JP5360205B2 - 移動通信端末におけるドップラー拡散評価装置及び方法 - Google Patents
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Description
本発明は、1またはそれ以上の移動通信手段を含む通信システムに関し、特にこのような移動通信手段におけるドップラー拡散の評価に関する。
車中にある場合、あるいは歩行者により使用されている場合であっても、移動通信手段が非ゼロの速度で移動すると、基地局から移動通信端末への下り無線信号はフェージングと呼ばれるプロセスを経る。フェージングは受信信号の位相及び振幅の比較的ゆっくりとした擬似ランダム変化としてあらわれる。変化のスピードは「ドップラー拡散」として測定され、移動通信手段の移動速度に関係する。
ドップラー拡散はドップラー偏移とは異なる現象である。ドップラー偏移は、移動通信端末と基地局との間のラジアル速度による、移動通信手段における周波数の見かけ上の変化である。ドップラー偏移は、通常、移動通信手段の自動周波数制御ループによりキャンセルされる。
移動通信システムは、アクティブな移動通信手段がそのアンテナによってドップラー拡散を評価するように設計することができる。この評価はその後基地局に報告され、基地局はこの情報を用いて各個別の移動通信手段への無線リソースの割り当てを改善する。たとえば基地局は、より速く移動する移動通信手段に対しては高帯域幅で低いデューティサイクルの短い通信バーストを割り当て、より遅く移動する移動通信手段に対しては低帯域幅の長いバーストを割り当てることを選択できる。いずれの場合も、各移動通信手段への平均データレートは同じである(たとえば特許文献1及び特許文献2参照)。しかし、もし移動通信手段が下り信号の瞬間的な品質(3GPP WCDMAまたは3GPP LTE OFDMシステムのチャネル品質指標(CQI)など)を報告し、基地局が高速で移動する移動通信端末に対しその下り信号の品質がピークのときに送信を行なえば、全体の平均受信品質を改善できる。
しかし、移動通信手段においてドップラー拡散を評価するための既存の技術は、位置決め手段(GPS受信器など)、絶対時間または周波数基準へのアクセス、移動通信手段自体の周波数基準の正確なキャリブレーション、あるいは基地局からの補助を必要とする。
したがって、移動通信手段におけるドップラー拡散の評価を、現在可能であるよりもより効率的でより簡易に行えるようにする必要がある。さらに、移動通信手段において、既知のドップラー拡散評価技術が有する1またはそれ以上の欠点を改良または克服するドップラー拡散の評価方法及び手段を提供することが望ましい。
本発明の第一の様態として、移動通信手段におけるドップラー拡散の評価方法は、
(a)タイムスロットの各シーケンスから、一連の選択されたサブキャリア周波数のそれぞれにおけるチャネル推定値を選択し、
(b)各選択されたサブキャリア周波数における選択されたチャネル推定値にディジタルフーリエ変換(DFT)を行い、これにより異なる周波数ビンにおけるDFT成分を計算し、
(c)各異なる周波数ビンについて、選択されたすべてのサブキャリア周波数におけるDFT成分を合計し、
(d)合計されたDFT成分が所定の閾値を最初に下回る周波数ビンを検出し、
(e)検出された周波数ビンをドップラー拡散評価に変換する。
(a)タイムスロットの各シーケンスから、一連の選択されたサブキャリア周波数のそれぞれにおけるチャネル推定値を選択し、
(b)各選択されたサブキャリア周波数における選択されたチャネル推定値にディジタルフーリエ変換(DFT)を行い、これにより異なる周波数ビンにおけるDFT成分を計算し、
(c)各異なる周波数ビンについて、選択されたすべてのサブキャリア周波数におけるDFT成分を合計し、
(d)合計されたDFT成分が所定の閾値を最初に下回る周波数ビンを検出し、
(e)検出された周波数ビンをドップラー拡散評価に変換する。
これらの工程を含む方法はチャネル推定値を用いるが、これは移動通信手段が下り信号を正確に受信するためにはいかなる場合にも計算しなければならないものである。移動通信手段におけるドップラー拡散の評価を引き出すために、フェージングプロセスに関する情報がこれらのチャネル推定値を用いて得られる。
通常、工程(b)は各選択されたサブキャリア周波数の選択されたチャネル推定値に対するGoertzelアルゴリズムの実行を含む。受信信号の帯域幅に渡って均一に高速フーリエ変換アルゴリズムを計算するのとは異なり、Goertzelアルゴリズムは特定された所定の周波数に着目し、ドップラー拡散の評価方法の計算要件を最小限にする。
