JP5420444B2 - lock - Google Patents
lock Download PDFInfo
- Publication number
- JP5420444B2 JP5420444B2 JP2010029215A JP2010029215A JP5420444B2 JP 5420444 B2 JP5420444 B2 JP 5420444B2 JP 2010029215 A JP2010029215 A JP 2010029215A JP 2010029215 A JP2010029215 A JP 2010029215A JP 5420444 B2 JP5420444 B2 JP 5420444B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock
- lock box
- dharma
- trigger
- stopper lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Drawers Of Furniture (AREA)
Description
本発明は、トリガー機構を備えた錠前に関する。 The present invention relates to a lock provided with a trigger mechanism.
特許文献1には、錠前の一例として電気錠が記載されている。この種の電気錠は、普通一般に、電気的に開閉が可能であると同時に、合鍵、サムターン摘み等の操作部材による操作力によっても機械的に開閉可能な施・解錠機構を備えている。
ところで、従来、例えば錠前としての電気錠は、電気錠の施・解錠機構(デッドボルトの出没を制御する機構)に関しては、制御部の制御(電気回路や記憶部の情報)に頼るというのが一般的発想なので、駆動源としては、電動モータと機械的に開閉可能なシリンダ錠の両方のみで十分である、と考えられている。しかし、デッドボルトが電動モータ(駆動モータ)の駆動力により、例えば解錠状態から施錠状態へと移動している途中に於いて、該デッドボルトに錠箱側から側圧が掛かった場合には、該デッドボルトが錠箱から完全突出しない事態が生じ、現在、このような問題点を解消することが要望されている。 By the way, conventionally, for example, an electric lock as a lock depends on the control of the control unit (information on the electric circuit and the storage unit) regarding the locking / unlocking mechanism of the electric lock (mechanism for controlling the dead bolts). Therefore, it is considered that only an electric motor and a mechanically openable / closable cylinder lock are sufficient as a drive source. However, when the dead bolt is moved from the unlocked state to the locked state by the driving force of the electric motor (drive motor), for example, when a side pressure is applied to the dead bolt from the lock box side, A situation has arisen in which the deadbolt does not completely protrude from the lock box, and it is currently desired to solve such problems.
また、施錠状態を電動又は手動で解錠状態にしたまま開閉体を開いたときに、錠箱内に後退した施錠片の解錠状態を保持する解錠状態保持機構と、一方、開閉体を閉じた時、トリガーの作動により前記解錠状態保持機構の解錠状態が解かれ、これにより前記施錠片が錠箱から自動的に突出して自動施錠状態となる錠前のような新規な錠前を開発する場合、閉扉時、トリガーの後退動に起因して解錠状態保持機構の解錠状態が解かれると、該解錠状態保持機構を構成する摺動部材及びダルマが、電動モータ以外の駆動源以外の駆動源、例えば錠箱内の付勢手段の付勢力により作動して自動施錠状態になること期待される。なお、特許文献2には、
デッドボルトのラックと係合する係合歯を有する係止レバーと係脱するトリガー体を有するトリガー機構を備えた錠止装置(錠前)のの一例が開示されているものの、前記期待に答えることができない。
In addition, when the opening / closing body is opened while the locking state is electrically or manually unlocked, the unlocking state holding mechanism that holds the unlocking state of the locking piece retracted in the lock box, When unlocked, the unlocked state of the unlocked state holding mechanism is released by the operation of the trigger, and thus, a new lock such as a lock that automatically protrudes from the lock box and automatically locks is developed. When the unlocking state of the unlocked state holding mechanism is released due to the backward movement of the trigger when the door is closed, the sliding member and the dharma constituting the unlocked state holding mechanism are driven by a drive source other than the electric motor. It is expected to operate automatically by a biasing force of a driving source other than the above, for example, a biasing means in the lock box. In
An example of a locking device (lock) having a locking mechanism having a locking lever having an engaging tooth that engages with a rack of a dead bolt and a trigger body that engages and disengages is disclosed, but the above expectation is met. I can't.
本発明の所期の目的は、トリガーの作動を前提条件とし、かつ、動力源として付勢手段を用いて自動施錠状態にすること。すなわち、閉扉時、トリガーの後退動に起因して解錠状態保持機構の解錠状態が解かれると、該解錠状態保持機構を構成する摺動部材及びダルマが錠箱内の付勢手段の付勢力により作動して自動施錠状態になることである。また、本発明の第2の目的は、錠箱の内部空間を有効的に活用することである。また、本発明の第3の目的は、デッドボルトに錠箱側から側圧が掛かった場合であっても、デッドボルトが錠箱から完全に突出することである。また、本発明の第4の目的は、動力源としての付勢手段が常に安定した状態で作用することである。さらに、本発明の第5の目的は、トリガーの後退時、ストッパレバーが確実に回転することである。その他の目的は従属項によって特定され得る。 The intended purpose of the present invention is to set the automatic locking state using the urging means as a power source on the precondition of the operation of the trigger. That is, when the unlocking state of the unlocking state holding mechanism is released due to the backward movement of the trigger when the door is closed, the sliding member and the dharma constituting the unlocking state holding mechanism are moved by the urging means in the lock box. It is activated by an urging force and enters an automatic locking state. The second object of the present invention is to effectively utilize the internal space of the lock box. A third object of the present invention is that the dead bolt completely protrudes from the lock box even when a lateral pressure is applied to the dead bolt from the lock box side. The fourth object of the present invention is that the urging means as the power source always operates in a stable state. Furthermore, a fifth object of the present invention is to ensure that the stopper lever rotates when the trigger is retracted. Other purposes can be specified by the dependent claims.
