JP5355580B2 - 共振器およびオーバーサンプリングa/d変換器 - Google Patents
共振器およびオーバーサンプリングa/d変換器 Download PDFInfo
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Description
本発明は、共振器に関し、特に、連続時間型オーバーサンプリングΔΣ変換器に好適な共振器に関する。
オーバーサンプリングA/D変換器は通信機器のフロントエンドや音声信号の変換などに広く用いられており、現在の通信、映像、音声信号処理回路に必須の回路技術である。オーバーサンプリングA/D変換器の一つに、積分器や共振器などの連続時間型フィルタを備えた連続時間型ΔΣA/D変換器(CTDS-ADC:Continuous Time Delta-Sigma A/D converter)がある。
一般的なCTDS−ADCでは、入力信号は縦続接続されたn個の連続時間型フィルタを通過した後に量子化器によって量子化され、量子化器のデジタル出力はn個のD/A変換器によってアナログ電流信号に変換されてからn個の連続時間型フィルタのそれぞれにフィードバックされる。CTDS−ADCはアナログ回路部分にスイッチを含まないため低電圧化が可能である。また、サンプリングフィルタを用いた場合に通常必要となる前置フィルタがCTDS−ADCでは不要である。これらの点から、CTDS−ADCは通信システムへの応用に適しており、近年、応用開発研究が盛んとなっている。
CTDS−ADCの分解能およびSN特性を向上させるには量子化ノイズ伝達関数の次数を上げる必要がある。しかし、高次の伝達特性を実現するには多くの演算増幅器が必要となり、回路規模および消費電力の点で不利である。そこで、少ない演算増幅器で高次の伝達特性を実現することが求められる。その一例として、図9に示したような、1個の演算増幅器で2次の伝達特性を実現する共振器がある。この共振器は、演算増幅器10の出力端と反転入力端との間にツインT型ノッチフィルタを挿入した構成となっており、抵抗素子Rinを介して演算増幅器10の反転入力端に信号Vinが入力され、演算増幅器10の出力端から信号Voutを出力する。ツインT型ノッチフィルタは、抵抗素子11および12ならびに容量素子23で構成された第1のT型フィルタと容量素子21および22ならびに抵抗素子13で構成された第2のT型フィルタとで構成される(例えば、特許文献1参照)。ツインT型ノッチフィルタの共振周波数では演算増幅器10の出力端から非反転入力端に信号がフィードバックされなくなるため、演算増幅器10のフィードバックループは実質的にオープン状態となり、非常に高い利得を得ることができる。また、共振器ではないが、演算増幅器の反転入力端ではなく、第1および第2のT型フィルタの中間ノードに信号を入力するようにした2次フィルタが公知である(例えば、特許文献2参照)。
特開平3−216559号公報
米国特許第4553103号明細書
上記の2次共振器において、抵抗素子11〜13の抵抗値をそれぞれR1,R2およびR3とし、容量素子21〜23の容量値をC1,C2およびC3とすると、共振条件は、
1/R3=1/R1+1/R2 かつ C3=C1+C2
である。また、伝達関数は次式で表される。ただし、sはラプラス演算子である。
1/R3=1/R1+1/R2 かつ C3=C1+C2
である。また、伝達関数は次式で表される。ただし、sはラプラス演算子である。
この伝達関数において、容量値C1および容量値C2は分子の1次および0次の係数ならびに分母の0次の係数のいずれにも含まれる。したがって、sの1次の項を変更するために容量値C1および容量値C2の少なくとも一方を変更すると、極周波数およびsの0次の項も同時に変化してしまう。このように、従来の2次共振器では伝達関数の各係数が相互に関連しているため、所望の伝達特性を実現するのに多大な設計労力が必要となる。また、各種アプリケーションに応じて動的に伝達特性を所望値に変更することも困難である。
上記問題に鑑み、本発明は、1個の演算増幅器を用いて構成された2次共振器の伝達特性を容易に設定および変更できるようにすることを課題とする。
