JP5358866B2 - 接着剤用ポリウレタン樹脂粒子水性分散液 - Google Patents
接着剤用ポリウレタン樹脂粒子水性分散液 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5358866B2 JP5358866B2 JP2005211020A JP2005211020A JP5358866B2 JP 5358866 B2 JP5358866 B2 JP 5358866B2 JP 2005211020 A JP2005211020 A JP 2005211020A JP 2005211020 A JP2005211020 A JP 2005211020A JP 5358866 B2 JP5358866 B2 JP 5358866B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- poly
- group
- acrylamide
- methyl
- methoxyethyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Description
しかしながら、水系ポリウレタンエマルジョンを用いた場合は、ライン上での初期接着性(セット性)が劣り、また、溶剤系のウレタン接着剤と同等レベルのライン速度を維持できない、すなわち、乾燥性が劣るという問題があった。
しかしながら、特許文献1および2に記載の製造方法で得られるポリウレタン樹脂水性分散液を用いた場合であっても、乾燥性は不十分であり、また、高固形分化に伴って粒子同士の凝集が起こることにより、高速ライン(フィルムラミネーション)等では塗工性(塗布性)が劣る場合があった。
しかしながら、特許文献3に記載の製造方法で得られる水系ポリウレタン樹脂は、乾燥性が不十分であった。
しかしながら、特許文献4に記載の接着剤組成物は、初期接着性および乾燥性が不十分であった。
(1)粒子表面にアクリルアミド系ポリマーが共有結合した接着剤用ポリウレタン樹脂粒子水性分散液であって、
イソシアネート基を2個以上有するポリイソシアネート化合物(A)、水酸基を2個以上有するポリオール化合物(B)、イソシアネート基と反応性を有する基およびイオン性基を有する化合物(C)ならびにイソシアネート基と反応性を有する基を有するエチレン性不飽和単量体(D)を共重合させて生成するウレタンプレポリマーを水媒体中で分散させて得られるウレタンエマルジョンと、
上記アクリルアミド系ポリマーを生成するモノマー(E)と、
を共重合させて得られ、
上記アクリルアミド系ポリマーが、ポリ−N−エチルアクリルアミド、ポリ−N−n−プロピルアクリルアミド、ポリ−N−イソプロピルアクリルアミド、ポリ−N−シクロプロピルアクリルアミド、ポリ−N,N−ジエチルアクリルアミド、ポリ−N−メチル−N−エチルアクリルアミド、ポリ−N−メチル−N−n−プロピルアクリルアミド、ポリ−N−メチル−N−イソプロピルアクリルアミド、ポリ−N−アクリロイルピペリジン、ポリ−N−アクリロイルピロリジン、ポリ−N−アクリロイルモルホリン、ポリ−N−メトキシプロピルアクリルアミド、ポリ−N−エトキシプロピルアクリルアミド、ポリ−N−イソプロポキシプロピルアクリルアミド、ポリ−N−エトキシエチルアクリルアミド、ポリ−N−(2,2−ジメトキシエチル)−N−メチルアクリルアミド、ポリ−N−1−メチル−2−メトキシエチルアクリルアミド、ポリ−N−1−メトキシメチルプロピルアクリルアミド、ポリ−N−ジ(2−メトキシエチル)アクリルアミド、ポリ−N−2−メトキシエチル−N−n−プロピルアクリルアミド、ポリ−N−2−メトキシエチル−N−エチルアクリルアミド、ポリ−N−2−メトキシエチル−N−イソプロピルアクリルアミド、ポリ−N−メトキシエトキシプロピルアクリルアミド、ポリ−N−テトラヒドロフルフリルアクリルアミド、ポリ−N−(1,3−ジオキソラン−2−イル)メチルアクリルアミド、ポリ−N−メチル−N−(1,3−ジオキソラン−2−イル)メチルアクリルアミド、ポリ−N−シクロプロピルアクリルアミド、ポリ−N−ピロリジノメチルアクリルアミドおよびポリ−N−ピペリジノメチルアクリルアミドからなる群から選択される少なくとも一種であり、
上記化合物(C)が有するイソシアネート基と反応性を有する基が、水酸基、第1級アミノ基(−NH 2 )、第2級アミノ基(−NH−)、または、メルカプト基であり、
上記化合物(C)が有するイオン性基が、カルボキシ基、スルホ基、または、第3級アミノ基(≡N)であり、
上記エチレン性不飽和単量体(D)が有するイソシアネート基と反応性を有する基が、水酸基、第1級アミノ基(−NH 2 )、第2級アミノ基(−NH−)、または、メルカプト基である、接着剤用ポリウレタン樹脂粒子水性分散液。
