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JP5387178B2 - 電気掃除機の吸込具 - Google Patents

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JP5387178B2
JP5387178B2 JP2009158699A JP2009158699A JP5387178B2 JP 5387178 B2 JP5387178 B2 JP 5387178B2 JP 2009158699 A JP2009158699 A JP 2009158699A JP 2009158699 A JP2009158699 A JP 2009158699A JP 5387178 B2 JP5387178 B2 JP 5387178B2
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Description

本発明は、電機掃除機に用いる吸込具に関する。
従来、フローリング床などの硬質平面を清掃する電気掃除機の吸込具として、床面に接触することにより拭き及び磨き清掃する起毛布ローラーの回転方向の一方向の動きを規制したものがある。
この様な吸込具は、起毛布ローラーの回転が規制される方向に動かした場合には、起毛布ローラーの回転が停止した状態で、フローリング床などの硬質平面上を摺動し、雑巾がけの如く、拭き及び磨き性能を発揮する。
それに対し、吸込具を起毛布ローラーの回転が規制されない方向に動かした場合には、起毛布ローラーが回転しながら掻取毛に接触することで、起毛布ローラーに付着した塵埃を除去することができる(例えば、特許文献1参照)。
また、吸込口に設けられたブレードを有する回転清掃体とは別に、独立して回転駆動する起毛布ローラーを有する回転清掃体が設けられた吸込具がある。
この様な吸込具の回転ブレードを有する回転清掃体は、回転しながら清掃面に接触することにより、絨毯などに埋れた塵埃を掻きだす。また、起毛布ローラーを有する回転清掃体は、電動機により回転駆動されて、床面を磨くものである
(例えば、特許文献2参照)。
特許第3268514号公報(第6頁、図4) 特開平6−327598号公報(第4頁、図2)
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、起毛布ローラーからの塵埃の除去は、起毛布ローラーが回転規制されない方向に吸込具を進行させて、起毛布ローラーと掻取毛とを接触させることにより行われる。
この様な構造であると、被清掃面上と起毛布ローラーとの摩擦が小さい場合、起毛布ローラーは数回転しか転動しないことがあるため、起毛布ローラー体の塵埃が除去しきれない場合がある。
上記に加え、特許文献2に記載の構成では、床を磨く第1の回転清掃体の付着した塵埃を除去する手段が無い為、目詰まりにより床面の清掃性能の低下が早い。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、被清掃面の拭き及び磨きを行う回転体が、安定した拭き及び磨き効果を発揮することができる電気掃除機の吸込具を提供することを目的とする。
本発明の電気掃除機の吸込具は、被清掃面と対向する面に吸込口を設けたケースと、ケース内に設けられ、吸込口と連通する吸込室と、吸込室に連通し、ケースに回動自在かつ傾動可能に連結した継手管と、被清掃面と接触する位置でケースに設けられ、一方向への回転が規制され、逆方向への回転が規制されない回転体とを備え、吸込室と近接して風路が設けられ、回転体周面と対向するケース壁面に風路開口が設けられ、風路は吸込室と吸引口にて連通し、吸引口は、継手管の傾動動作により開閉し、吸引口は、継手管を被清掃面に対し所定の角度θ1より大きくなるように傾動させると開き、所定の角度θ1以下になるように傾動させると継手管外壁によって閉じられ、吸込室と連通している継手管の連通口の上下方向の寸法は、吸引口が開いている時の方が閉じている時よりも小さいものである。


本発明の電気掃除機の吸込具において、回転体の回転を規制する吸込具の移動方向、前進方向では床面の拭き及び磨きを行い、回転体が回転する吸込具の移動方向、後進方向では回転体と吸込口を有するケースの間に設けられた風路に発生する吸引気流によって回転体に付着した塵埃を回転体の回転と共に効率よく除去することが出来る。
従って、回転体は常に塵埃が除去された状態に保つことができると共に、被清掃面の拭き及び磨きの清掃効果を安定化できる。