上記課題を解決するために本発明では下記のような手段を講じた。まず、本発明の一態様としての共振器は、非反転入力端がグランドに接続された演算増幅器と、第1のノードと演算増幅器の反転入力端との間に接続された第1の抵抗素子と、第1のノードと演算増幅器の出力端との間に接続された第2の抵抗素子と、第2のノードと演算増幅器の反転入力端との間に接続された第1の容量素子と、第2のノードと演算増幅器の出力端との間に接続された第2の容量素子と、第1のノードとグランドとの間に接続された第3の容量素子と、第2のノードとグランドとの間に接続された第3の抵抗素子と、第1のノードと信号入力端との間に接続された第4の抵抗素子と、第2のノードと信号入力端との間に接続された第4の容量素子と、第1のノードと信号入力端との間に接続された第5の容量素子と、第2のノードとグランドとの間に接続された第6の容量素子とを備えている。好ましくは、第1、第2、および第4の抵抗素子の各抵抗値の逆数総和と、第3の抵抗素子の抵抗値の逆数とを等しくし、かつ、第3および第5の容量素子の各容量値の総和と、第1、第2、第4、および第6の容量素子の各容量値の総和とを等しくする。これによると、伝達関数の各係数を独立して変更することができる。したがって、共振器の伝達特性を容易に設定および変更することができる。
第2および第4の抵抗素子の抵抗値ならびに第4および第5の容量素子の容量値は可変であってもよい。具体的には、第2および第4の抵抗素子は、一端が第1のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される抵抗素子が、複数個並列接続されたものである。第4の容量素子は、一端が第2のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される容量素子が、複数個並列接続されたものである。第5の容量素子は、一端が第1のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される容量素子が、複数個並列接続されたものである。これによると、共振条件を満たしつつ伝達関数を動的に変更することができる。
また、上記の共振器は、第1のノードと第2の信号入力端との間に接続され、第2の抵抗素子の1/α倍の抵抗値の第5の抵抗素子と、第2のノードと第2の信号入力端との間に接続され、第2の容量素子のα倍の容量値の第7の容量素子とを備えていてもよい。これによると、加算器を設けることなく二つの入力信号を加算することができる。
第2、第4および第5の抵抗素子の抵抗値ならびに第4および第5の容量素子の容量値は可変であってもよい。具体的には、第2、第4および第5の抵抗素子は、一端が第1のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される抵抗素子が、複数個並列接続されたものである。第4の容量素子は、一端が第2のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される容量素子が、複数個並列接続されたものである。第5の容量素子は、一端が第1のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される容量素子が、複数個並列接続されたものである。これによると、二つの入力信号を加算することに加え、共振条件を満たしつつ伝達関数を動的に変更することができる。
一方、本発明の別態様としての共振器は、非反転入力端がグランドに接続された演算増幅器と、第1のノードと演算増幅器の反転入力端との間に接続された第1の抵抗素子と、第1のノードと演算増幅器の出力端との間に接続された第2の抵抗素子と、第2のノードと演算増幅器の反転入力端との間に接続された第1の容量素子と、第2のノードと演算増幅器の出力端との間に接続された第2の容量素子と、第1のノードとグランドとの間に接続された第3の容量素子と、第2のノードとグランドとの間に接続された第3の抵抗素子と、第1のノードと信号入力端との間に接続された第4の抵抗素子と、第2のノードと信号入力端との間に接続された第4の容量素子と、第2のノードと信号入力端との間に接続された第5の抵抗素子と、第1のノードとグランドとの間に接続された第6の抵抗素子とを備えている。好ましくは、第1、第2、第4、および第6の抵抗素子の各抵抗値の逆数総和と、第3および第5の抵抗素子の各抵抗値の逆数総和とを等しくし、かつ、第3の容量素子の容量値と、第1、第2、および第4の容量素子の各容量値の総和とを等しくする。これによると、伝達関数の各係数を独立して変更することができる。したがって、共振器の伝達特性を容易に設定および変更することができる。
第2、第4および第5の抵抗素子の抵抗値ならびに第4の容量素子の容量値は可変であってもよい。具体的には、第2および第4の抵抗素子は、一端が第1のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される抵抗素子が、複数個並列接続されたものである。第5の抵抗素子は、一端が第2のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される抵抗素子が、複数個並列接続されたものである。第4の容量素子は、一端が第2のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される容量素子が、複数個並列接続されたものである。これによると、共振条件を満たしつつ伝達関数を動的に変更することができる。