チャネル推定値は、望ましくは各タイムスロットの最初のシンボルにあたる受信されたパイロットシンボルから計算される。さらに、選択されたサブキャリア周波数は望ましくは送信帯域幅に渡って均一に間隔をあけている。
本発明の実際の実施形態では、工程(b)において各選択されたサブキャリア周波数の選択されたチャネル推定値から計算されたDFT成分は、工程(c)で合計される前に個別にバッファに記憶されてもよい。
ドップラー拡散の評価における計算要件をさらに最小化するために、工程(b)は低いほうの最初のN_dft個の周波数ビンのDFT成分のみを計算するものとしてもよい。ここでN_dftは所定の整数である。
本発明の他の様態として、移動通信手段の速度の評価方法は、上記の方法を実行することにより移動通信手段におけるドップラー拡散を評価し、ドップラー拡散評価を移動通信手段の評価速度に変換することからなる。このような計算は、たとえばGPS信号が常には利用できないような「アーバンキャニオン」環境においてナビゲーションシステムに対し位置決めデータを与えるなど、移動通信手段に関連した位置決めサービスの正確さを改善するために用いることができる。
本発明の他の様態は、移動通信手段にドップラー拡散を評価するためのドップラー拡散評価手段を設けるものであり、この評価手段は上記のドップラー拡散評価方法を実行する1またはそれ以上の計算ブロックを含んでいる。
本発明の他の様態は、移動通信手段の速度を評価する速度評価手段を提供するものであり、この評価手段は上記の移動通信手段の速度評価方法を実行する1またはそれ以上の計算ブロックを含んでいる。
本発明のさらに他の様態は、上記のドップラー拡散評価手段を含む移動通信手段を提供するものである。
本発明のさらに他の様態は、上記の速度評価手段を含む移動通信手段を提供するものである。
本発明は3GPP LTE移動電話システムのようなOFDMシステムにおける使用に適するものであり、そのような適用例との関連において本発明を説明するのが適切であろう。
本発明を図に基づいてさらに詳細に説明する。なお図の具体性は発明の上述した記載の一般性を失わせるものではないことを理解されたい。
まず図1を参照すると、基地局12及び移動通信手段14からなる移動通信システム10の概要が記載されている。信号は、無線チャネル16を介して、基地局12から移動通信手段14に送信され、フェージングを受ける。無線受信ブロック18により信号が受信された後、信号はアナログディジタル変換器によりディジタル化される。データフレーム内のデータの検出はタイミングアライメントブロック22により可能となる。
移動通信手段14のFFTブロック24により、受信信号から、システム10に割り当てられた帯域全体に渡り、高速フーリエ変換(FFT)が定期的に計算される。FFTが繰り返して計算される期間は3GPP LTEの用語でシンボルと呼ばれる。いくつかのシンボル(一般的に6または7)がスロットを形成する。各スロットは正確に定義された時間にわたって送信されるが、これは3GPP LTEの基準では0.5ミリ秒に設定されている。1シンボルにおけるFFTの出力の各周波数ビンはリソース・エレメントと呼ばれる。各リソース・エレメントは時間内の位置として(すなわち特定のスロット内の特定のシンボル位置として)、また特定の周波数として、定義される。FFTの出力の距離周波数はサブキャリアと呼ばれ、均一の間隔を置いている。3GPP LTEシステムはサブキャリアが15kHzまたは7.5kHzの間隔を持つものとして定義される。
各リソース・エレメントは、基地局から情報シンボル(上記のOFDMシンボルとは異なる)の形式で送信され、3GPP LTEシステムのBPSK、QPSK、16QAM、64QAMにより変調された情報を伝えることができる。いくつかのシンボルは、リソース・エレメント内の予め定義された位置において、固定されたQPSK変調シーケンスを伝えることができ、これは参照信号または「パイロット」と呼ばれる。これらの「パイロット」はそれ自体ではなんらの情報も伝えず、また移動通信手段に知られたものであるので、フェージングプロセスにおける瞬間的な位相及び振幅の評価に用いられる。パイロット以外の位置におけるフェージングの値はチャネル推定ブロック26により決定される。一般にこのブロックは時間/周波数領域ベースの補間を行う。