(2)上記モノマー(E)が、N−エチルアクリルアミド、N−n−プロピルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−シクロプロピルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N−メチル−N−エチルアクリルアミド、N−メチル−N−n−プロピルアクリルアミド、N−メチル−N−イソプロピルアクリルアミド、N−アクリロイルピペリジン、N−アクリロイルピロリジン、N−アクリロイルモルホリン、N−メトキシプロピルアクリルアミド、N−エトキシプロピルアクリルアミド、N−イソプロポキシプロピルアクリルアミド、N−エトキシエチルアクリルアミド、N−(2,2−ジメトキシエチル)−N−メチルアクリルアミド、N−1−メチル−2−メトキシエチルアクリルアミド、N−1−メトキシメチルプロピルアクリルアミド、N−ジ(2−メトキシエチル)アクリルアミド、N−2−メトキシエチル−N−n−プロピルアクリルアミド、N−2−メトキシエチル−N−エチルアクリルアミド、N−2−メトキシエチル−N−イソプロピルアクリルアミド、N−メトキシエトキシプロピルアクリルアミド、N−テトラヒドロフルフリルアクリルアミド、N−(1,3−ジオキソラン−2−イル)メチルアクリルアミド、N−メチル−N−(1,3−ジオキソラン−2−イル)メチルアクリルアミド、N−シクロプロピルアクリルアミド、N−ピロリジノメチルアクリルアミドおよびN−ピペリジノメチルアクリルアミドからなる群から選択される少なくとも一種であり、
上記ウレタンエマルジョンと、上記モノマー(E)とを、生成するアクリルアミド系ポリマーの相転移温度より低い温度で共重合させて得られる、上記(1)に記載の接着剤用ポリウレタン樹脂粒子水性分散液。
(3)上記(1)または(2)のいずれかに記載の接着剤用ポリウレタン樹脂粒子水性分散液を含有する水系接着剤。
本発明において、上記温度応答性ポリマーは、相転移温度を有し、該相転移温度よりも低い温度ではランダムコイル状構造となり水溶性を示し、該相転移温度よりも高い温度では凝集したグロビュール状態となり非水溶性を示す温度応答性を有するポリマーであり、アクリルアミド系ポリマーを用いる。
アクリルアミド系ポリマーとしては、具体的には、例えば、ポリ−N−エチルアクリルアミド、ポリ−N−n−プロピルアクリルアミド、ポリ−N−イソプロピルアクリルアミド、ポリ−N−シクロプロピルアクリルアミド、ポリ−N,N−ジエチルアクリルアミド、ポリ−N−メチル−N−エチルアクリルアミド、ポリ−N−メチル−N−n−プロピルアクリルアミド、ポリ−N−メチル−N−イソプロピルアクリルアミド、ポリ−N−アクリロイルピペリジン、ポリ−N−アクリロイルピロリジン、ポリ−N−アクリロイルモルホリン、ポリ−N−メトキシプロピルアクリルアミド、ポリ−N−エトキシプロピルアクリルアミド、ポリ−N−イソプロポキシプロピルアクリルアミド、ポリ−N−エトキシエチルアクリルアミド、ポリ−N−(2,2−ジメトキシエチル)−N−メチルアクリルアミド、ポリ−N−1−メチル−2−メトキシエチルアクリルアミド、ポリ−N−1−メトキシメチルプロピルアクリルアミド、ポリ−N−ジ(2−メトキシエチル)アクリルアミド、ポリ−N−2−メトキシエチル−N−n−プロピルアクリルアミド、ポリ−N−2−メトキシエチル−N−エチルアクリルアミド、ポリ−N−2−メトキシエチル−N−イソプロピルアクリルアミド、ポリ−N−メトキシエトキシプロピルアクリルアミド、ポリ−N−テトラヒドロフルフリルアクリルアミド、ポリ−N−(1,3−ジオキソラン−2−イル)メチルアクリルアミド、ポリ−N−メチル−N−(1,3−ジオキソラン−2−イル)メチルアクリルアミド、ポリ−N−シクロプロピルアクリルアミド、ポリ−N−ピロリジノメチルアクリルアミドおよびポリ−N−ピペリジノメチルアクリルアミドならびにこれらの混合物等が挙げられる。
また、本発明においては、上記温度応答性ポリマーは、共有結合を介してポリウレタン樹脂粒子水性分散液の樹脂粒子表面に存在している。
これは、本発明のポリウレタン樹脂粒子水性分散液を上述した相転移温度よりも低い温度、即ち樹脂粒子表面に存在する温度応答性ポリマーが水溶性の状態で塗布することにより、その塗工性を良好なものとすることができ、また、塗布後においては、相転移温度よりも高い温度で乾燥することにより、非水溶性となった温度応答性ポリマー同士が、分子間または分子内での疎水性相互作用により凝集して水の放出が促進され、乾燥速度が向上するためであると考えられる。
具体的には、ポリ−N−イソプロピルアクリルアミドおよびポリ−N,N−ジエチルアクリルアミドは、相転移温度が32℃であることから、これらのポリマーを樹脂粒子表面に有するポリウレタン樹脂粒子水性分散液を、例えば、室温(25℃)で塗布し、80℃程度の温度で乾燥させることにより、塗工性および乾燥性がいずれも良好となる。
また、本発明のポリウレタン樹脂粒子水性分散液は、固形分質量が30〜60質量%であるのが好ましく、40〜55質量%であるのがより好ましい。
以下、ポリイソシアネート化合物(A)、ポリオール化合物(B)、化合物(C)、エチレン性不飽和単量体(D)およびこれらを共重合させて得られるウレタンエマルジョン(ウレタンプレポリマー)ならびにモノマー(E)について詳述する。
上記ポリイソシアネート化合物(A)は、イソシアネート基を2個以上有するイソシアネート化合物であれば特に限定されず、その具体例としては、トリレンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、1,4−フェニレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート、キシリレンジイソシアネート(XDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、トリジンジイソシアネート(TODI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)、トリフェニルメタントリイソシアネートなどの芳香族ポリイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMHDI)、リジンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアナートメチル(NBDI)などの脂肪族ポリイソシアネート;トランスシクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン(H6XDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)などの脂環式ポリイソシアネート;上記各ポリイソシアネートのカルボジイミド変性ポリイソシアネート、または、これらのイソシアヌレート変性ポリイソシアネート等が挙げられる。
これらのうち、TDI、IPDI、MDI、HDIであるのが、比較的安価で入手しやすい理由から好ましい。
上記ポリオール化合物(B)は、水酸基を2個以上有するポリオール化合物であれば特に限定されず、その具体例としては、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、その他のポリオール、およびこれらの混合ポリオール等が挙げられる。
これらのうち、重量平均分子量が100〜10000程度であるポリオールが好ましく、500〜5000であるポリオールがより好ましい。重量平均分子量がこの範囲であると、得られるウレタンプレポリマーの硬度および粘度が良好となる。
上記化合物(C)は、イソシアネート基と反応性を有する基およびイオン性基を有する化合物であれば特に限定されない。
ここで、イソシアネート基と反応性を有する基としては、具体的には、例えば、水酸基、第1級アミノ基(−NH2)、第2級アミノ基(−NH−)、メルカプト基等が挙げられる。なお、本発明においては、化合物(C)におけるイソシアネート基と反応性を有する基としてカルボキシ基を含まないものとする。
また、イオン性基としては、具体的には、例えば、カルボキシ基、スルホ基などのアニオン性基;第3級アミノ基(≡N)などのカチオン性基;等が挙げられる。
上記エチレン性不飽和単量体(D)は、イソシアネート基と反応性を有する基を1個以上有している。
イソシアネート基と反応性を有する基としては、具体的には、例えば、水酸基、第1級アミノ基(−NH2)、第2級アミノ基(−NH−)、メルカプト基等が挙げられる。
上記ウレタンエマルジョンは、上述したポリイソシアネート化合物(A)、ポリオール化合物(B)、化合物(C)およびエチレン性不飽和単量体(D)を共重合させてウレタンプレポリマーを得た後に、該ウレタンプレポリマーを水媒体中で分散させて得られる。
有機錫化合物としては、具体的には、例えば、酢酸第一錫、オクタン酸第一錫、ラウリン酸第一錫、オレイン酸第一錫などのカルボン酸第一錫;ジブチル錫アセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫マレエート、ジブチル錫ジ−2−エチル-ヘキソエート、ジラウリル錫ジアセテート、ジオクチル錫ジアセテートなどのカルボン酸のジアルキル錫塩;水酸化トリメチル錫、水酸化トリブチル錫、水酸化トリオクチル錫などの水酸化トリアルキル錫:酸化ジブチル錫、酸化ジオクチル錫、酸化ジラウリル錫などの酸化ジアルキル錫;二塩化ジブチル錫、二塩化ジオクチル錫などの塩化ジアルキル錫;等が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
