JP5423913B2 - 含フッ素重合体及びその製造方法 - Google Patents
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Description
任意の重合単位としてビニルアルコールに基づく重合単位、及び、
一般式(1):−CH2−CH(−O−(L)l−Rb)−
(式中、Rbは少なくとも1つの末端二重結合を有する有機基であり、Lは2価の有機基であり、lは0又は1である。)で表される重合単位、
を含むことを特徴とする含フッ素重合体である。
−(C=O)s−(N−H)p−
(式中、sは0又は1であり、pは0又は1である。)で表される有機基であることが好ましい。
O=C=N−Rb
(式中、Rbは少なくとも1つの末端二重結合を有する有機基である。)で表される化合物とを反応させることにより含フッ素重合体を得る工程、を含むことを特徴とする製造方法でもある。
Xb−C(=O)−Rb
(式中、XbはHO−、R10O−、F−又はCl−であり、R10はアルキル基又は含フッ素アルキル基であり、Rbは少なくとも1つの末端二重結合を有する有機基である。)で表される化合物とを反応させることにより含フッ素重合体を得る工程、を含むことを特徴とする製造方法でもある。
CH2=CH−OR
(式中、Rは脱保護反応によりビニルアルコールに変換されうる保護基である。)で表されるビニルエーテル単量体とを共重合させて含フッ素単量体/ビニルエーテル共重合体を得る工程、上記含フッ素単量体/ビニルエーテル共重合体を脱保護することにより含フッ素単量体/ビニルアルコール共重合体を得る工程、及び、上記含フッ素単量体/ビニルアルコール共重合体と一般式(5):
O=C=N−Rb
(式中、Rbは少なくとも1つの末端二重結合を有する有機基である。)で表される化合物とを反応させることにより含フッ素重合体を得る工程、を含むことを特徴とする製造方法でもある。
CH2=CH−OR
(式中、Rは脱保護反応によりビニルアルコールに変換されうる保護基である。)で表されるビニルエーテル単量体とを共重合させて含フッ素単量体/ビニルエーテル共重合体を得る工程、上記含フッ素単量体/ビニルエーテル共重合体を脱保護することにより含フッ素単量体/ビニルアルコール共重合体を得る工程、及び、上記含フッ素単量体/ビニルアルコール共重合体と一般式(7):
Xb−C(=O)−Rb
(式中、XbはHO−、R10O−、F−又はCl−であり、R10はアルキル基又は含フッ素アルキル基であり、Rbは少なくとも1つの末端二重結合を有する有機基である。)で表される化合物とを反応させることにより含フッ素重合体を得る工程、を含むことを特徴とする製造方法でもある。
本発明の製造方法は、透明性、低屈折率性、耐溶剤性及び耐熱性を有し、容易に硬化させることができる含フッ素重合体を簡便に製造することができ、得られる共重合体が有する硬化部位の量を調整することも容易である。
(式中、Rbは少なくとも1つの末端二重結合を有する有機基であり、Lは2価の有機基であり、lは0又は1である。)で表される重合単位を含む。本発明の含フッ素重合体は、硬化部位として二重結合を有する重合体であり、硬化部位の数は含フッ素重合体を製造する際に容易に調整することができる。
また、一般式(1)で表される重合単位は、一般式:
CH2=CH−O−(L)l−Rb
(式中、Rbは少なくとも1つの末端二重結合を有する有機基であり、Lは2価の有機基であり、lは0又は1である。)で表される単量体に基づく重合単位である。
で表される基が挙げられる。
で表される基が反応性の点から好ましい。
で表される基も挙げられる。
で表される基からなる群より選択される少なくとも1種の置換基であることが好ましい。
−(C=O)s−(N−H)p−
(式中、sは0又は1であり、pは0又は1である。)で表される有機基であることが好ましい。s及びpがいずれも1の場合、Rbはウレタン結合を介して含フッ素重合体の主鎖と結合することになり、sが1でpが0の場合、Rbはエステル結合を介して含フッ素重合体の主鎖と結合することになり、s及びpがいずれも0の場合、Lは単結合を表し、Rbはエーテル結合を介して含フッ素重合体の主鎖と結合することになる。