また、上記共振器は、第1のノードと第2の信号入力端との間に接続され、第2の抵抗素子の1/α倍の抵抗値の第7の抵抗素子と、第2のノードと第2の信号入力端との間に接続され、第2の容量素子のα倍の容量値の第5の容量素子とを備えていてもよい。これによると、加算器を設けることなく二つの入力信号を加算することができる。
第2、第4、第5および第7の抵抗素子の抵抗値ならびに第4の容量素子の容量値は可変であってもよい。具体的には、第2、第4および第7の抵抗素子は、一端が第1のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される抵抗素子が、複数個並列接続されたものである。第5の抵抗素子は、一端が第2のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される抵抗素子が、複数個並列接続されたものである。第4の容量素子は、一端が第2のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される容量素子が、複数個並列接続されたものである。これによると、二つの入力信号を加算することに加え、共振条件を満たしつつ伝達関数を動的に変更することができる。
本発明によると、1個の演算増幅器を用いて構成された2次共振器について、設計時に伝達特性を容易に設定することができる。また、動作時に伝達特性を容易に変更することができる。
10 演算増幅器
11 抵抗素子(第1の抵抗素子)
12 抵抗素子(第2の抵抗素子)
13 抵抗素子(第3の抵抗素子)
14 抵抗素子(第4の抵抗素子)
15 抵抗素子(第5の抵抗素子)
16 抵抗素子(第6の抵抗素子)
17 抵抗素子(第7の抵抗素子、第5の抵抗素子)
21 容量素子(第1の容量素子)
22 容量素子(第2の容量素子)
23 容量素子(第3の容量素子)
24 容量素子(第4の容量素子)
25 容量素子(第5の容量素子)
26 容量素子(第6の容量素子)
27 容量素子(第7の容量素子、第5の容量素子)
100 共振器
100’共振器
101 中間ノード(第1のノード)
102 中間ノード(第2のノード)
R 抵抗素子
C 容量素子
11 抵抗素子(第1の抵抗素子)
12 抵抗素子(第2の抵抗素子)
13 抵抗素子(第3の抵抗素子)
14 抵抗素子(第4の抵抗素子)
15 抵抗素子(第5の抵抗素子)
16 抵抗素子(第6の抵抗素子)
17 抵抗素子(第7の抵抗素子、第5の抵抗素子)
21 容量素子(第1の容量素子)
22 容量素子(第2の容量素子)
23 容量素子(第3の容量素子)
24 容量素子(第4の容量素子)
25 容量素子(第5の容量素子)
26 容量素子(第6の容量素子)
27 容量素子(第7の容量素子、第5の容量素子)
100 共振器
100’共振器
101 中間ノード(第1のノード)
102 中間ノード(第2のノード)
R 抵抗素子
C 容量素子
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
《第1の実施形態》
図1は、第1の実施形態に係る共振器の構成を示す。本実施形態に係る共振器において、演算増幅器10の非反転入力端は接地されており、出力端と反転入力端との間にはツインT型ノッチフィルタが挿入されている。演算増幅器10の出力が共振器の出力信号Voutである。第1のT型フィルタは抵抗素子11、抵抗素子12および容量素子23で構成され、第2のT型フィルタは容量素子21、容量素子22および抵抗素子13で構成されている。そして、第1のT型フィルタにおける中間ノード101には並列接続された抵抗素子14および容量素子25を介して信号Vinが入力され、第2のT型フィルタにおける中間ノード102には容量素子24を介して信号Vinが入力される。さらに、中間ノード102には一端が接地された容量素子26が接続されている。
図1は、第1の実施形態に係る共振器の構成を示す。本実施形態に係る共振器において、演算増幅器10の非反転入力端は接地されており、出力端と反転入力端との間にはツインT型ノッチフィルタが挿入されている。演算増幅器10の出力が共振器の出力信号Voutである。第1のT型フィルタは抵抗素子11、抵抗素子12および容量素子23で構成され、第2のT型フィルタは容量素子21、容量素子22および抵抗素子13で構成されている。そして、第1のT型フィルタにおける中間ノード101には並列接続された抵抗素子14および容量素子25を介して信号Vinが入力され、第2のT型フィルタにおける中間ノード102には容量素子24を介して信号Vinが入力される。さらに、中間ノード102には一端が接地された容量素子26が接続されている。
ここで、抵抗素子11〜14の抵抗値をそれぞれR1,R2,R3およびR4とし、容量素子21〜26の容量値をC1,C2,C3,C4,C5およびC6とすると、共振条件は、
1/R1+1/R2+1/R4=1/R3 かつ C3+C5=C1+C2+C4+C6
である。すなわち、共振条件は、中間ノード101に接続された素子を並列接続した場合の合成アドミタンスと中間ノード102に接続された素子を並列接続した場合の合成アドミタンスとが等しいことである。また、容量素子25および容量素子26の容量値が等しい場合、伝達関数は次式で表される。
1/R1+1/R2+1/R4=1/R3 かつ C3+C5=C1+C2+C4+C6
である。すなわち、共振条件は、中間ノード101に接続された素子を並列接続した場合の合成アドミタンスと中間ノード102に接続された素子を並列接続した場合の合成アドミタンスとが等しいことである。また、容量素子25および容量素子26の容量値が等しい場合、伝達関数は次式で表される。
この伝達関数において、抵抗値R2は分母の0次の係数にのみ、容量値C4は分子の2次の係数にのみ、容量値C5は分子の1次の係数にのみ、抵抗値R4は分子の0次の係数にのみ含まれる。これは、これら素子値を変更することでこれら4つの係数を互いに独立して変更することができることを意味する。すなわち、本実施形態に係る共振器によると、抵抗値R2を調整することで極周波数を任意に設定することができる。また、容量値C4、容量値C5および抵抗値R4を調整することで任意の2次式を作り出すことができる。
伝達関数を動的に変更する場合、上記4つの素子値のみを変更すると共振条件が崩れるおそれがある。そこで、共振条件を満たしつつ伝達関数を動的に変更できるようにするためには、抵抗素子12、抵抗素子14、容量素子24および容量素子25を次のように構成するとよい。
図2は、抵抗値が可変の抵抗素子12および抵抗素子14の構成例を示す。抵抗素子Rの一端は中間ノード(抵抗素子12および抵抗素子14のいずれの場合も中間ノード101)に接続され、他端は信号パス(抵抗素子12の場合は演算増幅器10の出力端、抵抗素子14の場合は信号Vinの入力端)およびグランドのいずれか一方に選択的に接続されるようになっている。そして、そのような抵抗素子Rが複数個並列接続されている。制御信号CTLで抵抗素子Rの並列接続数を制御することで、抵抗値R2および抵抗値R4を変更することができる。
図3は、容量値が可変の容量素子24および25の構成例を示す。容量素子Cの一端は中間ノード(容量素子24の場合は中間ノード102、容量素子25の場合は中間ノード101)に接続され、他端は信号パス(容量素子24および容量素子25のいずれの場合も信号Vinの入力端)およびグランドのいずれか一方に選択的に接続されるようになっている。そして、そのような容量素子Cが複数個並列接続されている。制御信号CTLで容量素子Cの並列接続数を制御することで、容量値C4および容量値C5を変更することができる。
ここで、抵抗素子Rおよび容量素子Cの他端が信号パスおよびグランドのいずれに接続されようとも、中間ノード101に接続された素子を並列接続した場合の合成アドミタンスおよび中間ノード102に接続された素子を並列接続した場合の合成アドミタンスはいずれも同じである。すなわち、抵抗値R2、抵抗値R4、容量値C4および容量値C5の変更にかかわらず共振条件は保たれたままである。したがって、共振条件を満たしつつ伝達関数を動的に変更することができる。
本実施形態に係る共振器を用いることで、少ない個数の演算増幅器で高次の伝達特性を有するCTDS−ADCを構成することができる。例えば、5次の積分特性を有するCTDS−ADCの場合、次式で表される伝達特性F(s)を持つ連続時間型フィルタが必要となる。このような連続時間型フィルタは、1個の1次積分器と2個の図1の共振器を縦続接続することで実現することができる。
図4は、本実施形態に係る共振器を用いたCTDS−ADCの構成を示す。図4において、符号100は本実施形態に係る共振器、符号110は1次積分器、符号120は加算器、符号130は量子化器、符号140はD/A変換器(電圧電流変換器)をそれぞれ示す。
なお、図4のCTDS−ADCでは、入力信号を量子化器130の入力にフィードフォワードしているが、これは量子化ノイズだけが連続時間型フィルタを通過するようにして連続時間型フィルタに要求される線形特性やダイナミックレンジなどを緩和するためである。その詳細については特開昭63−39216号公報に開示されている。なお、入力信号を量子化器130の入力にフィードフォワードしなくてもよい。
《第2の実施形態》