これらのうち、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫アセテート、ジブチル錫マレエートであるのが、比較的安価で取り扱いやすい理由から好ましい。
また、このようなウレタンプレポリマーとしては、上記で例示した各種のポリイソシアネート化合物(A)、ポリオール化合物(B)、化合物(C)およびエチレン性不飽和単量体(D)を反応させて得られる反応生成物が挙げられ、具体的には、ポリイソシアネート化合物(A)としてトリレンジイソシアネート(TDI)、ポリオール化合物(B)としてペンタンジオール、化合物(C)としてジメチロールブタン酸またはジメチロールプロピオン酸、エチレン性不飽和単量体(D)として2−ヒドロキシエチルメタクリレートまたは2−ヒドロキシエチルアクリレートを用いて反応させて得られるウレタンプレポリマーが好適に例示される。
ここで、塩基性化合物は、ウレタンプレポリマーの水性化(中和)のために必要な化合物である。塩基性化合物としては、具体的には、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ヘキシルアミン、オクチルアミン、エタノールアミン、プロパノールアミン、ジエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、2−ジメチルアミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、モルホリン等が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
また、所望により添加する粘度調整剤としては、水と相溶する有機溶剤が挙げられ、具体的には、酢酸エチル、アセトン、メチルエチルケトン等が好適に例示される。
また、所望により添加する鎖延長剤は、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、トリエチレンテトラミンなどの脂肪族ジアミン;イソホロンジアミン、ピペラジンなどの脂環式ジアミン;ジフェニルジアミンなど芳香族ジアミン;トリアミン;等が挙げられる。
上記モノマー(E)は、上記ウレタンエマルジョンまたはウレタンプレポリマーと共重合することができる単量体成分であって、上記温度応答性ポリマーを生成するモノマーである。
このようなモノマー(E)としては、具体的には、例えば、N−エチルアクリルアミド、N−n−プロピルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−シクロプロピルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N−メチル−N−エチルアクリルアミド、N−メチル−N−n−プロピルアクリルアミド、N−メチル−N−イソプロピルアクリルアミド、N−アクリロイルピペリジン、N−アクリロイルピロリジン、N−アクリロイルモルホリン、N−メトキシプロピルアクリルアミド、N−エトキシプロピルアクリルアミド、N−イソプロポキシプロピルアクリルアミド、N−エトキシエチルアクリルアミド、N−(2,2−ジメトキシエチル)−N−メチルアクリルアミド、N−1−メチル−2−メトキシエチルアクリルアミド、N−1−メトキシメチルプロピルアクリルアミド、N−ジ(2−メトキシエチル)アクリルアミド、N−2−メトキシエチル−N−n−プロピルアクリルアミド、N−2−メトキシエチル−N−エチルアクリルアミド、N−2−メトキシエチル−N−イソプロピルアクリルアミド、N−メトキシエトキシプロピルアクリルアミド、N−テトラヒドロフルフリルアクリルアミド、N−(1,3−ジオキソラン−2−イル)メチルアクリルアミド、N−メチル−N−(1,3−ジオキソラン−2−イル)メチルアクリルアミド、N−シクロプロピルアクリルアミド、N−ピロリジノメチルアクリルアミドおよびN−ピペリジノメチルアクリルアミドならびにこれらの混合物等が挙げられる。
また、8−アクリロイル−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカンのようなスピロ型化合物も用いることができる。
これらのうち、N−n−プロピルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミドが、入手が容易である点で好ましい。
