオロメトキシであり、
    は、水素またはメチルであり、
    、R およびRは、独立して水素、クロロ、フルオロ、シアノ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり、ただし、R、R およびRのうちの少なくとも2つは水素である)
    またはその薬学的に許容される塩。
  2. が水素である、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  3. がフルオロである、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  4. がメチルである、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  5. が水素である、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  6. がクロロ、フルオロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシである、請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  7. がフルオロ、トリフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルである、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  8. 4−フルオロ−N−(1−(4−(4−フルオロフェニル)フタラジン−1−イル)ピペリジン−4−イル)−N−メチル−2−(トリフルオロメチル)ベンズアミドである、請求項1〜7のうちのいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  9. 請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩を、薬学的に許容される担体、希釈剤または賦形剤とともに含む、医薬組成物。
  10. 癌の処置に使用するための請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の化合物、またはその薬理学的に許容される塩。
  11. 前記癌が、髄芽腫、基底細胞癌、食道癌、胃癌、膵臓癌、胆道癌、前立腺癌、乳癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、B細胞リンパ腫、多発性骨髄腫、卵巣癌、結腸直腸癌、肝臓癌、腎臓癌および黒色腫からなる群より選択される、請求項10に記載の化合物。
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