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JP5402306B2 - 空調システム、空調制御方法および空調制御プログラム - Google Patents

空調システム、空調制御方法および空調制御プログラム Download PDF

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JP5402306B2 JP2009151454A JP2009151454A JP5402306B2 JP 5402306 B2 JP5402306 B2 JP 5402306B2 JP 2009151454 A JP2009151454 A JP 2009151454A JP 2009151454 A JP2009151454 A JP 2009151454A JP 5402306 B2 JP5402306 B2 JP 5402306B2
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Description

本発明は、空調機の風量を制御する空調システム、空調制御方法および空調制御プログラムに関する。
近年、データセンタやサーバルームと呼ばれる空間に、サーバやネットワーク機器などのIT機器が積み重ねられたラックが設置されている。IT機器は、CPUなどの機能部品を有しており、電力を消費して発熱するため、IT機器を一定温度以下に維持して動作保障を行う必要がある。このため、空調機から冷却風を送風してラック内のIT機器を冷却する空調システムが利用されている。
ここで、空調システムにおける空気の循環について説明する。まず、空調機が冷却風を吹き出して、ラックに冷却風を供給する。そして、ラック内のIT機器が内蔵しているファンが冷却風を吸気し、CPUなどの機能部品を冷却して、IT機器の熱を奪った比較的高温の排熱風がIT機器背面の吐き出し口から排気される。その後、排気された空気を空調機が取り込む。
このような空調システムにおいて、ラックに搭載されているIT機器の高発熱密度化に伴い、ラックあたりの発熱量が増加する傾向にあり、ラックの排気回り込みによるホットスポットの発生が問題となっている。つまり、データセンタにおけるホットスポットは、IT機器が冷却に使用する風量に対して、空調機から供給される比較的低温の冷却風が不足することによって発生することが多い。例えば、ラックに対する供給風量が不足した場合には、ラック自らまたは隣接するラックからの比較的高温の排気によってその不足分を補おうとするため、ラックの吸気温度が上昇する。
このようなホットスポットを防止するための技術として、空調機を増設して冷却風の風量を増加させて、ホットスポット発生を抑える方法が考えられる。また、ホットスポット発生箇所近傍に局所空調機を設置して、ホットスポット発生を抑える技術も知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、ホットスポットを防止する技術として、排気の拡散するためのアイルキャッピングを設置して、冷却風が循環するクールアイルと排熱風が循環するホットアイルとを区切り、ホットスポット発生を抑える技術が知られている(例えば、特許文献2、3参照)。また、局所空調機とアイルキャッピングを組み合わせ、データセンタ内に1つの閉じた空間を設けることで、ホットスポット発生を抑える技術が知られている(例えば、特許文献4、5参照)。
また、ラックの吸気温度状況を監視し、再循環指標や予め用意したテンプレート値との比較によってホットスポットの発生有無を検出し、空調機の風量や温度を制御する技術が知られている(例えば、特許文献6、7参照)。
特開2006−114669号公報 特開2004−184070号公報 特開2005−260148号公報 特表2006−526205号公報 特表2008−502082号公報 特表2006−504919号公報 特表2007−505285号公報
しかしながら、上記した空調機を増設または局所空調機を設置する技術では、増設された空調機や新設された局所空調機を稼動させるために、消費電力が増加する結果、効率的にラックを冷却することができないという問題があった。
また、上記したアイルキャッピングを設置する技術では、冷却風が循環するクールアイルと排熱風が循環するホットアイルとを区切っているが、ラックが冷却に使用する風量である必要風量と空調機から供給される供給風量とのバランスを考慮していない。このため、例えば、供給された冷却風の風量が不足している場合には、排熱風がクールアイル側に流れ込み、ラック3を適切に冷却することができないという問題があった。
また、上記したラックの吸気温度状況を監視してホットスポットの発生有無を検出し、風量制御を行う技術では、温度上昇が起こって初めて風量制御を実施するので、急激に温度が上昇した場合には、対応が遅れてしまい、適切にラックを冷却することができないという問題があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、ラックが冷却に使用する風量である必要風量と空調機から供給される供給風量とのバランスを取ることで、空調機の無駄な冷却風を削減して効率的にラックを冷却するとともに、ラックを適切に冷却することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、このシステムは、空調機から吹き出された冷却風の温度と、ラックが吸気する際の冷却風の温度とを検出する。そして、空調機から吹き出された冷却風の温度とラックが吸気する際の冷却風の温度との温度差をなくす様に前記空調機の風量を制御する。
また、このシステムは、空調機から吹き出された冷却風を吸気したラックから排気された排熱風の温度であるラック排気温度と、空調機が取り込む際の排熱風の温度である空調機戻り温度を検出する。そして、ラック排気温度と、空調機戻り温度とが同じ温度となるように空調機の風量を制御する。
開示のシステムは、空調機の無駄な冷却風を削減して効率的にラックを冷却するとともに、ラックを適切に冷却するという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る空調システムの構成を示すブロック図である。 図2は、実施例2に係る空調システムの構成を示すブロック図である。 図3は、実施例2に係る空調制御部の構成を示すブロック図である。 図4は、実施例2に係る空調システムの処理手順を説明するためのフローチャートである。 図5は、実施例3に係る空調システムの構成を示すブロック図である。 図6は、風量制御プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る空調システム、空調制御方法および空調制御プログラムの実施例を詳細に説明する。
以下の実施例では、実施例1に係る空調システムの構成および処理の流れを説明し、最後に実施例1による効果を説明する。
まず最初に、図1を用いて、実施例1に係る空調システムの構成を説明する。図1は、実施例1に係る空調システムの構成を説明するための図である。
図1に示すように、実施例1の空調システム1は、ラック3に対して冷却風を送風する空調機2、空調機2からの冷却風を吸気して排熱風を排気するラック3、温度を検出する各温度検出部4A〜4D、空調機2の風量を制御する風量制御部5を有する。なお、図1では、黒の矢印が冷却風の流れを示し、白の矢印が排熱風の流れを示している。
空調機吹出温度検出部4Aは、空調機2から吹き出された冷却風の温度を検出する。ラック吸気温度検出部4Bは、ラック3が吸気する際の冷却風の温度を検出する。
風量制御部5は、空調機吹出温度検出部4Aによって検出された温度と、ラック吸気温度検出部4Bによって検出された温度との温度差をなくす様に空調機2の風量を制御する。
例えば、ラック3が吸気する際の冷却風が空調機2から吹き出された冷却風の温度よりも大きい場合には、風量が不足していると判断し、温度差をなくすように、空調機2の風量をアップさせる。
また、ラック排気温度検出部4Cは、空調機2から吹き出された冷却風を吸気したラック3から排気された排熱風の温度であるラック排気温度を検出する。空調機戻り温度検出部4Dは、空調機2が取り込む際の排熱風の温度である空調機戻り温度を検出する。
風量制御部5は、ラック排気温度検出部4Cによって検出されたラック排気温度と、空調機戻り温度検出部4Dによって検出された空調機戻り温度とが同じ温度となるように空調機2の風量を制御する。
例えば、ラック排気温度が空調機戻り温度よりも大きいと判定された場合には、冷却風が過剰な状態であるために、冷却する必要のない排熱風までも冷却している状態であると判断し、ラック排気温度と空調機戻り温度とが同じ温度となるように空調機2の風量をダウンさせる。
このように、空調システム1は、ラック3が冷却に使用する風量である必要風量と空調機2から供給される供給風量とのバランスを取ることで、空調機の無駄な冷却風を削減して効率的にラックを冷却するとともに、ラックを適切に冷却することが可能である。
以下の実施例では、実施例2に係る空調システム100の構成および処理の流れを順に説明し、最後に実施例2による効果を説明する。
[空調システムの構成]
次に、図2を用いて、実施例2に係る空調システム100の構成を説明する。図2は、実施例2に係る空調システム100の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この空調システム100は、空調機2、ラック3、風量制御部10、各温度計20A〜20D、排気導風路30、通気孔40を有し、風量制御部10と各温度計20A〜20DとがLANを介して接続されている。
また、空調システム100は、床下フロアおよび床上フロアを有する二重床構成となっており、床上フロアにラック3が設置されている。また、空調システム100では、空調機2から送風された冷却風が床下フロアを通って、ラック3に冷気供給される。なお、図2では、黒の矢印が冷却風の流れを示し、白の矢印が排熱風の流れを示している。
空調機2は、ラック3に対して冷却風を吹き出すとともに、ラック3が排気した排熱風を取り込む。具体的には、空調機2は、床下フロアに冷却風を吹き出すことで、床上フロアに設置されたラック3に冷却風を供給する。ラック3は、IT機器を搭載し、空調機2によって供給された冷却風を吸気するとともに、排熱風を床上フロアに排気する。
排気導風路30は、ホットアイルとクールアイルを分離するための構造体である。ここで、ホットアイルとは、ラックが設置された床上フロアの空間のうち、ラック3の排熱だけを集めた空間である。図2の例では、白の矢印で示す排熱風が循環している空間である。また、クールアイルとは、空調機2が送風した冷却風だけを集めた空間である。図2の例では、黒の矢印が示す冷却風が循環している空間である。通気孔40は、ホットアイルの空気とクールアイルの空気とを通気させるための孔である。
空調機吹出温度計20Aは、空調機からラックに対して吹き出された冷却風の温度である空調機吹出温度を検出する。ラック吸気温度計20Bは、ラックが吸気する際の冷却風の温度であるラック吸気温度を検出する。ラック排気温度計20Cは、冷却風を吸気したラック3から排気された排熱風の温度であるラック排気温度を検出する。空調機戻り温度検出計20Dは、空調機2が取り込む際の排熱風の温度である空調機戻り温度を検出する。
空調制御部10は、各温度計20A〜20Dによって計測された温度に応じて、空調機2の風量を制御する。ここで、図3を用いて、空調制御部10の詳しい構成について説明する。図3は、実施例2に係る空調制御部の構成を示すブロック図である。図3に示すように、空調制御部10は、温度判定部10aおよび風量制御部10bを有する。
温度判定部10aは、ラック排気温度計20Cによって検出されたラック排気温度が空調機戻り温度計20Dによって検出された空調機戻り温度よりも大きいか判定する。また、温度判定部10aは、ラック吸気温度検出計20Bによって検出されたラック吸気温度が空調機吹出温度計20Aによって検出された空調機吹出温度よりも大きいか判定する。
具体的には、温度判定部10aは、各温度計20A〜20Dによって計測された温度の情報をLANを介してリアルタイムに取得している。そして、温度判定部10aは、ラック排気温度計20Cによって検出されたラック排気温度「Tr out」が空調機戻り温度計20Dによって検出された空調機戻り温度「Tac in」よりも大きいか判定するために、「Tr out」−「Tac in」>0の条件を満たしているか判定する。
この結果、温度判定部10aは、「Tr out」−「Tac in」>0であると判定した場合には、空調機風量をダウンする旨の指示を風量制御部10bに通知する。また、温度判定部10aは、「Tr out」−「Tac in」>0でないと判定した場合には、ラック吸気温度「Tr in」が空調機吹出温度「Tac out」よりも大きいか判定するために、「Tr in」−「Tac out」>0の条件を満たしているか判定する。
この結果、温度判定部10aは、「Tr in」−「Tac out」>0であると判定した場合には、空調機風量をアップする旨の指示を風量制御部10bに通知する。また、温度判定部10aは、「Tr in」−「Tac out」>0でないと判定した場合には、風量を制御する処理を行わない。
風量制御部10bは、空調機吹出温度計20Aによって検出された空調機吹出温度と、ラック吸気温度計20Bによって検出されたラック吸気温度とが同じ温度となるように空調機2の風量を制御する。また、風量制御部10bは、ラック排気温度計20Cによって検出されたラック排気温度と、空調機戻り温度計20Dによって検出された空調機戻り温度とが同じ温度となるように空調機2の風量を制御する。
具体的には、風量制御部10bは、ラック排気温度が空調機戻り温度よりも大きいと判定した温度判定部10aから空調機風量をダウンする旨の指示を受け付けた場合には、空調機2の風量をダウンするように制御する。
また、風量制御部10bは、ラック吸気温度が空調機吹出温度よりも大きいと判定した温度判定部10aから空調機2の風量をアップする旨の指示を受信した場合には、空調機2の風量をアップするように制御する。
つまり、空調制御部10は、ラック排気温度が空調機戻り温度よりも大きいと判定された場合には、冷却風が過剰な状態であると判断する。例えば、図2の例を挙げて説明すると、ラック排気温度が空調機戻り温度よりも大きい場合には、ラック排気温度が通気孔40から流れてきた冷却風(図2の例では、(a)の矢印)に冷やされたと考えられ、冷却風が過剰な状態にある。
このため、空調制御部10は、空調機2の風量をダウンするように制御することで、ホットアイルにおける排熱風の風量とクールアイルにおける冷却風の風量とのバランスを取って、省エネルギー化を図ることが可能である。
なお、通気孔40から流れてきた冷却風の影響でなく、ラックから排気された排熱風の温度が空調機2に取り込まれるまでの間に低下することも考えられるので、ラック排気温度「Tr out」が空調機戻り温度計20Dによって検出された空調機戻り温度「Tac in」よりも所定の閾値以上であるか判定するようにしてもよい。
例えば、空調制御部10は、所定の閾値として「2℃」を設定した場合には、「Tr out」−「Tac in」≧2℃の条件を満たしているか判定する。この結果、空調制御部10は、「Tr out」−「Tac in」≧2℃の場合には、風量をダウンする。
また、空調制御部10は、ラック吸気温度が空調機吹出温度よりも大きい場合には、冷却風の風量が不足している状態であると判断する。例えば、図2の例を挙げて説明すると、ラック吸気温度が空調機吹出温度よりも大きい場合には、冷却風の風量が不足しているため、通気孔40から排熱風(図2の例では、(b)の矢印)が流れてきて、冷却風が温められたと考えられ、冷却風が不足している状態である。
このため、空調制御部10は、空調機2の風量をアップするように制御することで、ホットアイルにおける排熱風の風量とクールアイルにおける冷却風の風量とのバランスを取って、ラック3を適切に冷却することが可能である。
なお、通気孔40から流れてきた排熱風の影響でなく、空調機2から吹き出された冷却風がラック3に吸気するまでの間に上昇することも考えられるので、ラック吸気温度「Tr in」が空調機吹出温度「Tac out」よりも所定の閾値以上であるか判定するようにしてもよい。
例えば、空調制御部10は、所定の閾値として「2℃」を設定した場合には、「Tr in」−「Tac out」≧2℃の条件を満たしているか判定する。この結果、空調制御部10は、「Tr in」−「Tac out」≧2℃の場合には、風量をアップする。
また、図2の例では、一つの空調機2に対して一つのラック3を冷却する場合の例で説明したが、通常の空調システムでは、一つの空調機2に対して複数のラック3を冷却する場合が多い。このような場合には、各ラックにラック吸気温度計20Bおよびラック排気温度計20Cをそれぞれ設置する。そして、空調制御部10は、各ラックのラック吸気温度計20Bおよびラック排気温度計20Cから温度情報をリアルタイムに取得する。
ここで、空調制御部10は、各ラック3のラック排気温度の平均を算出し、算出された値をラック排気温度とする。そして、空調制御部10は、算出されたラック排気温度の平均と空調機戻り温度とが同じ温度となるように空調機2の風量を制御する。
また、空調制御部10は、各ラック3のラック吸気温度のなかで最も高いものをラック吸気温度とする。そして、空調制御部10は、最も高いラック吸気温度と空調機吹出温度とが同じ温度となるように空調機2の風量を制御する。つまり、複数のラック3がある場合には、全てのラックを適切に冷却する必要があるため、ラック吸気温度が最も高いラックに合わせて各ラックを冷却する。
[空調システムによる処理]
次に、図4を用いて、実施例2に係る空調システム100による処理を説明する。図4は、実施例2に係る空調システムの処理手順を説明するためのフローチャートである。
同図に示すように、空調システム100のラック排気温度計20Cは、空調機2から吹き出された冷却風を吸気したラック3から排気された排熱風の温度であるラック排気温度「Tr out」を検出する。また、空調機戻り温度検出計20Dは、空調機2が取り込む際の排熱風の温度である空調機戻り温度「Tac in」を検出する(ステップS101)。
そして、空調制御部10は、「Tr out」−「Tac in」>0の条件を満たしているか判定する(ステップS102)。この結果、空調制御部10は、「Tr out」−「Tac in」>0であると判定した場合には(ステップS102肯定)、空調機風量をダウンするように空調機2を制御する(ステップS103)。
また、「Tr out」−「Tac in」>0でないと判定した場合には(ステップS102否定)、空調機吹出温度計20Aは、空調機2からラック3に対して吹き出された冷却風の温度である空調機吹出温度「Tr out」を検出する。また、ラック吸気温度計20Bは、ラック3が吸気する際の冷却風の温度であるラック吸気温度「Tac in」を検出する(ステップS104)。
その後、空調制御部10は、「Tr out」−「Tac in」>0の条件を満たしているか判定する(ステップS105)。この結果、空調制御部10は、「Tr out」−「Tac in」>0であると判定した場合には(ステップS105肯定)、空調機風量をアップするように空調機2を制御する(ステップS106)。また、空調制御部10は、「Tr out」−「Tac in」>0でないと判定した場合には(ステップS105否定)、空調機風量を変えずにS101に戻る。
[実施例2の効果]
上述してきたように、空調システム100では、空調機からラックに対して吹き出された冷却風の温度である空調機吹出温度を検出し、ラックが吸気する際の冷却風の温度であるラック吸気温度を検出する。そして、検出された空調機吹出温度と、検出されたラック吸気温度とが同じ温度となるように空調機の風量を制御する。このため、空調システム100では、ラック冷却に使用する風量である必要風量と空調機から供給される供給風量とのバランスを取ることで、空調機の無駄な冷却風を削減して効率的にラックを冷却するとともに、ラックを適切に冷却することが可能である。
また、実施例2によれば、空調システム100では、ラック吸気温度検出部によって検出されたラック吸気温度が空調機吹出温度よりも大きいか判定し、ラック吸気温度が空調機吹出温度よりも大きいと判定された場合には、空調機の風量を増やす。つまり、ラック吸気温度が空調機吹出温度よりも大きい場合には、冷却風の風量が不足しているため、通気孔から排熱風が流れてきて、冷却風が温められたと考えられ、冷却風が不足している状態である。
このため、空調制御部10は、空調機2の風量をアップするように制御することで、ラック冷却に使用する風量である必要風量と空調機から供給される供給風量とのバランスを取って、ラックを適切に冷却することが可能である。
また、実施例2によれば、空調システム100では、複数のラックがある場合には、複数のラック吸気温度のうち最も温度が高いラック吸気温度と空調機吹出温度とが同じ温度となるように空調機の風量を制御する。このため、空調機の無駄な冷却風を削減して効率的に複数のラックを冷却するとともに、複数のラックを適切に冷却することが可能である。
また、実施例2によれば、空調システム100では、空調機から吹き出された冷却風を吸気したラックから排気された排熱風の温度であるラック排気温度を検出し、空調機が取り込む際の排熱風の温度である空調機戻り温度を検出し、ラック排気温度と空調機戻り温度とが同じ温度となるように空調機の風量を制御する。このため、空調システム100では、ラック冷却に使用する風量である必要風量と空調機から供給される供給風量とのバランスを取ることで、空調機の無駄な冷却風を削減して効率的にラックを冷却するとともに、ラックを適切に冷却することが可能である。
また、実施例2によれば、空調システム100では、検出されたラック排気温度が空調機戻り温度よりも大きいか判定し、ラック排気温度が空調機戻り温度よりも大きいと判定された場合には、空調機の風量を減らすように制御する。つまり、ラック排気温度が空調機戻り温度よりも大きい場合には、ラック排気温度が通気孔40から流れてきた冷却風(図2の例では、(a)の矢印)に冷やされたと考えられ、冷却風が過剰な状態にある。
このため、空調システム100では、空調機の風量をダウンするように制御することで、ラック冷却に使用する風量である必要風量と空調機から供給される供給風量とのバランスを取って、空調機の無駄な冷却風を削減して効率的にラックを冷却することが可能である。
また、実施例2によれば、空調システム100では、複数のラックがある場合には、検出された複数のラック排気温度の平均を計算し、平均されたラック排気温度と空調機戻り温度とが同じ温度となるように空調機の風量を制御する。このため、空調機の無駄な冷却風を削減して効率的に複数のラックを冷却するとともに、複数のラックを適切に冷却することが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本実施例は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では実施例3として本発明に含まれる他の実施例を説明する。
(1)局所空調機
上記の実施例2では、メインの空調機の風量を制御する場合を説明したが、本実施例はこれに限定されるものではなく、メインの空調機よりも比較的小型の空調機である局所空調機を設置した場合には、局所空調機の風量を制御するようにしてもよい。
そこで、以下の実施例3では、局所空調機の風量を制御する場合として、図5を用いて、実施例3に係る空調システムの構成を説明する。図5は、実施例3に係る空調システムの構成を示すブロック図である。
図5に例示するように、実施例3に係る空調システム100Aでは、局所空調機2Aがラックの上部に設置されている。また、ホットアイルとクールアイルを分離するための排気導風路30は、局所空調機2Aの下部に設置されている。なお、局所空調機2Aは、局所空調機2Aがラックの上部に限らず、ホットスポットの発生箇所近傍に設置して、冷房能力や風量を補強することが可能である。また、空調制御部10および各温度計20A〜20Dの処理については、実施例2と同様である。
(2)システム構成等
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、温度判定部10aと風量制御部10bを統合してもよい。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(3)プログラム
また、上記の実施例1で説明した風量制御部5の各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図6を用いて、上記の実施例1と同様の機能を有する風量制御プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図6は、風量制御プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
同図に示すように、風量制御装置としてのコンピュータ600は、RAM610、CPU620、HDD630および温度センサ640をバスなどで接続して構成される。
ここで、温度センサ640は、空調機の吹出温度、空調機の戻り空気温度、ラックの吸気温度、ラックの排気温度を検出する。HDD630は、CPU620による各種処理の実行に必要な情報を記憶する。RAM610は、各種情報を一時的に記憶する。CPU620は、各種演算処理を実行する。
そして、HDD630には、図6に示すように、上記の実施例1に示した、割込みコントローラの各処理部と同様の機能を発揮する風量制御プログラム611があらかじめ記憶されている。なお、この風量制御プログラム611を適宜分散させて、ネットワークを介して通信可能に接続された他のコンピュータの記憶部に記憶させておくこともできる。
そして、CPU620が、この風量制御プログラム611をHDD630から読み出してRAM610に展開する。そして、風量制御プログラム611は、各種データをHDD630から読み出して、RAM610において自身に割り当てられた領域に展開し、この展開したデータ等に基づいて各種処理を実行する。
なお、上記した風量制御プログラム611については、必ずしも最初からHDD630に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ600に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ600に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ600がこれらから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
以上の実施例1〜3を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)ラックの一面から吸気を行い該一面の対向面から排気を行う電子機器を搭載したラックに対し、該一面への冷却風の送風を行う空調機の制御を行う空調システムであって、
前記空調機から吹き出された冷却風の温度を検出する空調機吹出温度検出部と、
前記ラックが吸気する際の前記冷却風の温度を検出するラック吸気温度検出部と、
前記空調機吹出温度検出部によって検出された温度と、前記ラック吸気温度検出部によって検出された温度との温度差をなくす様に前記空調機の風量を制御する風量制御部と、
を備えることを特徴とする空調システム。
(付記2)前記風量制御部は、前記ラック吸気温度検出部によって検出された温度が前記空調機吹出温度検出部によって検出された温度よりも大きい場合に、前記空調機の風量を増やすように制御することを特徴とする付記1に記載の空調システム。
(付記3)複数の前記ラックの各々に対し吸気温度検出部が設けられており、
前記風量制御部は、前記ラック吸気温度検出部の各々によって検出された温度のうち最も温度が高い温度と、前記空調機吹出温度検出部によって検出された前記空調機吹出温度との温度差がなくす様に前記空調機の風量を制御することを特徴とする付記1または2に記載の空調システム。
(付記4)ラックの一面から吸気を行い該一面の対向面から排気を行う電子機器を搭載したラックに対し、該一面への冷却風の送風を行う空調機と、前記電子機器の排気を吸気する流路と、該流路から前記電子機器の吸気側への流路を有する空調機を制御する空調システムであって、
前記電子機器からの排気温度を検出するラック排気温度検出部と、
前記空調機の吸気温度を検出する空調機戻り温度検出部と、
前記ラック排気温度検出部によって検出された温度と、前記空調機戻り温度検出部によって検出された温度との温度差をなくすように前記空調機の風量を制御する風量制御部と、
を備えることを特徴とする空調システム。
(付記5)前記ラック排気温度検出部によって検出された温度が前記空調機戻り温度検出部によって検出された温度よりも大きい場合に、前記空調機の風量を減らすように制御することを特徴とする付記4に記載の空調システム。
(付記6)前記風量制御部は、複数のラックがある場合には、前記ラック排気温度検出部によって検出された複数のラック排気温度の平均を計算し、当該平均されたラック排気温度と前記空調機戻り温度検出部によって検出された前記空調機戻り温度とが同じ温度となるように前記空調機の風量を制御することを特徴とする付記4または5に記載の空調システム。
(付記7)前記風量制御部は、前記空調機として、ホットスポットの発生箇所近傍に設置された局所空調機の風量を制御することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の空調システム。
(付記8)ラックの一面から吸気を行い該一面の対向面から排気を行う電子機器を搭載したラックに対し、該一面への冷却風の送風を行う空調機と、前記電子機器の排気を吸気する流路と、該流路から前記電子機器の吸気側への流路を有する空調機を制御するコンピュータが、
空調機からラックに対して吹き出された冷却風の温度である空調機吹出温度を検出する空調機吹出温度検出ステップと、
前記ラックが吸気する際の前記冷却風の温度であるラック吸気温度を検出するラック吸気温度検出ステップと、
前記空調機吹出温度検出ステップによって検出された前記空調機吹出温度と、前記ラック吸気温度検出ステップによって検出された前記ラック吸気温度とが同じ温度となるように前記空調機の風量を制御する風量制御ステップと、
を実行することを特徴とする空調制御方法。
(付記9)ラックの一面から吸気を行い該一面の対向面から排気を行う電子機器を搭載したラックに対し、該一面への冷却風の送風を行う空調機と、前記電子機器の排気を吸気する流路と、該流路から前記電子機器の吸気側への流路を有する空調機を制御するコンピュータが、
空調機から吹き出された冷却風を吸気したラックから排気された排熱風の温度であるラック排気温度を検出するラック排気温度検出ステップと、
前記空調機が取り込む際の前記排熱風の温度である空調機戻り温度を検出する空調機戻り温度検出ステップと、
前記ラック排気温度検出ステップによって検出された前記ラック排気温度と、前記空調機戻り温度検出ステップによって検出された前記空調機戻り温度とが同じ温度となるように前記空調機の風量を制御する風量制御ステップと、
を実行することを特徴とする空調制御方法。
(付記10)ラックの一面から吸気を行い該一面の対向面から排気を行う電子機器を搭載したラックに対し、該一面への冷却風の送風を行う空調機と、前記電子機器の排気を吸気する流路と、該流路から前記電子機器の吸気側への流路を有する空調機を制御するコンピュータに、
空調機からラックに対して吹き出された冷却風の温度である空調機吹出温度を検出する空調機吹出温度検出ステップと、
前記ラックが吸気する際の前記冷却風の温度であるラック吸気温度を検出するラック吸気温度検出ステップと、
前記空調機吹出温度検出ステップによって検出された前記空調機吹出温度と、前記ラック吸気温度検出ステップによって検出された前記ラック吸気温度とが同じ温度となるように前記空調機の風量を制御する風量制御ステップと、
を実行させることを特徴とする空調制御プログラム。
(付記11)ラックの一面から吸気を行い該一面の対向面から排気を行う電子機器を搭載したラックに対し、該一面への冷却風の送風を行う空調機と、前記電子機器の排気を吸気する流路と、該流路から前記電子機器の吸気側への流路を有する空調機を制御するコンピュータに、
空調機から吹き出された冷却風を吸気したラックから排気された排熱風の温度であるラック排気温度を検出するラック排気温度検出ステップと、
前記空調機が取り込む際の前記排熱風の温度である空調機戻り温度を検出する空調機戻り温度検出ステップと、
前記ラック排気温度検出ステップによって検出された前記ラック排気温度と、前記空調機戻り温度検出ステップによって検出された前記空調機戻り温度とが同じ温度となるように前記空調機の風量を制御する風量制御ステップと、
を実行させることを特徴とする空調制御プログラム。
1、100 空調システム
2 空調機
3 ラック
4A 空調機吹出温度検出部
4B ラック吸気温度検出部
4C ラック排気温度検出部
4D 空調機戻り温度検出部
10 空調制御部
10a 温度判定部
10b 風量制御部
30 排気導風路
40 通気孔

Claims (6)

  1. ラックの一面から吸気を行い該一面の対向面から排気を行う電子機器を搭載したラックに対し、該一面への冷却風の送風を行う空調機の制御を行う空調システムであって、
    前記電子機器からの排気温度を検出するラック排気温度検出部と、
    前記空調機の吸気温度を検出する空調機戻り温度検出部と、
    前記空調機から吹き出された冷却風の温度を検出する空調機吹出温度検出部と、
    前記ラックが吸気する際の前記冷却風の温度を検出するラック吸気温度検出部と、
    前記ラック吸気温度検出部によって検出された温度が前記空調機吹出温度検出部によって検出された温度よりも大きい場合に、前記空調機吹出温度検出部によって検出された温度と、前記ラック吸気温度検出部によって検出された温度との温度差をなくす様に前記空調機の風量を増やす制御を行い、前記ラック排気温度検出部によって検出された温度が前記空調機戻り温度検出部によって検出された温度よりも大きい場合に、前記ラック排気温度検出部によって検出された温度と、前記空調機戻り温度検出部によって検出された温度との温度差をなくす様に前記空調機の風量を減らす制御を行う風量制御部と、
    を備えることを特徴とする空調システム。
  2. 複数の前記ラックの各々に対し吸気温度検出部が設けられており、
    前記風量制御部は、前記ラック吸気温度検出部の各々によって検出された温度のうち最も温度が高い温度と、前記空調機吹出温度検出部によって検出された前記空調機吹出温度との温度差がなくす様に前記空調機の風量を制御することを特徴とする請求項1に記載の空調システム。
  3. ラックの一面から吸気を行い該一面の対向面から排気を行う電子機器を搭載したラックに対し、該一面への冷却風の送風を行う空調機と、前記電子機器の排気を吸気する流路と、該流路から前記電子機器の吸気側への流路を有する空調機を制御する空調システムであって、
    前記電子機器からの排気温度を検出するラック排気温度検出部と、
    前記空調機の吸気温度を検出する空調機戻り温度検出部と、
    前記空調機から吹き出された冷却風の温度を検出する空調機吹出温度検出部と、
    前記ラックが吸気する際の前記冷却風の温度を検出するラック吸気温度検出部と、
    前記ラック吸気温度検出部によって検出された温度が前記空調機吹出温度検出部によって検出された温度よりも大きい場合に、前記空調機吹出温度検出部によって検出された温度と、前記ラック吸気温度検出部によって検出された温度との温度差をなくす様に前記空調機の風量を増やす制御を行い、前記ラック排気温度検出部によって検出された温度が前記空調機戻り温度検出部によって検出された温度よりも大きい場合に、前記ラック排気温度検出部によって検出された温度と、前記空調機戻り温度検出部によって検出された温度との温度差をなくすように前記空調機の風量を減らす制御を行う風量制御部と、
    を備えることを特徴とする空調システム。
  4. 前記風量制御部は、複数のラックがある場合には、前記ラック排気温度検出部によって検出された複数のラック排気温度の平均を計算し、当該平均されたラック排気温度と前記空調機戻り温度検出部によって検出された前記空調機戻り温度とが同じ温度となるように前記空調機の風量を制御することを特徴とする請求項に記載の空調システム。
  5. ラックの一面から吸気を行い該一面の対向面から排気を行う電子機器を搭載したラックに対し、該一面への冷却風の送風を行う空調機と、前記電子機器の排気を吸気する流路と、該流路から前記電子機器の吸気側への流路を有する空調機を制御するコンピュータが、
    前記電子機器からの排気温度を検出するラック排気温度検出ステップと、
    前記空調機の吸気温度を検出する空調機戻り温度検出ステップと、
    空調機からラックに対して吹き出された冷却風の温度である空調機吹出温度を検出する空調機吹出温度検出ステップと、
    前記ラックが吸気する際の前記冷却風の温度であるラック吸気温度を検出するラック吸気温度検出ステップと、
    前記ラック吸気温度検出ステップによって検出された温度が前記空調機吹出温度検出ステップによって検出された温度よりも大きい場合に、前記空調機吹出温度検出ステップによって検出された前記空調機吹出温度と、前記ラック吸気温度検出ステップによって検出された前記ラック吸気温度とが同じ温度となるように前記空調機の風量を増やす制御を行い、前記ラック排気温度検出ステップによって検出された温度が前記空調機戻り温度検出ステップによって検出された温度よりも大きい場合に、前記ラック排気温度検出ステップによって検出された温度と、前記空調機戻り温度検出ステップによって検出された温度との温度差をなくす様に前記空調機の風量を減らす制御を行う風量制御ステップと、
    を実行することを特徴とする空調制御方法。
  6. ラックの一面から吸気を行い該一面の対向面から排気を行う電子機器を搭載したラックに対し、該一面への冷却風の送風を行う空調機と、前記電子機器の排気を吸気する流路と、該流路から前記電子機器の吸気側への流路を有する空調機を制御するコンピュータに、
    前記電子機器からの排気温度を検出するラック排気温度検出ステップと、
    前記空調機の吸気温度を検出する空調機戻り温度検出ステップと、
    空調機からラックに対して吹き出された冷却風の温度である空調機吹出温度を検出する空調機吹出温度検出ステップと、
    前記ラックが吸気する際の前記冷却風の温度であるラック吸気温度を検出するラック吸気温度検出ステップと、
    前記ラック吸気温度検出ステップによって検出された温度が前記空調機吹出温度検出ステップによって検出された温度よりも大きい場合に、前記空調機吹出温度検出ステップによって検出された前記空調機吹出温度と、前記ラック吸気温度検出ステップによって検出された前記ラック吸気温度とが同じ温度となるように前記空調機の風量を増やす制御を行い、前記ラック排気温度検出ステップによって検出された温度が前記空調機戻り温度検出ステップによって検出された温度よりも大きい場合に、前記ラック排気温度検出ステップによって検出された温度と、前記空調機戻り温度検出ステップによって検出された温度との温度差をなくす様に前記空調機の風量を減らす制御を行う風量制御ステップと、
    を実行させることを特徴とする空調制御プログラム。
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