ここで、上記重合開始剤としては、具体的には、例えば、亜硫酸水素ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過酸化水素、過酸化ベンゾイル、t−ブチルハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、p−メタンハイドロパーオキサイド、t−ブチルペロキシ−2−エチルヘキサナート等が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
これらのうち、上述したように、相転移温度よりも低い温度で共重合させる必要性、上記モノマー(E)としてN−イソプロピルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミドが好適に用いられる観点から、亜硫酸水素ナトリウム、過硫酸アンモニウムおよび過硫酸カリウムからなる群から選択される少なくとも1種を用いるのが好ましい。
温度応答性ポリマーの相転移温度より低い温度で共重合を行うことにより、樹脂粒子表面に存する温度応答性ポリマーが水溶性となり、上述したように、得られる本発明のポリウレタン樹脂粒子水性分散液の塗工性が優れたものとなる。
酸化防止剤としては、具体的には、例えば、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)等が挙げられる。
接着付与剤としては、具体的には、例えば、テルペン樹脂、フェノール樹脂、テルペン−フェノール樹脂、ロジン樹脂、キシレン樹脂等が挙げられる。
帯電防止剤としては、具体的には、例えば、第四級アンモニウム塩;ポリグリコール、エチレンオキサイド誘導体等の親水性化合物等が挙げられる。
ポリイソシアネート化合物(A1)、ポリオール化合物(B1)、化合物(C1)およびエチレン性不飽和単量体(D1)を、下記表1に示す質量部で、窒素気流下、60℃で3時間反応させ、ウレタンプレポリマーを合成した。
次いで、合成した各ウレタンプレポリマーを単離しない状態で、酢酸エチル(粘度調整剤)に溶解させた後に、水中で、トリエチルアミン(塩基性化合物)およびピペラジン6水和物(鎖延長剤)とともに、10℃で3時間分散させ、ウレタンエマルジョンを調製した。酢酸エチル、水、トリエチルアミンおよびピペラジン6水和物の各質量部ならびに得られた各ウレタンエマルジョンの酢酸エチルを除く固形分(%)を下記表1に示す。
次いで、調製した各ウレタンエマルジョンを単離しない状態で、重合開始剤1〜2の存在下、5℃下で16時間モノマー(E1)または(E2)と反応させ、ポリウレタン樹脂粒子水性分散液を得た。重合開始剤1〜2およびモノマー(E1)および(E2)の各質量部を下記表1に示す。
乾燥性の評価は、得られた各ポリウレタン樹脂粒子水性分散液を、JIS H4000に規定の1050材のアルミニウム板(サイズ:10cm×10cm)に塗布量が100g/m2となるように塗布し、20℃、40℃および80℃のそれぞれの温度下(いずれも相対湿度55%)で硬化させ、でのタックフリータイム(分)をJIS A5758に準拠して測定した。
なお、アルミニウム板への塗布はいずれのポリウレタン樹脂粒子水性分散液も良好であり、塗工性が優れていることが分かった。
各ポリウレタン樹脂粒子水性分散液を平滑なポリエチレン板上に流延して50℃下で1日乾燥することにより得られたフィルムをダンベル状に打ち抜き、引張速度500mm/分での引張試験をJIS K6251に準拠して行い、破断強度(TB)[MPa]、および、破断伸び(EB)[%]を測定した。
乾燥皮膜物性の評価に用いたフイルムを20℃の水に48時間浸漬した後に、80℃で24時間乾燥し、浸漬前後の質量変化(%)を調べた。なお、下記表1中、実施例1において「−2.1(%)」とあるのは、浸漬前の質量を100.0とした場合に、浸漬後の質量が97.9となることを示す。
同様の試験を50℃の温水に48時間浸漬した後に、80℃で24時間乾燥し、浸漬前後の質量変化(%)を調べた。
・ポリイソシアネート化合物(A1):TDI(コスモネートTDI100、三井武田ケミカル社製)
・ポリオール化合物(B1):3−メチルペンタンジオール/AA(クラレポリオールP2010、重量平均分子量2000、クラレ社製)
・化合物(C1):ジメチロールブタン酸(日本化成社製)
・エチレン性不飽和単量体(D1):ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA、共栄社化学社製)
・トリエチルアミン(塩基性化合物):関東化学社製
・ピペラジン6水和物(鎖延長剤):日本乳化剤社製
