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JP5379701B2 - 振動伝達低減結合構造 - Google Patents

振動伝達低減結合構造 Download PDF

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JP5379701B2
JP5379701B2 JP2010005532A JP2010005532A JP5379701B2 JP 5379701 B2 JP5379701 B2 JP 5379701B2 JP 2010005532 A JP2010005532 A JP 2010005532A JP 2010005532 A JP2010005532 A JP 2010005532A JP 5379701 B2 JP5379701 B2 JP 5379701B2
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Description

本発明は、機械等の騒音低減を目的として振動の伝達を低減する振動伝達低減結合構造に関する。
従来より、機械等の振動を低減する手段として、動吸振器が用いられている。この動吸振器は、主にギアやモータなど単一周波数で加振力が発生する機械の振動を低減する場合に用いられる。また、部材と部材との振動の伝達を低減するために用いられることも多い。例えば構造部材のように、部材と部材を剛に留める必要がある場合に、それらの結合部に動吸振器を設置することもある(例えば特許文献1)。
図15に従来の振動伝達低減結合構造1001を示す。図15(a)に示すように、加振源1012の振動は、被加振部材1011に伝わり、結合部1021を介して被伝達部材1014に伝わる。そして図15(c)に示すように、結合部1021に動吸振器1031を設置したものが知られている。
特開2002−357242号公報
しかしながら、従来の振動伝達低減結合構造(1001)では、被加振部材(1011)と被伝達部材(1014)との並進方向の振動(Vz)を低減するのみであり、結合部まわりの回転方向の振動(Vr)を低減することはできない。したがって、十分な振動伝達低減の効果が出ない場合がある。その結果、被伝達部材(1014)からの騒音の発生を十分に低減できない場合がある。
本発明の目的は、部材と部材との結合部での並進方向および回転方向の振動を低減することにより、部材間での振動の伝達を低減できる振動伝達低減結合構造を提供することである。
第1の発明に係る振動伝達低減結合構造は、第一の部材と、前記第一の部材に結合部を介して対向して配置された第二の部材と、前記第一の部材に配置された複数の動吸振器と、を有し、前記複数の動吸振器は、前記結合部を囲むように配置されている。
この振動伝達低減結合構造では、結合部を囲むように複数の動吸振器が配置されている。よって、結合部での並進方向の振動だけでなく結合部まわりの回転方向の振動が低減する。したがって、第一の部材と第二の部材との間での振動の伝達を低減できる。
第2の発明に係る振動伝達低減結合構造は、第1の発明に係る振動伝達低減結合構造において、前記第一の部材と前記第二の部材とが対向する方向から見て、前記複数の動吸振器で囲まれた部分の重心と、前記結合部とが略一致する。
この振動伝達低減結合構造では、前記対向する方向から見て、結合部は確実に複数の動吸振器に囲まれる。したがって、前記対向する方向から見て、複数の動吸振器で囲まれた部分の重心と結合部とが略一致しない場合に比べ、結合部まわりの回転方向の振動をより確実に低減しうる。
ここで重心とは図形の重心を指す。すなわち、3以上の動吸振器で囲まれた多角形部分を板厚一定の板とした場合の重心である(または2つの動吸振器を結ぶ直線を太さ一定の梁とした場合の重心である)。
第3の発明に係る振動伝達低減結合構造は、第1または第2の発明に係る振動伝達低減結合構造において、前記複数の動吸振器のうち、いずれか2つの動吸振器間の距離は、前記第一の部材に生ずる曲げ波の波長の1/32以上、3/8以下である。
この振動伝達低減結合構造では、複数の動吸振器のうち、いずれか2つの動吸振器が部材の同相振動部にあるため並進および回転振動を低減でき、両者が近すぎないため回転振動を抑制するモーメント力を十分に発揮できる。したがって、第一の部材に生ずる曲げ波による結合部まわりの回転方向の振動を、より低減しうる。
第4の発明に係る振動伝達低減結合構造は、第1〜第3のいずれか1つの発明に係る振動伝達低減結合構造において、前記複数の動吸振器は、前記第一の部材を切り込むことで形成されている。
この振動伝達低減結合構造では、低コストかつ精度良く動吸振器を形成できる。したがって、容易に振動伝達低減結合構造を形成できる。