本発明の錠前は、解錠状態保持機構31は、第1係合腕52及び第2係合腕53を有すると共に、錠箱1に軸支されたストッパレバー33と、このストッパレバーの前記第2係合腕53と係脱する被係合部38を有すると共にダルマ3に噛合するラック43を有する摺動部材32と、前記ストッパレバー33を前記摺動部材32に係合する方向へ常時付勢するバネ部材或いは反発力を付与する磁性体55とから構成され、一方、トリガー11は、前記第1係合腕52に連係するように前記錠箱の前壁側に配設され、開閉体2を閉じると、前記トリガー11が作動して前記ストッパレバー33が前記解錠状態の保持状態を解く方向へと回転し、その後、前記ダルマ3は錠箱内に配設された付勢手段70の付勢力により自動的に施錠方向へと回動して、施錠片4が自動施錠になることを特徴とする。
In the lock according to the present invention, the unlocked
なお、上記構成に於いて、「ダルマ3と摺動部材32との噛合」は、本実施例のようにダルマ3の係合歯と摺動部材32ラック43とを直接的に噛み合わせても良いし、又は他の歯車を介在させて間接的に噛み合わせても良い。
In the above configuration, “engagement between the
(a)請求項1に記載の発明は、動力源として錠箱内の付勢手段を用い、閉扉時、トリガーの後退動に起因して解錠状態保持機構の解錠状態が解かれると、該解錠状態保持機構を構成する摺動部材及びダルマが前記付勢手段の付勢力により作動して自動施錠状態になる。
(b)また、施錠時、常に駆動モータの駆動力に頼らないので、例えばダルマが起動した初期時以降にデッドボルトに錠箱側から側圧が掛かった場合であっても、デッドボルトが錠箱から完全に突出する。
(c)さらに、解錠状態保持機構を新規な構成で実現することができる。
(d)請求項2に記載の発明は、錠箱の内部空間を有効的に活用することができる。
(e)請求項3に記載の発明は、付勢手段は、捩じりコイルバネと、該捩じりコイルバネの螺旋状中央部を横柱で支持する可動のバネガイドとから成るので、付勢手段が常に安定した状態で作用する。
(f)請求項4に記載の発明は、錠箱の内部空間を有効的に活用することができる。特に、錠前が多数の部材を構成要件とする電気錠の場合に於いて、摺動部材は、少なくとも錠箱の前壁の内面と錠箱の後壁の内面の間を、例えば傾斜案内部を介して往復運動するので、電気錠の錠箱の内部空間を有効的に活用することができる。
(g)請求項5に記載の発明は、トリガーの後退時、ストッパレバー33は間接部材(例えば押圧片と、該押圧片と共働する可動片)を介して確実に回転する。また、トリガー11とストッパレバー33の間には、トリガーの後端部の段差状或いは凹所状の逃げ部分に入り込むことができる押圧片13を備えた間接部材12が存在するので、戸枠Yの縦枠と開閉体2の縦框2aとの間のクリアランスに対応することも可能である。
(h)請求項6に記載の発明は、簡単な構成により、防犯性を保持することができる。
(A) The invention of
(B) Further, since the driving force of the drive motor is not always used at the time of locking, for example, even when a side pressure is applied to the dead bolt from the lock box side after the initial time when the dharma is activated, Protrudes completely from.
(C) Furthermore, the unlocked state holding mechanism can be realized with a novel configuration.
(D) The invention according to
(E) In the invention described in
(F) The invention according to
(G) In the invention according to
(H) The invention according to claim 6 can maintain crime prevention properties with a simple configuration.
図1乃至図23は本発明の第1実施例を示す各説明図。図24至図31は本発明の第2実施例を示す各説明図。
(1)主な構成部材
ここでは、錠前Xの一例として電気錠を説明する。電気錠Xの主な構成部材は、錠箱1内に組込まれている、駆動モータ80、動力伝達歯車87、88、図示しないロック解除用回転体、摺動部材32、該摺動部材を係止するストッパレバー33を含む解錠状態保持機構31、摺動部材32に噛合するダルマ3、ダルマ3の駆動カム或いはダルマに連結された駆動リンク等の動力変換手段5を介して押し出されるデッドボルト4である。
(1) Main components Here, an electric lock will be described as an example of the lock X. Main components of the electric lock X include a
(2)本発明の特徴事項
本発明は、施錠状態を電動又は手動で解錠状態にしたまま開閉体2を開いたときに、錠箱1内に後退した施錠片4の解錠状態を保持する解錠状態保持機構31と、一方、開閉体2を閉じた時、トリガー11の作動により前記解錠状態保持機構31の解錠状態が解かれ、これにより前記施錠片4が錠箱1から自動的に突出して自動施錠状態となる錠前Xであって、前記解錠状態保持機構31は、第1係合腕52及び第2係合腕53を有すると共に、前記錠箱1に軸支されたストッパレバー33と、このストッパレバーの前記第2係合腕53と係脱する被係合部38を有すると共に、ダルマ3に噛合するラック43を有する摺動部材32と、前記ストッパレバー33を前記摺動部材32に係合する方向へ常時付勢するバネ部材55とから構成されている。
(2) Features of the present invention The present invention maintains the unlocked state of the
一方、前記トリガー11は、前記錠箱1に水平移動自在に設けられていると共に、前記第1係合腕52に直接又は間接的に連係するように係合し、前記開閉体2を閉じると、前記トリガー11が錠箱1内へ後退動して前記ストッパレバー33が前記解錠状態の保持状態を解く方向へと回転し、前記ダルマ3は錠箱内に配設された付勢手段70の付勢力により自動的に施錠方向へと回動して、前記施錠片4が自動施錠状態になる。
On the other hand, the