本発明の実施の形態1における電気掃除機の吸込具の全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における電気掃除機の吸込具の被清掃面と対向する面(ケース下面)から見た状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における電気掃除機の吸込具を電気掃除機本体に接続した状態を示す模式図である。 本発明の実施の形態1における電気掃除機の吸込具の吸引口が開いた状態での継手管と吸引口の関係を示す図1に示したA−A断面の断面図である。 本発明の実施の形態1における電気掃除機の吸込具の吸引口が閉じた状態での継手管と吸引口の関係を示す図1に示したA−A断面の断面図である。 本発明の実施の形態1における電気掃除機の吸込具の吸引口が閉じた状態からさらに継手管を鋭角方向へ傾動させた状態を示す図1に示したA−A断面の断面図である。 本発明の実施の形態1における電気掃除機の吸込具の制動輪の係合状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態2における電気掃除機の吸込具の全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2における電気掃除機の吸込具の制動輪の係合状態を示す図8に示したB−B断面の断面図である。 本発明の実施の形態2における電気掃除機の吸込具の制動輪の係合解除状態を示す図8に示したB−B断面の断面図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における電気掃除機の吸込具の全体構成を示す斜視図、図2は本発明の実施の形態1における電気掃除機の吸込具の被清掃面と対向する面(ケース下面)から見た状態を示す斜視図、図3は本発明の実施の形態1における電気掃除機の吸込具を電気掃除機本体に接続した状態を示す模式図、図4は本発明の実施の形態1における電気掃除機の吸込具の吸引口が開いた状態での継手管と吸引口の関係を示す図1に示したA−A断面の断面図、図5は本発明の実施の形態1における電気掃除機の吸込具の吸引口が閉じた状態での継手管と吸引口の関係を示す図1に示したA−A断面の断面図、図6は本発明の実施の形態1における電気掃除機の吸込具の吸引口が閉じた状態からさらに継手管を鋭角方向へ傾動させた状態を示す図1に示したA−A断面の断面図、図7は本発明の実施の形態1における電気掃除機の吸込具の制動輪の係合状態を示す断面図である。
なお、それぞれの図において、同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。また、複数の部材であって、符号に「a、b等」を付記するものについて、共通する内容を説明する際には、符号に付した「a、b等」を削除して、その一方の
部材について説明する。
図1から図2に基き、本発明の実施の形態1における電気掃除機の吸込具の構成を説明する。図1から図2に示すように、吸込具本体100のケース10は、下ケース11と上ケース12で構成され、下ケース11には被清掃面Sと対向する面であるケース下面13に設けた被清掃面Sに存在する塵埃を吸込むための吸込口15が設けられている。それから後述する延長管104と吸込具本体100を接続するための接続部41が一端部に設けられた継手管40が、他端部に形成された取付部14を下ケース11と、上ケース12に所定の角度で傾動可能に挟持され連結されている。
ケース10内には、吸込口15から被清掃面Sへ向かって突出するように、回転ブラシ20が軸支されている。回転ブラシ20は、周面に複数の螺旋状の溝が形成された円筒状部材21と、この円筒状部材21の両端に設けられた回転ブラシ用回転軸22と、螺旋状の溝に埋め込まれた毛ブラシ23により構成されている。ここで毛ブラシ23は、ゴム等の弾性体からなるブレード形状の部材を用いてもよく、本発明においては関係がないので、適宜選択が可能である。
回転ブラシ20の駆動は、ケース10内に設けられた回転ブラシ用電動機(図示せず)の回転軸(図示せず)と、回転ブラシ20の回転軸22との間に、駆動ベルト(図示せず)を架け渡し、後述する電気掃除機本体101から供給される電力で回転ブラシ用電動機を回転させることにより回転駆動され、非清掃面Sから塵埃を掃き出し掻き揚げ、吸込口15から吸い込み非清掃面Sからの塵埃除去をより確実にする。
それから、ケース下面13にケース下面13から被清掃面Sへ向かって突出するように、第1の車輪18a、18bおよび第2の車輪19が設けられている。第1の車輪18a、18bは非清掃面Sから所定の距離を置いた位置に支持されており、回転ブラシ20が非清掃面Sに対して適正な位置にくるようになっている。よって、回転ブラシ20が適正に働き、非清掃面Sから所定の距離も確保できるので吸込具本体100の移動も滑らかにできるようになっている。ここで第1の車輪18a、18bは車輪ではなく起毛布からなる滑り部材を用いてもよく、本発明においては関係がないので、適宜選択が可能である。