したがってチャネル推定機能の出力は、連続する時間サンプル及び各サブキャリアにおける(すなわち、各リソース・エレメントの)、無線周波数チャネルフェージングの状態を表すレプリカまたは2次元配列である。チャネル推定ブロック26により行なわれるチャネル推定機能の出力の構成を図2に示す。受信の一環として、移動通信手段14は、復調ブロック30においてチャネルシンボルを復調する処理の前に、等化ブロック28においてチャネル推定値を用いてフェージングを補正する。
本発明は、チャネル推定ブロック26により算出されたチャネル推定値を用いて移動通信手段14のドップラー拡散の評価を行う。図3は移動通信手段14の一部を形成するドップラー拡散評価ブロック32により行なわれるさまざまな処理ブロックを示す。
はじめに、チャネル推定値セレクタブロック50がチャネル推定値のサブセットを選択する。図2に示す実施様態では、選択されたサブセットは、時間領域におけるスロットのそれぞれからの1のチャネル推定値を含んでいる。本発明の他の実施様態では、スロットにつき1より多くのサブセットが用いられてもよい。好ましくは、チャネル推定値は各タイムスロットの最初のシンボルであるパイロットシンボルについてのものである。これがチャネル推定値がもっとも正確な箇所だからである。
周波数領域においては、チャネル推定値セレクタブロック50はN_sc個のサブキャリアを選択するが、これは送信帯域幅にわたって均等の間隔をあけている。したがって、チャネル推定値は、選択されたサブキャリア周波数の一連のそれぞれについて、タイムスロットの各シーケンスから選択される。
選択されたチャネル推定値のそれぞれは、バッファ52に別々に記憶される。図4に示すバッファ70、72及び74はそれぞれ、タイムスロットのシーケンスから、3つのサブキャリア周波数についてのチャネル推定値を記憶するものである。
チャネル推定値が選択されるタイムスロットのシーケンスはN_slot個の連続するタイムスロットを含む。3GPP LTE通信システムにおいて良好に機能する典型的な値はN_slot=200である。しかし本発明の他の実施様態ではこれと異なる数のタイムスロットがシーケンスに含まれていてもよい。同様にチャネル推定値セレクタは、送信帯域幅にわたって均等に間隔をおいたN_sc個のサブキャリアを選択する。3GPP LTE通信システムにおいて良好に機能する典型的な値はN_sc=8である。もちろん本発明の他の実施態様では他の数のサブキャリアが用いられてもよい。
N_slot個のタイムスロットからN_sc個の選択されたサブキャリアのそれぞれついてのチャネル評価がすべて得られると、DFTブロック54により離散フーリエ変換(DFT)が行なわれる。DFT演算は各選択されたサブキャリアについて集められたチャネル推定値につき個別に行なわれ、結果としてN_sc個の別個のDFT出力サンプルセットとなる。バッファ70、72及び74の出力にそれぞれ接続されたDFT計算ブロック75、78及び80を図4に示す。
バッファ70−74への入力として与えられるチャネル推定値の数はN_slot個であるが、N_slotの値は必ずしも2の累乗である必要はない。さらに、計算ブロック76−80によってなされるDFT演算ですべての可能なN_slotの値が用いられる必要はない。DFT成分は低い最初のN_DFT個の周波数ビンについて計算されるだけでよい。N_DFT=40という値が3GPP LTE通信システムにおいて十分なものであると発明者は判断している。
これら簡易化の要件から、移動通信手段14において必ずしも高速フーリエ変換(FFT)アルゴリズムを用いる必要はない。かわりにGoertzelアルゴリズム、あるいは他のより計算の必要が少ない変換を用いることができる。Goertzelアルゴリズムは信号の周波数成分を識別するために用いられるディジタル信号処理技術である。一般の高速フーリエ変換(FFT)アルゴリズムが到来信号の帯域幅にわたって均等に計算を行うのに対して、Goertzelアルゴリズムは特定の、予め定められた周波数に着目するものである。
本発明においては、Goertzelアルゴリズムは以下のように実行される:
システムの起動に際し、係数のセットが予め以下のように計算される:
k=0…Ndft−1について:
DFT_COEFFk=2*cos(2*K*PI/Nslots)
k=0…Ndft−1について:
DFT_COEFFk=2*cos(2*K*PI/Nslots)
選択的に、これらはROMまたは他の記憶手段(図示せず)に記憶できる。次に、N_slotの蓄積期間の終了時に変数Q1及びQ2が設定される:
c=0…Ndft−1について:
Q1c,k=0
Q2c,k=0
c=0…Ndft−1について:
Q1c,k=0
Q2c,k=0
この例では、Q1及びQ2は2次元バッファである(図示せず)。
次に、Goertzelアルゴリズムにより、各サブキャリアについてDFT係数が個別に計算される。
0…N_slot−1のスロットにつき、
c=0…Nsc−1、
k=0…Ndft−1について:
Q0=DFT_COEFFk*Q1c,k−Q2c,k+Re{ce_sampleslot,c}
Q2c,k=Q1c,k
Q1c,k−Q0
0…N_slot−1のスロットにつき、
c=0…Nsc−1、
k=0…Ndft−1について:
Q0=DFT_COEFFk*Q1c,k−Q2c,k+Re{ce_sampleslot,c}
Q2c,k=Q1c,k
Q1c,k−Q0
上記において、Re{}はチャネル推定値の実部のみを取ることを指している。次に、以下を設定する。
k=0…Ndft−1について:
DFTk=0
次に、Goertzelアルゴリズムにより最終パワーを計算する;
c=0…Nsc−1、
k=0…Ndft−1について:
Mag=[Q1c,k]2=[Q2c,k]2−Q1c,k*Q2c,k*DFT_COEFFk
DFTk=DFTk+Mag
k=0…Ndft−1について:
DFTk=0
次に、Goertzelアルゴリズムにより最終パワーを計算する;
c=0…Nsc−1、
k=0…Ndft−1について:
Mag=[Q1c,k]2=[Q2c,k]2−Q1c,k*Q2c,k*DFT_COEFFk
DFTk=DFTk+Mag
上記の式は、DFT合計ブロック56により行なわれるsummation関数である。summation関数は図5にも示される。このsummation関数により、各異なる周波数ビンにおいて、選択されたすべてのサブキャリア周波数におけるDFT成分が合計される。合計DFT[k]の結果はバッファに記憶されてもよい。バッファDFT[k]の典型的な内容の例を図6に示す。Rayleighのフェージングプロセスに従う最も典型的な無線チャネルのシナリオでは、合計値に明確なエッジが示される。このエッジはフェージングプロセスの最大ドップラー周波数、またはドップラー拡散に対応する。エッジの位置、すなわち周波数ビンkに対応する値は、ドップラー拡散周波数をあらわす。したがって、ドップラー拡散を評価するため、DFT成分の合計が最初に所定の閾値MAX(DFT[k])より低くなる周波数ビンを見つける。
このエッジ検出は以下のように行なわれる:
最初に、すべてのDFT[K]の値にわたっての最大値を決定する、すなわち、max(DFT[K])を見つける。次に、max(DFT[k])*Edge_threshold_coeffより大きな最初のk(ビン番号)の位置を見つける。すなわち、係数Edge_threshold_coeffとし、最後のkからサーチを開始し:
k=Ndft−1 down to 0について:
もしDFTk>max(DFTk)*Edge_threshold_coeffならば:
kedge=k
であり、
ループをブレイクする。
k=Ndft−1 down to 0について:
もしDFTk>max(DFTk)*Edge_threshold_coeffならば:
kedge=k
であり、
ループをブレイクする。
3GPP LTE通信システムにおいて良好に機能するEdge_threshold_coeffの値はEdge_threshold_coeff=0.2である。このエッジ検出はDFTエッジ検出ブロック58により行なわれる。
次にk_edgeの値はドップラー拡散評価に変換される。
FD_est=kedge*FD_COEFF
ここでFD_estはHzであらわされ、またDFTサンプル数をHzに変換する係数であるFD_COEFFはキャリア周波数及びスロット期間に依存する。0.5msのスロット及び2GHzのキャリア周波数については、FD_COEFF=10.9である。次にドップラー拡散計算ブロック60によりドップラー拡散の計算が行なわれる。
FD_est=kedge*FD_COEFF
ここでFD_estはHzであらわされ、またDFTサンプル数をHzに変換する係数であるFD_COEFFはキャリア周波数及びスロット期間に依存する。0.5msのスロット及び2GHzのキャリア周波数については、FD_COEFF=10.9である。次にドップラー拡散計算ブロック60によりドップラー拡散の計算が行なわれる。
通常、ドップラー拡散は速度計算ブロック62において、以下のような簡単な計算により、移動通信手段の評価速度に変換できる。
Speed_est=c*3.6/FD_est
ここでSpeed_estはkm/hであらわされ、cは光の速さをm/sであらわしたものである。
Speed_est=c*3.6/FD_est
ここでSpeed_estはkm/hであらわされ、cは光の速さをm/sであらわしたものである。
上記のさまざまな機能ブロックは、特定用途向け集積回路(ASICs)のフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGAs)として実装できる。しかし、この機能を実行する他の方法も当業者には明らかである。
本発明は限られた数の実施形態と共に説明されたが、多くの代替、変更、変化が上記説明に照らして可能であることは当業者には明らかである。したがって本発明はすべてのそのような代替、変更、変化を、本発明の範囲内として包含することを意図している。
この出願は2008年10月24日に出願されたオーストラリア仮出願特許2008905519を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
18 無線受信ブロック
20 アナログディジタル変換器
22 タイミングアライメントブロック
24 FFTブロック
26 チャネル推定ブロック
28 等化ブロック
30 復調ブロック
32 ドップラー拡散評価ブロック
20 アナログディジタル変換器
22 タイミングアライメントブロック
24 FFTブロック
26 チャネル推定ブロック
28 等化ブロック
30 復調ブロック
32 ドップラー拡散評価ブロック
Claims (11)
- 移動通信手段におけるドップラー拡散の評価方法であって、
(a)タイムスロットの各シーケンスから、一連の選択されたサブキャリア周波数におけるチャネル推定値を選択し、
(b)選択されたサブキャリア周波数における前記選択されたチャネル推定値にディジタルフーリエ変換(DFT)を行い、これにより異なる周波数ビンのDFT成分を計算し、
(c)各異なる周波数ビンについて、選択されたすべてのサブキャリア周波数におけるDFT成分を合計し、
(d)合計されたDFT成分が所定の閾値を最初に下回る前記周波数ビンを検出し、
(e)検出された前記周波数ビンをドップラー拡散評価に変換することを特徴とする評価方法。 - 前記請求項1に記載の方法において、
工程(b)は各選択されたサブキャリア周波数の前記選択されたチャネル推定値に対するGoertzelアルゴリズムの実行を含むことを特徴とする方法。 - 前記請求項1又は2に記載の方法において、
前記チャネル推定値は、各タイムスロットの最初のシンボルにあたる受信されたパイロットシンボルから計算されることを特徴とする方法。 - 前記いずれかの請求項に記載の方法において、
前記選択されたサブキャリア周波数は望ましくは送信帯域幅に渡って均一に間隔をあけていることを特徴とする方法。 - 前記いずれかの請求項に記載の方法において、
工程(b)において各選択されたサブキャリア周波数の前記選択されたチャネル推定値から計算されたDFT成分は工程(c)で合計される前に個別にバッファに記憶されることを特徴とする方法。 - 前記いずれかの請求項に記載の方法において、
工程(b)は低いほうの最初のN_dft個の周波数ビンのDFT成分のみを計算するものであり、N_dftは所定の整数であることを特徴とする方法。 - 移動通信手段の速度の評価方法は、上記いずれかの請求項に記載の方法を実行することにより移動通信手段におけるドップラー拡散を評価し、
ドップラー拡散評価を移動通信手段の評価速度に変換することを特徴とする方法。 - ドップラー拡散を評価するためのドップラー拡散評価手段であって、前記請求項1−6のいずれかに記載の方法を実行する1またはそれ以上の計算ブロックを含んでいる評価手段。
- 移動通信手段の速度を評価する速度評価手段であって、前記請求項7に記載の方法を実行する1またはそれ以上の計算ブロックを含んでいる評価手段。
- 前記請求項8に記載のドップラー拡散評価手段を含む移動通信手段。
- 前記請求項9に記載の速度評価手段を含む移動通信手段。
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