図5は、第2の実施形態に係る共振器の構成を示す。本実施形態に係る共振器において、演算増幅器10の非反転入力端は接地されており、出力端と反転入力端との間にはツインT型ノッチフィルタが挿入されている。演算増幅器10の出力が共振器の出力信号Voutである。第1のT型フィルタは抵抗素子11、抵抗素子12および容量素子23で構成され、第2のT型フィルタは容量素子21、容量素子22および抵抗素子13で構成されている。そして、第1のT型フィルタにおける中間ノード101には抵抗素子14を介して信号Vinが入力され、第2のT型フィルタにおける中間ノード102には並列接続された抵抗素子15および容量素子24を介して信号Vinが入力される。さらに、中間ノード101には一端が接地された抵抗素子16が接続されている。
図5は、第2の実施形態に係る共振器の構成を示す。本実施形態に係る共振器において、演算増幅器10の非反転入力端は接地されており、出力端と反転入力端との間にはツインT型ノッチフィルタが挿入されている。演算増幅器10の出力が共振器の出力信号Voutである。第1のT型フィルタは抵抗素子11、抵抗素子12および容量素子23で構成され、第2のT型フィルタは容量素子21、容量素子22および抵抗素子13で構成されている。そして、第1のT型フィルタにおける中間ノード101には抵抗素子14を介して信号Vinが入力され、第2のT型フィルタにおける中間ノード102には並列接続された抵抗素子15および容量素子24を介して信号Vinが入力される。さらに、中間ノード101には一端が接地された抵抗素子16が接続されている。
ここで、抵抗素子11〜16の抵抗値をそれぞれR1,R2,R3,R4,R5およびR6とし、容量素子21〜24の容量値をC1,C2,C3およびC4とすると共振条件は、
1/R1+1/R2+1/R4+1/R6=1/R3+1/R5 かつ C3=C1+C2+C4
である。また、抵抗素子15および抵抗素子16の抵抗値が等しい場合、伝達関数は次式で表される。
1/R1+1/R2+1/R4+1/R6=1/R3+1/R5 かつ C3=C1+C2+C4
である。また、抵抗素子15および抵抗素子16の抵抗値が等しい場合、伝達関数は次式で表される。
したがって、本実施形態に係る共振器についても、抵抗値R2を調整することで極周波数を任意に設定することができる。また、容量値C4、抵抗値R5およびR4を調整することで任意の2次式を作り出すことができる。
なお、共振条件を満たしつつ伝達関数を動的に変更するには、抵抗素子12、抵抗素子14、抵抗素子15および容量素子24を図2および図3に示した可変抵抗および可変容量として適宜構成するとよい。また、図示は省略するが、本実施形態に係る共振器を用いて、図4と類似のCTDS−ADCを構成することができる。
《第3の実施形態》
図6は、第3の実施形態に係る共振器の構成を示す。本実施形態に係る共振器は、第1の実施形態に係る共振器(図1参照)に抵抗素子17および容量素子27を追加したものである。抵抗素子17は中間ノード101と信号Vin2の入力端との間に接続され、容量素子27は中間ノード102と信号Vin2の入力端との間に接続されている。
図6は、第3の実施形態に係る共振器の構成を示す。本実施形態に係る共振器は、第1の実施形態に係る共振器(図1参照)に抵抗素子17および容量素子27を追加したものである。抵抗素子17は中間ノード101と信号Vin2の入力端との間に接続され、容量素子27は中間ノード102と信号Vin2の入力端との間に接続されている。
ここで、抵抗素子17の抵抗値をR2/αとし、容量素子27の容量値をαC2とすると、共振条件は、
1/R1+(1+α)/R2+1/R4=1/R3 かつ C3+C5=C1+(1+α)C2+C4+C6
である。また、容量素子25および容量素子26の容量値が等しい場合、伝達関数は次式で表される。この伝達関数から、信号Vinと信号Vin2とが加算されることがわかる。
1/R1+(1+α)/R2+1/R4=1/R3 かつ C3+C5=C1+(1+α)C2+C4+C6
である。また、容量素子25および容量素子26の容量値が等しい場合、伝達関数は次式で表される。この伝達関数から、信号Vinと信号Vin2とが加算されることがわかる。
共振条件を満たしつつ伝達関数を動的に変更するには、抵抗素子12、抵抗素子14、抵抗素子17、容量素子24および容量素子25を図2および図3に示した可変抵抗および可変容量として適宜構成するとよい。
本実施形態に係る共振器は二つの入力信号(場合によっては3つ以上の入力信号)を加算することができるため、本実施形態に係る共振器をCTDS−ADCに用いることで、図4のCTDS−ADCにおける加算器120を省略することができる。図7は、本実施形態に係る共振器を用いたCTDS−ADCの構成を示す。本実施形態に係る共振器100’は、共振器100の出力を積分したものに、フィードフォワードした入力信号およびフィードバックした量子化器130の出力を加算して量子化器130に出力する。したがって、量子化器130の前段に加算器は不要であり、回路規模および消費電力を低減することができる。
《第4の実施形態》
図8は、第4の実施形態に係る共振器の構成を示す。本実施形態に係る共振器は、第2の実施形態に係る共振器(図5参照)に抵抗素子17および容量素子27を追加したものである。抵抗素子17は中間ノード101と信号Vin2の入力端との間に接続され、容量素子27は中間ノード102と信号Vin2の入力端との間に接続されている。
図8は、第4の実施形態に係る共振器の構成を示す。本実施形態に係る共振器は、第2の実施形態に係る共振器(図5参照)に抵抗素子17および容量素子27を追加したものである。抵抗素子17は中間ノード101と信号Vin2の入力端との間に接続され、容量素子27は中間ノード102と信号Vin2の入力端との間に接続されている。
ここで、抵抗素子17の抵抗値をR2/αとし、容量素子27の容量値をαC2とすると、共振条件は、
1/R1+(1+α)/R2+1/R4+1/R6=1/R3+1/R5 かつ C3=C1+(1+α)C2+C4
である。また、抵抗素子15および抵抗素子16の抵抗値が等しい場合、伝達関数は次式で表される。この伝達関数から、信号Vinと信号Vin2とが加算されることがわかる。
1/R1+(1+α)/R2+1/R4+1/R6=1/R3+1/R5 かつ C3=C1+(1+α)C2+C4
である。また、抵抗素子15および抵抗素子16の抵抗値が等しい場合、伝達関数は次式で表される。この伝達関数から、信号Vinと信号Vin2とが加算されることがわかる。
共振条件を満たしつつ伝達関数を動的に変更するには、抵抗素子12、抵抗素子14、抵抗素子15、抵抗素子17および容量素子24を図2および図3に示した可変抵抗および可変容量として適宜構成するとよい。また、図示は省略するが、本実施形態に係る共振器を用いて、図7と類似のCTDS−ADCを構成することができる。
本発明に係る共振器およびオーバーサンプリングA/D変換器は伝達特性を容易に変更することができるため、携帯通信機器などに有用である。
Claims (15)
- 非反転入力端がグランドに接続された演算増幅器と、
第1のノードと前記演算増幅器の反転入力端との間に接続された第1の抵抗素子と、
前記第1のノードと前記演算増幅器の出力端との間に接続された第2の抵抗素子と、
第2のノードと前記演算増幅器の反転入力端との間に接続された第1の容量素子と、
前記第2のノードと前記演算増幅器の出力端との間に接続された第2の容量素子と、
前記第1のノードとグランドとの間に接続された第3の容量素子と、
前記第2のノードとグランドとの間に接続された第3の抵抗素子と、
前記第1のノードと信号入力端との間に接続された第4の抵抗素子と、
前記第2のノードと前記信号入力端との間に接続された第4の容量素子と、
前記第1のノードと前記信号入力端との間に接続された第5の容量素子と、
前記第2のノードとグランドとの間に接続された第6の容量素子とを備えている
ことを特徴とする共振器。 - 請求項1の共振器において、
前記第1、第2、および第4の抵抗素子の各抵抗値の逆数総和と、前記第3の抵抗素子の抵抗値の逆数とが等しく、かつ、
前記第3および第5の容量素子の各容量値の総和と、前記第1、第2、第4、および第6の容量素子の各容量値の総和とが等しい
ことを特徴とする共振器。 - 請求項1および2のいずれか一つの共振器において、
前記第2および第4の抵抗素子の抵抗値ならびに前記第4および第5の容量素子の容量値は可変である
ことを特徴とする共振器。 - 請求項3の共振器において、
前記第2および第4の抵抗素子は、一端が前記第1のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される抵抗素子が、複数個並列接続されたものであり、
前記第4の容量素子は、一端が前記第2のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される容量素子が、複数個並列接続されたものであり、
前記第5の容量素子は、一端が前記第1のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される容量素子が、複数個並列接続されたものである
ことを特徴とする共振器。 - 請求項1および2のいずれか一つの共振器において、
前記第1のノードと第2の信号入力端との間に接続され、前記第2の抵抗素子の1/α倍の抵抗値の第5の抵抗素子と、
前記第2のノードと前記第2の信号入力端との間に接続され、前記第2の容量素子のα倍の容量値の第7の容量素子とを備えている
ことを特徴とする共振器。 - 請求項5の共振器において、
前記第2、第4および第5の抵抗素子の抵抗値ならびに前記第4および第5の容量素子の容量値は可変である
ことを特徴とする共振器。 - 請求項6の共振器において、
前記第2、第4および第5の抵抗素子は、一端が前記第1のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される抵抗素子が、複数個並列接続されたものであり、
前記第4の容量素子は、一端が前記第2のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される容量素子が、複数個並列接続されたものであり、
前記第5の容量素子は、一端が前記第1のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される容量素子が、複数個並列接続されたものである
ことを特徴とする共振器。 - 非反転入力端がグランドに接続された演算増幅器と、
第1のノードと前記演算増幅器の反転入力端との間に接続された第1の抵抗素子と、
前記第1のノードと前記演算増幅器の出力端との間に接続された第2の抵抗素子と、
第2のノードと前記演算増幅器の反転入力端との間に接続された第1の容量素子と、
前記第2のノードと前記演算増幅器の出力端との間に接続された第2の容量素子と、
前記第1のノードとグランドとの間に接続された第3の容量素子と、
前記第2のノードとグランドとの間に接続された第3の抵抗素子と、
前記第1のノードと信号入力端との間に接続された第4の抵抗素子と、
前記第2のノードと前記信号入力端との間に接続された第4の容量素子と、
前記第2のノードと前記信号入力端との間に接続された第5の抵抗素子と、
前記第1のノードとグランドとの間に接続された第6の抵抗素子とを備えている
ことを特徴とする共振器。 - 請求項8の共振器において、
前記第1、第2、第4、および第6の抵抗素子の各抵抗値の逆数総和と、前記第3および第5の抵抗素子の各抵抗値の逆数総和とが等しく、かつ、
前記第3の容量素子の容量値と、前記第1、第2、および第4の容量素子の各容量値の総和とが等しい
ことを特徴とする共振器。 - 請求項8および9のいずれか一つの共振器において、
前記第2、第4および第5の抵抗素子の抵抗値ならびに前記第4の容量素子の容量値は可変である
ことを特徴とする共振器。 - 請求項10の共振器において、
前記第2および第4の抵抗素子は、一端が前記第1のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される抵抗素子が、複数個並列接続されたものであり、
前記第5の抵抗素子は、一端が前記第2のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される抵抗素子が、複数個並列接続されたものであり、
前記第4の容量素子は、一端が前記第2のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される容量素子が、複数個並列接続されたものである
ことを特徴とする共振器。 - 請求項8および9のいずれか一つの共振器において、
前記第1のノードと第2の信号入力端との間に接続され、前記第2の抵抗素子の1/α倍の抵抗値の第7の抵抗素子と、
前記第2のノードと前記第2の信号入力端との間に接続され、前記第2の容量素子のα倍の容量値の第5の容量素子とを備えている
ことを特徴とする共振器。 - 請求項12の共振器において、
前記第2、第4、第5および第7の抵抗素子の抵抗値ならびに前記第4の容量素子の容量値は可変である
ことを特徴とする共振器。 - 請求項13の共振器において、
前記第2、第4および第7の抵抗素子は、一端が前記第1のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される抵抗素子が、複数個並列接続されたものであり、
前記第5の抵抗素子は、一端が前記第2のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される抵抗素子が、複数個並列接続されたものであり、
前記第4の容量素子は、一端が前記第2のノードに接続され、他端が信号パスおよびグランドのいずれか一方に選択的に接続される容量素子が、複数個並列接続されたものである
ことを特徴とする共振器。 - 請求項1から14のいずれか一つの共振器を備えている
ことを特徴とするオーバーサンプリングA/D変換器。
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