(3)その他の特徴事項
本実施例では、その他の特徴事項が存在する。これらの特徴事項は、公知文献との関係で、本発明の限定要件となり得るものである。すなわち、上記構成に於いて、動力源の付勢手段70は、錠箱1側に一端部が取付けられ、一方、他端部がダルマ3側に取付けられている。そして、付勢手段70は、捩じりコイルバネ71と、該捩じりコイルバネの螺旋状中央部71bを横柱72cで支持する可動のバネガイド72とから成る。
また、錠前Xは電気錠であり、また摺動部材32は、該電気錠の錠箱1の前壁1aの内面と錠箱1の後壁1bの内面の間を、傾斜案内部48を介して往復運動をする。また、トリガー11の後退時、ストッパレバー33はトリガーと共働する間接部材12を介して回転する。この間接部材12は、本実施例では、間接部材の押圧片13と該押圧片と共働する可動片14とから成り、前記可動片14の後端部は解錠状態保持機構31を構成するストッパレバー33の第1係合腕52に係合している。
(3) Other features There are other features in this embodiment. These features can be a limiting requirement of the present invention in relation to known literature. In other words, in the above configuration, the power source biasing means 70 has one end attached to the
The lock X is an electric lock, and the sliding
また、デッドボルト4には作動アーム18の上端部が枢支され、一方、該作動アーム18の下端部には、錠箱1側に設けられた案内切欠部20に直接又は間接的な案内される横杆状のデッド用ストッパ19を取付け、該デッド用ストッパ19は、前記デッドボルト4が付勢手段70の付勢力によって完全に突出した施錠時には、前記案内切欠部20に案内されてデッドボルト4の後端面をロックする。
The
そして、前記解錠状態保持機構31を構成する摺動部材32は、少なくとも錠箱1の前壁1aの内面と錠箱の後壁1bの内面の間を、傾斜案内部48(図11を参照)を介して往復運動するラック板35と、該ラック板と共働するように接合しかつストッパレバー33に係止される被係合部38を有するスライダ板34とを備えている(図7を参照)。
The sliding
さらに、デッドボルト4には作動アーム18の上端部が枢支され、一方、該作動アーム18の下端部には、錠箱1側に設けられた案内切欠部20に直接又は間接的な案内される横杆状のデッド用ストッパ19を取付け、該デッド用ストッパ19は、前記デッドボルト4が付勢手段70の付勢力によって完全に突出した施錠時には、前記案内切欠部20に案内されてデッドボルト4の後端面をロックする。
Furthermore, the upper end portion of the
(4)図1乃至図23に示す一実施例
以下、図1乃至図23に示す一実施例により説明する。図1は、電気錠Xの錠箱1を、例えば、ガラス扉2の自由端部側の縦框2aの中に組み込むことができる概略説明図である。
(4) One Example Shown in FIGS. 1 to 23 Hereinafter, one example shown in FIGS. 1 to 23 will be described. FIG. 1 is a schematic explanatory view illustrating that the
錠箱1は縦長に形成され、図1及び図2で示すように、該錠箱内には、デッドボルト(以下、ここでは当業者に通用する「デッド」の用語を用いる)の没入状態を保持する摺動部材32及び該摺動部材用ストッパレバー33を含む解錠状態保持機構31と、該解錠状態保持機構に保持(ロック)されるダルマ3と、前記錠箱側に一端部が取付けられ、一方、他端部がダルマ側に取付けられた動力源としての付勢手段70とが組込まれている。
The
電気錠Xは、動力源の付勢手段70を用いているが、電気的に開閉可能であるのみならず、従来の一般的に普及している電気錠と同様に操作部材(合鍵、サムターン摘み)の操作力によって機械的に開閉可能(デッドの出没可能)である。それ故に、後述するようにダルマ3には図示しないシリンダ錠等が取付けられ、また、錠箱1内には、駆動モータ80、図示しない検出手段と共にスイッチング回路を構成するプリント基板81等の電気錠に必要な構成部材が適宜に組込まれる。
The electric lock X uses the urging means 70 of the power source. However, the electric lock X is not only electrically openable and closable, but also an operation member (joint key, thumb turn knob) in the same manner as a conventional electric lock that has been widely used. ) Can be opened and closed mechanically (dead can appear and disappear). Therefore, as will be described later, a cylinder lock or the like (not shown) is attached to the
また、前記プリント基板81に接続されたリード線(信号線)82のコネクタ83は、扉、建物の壁面等の適宜箇所に設置された制御部(制御盤)84に接続する制御部側リード線(信号線)85のコネクタ86に接続可能である。
Further, a
また、図3及び図4で示すように、駆動モータ80の出力軸には駆動歯車(傘歯車)87や動力伝達歯車88(減速機構)が配設されている。なお、特に図示しないが、自動施錠モード、又は連続解錠モードのいずれかに選択することができるモード切り換え手段(例えば操作スイッチ)が、例えば錠箱の前壁部、制御盤等の適宜箇所に設けられている。また、錠箱1内には、図示しないロック解除用回転体が適宜に配設されている。
As shown in FIGS. 3 and 4, a drive gear (bevel gear) 87 and a power transmission gear 88 (reduction mechanism) are disposed on the output shaft of the