これらビニルエーテル単量体は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明の含フッ素重合体は、含フッ素単量体とビニルエステル単量体とを共重合させて含フッ素単量体/ビニルエステル共重合体を得る工程、上記含フッ素単量体/ビニルエステル共重合体を加水分解することにより含フッ素単量体/ビニルアルコール共重合体を得る工程、上記含フッ素単量体/ビニルアルコール共重合体と一般式(5):
O=C=N−Rb
(式中、Rbは少なくとも1つの末端二重結合を有する有機基である。)で表される化合物とを反応させることにより含フッ素重合体を得る工程、を含む製造方法により好適に製造することができる。この製造方法を本発明の第一の製造方法ということがある。
1H−NMR:Varian社製のGEMINI−300
で表される化合物が好ましい。
本発明の含フッ素重合体は、また、含フッ素単量体とビニルエステル単量体とを共重合させて含フッ素単量体/ビニルエステル共重合体を得る工程、上記含フッ素単量体/ビニルエステル共重合体を加水分解することにより含フッ素単量体/ビニルアルコール共重合体を得る工程、及び、上記含フッ素単量体/ビニルアルコール共重合体と一般式(7):
Xb−C(=O)−Rb
(式中、XbはHO−、R10O−、F−又はCl−であり、R10はアルキル基又は含フッ素アルキル基であり、Rbは少なくとも1つの末端二重結合を有する有機基である。)で表される化合物とを反応させることにより含フッ素重合体を得る工程、を含む製造方法により製造することもできる。この製造方法を本発明の第二の製造方法ということがある。
で表される化合物であることが好ましい。
で表される化合物がより好ましい。
本発明の含フッ素重合体は、また、含フッ素単量体と一般式(9):
CH2=CH−OR
(式中、Rは脱保護反応によりビニルアルコールに変換されうる保護基である。)で表されるビニルエーテル単量体とを共重合させて含フッ素単量体/ビニルエーテル共重合体を得る工程、上記含フッ素単量体/ビニルエーテル共重合体を脱保護することにより含フッ素単量体/ビニルアルコール共重合体を得る工程、上記含フッ素単量体/ビニルアルコール共重合体と一般式(5):
O=C=N−Rb
(式中、Rbは少なくとも1つの末端二重結合を有する有機基である。)で表される化合物とを反応させることにより含フッ素重合体を得る工程、を含む製造方法により好適に製造することができる。この製造方法を本発明の第三の製造方法ということがある。
1H−NMR:Varian社製のGEMINI−300
本発明の含フッ素重合体は、また、含フッ素単量体と一般式(9):
CH2=CH−OR
(式中、Rは脱保護反応によりビニルアルコールに変換されうる保護基である。)で表されるビニルエーテル単量体とを共重合させて含フッ素単量体/ビニルエーテル共重合体を得る工程、上記含フッ素単量体/ビニルエーテル共重合体を脱保護することにより含フッ素単量体/ビニルアルコール共重合体を得る工程、及び、上記含フッ素単量体/ビニルアルコール共重合体と一般式(7):
Xb−C(=O)−Rb
(式中、XbはHO−、R10O−、F−又はCl−であり、R10はアルキル基又は含フッ素アルキル基であり、Rbは少なくとも1つの末端二重結合を有する有機基である。)で表される化合物とを反応させることにより含フッ素重合体を得る工程、を含む製造方法により製造することもできる。この製造方法を本発明の第四の製造方法ということがある。
本発明の含フッ素重合体(a)を含む硬化性組成物も本発明の1つである。
で表わされる化合物が好ましい。具体的には、一般式:
で表される化合物等が挙げられる。