・酢酸エチル(粘度調整剤):関東化学社製
・モノマー(E1):N−イソプロピルアクリルアミド(興人社製)
・モノマー(E2):N,N−ジエチルアクリルアミド(興人社製)
・重合開始剤1:過硫酸アンモニウム(関東化学社製)
・重合開始剤2:亜硫酸水素ナトリウム(関東化学社製)
Claims (3)
- 粒子表面にアクリルアミド系ポリマーが共有結合した接着剤用ポリウレタン樹脂粒子水性分散液であって、
イソシアネート基を2個以上有するポリイソシアネート化合物(A)、水酸基を2個以上有するポリオール化合物(B)、イソシアネート基と反応性を有する基およびイオン性基を有する化合物(C)ならびにイソシアネート基と反応性を有する基を有するエチレン性不飽和単量体(D)を共重合させて生成するウレタンプレポリマーを水媒体中で分散させて得られるウレタンエマルジョンと、
前記アクリルアミド系ポリマーを生成するモノマー(E)と、
を共重合させて得られ、
前記アクリルアミド系ポリマーが、ポリ−N−エチルアクリルアミド、ポリ−N−n−プロピルアクリルアミド、ポリ−N−イソプロピルアクリルアミド、ポリ−N−シクロプロピルアクリルアミド、ポリ−N,N−ジエチルアクリルアミド、ポリ−N−メチル−N−エチルアクリルアミド、ポリ−N−メチル−N−n−プロピルアクリルアミド、ポリ−N−メチル−N−イソプロピルアクリルアミド、ポリ−N−アクリロイルピペリジン、ポリ−N−アクリロイルピロリジン、ポリ−N−アクリロイルモルホリン、ポリ−N−メトキシプロピルアクリルアミド、ポリ−N−エトキシプロピルアクリルアミド、ポリ−N−イソプロポキシプロピルアクリルアミド、ポリ−N−エトキシエチルアクリルアミド、ポリ−N−(2,2−ジメトキシエチル)−N−メチルアクリルアミド、ポリ−N−1−メチル−2−メトキシエチルアクリルアミド、ポリ−N−1−メトキシメチルプロピルアクリルアミド、ポリ−N−ジ(2−メトキシエチル)アクリルアミド、ポリ−N−2−メトキシエチル−N−n−プロピルアクリルアミド、ポリ−N−2−メトキシエチル−N−エチルアクリルアミド、ポリ−N−2−メトキシエチル−N−イソプロピルアクリルアミド、ポリ−N−メトキシエトキシプロピルアクリルアミド、ポリ−N−テトラヒドロフルフリルアクリルアミド、ポリ−N−(1,3−ジオキソラン−2−イル)メチルアクリルアミド、ポリ−N−メチル−N−(1,3−ジオキソラン−2−イル)メチルアクリルアミド、ポリ−N−シクロプロピルアクリルアミド、ポリ−N−ピロリジノメチルアクリルアミドおよびポリ−N−ピペリジノメチルアクリルアミドからなる群から選択される少なくとも一種であり、
前記化合物(C)が有するイソシアネート基と反応性を有する基が、水酸基、第1級アミノ基(−NH 2 )、第2級アミノ基(−NH−)、または、メルカプト基であり、
前記化合物(C)が有するイオン性基が、カルボキシ基、スルホ基、または、第3級アミノ基(≡N)であり、
前記エチレン性不飽和単量体(D)が有するイソシアネート基と反応性を有する基が、水酸基、第1級アミノ基(−NH 2 )、第2級アミノ基(−NH−)、または、メルカプト基である、接着剤用ポリウレタン樹脂粒子水性分散液。 - 前記モノマー(E)が、N−エチルアクリルアミド、N−n−プロピルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−シクロプロピルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N−メチル−N−エチルアクリルアミド、N−メチル−N−n−プロピルアクリルアミド、N−メチル−N−イソプロピルアクリルアミド、N−アクリロイルピペリジン、N−アクリロイルピロリジン、N−アクリロイルモルホリン、N−メトキシプロピルアクリルアミド、N−エトキシプロピルアクリルアミド、N−イソプロポキシプロピルアクリルアミド、N−エトキシエチルアクリルアミド、N−(2,2−ジメトキシエチル)−N−メチルアクリルアミド、N−1−メチル−2−メトキシエチルアクリルアミド、N−1−メトキシメチルプロピルアクリルアミド、N−ジ(2−メトキシエチル)アクリルアミド、N−2−メトキシエチル−N−n−プロピルアクリルアミド、N−2−メトキシエチル−N−エチルアクリルアミド、N−2−メトキシエチル−N−イソプロピルアクリルアミド、N−メトキシエトキシプロピルアクリルアミド、N−テトラヒドロフルフリルアクリルアミド、N−(1,3−ジオキソラン−2−イル)メチルアクリルアミド、N−メチル−N−(1,3−ジオキソラン−2−イル)メチルアクリルアミド、N−シクロプロピルアクリルアミド、N−ピロリジノメチルアクリルアミドおよびN−ピペリジノメチルアクリルアミドからなる群から選択される少なくとも一種であり、