第5の発明に係る振動伝達低減結合構造は、第1〜第4のいずれか1つの発明に係る振動伝達低減結合構造において、前記複数の動吸振器は第一〜第三の動吸振器を備え、前記第二の動吸振器は、長手方向が一直線上に沿う一対の半島形状の振動部を備えるとともに、前記第一および第三の動吸振器の間に配置され、前記第一の動吸振器の設定周波数と前記第三の設定周波数とは同一であり、前記第一および第三の動吸振器の中央に、かつ、前記第二の動吸振器の中央に、前記結合部が配置される。
この振動伝達低減結合構造では、第一の動吸振器の設定周波数と第三の動吸振器の設定周波数とは同一である。よって、第一の動吸振器の中央(点Aという)、および、第三の動吸振器の中央(点Cという)は、それぞれ同じ周波数f0で不動点となる。よって、周波数f0において、点Aと点Cとを結ぶ線分の中点(点Bという)は不動点となり、さらに、点Aおよび点Cを通る直線に直交するとともに点Bを通る第一の部材上の軸(X軸という)周りの回転振動が抑制される。
また、第二の動吸振器は、長手方向が一直線上に沿う一対の半島形状の振動部を備える。よって、周波数f0において、第二の動吸振器は、第二の動吸振器の中央(点B’という)を通るとともに長手方向に直交する第一の部材上の軸(Y軸という)周りの回転の固有振動数を持つ。よって、周波数f0において、点B’でのY軸周りの回転振動が抑制される。
ここで第一および第三の動吸振器の中央に、かつ、第二の動吸振器の中央に、結合部が配置される。すなわち、点B、点B’、および結合部の位置は一致する。したがって、結合部での並進方向の振動、および、結合部まわりの回転方向の振動を低減できる。
また、この振動伝達低減結合構造では、第二の動吸振器は、長手方向が一直線上に沿う一対の半島形状の振動部を備える。したがって第二の動吸振器を省スペースに形成できる。
第6の発明に係る振動伝達低減結合構造は、第2〜第4のいずれか1つの発明に係る振動伝達低減結合構造において、同形状の3以上の前記動吸振器を備える。
この振動伝達低減結合構造では、同形状の3以上の動吸振器を備える。よって1つの動吸振器を設計すれば足りる。したがって容易に振動伝達低減結合構造を設計できる。
第7の発明に係る振動伝達低減結合構造は、第1〜第6のいずれか1つの発明に係る振動伝達低減結合構造において、前記第一の部材は、前記複数の動吸振器の周辺部に段差またはリブを備える。
この振動伝達低減結合構造では、複数の動吸振器の周辺部の剛性が高まる。したがって、動吸振器の固有振動数を安定させることができる(第一の部材の振動の周波数と動吸振器の設定周波数とのずれを抑制できる)。
第8の発明に係る振動伝達低減結合構造は、第7の発明に係る振動伝達低減結合構造において、前記結合部は、前記第一の部材に設けた段差により形成されてなる。
この振動伝達低減結合構造では、複数の動吸振器の周辺部だけでなく、結合部の剛性も高まる。したがって、動吸振器の固有振動数をより安定させることができる。
第9の発明に係る振動伝達低減結合構造は、第7または第8の発明に係る振動伝達低減結合構造において、前記第一の部材は板状であり、前記段差は前記第一の部材のプレス加工により形成される。
この振動伝達低減結合構造では、第一の部材のプレス加工により段差が形成される。よって、溶接などにより部材を連結して形成する場合に比べ、低コストかつ精度良く振動伝達低減結合構造を製造でき、動吸振器の固有振動数をより安定させることができる。
以上の説明に述べたように本発明では結合部を囲むように複数の動吸振器が配置されていることにより、結合部での並進方向および回転方向の振動が低減されることで部材間での振動の伝達を低減できる。
振動伝達低減結合構造の側面図である。 動吸振器間の距離と振動との関係を示すグラフである。 第2実施形態の振動伝達低減結合構造の平面図である。 第3実施形態の図3相当の図である。 第4実施形態の振動伝達低減結合構造の平面図である。 第5実施形態の図3相当の図である。 第6実施形態の図6相当の図である。 第7実施形態の振動伝達結合構造を示す斜視図である。 図8に示す結合部周辺を拡大した斜視図である。 図9に示す結合部周辺を示す平面図である。 図10に示す動吸振器の動作を示す側面図である。 第8実施形態の振動伝達結合構造を示す平面図である。 第9実施形態の図12相当の図である。 第10実施形態の図12相当の図である。 従来の振動伝達低減結合構造の側面図である。
以下、本発明に係る振動伝達低減結合構造の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は振動伝達低減結合構造の全体構成を示した図である。図2は図1に示した動吸振器間の距離と、動吸振器なしの場合に対する振動との関係を示すグラフである。図1、図2を参照して、振動伝達低減結合構造1の構成について詳細に説明する。
振動伝達低減結合構造1は、機械等の騒音低減を目的として振動の伝達を低減するものである。この振動伝達低減結合構造1では、曲げ波の進行方向が1次元(1方向)であり、この方向に沿って動吸振器を少なくとも2つ設ける。以下、振動伝達低減結合構造1を構成する被加振部材11、加振源12、結合部21、被伝達部材14、動吸振器31R、動吸振器31Lについて説明する。
被加振部材11(第一の部材)は、加振源12により加振される部材である。
この被加振部材11には、加振源12により加振されることで曲げ波が生じる。曲げ波の波長は、計算で求めることや、振動計で計測することができる。そして、この被加振部材11の長手方向の長さは、曲げ波の半波長より長い。厚さ方向および短手方向の長さは、曲げ波の半波長より短い。この形状により、被加振部材11の曲げ波の進行方向は、長手方向の一方向の梁要素(曲げ波の進行が1次元)となる。
加振源12は、例えばギアやモータなど単一周波数で加振力が発生するものである。この加振源12は、被加振部材11の任意の点に設置される。
結合部21は、被加振部材11と被伝達部材14とを結合する部分である。さらに詳しくは、結合部21は、被加振部材11と被伝達部材14とをボルトや溶接等で結合した部分である。
被伝達部材14(第二の部材)は、被加振部材11から結合部21を介して振動が伝達される部材であり、被加振部材11と対向して配置される。
動吸振器31Rおよび動吸振器31L(これら2つの動吸振器を動吸振器31と呼ぶ)は、被伝達部材14の振動を低減するために設ける。低減する振動は、被加振部材11と被伝達部材14とが対向する方向(並進方向)の振動である。また、動吸振器31Rおよび動吸振器31Lは、固有振動数が一致する。
2つの動吸振器31は、被加振部材11に設ける。被加振部材11の厚さ方向の、加振源12を設けていない側の面(図1における下面)に配置する。なお、動吸振器31Rおよび動吸振器31Lの位置の詳細については後述する。
動吸振器31Rは、バネ41Rおよび錘42Rを有する。バネ41Rは、一端を被加振部材11に取り付ける。錘42Rは、バネ41Rの自由端に取り付ける。
動吸振器31Lは、バネ41Lおよび錘42Lを有する。バネ41Lは、一端を被加振部材11に取り付ける。このバネ41Lは、動吸振器31Rのバネ41Rとバネ定数が等しい。錘42Lは、バネ41Lの自由端に取り付ける。この錘42Lは、動吸振器31Rの錘42Rと質量が等しい。
(動吸振器の配置)
動吸振器31Rおよび動吸振器31Lは、これらで結合部21を挟むように(囲むように)配置する。これは、被加振部材11および被伝達部材14の、結合部21まわりの回転方向の振動を低減するためである。
結合部21まわりの回転方向の振動を確実に低減するため、動吸振器31Rと動吸振器31Lとで挟まれた(囲まれた)部分31aの中心31c(重心)と、結合部21とが略一致するよう設ける。なお、部分31aは直線である。
(動吸振器間の距離)
動吸振器31Rと動吸振器31Lとの間の距離を距離D1とする。距離D1は、被加振部材11の曲げ波の波長の1/32以上、3/8以下として設ける。これは、後述するように、振動をより低減するためである。
図2に示したグラフは、曲げ波の波長に対する動吸振器間の距離と、動吸振器なしの場合に対する振動との関係を示す。このグラフは、図1に示す結合部21を2つの動吸振器31で挟むよう配置し、2つの動吸振器31間の中心31cと結合部21とが一致する場合のグラフである。また、少なくとも2つの動吸振器31それぞれの固有振動数が一致している必要がある。
グラフの横軸(図2参照)は、曲げ波の波長に対する距離D1を示す。
グラフの縦軸(図2参照)は、動吸振器がない場合に対する、動吸振器がある場合の、結合部21における振動を示す。結合部21における振動は、並進方向の振動と、回転方向の振動とを有する。
並進方向の振動は、被加振部材11および被伝達部材14が、これらの厚さ方向に並進する方向(図1における上下方向)の振動である。この振動は図2に示すグラフにおいて破線で示す。
回転方向の振動は、図1に示す結合部21を中心とした回転方向の振動である。かつ、結合部21、および2つの動吸振器31を含む平面上における振動である。この振動は図2において実線で示す。
図2に示すように、距離D1と回転方向の振動との関係は、次のようになった。距離D1が曲げ波の波長の1/32以上、3/8以下のとき、他の距離の場合に比べて、並進方向および回転方向の振動が小さくなった。
さらに、距離D1が大きい場合から小さい場合へ(図2において右から左へ)見ていくと、次のような関係になった。距離D1が曲げ波の波長の3/8以下あたりから、並進方向および回転方向の振動が小さくなった。波長の5/21で回転方向の振動が最小になり、並進方向の振動も小さくなった。波長の1/16以下あたりから、回転方向の振動がやや増大した。波長の1/32以下になると、回転方向の振動がさらに増大した。
[本実施形態の振動伝達低減結合構造の特徴]
本実施形態の振動伝達低減結合構造には以下の特徴がある。
本実施形態の振動伝達低減結合構造1では、図1に示すように、結合部21を挟むように(囲むように)2つの動吸振器31が配置されている。よって、結合部21において、被加振部材11と被伝達部材14との並進方向の振動だけでなく、結合部21まわりの回転方向の振動が低減する。したがって、被加振部材11と被伝達部材14との間での振動の伝達を低減できる。
すなわち、被加振部材11では曲げ波の進行方向が1方向であるが、この場合に2つ(また2つ以上)の動吸振器31により結合部21まわりの回転方向の振動を低減できる。
結合部21と動吸振器とが一致するように、これらを配置すると、結合部21まわりの回転方向の振動を低減できない。
一方、この振動伝達低減結合構造1では、被加振部材11と被伝達部材14とが対向する方向から見て、2つの動吸振器31の中心31c(重心)と、結合部21とが略一致する。よって、同方向から見て、結合部21は確実に2つの動吸振器に挟まれる(囲まれる)よう配置される。したがって、結合部21まわりの回転方向の振動をより確実に低減しうる。
図2に示すように、2つの動吸振器31間の距離D1を、被加振部材11に生ずる曲げ波の波長の1/32以上、3/8以下にした場合、他の距離の場合に比べ、結合部21における振動が小さくなった。そして、図1に示す、この振動伝達低減結合構造1では、2つの動吸振器31間の距離D1をこの距離の範囲内としている。したがって、被加振部材11に生じる曲げ波による結合部21まわりの回転方向の振動を、より低減しうる。
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態に係る振動伝達低減結合構造を、被加振部材と被伝達部材とが対向する方向において、被加振部材側から見た図である。この第2実施形態では、被加振部材を伝わる曲げ波の進行方向を1次元とした第1実施形態と異なり、曲げ波の進行方向を2次元としている。また、動吸振器の数を2とした第1実施形態と異なり、動吸振器の数を3としている。なお、その他の構成については第1実施形態と同様であるので、同一符号を付してその説明を省略する。
被加振部材211は板である。短手方向(図3における上下方向)の辺の長さは、被加振部材211に生ずる曲げ波の半波長より長い。長手方向(図3における左右方向)および厚さ方向(図3における前後方向)の長さは第1実施形態に係る被加振部材11と同様である。すなわち、長手方向の長さは曲げ波の半波長より長い。厚さ方向の長さは、曲げ波の半波長より短い。この形状により、被加振部材211の曲げ波の進行方向は、長手方向および短手方向を含む平面上の方向(曲げ波の進行が2次元)となる。
結合部21は、被加振部材211の短手方向の略中央に配置する。
(動吸振器の配置)
動吸振器32U、動吸振器32BL、および動吸振器32BR(これら3つの動吸振器を動吸振器32と呼ぶ)は、結合部21を囲むように配置する。すなわち以下のように配置する。被加振部材211と被伝達部材14とが対向する方向から見て、これら3つの動吸振器32どうしを結んだ直線(図3における点線)に囲まれた部分を部分32aとする。この部分32aは正三角形を成す。結合部21は、部分32aの内部に位置する。これは、結合部21まわりの回転方向の振動を低減するためである。
また、被加振部材211と被伝達部材14とが対向する方向(図3における上下方向)から見て、部分32aの重心32cと、結合部21とが略一致する。これは、結合部21まわりの回転方向の振動を確実に低減するためである。なお、部分32aの重心とは、部分32aの図形上に一様に質量を分布させたときの質量中心である。また、被加振部材211の厚さが一様であるため、同方向から見て、部分32aの重心は、部分32aにおける被加振部材211の重心と一致する。
また、動吸振器32U、動吸振器32BL、および動吸振器32BRは同形状である。また、これら3つの動吸振器32間の距離(三角形の部分32aの3辺の長さ)は、それぞれ(または少なくともいずれかは)曲げ波の波長の1/32以上、3/8以下である。
[本実施形態の振動伝達低減結合構造の特徴]
本実施形態の振動伝達低減結合構造には以下の特徴がある。
本実施形態の振動伝達低減結合構造1では、結合部21を囲むように動吸振器32が配置されている。よって、結合部21において、被加振部材211と被伝達部材14との並進方向だけでなく、結合部21まわりの回転方向の振動が低減する。したがって、被加振部材211と被伝達部材14との間での振動の伝達を低減できる。
すなわち、被加振部材211を伝わる曲げ波の進行は2次元であるが、この場合に3つ(または3つ以上)の動吸振器32を用いて、結合部21まわりの回転方向の振動を低減できる。
動吸振器32で囲まれた部分32aの境界部、すなわち2つの動吸振器を結ぶ直線上に結合部21を配置すると、この直線の方向を回転軸とする回転方向の振動を低減できない。
しかし、本実施形態の振動伝達低減結合構造1では、被加振部材211と被伝達部材14とが対向する方向から見て、動吸振器32で囲まれた部分32aの重心32cと、結合部21とが略一致する。よって、結合部21は、確実に部分32a内に配置される。したがって、結合部21まわりの回転方向の振動をより確実に低減しうる。
本実施形態の振動伝達低減結合構造1では、動吸振器32U、動吸振器32BL、および動吸振器32BRは同形状である。よって動吸振器の設計は1つのみで足りる。したがって容易に振動伝達低減結合構造1を設計できる。
(第3実施形態)
図4は、第3実施形態に係る振動伝達低減結合構造1を示す図であり、第2実施形態に係る図3に相当する図である。この第3実施形態では、動吸振器を3つ設けた第2実施形態と異なり、動吸振器を4つ設けている。なお、その他の構成については第2実施形態と同様であるので、同一符号を付してその説明を省略する。
(動吸振器の配置)
動吸振器33UR、動吸振器33UL、動吸振器33BL、および動吸振器33BR(これら4つの動吸振器を動吸振器33と呼ぶ)は、結合部21を囲むように配置する。すなわち、以下のように配置する。被加振部材211と被伝達部材14とが対向する方向から見て、これらの動吸振器33どうしを結んだ直線(図4における点線)に囲まれた部分を部分33aとする。この部分33aは正方形を成す。結合部21は部分33aの内部に位置する。これら4つの動吸振器33間の距離(四角形の部分33aの4辺の長さ、および部分33aの対角線の長さ)は、それぞれ(または少なくともいずれかは)曲げ波の波長の1/32以上、3/8以下である。
また、被加振部材211と被伝達部材14とが対向する方向から見て、部分33aの重心33cと、結合部21とが略一致するように、これらの動吸振器を配置する。
[本実施形態の振動伝達低減結合構造の特徴]
被加振部材211は曲げ波の進行が2次元である。この場合に、4つの動吸振器32を用いて、結合部21まわりの回転方向の振動の伝達を低減できる
(第4実施形態)
図5は、第4実施形態に係る振動伝達低減結合構造1を示す図であり、第3実施形態に係る図4に相当する図である。第4実施形態では、被加振部材の形状が第3実施形態と異なる。また動吸振器の構成が第3実施形態と異なる。なお、その他の構成は第3実施形態と同様であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
被加振部材411は、曲げ波の進行方向が1方向(1次元)である。この被加振部材411は梁である。長手方向(図5における左右方向)は、曲げ波の半波長よりも長い。短手方向(図5における上下方向)および厚さ方向(図5における前後方向)については第3実施形態に係る被加振部材211と同様である。すなわち、短手方向および厚さ方向は、曲げ波の半波長よりも短い。
(動吸振器の配置)
動吸振器34UL、動吸振器34BL、動吸振器34BR、および動吸振器34UR(これら4つの動吸振器を動吸振器34と呼ぶ)は、正方形に設ける。すなわち、以下のように設ける。1つの動吸振器34ULを結合部21からずれた位置(図5における左上にずれた位置)に設ける。動吸振器34BLは、被加振部材411の長手方向で結合部21を通る直線に対し、動吸振器34ULと線対称となる位置に設ける。動吸振器34URおよび動吸振器34BRは、被加振部材411の短手方向で結合部21を通る直線に対し、動吸振器34ULおよび動吸振器34BLと線対称となる位置に設ける。
動吸振器34ULは、被加振部材411を切り込んだ、切り込み部51により形成される。
この切り込み部51は、半島形状(コの字形)である。すなわち、短手方向中央付近から短手方向外側に(図5における上側に)切り込み51aを形成し、そこから長手方向(図5における左側)に切り込み51bを形成し、そこから短手方向内側(図5における下側)へ切り込み51cを形成する。この切り込み部51により、バネ兼錘部を有する動吸振器34ULが形成される。
[本実施形態の振動伝達低減結合構造の特徴]
本実施形態の振動伝達低減結合構造1では、動吸振器34が、被加振部材411を切り込むことで形成されている。したがって、低コストかつ精度良く動吸振器34を形成できる。したがって、容易に振動伝達低減結合構造1を形成できる。
(第5実施形態)
図6は、第5実施形態に係る振動伝達低減結合構造を示す図であり、第2実施形態に係る図3に相当する図である。第5実施形態では、第2実施形態と動吸振器の構成が異なる。なお、その他の構成は第2実施形態と同様であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
動吸振器35U、動吸振器35BL、および動吸振器35BR(これら3つの動吸振器を動吸振器35とする)は、図3に示す第2実施形態の動吸振器32U、動吸振器32BL、および動吸振器32BRに対応する(よって振動低減については説明を省略する)。
動吸振器35Uは、動吸振器35Uuと動吸振器35Ubとから構成される。すなわち、動吸振器35Uは動吸振器35Uuと動吸振器35Ubとを合成して一つの動吸振器とみなしたものである。
これら2つの動吸振器は、以下ように配置する。動吸振器35Uuは、結合部21と支持部61sとを結ぶ直線上に設ける。動吸振器35Ubは、支持部61sを中心として動吸振器35Uuを180度回転した位置に設ける。
動吸振器35Uuは、被加振部材211を切り込んだ、切り込み部61から形成される。この切り込み部61は、切り込み61a、切り込み61b、および切り込み61cにより、三角形に形成される。この切り込み部61により、バネ兼錘部である動吸振器35Uuが形成される。動吸振器35Ub、動吸振器35BLおよび動吸振器35BRも同様に形成される。
(第6実施形態)
図7は、第6実施形態の振動伝達低減結合構造を示した図であり、第5実施形態に係る図6に相当する図である。第6実施形態では、第5実施形態と動吸振器の形状が異なる。なお、その他の構成については第5実施形態と同様であり、同一符号を付してその説明を省略する。
動吸振器36U、動吸振器36BL、および動吸振器36BRは、以下のように設ける。すなわち、図6に示す第5実施形態に係る、動吸振器35U、動吸振器35BL、および動吸振器35BRを、それぞれの支持部61sを中心として、それぞれ左に90度回転した形状に設ける。
(第7実施形態)
図8は第7実施形態の振動伝達低減結合構造の被加振部材(第一の部材)を示す斜視図である。図9は図8に示す結合部周辺を拡大した斜視図である。図10は図9に示す動吸振器の平面図である。図11は動吸振器の動作を示す側面図である。上述した第2、第3、第5および第6実施形態と、次に説明する第7実施形態との主な相違点は動吸振器の形状である。なお、上述した実施形態と同様の部分には同一符号を付してその説明を省略する。
被伝達部材714(第二の部材)は、図8に示すように、四角形の板(パネル)であり、例えば樹脂である(二点鎖線で示す)。被加振部材711(第一の部材)は、板(例えば鋼板)を折り曲げた四角形のフレームである。そして結合部721を、被加振部材711の四隅に1つずつ配置する。なお、この結合部721の形成方法については後述する第8実施形態で説明し、ここでは説明を省略する。また図8では後述する動吸振器の記載を省略している。
図9に示すように、動吸振器37が一つの結合部721を囲むように配置されている。この動吸振器37は、それぞれ一対の(2つの)半島形状の動吸振器で構成される、3つの動吸振器37A、37B、および37C(第一、第二、および第三の動吸振器)を備える。
動吸振器37A、37B、および37Cは、次のような条件で配置および形成される。図10に示すように、動吸振器37Bは、動吸振器37Aと動吸振器37Cとの間に配置される。また動吸振器37Aの設定周波数(振動を最も吸振できる周波数)と、動吸振器37Cの設定周波数と、は同一である。また動吸振器37Aおよび37Cの中央に結合部721が配置される。また動吸振器37Bの中央に結合部721が配置される。また動吸振器37A、37B、および37Cはそれぞれの長手方向(X方向)が平行に並んで(Y方向に並んで)配置される。次にこれらの動吸振器についてさらに説明する。
動吸振器37A(第一の動吸振器)は、一対の(2つの)半島形状の振動部37Arおよび37Alで構成される。さらに詳しくは、支持部71sを中心として、振動部37Arが一方側(X1側)に配置され、振動部37Alが他方側(X2側)に配置される。またそれぞれ「コ」の字状の切り欠き71により形成される。なお、この動吸振器37Aの中心(支持部71sと重なる)を点Aとする。
動吸振器37C(第三の動吸振器)は、上述したように動吸振器37Aと設定周波数が同一である。この設定周波数は被加振部材711の振動の周波数と一致させる。また、動吸振器37Cは、動吸振器37Aと同形状であり、支持部71sを中心とした一対の(2つの)半島形状の振動部37Crおよび37Clで構成される。なお、この動吸振器37Cの中心を点Cとする。また、点Aと点Cとを結ぶ線分の中点を点Bとする。また、点Aと点Cとを結ぶ直線の方向は、動吸振器37C(37A、37B)の長手方向と直交する方向(Y方向)に沿う。
動吸振器37B(第二の動吸振器)は、上述したように動吸振器37Aと37Cとの間に配置される。さらに詳しくは、動吸振器37Aと37Cとの間に、これらに隣接して配置される。また、動吸振器37Bは、長手方向が一直線上に沿う一対の半島形状の振動部37Brおよび37Blを備える(天秤型である)。この動吸振器37Bは、動吸振器37Aおよび37Cと異なる形状であり、長手方向(X方向)の長さが動吸振器37Aおよび37Cよりも短い。なお、この動吸振器37Bの中心を点B’とする。
動吸振器37A、37B、および37Cでは次のように並進方向および回転方向の振動が抑制される。
図11(a)に示すように、両端(X方向の両端)が同位相で振動する場合、中央部(X方向の中央、すなわち点AやC)で並進方向の制振力Ezが生じる。動吸振器37Aおよび37Cは、結合部721での並進方向の振動に対して、制振力Ezが最も大きく生じるように設定する。
また図11(b)に示すように、両端が逆位相で振動する場合、中央部で回転方向の制振力Erが生じる。動吸振器37Bは、結合部721での回転方向の振動に対して、制振力Erが最も大きく生じるように設定する。
[本実施形態の振動伝達低減結合構造の特徴]
本実施形態の振動伝達低減結合構造1では、図10に示すように、動吸振器37A(第一の動吸振器)の設定周波数と、動吸振器37C(第三の動吸振器)の設定周波数と、は同一である。よって、動吸振器37Aの中央(点A)、および、動吸振器37Cの中央(点C)は、それぞれ同じ周波数f0で不動点となる。よって、周波数f0において、点Aと点Cとを結ぶ線分の中点(点B)は不動点となる。さらに、点Aおよび点Cを通る直線に直交するとともに点Bを通る被加振部材711上の軸(X軸)まわりの回転振動が抑制される。
また、動吸振器37B(第二の動吸振器)は、長手方向が一直線上に沿う一対の半島形状の振動部(振動部37rおよび振動部37l)を備える。よって、周波数f0において、動吸振器37Bは、中央(点B’)を通るとともに長手方向(X方向)に直交する被加振部材711上の軸(Y軸)周りの回転の固有振動数を持つ。よって、周波数f0において、点B’でのY軸まわりの回転振動が抑制される(図11(b)を参照)。すなわち、X軸まわりおよびY軸まわりの回転振動が抑制される。
ここで、この振動伝達低減結合構造1では、動吸振器37Aおよび動吸振器37Cの中央(点B)に、かつ、動吸振器37Bの中央(点B’)に、結合部721が配置される。すなわち、点B、点B’、および結合部721の位置は一致する。したがって、結合部721での並進方向(図9に示すZ方向)の振動、および、結合部721まわりの回転方向の振動を低減できる。
また、この振動伝達低減結合構造1では、動吸振器37Bは、長手方向が一直線上に沿う一対の半島形状の振動部37Blおよび37Brを備える。したがって第二の動吸振器を省スペースに形成できる。
(第8実施形態)
図12は第8実施形態の振動伝達低減結合構造を示す平面図である。図7に示す第6実施形態との主な相違点は動吸振器の形状、および、被加振部材の段差である。なお、その他の構成については第6実施形態と同様であり、同一符号を付してその説明を省略する。
図12に示す動吸振器38を構成する動吸振器38U、38BL、および38BRは、図7に示す第6実施形態の動吸振器36U、36BL、および36BRに対応する。また、第6実施形態の動吸振器36U、36BL、および36BRの、それぞれ2つの三角形状の切り欠きを、それぞれ2つのT字形状の切り欠きに変更したものが図12に示す動吸振器38U、38BL、および38BRである。
被加振部材811は、図7に示す第6実施形態の被加振部材211と同様に板状である。また被加振部材811は、図12に示すように、動吸振器38U、38BL、および38BRの周辺部に段差811aを備える。
段差811aは動吸振器38U、38BL、および38BRの固有振動数を安定させるために設ける。動吸振器38U、38BL、および38BRの周辺部に、これらを取り囲むように設ける。なお、段差811aをリブ(板状部材)としても同様の効果が得られる。この段差811aは、板状である被加振部材811のプレス加工により形成される。
結合部721は、被加振部材811に設けた段差により形成されたものである。これは段差811aと同様に、被加振部材811のプレス加工により形成される。
[本実施形態の振動伝達低減結合構造の特徴]
本実施形態の振動伝達低減結合構造1では、動吸振器38U、38BL、および38BRの周辺部に段差811a(またはリブ)を備える。よって、動吸振器38U、38BL、および38BRの周辺部の剛性が高まる。したがって、動吸振器38U、38BL、および38BRの固有振動数を安定させることができる(動吸振器38U、38BL、および38BRの設定周波数と、被加振部材811の振動の周波数と、のずれを抑制できる)。
また、本実施形態の振動伝達低減結合構造1では、結合部721は被加振部材811に設けた段差により形成されてなる。よって、動吸振器38U、38BL、および38BRの周辺部だけでなく、結合部721の剛性も高まる。したがって、動吸振器38U、38BL、および38BRの固有振動数をより安定させることができる。
また、本実施形態の振動伝達低減結合構造1では、被加振部材811のプレス加工により段差811(および段差である結合部721)が形成される。よって、これらを溶接などで部材を連結することにより形成する場合に比べ、低コストかつ精度良く振動伝達低減結合構造1を製造でき、動吸振器38U、38BL、および38BRの固有振動数をより安定させることができる。
(第9実施形態)
図13は第9実施形態の振動伝達低減結合構造を示す平面図である。図8〜10に示す第7実施形態との相違点は被加振部材の段差である。その他の構成については第7実施形態と同様であるので同一符号を付してその説明を省略する。
被加振部材811は、図13に示すように、動吸振器37A、37B、および37Cの周辺部に段差911aを備える。この段差911aは、動吸振器37A、37B、および37Cを囲むように、長方形に形成される。また、段差911aは、図12に示す段差811aと同様に被加振部材911のプレス加工により形成されたものである。
(第10実施形態)
図14は第10実施形態の振動伝達低減結合構造を示す平面図であり、変形例10の図13相当の図である。図13に示す第9実施形態との相違点は結合部の形状である。その他の構成については第9実施形態と同様であるので同一符号を付してその説明を省略する。
結合部921は、図14に示すように、動吸振器37A、37B、および37Cが並ぶ方向(Y方向)に長手方向を有する長方形である。さらに詳しくは、結合部921のY方向の長さは動吸振器37のY方向の長さより大きい。すなわち結合部921のY1側端部は、動吸振器37AのY1側端部よりY1側にあり、結合部921のY2側端部は、動吸振器37CのY2側端部よりY2側にある。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、被伝達部材は、梁(曲げ波の進行が1次元)でも、板(曲げ波の進行が2次元)でも良い。
また、動吸振器は被伝達部材に設けても良い。動吸振器を被伝達部材に設ける場合で、被伝達部材を伝わる曲げ波の進行方向が1方向(1次元)の場合は、1つの結合部を挟むように(囲むように)動吸振器を2つ設ける。被伝達部材を伝わる曲げ波の進行方向が2方向(2次元)の場合は、1つの結合部を囲むように動吸振器を3つ以上設ける。これにより、被加振部材にのみ動吸振器を設ける場合に比べ、結合部周りの回転方向の振動をさらに低減できる。
1 振動伝達低減結合構造
11、211、411、711、811、911 被加振部材(第一の部材)
14、714 被伝達部材(第二の部材)
21、721、921 結合部
31、32、33、34、35、36、37、38 動吸振器
31a 挟まれた部分(囲まれた部分)
32a、33a 部分(囲まれた部分)
31c 中心(重心)
32c、33c 重心
37Bl、37Br 振動部
D1 距離

Claims (7)

  1. 第一の部材と、
    前記第一の部材に結合部を介して対向して配置された第二の部材と、
    前記第一の部材に配置された複数の動吸振器と、
    を有し、
    前記複数の動吸振器は、前記結合部を囲むように配置され、
    前記第一の部材と前記第二の部材とが対向する方向から見て、前記複数の動吸振器で囲まれた部分の重心と、前記結合部とが略一致し、
    前記複数の動吸振器のうち、いずれか2つの動吸振器間の距離は、前記第一の部材に生ずる曲げ波の波長の1/32以上、3/8以下であり、
    前記結合部に係る前記第一の部材と前記第二の部材との並進方向の前記曲げ波の振動および前記結合部まわりの回転方向の前記曲げ波の振動を低減することを特徴とする、振動伝達低減結合構造。
  2. 前記複数の動吸振器は、前記第一の部材を切り込むことで形成されている、請求項に記載の振動伝達低減結合構造。
  3. 前記複数の動吸振器は第一〜第三の動吸振器を備え、
    前記第二の動吸振器は、長手方向が一直線上に沿う一対の半島形状の振動部を備えるとともに、前記第一および第三の動吸振器の間に配置され、
    前記第一の動吸振器の設定周波数と前記第三の動吸振器の設定周波数とは同一であり、
    前記第一および第三の動吸振器の中央に、かつ、前記第二の動吸振器の中央に、前記結合部が配置される、請求項1または2に記載の振動伝達低減結合構造。
  4. 前記複数の動吸振器は、同形状の3以上の前記動吸振器を備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の振動伝達低減結合構造。
  5. 前記第一の部材は、前記複数の動吸振器の周辺部に段差またはリブを備える、請求項1〜のいずれか1項に記載の振動伝達低減結合構造。
  6. 前記結合部は、前記第一の部材に設けた段差により形成されてなる、請求項に記載の振動伝達低減結合構造。
  7. 前記第一の部材は板状であり、
    前記段差は前記第一の部材のプレス加工により形成される、請求項またはに記載の振動伝達低減結合構造。
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