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JP5405850B2 - 酸化物半導体を有する電界効果トランジスタの製造方法 - Google Patents

酸化物半導体を有する電界効果トランジスタの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、酸化物半導体をチャネルに用いる電界効果型トランジスタの製造方法に係り、特に、ソース・ドレイン電極とゲート電極とが自己整合的に形成されることを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法に関する。
近年、薄膜トランジスタ(TFT)装置を有する表示装置の様々な研究開発が行われている。このTFTは、省スペースであるため、携帯電話、ノートパソコン、PDA(Personal Digital Assistants)などの携帯装置の表示装置駆動用トランジスタとして使用されている。このようなTFTは、これまで結晶質シリコンや非晶質シリコンを代表とするシリコン系半導体材料により大部分が作製されている。これは、従来の半導体装置の製造工程、製造技術を用いて作製できるメリットがあるためである。
しかしながら、半導体製造工程を用いる場合、処理温度が350℃以上になるため形成できる基板に制約がある。特に、ガラスやフレキシブルな基板は、耐熱温度が350℃以下のものが多く、従来の半導体製造工程を用いたTFT作製は困難である。
そのため、最近では、低温で作製可能な、酸化物半導体材料を用いたTFT装置(酸化物TFT)の研究開発が進められている。酸化物TFTは、低温形成が可能であるため、ガラス基板やプラスチックなどのフレキシブルに曲がる基板上への形成も可能となる。そのため、安価に、従来に無いデバイスの作製が可能となる。また、酸化物材料の透明性を利用してRFタグや表示装置などへの適用も可能となる。なお、従来の技術に関しては特許文献1や特許文献2に開示されている。
特開2000−150900号公報 特開2005−268724号公報
従来の半導体製造工程を用いると、ゲート電極とソース・ドレイン電極の合わせは精度良く作製可能であるが、それぞれのフォトマスクが必要となり、製造コストが増大してしまう問題がある。また、精度良くソース・ドレイン電極とゲート電極を合わせるためには、基板上に形成した下部電極メタルパターンを用いて露光するセルフアラインメント技術が有効である。しかしながら、酸化物材料の透明性を用いるデバイスでは、合わせる電極パターンが透明であるためこの技術を用いることは不可能である。
透明デバイスを実現しようとした場合、各電極の位置合わせとコストとを両立する製造方法が無く低コストな透明デバイスの製造を実現できなかった。
特許文献1には、チャネル層(導電層)に透明な酸化亜鉛等の材料を用いることにより可視光領域に光感度を有しないようにし、遮光層を形成する必要を無くしたトランジスタの断面構造は開示されているが、精度の悪い安価なウエットエッチング技術を用いて透明材料からなる下部電極と上部電極の位置合わせを、自己整合的に形成することで精度を確保すると共に、同じフォトマスクを2回用いて高価なフォトマスクを1枚低減できる安価な製造方法については記載されていない。
特許文献2は電子素子及びその製造方法に関し、同一の透明酸化物層内に半導体領域と導体領域との接合部を簡易な工程で製造することができる電子素子の製造方法が開示されているが、精度の悪い安価なウエットエッチング技術を用いて透明材料からなる下部電極と上部電極の位置合わせを、自己整合的に形成することで精度を確保すると共に、同じフォトマスクを2回用いて高価なフォトマスクを1枚低減できる安価な製造方法については記載されていない。そこで、本発明の目的は、ゲート電極とソース・ドレイン電極の合わせ精度がよく、安価に透明デバイスを実現できる酸化物半導体デバイスの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る酸化物半導体デバイスの製造方法は、透光性材料からなる基板の裏面に下部電極用マスクパターンを遮光膜で形成する工程と、前記遮光膜をマスクとして用いて、少なくとも2回の、基板裏面からの露光によるフォトリソグラフィー工程と、透明材料からなる下部電極と上部電極との位置合わせを自己整合的に行う工程とを有することを特徴とするものである。
また、本発明の製造方法では、基板がガラスやプラスチックなどのフレキシブルで、熱によって変形し得る熱可塑性を有する材質で形成されている場合にも、すべての工程が低温形成できるため、上部配線/電極を下部電極に対して自己整合的に形成でき、表示装置にはもちろん、フレキシブル基板を用いたフレキシブルな電子ペーパーのようなディスプレイや、透明性を利用し、RFIDタグなどに好適である。
本発明によれば、酸化物半導体デバイスの製造工程において、基板裏面に形成した遮光膜パターンによりゲート電極とソース・ドレイン電極の位置合わせの必要な部位は、基板裏面に設けた遮光膜をフォトマスクに利用することで、基板裏面からの露光によるフォトリソグラフィー工程により、ソース・ドレイン電極とゲート電極の位置合わせを自己整合的におこなう。このため、絶縁膜を介してゲート電極とソース・ドレイン電極が正確に位置合わせされた電極基板を形成できる。また、基板裏面の遮光膜をフォトマスクとして2度使用することにより、高価なフォトマスクの低減が可能となり、製造コストを大幅に削減できる。
第1実施例の製造方法における上面図と断面図。 第1実施例の製造方法における上面図と断面図。 第1実施例の製造方法における上面図と断面図と配線図。 第2実施例の製造方法における上面図と断面図。 第2実施例の製造方法における上面図と断面図。 第2実施例の製造方法における上面図と断面図と配線図。 第3実施例の製造方法における上面図と断面図。 第3実施例の製造方法における上面図と断面図と配線図。 第3実施例の製造方法における上面図と断面図。 第4実施例の製造方法における上面図と断面図。 第4実施例の製造方法における上面図と断面図。 第4実施例の製造方法における上面図と断面図と配線図。 第5実施例の製造方法における上面図と断面図。 第5実施例の製造方法における上面図と断面図。 第5実施例の製造方法における上面図と断面図と配線図。 第6実施例の製造方法における上面図と断面図。 第6実施例の製造方法における上面図と断面図。 第6実施例の製造方法における上面図と断面図と配線図。 第7実施例の製造方法における上面図と断面図。 第7実施例の製造方法における上面図と断面図。 第7実施例の製造方法における上面図と断面図と配線図。 第8実施例の製造方法における上面図と断面図。 第8実施例の製造方法における上面図と断面図。 第8実施例の製造方法における上面図と断面図。
以下、実施例により説明する。
本発明に係る酸化物半導体薄膜トランジスタの製造方法の第1の実施例について図1〜図3を用いて説明する。本実施例は、基板101の裏面遮光膜102のパターンが、ゲート電極103のポジパターンであることを特徴としたボトムゲート/トップコンタクト構造に関するものである。なお、末尾に英字の aが付く図面は上面図を、英字のbが付く図面は断面図を示し、断面図は、上面図に示した点線に沿った部分の断面である。他の実施例の図面においても同様である。
先ず、図1の断面図(1−1b)に示すように、基板101の裏面に遮光膜102を形成する。次いで、遮光膜102をフォトリソグラフィーとエッチング工程により、ゲート電極用フォトマスクとして所望の形状に加工する。