第2の車輪19はケース下面13に出没自在に支持されており、非清掃面Sから吸込具本体100を浮かした状態ではケース下面13から突出するようになっていて、非清掃面Sへ吸込具本体100を置いた状態ではケース下面13に没するようになっている。この出没に連動し、回転ブラシの回転駆動を入切するスイッチ(図示せず)がケース10内に設けられており、非清掃面Sへ吸込具本体100を置いてケース下面13に第2の車輪19が没している時にスイッチが入となり、非清掃面Sから吸込具本体100を浮かしケース下面13から第2の車輪19が突出している時にスイッチが切となるようになっている。
また、ケース下面13にケース下面13から被清掃面Sへ向かって突出するように、回転体30が軸支されている。回転体30は、周面に凹凸が少ない円筒状部材31の周面に起毛布32が貼り付けられ、円筒状部材31の両端に設けられた回転体保持部33a、33bが回転体用回転軸34を貫通するように構成されている。
なお、回転体は後述する制動輪60により、一方向への回転が規制されるようになっていて、本発明の実施の形態1の構成では、進行前進方向Fへ吸込具本体100を移動させた時に規制が掛かり、進行後退方向Rへ吸込具本体100を移動させた時に規制が掛からないようになっている。そのため、進行前進方向Fへ吸込具本体100を移動させた時は、回転体30が回転せず、周面に貼り付けられた起毛布32が非清掃面Sと摩擦状態となり、非清掃面Sが例えばフローリングのような硬質面であれば拭き及び磨きを行い、絨毯のような軟質面であれば塵埃を擦りとるようになる。
次に図3に基き、吸込具本体100が接続された電気掃除機の構成を説明する。図3に示
すように、電気掃除機本体101にホース102の一端部が接続され、ホース102の他端部に把持部103の一端部が接続されている。把持部103の近傍には操作部104が設けられており、電気掃除機の強、中、弱の切替えや、電源の入切、回転ブラシの入切等を操作できるようになっている。さらに、把持部103の他端部に、延長管105の一端部が接続され、延長管105の他端部と継手管40の接続部41を接続して吸込具本体100が接続されて、掃除が可能な電気掃除機の構成となる。
また、電気掃除機本体101内には、電動送風機106及び集塵部107が設けられている。
さらに、図4に基き、吸込具本体100の内部構成を説明する。図4に示すように、ケース10の内部に、ケース下面13に設けられた吸込口15と連通する吸込室16が設けられており、継手管40とも連通口17にて連通している。
回転体30の起毛布32が貼り付けられた周面と対向する下ケース壁面50に風路開口51が設けられ、吸込室16の下方に風路52が設けられている。風路52は吸込室16と吸引口53にて連通するようになっている。
次に、図7に基き、回転体30の回転を規制する構成を説明する。図7に示すように、ケース10内に楔状空間70が傾斜壁71によって形成されている。楔状空間70には、傾斜壁71と回転体30の回転体保持部33の周面とに係合する位置に、制動輪60が制動輪保持具61により保持されている。
この状態で、吸込具本体100を進行前進方向Fへ移動させると、回転体30は時計回りの方向へ回転しようとするが、制動輪60が回転体保持部33の周面と係合しているため、制動輪60が楔状空間70の下方へ引き込まれるようになり、傾斜壁71の狭まった方へ押し付けられる力が働き、制動輪60の回転が規制されることにより、係合関係にある回転体30の回転も規制されるようになる。
逆に、吸込具本体100を進行後退方向Rへ移動させると、回転体30は反時計回りの方向へ回転し、制動輪60が楔状空間70の上方へ動くようになり、傾斜壁71の広まった方への力が働ので、制動輪60の回転が規制されず、したがって係合関係にある回転体30の回転も規制されずに自由に回転できるようになっている。
以上のように構成された本発明の実施の形態1における電気掃除機の吸込具について、図3及び図4から図7により電気掃除機に接続された状態での動作を説明する。
図4に示すように、回転ブラシ20の毛ブラシ23は非清掃面Sに接触している。この状態で、図3で示した操作部104で例えば強スイッチを入れると電気掃除機本体101内に設けられた電動送風機106が駆動し、電気掃除機本体101内部へ空気を吸い込む方向の空気流が発生して、吸込口15近辺は負圧となり非清掃面Sに存在する塵埃を吸い込み始め清掃が開始される。さらに回転ブラシの入切スイッチを入にすると、回転ブラシ20は進行前進方向Fに対して正回転となるようになっており、吸込室16の方へ向かって非清掃面Sに存在する塵埃を掃き出し掻き揚げるので塵埃が吸込み易い。
さらに回転体30も非清掃面Sに接触している。回転体30は進行前進方向Fへ吸込具本体100を移動させた時に規制が掛かるようになっているため、進行前進方向Fへ吸込具本体100を移動させた時には回転体30は回転せず、周面に貼り付けられた起毛布32が非清掃面Sと摩擦状態となり、起毛布32に塵埃を付着させるようにして非清掃面Sが例えばフローリングのような硬質面であれば拭き及び磨きを行い、絨毯のような軟質面であれば塵埃を擦りとる。
吸込室16と風路52は吸込口53により連通しているが、吸込口53は常時開状態となっている訳ではなく、継手管40の外壁によって閉塞された状態となる場合がある。図4において、継手管40は非清掃面Sに対して角度θ1、例えば55度から60度程度の位置に傾けられているが、この角度θ1以上になると吸引口53は開状態となり、継手管40が傾動できる限度角度、例えば90度まで動かしても開状態が維持されるようになっている。
吸込口53が開状態となると、電気掃除機本体101内部へ空気を吸い込む方向の吸引気流により、風路開口51から風路52を通過して吸込口53を通り吸込室16へ吸引される方向の吸引気流が生じる。この吸引気流により、回転体30の周面に貼り付けられた起毛布32に付着した塵埃を引き剥がす方向の力が働き、回転体30の周面に貼り付けられた起毛布32から塵埃を引き剥がし除去することが可能となる。
引き剥がされた塵埃は、風路開口51から風路52を通過して吸込口53を通り吸込室16へ吸引され、吸込口15から吸い込まれた塵埃とともに、電気掃除機本体101内に設けられた例えば紙パックのような集塵部107に収容されることになる。
図5及び図6に示すように、継手管40が非清掃面Sに対して角度θ1より小さい角度θ2や角度θ3の状態のときは、吸込口53が継手管40の外壁によって閉塞されているので、回転体30の周面に貼り付けられた起毛布32に付着した塵埃を引き剥がす方向の力は働かない。
図4に示すように、継手管40が非清掃面Sに対して角度θ1以上になると、吸込口53が開くので、回転体30の周面に貼り付けられた起毛布32に付着した塵埃を引き剥がす方向の力が働くようになるが、この時、連通口17の上下方向の寸法も、継手管40の傾動角度に連動し、角度θ1の時はP1、角度θ2の時はP2、角度θ3の時はP3というように変化するようになっている。
吸引口53が開いていない時の連通口17の上下方向の寸法P2やP3と比較すると、吸引口53が開いる時の連通口17の上下方向の寸法P1の方が小さくなっていて、P1<P2<P3という関係になっている。このことにより、吸込口15からの吸引気流が制限され、吸引口53からの吸引気流が流れるようになるので、回転体30の周面に貼り付けられた起毛布32から塵埃を引き剥がす吸引気流が確保できる。
それから、把持部103を把持して電気掃除機を取り回すようにした時、吸込具本体100を進行前進方向Fへ移動させるようにすると、継手管40が非清掃面Sに対して角度θ1よりも小さくなり易く、吸込具本体100を進行後退方向Rへ移動させるようにすると、継手管40が非清掃面Sに対して角度θ1以上になり易い。
そのため、回転体30の回転が規制され、回転体30の周面に貼り付けられた起毛布32が非清掃面Sに対し拭き及び磨き状態となっている時には、回転体30の周面に貼り付けられた起毛布32から塵埃を引き剥がす吸引気流が発生し難くなり、回転体30の回転が規制されていない時には、回転体30の周面に貼り付けられた起毛布32から塵埃を引き剥がす吸引気流が発生し易くなっているため、回転体30の周面に貼り付けられた起毛布32は回転しながら、吸引気流を受けるので、周方向全てで塵埃を引き剥がす吸引気流を受けることができる。
以上の構成、動作により、回転体30が規制された時、非清掃面Sが例えばフローリングのような硬質面であれば拭き及び磨きを、絨毯のような軟質面であれば塵埃を擦りとるということを確実に行うことができ、風路開口51から風路52を通過して吸込口53を通り吸込室16へ吸引される方向の吸引気流により、回転体30の周面に貼り付けられた起毛布32に付着した塵埃を引き剥がす方向の力が働き、回転体30が規制されない時は、回転体30の周面に貼り付けられた起毛布32の全周に吸引力を与えることができるので、起毛布32の全周から塵埃を引き剥がし除去することが可能となり、回転体30の周面に貼り付けられた起毛布32の拭き及び磨き、または塵埃を擦りとる性能を、清掃作業をしながら回復することができるという効果を奏することができる。
本実施の形態では、回転ブラシを電動機駆動としたが、電動送風機の吸引気流を利用したタービンブラシでもよく、本発明においては関係がないので、適宜選択が可能である。また、本実施の形態では、回転ブラシを備えているが、回転ブラシを備えていなくても、本発明においては関係がなく、同様の効果を奏することができる。
実施の形態2.
図8は本発明の実施の形態2における電気掃除機の吸込具の全体構成を示す斜視図、図9は本発明の実施の形態2における電気掃除機の吸込具の制動輪の係合状態を示す図8に示したB−B断面の断面図、図10は本発明の実施の形態2における電気掃除機の吸込具の制動輪の係合解除状態を示す図8に示したB−B断面の断面図である。
図8から図10に基き、本発明の実施の形態2における電気掃除機の吸込具の構成及び動作を説明する。
図8に示すように、吸込具本体200のケース90を構成する上ケース91には穴92が設けられ、ケース90内に設けられた操作レバー80の操作部分が貫通して突出している。操作レバー80は、図9及び図10に示すように制動輪保持具81と連動しており、進行後退方向R側に操作レバー80を倒すと制動輪保持具81との連動が解除され、ばね82の力で制動輪60が回転体保持部33の周面との係合状態となり、回転体30の一方向への回転が規制された状態となる。
反対に、進行前進方向F側に操作レバー80を倒すと制動輪保持具81がばね82の力に反して持ち上がり、制動輪60と回転体保持部33の周面との係合が解除されるようになり、回転体30の規制が解除され、どちらの回転方向へも自由に回転できる状態となる。
以上のような構成としたことで、非清掃面Sが拭き及び磨きを必要としない、例えば絨毯のような軟質面である場合では、操作レバー80を回転体30の規制を解除する方向に倒すことで、吸込具本体200を進行前進方向F、進行後退方向Rのどちらに移動させても回転体30が回転するので、吸込具本体200をスムーズに移動させることができ、継手管40が非清掃面Sに対して角度θ1以上になれば、実施の形態1の時と同様に、回転体30の周面に貼り付けられた起毛布32から塵埃を引き剥がし除去することが可能となり、回転体30の周面に貼り付けられた起毛布32の塵埃を擦りとる性能を回復するという効果を奏することができる。
以上のことにより、本発明の電気掃除機の吸込具は、吸込具を備える電気掃除機に広く利用することができる。
S 非清掃面、F 進行前進方向、R 進行後退方向、P1 θ1の時の連通口上下寸法、P2 θ2の時の連通口上下寸法、P3 θ3の時の連通口上下寸法
10 ケース、11 下ケース、12 上ケース、13 ケース下面、14 取付部、15 吸込口、16 吸込室、17 連通口、18(a、b) 第1の車輪、19 第2の車輪、20 回転ブラシ、21 円筒状部材、22 回転ブラシ用回転軸、23 毛ブラシ、30 回転体、31 円筒状部材、32 起毛布、33(a、b) 回転体保持部、34 回転体用回転軸、40 継手管、41 接続部、50 下ケース壁面、51 風路開口、52 風路、53 吸引口、60 制動輪、61 制動輪保持具、70 楔状空間、71 傾斜壁、80 操作レバー、81 制動輪保持具、82 ばね、90 ケース、91 上ケース、92 穴、100 吸込具本体、101 電気掃除機本体、102 ホース、103 把持部、104 操作部、105 延長管、106 電動送風機、107 集塵部、200 吸込具本体

Claims (9)

  1. 被清掃面と対向する面に吸込口を設けたケースと、
    前記ケース内に設けられ、前記吸込口と連通する吸込室と、
    前記吸込室に連通し、前記ケースに回動自在かつ傾動可能に連結した継手管と、
    被清掃面と接触する位置で前記ケースに設けられ、一方向への回転が規制され、逆方向への回転が規制されない回転体と、を備え、
    前記吸込室と近接して風路が設けられ、前記回転体周面と対向する前記ケース壁面に風路開口が設けられ、前記風路は前記吸込室と吸引口にて連通し、
    前記吸引口は、前記継手管の傾動動作により開閉し、
    前記吸引口は、前記継手管を被清掃面に対し所定の角度θ1より大きくなるように傾動させると開き、所定の角度θ1以下になるように傾動させると前記継手管外壁によって閉じられ、
    前記吸込室と連通している前記継手管の連通口の上下方向の寸法は、前記吸引口が開いている時の方が閉じている時よりも小さいことを特徴とする電気掃除機の吸込具。
  2. 前記風路開口の長手方向の寸法は、前記回転体の長手方向と同じ、若しくは前記回転体の長手方向よりも長くしたことを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機の吸込具。
  3. 旧請求項5
    前記回転体は円筒形状で、被清掃面と接触する前記回転体周面に起毛布が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項のいずれかに記載の電気掃除機の吸込具。
  4. 旧請求項6
    前記回転体は、吸込具を前進方向へ移動させた時に回転が規制され、後進方向へ移動させた時に回転が規制されないことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の電気掃除機の吸込具。
  5. 前記回転体の回転規制は、前記回転体周面または前記回転体に備えられた回転体保持部周面に係合するように設けられた制動輪によって行われることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電気掃除機の吸込具。
  6. 前記ケース内に収容されて一端部が外部に突出する操作部を有し、前記制動輪を前記回転体周面または前記回転体に備えられた回転体保持部周面との係合位置から離脱させる方向に維持する係合解除手段を設けたことを特徴とする請求項記載の電気掃除機の吸込具。
  7. 前記係合解除手段により係合が解除された前記回転体は、いずれの方向への回転も規制されないことを特徴とする請求項記載の電気掃除機の吸込具。
  8. 塵埃を吸引するための電動送風機と、塵埃を収容するための集塵部を内部に設けた本体と、
    前記本体に接続されたホースと、
    前記ホースに接続された取り回しのための把持部と、
    前記把持部近傍に設けられ、前記電動送風機の入切等を操作する操作部と、
    前記把持部に接続された延長管と、を備え、
    請求項1乃至請求項いずれか1項に記載の電気掃除機の吸込具を備えたことを特徴とする電気掃除機。
  9. 塵埃を吸引するための電動送風機と、塵埃を収容するための集塵部を内部に設けた本体と、
    前記本体に接続されたホースと、
    前記ホースに接続された取り回しのための把持部と、
    前記把持部近傍に設けられ、前記電動送風機の入切等を操作する操作部と、
    前記把持部に接続された延長管と、を備えた電気掃除機で、
    被清掃面と対向する面に吸込口を設けたケースと、
    前記ケース内に設けられ、前記吸込口と連通する吸込室と、
    前記吸込室に連通し、前記ケースに回動自在かつ傾動可能に連結した継手管と、
    被清掃面と接触する位置で前記ケースに設けられ、一方向への回転が規制され、逆方向への回転が規制されない回転体と、を備え、
    前記吸込室と近接して風路が設けられ、前記回転体周面と対向する前記ケース壁面に風路開口が設けられ、前記風路は前記吸込室と吸引口にて連通し、
    前記吸引口は、前記継手管の傾動動作により開閉し、
    前記吸込室と連通している前記継手管の連通口の上下方向の寸法は、前記吸引口が開いている時の方が閉じている時よりも小さい電気掃除機の吸込具を備え、
    前記吸引口が開いている時に、前記電動送風機が駆動していると、連通する前記吸引室から前記回転体周面へ吸引方向の空気流が発生することを特徴とする電気掃除機。
JP2009158699A 2009-07-03 2009-07-03 電気掃除機の吸込具 Expired - Fee Related JP5387178B2 (ja)

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