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JP5420348B2 - 遊技盤のクランプ装置 - Google Patents

遊技盤のクランプ装置 Download PDF

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JP5420348B2
JP5420348B2 JP2009194487A JP2009194487A JP5420348B2 JP 5420348 B2 JP5420348 B2 JP 5420348B2 JP 2009194487 A JP2009194487 A JP 2009194487A JP 2009194487 A JP2009194487 A JP 2009194487A JP 5420348 B2 JP5420348 B2 JP 5420348B2
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Description

本発明は、パチンコ機などの遊技機における遊技盤を、着脱可能に固定する遊技盤のクランプ装置に関する。
パチンコ機などの遊技機における遊技盤は、保守点検の際、或いは修理や盤面のマイナーチェンジなどの際、取り外す必要があるため、遊技機の前面枠に対し着脱可能に固定されている。
この種の固定具として、従来では、遊技盤の縁部を囲うように設けられた遊技盤取付枠に、係止部を回動可能に設けた回動形固定具を、取り付けてなる遊技盤用固定具が、下記特許文献1などで提案されている。この種の遊技盤用固定具は、先ず遊技盤取付枠の内側に遊技盤を嵌め込み、次に、その係止部を約90度回して、係止部により遊技盤の縁部を押し付けて固定するように使用される。
特開平11−179019号公報
しかし、従来のこの種の遊技盤用固定具は、遊技盤を固定する際、先ず、遊技盤を持ち上げながら、前面枠の内側の遊技盤取付枠内に挿入し、さらにその状態の遊技盤を一方の手で押えながら、固定具の係止部を他方の手で回すように操作して、係止部により遊技盤の縁部を押し付け、係止部を付勢するばね部材のばね力により、係止部を遊技盤の縁部に押し付けて固定し、このとき、係止部はばね力により遊技盤を押し付けながら回動するため、回動時の摩擦抵抗が大きく、作業者にとっては、遊技盤を一方の手で押えながら固定具の係止部を他方の手で回す必要があって、作業性が悪く、また、係止部の係止具合によっては固定が不完全になりやすいという課題があった。
一方、遊技盤の固定を解除して外す場合、遊技盤を一方の手で押さえながら、他方の手で回動形固定具の係止部を回して固定を解除し、この後、遊技盤の縁を持って遊技盤取付枠内から遊技盤を引き出すこととなるが、遊技盤には取手のような把持部がなく、作業者によっては盤面の装飾部分を取手の代用として持って遊技盤を引き出すため、装飾部分を汚したり傷つける虞があり、遊技盤を外す作業の作業性も悪いという課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、遊技盤固定枠などの被固定部に対し遊技盤を作業性良くクランプし、且つ作業性良くアンクランプすることができる遊技盤のクランプ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る請求項1の遊技盤のクランプ装置は、遊技機の遊技盤の縁部を被固定部に対し着脱可能に固定する遊技盤のクランプ装置であって、
該被固定部に固定されるベース部材と、
該ベース部材に第1枢軸を介して回動可能に枢支され、該遊技盤の縁部を挟持する挟持部を有したクランプ部材と、
該クランプ部材に第2枢軸を介して回動可能に枢支され、開放時に開放操作されるアンクランプ部材と、
該ベース部材に取り付けられ、該クランプ部材の挟持部との間で該遊技盤の縁部を挟持する板ばね部材と、を備え、
該アンクランプ部材を付勢する弾性片がクランプ本体に設けられ、
該クランプ部材と該板ばね部材が該遊技盤の縁部を挟持しクランプしたとき、該ベース部材に設けたベース係止部に係止されるクランプ用係止部が該アンクランプ部材に設けられ、