酸素フラスコ燃焼法により試料10mgを燃焼し、分解ガスを脱イオン水20mlに吸収させ、吸収液中のフッ素イオン濃度をフッ素選択電極法(フッ素イオンメーター、オリオン社製 901型)で測定することにより求める(質量%)。
NMR測定装置:VARIAN社GEMINI−300
19F−NMR測定条件:376MHz(トリクロロフルオロメタン=0ppm)
NMR測定装置:VARIAN社製GEMINI−300
1H−NMR測定条件:400MHz(テトラメチルシラン=0ppm)
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により、東ソー(株)製のGPC HLC−8020を用い、Shodex社製のカラム(GPC KF−801を1本、GPC KF−802を1本、GPC KF−806Mを2本直列に接続)を使用し、溶媒としてテトラヒドロフラン(THF)を流速1ml/分で流して測定したデータより、重量平均分子量(Mw)、数平均分子量(Mn)を算出する。
DSC(示差走査熱量計:SEIKO社製、RTG220)を用いて、−50℃から200℃までの温度範囲を10℃/分の条件で昇温(ファーストラン)−降温−昇温(セカンドラン)させ、セカンドランにおける吸熱曲線の中間点をTg(℃)とした。
DSC(示差走査熱量計:SEIKO社製、RTG220)を用いて、10℃/分の条件で昇温したときの融解熱曲線における極大値に対応する温度をTm(℃)とした。
Perkin Elmer社製フーリエ変換赤外分光光度計1760Xで室温にて測定する。
3Lステンレス製オートクレーブ中に溶媒として酢酸ブチル1200gとビニルエステル単量体として酢酸ビニル140gを仕込み、重合開始剤としてパーブチルPV(製品名、日油株式会社製)7.2gを加え、フランジを締め、オートクレーブを真空置換して、フッ素オレフィンガスとしてテトラフルオロエチレンを封入し、60℃の振とう式恒温槽に入れて反応を開始した。重合圧力が降下していることからガスモノマーの消費を確認し、6時間で振とうを止め、残ガスをブローして反応を終了した。
モノマーの仕込み比、スケール、反応時間等を変える以外は合成例1と同様にしてポリマーA2を得た。反応条件を表1に、得られたポリマーの物性を表2にまとめる。
3Lステンレス製オートクレーブに純水1000g、酢酸ビニル23.2g、ネオコールP(ジオクチルスルホコハク酸ナトリウムの76.4質量%イソプロピルアルコール溶液:第一工業製薬(株)製)を入れ、窒素置換し、テトラフルオロエチレン37gを加え、槽内を80℃まで昇温した。その後、テトラフルオロエチレンを30g加えた。このとき槽内の圧力は0.809MPaとなった。これに撹拌下、過硫酸アンモニウム(APS)の1質量%水溶液22gを加え、反応を開始した。反応開始時に酢酸ビニルの追加を開始し、6時間かけて283gの酢酸ビニルを追加した。反応中は酢酸ビニル/テトラフルオロエチレンの比率が一定になるように、電磁弁を用いてテトラフルオロエチレンを連続供給した。撹拌速度は500rpmであった。
300mLステンレス製オートクレーブ中に酢酸ブチル溶媒50gとステアリン酸ビニルモノマー10gを仕込み、重合開始剤としてパーブチルPV(製品名、日油株式会社製)を0.4g加え、フランジを締め、オートクレーブを真空置換して、フッ素オレフィンガスとして、8.0gのテトラフルオロエチレンを封入し、引き続いて2.6gのヘキサフルオロプロピレンを封入し60℃の振とう式恒温槽に入れて反応を開始した。重合圧力が降下していることからガスモノマーの消費を確認し、15時間で振とうを止め、残ガスをブローして反応を終了した。
モノマーの種類および仕込み比、スケール、反応時間等を変える以外は合成例1と同様にしてポリマーA5,B1,B2を得た。反応条件を表1に、得られたポリマーの物性を表2にまとめる。
