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JP5373491B2 - 線状物固定治具 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば電線等の線状物に各種作業を行うために、線状物を布線板等の被固定部に一時的に固定する線状物固定治具に関する。
移動体としての自動車には、種々の電子機器が搭載される。前記自動車は、前記電子機器にバッテリ等の電源からの電力や制御装置からの制御信号等を伝えるために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、当該電線の端末等に取り付けられたコネクタと、電線の外周に取り付けられるプロテクタやグロメット等の各種の外装品等を備えている。複数の電線は、適宜箇所に粘着テープが巻かれて束ねられている。
前述したワイヤハーネスを組み立てる際には、例えば特許文献1に記載されているように、まず、電線を、布線板(ワイヤハーネス組立作業台)の表面に設けられた複数の布線治具に引っ掛けて、布線板の表面に布線する。これら布線治具は、布線板の表面から立設した柱状の本体部と、本体部の先端に設けられて上方に開口し、内側に電線を通すU字部とを備えている。その後、電線の適宜適所に粘着テープを巻き付け、外装品を取り付ける。こうして、ワイヤハーネスは、自動車に配索(配線ともいう)されるパターン通りに、前述した電線等が位置付けられた格好に組み立てられる。
特開2000−348828号公報
しかしながら、前述した布線治具に引っ掛けられた電線は、当該電線の長手方向に沿って簡単に移動してしまう。このため、前述したテープ巻き作業等がしづらいといった問題があった。また、テープ巻き作業は、作業者が一方の手で複数の電線をまとめて持ちつつ、他方の手で電線に粘着テープを巻き付けていくが、電線の本数が多かったり電線が硬かったりすると、一方の手で電線をまとめて持つのが困難であり、テープ巻き作業がしづらいといった問題があった。
本発明は、このような問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、線状物を被固定部に簡単かつ確実に固定して、線状物に対する作業を行いやすくできる線状物固定治具を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、線状物を被固定部に固定する線状物固定治具であって、前記被固定部の表面に重ねられ、その長手方向に交差する方向に沿って前記線状物が載置されるベルトと、一端部が前記被固定部に回転自在に取り付けられ、かつ、他端部が前記ベルトの一端部に取り付けられるとともに、前記一端部を中心にして前記線状物の周方向に沿って一方向に回転して前記ベルトを前記線状物の外周に巻き付ける回転アームと、前記回転アームを回転駆動する駆動手段と、前記被固定部に取り付けられ、前記ベルトの他端部に取り付けられてこのベルトを当該ベルトの長手方向に沿って引っ張り、かつ引っ張った前記ベルトを押し戻す引っ張り手段と、を備えたことを特徴とした線状物固定治具である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された線状物固定治具において、前記回転アームが、前記線状物に向かって凹に湾曲したことを特徴とした線状物固定治具である。
請求項3に記載された発明は、請求項1または請求項2に記載された線状物固定治具において、前記被固定部に取り付けられ、前記回転アームが回転して前記ベルトを前記線状物に巻き付ける際に、前記線状物が前記被固定部から浮き上がることを防止する押さえ部を備えたことを特徴とした線状物固定治具である。
請求項1に記載された発明によれば、ベルトの一端部が回転アームを介して被固定部に取り付けられ、他端部が引っ張り手段を介して被固定部に取り付けられる。そして、ベルトは、回転アームが一方向に回転して線状物に巻き付けられるとともに、引っ張り手段に引っ張られて線状物を締め付ける。したがって、線状物を被固定部に簡単かつ確実に固定できる。また、線状物が複数の場合、ベルトが線状物を締め付けて線状物がまとめられるので、線状物のテープ巻き作業等の作業性が向上する。