該遊技盤の縁部を該クランプ部材の挟持開口部内に嵌め入れて該クランプ部材を回動させたとき、該遊技盤の縁部が該クランプ部材の挟持部と該板ばね部材との間で挟持されると共に、該アンクランプ部材の該クランプ用係止部が該ベース係止部に係止されて、該遊技盤がクランプされ、
該アンクランプ部材を開放操作したとき、該クランプ用係止部が該ベース係止部から外れて開放側に回動し、該クランプ部材が該弾性片により開放側に付勢されて回動することを特徴とする。
この発明によれば、遊技盤の縁部を、開放状態にあるクランプ装置のクランプ部材の挟持開口部内に挿入するように、クランプ部材及びアンクランプ部材をクランプ方向に回動させるだけの簡単な操作により、遊技盤の縁部をクランプ部材と板ばね部材との間でクランプさせて、遊技盤を被固定部に固定することができる。また、遊技盤を外す際には、アンクランプ部材を開放側に操作してベース係止部に対するクランプ用係止部の係合を外し、クランプ部材及びアンクランプ部材を開放側に回動させるだけの簡単な操作で、遊技盤の縁部を押し出すように開放させ、遊技盤を被固定部から離脱されることができる。
請求項2の発明は、上記請求項1のクランプ装置において、上記クランプ部材は、合成樹脂製のクランプ本体の両側を金属製のクランプ側板で挟んで形成され、該クランプ本体の一部に上記弾性片が一体成形されたことを特徴とする。
この発明によれば、クランプ装置に使用される部品点数を削減し構造を簡単化することができると共に、クランプ装置を組み立てる際、コイルばねなどによる強力なクランプ部材の付勢構造を有しないので、治具を用いてクランプ部材などを付勢状態に保持しながら組み付けるという煩雑な作業が不要となり、クランプ装置製造時の組付け作業性を向上させることができる。
また、請求項3の発明は、上記請求項1のクランプ装置において、上記アンクランプ部材は、側面を略L字状に形成される一方、該アンクランプ部材の略中央部を第2枢軸により回動可能に該クランプ部材に対し軸支され、該アンクランプ部材の先端に操作部が設けられ、該アンクランプ部材の上面に上記クランプ用係止部及び開放用係止部が設けられ、該アンクランプ部材を開放操作したとき、該ベース係止部が該クランプ用係止部から外れて該開放用係止部に係止されるように構成される。
この発明によれば、良好なクランプ機能とアンクランプ機能を保持しつつ、クランプ装置の構造を簡単化して、小型化することができ、クランプ装置を安価に製造することができる。
また、請求項4の発明は、上記請求項1のクランプ装置において、上記クランプ部材の両側のクランプ側板に円弧状突出部が設けられ、上記遊技盤の縁部を該クランプ部材の挟持開口部内に嵌め入れる際、該遊技盤の縁部が該円弧状突出部に当接して、該クランプ部材をクランプ側に回動させることを特徴とする。
この発明によれば、遊技盤をクランプする際、クランプ部材をクランプ側に円滑に回動させてクランプすることができる。
また、請求項5の発明は、上記請求項1のクランプ装置において、上記板ばね部材の先端に、円弧状先端部が設けられ、上記遊技盤の縁部をクランプする際、該円弧状先端部に該縁部を当接させた状態でクランプすることを特徴とする。
この発明によれば、遊技盤をアンクランプする際、クランプ部材がアンクランプ側に回動したとき、板ばね部材の付勢力で遊技盤の縁部を作業者側に押し出すように動作させることができ、遊技盤の離脱性を向上させることができる。
また、請求項6の発明は、上記請求項2のクランプ装置において、上記クランプ部材の挟持部の開放側に上記クランプ側板から突出する形態で、膨出曲面部が上記合成樹脂製の上記クランプ本体に設けられたことを特徴とする。
この発明によれば、遊技盤の縁部をクランプ部材の挟持部に嵌め入れてクランプする際、膨出曲面部が円滑に遊技盤の縁部をガイドしてクランプするため、クランプ側板の角部が遊技盤に当たって傷つけることがなく、各部材の寸法誤差による不具合も解消することができる。
本発明の遊技盤のクランプ装置によれば、遊技盤の縁部をクランプ部材の挟持開口部に挿入して、クランプ部材及びアンクランプ部材をクランプ方向に回動させるだけの簡単な操作により、作業性良く遊技盤をクランプして被固定部に固定することができる。また、遊技盤を外す際には、アンクランプ部材を開放側に回動操作して、クランプ部材及びアンクランプ部材を開放方向に回動させるだけの簡単な操作により、作業性良く遊技盤をアンクランプ(開放)して被固定部から離脱されることができる。
本発明に一実施形態を示すクランプ装置の左側面図である。 同クランプ装置の平面図である。 同クランプ装置の正面図である。 (a)はクランプ部材及びアンクランプ部材の分解左側面図、(b)は組み付けた状態の同左側面図である。 (a)はクランプ部材及びアンクランプ部材の分解平面図、(b)は組み付けた状態の同平面図である。 (a)はベース部材と板ばね部材の分解左側面図、(b)は組み付け状態の同左側面図である。 (a)はベース部材と板ばね部材の分解平面図、(b)は組み付け状態の同平面図である。 クランプ装置(クランプ部材、アンクランプ部材及びベース部材)の分解左側面図である。 クランプ装置の断面図である。 クランプ装置のアンクランプ時の断面図である。 クランプ動作を示す左側面の動作説明図である。 アンクランプ(開放)動作を示す左側面の動作説明図である。 クランプ装置の使用状態を示す正面図である。 他の使用状態を示す正面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は遊技盤用のクランプ装置の左側面図を示し、図2は同クランプ装置の平面図を、図3はその正面図を示している。このクランプ装置1は、概略的には、遊技盤固定枠(被固定部)21に固定されるベース部材2と、ベース部材2に第1枢軸11を介して回動可能に枢支され、遊技盤20の縁部を挟持する挟持部3bを有したクランプ部材3と、ベース部材2に取り付けられ、クランプ部材3の挟持部3bとの間で遊技盤20の縁部を挟持する板ばね部材7と、クランプ部材3に第2枢軸12を介して回動可能に枢支され、開放時に開放操作されるアンクランプ(開放)部材8と、を備えて構成される。
アンクランプ部材8には、クランプ部材3と板ばね部材7が遊技盤の縁部を挟持しクランプしたとき、ベース部材2に設けたシャフト状のベース係止部14に係止されるクランプ用係止部16と、クランプ部材3と板ばね部材7が遊技盤の縁部を開放したとき、ベース係止部14に係止される開放用係止部15とが設けられる。アンクランプ部材8の上面に形成されたクランプ用係止部16と開放用係止部15は、図4に示すように、間に山部17を挟む谷部(凹部)として形成され、アンクランプ部材8を開放操作したとき、ベース係止部14がクランプ用係止部16から外れ、山部17を越えて開放用係止部15に達するように摺動する。
クランプ部材3のクランプ本体5の上面には弾性片6が設けられ、アンクランプ部材8は、この弾性片6によりクランプ用係止部16をベース係止部14に係合させる方向に付勢され、クランプ用係止部16がベース係止部14から外れるようにアンクランプ部材8が開放操作されて第2枢軸12を軸に回動したとき、クランプ部材3が弾性片6によりアンクランプ(開放)側に付勢されて回動するようになっている。
図6、図7に示すように、ベース部材2は、金属板を略コ字状に曲折して形成され、固定孔を設けた固定片2aが背面両側に突設され、被固定部の遊技盤固定枠21に固定される構造である。ベース部材2の上部内側に、シャフト状のベース係止部14が両側の側壁に、水平横方向に掛け渡すように取り付けられる。ベース係止部14は、クランプ部材3のクランプ動作に伴い、アンプランプ部材8のクランプ用係止部16に係止され、アンプランプ部材8が開放操作されて第2枢軸12を軸に回動したとき、クランプ用係止部16から外れる構造である。さらに、ベース部材2には、図6に示すように、板ばね部材7が、その上部をリベット7bにより固定され、先端を下方に突き出すように取り付けられる。