300mlステンレス製オートクレーブ中にt−ブタノール150.0gとt−ブチルビニルエーテル26.7g、炭酸カリウム0.48gを仕込み、重合開始剤としてパーブチルPVの70%イソオクタン溶液0.46gを加え、フランジを締め、オートクレーブを真空置換して、フッ素オレフィンガスとして、テトラフルオロエチレンを26.7g封入し、60℃の振とう式恒温槽に入れて反応を開始した。重合圧力が降下していることからガスモノマーの消費を確認し、3時間で振とうを止め、残ガスをブローして反応を終了した。
反応条件を表1に、得られたポリマーの物性を表2にまとめる。
合成例2で得られたTFE/酢酸ビニルポリマーA2を4g、136gのMeOH溶媒中に入れて撹拌し、触媒量のNaOH粒(約0.4g)を加えて徐々に反応させ、ポリマーが均一溶解するまで撹拌を続けた。反応とともに溶液が黄色く着色し、3日間常温で撹拌したところでポリマーが均一に溶解したので反応を終了した。反応液をエバポレーターで濃縮し、水中に滴下することでポリマーを再沈殿させて精製した。1NのHClで洗浄後、イオン交換水でよく洗浄し、再沈したポリマーを吸引ろ過し、乾燥機で80℃2hr乾燥させた。IRにより観測された、カルボニルピークの相対強度より、加水分解率(ケン化度)を計算した結果、ほぼ100%であるTFE/ビニルアルコールポリマー A2−100を得た。
合成例1で得られたTFE/酢酸ビニルポリマーA1を10gTHF溶媒中に濃度が10質量%になるように均一溶解させた。その後、0.6NのNaOH溶液をポリマー中の酢酸ビニル当量になるように添加し、30分後にポリマーを大量の水中に再沈させた。1NのHClで洗浄後、イオン交換水でよく洗浄し、再沈したポリマーを吸引ろ過し、乾燥機で80℃2hr乾燥させた。IRにより観測された、カルボニルピークの相対強度より、加水分解率(ケン化度)を計算した結果、34%である、TFE/ビニルアルコール/酢酸ビニルポリマー A1−34を得た。
合成例10のケン化時間を変えることにより、TFE/ビニルアルコール/酢酸ビニルポリマーであるA1−45、A1−86、A1−96を得た。結果を表3にまとめる。
合成例10のケン化時間を1日とし、合成例3〜7で得られたポリマーを用いる以外は合成例10と同様にして、ケン化ポリマーを得た。結果を表3にまとめる。
100mlナスフラスコに、合成例8で得られたTFE/t−ブチルビニルエーテルポリマーC1(TFE/t−ブチルビニルエーテル=48/52(モル比))2.63g、1,4−ジオキサン1.2ml、4N HCl水溶液50mlを入れ、80℃で加熱撹拌した。2時間後、加熱を止め放冷し、析出したポリマーを純水で3回洗浄した。ポリマーをテトラヒドロフラン(THF)に溶解させ、エタノール/水(50/50体積%)の溶液に再沈殿し、真空乾燥させた。1H−NMRにより、脱保護反応前後での1.0〜1.3ppm付近のターシャルブチル基(−C(CH 3 )3)由来のプロトンの積分値と、2.2〜2.7ppmの主鎖メチレン基(−CH 2 −CH−)由来のプロトンの積分値を定量することにより、脱保護度を計算した結果、97%であるTFE/ビニルアルコール/t−ブチルビニルエーテルポリマーC1−97を得た。結果を表3にまとめる。
2.1gのポリマーA1−96を20gのDMF(N,N−ジメチルホルムアミド)溶媒に均一溶解させた。昭和電工社製カレンズAOI(CH2=CHCOOCH2CH2NCO)を2.3g、および、触媒としてジブチルスズジラウレートを89μL添加後、室温で24時間、攪拌した。
表4に記載したポリマーを使用する以外は実施例1と同様にして、カレンズAOIと反応させた。配合比を表4にまとめる。これらのポリマーのIR分析をおこなったところ、いずれも、ポリマーのOH基が大幅に減少し、あらたにウレタン結合(N−HとC=O)および、炭素−炭素二重結合のピークが観測された。各ポリマーの略称も表4に示す。
カレンズAOIのかわりに昭和電工社製カレンズMOI(CH2=CCH3COOCH2CH2NCO)、昭和電工社製カレンズBEIを用いる以外は実施例1と同様にして反応させた。配合比を表4にまとめる。カレンズBEIは以下の化学式で表される。
ポリマーA1−96を2.2g計量し、あらかじめモレキュラーシーブス4Aで脱水したメチルイソブチルケトン(MIBK)40gに溶解させ、撹拌装置、温度計を備えた100mlのガラス製四ツ口フラスコに仕込んだ。その後、トリエチルアミンを1.9g加えた後、滴下ロートより、2−フルオロアクリル酸フロライド(CH2=CFCOF)を1.6g、氷浴下で滴下し、十分に攪拌して均一化させた。2時間攪拌後、室温にもどした。さらに4時間撹拌を継続した。
実施例14において、ポリマー(A1−96)を2.1g、トリエチルアミンの量を0.92g、2−フルオロアクリル酸フロライドの量を0.77gとした以外は同様にして反応を行い、式(10)においてm:n=55:45の不飽和基含有ポリマーを1.8g得た。このポリマーをA1−96−F−50と称する。
ポリマー(A1−96)を2.1g計量し、あらかじめモレキュラーシーブス4Aで脱水したメチルイソブチルケトン(MIBK)40gに溶解させ、撹拌装置、温度計を備えた200mlのガラス製四ツ口フラスコに仕込んだ。その後、トリエチルアミンを0.92g加えた後、滴下ロートより、メタリル酸クロライド(CH2=C(CH3)COCl)を0.87g、氷浴下で滴下し、十分に攪拌して均一化させた。2時間攪拌後、室温にもどした。滴下終了後、室温まで温度を上げさらに4時間撹拌を継続した。
実施例16において、メタリル酸クロライドに代えてアクリル酸クロライドを0.75g用いた以外は同様にして反応を行い、下記式(12):
実施例14において、ポリマー(C1−97)を2.2g、トリエチルアミンの量を0.95g、2−フルオロアクリル酸フロライドの量を0.78gとした以外は同様にして反応を行い、式(10)においてm:n=54:46の不飽和基含有ポリマーを1.5g得た。このポリマーをC1−97−F−50と称する。
以下の配合に従って硬化性組成物を調製した。表6に各組成の配合量を示す。
ポリマー(A1−96−AOI) 50質量部
4FA(CH2=CHCOOCH2C2F4H) 30質量部
トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPA) 20質量部
ダロキュアMBF(チバスペシャリティケミカルズ社製) 4質量部
MIBK 200質量部
△:一部に白濁(ゲル状物)が認められる。
×:不透明、白濁。
シリコンウェハー上に硬化性組成物をスピンコートし、膜厚が約0.1μmになるように塗布し、風乾後、200℃の送風式乾燥機にて10分間、乾燥後、ベルトコンベア式のUV露光機にて、上部より、1500mJ/cm2Uの強度で紫外線を照射して硬化させた。
UV硬化させた硬化物を目視で評価した。
○:透明でかつ均一である。
△:一部に白濁(にごり)が認められる。
×:不透明、白濁。
室温で、UV硬化後のサンプルの表面に酢酸ブチルを数滴おとし、1分後にキムワイプで拭き取り、目視で観察した。
○:目視で膨潤が見られない。
△:目視で膨潤が見られる。
×:溶解する。
耐熱性は150℃において各サンプルを1時間保持し、外観の変化を目視で観察した。
○:目視で変化が見られない。
△:目視でわずかな変色、濁りがみられる。
×:目視で明らかな変色、白濁、変形等が見られる。
表6に示す配合に従って硬化性組成物を調製し、実施例19と同様に各種物性を測定した。結果を表7に示す。
ポリマーとして、末端二重結合を有さないA1を用いた以外は実施例19と同様に硬化性組成物を調製し、実施例19と同様に各種物性を測定した。結果を表7に示す。
ポリマーとして、末端二重結合を有さないA1−96を用いた以外は実施例19と同様に硬化性組成物を調製し、実施例19と同様に各種物性を測定した。結果を表7に示す。
Claims (8)
- 含フッ素単量体に基づく重合単位、任意の重合単位としてビニルアルコールに基づく重合単位、及び、
一般式(1):−CH2−CH(−O−(L)l−Rb)−
(式中、Rbは少なくとも1つの末端二重結合を有する有機基であり、Lは2価の有機基であり、lは1である。)で表される重合単位、を含む含フッ素重合体を製造するための製造方法であって、
