JP5356796B2 - 空気吹き出し部の構造 - Google Patents
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Description
また、吹き出し口に設置する繊維シート状物は、一旦、室内の仕切り面に設置してしまうと取り外しも困難である。
また、繊維シート状物の日常の掃除(汚れた場合の洗濯)や交換、長期使用後に劣化した場合、繊維シート状物の中に虫が侵入した場合等のために仕切り面から着脱できるようにしておく必要がある。
また更に、デザイン的にも繊維シート状物の周縁部分を意匠的により好ましいものにする必要がある。
前記繊維シート状物の周縁には、係合部が所定位置に設けられ、
前記仕切り面には、前記吹き出し口の周りの前記係合部に対応した位置に被係合部が固定され、
前記繊維シート状物に設けられた係合部を前記仕切り面に固定された被係合部に係合させることにより前記繊維シート状物周縁を外側方向に展延させて略平板面形状に保持した状態で繊維シート状物を仕切り面に張り付けるとともに、前記繊維シート状物の係合部を前記仕切り面に固定された被係合部に係脱自在に係合させて、前記繊維シート状物を前記仕切り面に着脱自在に取り付けたことを特徴とする空気吹き出し部の構造が提供される。
送風装置とは、空気を吸い込み、送り出す装置のことをいい、室内空間に空気を送り込むことができる手段であれば如何なるものでも構わないが、例えば室内空間の空気の温度、湿度等を調節し、快適な状態に保つ冷房装置、暖房装置、冷暖房装置等を含む空調装置が挙げられ、温度調節機能、湿度調節機能、風量調節機能、タイマー機能、空気清浄機能などを更に備えたものであってもよい。送風装置の設置場所は、天井内でもそれ以外の建物内の場所であってもよいし、屋外であってもよい。
繊維シート状物は、送風装置から送られてくる空気を透過させ整流することができるものであれば如何なるものでもよいが、好ましくは40〜650cc/cm2・secの通気度を有する。ここで言う空気を透過させ整流するとは、このような通気度の素材で吹き出し口を覆うことによって、空調装置から吹き出し口に供給される局所的な空気を、室内空間に広く分散させることをいい、通気度とは、所定の圧力差における単位面積、単位時間あたりの空気の通過量を示すもので、JIS−L−1096フラジール法に準じて測定され、好ましくは40〜400cc/cm2・sec、より好ましくは50〜300cc/cm2・sec、さらに好ましくは50〜200cc/cm2・secである。また、繊維シート状物は、例えば、織編物、不織布、フェルトなどの布帛からなるものが用いられ、複数種のものを併用することも可能である。
繊維シート状物に設けられる係合部は、繊維シート状物の周縁の一部または全部に設けることができる。すなわち、繊維シート状物の周縁全周に設けることが考えられるが、これに限るものではなく、例えば、繊維シート状物の周縁の一部または全部を外側方向に展延させて仕切り面に面着した(繊維シート状物を仕切り面に展着した)状態で略平板面形状に保持することができる限り、係合部を平面視四角形に展延される繊維シート状物の向かい合う2辺に設けたり、四隅にのみ設けてもよい。
なお、仕切り面に設けられる被係合部には、前記吹き出し口の周りの前記係合部に対応した位置に被係合部が設けられる。
すなわち、第二の発明(請求項2記載の発明)によれば、第一の発明において、前記被係合部と前記係合部を、一対の係留具で構成したことを特徴とする空気吹き出し部の構造が提供される。
第三の発明(請求項3記載の発明)によれば、第一の発明において、前記被係合部と前記係合部を、一対のマジックテープ(登録商標)で構成したことを特徴とする空気吹き出し部の構造が提供される。
第四の発明によれば、第一の発明において、前記被係合部と前記係合部を、一対の係留具および一対のマジックテープ(登録商標)で構成したことを特徴とする空気吹き出し部の構造が提供される。
第五の発明によれば、第一から第四の発明の何れか一において、前記被係合部を備えた被係合フレームを仕切り面に設け、該被係合部と前記係合部とを係合したこと特徴とする空気吹き出し部の構造が提供される。
第六の発明によれば、第一から第五の発明の何れか一において、前記繊維シート状物が、可撓性を有し、かつ該繊維シート状物周縁を外側方向に展延させて、仕切り面に面着した状態で略平板面形状に保持し得る形状保持手段を具備したことを特徴とする空気吹き出し部の構造が提供される。
第七の発明によれば、第六の発明において、前記形状保持手段を、板バネを用いて構成したことを特徴とする空気吹き出し部の構造が提供される。
第八の発明によれば、第一から第七の発明の何れか一において、前記仕切り面と前記繊維シート状物の間に、更なる繊維シート状物が介在せしめられたことを特徴とする空気吹き出し部の構造が提供される。
係合部と被係合部との高さにより、仕切り面と繊維シート状物との間には所定の空隙が生じるが、この空隙を利用して更なる繊維シート状物を挿入したものである。
第九の発明によれば、第一から第八の発明の何れか一において、前記繊維シート状物が、表裏二層の編地とこれらを連結する連結糸から構成された立体編物である空気吹き出し部の構造が提供される。
第十の発明によれば、第九の発明において、表層の編地が裏層の編地よりも小なる開口率を有することを特徴とする空気吹き出し部の構造が提供される。
第十一の発明によれば、第一から第十の発明の何れか一において、前記仕切り面から突出する突起部、又は前記仕切り面に形成した凹部周縁部に前記被係合部を設け、該被係合部と前記係合部とを係合し、該繊維シート状物周縁を外側方向に展延させて、該仕切り面と該繊維シート状物の間に建物付属器具の収容空間が形成されたことを特徴とする空気吹き出し部の構造が提供される。
第十二の発明によれば、第十一の発明において、建物付属器具が、照明器具又は音響器具であることを特徴とする空気吹き出し部の構造が提供される。
第十三の発明によれば、第一の発明において、前記繊維シート状物が互いに平行な一対の第一辺と該一対の第一辺と略直交した互いに平行な一対の第二辺とを備えた四角形状に形成され、前記係合部が、前記第一辺のそれぞれにその長手方向に沿って略連続して設けられた第一係合部と、前記第二辺のそれぞれに設けられた第二係合部とを備え、前記被係合部が、前記第一係合部が係合される第一被係合部と、前記第二係合部が係合される第二被係合部とを備えたことを特徴とする空気吹き出し部の構造が提供される。
第十四の発明によれば、第十三の発明において、前記繊維シート状物が一対の長辺と一対の短辺を備えた長方形状に形成され、前記長辺に沿って前記第一係合部が設けられ、前記短辺に沿って前記第二係合部が設けられたことを特徴とする空気吹き出し部の構造が提供される。
第十五の発明によれば、第十四の発明において、前記第一係合部が前記長辺に沿って連続して設けられた係合フック部であり、前記第二係合部が前記短辺に沿って離間して設けられた複数の耳状フック部であり、該複数の耳状フック部は前記第二被係合部に対して前記短辺に沿った方向に相対移動可能に構成されていることを特徴とする空気吹き出し部の構造が提供される。
第十六の発明によれば、第十四の発明において、前記第一係合部が前記長辺に沿って連続して設けられた係合フック部であり、前記第二係合部が前記短辺に沿って離間して設けられた複数の係合ホック部であることを特徴とする空気吹き出し部の構造が提供される。
第十七の発明によれば、第十五又は十六の発明において、前記第二被係合部と該第二被係合部に係合された前記第二係合部が、前記繊維シート状物の前記短辺に沿って延びる帯板状のカバー部材により覆われていることを特徴とする空気吹き出し部の構造が提供される。
第十八の発明によれば、第十七の発明において、前記第二被係合部を備えた被係合フレームが仕切り面に設けられ、前記カバー部材は、その外方側縁が前記被係合フレームに傾動自在に支承されると共に、前記被係合フレームには、カバー部材を前記第二被係合部と該第二被係合部に係合された前記第二係合部を覆った閉状態に固定する係止部材が設けられていることを特徴とする空気吹き出し部の構造が提供される。
第十九の発明によれば、第一から第十八の何れか一の発明において、前記被係合部と前記係合部の何れか又は双方に隣接して、断熱材が配設されたこと特徴とする空気吹き出し部の構造が提供される。
第二十の発明によれば、板状部材で形成される仕切り面に送風装置の吹き出し口を形成し、該吹き出し口を平面視長方形状の繊維シート状物で覆った空気吹き出し部の構造であって、
繊維シート状物の長辺に対応する長辺側被係合部と、繊維シート状物の短辺に対応し化粧カバー部材が備えられた短辺側被係合部とを、前記吹き出し口を囲むようにして前記仕切り面に固定し、
長辺縁に長辺係合部を備え、短辺縁に複数の耳状係合部を所定間隔をあけて備えた前記繊維シート状物を、前記長辺側被係合部に前記長辺係合部を固定し、前記短辺側被係合部に前記短辺係合部を固定した後、該固定部を前記化粧カバー部材で塞ぎ、前記繊維シート状物をほぼ密着させかつ着脱可能な状態で仕切り面に設置したことを特徴とする空気吹き出し部の構造が提供される。
前記繊維シート状物を係合するための被係合部を 前記吹き出し口を囲んだ状態で前記仕切り面に固定し、
前記繊維シート状物の周縁の所定位置に設けられた係合部を前記仕切り面に固定された被係合部に係合させることにより前記繊維シート状物周縁を外側方向に展延させて略平板面形状に保持した状態で、繊維シート状物を仕切り面に張り付け、前記繊維シート状物の係合部を前記仕切り面に固定した被係合部に係脱自在に係合させて、前記仕切り面に着脱自在に取り付けることを特徴とする空気吹き出し部の施工方法が提供される。
第二十二の発明によれば、第二十一の発明において、被係合部を備えた被係合フレームの各辺を分割した被係合フレーム用部材を使用し、前記該仕切り面に被係合部を設置する際に、被係合フレーム用部材に予め水糸用孔を形成しておき、水糸用孔に水糸を張って、前記吹き出し口に対して前記被係合フレームの配置を決定することを特徴とする空気吹き出し部の施工方法が提供される。
第二十三の発明によれば、第二十一又は二十二に記載の発明において、前記繊維シート状物を互いに平行な一対の第一辺と該一対の第一辺と略直交した互いに平行な一対の第二辺とを備えた四角形状に形成し、前記係合部を、前記第一辺のそれぞれにその長手方向に沿って略連続して設けられた第一係合部と、前記第二辺のそれぞれに設けられた第二係合部とにより形成し、前記被係合部を、前記第一係合部が係合される第一被係合部と、前記第二係合部が係合される第二被係合部とにより形成し、
前記第一係合部を前記第一被係合部に係合させた後に、前記第二係合部を前記第二被係合部に係合させることを特徴とする空気吹き出し部の施工方法が提供される。
第二十四の発明によれば、第二十一又は二十二に記載の発明において、前記繊維シート状物を互いに平行な一対の第一辺と該一対の第一辺と略直交した互いに平行な一対の第二辺とを備えた四角形状に形成し、前記係合部を、前記第一辺のそれぞれにその長手方向に沿って略連続して設けられた第一係合部と、前記第二辺のそれぞれに長さ方向に離間して設けられた複数の耳状フック部からなる第二係合部とにより形成し、前記被係合部を、前記第一係合部が係合される第一被係合部と、前記第二係合部がスライド可能に係合される第二被係合部とにより形成し、
前記第一係合部を前記第一被係合部に係合させ、かつ前記第二係合部を前記第二被係合部にスライド可能に係合させた状態で、繊維シート状物を伸展させて前記仕切り面に取付けることを特徴とする空気吹き出し部の施工方法が提供される。
第五の発明によれば、被係合部を備えた被係合フレームを仕切り面に配備するようにしたので、仕切り面に対する被係合部の設置が簡単であり、被係合部と繊維シート状物の係合部との位置合わせも容易である。
第八の発明によれば、係合部と被係合部の高さにより生じる仕切り面と繊維シート状物との間の空隙を利用して仕切り面と繊維シート状物の間に更なる繊維シート状物を介在せしめたので、突出高さを少なく抑えたままで整流作用を高めることができ、吹き出し口から吹き出される空気の整流を最適状態に調整することが容易になる。
第九の発明によれば、繊維シート状物を立体編物で構成したので、簡単な構造で、吹き出し口から吹き出される空気の整流を最適に調整することができる。
第十の発明によれば、立体編物の表層の編地を裏層の編地よりも小なる開口率を有するものとしたので、虫等が繊維シート状物中に入り込んでいくのを未然に防ぐことができる。
第十一又は第十二の発明によれば、仕切り面と繊維シート状物の間に生じた空間に建物付属器具を収容可能とし、照明器具又は音響器具等を収容できるようにしたので、送風のみではなく室内照明や音響設備等として機能する。
第十三の発明によれば、繊維シート状物の装着の際に、繊維シート状物の第一辺側を係合させ、ついで第二辺側を係合させていくことができるので、繊維シート状物にかける引張力が第一辺又は第二辺の各方向毎になり、繊維シート状物を均一に展伸させていくことができる。
第十四の発明によれば、繊維シート状物が長方形状であるので寝室等に特に適し意匠性にも優れた構成となる上、長辺側を先に係合させていくことにより、繊維シート状物の装着が一層容易になる。
第十五の発明によれば、繊維シート状物の長辺側を係合させた状態で、短辺側を係合させていく際、短辺側が短辺に沿った方向に移動可能となっているので、短辺側の装着が極めて容易であり、しかも鉛直方向に垂れのない綺麗な装着が可能となる。
第十六の発明によれば、繊維シート状物の短辺側について鉛直方向に垂れのない装着が可能となる。
第十七の発明によれば、短辺側の係合部等がカバー部材で覆われるので、意匠性に優れる。
第十八の発明によれば、カバー部材が被係合フレームに取付けられているので、別部材とする場合に比してカバー部材の装着作業性が向上すると共に、カバー部材の落下の危険性がなく、しかも意匠性にも優れる。
第十九の発明によれば、断熱材により空気吹き出し部の構造の内部結露を防止すると共に、被係合部と係合部の隙間からの空気の吹き出しを阻止することができる。
第二十の発明によれば、繊維シート状物の装着が容易な上、意匠性に優れ、特に寝室等に適した空気吹き出し部の構造が提供される。
第二十一の発明によれば、被係合部と、係合部を具備した繊維シート状物を工場等で予め準備できるので、建築現場での作業が簡単で施工を円滑に進めることができる。特に天井面等に設置する高所作業となる場合においても、被係合部を仕切り面に設置し、それに係合部を係合させるだけでよいので、作業が簡単である。
第二十二の発明によれば、複数の被係合フレーム用部材を施工現場において組み立てながら取り付けるようにしたので、資材の運搬・搬入が容易である。また、水糸用孔を利用することにより被係合フレームの位置決めが容易であり、作業性が向上する。
第二十三の発明によれば、繊維シート状物の第一辺側を係合させ、ついで第二辺側を係合させていくので、繊維シート状物の第一辺又は第二辺の各方向毎に繊維シート状物に引張力をかけていくこととなり、繊維シート状物に均一な引張力をかけることができ、装着作業が容易になる。
第二十四の発明によれば、繊維シート状物の長辺側を係合させた状態で、繊維シート状物の短辺側が短辺に沿った方向に移動可能となっているので、短辺側の装着が極めて容易であり、しかも鉛直方向に垂れのない綺麗な装着が可能となる。
先ず、本発明の第一の実施形態に係る空気吹き出し部の構造を、図1〜4を参照しながら説明する。
図1は、空気吹き出し部の構造の全体概略断面図であり、図中、10は石膏ボード等の板状部材からなる天井面(仕切り面)である。空気吹き出し部の構造は、天井面10に形成された吹き出し口11と、天井面10に設けられた被係合部12と、繊維シート状物13と、繊維シート状物13に取り付けられた係合部14とを具備する。
被係合テープ層15は、一対のマジックテープ(登録商標)の一方(雄面または雌面)からなるもので、上記被係合フレーム12aの下面の外側部分(正方形外周縁側から帯状板材の幅方向の略中央までの部分)に、その長手方向に沿って固着せしめられている。被係合テープ層15は、被係合フレーム12aに固着される面自体が粘着性を持つように形成されていてもよいし、被係合テープ層15と被係合フレーム12aの下面との間に両面粘着テープなどを介して固着されてもよい。
また、枠状の被係合フレーム12aの周囲に沿って設けられた被係合テープ層15と繊維シート状物13の外周に沿って設けられた係合テープ層18とを互いに係合させることによって、天井面10に繊維シート状物13を張り付けたので、その張り付け部は、適度な空気透過性及び密着性がある上、繊維シート状物13を確実に支持でき、しかもその着脱が極めて容易である。従って、繊維シート状物13の整流作用が確実に発揮される上、繊維シート状物13が脱落してしまう恐れもなく、また繊維シート状物13を適宜取り外して、メンテナンス等を容易になすことができる。
更に、繊維シート状物13は、隅部に丸みが付けられた正方形状である軟らかい素材から形成されているため、万が一落下しても安全であるし、水洗いができ、またサイズによっては洗濯機での洗濯も可能である。
先ず、被係合フレーム12aを用意し、天井面10に設置する。被係合フレーム12aは、連続する直線状の帯の形態であり、前述のように一方の帯面に被係合部12(被係合テープ層15及び被係合フック部16)を備えた帯状部材を、全体が正方形状になるように組み立てたものである。これを、被係合テープ層15等が備えられていない他方の帯面を天井面10に当接せしめて、天井面10を形成する板状部材(石膏ボード等)を支持する天井下地材(木桟材、軽鉄桟材)にビス等によって固定して取り付ける。
その際、被係合フレーム12aは、吹き出し口1を囲む形ならば如何なる配置でも構わないが、好ましくは、図3(a)〜(b)に示すように、正方形形状の略中央に吹き出し口11が位置するように配置する。この状態で、図示例では、被係合テープ層15は正方形の各辺の外縁部に沿って設けられ、断面形状L型の被係合フック部16は、水平突起部16a、起立部16b、開放部16cからなり、その開放部16cを外側(空気吹き出し口と逆側)に向けて、すなわち水平突起部16aを外側に向けた状態で、対向する一対のフレーム辺の各両端近傍と、他の対向する一対のフレーム辺の長手方向の略中央箇所の、合計6箇所に備えられている。
また、繊維シート状物13の伸縮性を利用して、互いに向かい合う一対の係合部14のうち一方を予めその対応する被係合部12に係合しておき、繊維シート状物13を外側に伸ばしながら、他方の係合部14をその対応する被係合部12に係合し、他方の方向についても同様の作業を行うようにしたので、繊維シート状物13の面全体が四方に適度に伸ばされた緊張状態となり、意匠的に美しい天井面が形成できる。
第一の実施形態においては、被係合フック部16は被係合テープ層15と重複せしめられ、被係合テープ層15が設けられていた帯状板材の部分に被係合フック部16が設けられていたが、第二の実施形態では、図5(a)〜(d)に示されているように、被係合フック部16は、正方形枠体の隅部の4カ所に、水平突起部16aを外側に向けて、天井面10に取り付けられ、正方形枠体の各辺(被係合テープ層15が設けられている部分)には設けられていない。なお、図5(a)は被係合部12である被係合フレーム12aの設置状態を天井面10を見上げた図(天井見上図)、(b)は(a)における正方形枠体の対角2箇所の隅部を切断したb−b矢視断面図、(c)は(a)における被係合部12である被係合フレーム12aのc−c矢視断面図、(d)は(a)における被係合部12である被係合フック部16の断面形状を示すd−d矢視断面図である。
また、第一の実施形態においては特に図示しなかったが、被係合フレーム12aには、長手方向に沿って適宜間隔をあけて複数のビス孔12bが穿設され、これを利用して天井面10にビスを使用して締結されている。
また、図6(b)に最もよく示されているように、繊維シート状物21は、外周縁部に係合部14に含まれる係合テープ層22を備えると共に、隅部4箇所に複数の係合フック部23を備えており、これら係合テープ層22と係合フック部23が係合部を構成している。
各係合フック部23は、樹脂等から形成され、繊維シート状物21の丸みを帯びた各隅部を外方から覆うように設けられており、繊維シート状物21の上面側(天井面10に対向する側)に固着され、被係合フレーム12aの被係合フック部16に対向する平面視扇形のベース部23aと、繊維シート状物21の隅部との間に板バネ19を収容する間隙を開けてベース部23aの外周側部を構成する円弧状の外縁部23bと、繊維シート状物21の下面側に固着される下面部23cとを有しており、ベース部23aに、被係合フック部16が嵌入させられる複数(図示例では3つ)のフック受け穴23dが、繊維シート状物21の対角線方向に間隔を開けて穿設されている。
そして、繊維シート状物21は、係合フック部23のフック受け穴23dに被係合フック部16の水平突起部16aを嵌入させて、係合フック部23を被係合フック部16に係合せしめ、かつ係合テープ層22を被係合フレーム12aの被係合テープ層15に係合せしめて、天井面10に係脱自在に取り付けられている。
次に、残りの一対の係合フック部23のうち一方のフック受け穴23dに、対応する被係合フック部16の水平突起部16aを嵌入して、係合させ、繊維シート状物21の伸縮性を利用して、繊維シート状物21を対角線方向に伸ばしながら、最後のフック受け穴23dに、対応する被係合フック部16を係合させる。
全ての被係合フック部16の係合フック部23への係合が完了したところで、図6(d)のように係合テープ層22を被係合テープ層15に係合させることにより、天井面10に張り付ける。これにより繊維シート状物21の面全体が四方に適度に伸ばされた緊張状態となり、意匠的に美しい天井面が形成できる。
更に、上記第二の実施形態においては、被係合フレーム12aは一体物であったが、例えば、正方形隅部の被係合フック部16や被係合フレーム12aの各辺を複数の被係合フレーム部材に分割して工場において製作しておき(部品化)、それを建築現場に搬入して組み立てるようにすると、建築現場への資材搬入作業が容易になる。
このように、被係合フレーム25の各辺を分割したものを建物の施工現場に搬入しても、水糸26を用いた位置合わせ作業を行うことにより、精度よく被係合フレーム25を所定位置に設置することができる。
ここで、例えば上記の図8(a)に示した2分割の場合を例にとって被係合フレーム12aを天井面10に設置する場合について更に説明すると、図9は、2分割された被係合フレーム用部材28の一方を他方の被係合フレーム用部材28に連結して天井面10に設置する状態を示す図で、(a)は被係合フレーム用部材28の突合せ部分を拡大して見た天井見上げ図、(b)は拡大した側面図である。図9(a)から分かるように、各被係合フレーム用部材28の端部は、突合せ状態で嵌合するように平面視で鉤状に形成され、一方の各被係合フレーム用部材28の突出部にビス孔を兼ねる水糸用孔29が穿設されており、また各被係合フレーム用部材28の下面の一側面側には被係合テープ層15が固着されている。この図に示す例では、水糸用孔29を利用して一方の各被係合フレーム用部材28の位置決めを行えば、それに嵌合する他方の各被係合フレーム用部材28の位置決めも完了することになる。尚、ビス孔を兼ねる水糸用孔29が穿設されていない方の被係合フレーム用部材28の固定は、同様のビス孔を設けてビス止めしてもよいし、図示しない連結部材を用いて行ってもよい。
第一の実施形態においては、被係合部12を備えた被係合フレーム12aを直接天井面10に設置したが、本実施形態では、被係合フレーム12aと同様の正方形枠状をなす突起部30を、吹き出し口11を囲んだ状態で天井面10に設け、その突起部30の下端面に、被係合フレーム12aをビス等の締結手段によって取り付けている。このような構造とすることにより、天井面10と繊維シート状物13との間に一定の高さの建物付属器具の収容空間31が画成され、ここに照明器具や音響機器等の建物付属器具を収容することができる。図10の例では、収容空間31には、照明器具32が天井面10に固定されて収容されている。
このような実施形態によれば、空気吹き出し部は送風のみではなく室内照明や音響設備等として機能させることができ、多様な住居の設計が可能になる。
尚、本実施形態では、突起部30を天井面10に設けて収容空間31を画成したが、天井面に凹部を形成し、その凹部周縁部に被係合フレームを設けて繊維シート状物を取り付けるようにし、天井面と繊維シート状物の間に建物付属器具の収容空間を画成してもよい。
このような構造の空気吹き出し部によれば、係合部14と被係合部12の高さにより生じる天井面10と繊維シート状物13との間の空隙を利用しているので、構造部の突出高さを低く抑えたままで整流作用を高めることができ、吹き出し口11から吹き出される空気の整流を最適状態に調整することが容易になる。
また、繊維シート状物に設けられる係合部は、繊維シート状物の周縁の一部または全部に設けることができる。すなわち、繊維シート状物の周縁全周に設けることが考えられるが、これに限るものではなく、例えば、繊維シート状物の周縁の一部または全部を外側方向に展延させて仕切り面に面着した(繊維シート状物を仕切り面に展着した)状態で略平板面形状に保持することができる限り、係合部を平面視四角形に展延される繊維シート状物の向かい合う2辺に設けたり、四隅にのみ設けてもよい。なお、仕切り面に設けられる被係合部には、前記吹き出し口の周りの前記係合部に対応した位置に被係合部が設けられる。
これまでの実施形態では、係合部14と被係合部12を、係合フック部17と被係合フック部16からなる一対をなす係留具と、係合テープ層18と被係合テープ層15からなる一対をなすマジックテープ(登録商標)とを併用して構成したが、係留具だけで構成してもよいし、マジックテープ(登録商標)だけで構成してもよい。但し、十分な接合性を確保するために、係留具とマジックテープ(登録商標)の双方を用いる場合に比較して、係留具の場合は、設置数を適宜増加させ、マジックテープ(登録商標)の場合は接合面積を適宜増加させるのが好ましい。
また、繊維シート状物は、平面視で略正方形状のものとしたが、その形状は任意であり、長方形、円形等、他の平面形状の繊維シート状物としてもよく、その場合には、被係合フレームの形状を、適宜繊維シート状物の形状に対応させて、製作すればよい。
更に、繊維シート状物を、表裏二層の編地とこれらを連結する連結糸から構成した立体編物であって、表層の編地と裏層の編地の開口率を相互に異なるものとし、開口率が低い編地を室内側に、開口率の大なる編地を天井側に来るように配設するようにしてもよく、このようにすると、虫が繊維シート本体内に侵入しにくくなるという利点がある。尚、その場合、室内側の編地の開口率(繊維シート状物をその表面に直角な方向から見た場合において繊維シート状物をその厚み方向に貫通する開口部の面積比率)は0.2〜15%にし、また一つの開口部の面積を2mm2以下とすることが好ましい。
繊維シート状物が立体編物の場合、該立体編物は、ダブルラッセル編機やダブル丸編機等、2列の針列を有する編機で形成され、その連結糸には、ポリトリメチレンテレフタレート繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリブチレンテレフタレート繊維、ポリアミド繊維、ポリプロピレン繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリエステル系エラストマー繊維等、任意の合成繊維を用いることができる。また繊維シート状物が織物の場合、その密度は、経密度が70〜150本/2.54cm、緯密度が50〜120本/2.54cmが好ましく、編物の場合は、コース密度が13〜60コース/2.54cm、ウエール密度が12〜50ウエール/2.54cmの範囲であることが好ましい。
図12〜13中に示す吹き出し口11は、例えば寝室の天井面10であってベッドが置かれている部分の略中心上に配置されており、該吹き出し口11を囲んで被係合フレーム(被係合部)40が固定して設置される。吹き出し口11の形状は先の実施形態におけるように矩形でも構わないが、図示例では円形のものとしている。該被係合フレーム40は、本実施形態では、一対の短辺部材41と一対の長辺部材42を組み合わせた長方形状であり、一例では短辺部材41をベッドの幅方向に沿わせ、長辺部材42をベッドの長さ方向に沿わせて配置される。
尚、上記において、傾斜部48bが長く形成されているのはカバー効果を確実にするためであり、折曲端48cが短くされているのは繊維シート状物45の厚みがあるためである。
図21は該カバー部材48を繊維シート状物45の短辺側の取付け部分に装着し、空気吹き出し部の施工が完了した状態を示す見上げ図であり、被係合フレーム40、被係合フック部44は下から視認することはできないものとなっている。
(1)繊維シート状物45の二方向に均等に引張力をかけることは困難である場合が多いが、一方向であれば、引張力を均等にかけることはさほど困難ではない。本実施形態においては、一方の長辺側を最初に取付けた後、他方の長辺側を引っ張って引張力を一方向にかけて残りの長辺側を取付け、その後で短辺側をホックで固定するので、引張力を均等にかけることができ、繊維シート状物の装着が容易でしかも鉛直方向に垂れのない綺麗な装着が可能になる。
(2)繊維シート状物45を一方向に引っ張ると、引張り方向と直角の方向に繊維シート状物45が縮んでしまう傾向があり、その部分が意匠上好ましくないという問題があったが、本実施形態では、そのような縮みを戻すように係合ホック部47によって短辺側を固定するので、縮みが殆ど生じない。
(3)また繊維シート状物45の短辺側(又は最後に取り付ける縁部側)にカバー部材48を装着したので、意匠性に優れる。
(4)カバー部材48は着脱自在に取り付けているので、メンテナンスが容易になる。
(5)その他、繊維シート状物45を長方形の形状としたので、ベッド等の形状に対応させることができ、吹き出し効率に優れた構造となる。
なお、上記第六の実施形態の空気吹き出し部の構造は、見付面から見て畳1枚分(長辺方向長さが略1800mmであり、短辺方向長さが略900mm)となるように、繊維シート状物、長辺部材、短辺部材、カバー部材その他の各部材を設定している。
また、前記実施形態では、カバー部材48は被係合フレーム40とは別部材として形成したが、被係合フレーム40と一体化してもよい。この一体化構造は、任意であるが、例えば、カバー部材48の外方側の側縁をヒンジを介して被係合フレーム40に取付け、繊維シート状物45の装着時には、ヒンジを中心にカバー部材48を下方に回動させて開放し、繊維シート状物45の装着後に繊維シート状物45の縁部を覆うように回動させ、適当な嵌合部によって留めるようにすることができる。
被係合フレーム60の短辺部材61は、一定の厚みと幅を有する板材から製作され、その長手方向に沿った複数箇所に穿設されたビス孔(不図示)を利用して天井面10にビス固定されている点は第六の実施形態の場合と同様であるが、本実施形態では、繊維シート状物45を短辺部材61に係留する手段としてフック係留構造を用い、また係留部分を隠すためのカバー部材63を短辺部材61に一体化した点が大きく異なる。
また、本体部61aの内側には断熱材68がその長手方向に沿って連続して設けられている。該断熱材68は、繊維シート状物45が設置された状態では、繊維シート状物45の短辺側側縁が当接されるように位置決めされており、繊維シート状物45が設置された状態でその側縁部の隙間から空調された空気が流出し、流出部分に結露が生じることを未然に防止するものである。尚、該断熱材68は、本体部61aの被係合フック部62の側面に当接させて設けられるが、該被係合フック部62の側面に固着されていてもよいし、短辺部材61とは別体にして、短辺部材61の設置後に上記位置に取り付けてもよく、後者の場合は、天井面10に固着させてもよい。
しかして、本実施形態では、連続した被係合フック部44を備えた一対の長辺部材42と、長手方向に連続していてもよい被係合フック部64を備えた一対の短辺部材61を用いて、長方形の形状の被係合フレーム60が天井面10に設置され、該被係合フレーム60に、該被係合フレーム60と同様の長方形状の繊維シート状物45が装着される。
繊維シート状物45の展伸が終了したところで、短辺部材61のカバー部材63を、その係止フック部66を受け部67に係止させることにより、装着する。これにより、カバー部材63が、その内部に繊維シート状物45の短辺周縁部を収容した状態で、被係合フレーム60に装着され、被係合フレーム60の長辺部材42や短辺部材61の本体部61aを下から視認することはできないようになる。
(1)繊維シート状物45の二方向に均等に引張力をかけることは困難である場合が多いが、一方向であれば、引張力を均等にかけることはさほど困難ではない。本実施形態においては、短辺側が複数の係合フック部62によって短辺部材61の被係合フック部64に係合され、その状態で短辺の長さ方向に移動可能になっている。従って、一方の長辺側を最初に取付けた後、短辺側を係合させるか、あるいは短辺側を係合させた後、一方の長辺側を取付けた場合、他方の長辺側を引っ張っていくだけで、引張力を均等にかけることができ、繊維シート状物45の装着が容易でしかも鉛直方向に垂れのない綺麗な装着が可能になる。
(2)繊維シート状物45を一方向に引っ張ると、引張り方向と直角の方向に繊維シート状物45が縮んでしまう傾向があり、その部分が意匠上好ましくないという問題があったが、本実施形態では、短辺部材61の被係合フック部64と繊維シート状物45の係合フック部62が係合されて、そのような縮みが生じない状態に保たれるので、縮みが生じない。
(3)また繊維シート状物45の短辺側のカバー部材63を短辺部材61と一体化させたので、カバー部材63の落下の危険性が全くない。また意匠性にも優れる。
(4)カバー部材63はヒンジ65により傾動自在に取り付けているので、作業性が良好である。
2 天井面
3 枠
4 透過層
10 天井面(仕切り面)
11 吹き出し口
12 被係合部
12a 被係合フレーム
12b ビス孔
12c 被係合フレーム用部材
12d 被係合フレーム用部材
12e 被係合フレーム用コーナー部材
12f 被係合フレーム用直線状部材
13 繊維シート状物
14 係合部
14a 下面部
14b 外縁部
14c ベース部
15 被係合テープ層
16 被係合フック部
16a 水平突起部
16b 起立部
16c 開放部
16d ベース部
17 係合フック部
17a 水平突起部
17b 起立部
17c 開放部
18 係合テープ層
19 板バネ
21 繊維シート状物
22 係合テープ層
23 係合フック部
23a ベース部
23b 外縁部
23c 下面部
23d フック受け穴
25 被係合フレーム
25a ビス孔
26 水糸
27 被係合フレーム
28 被係合フレーム用部材
29 ビス孔を兼ねる水糸用孔
30 突起部
31 建物付属器具の収容空間
32 照明器具
33 更なる繊維シート状物
40 被係合フレーム(被係合部)
41 短辺部材
42 長辺部材
42a 基部
42b 板状部
42c 連結部
42d 透孔
43 被係合ホック部
43a ホソ
43b ゲンコ
44 被係合フック部(被係合部)
45 繊維シート状物
45a 短辺部
45b 長辺部
46 係合フック部(係合部、第一係合部)
46a 本体部
46b 傾斜部
46c フック部
46d 薄肉部
46e 突条部
46f フック部
46g 突条部
47 係合ホック部(係合部)
47a ホックバネ部
47b テープ片
47c ホソ
48 カバー部材
48a 板状部
48b 傾斜部
48c 折曲部
49 係合ホック部(係合部)
50 断熱材
51 マジックテープ(雄面又は雌面)(被係合部)
52 マジックテープ(雌面又は雄面)(係合部)
55 溝
60 被係合フレーム
61 短辺部材
61a 本体部(水平片)
61b 本体部(垂下片)
62 係合フック部(第二係合部)
62a 基端
62b 先端
63 カバー部材
64 短辺側被係合フック部
65 ヒンジ
66 係止フック
67 係止フック受け部(係止部材)
68 断熱材
Claims (4)
- 板状部材で形成される仕切り面に送風装置の吹き出し口が形成され、該吹き出し口が通気性と伸縮性を有する立体繊維である繊維シート状物で覆われた空気吹き出し部の構造であって、
前記繊維シート状物の周縁には、係合部が所定位置に設けられ、
前記仕切り面には、前記吹き出し口の周りの前記係合部に対応した位置に被係合部が固定され、
前記繊維シート状物に設けられた係合部を前記仕切り面に固定された被係合部に係合させることにより前記繊維シート状物周縁を外側方向に展延させて略平板面形状に保持した状態で繊維シート状物を仕切り面に張り付けるとともに、前記繊維シート状物の係合部を前記仕切り面に固定された被係合部に係脱自在に係合させて、前記繊維シート状物を前記仕切り面に着脱自在に取り付けたことを特徴とする空気吹き出し部の構造。 - 前記被係合部と前記係合部を、一対の係留具で構成したことを特徴とする請求項1に記載した空気吹き出し部の構造。
- 前記被係合部と前記係合部を、一対のマジックテープ(登録商標)で構成したことを特徴とする請求項1に記載した空気吹き出し部の構造。
- 板状部材で形成される仕切り面に送風装置の吹き出し口を設け、該吹き出し口を通気性と伸縮性を有する立体繊維である繊維シート状物で覆った空気吹き出し部の施工方法であって、
前記繊維シート状物を係合するための被係合部を、前記吹き出し口を囲んだ状態で前記仕切り面に固定し、
前記繊維シート状物の周縁の所定位置に設けられた係合部を前記仕切り面に固定された被係合部に係合させることにより前記繊維シート状物周縁を外側方向に展延させて略平板面形状に保持した状態で、繊維シート状物を仕切り面に張り付け、前記繊維シート状物の係合部を前記仕切り面に固定した被係合部に係脱自在に係合させて、前記仕切り面に着脱自在に取り付けることを特徴とする空気吹き出し部の施工方法。
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