JP5359651B2 - 形状測定装置 - Google Patents
形状測定装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5359651B2 JP5359651B2 JP2009176117A JP2009176117A JP5359651B2 JP 5359651 B2 JP5359651 B2 JP 5359651B2 JP 2009176117 A JP2009176117 A JP 2009176117A JP 2009176117 A JP2009176117 A JP 2009176117A JP 5359651 B2 JP5359651 B2 JP 5359651B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- workpiece
- measurement
- probe
- data
- posture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
Description
それに対して、上述した従来技術に開示されたNC工作機械のように、ワークを工作機械に取り付けたまま、プローブにより形状測定を行い、再加工を行えるものはワークの脱着、運搬といった無駄な作業を必要とせず、その生産性を向上させることが可能であった。
まず、プローブのワークとの干渉を避けなければならないことは言うまでもないが、それに加えて、特にプローブは工具と異なり、ワークに対して当接する時の姿勢により、その測定精度が左右されるという特性を有している。このような理由のため、プローブの移動動作の制御をおこなう測定用NCデータの作成は困難であり、NC工作機械によるワークの形状測定の普及の妨げとなっていた。上述した従来技術においては、プローブの移動動作を制御する測定用NCデータの形成方法については、具体的には記載されていない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、容易にワークの形状測定を行うことのできる形状測定装置を提供することにある。
前記測定用NCデータ形成手段は、
前記CAD/CAMデータに基づいて形成された、加工時における前記工具の前記ワークに対する位置および姿勢に関する加工情報を使用して、前記測定用NCデータを形成することである。
前記測定用NCデータ形成手段は、
前記加工情報中の前記ワーク上の点における前記工具の姿勢ベクトルの方向が、前記CAD/CAMデータ中の前記ワークの外周面上の当該点における法線ベクトルの方向と一致した場合、前記加工情報中の前記工具の前記ワークに対する姿勢を、前記プローブの前記ワークに対する姿勢として前記測定用NCデータを形成することである。
前記ワークの外周面上の各点における、前記ワークに対する前記プローブの姿勢について、前記プローブの前記ワークに対する干渉の有無を判定する干渉判定手段を備え、
前記測定用NCデータ形成手段は、
前記順位が同等である前記ワークに対する前記プローブの複数の姿勢について、前記プローブの前記ワークに対する干渉が無い場合、前記姿勢に到達するまでに必要とする前記駆動軸の移動量が少ないものを、前記ワークに対する前記プローブの姿勢として設定することである。
CAD/CAMデータ中のワークの外周面上の各点において、精度の順位が高いものから優先的にワークに対するプローブの姿勢を設定することにより、プローブによる測定精度をよりいっそう向上させることができる。
図1乃至図3に基づき、本発明の実施形態1によるNC加工装置1(本発明の形状測定装置に該当する)について説明する。本実施形態によるNC加工装置1は、ワークと工具とを相対的に移動可能な駆動軸として、直進軸がX軸、Y軸およびZ軸の3軸、回転軸がA軸(X軸回りの回転軸)およびB軸(Y軸回りの回転軸)の2軸である5軸同時加工を可能とするマシニングセンター2(本発明のNC工作機械に該当する)および制御ボックス5を備えている(図2示)。
タッチセンサ4は、ワークテーブル26に固定されたワークWとZ軸方向に対向するように、主軸24に取り付けられる(図1示)。タッチセンサ4の円錐状の本体部41からは、水平方向(Z軸方向)にプローブ42(本発明の測定用プローブに該当する)が延びており、その先端部には球状のコンタクト部43が形成されている。
なお、測定点におけるコンタクト部43の当接方向をワークWの測定点の法線方向に一致させる場合が、最も高精度に測定ができるため、測定精度によっては、測定点におけるコンタクト部43の当接方向をワークWの測定点の法線方向に一致させてもよい。
上述したワークWの加工から補正加工までの工程は、終始、ワークWをマシニングセンター2のワークテーブル26に固定したまま実行される。
図4乃至図9に基づき、本発明の実施形態2によるCAD/CAM装置51における測定用NCデータの形成方法について、実施形態1との相違点を中心に説明する。尚、本実施形態においても、ワークWの形状測定は図1および図2に示したNC加工装置1により行い、ワークWの加工から補正加工までの工程は、図3にしたがって実行されるものとする。
すなわち、図4に示したワークWKの外周面において、○にて表した測定点において形状測定を行う場合、双方の間に干渉が発生しないため、プローブ42を第1姿勢にした状態で、プローブ42のコンタクト部43をワークWKに当接させる。
このように、1番目の測定点上において、プローブ42の測定姿勢を精度順位の高い第1姿勢から優先的に設定し、プローブ42とワークWまたはワークテーブル26との間に干渉が発生しないと判定される測定姿勢が決定される。
尚、本実施形態における測定用NCデータの形成方法において、駆動軸28あるいはワークテーブル26等の組付誤差および加工誤差に起因する移動誤差を低減するためには、日本特許第3917114号に開示された従来技術が有効である。
これにより、プローブ42の軸方向とワークWの外周面に対する法線方向とが一致するように、プローブ42をワークWに当接させる測定用NCデータを容易に形成でき、プローブ42による測定精度を向上させることができる。
また、精度順位が同等であるワークWに対するプローブ42の複数の姿勢について、プローブ42のワークWまたはワークテーブル26に対する干渉が無い場合、測定姿勢に到達するまでに必要とする駆動軸28の回転移動量が少ないものを、プローブ42の姿勢データとして設定することにより、プローブ42の移動にともなう測定精度の低下を低減し、測定精度をさらに向上させることができる。