また、引っ張り手段がベルトを押し戻し、回転アームが前記一方向の反対方向に回転することで、線状物を締め付けたベルトをほどく。したがって、線状物の固定を簡単に解除できる。
請求項2に記載された発明によれば、回転アームが線状物に向かって凹に湾曲しているので、回転アームが回転して線状物にベルトを巻き付ける際に線状物とぶつかることを防止できる。したがって、ベルトを線状物に確実に巻き付けることができる。
請求項3に記載された発明によれば、回転アームが回転して線状物にベルトを巻き付ける際には、押さえ部が線状物を押さえて、線状物が被固定部から浮き上がることがない。このため、ベルトの線状物の載置された部分も被固定部から浮き上がることがない。したがって、線状物がベルト上を滑ってベルトから脱落することを防止できる。
本発明の一実施形態にかかる線状物固定治具を示す斜視図である。 図1に示された線状物固定治具が電線を固定した状態を示す斜視図である。 図1中のIII−III線に沿った、回転アームが初期位置に位置付けられた状態を示す一部断面図である。 図3に示された回転アームが初期位置から巻き付け位置へと回転する途中の状態を示す一部断面図である。 図4に示された回転アームが巻き付け位置に位置付けられて線状物固定治具が電線を固定した状態を示す一部断面図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる線状物固定治具(以下、単に「固定治具」という)を図1ないし図5を参照して説明する。本発明の一実施形態にかかる図1に示す固定治具1は、図2に示すように、例えば、ワイヤハーネスの電線(線状物に相当する)10を布線板(被固定部に相当する)11に固定するための治具である。
電線10は、導電性の芯線と、芯線を被覆する絶縁性の被覆部とを備えた所謂被覆電線である。電線10は、複数設けられている。複数の電線10は、ワイヤハーネス組立時に外周に粘着テープ等を巻き付けられて一束に束ねられる。本発明の固定治具1は、例えばこのようなテープ巻き作業を作業性よく行うために、布線板11に電線10を固定するものである。
布線板11は、工場等のフロア上に配置された台部(図示せず)に取り付けられる。布線板11は、平板状に形成され、水平方向に沿って平坦に配置されている。そして、布線板11の図1中上方に配される表面11aと、布線板11の図1中下方に配される裏面11bも、水平方向に沿って平坦に配置されている。
この布線板11には、図1及び図2等に示すように、直線状に延びた長孔12と、長孔12よりも短い平面視矩形状の角孔13とが貫通している。長孔12は、後述するベルト2の幅よりも幅狭に形成され、かつ回転アーム3の幅よりも幅広に形成されている。長孔12の角孔13から離れた端部側には、ベルト2の幅よりも幅広な幅広部14が形成されている。角孔13は、長孔12と間隔をあけて設けられ、長孔12の延長線上に配置されている。角孔13は、ベルト2の幅よりも幅広に形成され、前述した幅広部14と略同じ幅に形成されている。
固定治具1は、布線板11に設けられている。固定治具1は、図3等に示すように、ベルト2と、回転アーム3と、駆動手段としてのモータ4と、引っ張り手段としてのエアシリンダ5と、押さえ部としてのカバー6と、制御部(図示せず)とを備えている。
ベルト2は、天然繊維や化学繊維を編んで形成され、帯状に形成されている。ベルト2は、柔軟性を有している。ベルト2は、長孔12と角孔13の間に配置されている。ベルト2の長孔12寄りの一端部2aは、回転して長孔12から突没する回転アーム3に取り付けられている。また、ベルト2の角孔13寄りの他端部2bは、角孔13内を布線板11の表面11a側から裏面11b側に向かって通り抜けて、裏面11bに取り付けられたエアシリンダ5に取り付けられている。ベルト2は、回転アーム3及びエアシリンダ5を介して布線板11に取り付けられている。
また、ベルト2の中央部2cは、図1に示すように、回転アーム3が後述する初期位置に位置付けられ、かつエアシリンダ5の後述するロッド52が伸長すると、長孔12を略塞ぐように配置されて、布線板11の表面11aに重ねられる。このように布線板11に重ねられたベルト2には、当該ベルト2の長手方向に直交(交差)する方向に沿って、複数の電線10が載置される。そして、ベルト2は、図2に示すように、回転アーム3が後述する巻き付け位置に位置付けられると、これら電線10の外周に巻き付けられる。
回転アーム3は、合成樹脂で構成され、半円弧状に湾曲した帯板状に形成されている。回転アーム3は、ベルト2の幅よりも幅狭に形成されている。回転アーム3の一端部3aは、肉厚に形成され、モータ4の回転軸41を通す軸取付孔31が貫通している。軸取付孔31は、回転アーム3の幅方向に沿って回転アーム3の一端部3aを貫通している。
また、回転アーム3の他端部3bには、ベルト2の幅と略同じ幅の幅広部32が形成されている。この幅広部32の内面には、ベルト固定片33が取り付けられている。ベルト固定片33は、幅広部32との間にベルト2の一端部2aを挟んだ状態で、幅広部32にネジで固定される。こうして、回転アーム3の他端部3bは、ベルト2の一端部2aに取り付けられる。前記ネジは、ベルト2を貫通しており、ベルト2が外れにくい構成となっている。
モータ4は、布線板11の裏面11bに取り付けられ、長孔12の角孔13寄りの外縁部に取り付けられている。モータ4は、その回転軸41がベルト2上に載置される電線10の長手方向と平行になる向きで、布線板11に取り付けられている。この回転軸41は、軸取付孔31内に通されて、回転アーム3の一端部3aに固定されている。モータ4は、回転軸41を回転させることで、回転軸41に固定された回転アーム3を、一端部3aを中心にして電線10の周方向に沿って回転駆動する。
このようにモータ4を介して、前述した回転アーム3は、一端部3aが布線板11に回転自在に取り付けられている。回転アーム3は、一端部3aを中心にして矢印R1方向(図3等、一方向)と矢印R2方向(図5等、前記一方向の反対方向)に回転する。
そして、回転アーム3は、図1及び図3に示す初期位置と、図2及び図5に示す巻き付け位置とに亘って回転自在となっている。初期位置とは、回転アーム3の全体が布線板11の裏面11b側に位置付けられる位置である。また、巻き付け位置とは、回転アーム3の大部分が長孔12を通って布線板11の表面11a側に位置付けられて、他端部3bが角孔13内に進入する位置である。このように、回転アーム3は、回転することで長孔12から突没する。
そして、回転アーム3は、初期位置から巻き付け位置へと矢印R1方向に回転することで、他端部3bが電線10の上方を横切ってベルト2の一端部2aをベルト2の他端部2b側に重ねて、ベルト2の中央部2cに載置された電線10の外周にベルト2を巻き付ける。さらに、回転アーム3は、巻き付け位置から初期位置へと矢印R2方向に回転することで、ベルト2の一端部2aをベルト2の他端部2b側から遠ざけて、電線10に巻き付けられたベルト2を電線10からほどく。
また、回転アーム3は、図3ないし図5に示すように、電線10に向かって凹に湾曲するような向きで、モータ4を介して布線板11に取り付けられている。このため、回転アーム3が巻き付け位置へと回転する際に、回転アーム3と電線10がぶつかることがない。
エアシリンダ5は、シリンダ本体51と、シリンダ本体51から伸縮自在なロッド52とを備えている。シリンダ本体51は、布線板11の裏面11bに取り付けられている。シリンダ本体51は、角孔13の長孔12から離れた側の外縁部に取り付けられ、長孔12の延長線上に配置されている。シリンダ本体51の長手方向は、長孔12の延長線と平行である。ロッド52は、シリンダ本体51の角孔13寄りの先端から角孔13に近づく方向に伸長し、かつ角孔13から離れる方向に縮む。ロッド52は、長孔12の延長線上で伸縮する。
ロッド52の先端には、一対のベルト固定片53a、53bが設けられている。一方のベルト固定片53aは、ロッド52の先端に固定されている。他方のベルト固定片53bは、一方のベルト固定片53aとの間にベルト2の他端部2bを挟んだ状態で、一方のベルト固定片53aにネジで固定されている。前記ネジは、ベルト2を貫通しており、ベルト2が外れにくい構成となっている。ベルト固定片53a、53bによって、ロッド52の先端即ちエアシリンダ5はベルト2の他端部2bに取り付けられる。
前述したエアシリンダ5は、ロッド52が前述のように縮むことで、ロッド52の先端に取り付けられたベルト2をその長手方向に沿って引っ張る。また、エアシリンダ5は、ロッド52が伸長することで、引っ張ったベルト2を押し戻す。
カバー6は、アクリル樹脂等の透明な合成樹脂で構成されている。カバー6は、図1等に示すように、平面視半円状の一対の平板部61と、一対の平板部61の曲線状の縁同士を互いに連結した曲板部62とを備えている。一対の平板部61は、互いに間隔をあけて相対し、かつ互いに平行に配置されている。カバー6は、長孔12と角孔13の双方を覆うことができる大きさ、かつ長孔12から突没する回転アーム3とぶつからない大きさに形成されている。
さらに、カバー6には、電線通し部63が設けられている。電線通し部63は、曲板部62の長手方向の一端部から他端部に向かって直線状にカバー6の縁を一部切り欠いた切り欠き状に形成されている。電線通し部63の図1中で上下方向の高さは、束ねられた状態の複数の電線10の外径よりも若干大きい。
前述したカバー6は、一対の平板部61の直線状の縁が布線板11の表面11aに重ねられて平板部61が布線板11の表面11aから立設した状態で、長孔12と角孔13を覆うように、布線板11の表面11aに取り付けられる。回転アーム3は、カバー6内で回転する。そして、電線通し部63の縁は、布線板11の表面11aと間隔をあけ、電線通し部63を通してカバー6と布線板11の間に複数の電線10が位置付けられる。
制御部は、周知のデジタル回路等で構成されている。制御部は、エアシリンダ5と、モータ4と、スイッチ71(図1及び図2にのみ図示)と、電源(図示せず)と接続されている。スイッチ71は、布線板11の表面11aに取り付けられ、長孔12の角孔13から離れた外縁部に配置されている。
制御部は、スイッチ71をオンにすると、モータ4を駆動して回転アーム3を初期位置から巻き付け位置へと回転させて電線10の外周にベルト2を巻き付けるとともに、エアシリンダ5のロッド52を縮めてベルト2で電線10を締め付ける。また、制御部は、スイッチ71をオフにすると、エアシリンダ5のロッド52を伸長させて、引っ張ったベルト2を押し戻すとともに、モータ4を駆動して回転アーム3を巻き付け位置から初期位置へと回転させ、電線10の外周に巻き付けられたベルト2をほどく。
前述した固定治具1を用いて電線10を布線板11に固定する際には、まず、スイッチ71をオフにして、図3に示すように、回転アーム3を初期位置に位置付け、エアシリンダ5のロッド52を伸長させて、ベルト2を布線板11の表面11aに重ねておく。その後、複数の電線10を、電線通し部63を通してカバー6と布線板11の間に位置付け、電線通し部63の最奥部に位置付けて、ベルト2上に載置する。
その後、スイッチ71をオンにして、エアシリンダ5のロッド52を縮めてベルト2の他端部2bを引っ張るとともに、回転アーム3を初期位置から巻き付け位置に向かって回転させていく。すると、図4に示すように、回転アーム3の他端部3bが上方に移動していき、ベルト2の一端部2a側が布線板11から離れて他端部2b側よりも上方に押し上げられる。
このとき、ベルト2上の電線10も押し上げられる外力を受けるが、電線10はカバー6に押さえられているので布線板11から浮き上がることがなく、これによって、ベルト2の電線10の載置された部分も布線板11から浮き上がることがない。なお、カバー6がないと、電線10とベルト2が布線板11から浮き上がって、電線10がベルト2上を一端部2a側に滑り落ちてベルト2から脱落し、電線10にベルト2を巻き付けることができなくなる虞がある。
その後、回転アーム3の他端部3bが電線10の上方を横切って角孔13内に進入し、回転アーム3が巻き付け位置に位置付けられて、ベルト2が電線10の外周に配される。このとき、ベルト2の他端部2bはエアシリンダ5によって引っ張られているので、ベルト2は、複数の電線10を束ねて締め付ける。ベルト2に締め付けられた電線10は、図5に示すように、電線通し部63の最奥部から開口側に移動し、回転アーム3の他端部3b側の内面に押し付けられる。
こうして、複数の電線10は、布線板11に固定されたベルト2に締め付けられて、布線板11に固定される。その後、これら電線10にテープ巻き作業を行う。前記作業が終了した後には、スイッチ71を再びオフにして、エアシリンダ5のロッド52を伸長させて引っ張ったベルト2を押し戻すとともに、回転アーム3を初期位置に位置付けて、電線10に巻き付けられたベルト2をほどく。そして、電線通し部63を通して、前記作業が施された電線10を固定治具1から取り外す。
本実施形態によれば、ベルト2の一端部2aが回転アーム3を介して布線板11に取り付けられ、他端部2bがエアシリンダ5を介して布線板11に取り付けられる。そして、ベルト2は、回転アーム3が初期位置から巻き付け位置へと矢印R1方向に回転して電線10に巻き付けられるとともに、エアシリンダ5に引っ張られて電線10を締め付ける。したがって、電線10を布線板11に簡単かつ確実に固定できる。また、ベルト2が複数の電線10を締め付けて電線10をまとめるので、電線10のテープ巻き作業等の作業性が向上する。
さらに、エアシリンダ5がベルト2を押し戻し、回転アーム3が巻き付け位置から初期位置へと矢印R2方向に回転することで、電線10を締め付けたベルト2をほどく。したがって、電線10の固定を簡単に解除できる。
また、回転アーム3が電線10に向かって凹に湾曲しているので、回転アーム3が回転して電線10にベルト2を巻き付ける際に電線10とぶつかることを防止できる。したがって、ベルト2を電線10に確実に巻き付けることができる。
また、回転アーム3が回転して電線10にベルト2を巻き付ける際には、カバー6が電線10を押さえて、電線10が布線板11から浮き上がることがない。このため、ベルト2の電線10の載置された部分も布線板11から浮き上がることがない。したがって、電線10がベルト2上を滑ってベルト2から脱落することを防止できる。
前述した実施形態においては、線状物としての複数の電線10を、被固定部としての布線板11に固定する場合を例にして説明した。しかしながら本発明では、線状物が一本の電線10であってもよく、また光ファイバーケーブル等の電線10以外の線状の物体であってもよい。また、被固定部は、布線板11以外の作業台等であってもよく、例えば複数の電線10を移動用に一時的に紐で縛るための作業台等であってもよい。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 線状物固定治具
2 ベルト
2a 一端部
2b 他端部
3 回転アーム
3a 一端部
3b 他端部
4 モータ(駆動手段)
5 エアシリンダ(引っ張り手段)
6 カバー(押さえ部)
10 電線(線状物)
11 布線板(被固定部)
11a 表面
R1 一方向

Claims (3)

  1. 線状物を被固定部に固定する線状物固定治具であって、
    前記被固定部の表面に重ねられ、その長手方向に交差する方向に沿って前記線状物が載置されるベルトと、
    一端部が前記被固定部に回転自在に取り付けられ、かつ、他端部が前記ベルトの一端部に取り付けられるとともに、前記一端部を中心にして前記線状物の周方向に沿って一方向に回転して前記ベルトを前記線状物の外周に巻き付ける回転アームと、
    前記回転アームを回転駆動する駆動手段と、
    前記被固定部に取り付けられ、前記ベルトの他端部に取り付けられてこのベルトを当該ベルトの長手方向に沿って引っ張り、かつ引っ張った前記ベルトを押し戻す引っ張り手段と、を備えたことを特徴とする線状物固定治具。
  2. 前記回転アームが、前記線状物に向かって凹に湾曲したことを特徴とする請求項1に記載の線状物固定治具。
  3. 前記被固定部に取り付けられ、前記回転アームが回転して前記ベルトを前記線状物に巻き付ける際に、前記線状物が前記被固定部から浮き上がることを防止する押さえ部を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の線状物固定治具。
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