ここで、基板101には、ガラスや石英やポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルイミド、ポリアクリレートポリイミド、ポリカーボネイト、セルローストリアセテート、セルロースアセテートプロピオーネート等のプラスチック(合成樹脂)を用いることができる。
遮光膜102としてはクロム(Cr)、ニッケル(Ni)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、アルミニウム(Al)等から選択される元素またはこれらの元素を主成分とする合金材料もしくは化合物材料を用いて形成することができる。
次に、図1の断面図(1−1b)に示すように基板101の表面に膜圧20〜200nmのゲート電極103用の導電膜をスパッタ法やプラズマCVD法やレーザー蒸着(PLD)や塗布法を用いて形成する。スパッタ法やプラズマCVD法は、低温で緻密な膜の形成が可能であり、産業用として広く普及している。ゲート電極103用の導電膜としてはITO(Indium Tin Oxide)やZnOにIn、Al,Ga、Bなどを添加した酸化物材料などを用いることができる。
本実施例では、ITOをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により、膜厚50nmのゲート電極103用の導電膜を形成する。
ゲート電極103用の導電膜上にポジ型レジストを塗布し、図1の断面図(1−1b)に示すように基板裏面に設けた遮光膜102をフォトマスクとして用いて、基板裏面からの露光によるフォトリソグラフィーとエッチング工程により、所望の形状に加工してゲート電極103を形成する。図1の上面図(1−1a)、断面図(1−1b)参照。
次いで、ゲート電極103を覆うゲート絶縁膜104を膜厚50〜500nm程度形成する。図1の上面図(1−2a)、断面図(1−2b)参照。
ゲート絶縁膜104は、スパッタリング法やプラズマCVDなどにより、珪素の酸化物または窒化物や、アルミニウムの酸化物または窒化物や、酸化イットリウムや、酸化ハフニウム、YSZなどの酸化膜を、単層または積層して形成する。
本実施例では、酸化珪素(SiOx)をガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、RF電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚100nmのゲート絶縁膜104を形成する。図1の上面図(1−2a)、断面図(1−2b)参照。
次いで、ネガ型レジスト105を塗布し、ソース・ドレイン電極108とチャネル層106を含む領域の外周を覆うようなリフトオフパターンを基板表面からのフォトリソグラフィー工程により形成する。図1の上面図(1−3a)、断面図、(1−3b)参照。
次いで、チャネル層106を膜厚5〜70nm程度形成する。チャネル層106は、スパッタ法やレーザー蒸着(PLD)法などにより、ゲート絶縁膜104上とネガ型レジスト105上にInGaZn1−x−-yO、ZnO、ZnSn1 −xOなどを用いて形成する。
また、酸化物半導体トランジスタの性能を向上させるために、酸化物半導体形成後にアニ―ル処理を施しても良い。本実施例では、InGaZn1−x−yOをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、RF電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚25nmのチャネル層を形成する。
次いで、ポジ型レジスト107を塗布し、基板裏面からの露光によるフォトリソグラフィー工程により、リフトオフパターンを形成する。図2の上面図(1−4a)、(断面図(1−4b)参照。
次いで、ゲート電極103用の導電膜と同じ材料、同じ成膜方法を用いてソース・ドレイン電極108用の導電膜を、膜圧20〜200nm程度形成する。 図2の上面図(1−5a)、断面図1−5b) 参照。
本実施例では、ITOをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により、膜圧70nmのソース・ドレイン電極108用の導電膜を形成する。 図2の上面図(1−5a)、断面図(1−5b)参照。
次いで、リフトオフ工程により、ポジ型レジスト107と、ネガ型レジスト105と、当該レジスト上のチャネル層膜106と、ソース・ドレイン電極108用の導電膜とを除去する。以上の工程により、下部電極103と上部電極108の位置合わせが自己整合的に行うことが可能となる。
次いで、ゲート絶縁膜104と同じ材料、同じ成膜方法を用いてパシベーション膜109を膜厚50〜500nm程度形成する。本実施例では、酸化珪素膜(SiOx)をガス圧0.5Pa(Ar+12%O)、RF電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚100nmのパシベーション膜109を形成する。図2の(上面図1−6a、断面図1−6b)参照。
次いで、レジスト塗布後、基板表面からの露光によるフォトリソグラフィー工程とエッチング工程により、配線111とゲート電極103およびソース・ドレイン電極108間を電気的に接続するための配線用スルーホール110をパッシベーション膜109に形成する。図2の上面図(1−6)a(断面図1−6b)参照。
次いで、ゲート電極103用の導電膜と同じ材料、同じ成膜方法を用いて配線111用の導電膜を、膜厚20〜500nm程度形成する。本実施例では、ITOをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により、膜厚100nmの配線111用の導電膜を形成する。
次いで、配線111用の導電膜上にフォトリソグラフィー工程を用いてレジストからなるマスクを形成し、このマスクを用いて配線111用の導電膜を所望の形状に加工して配線111を形成する。図3の上面図(1−7a、)断面図(1−7b)参照。
次いで、基板101の裏面に形成した遮光膜102をケミカルエッチング等で除去することにより、透明薄膜トランジスタが形成される。このトランジスタの移動度を求めたところ、12.2cm/Vsとなった。図3の上面図(1−8a)、断面図(1−8b)参照。
電界効果トランジスタアレイに適用する場合、各素子は例えば、図3の配線図(1−9)に示すように接続することが可能となる。
また、基板101と、ゲート電極103と、ゲート絶縁膜104と、ソース・ドレイン電極108と、チャネル層106、配線層111、パシベーション膜109の透過率を測定した結果、可視光領域で80%以上であることが確認された。
本発明に係る酸化物半導体薄膜トランジスタの製造方法の第2の実施例について図4〜図6を用いて説明する。
本実施例の酸化物半導体デバイスの製造方法は、基板201裏面の遮光膜202のパターンが、ゲート電極203のポジパターンであることを特徴としたボトムゲート/ボトムコンタクト構造に関するものである。
先ず、実施例1と同様な方法により、ゲート絶縁層204まで形成する。図4の上面図(2−2a)、断面図(2−2b)参照。次いで、ネガ型レジスト205を塗布し、ソース・ドレイン電極207とチャネル層208を含む領域の外周を覆うようなリフトオフパターンを、基板表面からのフォトリソグラフィー工程により形成する。次いで、ポジ型レジスト206を塗布し、基板裏面からの露光によるフォトリソグラフィー工程により、リフトオフパターンを形成する。図4の上面図(2−2a)、断面図(2−2b)参照。