図10乃至図12に基づき、本発明の実施形態3によるNC加工装置1Aについて説明する。本実施形態によるNC加工装置1Aは、図10および図11に示すように実施形態1のものと同様のマシニングセンター2、制御ボックス5およびワークトレース装置6を備えている。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
本発明による形状測定装置が使用可能な工作機械は、ワークと工具とを相対的に移動可能な駆動軸として、少なくとも、直進軸と回転軸とをそれぞれ1軸以上有しているNC工作機械であればよい。
図3に示したNC加工装置による工程において、マシニングセンターによるワークの加工(ステップS303)後に、CAD/CAM装置による測定用NCデータの作成(ステップS302)を行ってもよい。
Claims (5)
- ワークと工具とを相対的に移動可能な駆動軸として、少なくとも直進軸と回転軸とを有するNC工作機械を使用して、前記ワークの外周面形状を測定するための形状測定装置において、
一定の軸方向に延在し、前記駆動軸により前記ワークに対して相対移動され、前記ワークの外周面に対して先端を当接させる測定用プローブと、
前記ワークの形状を特定するCAD/CAMデータを記憶するCAD/CAMデータ記憶手段と、
前記CAD/CAMデータに基づいて、ワークの測定時における前記測定用プローブの前記ワークに対する位置および姿勢に関するデータである測定用NCデータを形成する測定用NCデータ形成手段と、
形成された前記測定用NCデータに基づき、前記駆動軸を作動させる駆動制御手段と、 を備え、
前記測定用NCデータ形成手段は、
前記ワークに対し該プローブの先端部が当接する際に、前記ブローブの軸方向に対して該ブローブの先端部が前記ワークに接触する方向によって、形状測定精度が変化する前記プローブの複数の姿勢に、形状測定精度による順位を設け、前記ワークの外周面上の各点において、前記順位が高いものから優先的に前記ワークに対する前記プローブの姿勢を設定するよう前記測定用NCデータを形成することを特徴とする形状測定装置。 - 前記測定用NCデータ形成手段は、
前記CAD/CAMデータに基づいて形成された、加工時における前記工具の前記ワークに対する位置および姿勢に関する加工情報を使用して、前記測定用NCデータを形成することを特徴とする請求項1記載の形状測定装置。 - 前記測定用NCデータ形成手段は、
前記加工情報中の前記ワーク上の点における前記工具の姿勢ベクトルの方向が、前記CAD/CAMデータ中の前記ワークの外周面上の当該点における法線ベクトルの方向と一致した場合、前記加工情報中の前記工具の前記ワークに対する姿勢を、前記プローブの前記ワークに対する姿勢として前記測定用NCデータを形成することを特徴とする請求項2記載の形状測定装置。 - 前記駆動軸は、水平方向に延在するX軸、鉛直方向に延在するY軸、及び前記X軸及びY軸に直交するZ軸の3つの直進する軸心を有し、
前記プローブは、前記Z軸方向に延在し、先端に形成されたコンタクト部により全方向測定可能なプローブであり、
前記測定用NCデータ形成手段は、
前記ワークに対する前記プローブの姿勢に、第1順位として前記プローブを前記ワークに対して前記Z軸と平行な方向に相対移動させて当接させる第1姿勢、第2順位として前記プローブを前記ワークに対して前記X軸及び前記Y軸の何れか一方向に平行な方向に相対移動させて当接させる第2姿勢、及び第3順位として前記プローブを前記ワークに対して前記X軸、前記Y軸および前記Z軸のうちの2軸に対して45°の角度をなし、かつ残りの1軸に対して直交した方向に相対移動させて当接させる第3姿勢を、少なくとも含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の形状測定装置。 - 前記ワークの外周面上の各点における、前記ワークに対する前記プローブの姿勢について、前記プローブの前記ワークに対する干渉の有無を判定する干渉判定手段を備え、
前記測定用NCデータ形成手段は、
前記順位が同等である前記ワークに対する前記プローブの複数の姿勢について、前記プローブの前記ワークに対する干渉が無い場合、前記姿勢に到達するまでに必要とする前記駆動軸の移動量が少ないものを、前記ワークに対する前記プローブの姿勢として設定することを特徴とする請求項4記載の形状測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009176117A JP5359651B2 (ja) | 2009-07-29 | 2009-07-29 | 形状測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009176117A JP5359651B2 (ja) | 2009-07-29 | 2009-07-29 | 形状測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011027674A JP2011027674A (ja) | 2011-02-10 |
JP5359651B2 true JP5359651B2 (ja) | 2013-12-04 |
Family
ID=43636582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009176117A Expired - Fee Related JP5359651B2 (ja) | 2009-07-29 | 2009-07-29 | 形状測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5359651B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6403298B1 (ja) * | 2018-03-30 | 2018-10-10 | 旭精機工業株式会社 | Nc加工装置及び加工部品の製造方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6845612B2 (ja) * | 2016-03-07 | 2021-03-17 | 中村留精密工業株式会社 | 工作機械における機械精度の測定方法及び装置 |
CN110108191A (zh) * | 2019-04-15 | 2019-08-09 | 南安市三落工业设计有限公司 | 一种提高精确度的空调压缩机选垫片装置 |