前記ウレタンエマルジョンと、前記モノマー(E)とを、生成するアクリルアミド系ポリマーの相転移温度より低い温度で共重合させて得られる、請求項1に記載の接着剤用ポリウレタン樹脂粒子水性分散液。 - 請求項1または2に記載の接着剤用ポリウレタン樹脂粒子水性分散液を含有する水系接着剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005211020A JP5358866B2 (ja) | 2005-07-21 | 2005-07-21 | 接着剤用ポリウレタン樹脂粒子水性分散液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005211020A JP5358866B2 (ja) | 2005-07-21 | 2005-07-21 | 接着剤用ポリウレタン樹脂粒子水性分散液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007023234A JP2007023234A (ja) | 2007-02-01 |
JP5358866B2 true JP5358866B2 (ja) | 2013-12-04 |
Family
ID=37784430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005211020A Expired - Fee Related JP5358866B2 (ja) | 2005-07-21 | 2005-07-21 | 接着剤用ポリウレタン樹脂粒子水性分散液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5358866B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101786503B1 (ko) * | 2016-01-04 | 2017-10-18 | 한국신발피혁연구원 | 프라이머리스 접착이 가능한 우레탄-아크릴레이트 구조를 가진 폴리우레탄 수분산체 조성물 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013170242A (ja) * | 2012-02-22 | 2013-09-02 | Nitto Denko Corp | 複合フィルムおよび仮固定シート |
FR3020776B1 (fr) * | 2014-05-12 | 2016-05-27 | Dehondt Tech | Dispositif continu pour impregner en une seule etape des meches ou des rubans de fibres naturelles, en particulier de lin |
JP7152183B2 (ja) * | 2017-05-25 | 2022-10-12 | 三洋化成工業株式会社 | 硬化性組成物及び硬化物 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08165318A (ja) * | 1994-12-14 | 1996-06-25 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 水系ポリウレタン樹脂の製造方法 |
JPH11279242A (ja) * | 1998-03-27 | 1999-10-12 | Arakawa Chem Ind Co Ltd | 水性活性エネルギー線硬化性樹脂組成物およびその製造方法 |
JP3899279B2 (ja) * | 2001-12-05 | 2007-03-28 | 電気化学工業株式会社 | 活性エネルギー線硬化型接着剤組成物及び押釦スイッチ用キーパッド |
CN1883438A (zh) * | 2005-06-21 | 2006-12-27 | 香港理工大学 | 温度响应性智能面膜及其制备方法 |
-
2005
- 2005-07-21 JP JP2005211020A patent/JP5358866B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101786503B1 (ko) * | 2016-01-04 | 2017-10-18 | 한국신발피혁연구원 | 프라이머리스 접착이 가능한 우레탄-아크릴레이트 구조를 가진 폴리우레탄 수분산체 조성물 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007023234A (ja) | 2007-02-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI496794B (zh) | 以水分散性聚胺酯樹脂與丙烯酸酯類單體利用接枝共聚合技術製備水性乳液之方法 | |