さて、本実施例の主要部は、例えば図3、図5等で示すトリガー11と、該トリガーに連動する解錠状態保持機構31である。解錠状態保持機構31は、例えば図5、図6等で示すように、錠箱1に軸支されたストッパレバー33と、このストッパレバーの前記第2係合腕53と係脱する被係合部38を有すると共に、ダルマ3に噛合するラック43を有する摺動部材32と、前記ストッパレバー33を前記摺動部材32に係合する方向へ常時付勢するバネ部材55とから構成されている。そして、第1実施例では、前記解錠状態保持機構31のストッパレバー33は、トリガー11の後端部に直接係合し、また、後述の第1実施例では、前記ストッパレバー33は、間接部材12を介してトリガー11の後端部に間接的に係合している。
Now, the main part of the present embodiment is a
図1はデッド4が錠箱1から突出した完全施錠位置、一方、図2はデッド4が完全施錠位置から完全解錠位置へと後退し、解錠状態保持機構31のストッパレバー33が摺動部材32の横柱状の被係合部38に対して係合した状態(解錠状態保持状態)である。
FIG. 1 shows the fully locked position in which the dead 4 protrudes from the
例えば電気錠Xの駆動モータ80が解錠方向へ起動すると、歯車群と噛合するロック解除用回転体が回転し、摺動部材32は錠箱側の直線案内長孔48を介してスライドするので、摺動部材32のラック板35のラック43と噛合するダルマ3は完全施錠位置から完全解錠位置まで回転する。したがって、デッド4は動力変換機構の一例である駆動リンク5を介して解錠位置へと戻される(図2)。また、電気錠Xは、図示しない合鍵操作によりダルマ3が解錠方向へ回転すると、完全施錠位置から完全解錠位置まで回転する。したがって、デッド4は動力変換機構5を介して解錠位置へと戻される(図2)。
For example, when the
このように、電動力であれ、手動の操作力であれ、図2で示すように解錠状態になると、バネ部材55のバネ力により、解錠状態保持機構31のストッパレバー33は、解錠状態保持機構31の摺動部材32をロック(解錠状態を保持する状態)し、開閉体(例えば扉)2を開いても、デッド4の没入状態を保持する。
In this way, whether it is an electric force or a manual operation force, when the unlocked state is reached as shown in FIG. 2, the
そこで、本実施例では、開閉体2を閉じると、図5で示すように、トリガー11が錠箱1内へ後退動してストッパレバー33が解錠状態の保持状態を解く方向へと回転し、ダルマ3は錠箱1内に配設された付勢手段70の付勢力により自動的に施錠方向へと回動して、施錠片としてのデッド4が自動施錠状態になる。
Therefore, in this embodiment, when the opening /
(5)電気錠X等を詳細
電気錠X等を詳細に説明する。図2を参照にすると、Xは電気錠(錠前)、Yは戸枠、Zは受け金具である。また、1aは錠箱1の前壁、1bは錠箱の後壁、1cは錠箱の幅広側壁(以下、「側壁」という。)、1dはデッドが出没する貫孔である。符号3は縦長錠箱1の下部側に図示しない受け座あるいは、座部を介して回動自在に設けられたダルマで、このダルマ3は、正面視側(図2、図14)に全体の形状が見えるダルマ本体21と、背面視側(図15)に全体の形状が見える駆動カム22とから成り、前記駆動カム22は前記ダルマ本体21と一体に結合している。
(5) Details of the electric lock X and the like The electric lock X and the like will be described in detail. Referring to FIG. 2, X is an electric lock (lock), Y is a door frame, and Z is a receiving metal fitting. Further, 1a is a front wall of the
しかして、ダルマ本体21は座部に嵌合する表環状部21aに、異形の不番開口が形成されている。周知のように、前記不番開口には、図示しないテールピースあるいは、連結杆が挿通され、該連結杆を介してシリンダ錠の内筒が連結されている。したがって、ダルマ3は操作部材としての合鍵の操作力によって回動可能である。
Thus, the Dalma
また、ダルマ本体21は、その表環状部21aに連設する円形状外周部21bの一部にセクターギア23と半径外方向へ山形状に突出する連結部24をそれぞれ有している。前記セキターギア23は、摺動部材32のラック板35に噛合し、一方、前記突起状連結部24には、駆動リンク5が第2枢支ピン7を介して連結する。
Further, the dharma
ダルマ本体21の裏側に合体する駆動カム22も、図15で示すように側壁1cの座部に嵌合する裏環状部22aに異形の不番開口が形成されている。周知のように前記不番開口には図示しないサムターン軸が挿通され、該サムターン軸にサムターン摘みが連結されている。
As shown in FIG. 15, the
したがって、ダルマ3は、操作部材としてのサムターン摘みの操作力によっても回動可能である。また、駆動カム22は、その裏環状部22aに連設する円形状外周部22bの一部に半径外方向へ人さし指状に延伸する係合アーム25と、該係合アーム25の根元あるいは根元付近にバネ端用の小突起26をそれぞれ有している。前記小突起26には、例えば図16及び図17で示す付勢手段70を構成する開脚変位バネ71の他端部71cが連結ピン27を介して連結され、一方、前記係合アーム25の折曲先端部は、後述の摺動部材32を構成するラック板35の被係合部に常時係合している。
Therefore, the
次に、4はダルマ3の下方に水平状態に配設されたデッドで、該デッド4は短杆状の駆動リンク5を介して前記ダルマ3の突起部分に連結されている。付言すると、本実施例では、駆動リンク5は、その一端部がデッド側の第1枢支ピン6に、一方、他端部がダルマ側の第2枢支ピン7にそれぞれ軸支され、ダルマ3の回動力をデッド4の進退動(往復運動)に変換する。また本実施例では、デッド4を案内する案内手段(ガイド板、ガイド溝、ガイド突起等)については、特に図示しないが、デッド4は、デッド4及び側壁1cに設けられた案内手段に案内され、出没自在に戸枠Yの受け金具Zに係脱する。
Next, 4 is a dead disposed horizontally below the
次に、31はデッドの没入状態を保持する解錠状態保持機構で、該解錠状態保持機構31は、摺動部材32、該摺動部材用ストッパレバー33及びバネ部材55を含み、ダルマ3を基準として、望ましくは、ダルマ3よりも上方に配設されている。図6は解錠状態保持機構31の摺動部材32とストッパレバー33をそれぞれ示す。