JP7397948B1 (ja) | 2022-11-07 | 2023-12-13 | 株式会社牧野フライス製作所 | ワークの測定機能を有した機械および工作機械 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2526973B2 (ja) * | 1988-02-29 | 1996-08-21 | トヨタ自動車株式会社 | 三次元複合自由曲面形状の測定装置 |
JPH06190685A (ja) * | 1992-12-25 | 1994-07-12 | Enshu Ltd | ワークの自己修正加工方法 |
JPH07174547A (ja) * | 1993-12-17 | 1995-07-14 | Makino Milling Mach Co Ltd | 測定プログラム自動作成機能を有する測定システム |
JP3396409B2 (ja) * | 1997-10-23 | 2003-04-14 | 株式会社牧野フライス製作所 | ワークの形状寸法測定方法及び装置 |
JP3972920B2 (ja) * | 2004-04-20 | 2007-09-05 | 株式会社ジェイテクト | Nc工作機械および補正加工方法 |
GB0716218D0 (en) * | 2007-08-20 | 2007-09-26 | Renishaw Plc | Measurement path generation |
-
2009
- 2009-07-29 JP JP2009176117A patent/JP5359651B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6403298B1 (ja) * | 2018-03-30 | 2018-10-10 | 旭精機工業株式会社 | Nc加工装置及び加工部品の製造方法 |
JP2019177423A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 旭精機工業株式会社 | Nc加工装置及び加工部品の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011027674A (ja) | 2011-02-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4902316B2 (ja) | 斜め加工のための5軸加工機の姿勢保証システム | |
US10500724B2 (en) | Robot teaching device for correcting robot trajectory | |
CN103063213B (zh) | 一种焊接机器人与变位机位姿关系的标定方法 | |
JP5219974B2 (ja) | 加工制御装置、レーザ加工装置およびレーザ加工システム | |
EP2584419B1 (en) | CNC machine for cutting with plasma, oxygen and water jet used as a cutting tool with automatic setting up a precise position of a cutting tool in a cutting head by autocalibration and method thereof | |
JP2015203567A (ja) | 計測システム | |
US10088824B2 (en) | Toolpath evaluation method, toolpath generation method, and toolpath generation device | |
JP2006058961A (ja) | 仕上げ加工装置 | |
JP2016074063A (ja) | ロボットをオフラインで教示するロボット教示装置 | |
JP5444590B2 (ja) | ワーク基準点機上検出方法及びその方法を用いた加工装置 | |
WO2012056554A1 (ja) | 工具経路の生成方法および生成装置 | |
CN109465817B (zh) | 机器人系统、机器人控制装置和被加工物的制造方法 | |
JP5359651B2 (ja) | 形状測定装置 | |
JP5317627B2 (ja) | 誤差補正方法 | |
JP6803043B2 (ja) | 工作機械の幾何誤差測定方法 | |
JP5881850B2 (ja) | 工作機械の制御装置および工作機械 | |
JP4510755B2 (ja) | 工具刃先位置演算方法及び工作機械 | |
US20210331261A1 (en) | Gear machining apparatus | |
JP2006289580A (ja) | プログラムの教示点修正方法及びプログラム教示点修正装置 | |
JP2007000954A (ja) | ロボット教示装置及び方法 | |
JP2011022898A (ja) | 被削材の切削方法 | |
JP4110571B2 (ja) | Nc加工装置 | |
JP3576421B2 (ja) | 工作機のワーク姿勢制御方法 | |
JP2008004124A (ja) | Nc加工装置 | |
JP4048434B2 (ja) | 溝加工方法及び数値制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120625 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130418 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130507 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130702 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130806 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130819 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5359651 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |