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JP5356183B2 - プラズマ反応器及びそれを用いた排気ガス浄化装置 - Google Patents

プラズマ反応器及びそれを用いた排気ガス浄化装置 Download PDF

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JP5356183B2 JP2009252977A JP2009252977A JP5356183B2 JP 5356183 B2 JP5356183 B2 JP 5356183B2 JP 2009252977 A JP2009252977 A JP 2009252977A JP 2009252977 A JP2009252977 A JP 2009252977A JP 5356183 B2 JP5356183 B2 JP 5356183B2
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Description

この発明は,ディーゼルエンジン,ガソリンエンジン等の原動機,又はバーナ,ボイラ等の燃焼機器から排出される排気ガスに含有されるNOX ,粒子状物質(PM)等の有害物質を吸着し還元反応や酸化反応で消失させ,排気ガスを浄化するプラズマ反応器及びそれを用いた排気ガス浄化装置に関する。
ディーゼルエンジンは,高い熱効率を有することから,結果的にディーゼル車の普及は地球温暖化防止に寄与することになる。また,ディーゼルエンジンから排出される炭素系の粒子状物質(PM),NOX ,有機化合物等の有害物質は,人体に有害であることから,近年,その排出量を益々低減するように規制されている。ディーゼル車から排出される排気ガスの温度が低いため,プラズマ反応による有害物質低減の技術は,PMの除去に有効であるとされている。従来,排気ガス浄化装置について,エンジンや燃焼機から排出されるPMをプラズマ反応を利用して低減することが有効であることが知られている。
プラズマ下NOX 浄化方法及びその装置として,排気ガスが低温から高温まで効率よくNOX を除去することができるというものが知られている。該プラズマ下NOX 浄化方法は,排気ガス温度がNOX 浄化触媒の作用温度以下であるときには,弱塩基性を呈するプラズマ下NOX 吸着材の表面付近で放電し,還元剤含有排気ガス雰囲気でプラズマを発生させてプラズマ下NOX 吸着材にNOX を吸着させ,排気ガス温度がNOX 浄化触媒の作用温度以上であるときには放電を止めて.プラズマ下NOX 吸着材に吸着されていたNOX を放出させ,プラズマ下NOX 吸着材から放出させたNOX と排気ガス中のNOX とをNOX 浄化触媒に導き,NOX の浄化処理を行うというものである(例えば,特許文献1参照)。
従来知られているプラズマ反応器は,プラズマ発生電極と所定の成分を含むガスの流路を内部に有するケース体を有し,ガスがケース体のガス流路に導入されたときに,プラズマ反応器発生電極で発生したプラズマによりガスに含まれる所定の成分が反応するものである。前記プラズマ発生電極は,互いに対向する2つ以上の板状の単位電極を備え,単位電極相互間に電圧を印加することによってプラズマを発生させることが可能であり,単位電極が誘電体となるセラミック体と,該セラミック体の一方の表面に配設された導電膜と,該導電膜の露出面を被覆するように配設された金属膜から構成された第1の保護膜とを有するものである(例えば,特許文献2参照)。
プラズマ電極の製作方法として,電極本体及び誘電体を有し,電圧の印加によってプラズマを発生させるためのプラズマ電極を作製するものであって,ディップコーティングによってガラスを電極本体に被覆して誘電体を形成するものである(例えば,特許文献3参照)。
排気ガス浄化方法及びその装置として,排気ガス中のNOX を効果的に浄化するとともに,エネルギーの損失をもたらすことのない効率的なものが知られている。該排気ガス浄化方法は,排気ガス温度がNOX 吸蔵還元型触媒の作用温度未満であるときには,温度センサーからの信号に基づく制御装置からの信号により電極間に高圧電圧を印加して放電し,プラズマ状態を発生し,発生したプラズマがNOX 吸蔵還元型触媒に担持された塩基成分及び/又は貴金属の表面と接触するようにして,リーンの状態ではNOX を吸着させ,リッチの状態ではNOX を還元させ,また,内燃機関からの排気ガス温度がNOX 吸蔵還元型触媒の作用温度以上であるときには,電極間には電圧を印加せず,放電,プラズマの発生を停止し,NOX 吸蔵還元型触媒によるHC存在下での排気ガスの浄化処理を行うというものである(例えば,特許文献4参照)。
特開2001−182525号公報 特開2005−93107号公報 特開2009−117175号公報 特開2001−164927号公報
ところで,排気ガス浄化装置について,プラズマ反応を利用して排気ガスに含まれる粒子状物質(PM),NOX 等の有害物質を消失させるには,プラズマ放電で生成した活性酸素種をPMと効率的に接触させ,酸化反応させる必要があった。また,プラズマ反応器では,プラズマ放電を所定の場所の放電空間で発生させる必要があった。これまで開発された排気ガス浄化装置は,プラズマ放電を利用して排気ガス中のPM,NOX を除去消失させるにあたり,排気ガス通路にセラミック製ハニカム構造体のプラズマ反応器を組み込んでいるが,その構造は複雑であり,強度を確保できず,ハニカム構造体の損傷が発生し,また,安定してプラズマ放電を発生させることができず,実用的でないものが大半であった。
この発明の目的は,上記の問題を解決することであり,セラミック製ハニカム部材によって多数のハニカム通路を複数段で複数列状のハニカム構成体を排気ガス通路に配置すると共にハニカム構成体の上流側に還元剤供給装置を排気ガス通路に配置し,偶数段のハニカム通路をハニカムガス通路に構成し且つ奇数列のハニカム通路に電極となる導電部材を埋め込み,ハニカムガス通路を挟む上流側と下流側とに分離された導電部材にそれぞれ独立的に高電圧を印加してプラズマ放電を発生させ,ハニカムガス通路の上流側又は下流側のいずれか一方でプラズマ放電で発生するオゾンや活性酸素で排気ガスに含まれる粒子状物質を酸化消失させ,他方でプラズマ放電環境でNOX を壁面に吸着し,還元剤供給装置からNO X 還元剤を供給してプラズマ放電停止でNOX を解放し還元消失させるものであり,ハニカムガス通路の放電空間にプラズマ放電を安定して発生させると共に,ハニカム部材を高強度にシンプルで簡単なハニカム構造体に構成し,自動車等の高い振動や温度変化の反復負荷に耐え,高い耐久性を確保し,しかも極めて容易に,安価に簡素に作製でき,著しく低コスト化できるプラズマ反応器及びそれを用いた排気ガス浄化装置を提供することである。
この発明は,エンジン又は燃焼機器からの排気ガスを排出する排気ガス通路に配設され,前記排気ガス中に含まれるNOX ,粒子状物質等の有害物質をプラズマ放電を用いて消失させて前記排気ガスを浄化し且つ上流側の前記排気ガス通路にNO X 還元剤を供給する還元剤供給装置が配設されたプラズマ反応器において,
断面が多角形,楕円形,円形等の形状のハニカム通路を複数段で且つ複数列に配置したセラミックスから成るハニカム部材における偶数段の前記ハニカム通路をハニカムガス通路に構成し且つ奇数段の前記ハニカム通路に電極を構成する導電部材を埋め込み,
前記ハニカムガス通路を挟むそれぞれの前記導電部材を電気的に絶縁して前記プラズマ放電が可能な高電圧に印加可能であるハニカム構造体を構成し,
前記ハニカム構造体の前記導電部材を前記ハニカムガス通路の上流側と下流側とにそれぞれ個別に前記高電圧を印加できる上流側と下流側との導電部材に分割構成し,
排気ガス温度が低温時には前記導電部材の両前記電極間に前記高電圧に印加し,少なくとも前記ハニカムガス通路の上流側又は下流側のいずれか一方側では前記NOX を吸着し,他方側では前記粒子状物質を吸着して前記プラズマ放電により発生した活性酸素又はオゾンにより酸化燃焼し,
前記排気ガス温度の高温時には上流側又は下流側の前記NO X を吸着した前記導電部材の前記電極間に対する高電圧の印加を停止させて低温時に吸着した前記NOX を吐き出させ,他方の前記電極間は引き続き前記高電圧を印加して前記粒子状物質の吸着と酸化燃焼を継続し,前記還元剤供給装置から前記NOX 還元剤を供給して前記排気ガス中の前記NOX と前記ハニカムガス通路の壁面から吐き出された前記NOX とをN2 に還元して前記排気ガスを浄化することを特徴とするプラズマ反応器に関する。
また,前記ハニカム部材を構成するリブの中心部はアルミナ,コージライト,窒化アルミ,チタン酸アルミ,ゼオライトから選択される絶縁性と高い誘電率とを有する緻密質セラミックスで構成され,前記ハニカムガス通路の内面は多孔質セラミックスで構成されている。更に,前記ハニカム部材を構成する前記リブの前記中心部を構成する前記緻密質セラミックスと,前記ハニカムガス通路の内面を構成する前記多孔質セラミックスとは,同質のセラミック材料で構成されている。
また,前記ハニカムガス通路の内面の一部は,γアルミナ,ゼオライト又はγアルミナとゼオライトから成るウォッシュコート材料でウォッシュコートされている。更に,前記ウォッシュコート材料には酸化触媒が担持されている。
また,前記導電部材は,前記ハニカム通路に挿入された金属板,金網,又は前記ハニカム通路の壁面に導電性ペーストを塗布して焼成されている。更に,前記導電部材は,タングステン又はモリブデンを50wt%以上含有している。また,前記導電部材が配設された前記ハニカム通路は非通気性のセラミック材料等の封止材料で封止されている。
また,前記ハニカムガス通路を構成する壁面の少なくとも一部には,NOX 還元触媒が担持されている。
前記上流側導電部材と前記下流側導電部材との前記電極に高電圧を印加するプラズマ発生用電源は,高周波数のパルス電源である。
また,この発明は,エンジン又は燃焼機器からの排気ガスを排出する排気ガス通路に配置され,前記排気ガス中に含まれるNOX ,粒子状物質等の有害物質をプラズマ放電を用いて消失させて前記排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置において,
前記排気ガス通路には,上記の請求項1−10のいずれかに1項に記載されている前記プラズマ反応器が配設されており,
前記プラズマ反応器の上流側の前記排気ガス通路にNOX 還元剤を供給するNOX 還元装置が配設されており,前記NOX 還元装置から供給される前記NOX 還元剤によって前記NOX が還元されて,前記排気ガスが浄化されることを特徴とするプラズマ放電を用いた排気ガス浄化装置に関する。
また,前記プラズマ発生用電源は前記排気ガス温度に応答してON/OFFが制御され,前記NOX の吸着側の前記導電部材の前記電極は前記排気ガス温度が予め決められた所定の温度以下の低温領域ではONし,それより高温領域ではOFFし,前記粒子状物質を酸化燃焼させる側の前記導電部材の前記電極は常時ONする制御がされるものである。更に,前記NOX 還元装置は,前記排気ガス温度に応答してON/OFFが制御され,前記排気ガス温度が予め決められた所定の温度以下の低温領域ではOFFし,それより高温領域ではONする制御がされるものである。
また,前記還元剤は,アンモニア,尿素,又は軽油,ガソリン,アルコール等の炭化水素である。また,前記プラズマ反応器に流入する前記排気ガス温度は,吸気スロットル,ポストインジェクション,酸化触媒装置の上流側に配設された燃料噴射装置,又は排気シャッタの作動によって制御されるものである。
この発明によるプラズマ反応器及びそれを用いた排気ガス浄化装置は,上記のように構成されているので,エンジンや燃焼機器等から排出された排気ガスが一端の入口から流入し,ハニカム部材に形成されたハニカムガス通路を通過し,浄化された排気ガスが他端の出口から流出されるものであり,排気ガスが低温時には,導電部材から成る高圧側電極とアース側電極との間に高電圧が印加されてハニカムガス通路の放電空間がプラズマ放電雰囲気になり,ハニカムガス通路の上流側又は下流側のいずれか一方の壁面である内面に付着した粒子状物質や排気ガス中の粒子状物質がプラズマ反応により生成したオゾン,活性酸素により二酸化炭素になって排気ガスが浄化されると共に,他方の壁面である内面への排気ガス中のNOX の吸着と吐き出しとの繰返しによってNOX がNOX 還元剤の存在でN2 に還元され,それによって排気ガスが浄化され,また,上流側又は下流側のいずれか一方の導電部材には常時高電圧が印加されてプラズマ放電雰囲気であるので,排気ガス中の粒子状物質がプラズマ反応によって常時浄化され,詳しくは,排気ガスが低温時にはNOX がプラズマ放電雰囲気でハニカムガス通路のγアルミ等の壁面に吸着され,排気ガス温度が高温になると,プラズマ放電をOFFにし,今まで壁面に吸着されていたNOX が放出されるので,ここでNOX 還元剤を供給することによってNOX はN2 に還元され,排気ガスが浄化されるものであり,構造そのものを簡素化すると共に,導電部材の電極間に排気ガス温度に応答して確実にプラズマ放電を発生させ,排気ガスを浄化することができ,装置そのものが高強度にシンプルな構造に構成でき,製造コストを低減できるものである。
この発明によるプラズマ反応器を用いた排気ガス浄化装置を構成する一実施例を示す説明図である。 図1における排気ガス浄化装置におけるセラミック製ハニカム部材を示す排気ガスの流入側の端面を示す正面図である。 図2のプラズマ反応器を示し,図2のA−A断面における断面図である。 このプラズマ反応器をを用いた排気ガス浄化装置の排気ガス浄化状態を示し,排気ガス温度がハニカムガス通路の壁面に及ぼすNOX の吸着割合と吐き出し割合の特性を示すグラフである。 NOX 還元触媒やNOX 還元剤の排気ガス温度に対するNOX の還元特性を示すグラフである。
以下,この発明によるプラズマ反応器を用いた排気ガス浄化装置の実施例を説明する。この排気ガス浄化装置は,概して,ディーゼルエンジン,ガソリンエンジン等の原動機,ボイラー,バーナ等の燃焼機器から排出される排気ガスGに含まれるNOX ,粒子状物質等の有害物質をプラズマ放電を用いて消失させて排気ガスGを浄化するものである。
以下,図面を参照して,この発明によるプラズマ反応器を用いた排気ガス浄化装置の一実施例を説明する。
図1〜図3に示されるように,この排気ガス浄化装置は,ハウジング17に収容されており,ハウジング17は,ディーゼルエンジン,ガソリンエンジン等のエンジン又はボイラー,バーナ等の燃焼機器からの排気ガスを排出する排気ガス通路に配設して使用される。ハウジング17には,上記排気ガス通路と連通する排気ガス通路21が軸方向即ち流れ方向に形成され,一端に排気ガスGが流入する入口22を形成し,途中にプラズマ反応器6が配設され,他端に排気ガスGが流出する出口23を形成している。この排気ガス浄化装置は,ハニカム通路7に構成されたハニカムガス通路25の内壁面8に,排気ガスG中に含まれるNOX ,粒子状物質(PM),スート等の有害物質を吸着し,それらの有害物質をプラズマ放電の助けをかりて酸化・還元反応させて消失させ,排気ガスGを浄化するものである。プラズマ反応器6は,図2に示すように,断面が多角形,楕円形,円形等の形状(図2では断面が四角形)のハニカム通路7が複数段(図1,図2では7段)で,複数列状(図2では4列)に配置されたセラミック製ハニカム部材10Hから構成されており,図1に示すように,ハウジング17内に断熱材16を介して収容されている。
この排気ガス浄化装置は,図1に示すように,ハウジング17内の排気ガス通路21にハニカム構造体10から成るプラズマ反応器6,及びプラズマ反応器6の上流側の排気ガス通路21に炭化水素系ガス,燃料,アンモニア,尿素等の還元剤14を供給する還元剤供給装置28が配置されている。プラズマ発生装置即ち高圧パルス電源であるプラズマ発生用電源12及び還元剤供給装置28は,排気ガス通路21を流れる排気ガスGの排気ガス温度に応答してコントローラ20でON/OFF制御されるように構成されている。排気ガス温度は,ハウジング17内の入口22に設置された温度センサ11で検出することができる。
プラズマ反応器6は,ハニカム部材10Hと電極となる導電部材3とから構成されたハニカム構造体10を備え,排気ガスGがハニカム部材10Hに形成されたハニカムガス通路25を流れる時に有害物質を消失させて排気ガスGを浄化するものである。ハニカム構造体10におけるハニカムガス通路25は,上流側から下流側へ両端が貫通している構造がシンプルな高強度の開放タイプに形成されている。プラズマ反応器6は,ハニカム部材10Hにおける偶数段のハニカム通路7がハニカムガス通路25に構成され,奇数段のハニカム通路7の少なくとも一部に導電部材3が埋め込まれたハニカム構造体10に構成されている。ハニカムガス通路25を構成するハニカム通路7は,導電部材3を埋め込んだハニカム通路7より断面積が大きく,例えば,7〜20倍程度に形成されている。ハニカム通路7に配設された導電部材3は,緻密質セラミックス即ち非通気性のセラミックスから成る封止材料27で囲まれて個々に絶縁されている。プラズマ反応器6は,ハニカムガス通路25を挟むそれぞれの導電部材3が電気的に絶縁されると共に,プラズマ放電が可能な高電圧に印加可能であり,ハニカムガス通路25の壁面にスート,粒子状物質等を吸着し酸化燃焼させると共に,NOX を吸着してNOX 還元剤14を供給してNOX をN2 に還元して消失させるものである。
プラズマ反応器6において,特に,高圧側電極4を構成する導電部材3は,印加電圧の少なくとも正極側がプラズマ反応器6の正極側の上流側導電部材18と正極側の下流側導電部材19とに絶縁部材32によって分割されてコントローラ20によって個別に即ち独立的にそれぞれ通電制御されることに特徴を有している。従って,プラズマ反応器6は,ハニカムガス通路25が上流側と下流側とでは独立してプラズマ放電雰囲気又はプラズマ非放電雰囲気に制御されることになる。プラズマ反応器6は,上流側又は下流側の少なくとも一方の導電部材18(又は19)がプラズマ放電雰囲気に常時制御され,排気ガス中の粒子状物質を酸化燃焼させ,他方の導電部材19(又は18)が排気ガス温度が低温時にはNOX をハニカムガス通路25の内壁面8に吸着するプラズマ放電雰囲気,又は高温時にはNOX をハニカムガス通路25の内壁面8から吐き出すプラズマ非放電雰囲気に制御されるものである。NOX がハニカムガス通路25から吐き出される時に,NOX 還元剤14を供給してNOX をNO2 に還元するように制御されている。上流側導電部材18は高圧ライン29を介してプラズマ発生用電源12に接続され,また,下流側導電部材19は高圧ライン30を介してプラズマ発生用電源12に接続されている。また,アース側電極5を構成する導電部材3は,高圧側電極4のように分割する必要はなく,ハニカム部材10Hの軸方向に連続したアース側導電部材24に形成されている。アース側導電部材24は,アースライン31を通じてアース33に接続されている。プラズマ反応器6において,導電部材3は,ハニカム通路7に挿入された金属板,金網又はハニカム通路7の壁面に導電性ペーストを塗布して焼成されて構成されている。更に,導電部材3は,タングステン又はモリブデンを50wt%以上含有している材料で作製されている。
プラズマ反応器6において,ハニカム部材10Hを構成するリブ26の中心部はアルミナ,コージライト,窒化アルミ,チタン酸アルミ,ゼオライトから選択される絶縁性と高い誘電率とを有する緻密質セラミックス1で構成され,また,ハニカムガス通路25の内壁面8は多孔質セラミックス2で構成されている。ハニカム部材10Hを構成するリブ26の中心部を構成する緻密質セラミックス1と,ハニカムガス通路25の内壁面8を構成する多孔質セラミックス2とは,同質のセラミック材料で構成されている。従って,緻密質セラミックス1と多孔質セラミックス2との両者が互いに強固に接合され,ハニカム構造体10が強度上好ましいものとなる。更に,ハニカム部材10から成るハニカムガス通路25は,その内壁面8を構成する多孔質セラミックス2の一部がウォッシュコート材料15が覆われている。ウォッシュコート材料15は,γアルミナ,ゼオライト又はγアルミナとゼオライトから成る材料がウォッシュコートされて,多孔質セラミックスとなり,そこに酸化触媒が担持されている。また,導電部材3は,セラミックスに予め形成された空洞になっているハニカム通路7に挿入された金属板,金網又はハニカム通路7の壁面に導電性ペーストを塗布して焼成され,絶縁層の封止材料27に埋め込んだ状態に配置されている。更に,導電部材3は,タングステン又はモリブデンを50wt%以上含有している材料で作製されている。
この排気ガス浄化装置は,ハウジング17の入口22には温度センサ11が設けられており,流入する排気ガス温度を検出するように構成されている。温度センサ11で測定された排気ガス温度は,情報としてコントローラ20に入力される。還元剤供給装置28は,コントローラ20により排気ガス温度に応答してON/OFF制御され,排気ガス温度が予め決められた温度以下の低温ではOFFされ,それより高温ではONされるように設定制御される。また,高圧電源のプラズマ発生用電源12は,コントローラ20により排気ガス温度に応答してON/OFF制御されるものであり,特に,上流側導電部材18(又は下流側導電部材19)は,排気ガス温度が予め決められた温度以下の低温ではONし,それより高温ではOFFするように制御され,また,下流側導電部材19(又は上流側導電部材18)は,常時ONするように制御されている。従って,ハニカムガス通路25は,上流側(又は下流側)がプラズマ放電環境がON/OFFされ,下流側(又は上流側)が常にプラズマ放電環境になっている。更に,この排気ガス浄化装置は,プラズマ反応器6に流入する排気ガス温度を制御するため,図示していないが,吸気スロットル,ポストインジェクション,酸化触媒浄化装置(図示せず)の上流に設けられた燃料噴射装置,及び/又は排気シャッタが設けられ,これらの作動によって排気ガス温度が制御されている。
還元剤供給装置28は,例えば,NOX 還元剤14として炭化水素系ガス,軽油等の燃料,アンモニア,尿素等を使用することができ,プラズマ反応器6の上流側のハウジング17内の排気ガス通路21に設けられており,コントローラ20の指令のよって,加圧燃料等の還元剤14を燃料噴射ノズル9を通じてプラズマ反応器6の上流に噴射するように構成されている。燃料噴射ノズル9からプラズマ反応器6へと噴射される加圧燃料(還元剤14)は,例えば,エンジン用の軽油をポンプ(図示せず)によって加圧して燃料噴射ノズル9へと送り込まれるように構成されている。燃料噴射ノズル9から噴射された軽油は,液滴又は気化された軽油である。更に,この排気ガス浄化装置は,ハニカムガス通路25の少なくとも一部の壁面には,酸化触媒が担持されている。内壁面8を構成する多孔質セラミックス2は,ハニカム部材10Hと一体で焼成して形成されている。この排気ガス浄化装置では,排気ガス温度が低温でプラズマ放電下では,ハニカムガス通路25の内壁面8を構成するγアルミナ等の面にNOX や粒子状物質が吸着される。
高圧側電極4を構成する上流側導電部材18と下流側導電部材19との導電部材3は,高圧側電極4とアース側導電部材24で構成されるアース側電極5との間にプラズマ放電を発生させるための高電圧が印加されるように,プラズマ発生用電源12に接続されている。導電部材3は,ハニカムガス通路25を挟んで配置されており,高圧側電極4を構成する正極側の導電部材3が上流側導電部材18と下流側導電部材19とに分割されている。高圧側電極4を構成する上流側導電部材18と下流側導電部材19とは,高圧電源ライン29,30を通じて高圧電源のプラズマ発生用電源12に接続されており,また,アース側電極5は,アースライン31を通じてアース33に接続されている。
この排気ガス浄化装置では,導電部材3に印加される高電圧は,プラズマ発生用電源12から高周波数のパルス電源として供給されるものである。この排気ガス浄化装置は,導電部材3を印加してプラズマ放電を発生させると,ハニカムガス通路25の内壁面8には,NOX や粒子状物質が吸着し,吸着した粒子状物質は酸化燃焼して焼却させると共に,吸着したNOX はプラズマ放電停止により吐き出されて還元消失させられ,排気ガスGが浄化される。
図4には,この排気ガス浄化装置の排気ガス浄化状態を示し,排気ガス温度がハニカムガス通路25の壁面に及ぼすNOX の吸着割合と吐き出し割合の特性が示されており,ハニカムガス通路25の内壁面8即ち内面にγアルミナをウォッシュコートした状態でNOX の吸着割合をテストした結果がグラフとして示されている。排気ガス温度が100℃の低温時には,プラズマ放電環境ではNOX の吸着割合は100%と高く,排気ガス温度が300℃まではNOX の吸着率が極めて高い状態を維持しているが,排気ガス温度が上昇するに従って吸着比率が低下し,400℃では分子運動が活発になって吸着割合は0%近くになり,400℃以上ではほとんど0%となり,それに反して排気ガス温度が100℃〜350℃では,NOX の吐き出し割合はほとんど0%であったが,排気ガス温度が400℃に上昇すると吐き出し比率が上昇し始め,550℃では吐き出し割合は100%近くになる。一方,NOX 還元触媒や還元剤の活性領域は,それらの種類で異なるが,200℃程度の低温域でのN2 への還元は小さく,排気ガス温度が上昇するに従って還元率が高くなっている。一方,図5に示すNOX 還元触媒や還元剤の活性領域は,300℃以下では,還元率が低く,350℃〜450℃では,NOX のN2 への還元能力が極めて高くなっている。そこで,排気ガス温度の低温時には,NOX をハニカムガス通路25の壁面に一旦捕捉即ち吸着し,排気ガス温度が高温になってプラズマ放電を停止し,ハニカムガス通路25の壁面からNOX を放出即ち吐き出させ,同時に還元剤をハニカムガス通路25に供給し,NOX のN2 への高い還元能力を発揮させる。即ち,NOX のハニカムガス通路25の多孔質セラミックスの壁面に対する吸着・吐き出し特性を考慮して,排気ガスG中からのNOX を低温時に吸着させ,高温時にNOX を吐き出させてN2 に還元して消失させるように,コントローラ20は排気ガス温度の高温時に応答して還元剤供給装置28から還元剤14をハニカムガス通路25に供給するように制御するように構成されている。
この排気ガス浄化装置は,上記のように構成されており,エンジン又は燃焼機器から排出された排気ガスGがハウジング17の入口22から流入し,ハウジング17内に流入した排気ガスは,まず,排気ガスGがプラズマ反応器6の入口からハニカムガス通路25に流入する。ハニカムガス通路25の内壁面8には,酸化触媒が担持されているので,排気ガス中のNOをNO2 に酸化変換させる。ハニカムガス通路25に流入した排気ガスGは,多孔質のセラミックスから成る壁面に沿って通過し,この時,排気ガス温度が高い場合には,多孔質セラミックス2の内壁面8で捕捉された粒子状物質PMを酸化反応で消滅させ,ハニカムガス通路25を通り抜けて出口から放出される。
この排気ガス浄化装置は,排気ガス温度が低温では,排気ガスはハニカムガス通路25の入口から流入し,次いで,多孔質セラミックス2の内壁面8に沿って出口へ流出するが,この時,ハニカムガス通路25内はプラズマ放電環境になっているため,導電部材3の高圧側電極4とアース側電極5との間に高電圧を印加すると,プラズマ放電を起こり,ハニカムガス通路25の内壁面8に付着した粒子状物質はプラズマ放電により生成したオゾン,活性酸素により二酸化炭素(CO2 )になり,出口から排出される。一方,図4のグラフに示すように,排気ガス温度が低温時には,高圧側電極4がONしているので,NOX はプラズマ放電下でγアルミナ等の多孔質セラミックス2でなる内壁面8に吸着される。他方,排気ガス温度が高温になると,プラズマ放電がOFFになり,プラズマ放電がOFFになると,今まで内壁面8に吸着されていたNOX が解放即ち吐き出され,この時,還元剤供給装置28が作動して還元剤14が供給され,NOX がN2 に還元され,排気ガスGが浄化される。また,この排気ガス浄化装置は,排気ガス温度が高温の時には,粒子状物質は酸化触媒により反応燃焼できるので,プラズマ放電は下流側導電部材19のみのONで十分になる。
この発明によるプラズマ反応器及びそれを用いた排気ガス浄化装置は,ディーゼルエンジン等の原動機やバーナやボイラ等の燃焼機器からの排気ガスに含まれる煤,黒煙等の粒子状物質,NOX 等の有害物質をプラズマ放電で発生したオゾンや活性酸素を用いて酸化燃焼させたり還元させて消滅させるのに好ましいものである。
1 緻密質セラミックス
2 多孔質セラミックス
3 導電部材
4 高圧側電極
5 アース側電極
6 プラズマ反応器
7 ハニカム通路
8 内壁面(多孔質セラミックス)
9 燃料噴射ノズル
10 ハニカム構造体
10H ハニカム部材
11 温度センサ
12 プラズマ発生用電源(高圧電源)
14 NOX 還元剤(軽油,燃料)
15 ウォッシュコート材料
16 断熱材
17 ハウジング
18 上流側導電部材
19 下流側導電部材
20 コントローラ
21 排気ガス通路
24 アース側導電部材
25 ハニカムガス通路
26 リブ(ハニカム部材)
27 封止材料
28 還元剤供給装置
32 絶縁部材
G 排気ガス

Claims (15)

  1. エンジン又は燃焼機器からの排気ガスを排出する排気ガス通路に配設され,前記排気ガス中に含まれるNOX ,粒子状物質等の有害物質をプラズマ放電を用いて消失させて前記排気ガスを浄化し且つ上流側の前記排気ガス通路にNO X 還元剤を供給する還元剤供給装置が配設されたプラズマ反応器において,
    断面が多角形,楕円形,円形等の形状のハニカム通路を複数段で且つ複数列に配置したセラミックスから成るハニカム部材における偶数段の前記ハニカム通路をハニカムガス通路に構成し且つ奇数段の前記ハニカム通路に電極を構成する導電部材を埋め込み,
    前記ハニカムガス通路を挟むそれぞれの前記導電部材を電気的に絶縁して前記プラズマ放電が可能な高電圧に印加可能であるハニカム構造体を構成し,
    前記ハニカム構造体の前記導電部材を前記ハニカムガス通路の上流側と下流側とにそれぞれ個別に前記高電圧を印加できる上流側と下流側との導電部材に分割構成し,
    排気ガス温度が低温時には前記導電部材の両前記電極間に前記高電圧に印加し,少なくとも前記ハニカムガス通路の上流側又は下流側のいずれか一方側では前記NOX を吸着し,他方側では前記粒子状物質を吸着して前記プラズマ放電により発生した活性酸素又はオゾンにより酸化燃焼し,
    前記排気ガス温度の高温時には上流側又は下流側の前記NO X を吸着した前記導電部材の前記電極間に対する高電圧の印加を停止させて低温時に吸着した前記NOX を吐き出させ,他方の前記電極間は引き続き前記高電圧を印加して前記粒子状物質の吸着と酸化燃焼を継続し,前記還元剤供給装置から前記NOX 還元剤を供給して前記排気ガス中の前記NOX と前記ハニカムガス通路の壁面から吐き出された前記NOX とをN2 に還元して前記排気ガスを浄化することを特徴とするプラズマ反応器。
  2. 前記ハニカム部材を構成するリブの中心部はアルミナ,コージライト,窒化アルミ,チタン酸アルミ,ゼオライトから選択される絶縁性と高い誘電率とを有する緻密質セラミックスで構成され,前記ハニカムガス通路の内面は多孔質セラミックスで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ反応器。
  3. 前記ハニカム部材を構成する前記リブの前記中心部を構成する前記緻密質セラミックスと,前記ハニカムガス通路の内面を構成する前記多孔質セラミックスとは,同質のセラミック材料で構成されていることを特徴とする請求項2に記載のプラズマ反応器。
  4. 前記ハニカムガス通路の内面の一部は,γアルミナ,ゼオライト又はγアルミナとゼオライトから成るウォッシュコート材料でウォッシュコートされていることを特徴とする請求項2又は3に記載のプラズマ反応器。
  5. 前記ウォッシュコート材料には酸化触媒が担持されていることを特徴とする請求項4に記載のプラズマ反応器。
  6. 前記導電部材は,前記ハニカム通路に挿入された金属板,金網,又は前記ハニカム通路の壁面に導電性ペーストを塗布して焼成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のプラズマ反応器。
  7. 前記導電部材は,タングステン又はモリブデンを50wt%以上含有していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のプラズマ反応器。
  8. 前記導電部材が配設された前記ハニカム通路は非通気性のセラミック材料等の封止材料で封止されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のプラズマ反応器。
  9. 前記ハニカムガス通路を構成する壁面の少なくとも一部には,NOX 還元触媒が担持されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のプラズマ反応器。
  10. 前記上流側導電部材と前記下流側導電部材との前記電極に高電圧を印加するプラズマ発生用電源は,高周波数のパルス電源であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のプラズマ反応器。
  11. エンジン又は燃焼機器からの排気ガスを排出する排気ガス通路に配置され,前記排気ガス中に含まれるNOX ,粒子状物質等の有害物質をプラズマ放電を用いて消失させて前記排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置において,
    前記排気ガス通路には,上記の請求項1−10のいずれかに1項に記載されている前記プラズマ反応器が配設されており,
    前記プラズマ反応器の上流側の前記排気ガス通路にNOX 還元剤を供給するNOX 還元装置が配設されており,前記NOX 還元装置から供給される前記NOX 還元剤によって前記NOX が還元されて,前記排気ガスが浄化されることを特徴とするプラズマ放電を用いた排気ガス浄化装置。
  12. 前記プラズマ発生用電源は前記排気ガス温度に応答してON/OFFが制御され,前記NOX の吸着側の前記導電部材の前記電極は前記排気ガス温度が予め決められた所定の温度以下の低温領域ではONし,それより高温領域ではOFFし,前記粒子状物質を酸化燃焼させる側の前記導電部材の前記電極は常時ONする制御がされることを特徴とする請求項11に記載のプラズマ放電を用いた排気ガス浄化装置。
  13. 前記NOX 還元装置は,前記排気ガス温度に応答してON/OFFが制御され,前記排気ガス温度が予め決められた所定の温度以下の低温領域ではOFFし,それより高温領域ではONする制御がされることを特徴とする請求項11又は12に記載のプラズマ放電を用いた排気ガス浄化装置。
  14. 前記還元剤は,アンモニア,尿素,又は軽油,ガソリン,アルコール等の炭化水素であることを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載のプラズマ放電を用いた排気ガス浄化装置。
  15. 前記プラズマ反応器に流入する前記排気ガス温度は,吸気スロットル,ポストインジェクション,酸化触媒装置の上流側に配設された燃料噴射装置,又は排気シャッタの作動によって制御されることを特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に記載のプラズマ放電を用いた排気ガス浄化装置。
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