次いで、実施例1で記載したゲート電極103用の導電膜と同じ材料、同じ成膜方法を用いてソース・ドレイン電極207を膜厚20〜200nm程度形成する。本実施例では、ITOをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚70nmのソース・ドレイン電極207用の導電膜を形成する。図4の上面図(2−3a)、断面図(2−3b)参照。
次いで、リフトオフ工程により、ポジ型レジスト206と、ネガ型レジスト205と、当該レジスト上のソース・ドレイン電極207用導電膜とを除去する。以上の工程により、下部電極203と上部電極207の位置合わせを自己整合的に行うことができる。
次いで、チャネル層208を膜厚5〜70nm程度形成する。チャネル層208は、スパッタリング法やレーザー蒸着(PLD)法などにより、InGaZn1−x−yO 、ZnSn1−xOなどを用いて形成する。また、酸化物半導体トランジスタ性能を向上させるために、酸化物半導体形成後にアニール処理を施しても良い。本実施例では、InGaZn1−x−y Oをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、RF電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により、膜厚25nmのチャネル層を形成する。次いで、レジスト塗布後、基板表面からの露光によるフォトリソグラフィーとエッチング工程により、チャネル層208を所望の形状にパターニングする。図5の上面図(2−4a)、断面図(2−4b)参照。
次いで、実施例1と同様な方法でパシベーション膜209の形成、電極用スルーホール210の形成(図5の上面図(2−5a)、断面図(2−5b))、配線211の形成(図5の上面図(2−6a)、断面図(2−6b))、遮光膜202の除去を行い、透明トランジスタが形成される。図6の上面図(2−7a)、断面図(2−7b)参照。
このトランジスタの移動度を求めたところ、9.9cm/Vsとなった。この素子を電界効果トランジスタアレイに適用する場合、各素子は、例えば、図6の(2−8)に示すように接続することで構成が可能となる。
また、基板201とゲート電極203と、ゲート絶縁膜204と、ソース・ドレイン電極207と、チャネル層208、配線層211、パシベーション膜209の透過率を測定した結果、可視光領域で80%以上であることが確認された。
本発明に係る酸化物半導体薄膜トランジスタの製造方法の第3の実施例について図7〜図9を用いて説明する。本実施例の酸化物半導体薄膜トランジスタの製造方法は、基板301の裏面の遮光膜302のパターンが、ゲート電極308のポジパターンであることを特徴としたトップゲート/トップコンタクト構造に関するものである。
まず、実施例1と同様な方法により、基板301の裏面に遮光膜302を形成する。次いで、ネガ型レジスト303を塗布し、ソース・ドレイン電極306とチャネル層304を含む領域の外周を覆うようなリフトオフパターンを基板表面からのフォトリソグラフィー工程により形成する。
次いで、チャネル層304を膜厚5〜70nm程度形成する。チャネル層304は、スパッタリング法やレーザー蒸着(PLD)法などにより、InGaZn1−x−y O、ZnO、ZnOSn1−xOなどを用いて形成する。また、酸化物半導体トランジスタの性能を向上させるために、酸化物半導体形成後にアニール処理を施しても良い。本実施例では、InGaZn1−x−yOを、ガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、RF電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により、膜厚25nmのチャネル層304を形成する。図7の上面図(3−1a)、断面図(3−1b)参照。
次いで、ポジ型レジスト305を塗布し、基板裏面からの露光によるフォトリソグラフィー工程により、リフトオフパターンを形成する。図7の上面図(3−2a)、断面図(図(3−2b)参照。
次いで、実施例1記載のゲート電極103用の導電膜と同じ材料、同じ成膜方法を用いてソース・ドレイン電極306用の導電膜を、膜厚20〜200nm程度形成する。本実施例では、ITOをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚70nmのソース・ドレイン電極306用の導電膜を形成する。図7の上面図(3−3a)、断面図(3-3b)参照。
次いで、リフトオフ工程により、ポジ型レジスト305と、ネガ型レジスト303と、当該レジスト上のソース・ドレイン電極306用導電膜を除去する。図8の上面図(3−4a)、断面図(3−4b)参照。
次いで、実施例1と同様な方法により、下部電極306と上部電極308とを電気的に遮断するためのゲート絶縁膜307を膜厚50〜500nm程度形成する。本実施例では、酸化珪素(SiOx)をガス圧0.5Pa(Ar+10%O)、RF電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚100nmのゲート絶縁膜307を形成する。図8の上面図(3−5a)、断面図(3−5b)参照。
次いで実施例1と同様な方法により、膜厚20〜500nmのゲート電極308用導電膜を形成する。本実施例ではITOガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚70nmのゲート電極308用導電膜を形成する。引き続き、ポジ型レジスト塗布後、遮光膜302をフォトマスクとして基板301の裏面側から露光によるフォトリソグラフィーとエッチング工程により、ゲート電極308を形成することにより、下部電極306と上部電極308の位置合わせが自己整合的に行うことができる。上面図8の上面図(3−6a)、断面図(3−6b)参照。
次いで、レジスト309を除去した後、レジストを塗布し、基板表面からの露光によるフォトリソグラフィーとエッチング工程により、配線と下部電極303間を電気的に接続するための配線用スルーホール310を絶縁膜307に形成する。図9の上面図(3−7a)、断面図(3−7b)参照。
次いで、実施例1と同様な方法により配線311用導電膜を膜厚20〜500nm程度形成する。本実施例では、ITOをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚100nmの配線311用導電膜を形成する。次いで、配線311用導電膜上にフォトリソグラフィー工程を用いてレジストからなるマスクを形成し、マスクを用いて配線311用導電膜を所望の形状に加工して配線311を形成する。次いで、実施例1と同様な方法により遮光膜の除去を行うことで、透明トランジスタが形成される。このトランジスタの移動度を求めたところ、10.8cm/Vsとなった。図9の上面図(3−8a)、断面図(3−8b)参照。
この電界トランジスタを、トランジスタアレイに適用する場合、各素子は、例えば、図9の(3−9)のように接続することで、トランジスタアレイの構成が可能となる。
また、基板301と、ゲート電極308と、ゲート絶縁膜307と、ソース・ドレイン電極306と、チャネル層304、配線層311の透過率を測定した結果、可視光領域で80%以上であることが確認された。
本発明に係る酸化物半導体薄膜トランジスタの製造方法の第4の実施例について図10〜図12を用いて説明する。
本実施例の酸化物半導体薄膜トランジスタの製造方法は、基板401裏面の遮光膜402のパターンが、ゲート電極408のポジパターンであることを特徴としたトップゲート/ボトムコンタクト構造に関するものである。
まず、実施例1と同様な方法により、基板401の裏面に遮光膜402を形成する。次いで、ネガ型レジスト403を塗布し、ソース・ドレイン電極405とチャネル層406を含む形成領域の外周を覆うようなリフトオフパターンを、基板表面からのフォトリソグラフィー工程により形成する。次いで、ポジ型レジスト404を塗布し、基板裏面からの露光によるフォトリソグラフィー工程によりリフトオフパターンを形成する。図10の上面図(4−1a)、断面図(4−1b)参照。
次いで、実施例1に記載のゲート電極103用導電膜と同じ材料、同じ成膜方法を用いて、ソース・ドレイン電極405を膜厚20〜200nm程度形成する。本実施例では、ITOをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚70nmのソース・ドレイン電極405用導電膜を形成する。図10の上面図(4−2a)、断面図(4−2b)参照。
次いで、リフトオフ工程により、ポジ型レジスト404と、ネガ型レジスト403と、当該レジスト上のソース・ドレイン電極405用導電膜を除去する。次いで、ネガ型レジスト403を塗布し、ソース・ドレイン電極405とチャネル層406を含む領域の外周を覆うようなリフトオフパターンを基板表面からのフォトリソグラフィー工程により、形成する。
次いで、チャネル層406を膜厚5〜70nm程度形成する。チャネル層406は、スパッタリング法やレーザー蒸着(PLD)法などにより、InGaZn1−x−y O、ZnSn1−xOなどを用いて形成する。また、酸化物半導体トランジスタの性能を向上させるために、酸化物半導体形成後にアニール処理を施しても良い。本実施例では、InGaZn1−x−yOをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、RF電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚25nmのチャネル層406を形成する。図10の上面図(4−3a)、断面図(4−3b)参照。
次いで、リフトオフ工程により、ネガ型レジスト403と、当該レジスト上のチャネル層406を除去する。次いで、実施例1と同様な方法により、下部電極405と上部電極408とを電気的に遮断するためのゲート絶縁膜407を膜厚50〜500nm程度形成する。本実施例では、酸化珪素(SiOx)をガス圧0.5Pa(Ar+10%O)RF電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により、膜厚100nmのゲート絶縁膜407を形成する。図11の上面図(4−4a)、断面図(4−4b)
次いで、実施例1と同様な方法により、膜厚20〜200nmのゲート電極408を形成する。本実施例では、ITOをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により、膜厚70nmのゲート電極408用導電膜を形成する。次いで、ポジ型レジスト409を塗布し、基板裏面からの露光によるフォトリソグラフィーとエッチング工程により、ゲート電極408用導電膜を所望の形状に加工し、ゲート電極408を形成する。以上の工程により、下部電極405と上部電極408の位置合わせが自己整合的に行うことができる。図11の上面図(4−5a)、断面図(4−5b)参照。
次いで、レジスト409を除去した後、実施例3と同様な方法により、基板表面からの露光によるフォトリソグラフィーとエッチング工程により、配線411と下部電極405間を接続するための配線スルーホール410を形成する。図11の上面図(4−6a)、断面図(4−6b)参照。
次いで、実施例1と同様な方法により、配線411用導電膜を膜厚20〜500nm程度形成する。本実施例では、ITOをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚100nmの配線411用導電膜を形成する。次いで、配線411用導電膜上にフォトリソグラフィー工程を用いてレジストからなるマスクを形成し、マスクを用いて配線411用導電膜を所望の形状に加工して配線411を形成する。図12の上面図(4−7a)、断面図(4−7b)参照。
次いで、実施例1と同様な方法により遮光膜402の除去を行う。これにより、透明トランジスタが形成される。このトランジスタの移動度を求めたところ、10.6cm/Vsと成った。図12の上面図(4−8a)、断面図(4−8b)参照。
電界効果トランジスタアレイに適用する場合、各素子は、例えば、図12に示した上面図(4−9a)のように接続することで構成が可能となる。
また、基板401と、ゲート電極408と、ゲート絶縁膜407と、ソース・ドレイン電極405と、チャネル層406、配線層411の透過率を測定した結果、可視光領域で80%以上であることが確認された。
本実施例に記載の酸化物半導体トランジスタの製造方法は、基板501の裏面に形成した遮光膜502のパターンが。ソース・ドレイン電極508のネガパターンであることを特徴としたボトムゲート/ トップコンタクト構造に関するものである。
本発明に係る酸化物半導体薄膜トランジスタの製造方法の第5の実施例について図13〜図15を用いて説明する。
まず、図13の上面図(5−1a)、断面図(5−1b)に示すように、実施例1と同様な方法により、基板501の裏面に遮光膜502を形成する。当該遮光膜502をフォトリソグラフィーとエッチング工程により、ソース・ドレイン電極用のネガマスクパターンに加工する。次いで、実施例1と同様な方法により、基板501の表面に膜厚20〜200nmのゲート電極503用導電膜をスパッタリング法やプラズマCVD法や塗布法を用いて形成する。本実施例では、ITOをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により、膜厚70nmのゲート電極503用導電膜を形成する。
次いで、レジスト塗布後、基板表面からの露光によるフォトリソグラフィーとエッチング工程により、ゲート電極503用導電膜を所望の形状に加工し、ゲート電極503を形成する。次いで、ポジ型レジスト504を塗布後、基板裏面からの露光によるフォトリソグラフィー工程により、レジスト504パターンを形成する。上面図(5−1a)、断面図(5−1b)参照。
次いで、ポジ型レジスト504をマスクとして用い、ゲート電極503の幅をチャネル長と同じ幅に加工してゲート電極503を形成する。これにより、後の自己整合的手法が適応可能となる。次いで、ポジ型レジスト504を除去し、ゲート電極503を形成する。図13の上面図(5−2a)、断面図(5−2b)参照。
次いで、実施例1と同様な方法を用いてゲート電極503を覆うゲート絶縁膜505を膜厚50〜500nm程度形成する。本実施例では、酸化珪素(SiOx)を、ガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、RF電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により、膜厚100nmのゲート絶縁膜505を形成する。次いで、チャネル層506を膜厚5〜70nm程度形成する。チャネル層506は、スパッタリング法やレーザー蒸着(PLD)法などにより、InGaZn1−x−yO、ZnO、ZnSn1−x Oなどを用いて形成する。
また、酸化物半導体トランジスタの性能を向上させるために、酸化物半導体形成後にアニール処理を施しても良い。本実施例では、InGaZn1−x−yOをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、RF電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により、膜厚25nmのチャネル層506を形成する。次いで、チャネル膜506上にレジストを塗布し、基板表面からの露光によるフォトリソグラフィーとエッチング工程により、チャネル層506を所望の形状にパターニングする。図13の上面図(5−3a)、断面図(5−3b)参照。
次いで、ポジ型レジスト507を塗布し、基板501裏面からの露光によるフォトリソグラフィー工程により、リフトオフパターンを形成する。図14の上面図(5−4a)、断面図(5−4b)参照。
次いで、実施例1と同様な方法により、ソース・ドレイン電極508を、膜厚20〜200nm程度形成する。本実施例では、ITOをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚70nmのソース・ドレイン電極508用導電膜を形成する。図14の上面図(5−5a)、断面図(5−5b)参照。
次いで、リフトオフ工程により、ポジ型レジスト507と、当該レジスト上のソース・ドレイン電極508用導電膜とを除去する。以上の工程により、下部電極503と上部電極508の位置合わせが自己整合的に行うことができる。
次いで、実施例1と同様な方法を用いて、パシベーション膜509を膜厚50〜500nm程度形成する。本実施例では、酸化珪素(SiOx)をガス圧0.5Pa(Ar+12%O)、RF電力50W、成長温度(室温)の条件下で、スパッタリング法により膜厚100nmのパシベーション膜509を形成する。次いで、レジスト塗布後、基板表面からの露光によるフォトリソグラフィーとエッチング工程により、配線511とゲート電極503およびソース・ドレイン電極508間を電気的に接続するための配線用スルーホール110を形成する。図14の上面図(5−6a)、断面図(5−6b)参照。
次いで、実施例1と同様な方法により、配線511用導電膜を膜厚20〜500nm程度形成する。本実施例では、ITOをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により、膜厚100nmの配線511用導電膜を形成する。次いで、配線511用導電膜上にフォトリソグラフィー工程を用いて、レジストからなるマスクを形成し、マスクを用いて配線511用導電膜を所望の形状に加工して配線511を形成する。図15の上面図(5−7a)、断面図(5−7b)参照。
次いで、実施例1と同様な方法により、基板501の裏面に設けた遮光膜502を除去することにより、透明トランジスタが形成される。このトランジスタの移動度を求めたところ、12.3cm/Vsとなった。図15の上面図(5−8a)、断面図(5−8b)参照。
このトランジスタを、電化効果トランジスタアレイに適用する場合、各素子は例えば、図15の配線図(5−9)のように接続することで構成が可能となる。
また、基板501と、ゲート電極503と、ゲート絶縁膜505と、ソース・ドレイン電極508と、チャネル層506、配線層511、パシベーション膜509の透過率を測定した結果、可視光領域で80%以上であることが確認された。
本発明に係る酸化物半導体薄膜トランジスタの製造方法の第6の実施例について、図16〜図18を用いて説明する。本実施例の酸化物半導体薄膜トランジスタの製造方法は、基板601の裏面に形成した遮光膜602パターンがソース・ドレイン電極607のネガパターンであることを特徴としたボトムゲート/ボトムコンタクト構造に関するものである。
まず、実施例1と同様な方法により、基板601の裏面に遮光膜602を形成する。当該遮光膜602をフォトリソグラフィーとエッチンッグ工程により、ソース・ドレイン電極用のネガマスクパターンに加工する。次いで、実施例1と同様な方法により、基板601の表面に膜厚20〜200nmのゲート電極603用導電膜をスパッタリング法やプラズマCVD法や塗布法を用いて形成する。本実施例では、ITOをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により。膜厚70nmのゲート電極603用導電膜を形成する。
次いで、レジスト塗布後、基板表面からの露光によるフォトリソグラフィーとエッチング工程により、ゲート電極603用導電膜を所望の形状にパターニングする。次いで、ポジ型レジスト604を塗布後、基板裏面からの露光によるフォトリソグラフィー工程により、ポジ型レジストマスク604を形成する。図16の上面図(6−1a)、断面図(6−1b)参照。
次いで、ポジ型レジストマスク604を用いて、ゲート電極603の幅をチャネル長と同じ幅に加工する。これにより、後の自己整合的手法が適応可能となる。次いで、ポジ型レジスト604を除去し、ゲート電極603を形成する。16の上面図(6−2a)、断面図(6−2b)参照。
次いで、実施例1と同様な方法を用いて、ゲート電極603を覆うゲート絶縁膜605を膜厚50〜500nm程度形成する。本実施例では、酸化珪素(SiOx)を、ガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、RF電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚100nmのゲート絶縁膜605を形成する。次いで、ポジ型レジスト606を塗布し、基板601裏面からの露光によるフォトリソグラフィー工程により、リフトオフパターンを形成する。図16の上面図、(6−3a)断面図、(6−3b)参照。
次いで、実施例1と同様な方法により、ソース・ドレイン電極607用導電膜を、膜厚20〜200nm程度形成する。本実施例では、ITOをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚70nmのソース・ドレイン電極607用導電膜を形成する。図17の上面図(6−4a)、断面図(6−4b)参照。
次いで、リフトオフ工程により、ポジ型レジスト606と、当該レジスト上のソース・ドレイン電極607用導電膜とを除去する。以上の工程により、下部電極603と上部電極607の位置合わせが自己整合的に行うことができる。
次いで、チャネル層608を膜厚5〜70nm程度形成する。チャネル層506は、スパッタリング法やレーザー蒸着(PLD)法などにより、InGaZn1−x−yO、ZnO、ZnSn1−xOなどを用いて形成する。次いで、チャネル膜608上にレジスト膜を塗布し、基板表面からの露光によるフォトリソグラフィーとエッチング工程により、チャネル層608を所望の形状にパターニングする。図17の上面図(6−5a)、断面図(6−5b)参照。
次いで、実施例1と同様な方法を用いて、パシベーション膜609を、膜厚50〜500nm程度形成する。本実施例では、酸化珪素(SiOx)をガス圧0.5Pa(Ar+12%O)、RF電力50W、成長温度(室温)の条件化でスパッタリング法により、膜圧100nmのパシべーション膜609を形成する。
次いで、レジスト塗布後、基板表面からの露光によるフォトリソグラフィーとエッチング工程により、配線611とゲート電極603およびソース・ドレイン電極607間を電気的に接続するための配線用スルーホール610を形成する。図17の上面図(6−6a)、断面図(6−6b)参照。
次いで、実施例1と同様な方法により、配線611用導電膜を、膜厚20〜500nm程度形成する。本実施例では、ITOをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により、膜厚100nmの配線611用導電膜を形成する。
次いで、配線611用導電膜上にフォトリソ倉フィー工程を用いてレジストからなるマスクを形成し、このマスクを用いて配線611用導電膜を所望の形状に加工して配線611を形成する。図18の上面図(図6−7a)断面図(図6−7b)参照。
次いで、実施例1と同様な方法により、基板601の裏面に設けた遮光膜602を除去することにより、透明トランジスタを形成する。このトランジスタの移動度を求めたところ、11.1cm2/Vsとなった。図18の上面図(6−8a)、断面図(6−8b)参照。
この電界効果トランジスタを、電界効果トランジスタアレイに適用する場合、各素子は例えば、図18の配線図(6−9)のように接続することで、構成が可能となる。
また、基板601と、ゲート電極603と、ゲート絶縁膜605と、ソース・ドレイン電極607と、チャネル層608、配線層611、パシベーション膜609の透過率を測定した結果、可視光量域で80%以上であることが確認された。
酸化物半導体の製造方法の第7の実施例について説明する。本実施例の製造方法は、基板701裏面の遮光膜702パターンがソース・ドレイン電極705のネガパターンであることを特徴としたトップゲート/トップコンタクト構造に関するものである。
まず、実施例1と同様な方法により、基板701の裏面に遮光膜702を形成する。当該遮光膜702をフォトリソグラフィーとエッチングによりソース・ドレイン電極用のネガマスクパターンに加工する。次いで、実施例1と同様な方法により、チャネル層703を膜厚5〜70nm程度形成する。チャネル層703は、スパッタリング法やレーザー蒸着(PLD)法などにより、InGaZn1-x−yO、ZnO、ZnSn1−xOなどを用いて形成する。
また、酸化物半導体トランジスタの性能を向上させるために、酸化物半導体形成後に、アニール処理を施しても良い。本実施例では、InGaZn1−x−yOを、ガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、RF電力50W、成長温度(室温)の条件下で、スパッタリング法により、膜厚25nmのチャネル層703を形成する。次いで、チャネル膜703上にレジストを塗布し、基板表面からの露光によるフォトリソグラフィーとエッチング工程により、チャネル層703を所望の形状にパターニングする。次いで、ポジ型レジスト704を塗布し、基板表面からの露光によるフォトリソグラフィー工程により、リフトオフパターンを形成する。図19の上面図(7−1a)、断面図(7−1b)参照。
次いで、実施例1と同様な方法により、ソース・ドレイン電極705用導電膜を、膜厚20〜200nm程度形成する。本実施例では、ITOをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により、膜厚70nmのソース・ドレイン電極705用導電膜を形成する。図19の上面図(7−2a)、断面図(7−2b)参照。
次いで、リフトオフ工程により、ポジ型レジスト704と、当該レジスト上のソース・ドレイン電極705用導電膜とを除去する。次いで、実施例1と同様な方法により、下部電極705と上部電極707とを電気的に遮断するためのゲート絶縁膜706を、膜厚50〜500nm程度形成する。本実施例では、酸化珪素(SiOx)をガス圧0.5Pa(Ar+10%O)、50W、成長温度(室温)の条件下で、スパッタリング法により、膜厚100nmのゲート絶縁膜706を形成する。図19の上面図(7−3a)、断面図(7−3b)参照。
次いで、膜厚20〜200nmのゲート電極707用導電膜をスパッタリング法やプラズマCVD法や塗布法を用いて形成する。本実施例では、ITOをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下で、スパッタリング法により、膜厚70nmのゲート電極707用導電膜を形成する。次いで、レジストを塗布し、基板表面からのフォトリソグラフィー工程により、ゲート電極707を形成する。次いで、ポジ型レジスト708を塗布後、基板裏面からの露光によるフォトリソグラフィー工程により、ポジ型レジスト708パターンを形成する。図20の上面図(7−4a)、断面図(7−4b)参照。
次いで、当該ポジ型レジスト708パターンをマスクとして用い、ゲート電極707の幅を、チャネル長と同じ幅に加工する。以上の工程により、下部電極705と上部電極707の位置合わせが自己整合的に行うことができる。次いで、ポジ型レジスト708を除去し、ゲート電極707を形成する。図20の上面図(7−5a)、断面図(7−5b)参照。
次いでレジスト塗布後、基板表面からの露光によるフォトリソグラフィーとエッチング工程により、配線710とソース・ドレイン電極705間を電気的に接続するための配線用スルーホール709を形成する。図20の上面図(7−6a)、断面図(7−6b)参照。
次いで、実施例1と同様な方法により、配線710用導電膜を、膜厚20〜500nm程度形成する。本実施例では、ITOをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下で、スパッタリング法により、膜厚100nmの配線710用導電膜を形成する。次いで配線710用導電膜上にフォトリソグラフィー工程を用いてレジスト膜からなるマスクを形成し、このマスクを用いて配線710用導電膜を所望の形状に加工して配線710を形成する。図21の上面図(7−7a)、断面図(7−7b)参照。
次いで、実施例1と同様な方法により、基板701の裏面に設けた遮光膜702を除去することにより、透明トランジスタが形成される。このトランジスタの移動度を求めたところ、10.5cm/Vsとなった。図21の上面図(7−8a)、断面図(7−8b)参照。
このトランジスタを、電界効果トランジスタアレイに適用する場合、各素子は例えば、図21の配線図(7−9)のように接続することで、構成が可能となる。
また、基板701と、ゲート電極707と、ゲート絶縁膜706と、ソース・ドレイン電極705と、チャネル層703、配線層710の透過率を測定した結果、可視光領域で80%以上であることが確認された。
酸化物半導体薄膜トランジスタの製造方法の第8の実施例について説明する。本実施例の製造方法は、基板801裏面の遮光膜802パターンが、ソース・ドレイン電極804のネガパターンであることを特徴としたトップゲート/ボトムコンタクト構造に関するものである。
まず、実施例1と同様な方法により基板801裏面に遮光膜802を形成する。当該遮光膜802をフォトリソグラフィーとエッチング工程により、ソース・ドレイン電極用のネガマスクパターンに加工する。次いで、ポジ型レジスト803を塗布し、基板裏面からの露光によるフォトリソグラフィー工程により、リフトオフパターンを形成する。図22の上面図(8−1a)、断面図(8−1b)参照。
次いで、実施例1と同様な方法により、ソース・ドレイン電極804用導電膜を、膜厚20〜200nm程度形成する。本実施例では、ITOをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、DC電力50W,成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により、膜厚70nmのソース・ドレイン電極804用導電膜を形成する。図22の上面図(8−2a)、断面図(8−2b)参照。
次いで、リフトオフ工程により、ポジ型レジスト803と、当該レジスト上のソース・ドレイン電極804用導電膜を除去する。次いで、実施例1と同様な方法によりチャネル層805を膜厚5〜70nm程度形成する。チャネル層805は、スパッタリング法やレーザー蒸着(PLD)法などにより、InGaZn1−x−yO、ZnO、ZnSn1−xO、などを用いて形成する。また、酸化物半導体トランジスタの性能を向上させるために、酸化物半導体形成後にアニ―ル処理を施しても良い。本実施例では、InGaZn1−x−yOを、ガス圧0.5Pa(Ar+2%O)RF電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により、膜厚25nmのチャネル層805を形成する。
次いで、チャネル層805上にレジストを塗布し、基板表面からの露光によるフォトリソグラフィーとエッチング工程により、チャネル層805を所望の形状にパターニングする。次いで、実施例1と同様な方法により、下部電極804と上部電極807とを、電気的に遮断するためのゲート絶縁膜806を膜厚50〜500nm程度形成する。本実施例では、酸化珪素(SiOx)を、ガス圧0.5Pa(Ar+10%O)、RF電力50W、成長温度(室温)の条件下で、スパッタリング法により膜厚100nmのゲート絶縁層806を形成する。図22の上面図(8−3a)、断面図(8−3b)参照。
次いで、膜厚20〜200nmのゲート電極807用導電膜を、スパッタリング法やプラズマCVD法やレーザー蒸着(PLD)や塗布法を用いて形成する。本実施例では、ITOをガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により、膜厚100nmのゲート電極807用導電膜を形成する。次いで、レジスト塗布後、基板表面からの露光によるフォトリソグラフィーとエッチング工程により、ゲート電極807をパターニングする。次いで、ポジ型レジスト808を塗布後、基板裏面からの露光によるフォトリソグラフィー工程により、ポジ型レジスト808パターンを形成する。図23の上面図(8−4a)、断面図(8−4b)参照。
次いで、当該レジスト808をマスクとして用い、ゲート電極807の幅をチャネル長と同じ幅に加工する。以上の工程により下部電極804と上部電極807の位置合わせが自己整合的に行うことが可能となる。次いで、ポジ型レジスト808を除去し、ゲート電極807を形成する。図23の上面図(8−5a)、断面図(8−5b)参照。
次いで、レジスト塗布後、基板表面からの露光によるフォトリソグラフィーとエッチング工程により、配線810とソース・ドレイン電極804間を電気的に接続するための配線用スルーホール809を形成する。図23の上面図(8−6a)、断面図(8−6b)参照。
次いで、実施例1と同様な方法により、配線810用導電膜を膜厚20〜500nm程度形成する。本実施例では、ITOを、ガス圧0.5Pa(Ar+2%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下で、スパッタリング法により、膜厚100nmの配線810用導電膜を形成する。次いで、配線811用導電膜上にフォトリソグラフィー工程を用いてレジストからなるマスクを形成し、このマスクを用いて配線810用導電膜を所望の形状に加工して配線810を形成する。図24の上面図(8−7a)断面図8−7b)参照。
次いで、実施例1と同様な方法により、基板801裏面に設けた遮光膜802を除去することにより、透明トランジスタが形成される。このトランジスタの移動度を求めたところ11.0cm/Vsとなった。図24の上面図(8−8a)、断面図(8−8b)参照。
アクティブマトリクス型液晶表示装置の電界効果トランジスタアレイに、このトランジスタを適用する場合、各素子は例えば、図24の配線図(8−9)のように接続することで構成が可能になる。
また、基板801と、ゲート電極807と、ゲート絶縁膜806と、ソース・ドレイン電極804と、チャネル層805、配線層810の透過率を測定した結果、可視光領域で80%以上であることが確認された。
酸化物半導体を用いた電界効果トランジスタの製造方法に適用できる。
101、201、301、401、501、601、701、801…基板、102、202、302、402、502、602、702、802…遮光膜、103、203、306、405、503、603、804、…下部電極、108、207、508、607、707…上部電極、109、209、509、609…パシベーション膜、106、208、406、703、608、805…チャネル層、104、204、307、407、505、605、706…ゲート絶縁膜。

Claims (12)

  1. 透光性材料からなる基板裏面に下部電極用マスクパターンを遮光膜で形成する工程と、
    前記遮光膜をマスクとして用いて、少なくとも2回基板裏面からの露光によるフォトリソグラフィー工程と、
    可視光領域で透過率80%以上である材料からなる下部電極と上部電極の位置合わせを自己整合的に行う工程と、
    チャネル層とソース・ドレイン電極層とを形成する工程とを有し、
    該ソース・ドレイン電極層を形成する工程は、ネガ型レジストを塗布し、基板表面からのフォトリソグラフィー工程によりリフトオフパターンを形成する工程と、前記チャネル層を堆積する工程と、ポジ型レジストを塗布し、前記遮光膜をマスクとして基板裏面からの露光によるフォトリソグラフィー工程により、リフトオフパターンを形成する工程と、前記ソース・ドレイン電極を堆積する工程と、フォトレジストを除去し、上記フォトレジスト上のチャネル層とソース・ドレイン電極膜をリフトオフしてパターンを形成する工程とから形成されることを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
  2. 透光性材料からなる基板裏面に下部電極用マスクパターンを遮光膜で形成する工程と、
    前記遮光膜をマスクとして用いて、少なくとも2回基板裏面からの露光によるフォトリソグラフィー工程と、
    可視光領域で透過率80%以上である材料からなる下部電極と上部電極の位置合わせを自己整合的に行う工程と、
    チャネル層とソース・ドレイン電極層とを形成する工程とを有し、
    前記チャネル層とソース・ドレイン電極層とを形成する工程は、ネガ型レジストを塗布し、基板表面からのフォトリソグラフィー工程により、リフトオフパターンを形成する工程と、次いでポジ型レジストを塗布し、前記遮光膜をマスクとして基板裏面からの露光によるフォトリソグラフィー工程により、リフトオフパターン形成する工程と、前記ソース・ドレイン電極を堆積する工程と、フォトレジストを除去することにより、上記フォトレジスト上のソース・ドレイン電極膜をリフトオフしてパターンを形成する工程と、ネガ型レジストを塗布し、基板表面からのフォトリソグラフィーによりリフトオフパターンを形成する工程と、前記チャネル層を堆積する工程と、レジストを除去することにより、上記フォトレジスト上のチャネル層をリフトオフしてパターンを形成する工程とを有することを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
  3. 透光性材料からなる基板裏面に下部電極用マスクパターンを遮光膜で形成する工程と、
    前記遮光膜をマスクとして用いて、少なくとも2回基板裏面からの露光によるフォトリソグラフィー工程と、
    可視光領域で透過率80%以上である材料からなる下部電極と上部電極の位置合わせを自己整合的に行う工程と、
    チャネル層とソース・ドレイン電極層とを形成する工程とを有し、
    前記チャネル層とソース・ドレイン電極層とを形成する工程は、ネガ型レジストを塗布し、基板表面からのフォトリソグラフィーにより、リフトオフパターンを形成する工程と、ポジ型レジストを塗布し、前記遮光膜をマスクとして基板裏面からの露光によるフォトリソグラフィー工程により、リフトオフパターン形成する工程と、前記ソース・ドレイン電極を堆積する工程と、フォトレジストを除去することにより、上記フォトレジスト上のソース・ドレイン電極膜をリフトオフしてパターンを形成する工程と、前記チャネル層を堆積する工程と、レジストを塗布し、基板表面からのフォトリソグラフィーにより、前記チャネル層をパターニングする工程とを有することを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
  4. 透光性材料からなる基板裏面に下部電極用マスクパターンを遮光膜で形成する工程と、
    前記遮光膜をマスクとして用いて、少なくとも2回基板裏面からの露光によるフォトリソグラフィー工程と、
    可視光領域で透過率80%以上である材料からなる下部電極と上部電極の位置合わせを自己整合的に行う工程と、
    チャネル層とソース・ドレイン電極層とを形成する工程を有し、
    前記チャネル層とソース・ドレイン電極層とを形成する工程は、レジストを塗布し、基板表面からのフォトリソグラフィー工程により、チャネル層をパターニングする工程と、ポジ型レジストを塗布し、前記遮光膜をマスクとして基板裏面からの露光によるフォトリソグラフィー工程により、リフトオフパターン形成する工程と、前記ソース・ドレイン電極を堆積する工程と、フォトレジストを除去することにより、上記フォトレジスト上のソース・ドレイン電極膜をリフトオフしてパターンを形成する工程とを有することを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
  5. 透光性材料からなる基板裏面に下部電極用マスクパターンを遮光膜で形成する工程と、
    前記遮光膜をマスクとして用いて、少なくとも2回基板裏面からの露光によるフォトリソグラフィー工程と、
    可視光領域で透過率80%以上である材料からなる下部電極と上部電極の位置合わせを自己整合的に行う工程と、
    チャネル層とソース・ドレイン電極層とを形成する工程を有し、
    前記チャネル層とソース・ドレイン電極層とを形成する工程は、ポジ型レジストを塗布し、前記遮光膜をマスクとして基板裏面からの露光によるフォトリソグラフィー工程により、リフトオフパターンを形成する工程と、前記ソース・ドレイン電極を堆積する工程と、フォトレジストを除去することにより、上記フォトレジスト上のソース・ドレイン電極膜をリフトオフしてパターンを形成する工程と、前記チャネル層を堆積する工程と、レジストを塗布し基板表面からのフォトリソグラフィー工程により前記チャネル層をパターニングする工程とを有することを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載の電界効果トランジスタの製造方法において、
    透光性材料からなる前記下部電極をゲート電極とし、該ゲート電極形成後にソース・ドレイン電極を形成することにより、ボトムゲート構造を形成することを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
  7. 請求項1〜のいずれか一項に記載の電界効果トランジスタの製造方法において、
    透光性材料からなる前記下部電極をソース・ドレインとし、該ソース・ドレイン電極形成後にゲート電極を形成する工程によりトップゲート構造を形成することを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
  8. 所定のパターンを有する遮光膜が裏面に形成された透光性基板を準備する工程と、
    前記遮光膜をフォトマスクとして、前記透光性基板の表面側に形成される透光性ゲート電極パターン及び透光性ソース・ドレイン電極パターンを形成する工程と、
    前記透光性ゲート電極パターンを形成する工程と前記透光性ソース・ドレイン電極パターンを形成する工程との間に、透光性ゲート絶縁膜を形成する工程と、
    その後、チャネルとなる酸化膜半導体層を形成する工程とを有することを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
  9. 所定のパターンを有する遮光膜が裏面に形成された透光性基板を準備する工程と、
    前記遮光膜をフォトマスクとして、前記透光性基板の表面側に形成される透光性ゲート電極パターン及び透光性ソース・ドレイン電極パターンを形成する工程と
    前記透光性ゲート電極パターンを形成する工程と前記透光性ソース・ドレイン電極パターンを形成する工程との間に、透光性ゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記透光性ソース・ドレイン電極パターンを形成する工程の後に、チャネルとなる酸化膜半導体層を形成する工程とを有することを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
  10. 所定のパターンを有する遮光膜が裏面に形成された透光性基板を準備する工程と、
    前記遮光膜をフォトマスクとして、前記透光性基板の表面側に形成される透光性ゲート電極パターン及び透光性ソース・ドレイン電極パターンを形成する工程と、
    前記透光性ソース・ドレイン電極パターンを形成する工程と前記透光性ゲート電極パターンを形成する工程との間に、透光性ゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記透光性ソース・ドレイン電極パターンを形成する工程の前に、チャネルとなる酸化膜半導体層を形成する工程とを有することを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
  11. 所定のパターンを有する遮光膜が裏面に形成された透光性基板を準備する工程と、
    前記遮光膜をフォトマスクとして、前記透光性基板の表面側に形成される透光性ゲート電極パターン及び透光性ソース・ドレイン電極パターンを形成する工程と、
    前記透光性ソース・ドレイン電極パターンを形成する工程と前記透光性ゲート電極パターンを形成する工程との間に、チャネルとなる酸化膜半導体層を形成する工程と、
    その後透光性ゲート絶縁膜を形成する工程とを有することを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
  12. 所定のパターンを有する遮光膜が裏面に形成された透光性基板を準備する工程と、
    前記遮光膜をフォトマスクとして、前記透光性基板の表面側に形成される透光性ゲート電極パターン及び透光性ソース・ドレイン電極パターンを形成する工程と、
    前記透光性基板の表面側に形成される透光性ゲート電極パターン及び透光性ソース・ドレイン電極パターンを形成する工程の後、前記遮光膜を前記透光性基板から除去する工程を更に有することを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
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