この板ばね部材7は板ばねを略くの字状に曲げて形成され、且つその先端部は円弧状に曲げられて円弧状先端部7aとなっている。この板ばね部材7は、上記クランプ部材3の挟持部3bと間で遊技盤の縁部を挟持するように作用し、遊技盤の縁部をクランプするために挟持開口部3a内に押し込んだとき、板ばね部材7の付勢力に抗して遊技盤の縁部を押し込むこととなり、アンクランプ時には、板ばね部材7のばね力により、遊技盤の縁部が開放側に押し出されるようになっている。
さらに、ベース部材2の内側には、上記アンクランプ部材8及びクランプ部材3の組付体が、第1枢軸11を介して回動可能に組み付けられる。第1枢軸11は、ベース部材2の下部におけるベース係止部14の下方付近の両側壁に、水平横方向に掛け渡すように取り付けられる。ベース部材2の背面側には両側壁に連続する背面壁が形成されている。
クランプ部材3は、図4、5に示す如く、合成樹脂製のクランプ本体5の両側に金属製のクランプ側板4を固定し、側面を略コ字状とした形状に形成され、その略中央部が図8のように、ベース部材2に対し第1枢軸11により回動可能に軸支される。クランプ本体5は合成樹脂により側面を略L字状とした形状に形成され、その上部にはばね状弾性を有する弾性片6がアンクランプ部材8側に突き出すように斜めに突設されている。
この弾性片6は、クランプ時には、図9のように、アンクランプ部材8のクランプ用係止部16をベース係止部14に押し付けるように付勢する一方、アンクランプ時には、アンクランプ部材8の第2枢軸12を軸とする回動に伴い、クランプ部材3を開放側に付勢するように作用する。この弾性片6は合成樹脂製のクランプ本体5の型成形時に一体成形されるため、部品点数が増すことはなく、組み立ての際に組付け工数を増すこともない。
また、クランプ本体5には図4に示すように、2個の貫通孔5a,5bが設けられ、一方の貫通孔5bには固定ピン13が両側のクランプ側板4、4の貫通孔を通して挿通され、固定ピン13により2枚のクランプ側板4、4の間に、クランプ本体5を挟み込むように固定している。また、図4に示す如く、他方の貫通孔5aには第1枢軸11が挿通される。クランプ本体5の両側を挟むように固定されるクランプ側板4、4には、上記貫通孔5a,5bに対応した位置に、貫通孔4b、4cが設けられ、そこには第1枢軸11、固定ピン13が挿通される。
また、両側のクランプ側板4、4の上部には、図4のように、貫通孔4dが設けられ、この貫通孔4dにはアンクランプ部材8を枢支する第2枢軸12が挿通される。さらに、両側のクランプ側板4,4の一方の下部には、円弧状突出部4aが設けられる。この円弧状突出部4aは、クランプする際、遊技盤の縁部がそこに当接し、アンクランプする際にクランプ部材3が回動するとき、円弧状突出部4aを介して遊技盤の縁部を押し出すように作用する。
また、図1に示すように、クランプ部材3の挟持部3bの開放側に、クランプ側板4,4から突出する形態で、膨出曲面部5cが合成樹脂製のクランプ本体5に設けられている。この合成樹脂製の膨出曲面部5cは、遊技盤の縁部をクランプ部材3の挟持部3bに嵌め入れてクランプする際、円滑に遊技盤の縁部をガイドするように作用し、クランプ側板4,4の角部が遊技盤に当たって傷つけることがなく、各部材の寸法誤差によるクランプ時の不具合も解消することができる。
アンクランプ部材8は、側面視を略L字状としてレバー状に形成され、その先端に略円形の操作部8aが設けられ、操作部8aは指などで手前から斜め上方に引くように操作される。また、その略中央部に軸孔8bが設けられ、この軸孔8bと第2枢軸12を介して、アンクランプ部材8はクランプ部材3に対し回動可能に枢支される。つまり、アンクランプ部材8は、図4の如く、クランプ部材3内に位置した状態で、その軸孔8bに両側のクランプ側板4,4の貫通孔4dから第2枢軸12が挿通され、アンクランプ部材8はこの第2枢軸12を軸に所定の角度範囲内で回動可能である。また、このようにクランプ部材3に対し第2枢軸12により枢支されたアンクランプ部材8は、弾性片6により、図4の時計方向に、付勢されることとなる。なお、アンクランプ部材8は金属により成形されるが、硬質合成樹脂により成形することもできる。
さらに、アンクランプ部材8の上面には、上記のように、谷部(凹部)としての開放用係止部15とクランプ用係止部16が山部17の両側に形成され、クランプ時にはクランプ用係止部16がベース係止部14に係止されてクランプ状態が保持され、アンクランプ部材8の開放操作時には、アンクランプ部材8の回動に伴い、クランプ用係止部16がベース係止部14から外れ、クランプ部材3とアンクランプ部材8が開放側に回動し、開放用係止部15がベース係止部14に係止されて、開放状態が保持されるようになっている。
アンクランプ部材8は、図4に如く、上記クランプ部材3の上部内側に挿入され、両側のクランプ側板4,4の貫通孔4d及び軸孔8bに第2枢軸12を挿入し、クランプ部材3の基部に対し回動可能に枢支される。この状態で、図4bのように、弾性片6の先端がアンクランプ部材8の下面に当接し、アンクランプ部材8は弾性片6によって図4bの時計方向に付勢されて組み付けられ、安定状態となる。
このようなクランプ部材3とアンクランプ部材8の組付体は、図8に示すように、板ばね部材7を取り付けたベース部材2の内側に挿入して、組み付けられる。つまり、クランプ部材3の組付体は、ベース部材2の内側に挿入され、貫通孔4bとベース部材2の両側下部に設けた軸孔2bを合わせた状態で、第1枢軸11を軸孔2bから貫通孔4b、軸孔5aに挿通して、組み付けられる。
クランプ部材3の組付体をベース部材2に組み付ける際、図10に示すように、クランプ状態ではなく開放状態で組み付ければ、弾性片6による付勢力を殆ど生じさせずに、組み付けることができる。この場合、軸孔2b、貫通孔4b、軸孔5aを合わせた状態で、ベース係止部14にアンクランプ部材8の開放用係止部15を当てながら、第1枢軸11をそれらの孔に挿入するようにして、クランプ装置を簡単に組み立てることができる。
次に、上記構成の遊技盤のクランプ装置1の動作を説明する。クランプ装置1は、図13に示すように、パチンコ遊技機の前面枠内に取り付けられた遊技盤固定枠21の角部の内側面(遊技盤20の表面から背面側に1段入った面)に、そのベース部材2の固定片2aと固定ねじを用いて固定される。遊技盤20の右側縁部の上部と下部には、図13のように、方形切欠部が形成され、この方形切欠部に対応した遊技盤固定枠21の上部位置と下部位置に、1対のクランプ装置1が上部では下向きに(挟持部3bを下に向けて)、下部では上向きに(挟持部3bを上に向けて)固定される。各クランプ装置1の挟持部3bは、遊技盤固定枠21から遊技盤側に突き出してクランプ可能に取り付けられる。
遊技盤20の左側端部は、側端保持部22によって、ある程度の範囲で回動可能に保持される。側端保持部22は、例えば板ばねを曲折して形成され、遊技盤20の左側端部を側端保持部22の凹部内に、ばね弾性を生じさせながら嵌め込み可能な形成されている。
遊技盤20は、遊技盤固定枠21に取り付ける際、まず、その左側端部を側端保持部22の凹部内に、ばね弾性を生じさせながら嵌め込み、遊技盤20の右側縁部をある程度の範囲で回動可能に保持させる。
その状態で、遊技盤20の右側端部を、図11のように、開放状態にあるクランプ装置1の挟持開口部3a内に軽く押し込むようにする。
このとき、図11に示す如く、遊技盤20の背面の右側端部が、先ずクランプ部材3の円弧状突出部4aに当たり、クランプ部材3が背面側に押されながら、第1枢軸11を中心に図11の時計方向に回動する。さらに、クランプ部材3のクランプ側板4の円弧状突出部4aが遊技盤20からの押圧力を受けると、図11のように、クランプ部材3及びアンクランプ部材8の組付体が第1枢軸11を中心に時計方向にさらに回動し、このとき、アンクランプ部材8の開放用係止部15に当接するベース係止部14の接触位置は、開放用係止部15から左側の傾斜面を経て山部17に達する。
この時点で、図11に示すように、遊技盤20の縁部の前面が挟持部3bに当って挟持開口部3a内に嵌入し、板ばね部材7の円弧状先端部7aが遊技盤20の縁部の背面に当接する。なお、遊技盤の縁部をクランプ部材3の挟持開口部3aに嵌め入れる際、膨出曲面部5cが円滑に遊技盤の縁部をガイドしてクランプするため、クランプ側板4の角部が遊技盤に当たって傷つけることがない。このように、遊技盤20の縁部が板ばね部材7の円弧状先端部7aとクランプ部材3の挟持部3b間に進入し、ほぼ挟持された状態となる。
そしてさらに、ベース係止部14とアンクランプ部材8の接触位置が、山部17を超えると、図11の左側に示すように、遊技盤20の縁部がさらに挟持開口部3a内に嵌入し、背面側の板ばね部材7の円弧状先端部7aとクランプ部材3の挟持部3bとの間で、遊技盤20の縁部が強固に挟持される状態となる。
そして、最終的に、ベース係止部14がアンクランプ部材8のクランプ用係止部16の谷部に嵌入し、クランプが完了する。この状態で、遊技盤20の縁部を保持し第1枢軸11を軸に軸支されるクランプ部材3は、アンクランプ部材8がそのクランプ用係止部16をベース係止部14に当接させ係止させているため、第1枢軸11を軸とする回動が完全にロックされ、クランプ状態は強固に保持されることとなる。
このように、遊技盤20の縁部を、開放状態にあるクランプ装置1のクランプ部材3の挟持開口部3a内に挿入し、押し込むように回動させるだけの簡単な操作により、遊技盤20の縁部をクランプさせて、遊技盤20を被固定部である遊技盤固定枠21に対し固定することができる。図13に示す遊技盤固定枠21の場合、クランプ装置1はその右側端部の上部と下部に固定されており、遊技盤20の右側端部を上下のクランプ装置1に対し押し込むだけの極めて簡単なワンアクション操作のみで、遊技盤20の右側端部の上部と下部をクランプすることができる。
また、このような遊技盤20のクランプ操作時に、遊技盤20の縁部が誤ってクランプ装置1のアンクランプ部材8の先端に当ったとしても、図10に示すように、アンクランプ部材8はその開放用係止部15がベース係止部14に当接してロックされているので、図10の時計方向にアンクランプ部材8やクランプ部材3が回動することはない。したがって、遊技盤20の縁部がアンクランプ部材8の先端に誤って当った場合でも、クランプ装置1が誤動作することは防止される。
さらに、遊技盤20の縁部を、開放状態にあるクランプ装置1のクランプ部材3の挟持開口部3aに挿入し、クランプ部材3を押し込むように回動させたとき、何らかの理由で遊技盤20のクランプ動作を戻したい場合、図11の右側に示す状態であれば、つまり、アンクランプ部材8の山部17がベース係止部14を超えない範囲内であれば、クランプ動作は簡単に開放状態に戻すことができ、クランプ操作が非常に容易である。
一方、クランプ装置1を開放する場合、図12のように、アンクランプ部材8の正面側端部の操作部8aを手前に引く。このとき、アンクランプ部材8は、第2枢軸12を中心に図12の反時計方向に僅かに回動し、アンクランプ部材8のクランプ用係止部16がベース係止部14から離れ、ベース係止部14の当接部分が傾斜面を経て山部17を越える。
このとき、使用者は操作部8aを持って図12の反時計方向に回動させているので、ベース係止部14の当接部分が傾斜面を経て山部17を越えると、クランプ部材3及びアンクランプ部材8の組付体は、弾性片6の付勢力により、第1枢軸11を中心に図12の反時計方向に回動し、最終的にクランプ部材3は、図12の最上段のように、広く開放された状態となり、遊技盤20はクランプから開放される。またこのとき、遊技盤20の縁部は、板ばね部材7のばね力により開放側に押圧されるため、それにより、遊技盤20の縁部は自動的に前方に押し出され、開放されることとなる。
このように、遊技盤20を外す際には、クランプ装置1のアンクランプ部材8を開放側に操作して、ベース係止部14に対するクランプ用係止部16の係合を外すと、クランプ部材3及びアンクランプ部材8が操作力及び弾性片6のばね力により、開放側に回動し、且つ遊技盤20の縁部が板ばね部材7により押し出すように付勢されるから、アンクランプ部材8を手前に引くだけの簡単な操作により、遊技盤20を遊技盤固定枠21から離脱させることができる。
また、クランプ装置1のアンクランプ部材8を開放側に操作して、ベース係止部14に対するクランプ用係止部16の係合を外す際、図12に示すように、アンクランプ部材8の操作部8aの回動範囲がある程度の範囲内であれば、つまりベース係止部14がアンクランプ部材8の山部17を越えるまでの範囲内であれば、アンクランプ部材8は弾性片6の付勢力によりクランプ状態に戻るため、誤ってクランプを開放してしまう不具合を防止することができる。
なお、上記実施形態では、図13のように、遊技盤固定枠21の上部にクランプ装置1を下向きに固定し、その下部に別のクランプ装置1を上向きに固定して使用したが、図14のように、遊技盤固定枠21の上部と下部にクランプ装置1を横向きに(遊技盤20の縁部に向けて水平に)固定して使用することもできる。また、クランプ装置1を固定する遊技盤固定枠21の位置としては、上記のように、右側端部の他、枠の上辺部としてクランプ装置1を下向きに固定し、或いは枠の下辺部としてクランプ装置1を上向きに固定して使用することもできる。
1 クランプ装置
2 ベース部材
3 クランプ部材
3a 挟持開口部
3b 挟持部
4 クランプ側板
4a 円弧状突出部
5 クランプ本体
5c 膨出曲面部
6 弾性片
7 板ばね部材
8 アンクランプ部材
8a 操作部
11 第1枢軸
12 第2枢軸
13 固定ピン
14 ベース係止部
15 開放用係止部
16 クランプ用係止部

Claims (6)

  1. 遊技機の遊技盤の縁部を被固定部に対し着脱可能に固定する遊技盤のクランプ装置であって、
    該被固定部に固定されるベース部材と、
    該ベース部材に第1枢軸を介して回動可能に枢支され、該遊技盤の縁部を挟持する挟持部を有したクランプ部材と、
    該クランプ部材に第2枢軸を介して回動可能に枢支され、開放時に開放操作されるアンクランプ部材と、
    該ベース部材に取り付けられ、該クランプ部材の挟持部との間で該遊技盤の縁部を挟持する板ばね部材と、を備え、
    該アンクランプ部材を付勢する弾性片がクランプ本体に設けられ、
    該クランプ部材と該板ばね部材が該遊技盤の縁部を挟持しクランプしたとき、該ベース部材に設けたベース係止部に係止されるクランプ用係止部が該アンクランプ部材に設けられ、
    該遊技盤の縁部を該クランプ部材の挟持開口部内に嵌め入れて該クランプ部材を回動させたとき、該遊技盤の縁部が該クランプ部材の挟持部と該板ばね部材との間で挟持されると共に、該アンクランプ部材の該クランプ用係止部が該ベース係止部に係止されて、該遊技盤がクランプされ、
    該アンクランプ部材を開放操作したとき、該クランプ用係止部が該ベース係止部から外れて開放側に回動し、該クランプ部材が該弾性片により開放側に付勢されて回動することを特徴とする遊技盤のクランプ装置。
  2. 前記クランプ部材は、合成樹脂製の前記クランプ本体の両側を金属製のクランプ側板で挟んで形成され、該クランプ本体の一部に前記弾性片が一体成形されたことを特徴とする請求項1記載の遊技盤のクランプ装置。
  3. 前記アンクランプ部材は、側面を略L字状とした形状に成形される一方、該アンクランプ部材の略中央部を第2枢軸により回動可能に軸支され、該アンクランプ部材の先端に操作部が設けられ、該アンクランプ部材の上面に上記クランプ用係止部及び開放用係止部が設けられ、該アンクランプ部材を開放操作したとき、該ベース係止部が該クランプ用係止部から外れて該開放用係止部に係止されることを特徴とする請求項1記載の遊技盤のクランプ装置。
  4. 前記クランプ部材の両側のクランプ側板に円弧状突出部が設けられ、前記遊技盤の縁部を該クランプ部材の挟持開口部内に嵌め入れる際、該遊技盤の縁部が該円弧状突出部に当接して、該クランプ部材をクランプ側に回動させることを特徴とする請求項1記載の遊技盤のクランプ装置。
  5. 前記板ばね部材の先端に、円弧状先端部が設けられ、前記遊技盤の縁部をクランプする際、該円弧状先端部に該縁部を当接させた状態でクランプすることを特徴とする請求項1記載の遊技盤のクランプ装置。
  6. 前記クランプ部材の挟持部の開放側に前記クランプ側板から突出する形態で、膨出曲面部が前記合成樹脂製のクランプ本体に設けられたことを特徴とする請求項2記載の遊技盤のクランプ装置。
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