含フッ素単量体とビニルエステル単量体とを共重合させて含フッ素単量体/ビニルエステル共重合体を得る工程、
前記含フッ素単量体/ビニルエステル共重合体を加水分解することにより含フッ素単量体/ビニルアルコール共重合体を得る工程、及び、
前記含フッ素単量体/ビニルアルコール共重合体と一般式(5):
O=C=N−Rb
(式中、Rbは少なくとも1つの末端二重結合を有する有機基である。)で表される化合物とを反応させることにより含フッ素重合体を得る工程、
を含むことを特徴とする製造方法。 - 含フッ素単量体に基づく重合単位、任意の重合単位としてビニルアルコールに基づく重合単位、及び、
一般式(1):−CH2−CH(−O−(L)l−Rb)−
(式中、Rbは少なくとも1つの末端二重結合を有する有機基であり、Lは2価の有機基であり、lは1である。)で表される重合単位、を含む含フッ素重合体を製造するための製造方法であって、
含フッ素単量体とビニルエステル単量体とを共重合させて含フッ素単量体/ビニルエステル共重合体を得る工程、
前記含フッ素単量体/ビニルエステル共重合体を加水分解することにより含フッ素単量体/ビニルアルコール共重合体を得る工程、及び、
前記含フッ素単量体/ビニルアルコール共重合体と一般式(7):
Xb−C(=O)−Rb
(式中、XbはHO−、R10O−、F−又はCl−であり、R10はアルキル基又は含フッ素アルキル基であり、Rbは少なくとも1つの末端二重結合を有する有機基である。)で表される化合物とを反応させることにより含フッ素重合体を得る工程、
を含むことを特徴とする製造方法。 - 含フッ素単量体に基づく重合単位、任意の重合単位としてビニルアルコールに基づく重合単位、及び、
一般式(1):−CH2−CH(−O−(L)l−Rb)−
(式中、Rbは少なくとも1つの末端二重結合を有する有機基であり、Lは2価の有機基であり、lは1である。)で表される重合単位、を含む含フッ素重合体を製造するための製造方法であって、
含フッ素単量体と一般式(9):
CH2=CH−OR
(式中、Rは脱保護反応によりビニルアルコールに変換されうる保護基である。)で表されるビニルエーテル単量体とを共重合させて含フッ素単量体/ビニルエーテル共重合体を得る工程、
前記含フッ素単量体/ビニルエーテル共重合体を脱保護することにより含フッ素単量体/ビニルアルコール共重合体を得る工程、及び、
前記含フッ素単量体/ビニルアルコール共重合体と一般式(5):
O=C=N−Rb
(式中、Rbは少なくとも1つの末端二重結合を有する有機基である。)で表される化合物とを反応させることにより含フッ素重合体を得る工程、
を含むことを特徴とする製造方法。 - 含フッ素単量体に基づく重合単位、任意の重合単位としてビニルアルコールに基づく重合単位、及び、
一般式(1):−CH2−CH(−O−(L)l−Rb)−
(式中、Rbは少なくとも1つの末端二重結合を有する有機基であり、Lは2価の有機基であり、lは1である。)で表される重合単位、を含む含フッ素重合体を製造するための製造方法であって、
含フッ素単量体と一般式(9):
CH2=CH−OR
(式中、Rは脱保護反応によりビニルアルコールに変換されうる保護基である。)で表されるビニルエーテル単量体とを共重合させて含フッ素単量体/ビニルエーテル共重合体を得る工程、
前記含フッ素単量体/アルキルビニルエーテル共重合体を脱保護することにより含フッ素単量体/ビニルアルコール共重合体を得る工程、及び、
前記含フッ素単量体/ビニルアルコール共重合体と一般式(7):
Xb−C(=O)−Rb
(式中、XbはHO−、R10O−、F−又はCl−であり、R10はアルキル基又は含フッ素アルキル基であり、Rbは少なくとも1つの末端二重結合を有する有機基である。)で表される化合物とを反応させることにより含フッ素重合体を得る工程、
を含むことを特徴とする製造方法。
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