Next, 31 is an unlocked state holding mechanism for holding the dead immersion state. The unlocked
ここで、図7乃至図13を参照にして、摺動部材32の具体的構成を説明する。図8は、摺動部材32の正面図であるが、該摺動部材32は、図12及び図13で示すように垂直のスライダ板34(図12)と垂直のラック板35(図13)の二枚から構成され、これらのスライダ板34とラック板35は前後方向に接合している。
Here, with reference to FIG. 7 thru | or FIG. 13, the specific structure of the sliding
図8を基準にすると、ラック板35はスライダ板34の手前側に位置し、両板34,35は水平方向に所定間隔離間して設けられた複数個の係合部、被係合部、水平切欠部36,37,37a,37b,37cと介して互いに共働するように組み合っている。
With reference to FIG. 8, the
図8を参照にすると、36はスライダ板34の幅広下端部の手前側(前側)に突設された左右或いは上下の係合突起、これに対して、37は前記係合突起36に係合するようにラック板35の下端部に形成された左右の水平案内切欠と水平案内長孔である。手前側のラック板35は、これらの係合部36,37を介して、所定量水平方向へ往復可能である。
Referring to FIG. 8,
また、38,39はスライダ板34の中央部の前面に突設された左右の第1・第2案内突起部材で、図9の断面図と図10の端面図と比較すると明らかなように、一方側(図9では左側)の第1案内突起部材(横柱状の被係合部)38は、他方側(右側)の第2案内突起部材39よりも手前側に多少突出している。
しかして、前記左側の第1案内突起部材38は、その基端部がスライダ板34の傾斜状左端部に固定された状態でラック板35の左端部の逃し用水平案内切欠37aを貫通する第1支軸38aと、この第1支軸38aに取付けられた第1スライダコロ38b、ストッパコロ38c等から成り、前記第1支軸38aの突出先端部は適宜にかしめられている(図9参照)。
Thus, the first
付言すると、第1支軸38aの突出先端部は、望ましくは不番のワッシャと面一になるようにかしめられている。この第1案内突起部材38は、本実施例では、後述するように「ロック部材」の機能も兼用している。
In addition, the protruding tip of the
一方、前記右側の第2案内突起部材39は、その基端部がスライダ板34の突起状右端部に固定された状態で、ラック板35の復帰バネ40収納用水平切欠部37bを貫通する第2支軸39aと、この第2支軸39aに取り付けられた第2スライダコロ39b等から成り、前記第2支軸39aの突起先端部も第1支軸38aのそれと同様に適宜にかしめられている。したがって、第2案内突起部材39は、ストッパコロ38cを有しない分、その長さは第1案内突起部材38よりも短くなっている(図10参照)。
On the other hand, the second
また、スライダ板35の第1・第2案内突起部材38,39の間には水平方向に所定長の復帰バネ40用水平切欠部37cが形成されている、それ故に、スライダ板34の水平切欠部37cの右端縁部には第1バネ受け部41が設けられ、一方、ラック板35の水平切欠部37bの左端縁部には第2バネ受け部42が設けられ、これらの第1・2バネ受け部41,42に復帰バネ40の両端が支持された状態で両水平切欠部37b,37cに収納される。
Further, a
さらに、ラック板35の構成について付言すると、ラック板35の下端縁部には水平方向にダルマ3のセクターギア23を噛合するラック43が形成されており、また、ラック板35の上端縁部の適宜個所には、後述するストッパレバー33を押圧して解錠状態保持機構31のロック状態(ストッパレバーがスライダ34の第1案内突起部材38に係合している係止状態)を解くための傾斜状押圧部44が形成されており、さらに、ラック板35の裏側の一端部には、ダルマ3の駆動カム22の係合アーム25の内側が面接触状態で係合する突起状の被係合部45が設けられている。
Further, with regard to the configuration of the
したがって、本実施例では、摺動部材32は、ストッパレバー33の先端部と係脱するロック部材38を有するスライダ板34と、このスライダ板に係合部・被係合部36,37を介して共働するように組み合わせられ、かつダルマ3のセクターギア23と噛合するラック43を有するラック板35と、このラック板のバネ受け部42と前記スライダ板のバネ受け部41との間に組み込まれたラック板用復帰バネと40から成り、例えば合鍵、サムターン摘み等の操作部材を若干施錠方向へ回転操作すると、摺動部材32のラック板35は、ラック板用復帰バネ40のバネ力に抗して若干施錠方向へと移動すると共に、ストッパレバー33を押圧して解錠状態保持機構31のロック状態を解くこともできる。
Therefore, in the present embodiment, the sliding
ここで、図11を参照にして、摺動部材32を直線方向に案内するガイド板47について説明する。ガイド板47は、後述するストッパレバー33と共に、錠箱の一側壁1c(図2を基準にすると、手前側の正面の側壁)の内壁面に沿って適宜の固定されている。このガイド板47の数、厚さ、形状等は任意に設計することができる事項であるが、単数又は複数のガイド板47は、水平又は斜め方向(本実施例)の直線案内長孔48を有し、該直線案内長孔48には、第1・第2案内突起部材38,39の各スライダコロ38b、39bが摺動自在に嵌合している。
Here, the
次に、図3乃至図7、図14等を参照にして解錠状態保持機構31を説明する。例えば図3を参照にすると、トリガー11は錠箱1の前壁1a側に水平動自在に配設され、戸枠側の図示しないマグネットの極性に対応して反発するマグネットを有するブロック状の先端部11aと、この先端部11aに水平方向に延在する任意形状の後端部11bとから成り、前記後端部11bには、ストッパレバー33の第1係合腕52の係合孔52aに係合する可動ピン11cが設けられている。前記ストッパレバー33はダルマ3の上方に固定支軸51を介して回転自在に側壁1cに軸支されている。このストッパレバー33は、例えば図3を基準にすると、固定支軸51を基準として、上方に延伸する第1係合腕(いわば親指に相当)52と、左斜め下方方向に延伸してスライダ板34の第1案内突起部材(突起状被係合部)38に係脱する第2係合腕(いわば人差し指に相当)53と、右斜め下方方向に延伸してバネ部材55の一端部を受けるバネ端受け部分54と、前記第1係合腕52と第2係合腕53との間の適宜部位に小突起状に突出され、かつラック板35の押圧部44と摺設する受け部分56とから成っている。
