JP5440246B2 - Vehicle seat cover - Google Patents
Vehicle seat cover Download PDFInfo
- Publication number
- JP5440246B2 JP5440246B2 JP2010039823A JP2010039823A JP5440246B2 JP 5440246 B2 JP5440246 B2 JP 5440246B2 JP 2010039823 A JP2010039823 A JP 2010039823A JP 2010039823 A JP2010039823 A JP 2010039823A JP 5440246 B2 JP5440246 B2 JP 5440246B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- moisture
- skin
- ventilation
- seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
本発明は、車両用シートカバーに関する。 The present invention relates to a vehicle seat cover.
下記特許文献1には、シートの表面材のうち、着座者が接することとなる着座面に吸湿発熱繊維が含まれている車両用シートが開示されている。このシートは、表面材に含まれている吸湿発熱繊維が着座者の発する水蒸気に反応して吸湿発熱するため、着座者に、シートとの接触面においてサラッとした感覚や暖かさを感じさせ得る。下記特許文献1では、表面材に連続気泡体の層を積層して空気の層を形成し、表皮材の面方向の全体において通気性を向上させることで、吸湿発熱繊維による吸湿・放湿に伴い水蒸気がスムーズに移行するのを助けることが提案されている。また、中芯材に通気性を持たせることで、表面材からの水蒸気を中芯材から外へ換気可能とすることで、吸湿発熱繊維による吸湿発熱作用の持続力を向上させることも提案されている。
ところで、表面材に吸湿発熱繊維を含む場合であっても、吸湿発熱繊維の発熱による温度上昇が微小であると着座者に暖かさを体感させることができないため、着座者に暖かさを確実に体感させるためには、吸湿発熱繊維の使用量が多くなり、コスト上昇を招きやすかった。この点、上記従来のシートでは、全体的に通気性を向上させることにより吸湿発熱繊維に効率よく水蒸気を供給し、吸湿発熱繊維の吸湿発熱反応を促進し得るが、着座者の発する水蒸気が少ない場合には、必ずしも着座者が暖かさを体感できるほど温度が上昇するわけではない。 By the way, even when the surface material includes moisture-absorbing heat-generating fibers, if the temperature rise due to heat generation by the moisture-absorbing heat-generating fibers is small, the seated person cannot feel the warmth. In order to experience it, the amount of moisture-absorbing exothermic fiber was increased, and it was easy to increase the cost. In this regard, in the above conventional seat, it is possible to efficiently supply moisture to the moisture-absorbing exothermic fiber by improving the air permeability as a whole and promote the moisture-absorbing exothermic reaction of the moisture-absorbing exothermic fiber, but less water vapor is generated by the seat In some cases, the temperature does not necessarily increase so that the seated person can experience warmth.
そこで、本発明の課題は、吸湿発熱繊維を含む車両用シートカバーにおいて、吸湿発熱繊維の使用量を少なく抑えつつも、より確実に着座者に暖かさを体感させることにある。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to make a seated person feel warmth more reliably while suppressing the amount of moisture-absorbing heat-generating fibers used in a vehicle seat cover including moisture-absorbing heat-generating fibers.
本発明は、車両用シートの着座面を形作るシートパッドを被覆する車両用シートカバーであって、前記着座面を構成する表皮材を備え、該表皮材は、その表面が前記着座面を構成する表皮本体を有しており、前記表皮材の面方向には、前記表皮本体の裏面に皮膜構造が形成され厚み方向の通気が抑制された通気抑制部と、前記表皮本体の裏面に皮膜構造のない通気部とが設定されており、少なくとも前記通気部においては、前記表皮本体に吸湿発熱繊維が含まれていることを特徴とする。吸湿発熱繊維とは、水分(水蒸気、湿気)を吸湿して発熱する繊維素材である。 The present invention is a vehicle seat cover that covers a seat pad that forms a seating surface of a vehicle seat, and includes a skin material that constitutes the seating surface, and the surface of the skin material constitutes the seating surface. The skin body has a skin structure, and in the surface direction of the skin material, a skin structure is formed on the back surface of the skin body and the air flow suppressing portion in which the air flow in the thickness direction is suppressed, and the skin structure has a skin structure on the back surface of the skin body. A non-ventilating portion is set, and at least in the venting portion, the skin main body contains moisture-absorbing heat-generating fibers. The hygroscopic exothermic fiber is a fiber material that absorbs moisture (water vapor, moisture) and generates heat.
本発明の車両用シートカバーでは、通気抑制部においての厚み方向の通気が抑制されることで、着座者から発散される水蒸気が通気の抑制されない通気部に対して集中的に供給される。そのため、着座者から発散される水蒸気が比較的少ない場合であっても、通気部では、吸湿発熱繊維の発熱量を局所的に高めることができ、温度をより高く上昇させることができる。そして、温度上昇の度合いが大きくなることで、着座者に暖かさを体感させやすくすることができる。
ここで、人体が皮膚で着座面の暖かさを体感するとき、広範囲で温度上昇してもその温度上昇の度合いが小さければ体感しにくいが、局所であっても温度上昇の度合いが大きければ体感しやすい。また、人体が皮膚で着座面の暖かさを体感するとき、面方向に発熱箇所と非発熱箇所が混在している場合において、発熱箇所と非発熱箇所との境界線を明確に捉えることはできず、発熱箇所を漠然と捉える。そのため、着座面における着座者に暖かさを体感させたい領域において通気抑制部の中に温度上昇の度合いが大きい通気部を点在させることで、温度上昇が上昇している箇所が連続していなくても、着座者には、前記領域全体が温かくなっているかのように感じさせることが可能となる。そのため、吸湿発熱繊維の使用量を少なく抑えつつも、より確実に着座者に暖かさを体感させることが可能となる。
In the vehicle seat cover of the present invention, by suppressing the ventilation in the thickness direction in the ventilation suppressing portion, the water vapor emitted from the seated person is intensively supplied to the ventilation portion where the ventilation is not suppressed. Therefore, even when the amount of water vapor emitted from the seated person is relatively small, the heat generation amount of the moisture-absorbing heat-generating fibers can be locally increased in the ventilation portion, and the temperature can be further increased. And it can make it easy for a seated person to feel warmth by the degree of a temperature rise becoming large.
Here, when the human body feels the warmth of the seating surface with the skin, even if the temperature rises over a wide range, it is difficult to experience if the degree of temperature rise is small, but even if it is local, if the degree of temperature rise is large, it can be experienced It's easy to do. In addition, when the human body senses the warmth of the seating surface with the skin, it is possible to clearly grasp the boundary line between the heat generation point and the non-heat generation point when the heat generation point and the non-heat generation point are mixed in the surface direction. First, grasp the fever spot vaguely. Therefore, in the region where the seated person wants to experience the warmth of the seated person, the portions where the temperature rises are not continuous by interspersing the ventilation portions with a large degree of temperature rise in the ventilation control portion. However, it is possible for the seated person to feel as if the entire area is warm. Therefore, it is possible to make the seated person feel the warmth more reliably while suppressing the amount of moisture-absorbing heat-generating fibers used.
かかる車両用シートカバーでは、前記吸湿発熱繊維が前記表皮本体の前記着座面を構成する表面に露出していないと、吸湿発熱繊維の磨耗が抑制され吸湿発熱性能が持続されるため好ましい。 In such a vehicle seat cover, it is preferable that the moisture-absorbing heat generating fibers are not exposed on the surface constituting the seating surface of the skin body, because the wear of the moisture-absorbing heat generating fibers is suppressed and the moisture absorbing heat generating performance is maintained.
本発明によれば、吸湿発熱繊維の使用量を少なく抑えつつも、より確実に着座者に暖かさを体感させることが可能となる。
更に、吸湿発熱繊維が表皮本体の着座面を構成する表面に露出していない場合には、吸湿発熱繊維の吸湿発熱性能が持続され、着座者に暖かさを体感させる作用を保持することができる。
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, it becomes possible to make a seated person experience warmth more reliably, suppressing the usage-amount of a hygroscopic heat generation fiber small.
Furthermore, when the moisture-absorbing heat generating fiber is not exposed on the surface constituting the seating surface of the skin body, the moisture-absorbing heat generating performance of the moisture-absorbing heat generating fiber is maintained, and it is possible to maintain the effect of making the seated person feel the warmth. .
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
図1には、本実施形態に係る車両用シート11が示されている。車両用シート11は、着座者が腰を下ろすシートクッション13、背中を凭せ掛けるシートバック15及びヘッドレスト17を主体として構成されている。本実施形態では、シートクッション13の着座者が腰を下ろす座面13aに、発熱可能な構成が設けられている。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 shows a
シートクッション13の座面13aは、 図2に示されるように、発泡ウレタン等を成形してなるシートパッド21で形作られており、該シートパッド21の表面に沿う袋状のシートカバー31で被覆されている。したがって、シートクッション13において着座者が接する面である座面13aはシートカバー31で構成されている。
As shown in FIG. 2, the
図1に示されるように、本実施形態に係るシートクッション13においては、着座者の臀部が接する位置に着座者に暖かさを感じさせようとする領域W(以下、暖領域と称する)が設定されている。そして、この暖領域Wにおいてシートカバー31が発熱することにより、着座者が暖かさを体感するようになっている。
As shown in FIG. 1, in the
図2に示されるように、シートカバー31は、シートクッション13の外表面に露出して座面13aを構成する表皮材33を備えている。そして、この表皮材33は、シートクッション13の外表面に露出して座面13aを構成する部位に表皮本体35を有している。表皮本体35は、本来厚み方向への通気性を有する組織形態の布状部材であり、本実施形態では織物で構成されている。表皮本体35は、後で詳述するが、少なくとも吸湿発熱繊維43を含んでおり、シートカバー31は、表皮本体35に含まれる吸湿発熱繊維43が吸湿して発熱することで、着座者に暖かさを体感させることが可能となっている。
As shown in FIG. 2, the
シートカバー31の暖領域Wにおいて、表皮材33の面方向には通気部37と通気抑制部39とが設定されている。図1には、通気部37に格子模様を付して通気部37と通気抑制部39の配置を例示している。すなわち、暖領域Wにおいて、格子模様の付された部分が通気部37であり、それ以外の部分が通気抑制部39である。本実施形態では、通気抑制部39の中に通気部37が点在している。
In the warm region W of the
通気抑制部39において、表皮材33は、表皮本体35の座面13aを構成する面とは反対側の裏面側に厚み方向の通気を抑制する皮膜構造41を備えている。皮膜構造41は、例えば、アクリル系樹脂やウレタン系樹脂等の樹脂等の塗膜により、あるいはフィルムを積層することにより形成することができる。一方、通気部37においては、皮膜構造41を備えず、表皮本体35が本来の通気性を発揮することが可能となっている。
In the
通気部37と通気抑制部39とを備える表皮本体35は、次のように作成することができる。
例えば、通気抑制部39の皮膜構造41を樹脂等の塗膜により形成する場合には、通気部37とすべき部分をマスキングした状態で表皮本体35の裏面に樹脂を塗布することにより、マスキング部分に通気部37を形成し、マスキングがなく樹脂が塗布された部分に通気抑制部39を形成することができる。
また、例えば、通気抑制部39の皮膜構造41をフィルムで構成する場合には、通気部37に対応する位置に孔を空けたフィルムを表皮本体35の裏面にラミネートすることにより、フィルムの孔の位置に通気部37を形成し、フィルムが積層された他の部分に通気抑制部39を形成することができる。
The skin
For example, when the
Further, for example, when the
通気部37では、表皮本体35に吸湿発熱繊維43が含まれている。本実施形態では、表皮本体35が織物であって、その構成繊維として、第1の構成繊維45と吸湿発熱繊維43とを備える。つまり、表皮本体35である織物を構成する繊維の一つとして吸湿発熱繊維43が含まれている。
In the
第1の構成繊維45は、表皮本体35である織物を構成する吸湿発熱繊維43以外の繊維材料であり、その名称は、当該明細書中において吸湿発熱繊維43との区別をより明確にするために付した便宜上付したものである。第1の構成繊維45の材質は特に限定されず、各種の化学繊維や天然繊維等を用いることができる。なかでも、ポリエステルなど、吸湿発熱繊維43に比べて吸湿性の小さく吸湿性が殆ど無い繊維は、第1の構成繊維45が吸湿することにより吸湿発熱繊維43に接触するのを妨げず、吸湿発熱繊維43の吸湿発熱反応が効率よく進行させることができる点で好ましい。なお、第1の構成繊維45としては、必ずしも一種類の繊維に限らず、座面13aの意匠や肌触り等を考慮して部分ごとに異なる繊維を用いてもよい。
The first
吸湿発熱繊維43は、水分が繊維表面に吸着されることにより生じる凝縮熱、吸着熱又は水和熱等により発熱する繊維である。吸湿発熱繊維の種類は特に限定しないが、例えば、合成繊維のアクリルなどを改質して、水分を多く含むようにしたアクリレート系の吸湿発熱繊維がある。
The moisture-absorbing heat-generating
アクリレート系の吸湿発熱繊維の一例として、架橋アクリル系繊維がある。ここで架橋アクリル系繊維は、出発繊維としてのアクリルニトリル(AN)を40重量%以上、好ましくは50重量%以上含有するAN系重合体により形成された繊維である。AN系重合体としては、AN単独重合体、ANと他の単量体との共重合体のいずれでもよい。他の単量体として、ハロゲン化ビニル及びハロゲン化ビニリデン;アクリル酸エステル;メタリルスルホン酸、p−スチレンスルホン酸等のスルホン酸含有単量体及びその塩;メタアクリル酸、イタコン酸等のカルボン酸含有単量体及びその塩;アクリルアミド、スチレン、酢酸ビニル等の単量体が挙げられる。 One example of the acrylate-based moisture-absorbing exothermic fiber is a crosslinked acrylic fiber. Here, the crosslinked acrylic fiber is a fiber formed of an AN polymer containing 40% by weight or more, preferably 50% by weight or more of acrylonitrile (AN) as a starting fiber. The AN polymer may be either an AN homopolymer or a copolymer of AN and other monomers. Other monomers include vinyl halides and vinylidene halides; acrylic acid esters; sulfonic acid-containing monomers such as methallyl sulfonic acid and p-styrene sulfonic acid and salts thereof; carboxylic acids such as methacrylic acid and itaconic acid Acid-containing monomers and their salts; monomers such as acrylamide, styrene, vinyl acetate, and the like.
さらに吸湿発熱繊維として、下記の構成を例示することができる。
例えば、吸湿発熱性を有する高分子化合物が付着した繊維を、吸湿発熱繊維として使用することができる。吸湿発熱性を有する高分子化合物としては、ビニルカルボン酸とビニルモノマーの重合体が挙げられる(特開2002−212880号公報を参照)。
また、アクリル系繊維などの吸湿発熱繊維を30%以上含有する紡績糸を、吸湿発熱繊維として使用することができる(特開2003−227043号公報参照)。
Furthermore, the following structure can be illustrated as a moisture absorption exothermic fiber.
For example, a fiber to which a polymer compound having a hygroscopic exothermic property is attached can be used as the hygroscopic exothermic fiber. Examples of the polymer compound having hygroscopic exothermic properties include a polymer of vinyl carboxylic acid and vinyl monomer (see JP 2002-212880 A).
Further, a spun yarn containing 30% or more of a hygroscopic exothermic fiber such as an acrylic fiber can be used as the hygroscopic exothermic fiber (see JP 2003-227043 A).
図2では、表皮本体35として、二層構造織の織物を例示している。この織物は、タテ糸もヨコ糸も表裏2組ずつ備えている。図示した断面には表れていないが、タテ糸が一定間隔で表層と裏層を接結しており、表裏の2層で1枚の布地を形成しており、少なくとも通気部37においては、ヨコ糸の表裏の配置は入れ替わらない構成となっている。吸湿発熱繊維43は、表皮本体35の裏面側において通気部37に位置するヨコ糸(Y3)として配設されている。そのため、吸湿発熱繊維43は、座面13aを構成する表面には露出していない。表裏面側のタテ糸(T1,T2)及び表面側のヨコ糸(Y1)と裏面側において通気抑制部39に位置するヨコ糸(Y2)としては、第1の構成繊維45が配設されている。
In FIG. 2, a woven fabric having a two-layer structure is illustrated as the
かかる構成のシートカバー31によれば、通気抑制部39では、着座者から発散される水蒸気の厚み方向の通気が抑制されるため、図2に模式的に二点鎖線矢印で示すように、通気部37に水蒸気が集中する。そして、通気部37では、吸湿発熱繊維43が吸湿して発熱する。そのため、本実施形態のシートカバー31によれば、通気部37では、その周囲に通気抑制部39を設けない場合に比べて、より多くの水蒸気が吸湿発熱繊維43に供給され、吸湿発熱繊維43の発熱量をより大きくすることができる。そのため、着座者により確実に暖かさを感じさせることができる。そして、実際には暖領域Wに点在する通気部37のみが発熱していても、その発熱を確実に感じることで、着座者は、あたかも領域Wの略全体が発熱しているかのような感じを受け得る。したがって、本実施形態のシートカバー31では、該シートカバー31の面方向の一部である通気部37にのみ吸湿発熱繊維43を含み、その使用量を少なく抑えることができるにも拘らず、より確実に着座者に暖かさを体感させることが可能となっている。
According to the
また、本実施形態のシートカバー31では、吸湿発熱繊維43は、座面13aに露出しない裏面側に配設されているので、吸湿発熱繊維43の磨耗を防ぎ、吸湿発熱性能を保持することが可能となっている。
Further, in the
なお、本実施形態は本発明の要旨を逸脱しない範囲内でその他種々の実施の形態が考えられるものである。
表皮本体35における吸湿発熱繊維43の配置は、磨耗を防ぐ観点などから、座面13aに露出しない位置であるのが好ましいが、座面13aに露出していても構わない。
また、上記実施形態では、表皮本体35として二層構造織の織物を例示したが、織物のほか、ジャージ、トリコット、不織布、モケット、編物等の種々の形態を含む布地(ファブリック)を用いることができる。また、表皮本体35として織物を用いる場合であっても、上記実施形態のような2層構造を含む多層構造に限らず、単層構造であっても構わない。表皮本体35を構成するファブリックを多層構造とし、その座面13aに露出しない部分の構成繊維を吸湿発熱繊維43に置き換えれば、ファブリックの製造段階で座面13aに露出しない位置に吸湿発熱繊維43を含ませることができる点で好ましい。
なお、表皮本体35に吸湿発熱繊維43を含ませる手段としては、上記実施形態のように、表皮本体35を構成するファブリックの構成繊維として含ませてもいいし、ファブリックに縫い込むなど、後から付加して保持させてもよい。
また、吸湿発熱繊維43は、少なくとも通気部37には配設されるが、その配設位置は、皮膜構造41の有無で規定される通気部37のみに厳密に制御される必要はなく、その周囲にまで至っていても構わない。
暖領域Wにおける通気部37と通気抑制部39との配置は、上記実施形態のような配置形態に限らない。通気部37と通気抑制部39とが隣接して配置されていればよく、例えば、通気抑制部39のなかに、縞状、格子状又はドット状に通気部37を配置することができる。
また、暖領域Wは、上記実施形態のように、座面13aの一部に設定してもよいし、全面に設定してもよい。座面13aのみでなく、シートバック15の前面の背凭れ面15aに暖領域Wを設定することもできる。
なお、上記実施形態では、図示されないが、本実施形態のシートカバー31において、表皮材33の座面13aとは反対側の面(裏面)には、表面の手触り柔らかさ(クッション性)や保形性を確保する目的で、適宜、発泡ウレタンシート等からなるカバーパッドが積層され得る。
It should be noted that various other embodiments can be considered within the scope of the present invention without departing from the gist of the present invention.
The arrangement of the
Moreover, in the said embodiment, although the fabric of the two-layer structure woven was illustrated as the skin
In addition, as means for including the
Further, the
The arrangement of the
Further, the warm region W may be set to a part of the
In the above embodiment, although not shown in the drawings, in the
まず、表皮本体としての織物を構成するために、第1の構成繊維としてポリエステル繊維と、吸湿発熱繊維としてのアクリレート繊維(東洋紡績株式会社「モイスケア」(登録商標))を用意するとともに、表皮本体の裏面に施す塗膜の材料としてポリエステル製の塗膜材を用意し、表1に示されるNo.1〜4の表皮材の試験片を作成した。図3に示されるように、各試験片49の大きさは、100mm×100mmとし、その中央の20mm×20mmの領域を領域A、この領域A以外の領域を領域Bと称する。なお、試験片の中央の90mm×90mmの領域を試験領域Eと称する。
First, in order to construct a woven fabric as the skin body, a polyester fiber as the first constituent fiber and an acrylate fiber (Toyobo Co., Ltd. “Moiscare” (registered trademark)) as the moisture-absorbing heat-generating fiber are prepared. As a coating material to be applied to the back surface of the polyester, a polyester coating material was prepared. The test piece of the skin material of 1-4 was created. As shown in FIG. 3, the size of each
No.1では、領域Aも領域Bも吸湿発熱繊維を含まず、ポリエステル繊維のみで構成された織物を作成し、裏面に塗膜を形成せずに試験片とした。No.2では、領域Aも領域Bもポリエステル繊維の他に均一に吸湿発熱繊維を11.9%含む織物を作成し、裏面に塗膜を形成せずに試験片とした。No.3では、領域Aも領域Bもポリエステル繊維の他に均一に吸湿発熱繊維を11.9%含む織物を作成し、領域Bにのみ裏面に塗膜を形成して試験片とした。No.4では、領域Aはポリエステル繊維の他に吸湿発熱繊維を50%含み、領域Bはポリエステル繊維のみで構成された織物を作成し、領域Bにのみ裏面に塗膜を形成して試験片とした。なお、吸湿発熱繊維を含むNo.2〜4では、織物を作成するにあたり、図2に例示されるように、吸湿発熱繊維を表面に露出しない裏側に配した。 No. In No. 1, a woven fabric composed only of polyester fibers and containing no moisture-absorbing exothermic fibers was formed in region A and region B, and a test piece was formed without forming a coating film on the back surface. No. In No. 2, a fabric containing 11.9% of moisture-absorbing exothermic fibers uniformly in addition to polyester fibers was prepared in both regions A and B, and a test piece was formed without forming a coating film on the back surface. No. In No. 3, a woven fabric containing 11.9% of moisture-absorbing exothermic fibers in addition to polyester fibers was prepared in both regions A and B, and a coating film was formed on the back surface only in region B to obtain test pieces. No. 4, the region A contains 50% of moisture-absorbing exothermic fibers in addition to the polyester fibers, the region B is a woven fabric composed only of the polyester fibers, and a coating film is formed on the back surface only in the region B to obtain a test piece. . In addition, No. including hygroscopic exothermic fiber. In Nos. 2 to 4, when producing the woven fabric, as shown in FIG. 2, the hygroscopic exothermic fibers were arranged on the back side not exposed to the surface.
次に、図4,5に示される擬似発熱発汗装置51を用いて、No.1〜4の各試験片49について、領域Aと領域Bとを含む試験領域Eを水蒸気に晒したときの、領域Aにおける上昇温度を測定した。
Next, using the simulated
擬似発熱発汗装置51は、板状の加温部材53と、チューブ状の送水ライン55と、布状の擬似皮膚57とを備えている。加温部材53は、100mm角の銅板53aと、この銅板53aの上面に載置された面状の熱源であるラバーヒーター53bとからなる。そして、図5に示されるように、加温部材53を構成する銅板53aの下面にポリエステル布が擬似皮膚57として装着されている。加温部材53の中央には、貫通孔53hが形成されて送水ライン55が挿入された状態で固定されている。
The simulated
測定は、23℃、50%RHの室内で行った。測定にあたり、試験片49は、シートパッド61の上に、吸湿発熱繊維が表面に露出しないように広げて載置し、その上に空間保持治具59を介して擬似発熱発汗装置51を設置した。空間保持治具59は、アクリル製の正方形の枠状部材であり、その内寸は90mm×90mmであり、高さは10mmである。この空間保持治具59を枠内の中央に試験片49の領域Aが位置するように、試験片49の上に配置し、更に擬似皮膚57が試験片49と対向するように擬似発熱発汗装置51を載置した。そして、ラバーヒーター53bで銅板53aを加温して37℃に保持しながら、送水ライン55を介してポンプPで0.3ml/hの水を擬似皮膚57に連続的に供給した。これにより、水が擬似皮膚57に染み込み、加温部材53により加温されることで気化して空間保持治具59で区画された空間Sに水蒸気として拡散する。したがって、試験片49の空間保持治具59で区画された90mm×90mmの領域が、空間Sに拡散した水蒸気に晒されることとなる。すなわち、この水蒸気に晒された部分が試験領域Eである。領域Aの温度を試験片49の中央において表面側から測定し、初期温度との差として、上昇温度を算出した。No.1〜4について上昇温度の最大値を図6に示すとともに、温度上昇が見られたNo.2〜4について上昇温度の経時変化を図7に示す。なお、試験片49の温度は、空間保持治具59の下から空間S内に潜り込ませた熱伝対63で測定し、空間保持治具59と試験片との隙間はゴム製テープ(図示省略)により埋めることで、空間Sと外部とを区画した。
The measurement was performed in a room at 23 ° C. and 50% RH. In the measurement, the
図6から明らかなように、吸湿発熱繊維を含有しないNo.1では温度上昇が見られなかったのに対して、吸湿発熱繊維を含むNo.2〜4ではいずれも温度上昇が見られ、吸湿発熱繊維が、水蒸気に晒される試験片の表面に露出していなくても吸湿発熱繊維に水蒸気が到達して吸湿発熱反応が進行することが確認された。 As apparent from FIG. 6, No. containing no hygroscopic exothermic fiber. No increase in temperature was observed in No. 1, whereas no. In each of 2 to 4, a temperature increase was observed, and it was confirmed that the moisture-absorbing exothermic fibers proceeded even when the moisture-absorbing exothermic fibers were not exposed on the surface of the test piece exposed to water vapor, and the moisture-absorbing exothermic fibers reached. It was done.
織物の構成は共通しており、裏面の塗膜の有無においてのみ構成が異なるNo.2とNo.3とを比較すると、図6から明らかなように、領域Bにのみ塗膜を形成し、領域Aには塗膜を形成していないNo.3の領域Aの最大上昇温度は2℃であり、領域Aにも領域Bにも塗膜の無いNo.2に比べ、2倍もの温度上昇が認められた。これにより、水蒸気に晒される面方向の領域のうち、一部分を除く他の部分において厚み方向の通気を規制することで、通気の規制されない一部分に水蒸気が集中し、その一部分に含まれる吸湿発熱繊維による発熱量をより大きくすることができることが確認された。
また、図7から明らかなように、No.3では約6分で上昇温度が最大に達したのに対し、No.2では、上昇温度が最大に達するのに約7.5分かかった。これにより、通気の規制されない一部分においては、吸湿発熱繊維が効率よく水蒸気と接触し、吸湿発熱反応の速度が向上し、速やかに温度が上昇することが明らかとなった。
The composition of the woven fabric is common, and the composition differs only in the presence or absence of the coating film on the back surface. 2 and No. 3, as is clear from FIG. 6, a coating film is formed only in the region B and no coating film is formed in the region A. No. 3 where the maximum temperature rise in region A was 2 ° C. Compared to 2, a temperature increase of 2 times was observed. Thereby, by restricting the ventilation in the thickness direction in the area other than a part of the area in the surface direction exposed to the water vapor, the water vapor concentrates in a part where the ventilation is not restricted, and the moisture-absorbing heating fiber contained in the part. It was confirmed that the amount of heat generated by can be increased.
As is clear from FIG. In No. 3, the rise in temperature reached the maximum in about 6 minutes. In 2, it took about 7.5 minutes for the temperature rise to reach a maximum. As a result, it was found that in a part where the ventilation is not regulated, the hygroscopic exothermic fiber efficiently contacts with the water vapor, the rate of the hygroscopic exothermic reaction is improved, and the temperature rises quickly.
また、領域Bにのみ塗膜を形成した点は共通しており、織物の構成が異なるNo.3とNo.4とを比較すると、図6から明らかなように、No.4の方が最大上昇温度が高かった。これは、No.3は、No.4に比べて試験領域E全体に含まれる吸湿発熱繊維の量は多いが、領域Aと領域Bとにわたって均一に含まれているのに対し、No.4では試験領域E全体に含まれる吸湿発熱繊維の量は少ないが、吸湿発熱繊維が領域Aにのみ集中して配されていることで、領域Aにおける吸湿発熱繊維混率がNo.3よりも高いためであると推察される。この結果より、通気の規制されない一部分にのみ吸湿発熱繊維を集中して配することにより、表皮本体全体に含まれる吸湿発熱繊維の含有量を抑えつつも、吸湿発熱繊維を配した一部分においての上昇温度を高めることができることが明らかとなった。
また、図7から、明らかなように、No.4では、No.3よりも早く約5分で上昇温度が最大に達した。これにより、通気の規制されない一部分での吸湿発熱繊維の含有量を高めることで、より速やかに温度が上昇することが明らかとなった。
Moreover, the point which formed the coating film only in the area | region B is common, and the structure of a textile fabric differs. 3 and no. 4 and No. 4, as is clear from FIG. No. 4 had a higher maximum temperature rise. This is no. 3 is No.3. 4, the amount of moisture-absorbing exothermic fibers contained in the entire test region E is large, but it is uniformly contained in the regions A and B. 4, the amount of moisture-absorbing exothermic fibers contained in the entire test area E is small, but the moisture-absorbing exothermic fibers are concentrated only in the area A, so This is probably because it is higher than 3. From this result, it is possible to concentrate the hygroscopic exothermic fiber only on the part where the ventilation is not restricted, thereby suppressing the content of the hygroscopic exothermic fiber contained in the entire epidermis body, while increasing the part where the hygroscopic exothermic fiber is arranged. It became clear that the temperature could be increased.
As is clear from FIG. In No. 4, no. The rising temperature reached its maximum in about 5 minutes earlier than 3. As a result, it has been clarified that the temperature rises more quickly by increasing the content of the moisture-absorbing exothermic fiber in a part where the ventilation is not restricted.
11 車両用シート
13 シートクッション
13a 座面
21 シートパッド
31 シートカバー
33 表皮材
35 表皮本体
37 通気部
39 通気抑制部
41 皮膜構造
43 吸湿発熱繊維
45 第1の構成繊維
49 試験片
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記着座面を構成する表皮材を備え、該表皮材は、その表面が前記着座面を構成する表皮本体を有しており、前記表皮材の面方向には、前記表皮本体の裏面に皮膜構造が形成され厚み方向の通気が抑制された通気抑制部と、前記表皮本体の裏面に皮膜構造のない通気部とが設定されており、少なくとも前記通気部においては、前記表皮本体に吸湿発熱繊維が含まれていることを特徴とする車両用シートカバー。 A vehicle seat cover that covers a seat pad that forms a seating surface of a vehicle seat,
The skin material comprising the seating surface is provided, and the skin material has a skin body whose surface constitutes the seating surface, and in the surface direction of the skin material, a coating structure is formed on the back surface of the skin body. Is formed, and a ventilation portion without a film structure is set on the back surface of the skin body, and at least in the ventilation portion, moisture absorbing heat generating fibers are formed on the skin body. A vehicle seat cover characterized by being included.
前記吸湿発熱繊維が前記表皮本体の前記着座面を構成する表面に露出していないことを特徴とする車両用シートカバー。
The vehicle seat cover according to claim 1,
The vehicular seat cover, wherein the moisture-absorbing heat-generating fiber is not exposed on a surface constituting the seating surface of the skin main body.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010039823A JP5440246B2 (en) | 2010-02-25 | 2010-02-25 | Vehicle seat cover |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010039823A JP5440246B2 (en) | 2010-02-25 | 2010-02-25 | Vehicle seat cover |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011173539A JP2011173539A (en) | 2011-09-08 |
JP5440246B2 true JP5440246B2 (en) | 2014-03-12 |
Family
ID=44686835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010039823A Expired - Fee Related JP5440246B2 (en) | 2010-02-25 | 2010-02-25 | Vehicle seat cover |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5440246B2 (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105793103A (en) * | 2013-12-06 | 2016-07-20 | 日本发条株式会社 | vehicle seat |
CN103738208A (en) * | 2013-12-13 | 2014-04-23 | 苏州市润元汽车配件有限公司 | Warm seat for vehicle |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4913204U (en) * | 1972-05-06 | 1974-02-04 | ||
JPH0345749U (en) * | 1989-03-22 | 1991-04-26 | ||
JPH1112833A (en) * | 1997-06-26 | 1999-01-19 | Mizuno Corp | Heat insulator absorbing moisture and generating heat |
JP3727812B2 (en) * | 1999-10-18 | 2005-12-21 | 美津濃株式会社 | Thermal chair |
-
2010
- 2010-02-25 JP JP2010039823A patent/JP5440246B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011173539A (en) | 2011-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5197382B2 (en) | Coating for viscoelastic foam mattress | |
EP2481616B1 (en) | Seat heating device and vehicle with same | |
KR102098178B1 (en) | Artificial leather laminate for Synthetic for reducing the surface temperature of car seat | |
JP5440246B2 (en) | Vehicle seat cover | |
JP2013095349A (en) | Vehicle seat | |
JP2012006411A (en) | Heating apparatus for vehicle seat | |
JP5423109B2 (en) | Vehicle seat | |
JP7436904B2 (en) | Outer skin and vehicle seats | |
JP3727812B2 (en) | Thermal chair | |
JP4491710B2 (en) | Pad | |
JP3185616U (en) | Fiber laminate | |
JP3217340U (en) | Wheelchair cushion | |
JP6896505B2 (en) | Bedding cushioning material | |
KR102134173B1 (en) | Fabrics for ventilating seat applied materials with cooling effect | |
JP3221613U (en) | Cold feeling sheet | |
JP2001120390A (en) | Composite mesh structured sheet with antislipping function | |
JP2010252969A (en) | Mat for sleeping bag | |
JPH02249511A (en) | Seat for vehicle or holstering material for chair or the like | |
JP2013095348A (en) | Vehicle seat | |
JPH0970339A (en) | Bedsore preventing mat | |
JP6265661B2 (en) | Temperature sensitive sheet | |
JP3607891B2 (en) | Cushion cover and cushion structure | |
CZ2016177A3 (en) | Upper covering fabric of a car seat | |
JP4725827B2 (en) | Rug and lining processing method | |
JP3147771U (en) | Thermal insulation sheet |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120829 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131113 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131119 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131202 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |