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JP5389833B2 - 2軸式ロータポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、2軸式ロータポンプに関するものであって、特に、2軸の回転軸を有する例えばルーツ型、スクリュー型、クロー型等と称される機械式ドライ真空ポンプ等における、軸シールにかかる圧力負荷(差圧)を低減し、軸シールの寿命延長を可能とした2軸式ロータポンプに関するものである。
真空ポンプのような流体ポンプとして、例えば複数の繭型ロータ(回転子)がケーシング内で高速回転して空気を排出するルーツ型、複数のスクリュー(ネジ)型のロータを回転させながらケーシングとの間に閉じこめた空気を圧縮し、排出するようにしたスクリュー型、爪に似た突起を有したロータがケーシング内で回転して空気を排出するクロー型など、2軸の回転軸を有するポンプが知られている。
このような2軸の回転軸を有する2軸式ロータポンプのうち、例えばクロー型のポンプは、一般的に、1又は2の爪状の突起を有するロータを2つ有し、それぞれのロータが別2つの軸にそれぞれ取り付けられている。また、前記2つのロータは、前記2つの軸が反対方向に回転するときに相互係合するように配置されており、吸入口と排出口を供えたケーシング内に収納されている。なお、前記2つのロータを支持する前記2つの軸にはそれぞれ軸受及び軸シールが設けられている。
このようなクロー型の2軸式ロータポンプでは、ケーシング内に吸引される流体は、前記吸入口を通ってケーシング内に吸い込まれる。そして、2つのロータの爪状の突起間(以下、圧縮室と称する)に一定体積の流体を捕捉して圧縮し、圧縮した流体を排出口から排出する。
このようなクロー型の2軸式ロータポンプは、例えば特許文献1等に開示されており、一般的に使用されているものである。
特開平6−101673号公報
ところで、例えば前述したようなクロー型や、スクリュー型、ルーツ型その他の2軸式ロータポンプにおいては、各軸の回転位相(同期)や中心を常に正確に維持するために、一般的に金属製のギアが使用される。この金属製のギアは、歯が破損しない限り正確に同期を保ちながら駆動力を伝達できるが、摩耗が起こるため、オイル、グリス、固体潤滑剤等の潤滑物質を用いた潤滑が必要である。
また、前記2軸式ロータポンプにあっては、軸受として玉軸受が一般的に用いられており、このためロータと玉軸受との間に軸シールを設けている。この軸シールは、軸受で用いられるグリスや潤滑油等の潤滑物質、及び前述のギアで使用される潤滑物質の圧縮室への漏洩を防止するとともに、圧縮室と軸受との差圧を受ける役割を果たしている。
しかしながら、このような2軸式ロータポンプでは、軸シールが受ける圧力負荷が高いため、軸シール寿命の減少や、差圧による前記潤滑物質の圧縮室への漏洩が発生する可能性がある。
そこで、軸受と圧縮室とを常時連通した流路を設けることによって、該流路の作用により軸受と圧縮室との差圧をなくした状態とし、軸シールは前記潤滑物質の圧縮室への漏洩を防止する目的にのみ使用することが考えられ、このような技術は既に実現されている。
しかしながら、軸受と圧縮室とを常時連通した流路を設けた場合、軸シールの圧力負荷は軽減されるものの、前記流路内の流体の往復移動に伴う前記潤滑物質の圧縮室への漏洩が生じる可能性があるとともに、前記流路内の無駄な流体移動に伴う動力損失が発生する。
従って、本発明は従来技術の問題点に鑑み、ケーシングと、該ケーシング内に設けられた2つの回転軸と、該2つの回転軸それぞれに取り付けられて回転可能な2つのロータと、前記2つの回転軸それぞれに設けられた軸受及び軸シールとを有し、前記2つのロータが協働して前記ケーシング内の流体を圧縮して排出する2軸式ロータポンプにおいて、前記軸シールにかかる圧力負荷を低減して軸シールの寿命延長を可能とするとともに、無駄な流体移動に伴う動力損失の発生を防止することができる2軸式ロータポンプを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明においては、ケーシングと、該ケーシング内に設けられた2つの回転軸と、該2つの回転軸それぞれに取り付けられて互いに逆方向に回転可能な2つのロータと、前記2つの回転軸それぞれに設けられた軸受及び軸シールとを有し、前記2つのロータが協働して前記ケーシング内の流体を圧縮して排出する2軸式ロータポンプにおいて、前記ケーシング内と前記軸受それぞれとを連通する連通路を設け、前記連通路のケーシング内側の開放端は、前記ロータの回転によって、開放タイミングが流体の圧縮期間の少なくとも一部となるように開閉する位置に設けられていることを特徴とする。
これにより、圧縮中一部の期間において前記ロータによって形成されるケーシング内の圧縮を行う部分(圧縮室)とが連通されるため、圧縮室と軸受との差圧が小さくなり、軸シールの圧力負荷が小さくなって、軸シールの寿命延長が可能となる。
さらに、前記連通路は、常時開放されておらず、圧縮時にのみ開放ため該連通路内は流体の往復移動を防止することができ、無駄な流体移動に伴う動力損失の発生を防止することができる。また同時に、前記連通路内の流体の往復移動に伴う軸受用潤滑物質の圧縮室への流入を防止することができる。
また、前記連通路は、前記2つの回転軸それぞれに設けられた軸受間を連通する連通溝と、該連通溝内と前記ケーシング内とを連通する連通穴と、から構成されているとよい。
これにより、2つのそれぞれに必要な連通路の一部を共通化することができ、簡単な構成で発明を実施することができる。
また、前記ケーシング下部に、ケーシングと一体となったケーシング追加部材を設け、前記連通溝は、前記ケーシング追加部材に設けられているとよい。
これにより、連通溝を有さない従来のクロー型2軸式ロータポンプを改造して本発明の実施をすることが容易になる。
また、前記連通路のケーシング内側開放端は、前記流体の圧縮期間中に、圧縮された前記流体と前記軸受との圧力の比が1.2以下となる位置に設けられているとよい。
これにより、軸シールの長寿命化を確実に達成することができる。
本発明によれば、ケーシングと、該ケーシング内に設けられた2つの回転軸と、該2つの回転軸それぞれに取り付けられて回転可能な2つのロータと、前記2つの回転軸それぞれに設けられた軸受及び軸シールとを有し、前記2つのロータが協働して前記ケーシング内の流体を圧縮して排出する2軸式ロータポンプにおいて、前記軸シールにかかる圧力負荷を低減して軸シールの寿命延長を可能とするとともに、無駄な流体移動に伴う動力損失の発生を防止することができる2軸式ロータポンプを提供することができる。
実施例に係るクロー型2軸式ロータポンプの圧縮室を通る横断面図である。 図1におけるロータが約20°回転した状態におけるクロー型2軸式ロータポンプの圧縮室を通る横断面図である。 図1におけるロータが約45°回転した状態におけるクロー型2軸式ロータポンプの圧縮室を通る横断面図である。 図1におけるb−b断面図である。 図1におけるa−a断面図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1、図4及び図5を用いて、実施例に係るクロー型2軸式ロータポンプの構成について説明する。
図1は、実施例に係るクロー型2軸式ロータポンプの圧縮室を通る横断面図である。図4は、図1におけるb−b断面図であり、図5は、図1におけるa−a断面図である。図4においては、後述する連通穴30がロータ6によって閉じている状態を示している。
実施例に係るクロー型2軸式ロータポンプ1は、2つの軸2、4が設けられている。軸2には、2箇所に爪状の突起部10a、10bを有したロータ6が取り付けられており、同様に軸4には、2箇所に爪状の突起部12a、12bを有したロータ8が取り付けられている。そして、これらの軸2及び4、ロータ6及び8は、ケーシング14内に収納されている。
また、軸2は、ケーシング14内に収納されるとともに、複数の軸受(ベアリング)24によって、ケーシング14に回転可能に支持されている。同様に軸4も、ケーシング14内に収納されるとともに、複数の軸受(不図示であるが便宜上軸受44と称する)によって、ケーシング14に軸2と逆方向に回転可能に支持されている。軸受24とロータ6との間には軸シール26が設けられている。同様に、軸受44とロータ8との間には軸シール(不図示であるが便宜上軸シール46と称する)が設けられている。軸シール26、46としては、例えばオイルシール、ラビリンスシール等を適用することができる。
このような構成により、図1に示したクロー型2軸式ロータポンプ1においては、ロータ6及び8は、ポンプ1の使用時には駆動手段(不図示)により軸2及び軸4を協働して逆方向に回転することによって、ケーシング14内に形成されるチャンバ16内でそれぞれ矢印A、Bで示した方向に回転する。該回転及びチャンバ16、ロータ4、6の構成により、ロータ4、6とチャンバ壁面16aとの間には圧縮室22が形成される。圧縮室22の形態は、ロータ4、6の回転により変動する。
また、図1において、18はケーシング14の下面に設けられ、外部からチャンバ16内に下から圧縮対象の流体を吸入する吸入口であり、20はケーシング14の上面に設けられ、チャンバ16内から圧縮後の流体を上に排出する排出口である。吸入口18及び排出口20は、ロータ4、ロータ6の回転に連れて、ロータ4、ロータ6によって開閉されるものである。
また、本発明に特徴的な構成として、軸受24の下方に連通溝28が設けられている。
連通溝28は、軸受24と軸受44との間を連通している。さらに、ケーシング14内に形成されるチャンバ16と、連通溝28内とを連通する連通穴30が設けられている。連通穴30のチャンバ16への開口面は、ロータ6が回転することによりロータ6によって開閉する位置に設けられる。
なお、図4に示したようにケーシング14の下部にケーシング14と一体化したケーシング追加部材14aを設け、ケーシング追加部材14aに連通溝28を設けることもできる。この場合、連通溝28を有さないクロー型2軸式ロータポンプを改造して本発明の実施をすることが容易となる。
即ち、連通溝28及び連通穴30によって、チャンバ16と軸受24との連通路が形成され、該連通路はロータ6の回転によって開閉される。同様に連通溝28及び連通穴30によってチャンバ16と軸受44との連通路が形成され、該連通路はロータ6の回転によって開閉される。つまり、ロータ6の回転によってチャンバ16内に形成される圧縮室22と、軸受24及び軸受44との連通可能、連通不能の状態が切り替わる。
なお、本実施例においては、連通溝28を軸受24と軸受44とを連通するものとし、1つの連通穴30を設けることで、軸受24及び44とチャンバ16との連通路を形成したが、それぞれの軸受24、44とチャンバ16内との間に連通路が設けられ、ロータ6の回転により該連通路が開閉される形態であればその他の形態でもよい。例えば、軸受24とチャンバ16内を連通する第1の連通路と、軸受44とチャンバ16内を連通する第2の連通路とを別個に設けることも可能である。
以上の構成のクロー型2軸式ロータポンプ1では、2本の軸2、4に取り付けられたロータ4、6がそれぞれ逆方向に回転し、吸入口18から吸入された圧縮対象の流体を捕捉し圧縮する。具体的には、ロータ4、6が一回転する間に、ロータ4、ロータ6によって、吸入口18のみが開放されて前記流体がチャンバ16内に形成される圧縮室22内に吸入され、次いで吸入口18及び排出口20ともに閉止されて前記流体が圧縮され、次いで排出口20のみが開放されて圧縮された前記流体が排出される。以上の動作を繰り返すことで連続的に吸入される流体を圧縮することができる。図1において、圧縮室22のうち22aで示した部分は、供給口18及び排出口20の何れも閉止されており流体が圧縮されている部分である。また、図1において圧縮室22のうち22bで示した部分は、供給口18のみが開放されており、流体が供給されている部分である。
次に、クロー型2軸式ロータポンプ1の動作時における連通溝28及び連通穴30の作用について説明する。
図2は、図1におけるロータ4、6が約20°回転した状態におけるクロー型2軸式ロータポンプの圧縮室を通る横断面図である。図3は、図1におけるロータ4、6が約45°回転した状態におけるクロー型2軸式ロータポンプの圧縮室を通る横断面図である。
図1〜図3において、圧縮室22のうち、22aで示した部分が圧縮に係る部分であり、当該部分を圧縮室22aと称し、圧縮室22aの部分について説明する。
供給口18から供給された流体は、まず、ロータ4及び6の回転により供給口18が閉じられた部分である圧縮室22aに移動する。このとき、連通穴30は、ロータ6によって閉じられている。
そして、ロータ4及び6が回転することにより、ロータ6の位置が、図1に示したように連通穴30の上端とずれた位置に移動すると、連通穴30及び連通溝28により圧縮室22aと軸受24及び軸受44が連通する。
そして、ロータ4及びロータ6の回転が継続し、図2に示したように連通穴30が開放された状態が継続する。
そして、さらにロータ4及びロータ6が回転すると、図3に示したように、ロータ6の位置が連通穴30を閉じる位置に移動する。
その後、さらにロータ4及びロータ6が回転することにより圧縮室22aが排出口20に開放され、流体は排出口20より排出される。
即ち、圧縮室22a内で流体が圧縮される間、連通穴30は閉止→開放→閉止の順で開閉される。つまり、流体の圧縮中において、一部の期間のみ圧縮室22aと軸受24、44とが連通される。
本発明によれば、圧縮中一部の期間において圧縮室22aと軸受24、44とが連通されるため、圧縮室22aと軸受24、44との差圧が小さくなり、軸シール26、46の圧力負荷が小さくなり、軸シール26、46の寿命延長が可能となる。
さらに、連通溝28及び連通穴30によって形成される連通路は、常時開放されておらず、圧縮時にのみ開放するため該連通路内は流体の往復移動を防止することができ、無駄な流体移動に伴う動力損失の発生を防止することができる。また同時に、前記連通路内の流体の往復移動に伴う軸受用潤滑物質の圧縮室への流入を防止することができる。
なお、軸シール26の長寿命化のため、連通穴30の開放部32の位置は、圧縮室22aと軸受24、44との圧力比が1.2以下程度となる位置に設けることが好ましい。
なお、本実施例においては、クロー型の2軸式ロータポンプについて説明したが、本発明はルーツ型、スクリュー型、その他の2軸式ロータポンプについても同様に適用可能である。
ケーシングと、該ケーシング内に設けられた2つの回転軸と、該2つの回転軸それぞれに取り付けられて回転可能な2つのロータと、前記2つの回転軸それぞれに設けられた軸受及び軸シールとを有し、前記2つのロータが協働して前記ケーシング内の流体を圧縮して排出する2軸式ロータポンプにおいて、前記軸シールにかかる圧力負荷を低減して軸シールの寿命延長を可能とするとともに、無駄な流体移動に伴う動力損失の発生を防止することができる2軸式ロータポンプとして利用することができる。
1 2軸式ロータポンプ
2、4 軸(回転軸)
6、8 ロータ
14 ケーシング
14a ケーシング追加部材
16 チャンバ
18 吸入口
20 排出口
22 圧縮室
24 軸受
26 軸シール
28 連通路
30 連通穴

Claims (4)

  1. ケーシングと、該ケーシング内に設けられた2つの回転軸と、該2つの回転軸それぞれに取り付けられて互いに逆方向に回転可能な2つのロータと、前記2つの回転軸それぞれに設けられた軸受及び軸シールとを有し、前記2つのロータが協働して前記ケーシング内の流体を圧縮して排出する2軸式ロータポンプにおいて、
    前記ケーシング内と前記軸受それぞれとを連通する連通路を設け、
    前記連通路のケーシング内側の開放端は、前記ロータの回転によって、開放タイミングが流体の圧縮期間の少なくとも一部となるように開閉する位置に設けられていることを特徴とする2軸式ロータポンプ。
  2. 前記連通路は、前記2つの回転軸それぞれに設けられた軸受間を連通する連通溝と、
    該連通溝内と前記ケーシング内とを連通する連通穴と、から構成されていることを特徴とする請求項1記載の2軸式ロータポンプ。
  3. 前記ケーシング下部に、ケーシングと一体となったケーシング追加部材を設け、
    前記連通溝は、前記ケーシング追加部材に設けられていることを特徴とする請求項2記載の2軸式ロータポンプ。
  4. 前記連通路のケーシング内側開放端は、前記流体の圧縮期間中に、圧縮された前記流体と前記軸受との圧力の比が1.2以下となる位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜3何れかに記載の2軸式ロータポンプ。
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