Next, the unlocked
次に、図16乃至図18を参照にして動力源としての付勢手段70について説明する。付勢手段70は、図2で示すようにダルマ3の駆動カム22と錠箱の前壁1aとの間の空間に配設されている。本実施例の付勢手段70は、捩じりコイルバネ71と、該捩じりコイルバネを支持した状態で所定方向へ案内するバネガイド72とから成る。
Next, the urging means 70 as a power source will be described with reference to FIGS. As shown in FIG. 2, the biasing means 70 is disposed in a space between the
しかして、前記捩じりコイルバネ71は、その両端部を延伸させた開脚変位バネであり、該開脚変位バネは71、その螺旋状中央部71bを保持しかつ一端部71aが固定軸74を介して軸支された可動の前記バネガイド72を介して開脚変位する。
Thus, the
前述したように、開脚変位バネ71の他端部71cは、本実施例では、ダルマ3の駆動カム22の小突起26に連結ピン27を介して取付けられている。そして、本実施例の捩じりコイルバネ71は、デッド4に対して、いわゆる側圧が掛かっている(負荷されている)場合であっても、電動モータの起動、操作部材による操作起動等による初期動力によって、摺動部材32に対する解錠状態保持機構31のロック状態が解かれている限り、以後、ダルマ3を介してデッド4を完全に押し出すことができるよう、そのバネ力が設定されている。
As described above, the
図17は、バネガイド72の一例を示す。バネガイド72は、錠箱1の側壁1cを摺接する垂直ベース板部72aと、この垂直ベース板部72aの左右端部に連設する枠状の囲い部72bとを有し、前記垂直ベース板部72aの基端部には軸孔が形成され、一方、垂直ベース板部72aのやや幅広自由端部の内面には前述した螺旋状中央部71bが外嵌合する横柱72cが設けられている。バネガイド72は、前記横柱72cを有しているので、開脚変位バネの螺旋状中央部71bの巻数を多くしても、容易に変形せず、形態が常に一定の状態に保持されている。このように、本実施例の付勢手段70は、捩じりコイルバネ71と、該捩じりコイルバネの螺旋状中央部を横柱72cで支持する可動のバネガイド72とから成ることを特徴とする。
FIG. 17 shows an example of the
次に、例えば図19、図21、図22等を参照にして、ダルマ3の回動運動をデッド4の直線運動に変換する機構及びデッド用のストッパ19について説明する。本実施例の動力変換手段5は、例えば駆動リンク5である。この駆動リンク5は、その一端部がデッド4側の第1枢支ピン6に、一方、他端部がダルマ側の第2枢支ピン7にそれぞれ軸支され、操作部材の操作力又は図示しない駆動モータの駆動力で回転するダルマ3の回転力を、デッド4の進退動に変換する。
Next, a mechanism for converting the rotational movement of the
しかして、本実施例では、駆動リンク5は、その一端部(先端部)がデッド4の本体4aの上辺に設けられた突起4bに第1枢支ピン6を介して軸支され、一方、その他端部(末端部)は、ダルマ3の外周縁部に第2枢支ピン7を介して直接軸支されている。符号19はデッド用ストッパで、該デッド用ストッパ19は、施錠時、駆動リンク5とは異なる作動アーム18の位置変位により、デッド4の後端面と錠箱1の後壁1bの内壁面との間の空間に入り込んで該デッド4の後退を阻止する。
Thus, in the present embodiment, the
ところで、前記作動アーム18は、前記駆動リンク5に対して二本目のリンク(駆動リンクに連結されていないこと)である。付言すると、本実施例では、1本目、二本目及び三本目をそれぞれ連係させて一つのリンク機構を構成していない。また、その一端部(上端部)がダルマ3の周端部にダルマ側の第2枢支ピン7に対して所定間隔離間するダルマ側の第3枢支ピン8に軸支され、かつ、他端部(下端部)にデッド用ストッパ19を一体的に有し、該デッド用ストッパ19は、錠箱の左右の側壁1c、1cに直接又は間接的(本実施例)に設けられた上下方向の曲線形状案内切欠部20、20に案内されると共に、施錠時、前記案内切欠部20の終端部分に相当する垂直部20cに落ち込んで、該デッド4の後退を確実に阻止(ロック)する横棒突起である。
Meanwhile, the
また、前記曲線形状案内切欠部20は、錠箱1の左右側壁1c、1cの各内壁面にそれぞれ固定された一対の案内固定板9,9にそれぞれ対向するように形成されている。そして、曲線形状案内切欠部20は、上下方向に「ややS字型カーブ」を描くように形成され、その上端部に相当する垂直部分の始点20aから、中途部に相当する弧状或いは傾斜状部分20bと、終端部分に相当する垂直部20cとから成る。また、横棒突起のデッド用ストッパ19は、その両端部が前記左右一対の曲線形状案内切欠部20、20に架設された状態で係合している。
The curved
図21及び図23は、解錠時から施錠時に至る駆動リンク5とデッド用ストッパ19の動きを示す各概略説明図である。解錠時、デッド4は、錠箱1内に後退している。この時、駆動リンク5は水平状態であるのに対して、作動アーム18はデッド4の上辺に垂直状態になっている。
FIGS. 21 and 23 are schematic explanatory views showing the movement of the
付言すると、駆動リンク5の第1枢支ピン6と第2枢支ピン7は、同一水平線上に位置し、また、作動アーム18の第3枢支ピン8の真下に横棒状のストッパ19が位置している。そして、作動アーム18の下端部又はストッパ19は、デッド4の後端部に形成された傾斜状受け面10の上端部分10aに当接している。
In addition, the first pivot pin 6 and the second pivot pin 7 of the
(6)主要部の作用
開扉時、例えば図3で示すようにデッド4が錠箱1内に没入し、かつ、この没入状態が解錠状態保持機構31によって保持されている時、前記開閉体2を閉じると、前記トリガー11は戸枠側の図示しないマグネットの極性に対応して反発し、図5で示す矢印A方向へと後退動する。そうすると、解錠状態保持機構31のストッパレバー33は、バネ部材55のバネ力に抗して、かつ固定支軸51を支点にして、矢印Bの時計方向へと若干回転する。つまり、ストッパレバー33は、トリガー11の作動によって、解錠状態保持機構31の解錠状態の保持状態を解く方向へと回転する。そうすると、ダルマ3は錠箱内の付勢手段70の付勢力により自動的に施錠方向へと回動して、施錠片4が自動施錠状態になる。
(6) Action of main part When the door is opened, for example, as shown in FIG. 3, when the dead 4 is immersed in the
図19を参照にして付言すると、トリガー11が後退動すると、解錠状態保持機構31の摺動部材32に対するストッパレバー33の係止が解かれるので、直ちに動力源としての付勢手段70のバネ力がダルマ3に作用する。そうすると、ダルマ3は反時計方向に回転し始める。ダルマ3が反時計方向に回転すると、ダルマ3とデッドボルト4は、第1枢支ピン6、第2枢支ピン7及び駆動リンク5を介して連結されているから、前記駆動リンク5がダルマ3の回転力を変換する押圧機能(突っ張り機能)を発揮し、デッド4は突出方向へと水平移動する。
Referring to FIG. 19, when the
そして、ダルマ3が引き続き回転し続けると、解錠状態から施錠状態に至る途中に於いて、デッド用ストッパ19が曲線形状案内切欠部20の中途部分20bに案内されながらデッド4の後端部の傾斜状受け面10を押し付ける。つまり、二本目のリンクに相当する作動アーム18が、駆動リンク5に共働として補助的にデッドボルト4を押し付ける。
施錠時、駆動リンク5が所定位置にて傾倒状態になると、ストッパ19が案内切欠部の終点に相当する垂直部20cに落ち込んで、該デッド4の後退を阻止する。付言すると、デッド用ストッパ19は、少なくとも錠箱1の左右の側壁に間接的に設けられた一対の曲線形状案内切欠部20、20の垂直部分20c、20cに係止状態に架設されているので、デッド4は容易に後退しない。
When the
At the time of locking, when the
本実施例の摺動部材32は、望ましくは錠箱1の前壁1aの内面と錠箱1の後壁1bの内面の間を、傾斜案内長孔48を有するガイド板47を介して傾方向に往復運動をする。このように構成すると、縦長の錠箱1の内部空間を有効的に活用することができる。
The sliding
また、本実施例に於いて、ストッパレバー33は、ストッパレバー用のバネ部材55のバネ力によって摺動部材を係止する方向へと回転するが、もちろん、前記バネ部材55のバネ力に代えて、磁性体の反発力により摺動部材32を係止する方向へと回転されることもできる。磁性体の極性に基づく反発力を利用する場合には、錠箱の適宜箇所とストッパレバー33の適宜箇所にそれぞれ磁性体が設けられる。
In this embodiment, the
また、本実施例の摺動部材32は、望ましくはストッパレバー33の先端部と係脱するロック部材38を有するスライダ板34と、このスライダ板に係合部36を介して共働するように組み合わせられ、かつダルマ3のセクターギア23と噛合するラックを有するラック板35と、このラック板のバネ受け部と前記スライダ板のバネ受け部との間に組み込まれたラック板用復帰バネ40とから成るが、摺動部材32は、二枚の板体にせず、一枚のラック板35にしても良い。また、ストッパレバー33及びラック板35の形状については、任意に設計変更することができる事項である。
Further, the sliding
さらに、特に図示しないが、ダルマ3の回動運動をデッド4の往復運動に変換する事項も、駆動リンク5に代えて、特許文献1に記載のデッドカム(ダルマ)の半径外方向に延伸する作動カムにすることもできる。
Further, although not particularly illustrated, the matter of converting the rotational movement of the
次に、図24至図31は、本発明の第2実施例である。この第2実施例は、トリガー11Aが後退動した時に、ストッパレバー33はトリガーと共働する間接部材12を介して回転する。間接部材12は、トリガー11Aの後端部とストッパレバー33の第1係合腕の間に互いに共働或いは連係することができるように介在している。
Next, FIG. 24 to FIG. 31 show a second embodiment of the present invention. In the second embodiment, when the
しかして、間接部材12は、例えば右手の三本の指をそれぞれ所定角度広げた格好の押圧片13と、この押圧片13に係合すると共にストッパレバー33の第1係合腕52と係合する可動片14とから成る。
Thus, the
もちろん、設計如何によっては、間接部材12を複数片の組み合わせではなく、「一つの部材」にすることができる。しかしながら、望ましくは、ストッパレバー33を確実に回転させるため、或いは戸枠Yの縦枠と開閉体2の縦框2aとの間のクリアランス等を考慮して、前記押圧片13は、例えばトリガー11Aが第1バネ部材15のバネ部材のバネ力に抗して後退する際に、若干後退動しながら該トリガー11Aの後端部の係合部11dから離れる後退・回転型に構成し、また、前記3本指の可動片14は、前記押圧片13の後方アームに押圧されながら後方へと位置変位する後退型に構成する。
Of course, depending on the design, the
ところで、押圧片13は、中央部分13aから先端部へと延在しかつトリガー11Aの係合部11dに係脱する前方アーム13bと、前記中央部分13aから後方へと略水平状態に延在すると共に、錠箱1の一側壁の内壁面にガイド16を介して案内されかつ可動片14の中央部に突出形成した係合受け部14aに係合する後方アーム13cと、前記中央部分13aから上方に延在しかつ錠箱内に適宜に配設された第2バネ部材17のバネ力に抗して回転変位する上方アーム13dをそれぞれ有している。その他の細部的事項は、本発明の限定要件ではないので、その詳細な説明は割愛する。
By the way, the
なお、本実施例のトリガー(11、11A)は、その形態如何を問わず、先端部にマグネットを有するが、戸枠Y側に小突起を設けた場合には、閉戸時、トリガー(11、11A)の先端部11aは、前記小突起に押されて後退するので、前記マグネットは本質的要件ではない。しかしながら、戸枠Y側に小突起を設けるのは好ましくないので、望ましくは「マグネットトリガー」を採用している。
The trigger (11, 11A) of this embodiment has a magnet at the tip regardless of its form, but when a small protrusion is provided on the door frame Y side, the trigger (11 , 11A), the
本発明は、主に錠前や建具の業界で利用される。 The present invention is mainly used in the locksmith and joinery industries.
1…錠箱、2…扉、3…ダルマ、5…駆動リンク、11…トリガー、12…間接部材、13…押圧片、14…可動片、15…第1バネ部材、16…ガイド、17…第2バネ部材、21…ダルマ本体、22…駆動カム、25…係合アーム、31…解錠状態保持機構、32…摺動部材、33…ストッパレバー、34…スライダ板、35…ラック板、47…ガイド板、48…傾斜案内長孔、70…付勢手段、71…捩じりコイルバネ、71b…中央部、72…バネガイド、74…固定軸、18…作動アーム、20…案内切欠部、19…デッド用ストッパ、80…駆動モータ、81…プリント基板、82,85…リード線、84…制御部、87…駆動歯車、88…動力伝達歯車。
DESCRIPTION OF
Claims (6)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010029215A JP5420444B2 (en) | 2010-02-12 | 2010-02-12 | lock |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010029215A JP5420444B2 (en) | 2010-02-12 | 2010-02-12 | lock |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011163050A JP2011163050A (en) | 2011-08-25 |
JP5420444B2 true JP5420444B2 (en) | 2014-02-19 |
Family
ID=44594065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010029215A Expired - Fee Related JP5420444B2 (en) | 2010-02-12 | 2010-02-12 | lock |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5420444B2 (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103806759B (en) * | 2012-11-07 | 2017-02-22 | 王力安防产品有限公司 | Automatic lock |
CN108757854B (en) * | 2018-07-20 | 2024-04-23 | 深圳市罗漫斯智能家居有限公司 | Gear box |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2517833Y2 (en) * | 1991-01-31 | 1996-11-20 | 株式会社アルファ | Automatic locking device |
-
2010
- 2010-02-12 JP JP2010029215A patent/JP5420444B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011163050A (en) | 2011-08-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5921612A (en) | Initially opening device for vehicle sliding door | |
JP5538914B2 (en) | Electric lock | |
JP5420444B2 (en) | lock | |
JP5862343B2 (en) | Door equipment | |
JP2010121359A (en) | Door opening assist device | |
JP2010024781A (en) | Latch lock of door | |
JP4821745B2 (en) | Door latch device for automobile | |
JP2010159554A (en) | Locking apparatus for door | |
JP5538863B2 (en) | Electric lock automatic locking device | |
JP5538871B2 (en) | lock | |
JP2008190191A (en) | Lock device | |
JP5368963B2 (en) | lock | |
JP5495166B2 (en) | Vehicle door latch device | |
JP2012041765A (en) | Door latch device for vehicle | |
JP5616118B2 (en) | Mode conversion mechanism in electric lock | |
JP5394075B2 (en) | Door locking device | |
JP5122928B2 (en) | Locking device for latch lock | |
JP4504159B2 (en) | Electric lock clutch mechanism | |
JP2005016096A (en) | Automatic door closure | |
JP5926013B2 (en) | Locking / unlocking mode switching device for lock | |
JP2013060717A (en) | Fixture latch lock | |
JP5130146B2 (en) | Unlocking device for both doors | |
JP5064048B2 (en) | Locking device | |
JP3844810B2 (en) | Operation mode switching device for automatic locking lock | |
JP5818462B2 (en) | Joinery lock |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130205 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130927 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131022 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131120 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5420444 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |