JP5410733B2 - インソール、およびシューズ - Google Patents
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Description
ここで、「ファイブポイント理論」とは、図23、図24に示すように、ヒトの身体のP1〜P5で示される5箇所の作用点(ポイント)について、これらのうち少なくとも3箇所が同一線上に並んだ場合にのみ、プレイヤーがその能力を最大に発揮できるとする理論である。逆の言い方をすれば、5ポイントのうち、3箇所以上が同一線上から外れている場合では、体勢は崩れ、無理な力が加わった不自然な状態となり、プレイヤーの有する能力を発揮することができないことを意味する。
ポイント0(P0):第一頸椎と第二頸椎の間(P0は、運動動作に置いて視点を支える特徴を有する部分であり、重心の落とし所として機能する)ポイント1(P1):首の骨(第7頸椎)と背骨(第1胸椎)のジョイント部分。手で触ってみて、一番隆起しているところの近傍;ポイント1’(P1’):肩(場合によってP1の代わりをする);ポイント2(P2):一番下の肋骨と背骨がジョイントしている部分;ポイント2’(P2’):肘(場合によってP2の代わりをする);ポイント3(P3):両脚の起点となる股関節;ポイント3’(P3’):手(場合によってP3の代わりをする);ポイント4(P4):膝;ポイント5(P5):足底。
「フォースタンス理論」における「スタンス」とは、プレイヤーが自然体で立位を採った際、無意識のうちに体を安定するための両脚の足底の傾き加減を表し、身体能力を十分な形で発揮するための足の重心のかけ方である。このスタンスには、各プレイヤーにおいて個体差が存在し、プレイヤーがどのスタンスを採るかはその骨格と身体的くせに依存して各個人間で変化する。
ここで、図27、図28に示すように、(1)つま先内側重心のスタンス(以下、(1)のスタンスという)、および(2)踵外側重心のスタンス(以下、(2)のスタンスという)を採るプレイヤーは、クロスタイプとも呼ばれ、歩行時に足首AKを可動させず、すり足のように歩行する。
このように、(1)のスタンス、および(2)のスタンスを採るプレイヤーはすり足に近い形で歩行するので、例えば、スリッパを履いて歩くのが苦手な場合が多い。
具体的には、歩行時において、立ち位置(図29(a)参照)から足を前に出そうと地面を蹴り上げる動作のとき(図29(b)参照)、クロスタイプよりも地面Jと踵Kとの距離L1’が長く、地面Jから踵Kが大きく離れる。このとき、足指の根元が大きく可動させるが、(3)のスタンスを採るプレイヤーよりも(4)のスタンスを採るプレイヤーの可動位置がやや踵寄りになる。
しかしながら、従来のシューズにあっては、4のスタンスに対応してそれぞれ個別のシューズを製作する技術は何ら開示されていない。このため、それぞれのスタンスに応じて効率的に運動のエネルギーロスを減少させると共に、プレイヤーの動作をサポートし難いという課題がある。
すなわち、(1)のスタンスを採るプレイヤーの足の動きに応じてインソール本体の表面に凸部が形成されるので、スタンス毎の足裏に効率よく刺激を付与することができる。
ここで、例えば、歩行時における使用者の足の挙動、および足裏の体重移動の軌道に基づいてインソール本体の表面に凸部を形成しない場合にあっては、この凸部が形成されている部分にプレイヤーの体重がかからない場合がある。このような場合にあっては、効率よく足裏に刺激を付与させることが困難になってしまう。足裏への刺激は、プレイヤーの疲労感を抑制させることができると共に、プレイヤーがアクションを起こすときのサポートとなる。
このため、効率よく運動のエネルギーロスを減少させると共に、プレイヤーの動作をサポートすることができる。
このように構成することで、とりわけ(2)のスタンスを採るプレイヤーに対して、足裏の所望の位置に効率よく刺激を付与することができる。
このように構成することで、とりわけ(3)のスタンスを採るプレイヤーに対して、足裏の所望の位置に効率よく刺激を付与することができる。
このように構成することで、とりわけ(4)のスタンスを採るプレイヤーに対して、足裏の所望の位置に効率よく刺激を付与することができる。
このように、つま先が反り返るように形成されているので、(1)のスタンスを採るプレイヤーにあっては、次動作へのアクションをおこし易く、かつ地面を蹴り上げ易くなる。このため、より動作をサポートすることが可能になる。
また、アウトソールの下面に斜めに溝を形成することによって、アウトソールが捩れ易くなる。このため、(1)のスタンスを採るプレイヤーに対して、足を動き易くすることができ、より運動のエネルギーロスを減少させることが可能になる。
このように、アウトソールの下面に斜めに溝を形成することによって、アウトソールが捩れ易くなる。このため、(2)のスタンスを採るプレイヤーに対して、足を動き易くすることができ、より運動のエネルギーロスを減少させることが可能になる。
このように、つま先、および踵が反り返るように形成されているので、(3)のスタンスを採るプレイヤーにあっては、地面に足を着き易く、かつ地面を蹴り上げ易くなる。このため、より動作をサポートすることが可能になる。
また、アウトソールの下面に幅方向に沿う複数の溝を形成することによって、アウトソールが足の前後方向に屈曲し易くなる。このため、(3)のスタンスを採るプレイヤーに対して、足を動き易くすることができ、より運動のエネルギーロスを減少させることが可能になる。
このように、踵が反り返るように形成されているので、(4)のスタンスを採るプレイヤーにあっては、地面に足を着き易くなる。このため、より動作をサポートすることが可能になる。
また、アウトソールの下面に幅方向に沿う複数の溝を形成することによって、アウトソールが足の前後方向に屈曲し易くなる。このため、(4)のスタンスを採るプレイヤーに対して、足を動き易くすることができ、より運動のエネルギーロスを減少させることが可能になる。
このように構成することで、シューズの中において、足が左右に動いてしまうことを防止できる。このため、(1)のスタンスを採るプレイヤーにあっては、足にシューズを確実に固定することができる。
このように構成することで、シューズの中において、足が左右に動いてしまうことを防止できると共に、シューズで踵を確実にホールドさせることができる。このため、(2)のスタンスを採るプレイヤーにあっては、足にシューズを確実に固定することができる。
このように構成することで、シューズの中において、足が前後に動いてしまうことを防止できる。このため、(3)のスタンスを採るプレイヤーにあっては、足にシューズを確実に固定することができる。
このように構成することで、シューズの中において、足が前後に動いてしまうことを防止できると共に、シューズで踵を確実にホールドさせることができる。このため、(4)のスタンスを採るプレイヤーにあっては、足にシューズを確実に固定することができる。
図1〜図4は、(1)のスタンス、つまり、つま先内側重心のプレイヤーに最適なシューズ1a(以下、(1)用のシューズ1aという)を示し、図1は(1)用のシューズ1aの外甲側の側面図、図2は(1)用のシューズ1aの内甲側の側面図、図3はアウトソール2aの平面図、図4はインソール3aの平面図である。
図1〜図3に示すように、(1)用のシューズ1aは、接地部分であるアウトソール2aと、このアウトソール2aの上部に設けられ、プレイヤーの足の甲を覆うアッパー4aと、アウトソール2aの上面側であって、かつアッパー4aの内側に収納されるインソール3aとを備えている。
立ち上がり部24の土踏まず部25側には、立ち上がり部24から上方に向かって弧状に突出する土踏まずサポート部26が一体成形されている。
また、アッパー本体40aには、履き口部44からつま先側に向かって大きく開口された甲被開口部47が設けられている。甲被開口部47の開口縁には、ハトメ部50が設けられている。このハトメ部50は、甲被開口部47を補強する役割を有すると共に、靴紐48を通すための紐孔49が複数形成されている。
この他に、アッパー本体40aには、甲被開口部47を閉塞するように舌部53が設けられている。
インソール本体30aの表面39には、土踏まず部31に第一凸部32aが形成されている。この第一凸部32aは、インソール本体30aの表面39から約5mm程度突出した状態であることが望ましい。
ここで、(1)のスタンスを採るプレイヤーは、自然体で立位を採った際、つま先内側重心となる。つま先重心のプレイヤーは、体重バランスを無意識に採ろうとするあまり、つま先とは反対側の踵側に重心を移動させようとする((3)のスタンスを採るプレイヤーも同様)。しかしながら、(1)用のシューズ1aに設けられたインソール3aのインソール本体30aは、踵の荷重中心部分(図4におけるC部参照)の高さがつま先部34よりも高く設定されているので、プレイヤーは自然とつま先重心になる。(1)のスタンスを採るプレイヤーにとって自然な状態を無意識に採れると共に、足の地面に対する踏圧を増大させることができる。
また、アウトソール2aの踵部23が斜め内側に向かうように屈曲させ易いので、プレイヤーの足への負担を軽減することができる。
そして、インソール3aのインソール本体30aは、踵の荷重中心部分の高さがつま先部34よりも高く設定されているので、プレイヤーは自然とつま先重心になる。このため、(1)のスタンスを採るプレイヤーは無理のない姿勢で立位を採ることができる。
また、アッパー本体40aのハトメ部50に、舌片部51、および開き防止孔52を設けることによって履き口部44の開きを防止しているので、足に(1)用のシューズ1aを確実に固定することができる。このため、より運動のエネルギーロスを減少させることが可能になる。
すなわち、(1)のスタンスを採るプレイヤーの手において、足裏と略同一箇所に刺激を付与することによって、上述の第一実施形態と同様の効果を奏することが可能である。
図7〜図10は、(2)のスタンス、つまり、踵外側重心のプレイヤーに最適なシューズ1b(以下、(2)用のシューズ1bという)を示し、図7は(2)用のシューズ1bの外甲側の側面図、図8は(2)用のシューズ1bの内甲側の側面図、図9はアウトソール2bの平面図、図10はインソール3bの平面図である。
立ち上がり部24の土踏まず部25側には、立ち上がり部24から上方に向かって弧状に突出する土踏まずサポート部26が一体成形されている。
ここで、アウトソール2bの踵部23側の接地面21からアッパー本体40bの踵部41の上端までの高さH2は、(1)用のシューズ1aにおけるアウトソール2aの踵部23側の接地面21からアッパー本体40aの踵部41の上端までの高さH1と比較して高く設定されている。このため、(2)用のシューズ1bは、プレイヤーの足の踵を(1)用のシューズ1aよりも大きく包み込むことができる、つまり、サポートできるようになっている。(2)のスタンスを採るプレイヤーにあっては、足の踵を大きくサポートすることにより、より安定感をもたらすことができる。
また、インソール本体30bには、第一凸部32bの後端、すなわち、土踏まずの踵側端から第一凸部32bのつま先側(前方)に至る部位に第二凸部35bが第一凸部32bと一体となるように形成されている。
これにより、第二凸部35bは、直線L3と、直線L3に略並行であって、かつ舟状骨と距骨との間を通る直線L4との間の範囲(図11においてドットで示す)に存在するように形成されていることになる。この第二凸部35bもインソール本体30bの表面39から約5mm程度突出した状態であることが望ましい。
ここで、(2)のスタンスを採るプレイヤーは、自然体で立位を採った際、踵外側重心となる。踵重心のプレイヤーは、体重バランスを無意識に採ろうとするあまり、踵とは反対側のつま先側に重心を移動させようとして、無意識のうちに足の指先を可動させる。このため、(1)用のシューズ1aのように、重心位置とは反対側となる箇所の位置を高く設定する必要がない((4)のスタンスを採るプレイヤーも同様)。よって、(2)用のシューズ1bは、(1)用のシューズ1aと比較して踵位置を低く設定され、かつインソール3bのつま先側もそのまま低く設定されており、(2)のスタンスを採るプレイヤーにとって、自然な状態を無意識に採れると共に、足の地面に対する踏圧を増大させることができる。
さらに、体重移動も踵内側からつま先外側に向かって移動していくが、このとき、第二凸部35bが体重移動の軌道に対して略直角に延在している。このため、(2)のスタンスを採るプレイヤーは、足裏AUのうち、土踏まずに対応する部分の幅方向全体で第二凸部35bを踏みつけるような状態になる。すなわち、第二凸部35bを体重移動の軌道に対応してこれと略直角になるように延在させることによって、プレイヤーの足裏AUに効率よく刺激を付与できると共に、脳に対してストレスとなる刺激が伝達され難くなり、安定感を付与できる。
また、アッパー4bのアッパー本体40bには、プレイヤーの足の踵を覆う踵サポート部62が踵部41の内面全体に設けられているので、踵側に重心があるプレイヤーにとって、踵への負担を軽減することができる。
これに加え、アウトソール2bの踵部23が斜め外側に向かうように屈曲させ易いので、プレイヤーの足への負担をさらに軽減することができる。
そして、アッパー本体40bのハトメ部50に、舌片部51、および開き防止孔52を設けることによって履き口部44の開きを防止しているので、足に(2)用のシューズ1bを確実に固定することができる。このため、より運動のエネルギーロスを減少させることが可能になる。
すなわち、(2)のスタンスを採るプレイヤーの手において、足裏と略同一箇所に刺激を付与することによって、上述の第二実施形態と同様の効果を奏することが可能である。
図13〜図15は、(3)のスタンス、つまり、つま先外側重心のプレイヤーに最適なシューズ1c(以下、(3)用のシューズ1cという)を示し、図13は(3)用のシューズ1cの外甲側の側面図、図14はアウトソール2cの平面図、図15はインソール3cの平面図である。
また、アウトソール2cには、足の母指球に対応する部位からつま先部27にかけて徐々に地面から離反する方向に向かって反り返るように形成されたつま先反り返り部22が設けられている。つま先反り返り部22は、アウトソール2cの長さ方向中央部の肉厚よりも厚肉となるように形成されている。
また、アウトソール2cの踵部23側の接地面21からアッパー本体40cの踵部41の上端までの高さH3は、(1)用のシューズ1aにおけるアウトソール2aの踵部23側の接地面21からアッパー本体40aの踵部41の上端までの高さH1と略同等に設定されている。
そして、アッパー本体40cの甲被開口部47を閉塞するように設けられた舌部53には、内面側の全体に甲サポート部63が設けられている。甲サポート部63は、例えば、スポンジなどの軟質クッション材によって形成されており、この厚さは約8mm程度に設定することが望ましい。
ここで、(3)のスタンスを採るプレイヤーは、自然体で立位を採った際、つま先外側重心となる。(3)用のシューズ1cは、(1)用のシューズ1aのように、インソール本体30cの踵の荷重中心部分の高さがつま先部34よりも高く設定されている。このため、(3)のスタンスを採るプレイヤーにとって自然な状態を無意識に採れると共に、足の地面に対する踏圧を増大させることができる。
アウトソール2cの接地面21には、(3)用のシューズ1cの幅方向に沿って溝5cが等間隔に複数形成されているので、アウトソール2cが前後方向に屈曲し易くなる。
また、歩行時に足を前に出そうと地面を蹴り上げる動作のとき、足指の根元が大きく可動する(図29(b)参照)。
また、アウトソール2cの踵部23に、踵反り返り部28が設けられているので、(3)のスタンスを採るプレイヤーは、スムーズに足の踵を着地することができる。
また、アウトソール2cが前後方向に屈曲し易いので、プレイヤーの足への負担を軽減することができると共に、アウトソール2cと地面とが確実に面接触し、グリップ力を発揮することができる。
そして、アッパー4cの舌部53に甲サポート部63を設けることによって、例えば、歩行時などにおいて、(3)用のシューズ1cが足に対して前後に振れることを抑制させることができる。また、(3)のスタンスを採るプレイヤーにあっては、足の甲を大きくサポートすることにより、より安定感をもたらすことができる。
すなわち、(3)のスタンスを採るプレイヤーの手において、足裏と略同一箇所に刺激を付与することによって、上述の第三実施形態と同様の効果を奏することが可能である。
図18〜図20は、(4)のスタンス、つまり、踵内側重心のプレイヤーに最適なシューズ1d(以下、(4)用のシューズ1dという)を示し、図18は(4)用のシューズ1dの外甲側の側面図、図19はアウトソール2dの平面図、図20はインソール3dの平面図である。
また、アウトソール2dは、(1)のシューズ1a(図1参照)と比較して反り上がるように形成されていない。さらに、アウトソール2dのつま先部27の肉厚は、アウトソール2dの長さ方向中央部の肉厚よりもやや厚肉に形成されている程度であって、(1)用のシューズ1aにおけるアウトソール2aのつま先部27と比較して薄肉になっている。
また、アウトソール2dの踵部23側の接地面21からアッパー本体40dの踵部41の上端までの高さH4は、(2)用のシューズ1aにおけるアウトソール2aの踵部23側の接地面21からアッパー本体40aの踵部41の上端までの高さH2と略同等に設定されている。
さらに、アッパー本体40dの甲被開口部47を閉塞するように設けられた舌部53には、内面側の全体に甲サポート部63が設けられている。
ここで、(4)のスタンスを採るプレイヤーは、自然体で立位を採った際、踵内側重心となる。インソール3dのインソール本体30dには、土踏まず部31に対応する部位に第一凸部37aが形成されているので、内側に重心がくるプレイヤーにとっては効率よく足裏AUに刺激を付与することができると共に、安定感を付与することができる。また、(4)用のシューズ1dは、(2)用のシューズ1bのように、踵位置が低いので、プレイヤーの重心がつま先側に移動することはなく、踵側に位置する。
ここで、インソール3dのインソール本体30cに設けられた第三凸部37cは、プレイヤーの体重移動の軌道に対して略直角に延在していることになる。また、(4)のスタンスを採るプレイヤーが足裏AUを地面Jに着地させるとき、踵Kが最初に地面Jに着地する(図29(d)参照)。(4)のスタンスを採るプレイヤーよりも(3)のスタンスを採るプレイヤーの足裏AUの着地位置がややつま先寄りになる。
また、(4)のスタンスを採るプレイヤーは、(1)のスタンス、および(2)のスタンスを採るプレイヤーと比較して足が前後に大きく揺れる。しかしながら、舌部53に甲サポート部63が設けられているので、この甲サポート部63が足の甲を確実にサポートし、足に対して(4)用のシューズ1dが前後に振れることを抑制することができる。
さらに、アウトソール2cの踵部23に、踵反り返り部28が設けられているので、(3)のスタンスを採るプレイヤーは、スムーズに足の踵を着地することができる。
また、アッパー4dのアッパー本体40dには、プレイヤーの足の踵を覆う踵サポート部62が踵部41の内面全体に設けられているので、踵側に重心があるプレイヤーにとって、踵への負担を軽減することができる。
これに加え、アウトソール2dが前後方向に屈曲し易いので、プレイヤーの足への負担をさらに軽減することができる。
そして、アッパー4dの舌部53に甲サポート部63を設けることによって、例えば、歩行時などにおいて、(4)用のシューズ1dが足に対して前後に振れることを抑制させることができる。また、(4)のスタンスを採るプレイヤーにあっては、足の甲を大きくサポートすることにより、より安定感をもたらすことができる。
すなわち、(4)のスタンスを採るプレイヤーの手において、足裏と略同一箇所に刺激を付与することによって、上述の第四実施形態と同様の効果を奏することが可能である。
また、上述の実施形態では、インソール本体30a〜30dの表面39に、それぞれ凸部32a〜37cを形成し、各スタンスのプレイヤーの足裏AUに効率よく刺激を付与する場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、各々凸部32a〜37cが形成されている範囲に、凸部32a〜37cに代わって、複数の突起を形成してもよい。すなわち、シューズ1a〜1d毎にそれぞれ形成されている凸部32a〜37cの位置に、足裏AUを刺激可能なものが形成されていればよい。
2a〜2d アウトソール
3a〜3d インソール
4a〜4d アッパー
5a〜5d 溝
21 接地面
22 つま先反り返り部
23,33,41 踵部
25,31 土踏まず部
27,34,43 つま先部
28 踵反り返り部
30a〜30d インソール本体
32a,32b,36a,37a 第一凸部
35a,35b,36b,37b 第二凸部
37c 第三凸部
39 表面
40a〜40d アッパー本体
42 中足部
44 履き口
48 靴紐(開き防止部)
51 舌片部(開き防止部)
52 開き防止孔(開き防止部)
61 ベルト(開き防止部)
62 踵サポート部
63 甲サポート部
64 ベルト(甲サポート部)
AU 足裏
Claims (12)
- 歩行時における使用者の足の挙動、および足裏の体重移動の軌道に基づいて、インソール本体の表面に凸部を設けたインソールであって、
前記使用者の立位自然体での足裏重心がつま先側で、かつ内側に位置するとき、
前記インソール本体の前記表面には、
土踏まず周辺に形成された第一凸部と、
第一中足骨頭と第五中足骨底とを結ぶ直線と、この直線に略並行であって、かつ立方骨上を通る直線との間の範囲に存在するように形成された第二凸部との2つの前記凸部が設けられ、
前記インソール本体の踵側の高さは、前記インソール本体のつま先側の高さよりも高く設定されていることを特徴とするインソール。 - 歩行時における使用者の足の挙動、および足裏の体重移動の軌道に基づいて、インソール本体の表面に凸部を設けたインソールであって、
前記使用者の立位自然体での足裏重心が踵側で、かつ外側に位置するとき、
前記インソール本体の前記表面には、
土踏まず周辺に形成された第一凸部と、
前記第一凸部の踵側端から第一凸部のつま先側に至る部位に、前記第一凸部と一体となるように形成された第二凸部とで構成される前記凸部が設けられ、
前記第二凸部の踵側は、土踏まずの後端に対応する部位に足の幅方向全体に渡って延在し、
前記第二凸部のつま先側は、内側楔状骨の頭部と立方骨の中心とを結ぶ直線に対応するように進行方向斜めに延在していることを特徴とするインソール。 - 歩行時における使用者の足の挙動、および足裏の体重移動の軌道に基づいて、インソール本体の表面に凸部を設けたインソールであって、
前記使用者の立位自然体での足裏重心がつま先側で、かつ外側に位置するとき、
前記インソール本体の前記表面には、
母指球と土踏まずとの間に、足の幅方向に沿って延在するように形成された第一凸部と、
第二指の基節骨と末節骨との間と、第五指の中節骨の中心とを結ぶ直線に沿うように形成された第二凸部との2つの前記凸部が設けられ、
前記インソール本体の踵側の高さは、前記インソール本体のつま先側の高さよりも高く設定されていることを特徴とするインソール。 - 歩行時における使用者の足の挙動、および足裏の体重移動の軌道に基づいて、インソール本体の表面に凸部を設けたインソールであって、
前記使用者の立位自然体での足裏重心が踵側で、かつ内側に位置するとき、
前記インソール本体の前記表面には、
土踏まず周辺に形成された第一凸部と、
前記第一凸部の踵側端から足の幅方向に沿って延びる第二凸部と、
前記第一凸部のつま先側端から足の幅方向に沿って延びる第三凸部との3つの前記凸部が設けられていることを特徴とするインソール。 - 請求項1に記載のインソールと、
前記インソールの下方に設けられたアウトソールと、
足の甲を覆うアッパーとを備えたシューズであって、
前記アウトソールは、母指球に対応する部位からつま先にかけて徐々に地面から離反する方向に向かって反り返るように形成されており、
前記アウトソールの下面に、足の幅方向に対して交差する方向に沿って斜めに複数の溝が形成されていることを特徴とするシューズ。 - 請求項2に記載のインソールと、
前記インソールの下方に設けられたアウトソールと、
足の甲を覆うアッパーとを備えたシューズであって、
前記アウトソールの下面に、足の幅方向に対して交差する方向に沿って斜めに複数の溝が形成されていることを特徴とするシューズ。 - 請求項3に記載のインソールと、
前記インソールの下方に設けられたアウトソールと、
足の甲を覆うアッパーとを備えたシューズであって、
前記アウトソールは、母指球に対応する部位からつま先にかけて徐々に地面から離反する方向に向かって反り返るように形成されていると共に、踵側が後方に向かうに従って徐々に地面から離反する方向に向かって反り返るように形成され、
前記アウトソールの下面に、足の幅方向に沿って複数の溝が形成されていることを特徴とするシューズ。 - 請求項4に記載のインソールと、
前記インソールの下方に設けられたアウトソールと、
足の甲を覆うアッパーとを備えたシューズであって、
前記アウトソールは、踵側が後方に向かうに従って徐々に地面から離反する方向に向かって反り返るように形成され、
前記アウトソールの下面に、足の幅方向に沿って複数の溝が形成されていることを特徴とするシューズ。 - 前記アッパーの履き口近傍に、前記履き口の足の幅方向への開きを規制するための開き防止部を設けたことを特徴とする請求項5に記載のシューズ。
- 前記アッパーの履き口近傍に、前記履き口の足の幅方向への開きを規制するための開き防止部を設け、
前記アッパーの踵部の内面に、クッション性を有する踵サポート部を設けたことを特徴とする請求項6に記載のシューズ。 - 前記アッパーの足の甲に対応する部位には、内面側にクッション性を有する甲サポート部が設けられていることを特徴とする請求項7に記載のシューズ。
- 前記アッパーの足の甲に対応する部位には、内面側にクッション性を有する甲サポート部が設けられていると共に、
前記アッパーの踵部の内面に、クッション性を有する踵サポート部を設けたことを特徴とする請求項8に記載のシューズ。
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