JP6784689B2 (ja) | 水性ポリウレタン分散体 | |
EP2094756A2 (en) | An ultra-high solid content polyurethane dispersion and a continuous process for producing ultra-high solid content polyurethane dispersions | |
ES2394141T3 (es) | Adhesivos híbridos de poliuretano-acrílico acuosos | |
JP2006307174A (ja) | 二液硬化型水性ウレタンアルキッド樹脂組成物及びその用途 | |
JP5358866B2 (ja) | 接着剤用ポリウレタン樹脂粒子水性分散液 | |
JP2011190286A (ja) | ホットメルト接着剤組成物 | |
JP3572344B2 (ja) | 二液型水性樹脂組成物及び該組成物を含有してなる塗工剤 | |
JP4935012B2 (ja) | 水系接着剤組成物 | |
JP2008285582A (ja) | 二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物 | |
JP5577830B2 (ja) | シーリング材用水系プライマー組成物、シーリング材組成物とシーリング材用水系プライマー組成物とのセット、およびこれを用いるシーリング材 | |
JP4935011B2 (ja) | 水系接着剤組成物 | |
JPH11199847A (ja) | 接着剤組成物 | |
JP3068081B1 (ja) | 水性樹脂組成物 | |
JP2006255635A (ja) | ポリウレタン系樹脂硬化塗膜の製造方法 | |
JP2009001644A (ja) | 1液型水系接着剤組成物およびそれを用いた合板 | |
JP6349180B2 (ja) | 常温硬化型水性塗料組成物 | |
KR101031307B1 (ko) | 나노 아크릴 혼성 수분산 폴리우레탄 조성물 및 그 제조 방법 | |
JP5604785B2 (ja) | ウレタンエマルジョン | |
JP2006104315A (ja) | 水性アクリル変性ウレタン樹脂およびその製造方法 | |
JP4650139B2 (ja) | ウレタンエマルジョンおよびそれを用いた水系ポリウレタン組成物 | |
JP2011021071A (ja) | 水性接着剤 | |
JP2006122755A (ja) | ポリウレタン系樹脂硬化塗膜の製造方法 | |
JP2011241346A (ja) | 再剥離型水性粘着剤組成物およびこれを用いた粘着シート | |
JP4381090B2 (ja) | ウレタン−アクリル粒子内混合物水分散体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080619 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100818 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111004 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111202 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121009 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130205 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130326 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130806 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130819 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5358866 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |